JPS63251621A - 直線駆動軸受ユニツト - Google Patents

直線駆動軸受ユニツト

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JPS63251621A
JPS63251621A JP8608387A JP8608387A JPS63251621A JP S63251621 A JPS63251621 A JP S63251621A JP 8608387 A JP8608387 A JP 8608387A JP 8608387 A JP8608387 A JP 8608387A JP S63251621 A JPS63251621 A JP S63251621A
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JP
Japan
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bearing
slide block
rotating shaft
slide
bearings
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JP8608387A
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English (en)
Inventor
Sukeo Yoshida
吉田 祐雄
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Asahi Seiko Co Ltd
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Asahi Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利用産業分野 この発明は、自動扉のように、扉等を電動機で開閉可能
に構成したり、NC旋盤の送り機構、あるいは吊支、載
置した種々の物体を直線移動させるだめの駆動ユニット
に係り、回動シャフトとこれに挿嵌し、特殊構成の直動
型軸受あるいはさらにスライド軸受を内蔵したスライド
ブロックの簡単な構成からなり、回動シャフトを電動機
等で回転させるだけで、例えば、スライドブロックに接
続した扉等を直線移動させることができる直線駆動軸受
ユニットに関する。
背景技術 シャフトの回転をシャフトに挿通させた部材に、ダイレ
クトに直進運動に変換する機構として、スクリューシャ
フトとこれに螺合させたナツトとからなる構成が知られ
ており、ナツトの回転を拘束することにより、スクリュ
ーシャフトの所要方向の回転に伴い、一定方向にナツト
が直進する。
前記のスクリューシャフトとナツトの機構は両者の接触
抵抗が大きいため、これを軽減した構成として、ナツト
側に多数個のボールを介在させ、このボールを螺旋軌道
と螺旋の始端と終端を結ぶ循環軌道とで形成するエンド
レス軌道で循環させてナツトの移動抵抗を軽減したボー
ルスクリューが知られている。
上記のいずれの機構も、回動シャフトにはナツトとの螺
合が不可欠で、所謂ねじ切り、あるいは螺旋状の軌道を
設ける必要があり、これが、前記機構の価格を高騰させ
る大きな要因となっていた。
前記機構において、ねじ切りのない平滑面を有する回動
シャフトに、ナツトを挿通し、回動シャフトを回転させ
てもナツト側は直進運動せず、また、ボールスクリュー
の場合は、ナツト側がスライド軸受として、単に軸方向
に移動自在となる機能を有するだけであった。
また、ボビン・フレームの糸案内ストローク装置(特公
昭33−6174号公報、特公昭4742901号公報
)として、回転軸にボールベアリングを挿通させて、回
転軸の回転でボールベアリングまたはこれを内蔵したボ
ックスを軸方向に移動させる装置が提案されている。
しかし、上記装置は、ボールベアリング自体あるいは内
蔵したボールベアリングを押圧する特殊なボックスから
なり、自動扉、NC旋盤の送り機構、あるいは吊支、載
置した種々の物体を直線移動させる等の用途には、全く
適用できず汎用性がなく、また、円滑な直線移動が得ら
れないものであった。
