JP2569924Y2 - 直線運動用ベアリング - Google Patents
直線運動用ベアリングInfo
- Publication number
- JP2569924Y2 JP2569924Y2 JP1992045581U JP4558192U JP2569924Y2 JP 2569924 Y2 JP2569924 Y2 JP 2569924Y2 JP 1992045581 U JP1992045581 U JP 1992045581U JP 4558192 U JP4558192 U JP 4558192U JP 2569924 Y2 JP2569924 Y2 JP 2569924Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- linear motion
- outer cylinder
- ball retainer
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は直線運動用ベアリングに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来か
ら軸1と、軸1に被嵌される外筒2と、外筒2の内側に
挿入されたボール保持器3と、ボール保持器3に組み込
まれたボール4と、ボール保持器3が外筒2から脱落す
ることを防止する止め部材5とからなる直線運動用ベア
リングが提案されている(本考案と同一の構成部分は同
一符号を付した。)。この従来からある直線運動用ベア
リングのボール保持器3は一般的に一つである。
ら軸1と、軸1に被嵌される外筒2と、外筒2の内側に
挿入されたボール保持器3と、ボール保持器3に組み込
まれたボール4と、ボール保持器3が外筒2から脱落す
ることを防止する止め部材5とからなる直線運動用ベア
リングが提案されている(本考案と同一の構成部分は同
一符号を付した。)。この従来からある直線運動用ベア
リングのボール保持器3は一般的に一つである。
【0003】また、ボール保持器3を2ヶ連続的に組み
込んだものもすでに商品化がなされている。
込んだものもすでに商品化がなされている。
【0004】しかし、ボール保持器3が1つであろう
が、2つであろうが、ボール保持器3を有する外筒2の
耐モーメント荷重性は、転動するボール4の存在故に十
分でないという欠点がある。
が、2つであろうが、ボール保持器3を有する外筒2の
耐モーメント荷重性は、転動するボール4の存在故に十
分でないという欠点がある。
【0005】また、比較的軸方向の長さが短いボール保
持器3一個を組み込んだ直線運動用ベアリングを2つ一
定の間隔をあけてハウジングに組み込んだ製品も商品化
がなされている。
持器3一個を組み込んだ直線運動用ベアリングを2つ一
定の間隔をあけてハウジングに組み込んだ製品も商品化
がなされている。
【0006】しかし、このハウジング方式のものは内外
径の肉厚が大きく、重量も重く使いずらいという欠点が
ある。
径の肉厚が大きく、重量も重く使いずらいという欠点が
ある。
【0007】本考案はこれらの問題を解決した直線運動
用ベアリングに関するもので、モーメント荷重に強く、
肉薄で、省スペース性を有し、重量も軽く、さらに組み
付けも容易な直線運動用ベアリングを提供するものであ
る。
用ベアリングに関するもので、モーメント荷重に強く、
肉薄で、省スペース性を有し、重量も軽く、さらに組み
付けも容易な直線運動用ベアリングを提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【0009】軸1と、軸1に被嵌される外筒2と、外筒
2の内側に挿入されたボール保持器3と、ボール保持器
3に組み込まれたボール4と、ボール保持器3が外筒2
から脱落することを防止する止め部材5とからなる直線
運動用ベアリングであって、ボール保持器3は所定間隔
を置いて複数着脱自在に設けられ、また、ボール保持器
3に隣接して筒状スペーサー6が着脱自在に設けられ、
このボール保持器3の軸方向の長さL 1 と筒状スペーサ
ー6の軸方向の長さL 2 とは同一に設定され、筒状スペ
ーサー6と交換し得る軸方向の長さL 1 のボール保持器
3を別途設けたことを特徴とする直線運動用ベアリング
に係るものである。
2の内側に挿入されたボール保持器3と、ボール保持器
3に組み込まれたボール4と、ボール保持器3が外筒2
から脱落することを防止する止め部材5とからなる直線
運動用ベアリングであって、ボール保持器3は所定間隔
を置いて複数着脱自在に設けられ、また、ボール保持器
3に隣接して筒状スペーサー6が着脱自在に設けられ、
このボール保持器3の軸方向の長さL 1 と筒状スペーサ
ー6の軸方向の長さL 2 とは同一に設定され、筒状スペ
ーサー6と交換し得る軸方向の長さL 1 のボール保持器
3を別途設けたことを特徴とする直線運動用ベアリング
に係るものである。
【0010】
【作用】ボール保持器3の間に筒状スペーサー6を配設
すると、該筒状スペーサー6が存しない場合に比し外筒
2の軸方向の長さがそれだけ長くなり耐モーメント荷重
性が向上し、且つ、単にボール保持器3を軸方向に長く
した構造と異なり、ボール4の存しない筒状スペーサー
6が存在するから更に耐モーメント荷重性が良好とな
る。
すると、該筒状スペーサー6が存しない場合に比し外筒
2の軸方向の長さがそれだけ長くなり耐モーメント荷重
性が向上し、且つ、単にボール保持器3を軸方向に長く
した構造と異なり、ボール4の存しない筒状スペーサー
6が存在するから更に耐モーメント荷重性が良好とな
る。
【0011】また、筒状スペーサー6をボール保持器3
に交換すれば通常の直線運動用ベアリングとなる。
に交換すれば通常の直線運動用ベアリングとなる。
【0012】このように、本発明は用途に適した直線運
動用ベアリングを得ることができる。
動用ベアリングを得ることができる。
【0013】
【実施例】図面は本考案の一実施例を図示したもので、
以下に説明する。
以下に説明する。
【0014】符号1は軸、符号2はフランジ7を繞設し
た外筒である。符号3はボール保持器であって、左右に
各1つづつ配設されている。この左右のボール保持器3
の軸方向の長さL1は同一に設定されている。
た外筒である。符号3はボール保持器であって、左右に
各1つづつ配設されている。この左右のボール保持器3
の軸方向の長さL1は同一に設定されている。
【0015】また、符号4はボール保持器3に組み込ま
れるボール、符号5は止め部材としての止め輪である。
