JP2570393Y2 - 接続端子及び接続部の構造 - Google Patents

接続端子及び接続部の構造

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JP2570393Y2
JP2570393Y2 JP5955591U JP5955591U JP2570393Y2 JP 2570393 Y2 JP2570393 Y2 JP 2570393Y2 JP 5955591 U JP5955591 U JP 5955591U JP 5955591 U JP5955591 U JP 5955591U JP 2570393 Y2 JP2570393 Y2 JP 2570393Y2
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insulating film
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政宏 笹田
義雄 加古
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金属箔エッチングヒー
ターや金属箔を電極とするヒーター、例えば高分子PT
Cヒーター等に使用する接続端子、及びそれを使用した
接続部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属箔エッチングヒーターとし
て、金属箔ヒーターエレメント並びにその両端の金属箔
電極を絶縁フィルムによって絶縁したものが公知であ
る。かかるヒーターにおいて金属箔電極にはリード線が
半田又は接続端子を用いて接続されている。以下、図6
により金属箔電極の接続部構造の一例を説明する。図6
は従来の金属箔電極の接続部構造の一例を示す断面図で
ある。図6において、6は金属箔電極であり、絶縁フィ
ルム5と7とに挾持されている。この絶縁フィルム5と
金属箔電極6には所定の位置に穴が開けられており、前
記穴の絶縁フィルム5側から2つの止め具を有するハト
メ金具12が嵌挿され、その上に前記穴とほぼ同径の穴
を有する雄型端子13が重置され、それらがカシメ固定
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら半田付け
による方法は、半田の塗布量,塗布面積,温度条件など
によって強度がばらつき易く、また、引っ張り強度など
が十分でないことも多く、自動車用などの高強度が要求
される用途に用いることができない。雄型端子をハトメ
によって固定する方法は、引っ張り強度はでるものの、
部品点数が2以上必要で、組み付け作業が複雑となり、
生産性が悪い。また、図6に示すような固定部分を2つ
以上有するような特殊なハトメを用いなければ、厚みが
厚くなったり、コンパクトな接続部を形成できなかっ
た。本考案者らは、1つの部品で引っ張り強度も十分で
る接続端子及び接続部の構造について種々検討した結果
本考案に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本考案は、鋭角に2
つに曲げられた略短冊形状の金属板の片方の面に、該面
にほぼ垂直に立ち上がったツメが設けられ、他方の面に
は該ツメに対向する位置に穴が設けられ、ツメを有さな
い面の先端部が雄型端子形状又は雌型端子形状に形成さ
れていることを特徴とする接続端子である。また、絶縁
フィルムが積層された金属箔電極と端末に接続端子を有
するリード線とを、接続端子を使用して接続する接続部
において、前述の接続端子のツメを有さない面及びツメ
を、金属箔電極と絶縁フィルムに予め開けられた穴に通
た後、接続端子のツメを有さない面に設けられた穴に
ツメを通し、次いで、前記ツメを曲げることにより接続
端子と金属箔電極と絶縁フィルムを一体化し、前記接続
端子のツメを有する面と金属箔電極面側に絶縁フィルム
の積層を施し絶縁したことを特徴とする接続部の構造で
ある。
【0005】
【作用】このような構造によれば、金属箔電極とリード
線とがハトメ金具を用いることなく接続端子だけで容易
に且つ確実に接続される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の内容を実施例により更に詳し
く説明するが、本考案はこれによって制限されるもので
はない。実施例1では、1つのツメを有する接続端子の
例を示した。図1は、本考案の実施例1における接続端
子の斜視図、図2は、本考案の実施例1における接続端
子の長軸方向断面図、図3は実施例1の接続端子を用い
た場合の接続部構造を示す長軸方向断面図である。図1
及び図2において板厚は約0.5mmであり、1はツ
メ、2はツメを有さない面に開けられた穴であり、該穴
はツメ1に対向する位置にある。3は雄型端子形状に形
成された部分でその長さは約8mmである。4は鋭角に
曲げられた部分であり、図1及び図2では約30度程度
であるが、90度以下であればよい。図3において、5
はベースの絶縁フィルムであり、厚みは約70μm、そ
れに6で示される厚み約40μmの金属箔電極が接着さ
れている。ツメ1は穴2を通ってから曲げられ、同時に
4の部分も更に鋭角に曲げられ接続端子と絶縁フィルム
5と金属箔電極6を一体化している。7は後から接続端
子と金属箔電極6を絶縁処理するために積層された厚み
約50μmの絶縁フィルムである。ツメの長さとしては
図2のような曲げ加工によって絶縁フィルム5,金属箔
電極6及び絶縁フィルム7が一体となるために十分な長
さであればよく、またツメの曲げる方向としては、図3
の逆側でもよい。3の部分は雌型端子形状に形成されて
いてもよい。ここで、接続部の強度を確認するために、
リセプタクル雌型端子の一端に絶縁電線をカシメ接続