発明の目的 この発明は、罪等を電動機で開閉可能に構成したり、N
C旋盤の送り機構、あるいは吊支、載置したものを直線
移動させるための駆動ユニットとして利用できる機械運
動ユニットを目的とし、回動シャフトにねじ切りなどの
加工が全く不要で、かつ構成が簡単で安価に製造でき、
さらに、ユニット自体の強度が高く、設置後の維持管理
も容易な軸受構造からなる直線駆動軸受ユニットを目的
としている。
発明の構成 この発明は、 平滑面を有する回動シャフトを軸通した1個のスライド
ブロックと、 前記スライドブロックに内蔵された少なくとも2個の軸
受とから構成され、 該軸受が、内輪を有せず外輪外周面が球面から形成され
、回動シャフトに直交する垂直軸を回転中心として僅か
に回転して回動シャフトの回転方向に同期してスライド
ブロックを水平移動させるためのねじのリード角に相当
する傾斜角を有した直動型軸受であり、 少なくとも2個1組が回動シャフトへ傾斜して当接する
方向を軸心対象に配置されたことを特徴とする直線駆動
軸受ユニットである。
また、この発明は、 平滑面を有する回動シャフトを挿通した1個のスライド
ブロックと、 前記スライドブロックに内蔵された少なくとも1個のス
ライド軸受と1個以上の他軸受とから構成され、 前記の少なくとも1個の他軸受が、内輪を有せず外輪外
周面が球面から形成され、回動シャフト軸に直交する垂
直軸を回転中心として僅かに回転して回動シャフトの回
転方向に同期してスライドブロックを水平移動させるた
めのねじのリード角に相当する傾斜角を有した直動型軸
受であることを特徴とする直線駆動軸受ユニットである
この発明による直線駆動軸受ユニットは、ねじ切りされ
ることのない平滑面を有する回動シャフトと、これを挿
通するスライドブロックだけの極めて簡単な構成であり
、かつスライドブロックは、この発明の特徴である内輪
がなく特有の傾斜角と外輪構成を有する直動型軸受を、
2個、3個あるいはそれ以上を内蔵し、あるいはさらに
、少なくとも1個の直動型軸受と1個以上のスライド軸
受との2種の軸受を内蔵するだけの極めて簡単な構成か
らなる。
この発明は、回動シャフト軸に直交する垂直軸を回転中
心とする水平面で見て、該軸受を回動シャフト軸に直交
する垂直軸を回転中心として、所要方向に所要角度回転
させてねじのリード角に相当する傾斜角を持つように配
置固定され、さらに、直動型軸受は所謂内輪がなく、例
えば、転動体のボール等が直接回動シャフトに当接し、
かつ外輪外周面が球面から形成された極めて簡単な構成
からなることを特徴とする。
発明の好ましい実施態様 この発明の特徴である直動型軸受の形状、構成は、外輪
外周面が球面から形成され、内輪がなく転動体が直接回
動シャフトに当接転動できるよう、保持器等にて保持さ
れ、かつ軸受に前記した傾斜角度を与えることができれ
ば、駆動対象等の適用条件に応じて、いかなる形状構成
も採用でき、実施例のボールベアリング構成のほか、ニ
ードルベアリング、平ベアリング、平スライドベアリン
グ構成などが採用できる。
この発明において、実施例の如く、スライドブロックに
内蔵させるばね、あるいは種々の弾性体にて、1個の直
動型軸受の内輪を回動シャフトの所要方向へ当接させ、
あるいは直動型軸受2個1組で、相互にその回動シャフ
トへの当接方向を軸心対象に配置し、必要な摩擦抵抗を
得、所要の推力を得ている。
この場合、スライドブロック内に配置される少なくとも
1個のスライド軸受が、スライドブロックに掛かる荷重
を受け、スライドブロックに内蔵する弾性体等で押圧さ
れている推力を得るための直動型軸受には前記荷重が全
く作用せず、直動型軸受の寿命を短縮することがない。
この発明において、スライドブロック内のスライド軸受
と直動型軸受の組み合せは、特に限定しないが、以下の
組み合せ配置が、円滑な直線移動と駆動力の発揮に有効
である。
■スライドブロック内の2個のスライド軸受間に、直動
型軸受を少なくとも1個配置する。
■スライドブロック内に配置した2個のスライド軸受間
に、直動型軸受を2個配置し、かつ、その回動シャフト
への当接方向を軸心対象に配置する。
■スライドブロック内に配置した1個のスライド軸受を
挟み、直動型軸受を2個配置し、かつ、その回動シャフ
トへの当接方向を軸心対象に配置する。