れるボール、符号5は止め部材としての止め輪である。
【0016】符号6は外筒2内にしてボール保持器3の
間に着脱自在に配設される樹脂製若しくは金属製の筒状
スペーサーであって、軸方向の長さL2は前記ボール保
持器3の長さL1と同一に設定されている。
間に着脱自在に配設される樹脂製若しくは金属製の筒状
スペーサーであって、軸方向の長さL2は前記ボール保
持器3の長さL1と同一に設定されている。
【0017】本実施例は上記構成であるから、筒状スペ
ーサー6を組み入れた状態においては、真上からの荷重
に対しては、2つのボール保持器3を連続して組み込ん
だ場合と同程度の耐荷重性であっても、モーメント荷重
M(図5参照)に対しては、ボール保持器3を連続して組
み込んだ場合に比し、ボール4の存しない筒状スペーサ
ー6が存する分だけ耐モーメント荷重性がそれだけ良好
に発揮されることになる。
ーサー6を組み入れた状態においては、真上からの荷重
に対しては、2つのボール保持器3を連続して組み込ん
だ場合と同程度の耐荷重性であっても、モーメント荷重
M(図5参照)に対しては、ボール保持器3を連続して組
み込んだ場合に比し、ボール4の存しない筒状スペーサ
ー6が存する分だけ耐モーメント荷重性がそれだけ良好
に発揮されることになる。
【0018】また、本実施例は、真上からの耐荷重性を
向上させたいときは、筒状スペーサー6を取り除き、筒
状スペーサー6の代わりにもう一つボール保持器3を配
設すれば良く、用途に適した特性の直線運動用ベアリン
グを簡単に得ることが可能となる。
向上させたいときは、筒状スペーサー6を取り除き、筒
状スペーサー6の代わりにもう一つボール保持器3を配
設すれば良く、用途に適した特性の直線運動用ベアリン
グを簡単に得ることが可能となる。
【0019】尚、図面はフランジ7を端部寄りに繞設し
た外筒2を図示しているが、フランジ7の位置は図面の
ものに限定されるものではなく、また、ボール保持器3
の数及び筒状スペーサー6の数も図面のものに限定され
るものではない。
た外筒2を図示しているが、フランジ7の位置は図面の
ものに限定されるものではなく、また、ボール保持器3
の数及び筒状スペーサー6の数も図面のものに限定され
るものではない。
【0020】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、耐
モーメント荷重性の良好な直線運動用ベアリングを提供
し得ることになるとともに用途に適した直線運動用ベア
リングを簡単に得ることも可能となる。
モーメント荷重性の良好な直線運動用ベアリングを提供
し得ることになるとともに用途に適した直線運動用ベア
リングを簡単に得ることも可能となる。
【図1】本実施例の分解斜視図である。
【図2】本実施例の断面図である。
【図3】図2におけるA−A指示線断面図である。
【図4】図2におけるB−B指示線断面図である。
【図5】耐モーメント荷重性を示す説明図である。
1 軸 2 外筒 3 ボール保持器 4 ボール 5 止め部材 6 筒状スペーサーL 1 長さ L 2 長さ
Claims (1)
- 【請求項1】 軸1と、 軸1に被嵌される外筒2と、 外筒2の内側に挿入されたボール保持器3と、 ボール保持器3に組み込まれたボール4と、 ボール保持器3が外筒2から脱落することを防止する止
め部材5とからなる直線運動用ベアリングであって、 ボール保持器3は所定間隔を置いて複数着脱自在に設け
られ、 また、ボール保持器3に隣接して筒状スペーサー6が着
脱自在に設けられ、このボール保持器3の軸方向の長さL 1 と筒状スペーサ
ー6の軸方向の長さL 2 とは同一に設定され、 筒状スペーサー6と交換し得る軸方向の長さL 1 のボー
ル保持器3を別途設けたことを特徴とする直線運動用ベ
アリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045581U JP2569924Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 直線運動用ベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045581U JP2569924Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 直線運動用ベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678622U JPH0678622U (ja) | 1994-11-04 |
JP2569924Y2 true JP2569924Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12723320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045581U Expired - Lifetime JP2569924Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 直線運動用ベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569924Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020112372A (ja) * | 2019-01-08 | 2020-07-27 | 株式会社ミツトヨ | 測定装置及びベアリング |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63251621A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-19 | Asahi Seiko Kk | 直線駆動軸受ユニツト |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP1992045581U patent/JP2569924Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678622U (ja) | 1994-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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