し、雄型端子形状3の部分にはめ込み、電線と金属箔電
極との間の引っ張り強度をバネばかりで測定したところ
5kgf以上と、自動車部品としても使用し得る十分な
強度を示した。
【0007】比較例1として、図1に示した接続端子の
ツメが無いものを、実施例1と同様に接続部の構造を作
り、引っ張り強度を試験した。その結果引っ張り強度2
kgfと不十分な値を示し、破壊の様子を観察したとこ
ろ金属箔電極から接続端子が抜けており、金属箔電極に
も切れ込みが見られた。
【0008】実施例2では、2つのツメを有する、実施
例1と違う構造をした接続端子の例を示した。図4は、
本考案の実施例2における接続端子の側面図、図5は図
4の接続端子を用いた場合の接続部構造を示す短軸方向
断面図である。ここで用いる接続端子は実施例1と同様
板厚は約0.5mmである。8,8’はツメであり、9
はツメを有さない面に開けられた穴であり、ツメと対向
する位置に開けられている。10は雄型端子形状に形状
された部分でその長さは約8mmである。11は鋭角に
曲げられた部分であり、図4では約30度とされてい
る。図5において、5,6,7,は実施例1と同様であ
る。ツメ8,8’は絶縁フィルム5と金属箔電極6に開
けられた穴を通ってから曲げられ同時に11の部分も更
に鋭角に曲げらる。ツメ8,8’の先端付近は穴9に達
し、接続端子と絶縁フィルム5と金属箔電極6を一体化
している。ツメの長さとしては図5のような曲げ加工に
よって絶縁フィルム5,金属箔電極6,絶縁フィルム7
が一体となるために十分であればよい。10の部分は雌
型端子形状に形成されていてもよい。ここで、実施例1
と同様、接続部の強度を確認するために、リセプタクル
雌型端子の一端に絶縁電線をカシメ接続し、雄型端子形
状3の部分にはめ込み、電線と金属箔電極との間の引っ
張り強度をバネばかりで測定したところ5kgf以上
と、自動車部品としても使用し得る十分な強度を示し
た。
【0009】比較例2として、図6に示すような従来の
接続部の構造を作り、引っ張り強度を試験した。図6は
従来の金属箔電極の接続部構造の一例を示す断面図であ
り、12は2つの止め具を有するハトメ金具であり、1
3は、雄型端子である。板厚は実施例1と同様約0.5
mmである。このように構成部品は2つ必要であり、ま
たハンドリングは複雑であった。この場合も実施例1と
同様に引っ張り強度を測定したところ5kgf以上を示
した。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、1つの接続端子を用い
るだけで、コンパクトな接続部を形成でき、また、引っ
張り強度についても十分な値を示し、自動車用部品とし
ても使用できるようになった。そのため、金属箔エッチ
ングヒーターや金属箔を電極とするヒーターのアッセン
ブリ作業において、最も生産性の悪い工程であった端末
接続作業を簡単に効率よくできるようになり、ヒーター
自体を安価に生産できるようになる等、産業上有益であ
る。また、カード電線などのフィルム電線の端末部にも
使用でき、この分野への応用もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1における接続端子の斜視図で
ある。
【図2】本考案の実施例1における接続端子の長軸方向
断面図である。
【図3】実施例1の接続端子を用いた場合の接続部構造
を示す長軸方向断面図である。
【図4】本考案の実施例2における接続端子の側面図で
ある。
【図5】図4の接続端子を用いた場合の接続部構造を示
す短軸方向断面図である。
【図6】従来の金属箔電極の接続部構造の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ツメ 2 穴 3 雄型端子形状 4 曲げ部分 5 絶縁フィルム 6 金属箔電極 7 絶縁フィルム 8,8’ ツメ 9 穴 10 雄型端子形状 11 曲げ部分 12 ハトメ金具 13 雄型端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋭角に2つに曲げられた略短冊形状の金
    属板の片方の面に、該面にほぼ垂直に立ち上がったツメ
    (1)が設けられ、他方の面には該ツメ(1)に対向す
    る位置に穴(2)が設けられ、ツメを有さない面の先端
    部が雄型端子形状(3)又は雌型端子形状に形成されて
    いることを特徴とする接続端子。
  2. 【請求項2】 絶縁フィルム(5)が積層された金属箔
    電極(6)と端末に接続端子を有するリード線とを、接
    続端子を使用して接続する接続部において、請求項1に
    記載の接続端子のツメを有さない面及びツメ(1)を、
    金属箔電極(6)と絶縁フィルム(5)に予め開けられ
    た穴に通した後、接続端子のツメを有さない面に設けら
    れた穴(2)にツメ(1)を通し、次いで、前記ツメ
    (1)を曲げることにより接続端子と金属箔電極(6)
    と絶縁フィルム(5)を一体化し、前記接続端子のツメ
    を有する面と金属箔電極(6)面側に絶縁フィルム
    (7)の積層を施し絶縁したことを特徴とする接続部の
    構造。
JP5955591U 1991-07-02 1991-07-02 接続端子及び接続部の構造 Expired - Lifetime JP2570393Y2 (ja)

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JPH056781U JPH056781U (ja) 1993-01-29
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