さらに、この発明は、前記直動型軸受の外輪外周面が球
面から形成されたことを特徴とし、その利点を説明する
。まず、外輪外周面が円筒状の直動型軸受を、スライド
ブロックに内蔵させる場合を想定すると、軸受自体がね
じのリード角に相当する傾斜角を持つように配置固定す
る必要から、例えば、スライドブロックを軸方向に二分
割し、直動型軸受を所要方向に収納できる溝部を設ける
か、あるいは、円筒内周面に外輪の外端のチャンファ一
部が当接するように嵌め込み適当なスペーサーにて止着
する方法が考えられる。
しかし、スライドブロックに溝部を設けるのは、加工精
度上で種々の問題を生じてコストを高騰させ、また、単
に嵌め込む場合は、スライドブロック内に点接触にて内
蔵されることになり、かつ直動型軸受の外輪外径とブロ
ック中心孔内径とに比較的大きな差を生じることになり
、位置決め安定性に欠けるだけでなく、極めて変形し易
く、強度上及び軸受寿命から好ましくない。
また、スライドブロック中心孔の内周面に、直動型軸受
のすわりをよくするための座面を設けることも考えられ
るが、点接触の位置決めが僅かに安定するだけであり、
加工コストを高騰させ好ましくない。
そこで、直動型軸受の外輪外周面を球面で形成すると、
スライドブロック中心孔に嵌め込んだ際、スライドブロ
ック内に線接触にて内蔵されることになり、かつ直動型
軸受の外輪外径とブロック中心孔内径との差が極めて小
さくなり、位置決め安定性が著しく向上し、極めて変形
し難く、強度上及び軸受寿命の点からもすぐれ、二分割
したスライドブロックに溝部を設ける必要もなく、極め
て安価に製造できる利点がある。
また、スライド軸受は、回動シャフトの軸方向に直線移
動できる構成であれば、公知のいずれの構成も使用でき
、用途や回動シャフト及びスライドブロックの寸法・形
状などに応じて、構成を適宜選定するとよい。実施例で
は無軌道型スライドボールベアリングを示したが、例え
ば、第9図に示す如く、個々のボール(9a)をそれぞ
れ保持座(9b)に収納して、保持された位置で自転可
能に構成したスライドボールベアリング(9)を用いる
のもよい。
また、スライドブロックは、用途、駆動対象、吊支、載
置荷重などの使用条件に応じて、その数や寸法等、並び
にスライドブロック内の軸受の数や組み合せ等を適宜選
定できる。
さらに、回動シャフトは、該スライドブロックの移動を
妨げることのない平滑な周面を有すれば、円柱状、パイ
プ状など、断面構成、材質9寸法などを、駆動対象等に
応じて、適宜選定すればよい。
発明の図面に基づく開示 第1図は、この発明による代表的な構成からなる直線駆
動軸受ユニットの縦断正面説明図である。第2図と第3
図はこの発明による他構成の直線駆動軸受ユニットの横
断上面図と縦断正面説明図である。第4図はこの発明に
よるスライドボールベアリングを用いた最も基本的な構
成からなる直線駆動軸受ユニットの縦断正面説明図であ
る。第5図と第6図はこの発明によるスライドボールベ
アリングを用いた直線駆動軸受ユニットの縦断正面説明
図と横断上面説明図である。第7図と第8図はこの発明
によるスライドボールベアリングを用いた直線駆動軸受
ユニットの他実施例を示す縦断正面説明図である。第9
図はこの発明に用いたスライド軸受の1例を示す直線駆
動軸受ユニットの縦断正面部分説明図である。
第1図に示すこの発明の直線駆動軸受ユニット(A)は
、本体となるスライドブロック(1)が中心部に所要内
径の貫通孔を設けた直方体ブロックから構成されており
、スライドブロック(1)内に、回動シャフト(2)が
挿通された3個の直動型ボールベアリング(3X4X5
)を内蔵し、適当なスペーサー(6)を配して組立られ
、その両端外方部に当接配置する止着リング(7)にて
一体に保持される構成からなる。
直動型ボールベアリング(3X4X5)は、所謂内輪が
なく、転動体が直接、回動シャフト(2)に当接し、か
かるボール(3aX4aX5a)群は、その回転機動内
径が回動シャフト(2)の外径より少し大きく設定しで
ある。かかる構成により、製造性を著しく向上させてコ
ストの低減効果を有するだけでなく、後述する直動型軸
受の運動性、直進性を大きく向上させる効果を有する。
また、直動型ボールベアリング(3)(4X5)の外輪
(3bX4bX5b)は、その外周面が所要曲率の球面
を形成しており、スライドブロック中心孔に嵌め込んだ
際、直動型ボールベアリング(3X5)が孔内に線接触
にて内蔵されることになり、かつ直動型ボールベアリン
グの外輪外径とブロック中心孔内径との差が極めて小さ
くなり、位置決め安定性が著しく向上し、極めて変形し
難い。
また、必要な摩擦抵抗を得るために、両側の直動型ボー
ルベアリング(3X5)の−組が固定され、中央の直動
型ボールベアリング(4)が、スライドブロック(1)
に内蔵されるばね(図示せず)にて一方向に押圧され、
直動型ボールベアリング(3X4X5)の各ボール(3
aX4aX5a)群が、線接触(ボール外面)にて回動
シャフト(2)外面に当接する構成からなる。
ここで、直動型ボールベアリング(3X4X5)は、回
動シャフト(2)を回転させると、そのボール(3aX
4aX5a)群の回転によって、スライドロック(1)
に回動シャフト(2)軸方向の推力が発生し、スライド
プロッタ(1)が回動シャフト(2)軸方向に移動する
すなわち、上述の構成からなる直線駆動軸受ユニットA
は、回動シャフト(2)が回転すると、直動型ボールベ
アリング(3X4X5)のボール(3aX4aX5a)
群は、各々ねじのリード角に相当する傾斜を有するため
、回動シャフト(2)の回転方向に回転し、スライドブ
ロック(1)は軸方向に直線移動する。その移動方向は
、直動型ボールベアリング(3X4X5)の前記傾斜方
向と回動シャフト(2)の回転方向の組み合せにより決
定される。
また、直線駆動軸受ユニットAには、スライドブロック
(1)の両端部に、端部と同形、同寸法のフェルト状の
シール材(81)を当接させ、さらに押さえ板(82)
を端部の肉厚部に止着することにより、ブロック(1)
内への異物侵入防止、軸受用潤滑油飛散防止のためのシ
ール材(81)を装着しである。上記シール材(81)
にはフェルト状の外、各種材料がユニットの用途等に応
じて適宜利用できる。
第1図に示す直線駆動軸受ユニットAにおいて、中央部
の直動型ボールベアリング(4)とスペーサー(6)と
の間にワッシャタイプの位置決め輪を配置するのもよい
第2図及び第3図に示す直線駆動軸受ユニットB、Cは
、第1図と同様のスライドブロック(10X20)内に
、第2図の場合は2個、第3図の場合は4個の第1図と
同様構成からなる直動型ボールベアリング(11X12
)、(21X22X23X24)が配置され、各ボール
ベアリングは各軸受を挟む一対のスペーサー(6)及び
止着リング(7)にて内蔵支持されている。また、第3
図では、近接する中央部の直動型ボールベアリング(2
2X23)間に、ワッシャタイプの位置決め輪(25)
が配置され、スペーサーの代用と隙間調整の機能を果た
している。
また、直線駆動軸受ユニットBには、スライドブロック
(10)の両端外方部に当接配置した止着リング(7)
の外側に、ゴムや合成樹脂からなるシール材(83)が
嵌着しである。
さらに、直線駆動軸受ユニットCには、スライドブロッ
ク(1)の両端部に、端部と同形、同寸法のフェルト状
のシール材(81)を当接させ、さらに抑さえ板(82
)を端部の肉厚部に止着することにより装着しである。
シール材(81)はフェルト状の外、各種材料が利用で
きる。
第4図に示すこの発明による直線駆動軸受ユニットは、
本体のスライドブロック(4o)と内蔵されたスライド
ボールベアリング(42)と直動型ボールベアリング(
41)とから構成されている。
本体となるスライドブロック(4o)は中心部に所要内
径の貫通孔を設けた直方体ブロックから構成されており
、回動シャフト(2)外面に当接する多数のボールを内
蔵して、軸方向に移動自在なスライドボールベアリング
(42)が、リングスペーサー(8)を同軸に介して、
また、直動型ボールベアリング(41)を適当なスペー
サー(6)を配して組立られ、回動シャフト(2)が挿
通され、スライドブロック(40)の両端部に当接配置
するシールを兼ねた止着リング(43X44)にて一体
に保持される構成からなる。
内輪のない直動型ボールベアリング(41)は、保持器
(41c)に保持されるボール(41a)の回転軌道内
径は、回動シャフト(2)の外径より少し大きく設定し
である。また、スライドブロック(40)内で、該軸受
を回動シャフト(2)軸に直交する垂直軸を回転中心と
して、図において時計回転方向に所要角度回転させて、
ねじのリード角に相当する傾斜角を、ボールベアリング
自体(換言すれば内ボール(41a))に持たせである
また、直動型ボールベアリング(41)の外輪(41b
)は、その外周面が所要曲率の球面を形成しており、外
周面が平面の場合に比較して、直動型ボールベアリング
(41)の外輪(41b)外径とブロック(40)中心
孔内径との差が極めて小さくなり、スライドブロック(
40)を小型化でき、また収納溝等を設ける必要がなく
加工費も安くなる。
また、適当なスペーサー(6)にて保持される直動型ボ
ールベアリング(41)は、必要な摩擦抵抗を得るだめ
に、ボールベアリング(41)がスライドブロック(4
0)に内蔵されるばね(図示せず)にて、一方向に押圧
されて回動シャフト(2)外面に当接する構成からなる
スライドブロック(1)に掛かる荷重は、スライドボー
ルベアリング(42)にて受は持たれ、直動型ボールベ
アリング(41)は、適当なスペーサー(6)にて保持
され、ばねにて一方向に押圧されるため、該荷重が作用
せず、長寿命化が計られる。
ここで、直動型ボールベアリング(41)は、回動シャ
フト(2)を回転させると、そのボール(41a)の回
転によって、ブロック(40)に回動シャフト(2)の
軸方向の推力が発生し、スライドブロック(40)が回
動シャフト(2)の軸方向に移動する。
この時の推力(Dは下記式で表わすことができる。
f=(F、p、tana)−P 但し、F;押圧ばねの反力、 μ;摺動面の摩擦抵抗、 P;スライドボールベアリングの摩擦抵抗。; 直動型
ボールベアリングの回動シャフトに対する傾斜角度。
また、スライドブロック(1)の移動速度V(am/5
ee)は下記式で与えられる。
Vx(n、d−n)/60tarLa 但し、n;回動シャフト回転数(rpm)d;回動シャ
フト外径 (on) a; 直動型ボールベアリングの回動シャフトに対する
傾斜角度 すなわち、上述の構成からなるスライドブロック(40
)は、回動シャフト(2)が回転すると、直動型ボール
ベアリング(41)のボール群はねじのリード角に相当
する傾斜を有するため、回動シャフト(2)の回転方向
に回転し、スライドブロック(40)は軸方向に直線移
動する。その移動方向は、直動型ボールベアリング(4
1)の前記傾斜方向と回動シャフト(2)の回転方向の
組み合せにより決定される。
第5図及び第6図に示す直線駆動軸受ユニットEは、ス
ライドブロック(50)内に、所要間隔で2個のスライ
ドボールベアリング(52X53)を配置し、その間に
1個の直動型ボールベアリング(51)を配置した構成
、すなわち、前記の第1図と同構成にもう1個のスライ
ドボールベアリング(53)を追加した構成からなる。
本体となるスライドブロック(50)は中心部に所要内
径の貫通孔を設けた直方体ブロックから構成されており
、前記スライドボールベアリング(52X53)がリン
グスペーサー(8)を同軸に介して、また、直動型ボー
ルベアリング(51)を適当なスペーサー(6)を配し
て組立られ、回動シャフト(2)が挿通され、スライド
ブロック(50)のその両端部に当接配置する止着リン
グ(54)にて一体に保持される構成からなる。
中央の直動型ボールベアリング(51)は、第4図の直
動型ボールベアリング(41)と同構成からなり、同様
な傾斜を有し、スライドブロック(50)に内蔵される
ばね(13)にて所要方向に押圧されている。
従って、この軸受ユニットEも前記第4図のユニッ)D
と同様の作用にて、回動シャフト(2)の回転にともな
い、軸方向に直線移動する。
第7図に示す直線駆動軸受ユニットFは、スライドブロ
ック(60)内に、所要間隔で2個のスライドボールベ
アリング(61X64)を、リング状スペーサー(8)
を同軸に介して配置し、その間に2個の第1図と同様構
成の直動型ボールベアリング(62X63)をスペーサ
ー(6)を介して配置した構成からなる。
直動型ボールベアリング(62X63)は、第1図の直
動型ボールベアリングと同傾斜を有し、必要な摩擦抵抗
を得るために、相互にその回動シャフト(2)への当接
方向を軸心対象に配置するよう、スライドブロック(6
0)に内蔵されるばね(図示せず)にて所要方向に押圧
され、2個の直動型ボールベアリング(62X63)が
所要方向、すなわち、交互にシャフト回りに180°位
置で当接、押圧する構成からなる。
スライドボールベアリング(61X64)は、回動シャ
フト(2)外面に当接する多数のボールを内蔵して、軸
方向に移動自在であり、スライドブロック(60)の荷
重の大半を担い、かつ軸方向の移動を極めて円滑にして
いる。
従って、この直線駆動軸受ユニットFも前記第4図及び
第5図の直線駆動軸受ユニットD、Eと同様の作用にて
、回動シャフト(2)の回転にともない、軸方向に自在
に直線移動する。
第8図に示す直線駆動軸受ユニットGは、スライドブロ
ック(70)内に、リング状スペーサー(8)を同軸に
介して1個のスライドボールベアリング(72)を配置
し、その両側に第4図と同様構成の2個の直動型ボール
ベアリング(71X73)を適当なスペーサー(6)を
配して配置した構成からなる。
また、必要な摩擦抵抗を得るために、相互にその回動シ
ャフト(2)への当接方向を軸心対象に配置するよう、
スライドブロック(70)に内蔵されるばね(図示せず
)にて所要方向に押圧され、2個の直動型ボールベアリ
ング(71X73)が所要方向、すなわち、交互にシャ
フト回りに180°位置で当接、押圧する構成からなる
スライドボールベアリング(72)は、回動シャフト(
2)外面に当接する多数のボールを内蔵して、軸方向に
移動自在であり、スライドブロック(70)の荷重を担
い、かつ軸方向の移動を極めて円滑にしている。
従って、この直線駆動軸受ユニッ)Gも前記第4図、第
5図及び第7図の直線駆動軸受ユニットD、E、Fと同
様の作用にて、回動シャフト(2)の回転にともない、
軸方向に自在に直線移動する。
発明の効果 以上に詳述したように、この発明による直線駆動軸受ユ
ニットは、少なくとも2個の直動型軸受を有するスライ
ドブロックと回動シャフト、あるいは少なくとも1個の
直動型軸受及びスライド軸受の2種の軸受を有するスラ
イドブロックと回動シャフトとからなり、その構成が簡
単であり、かつ安価に製造でき、また、作動のための回
転部が軸受のみの簡単な構成であることから、設置後の
維持管理も容易であり、扉等の開閉や接続、吊支あるい
は載置物の移動に際して、移動音等が著しく小さい利点
がある。また、かかる簡単な構成のため、設置の省スペ
ース性にすぐれている。
この発明は、直動型軸受が所謂内輪のない構成を特徴と
するが、これは軸受の製造性を著しく向上させてコスト
の低減効果を有するだけでなく、直動型軸受の運動性、
直進性を大きく向上させる効果を有し、さらには、同外
径の軸受であれば、回動シャフトの外径を大きくするこ
とができ、リードを大きくできる。逆に、同外径の回動
シャフトであれば、軸受の外径を小さくでき、ユニット
を小型化できる効果がある。
また、回動シャフト径が拡大されたことにより、共振回
転数が大きくとれ、送り速度が早くなる利点がある。
直動型軸受の外輪外周面を球面で形成すると、スライド
ブロック中心孔に嵌め込んだ際、スライドブロック内に
線接触にて内蔵されることになり、かつ直動型軸受の外
輪外径とブロック中心孔内径との差が極めて小さくなり
、位置決め安定性が著しく向上し、極めて変形し難く、
強度上及び軸受寿命の点からもすぐれ、二分割したスラ
イドブロックに溝部を設ける必要もなく、極めて安価に
製造できる利点がある。
スライドブロック内に配置される少なくとも1個のスラ
イド軸受が、スライドブロックに掛かる荷重を受け、ス
ライドブロックに内蔵する弾性体等で押圧されている推
力を得るための直動型軸受には前記荷重が全く作用せず
、直動型軸受の寿命を短縮することがない さらに、送り装置等の各種用途に適用が可能であり、ス
ライドブロックに支持、係止、把持、挾持等の手段を施
して、吊支あるいは載置された種々のものと接続し、こ
れを回動シャフトの回転により、直線移動させることが
できる。
また、この発明の軸受ユニットを直線搬送用駆動装置に
用いた場合、物の移動に際して、物に過大な力が作用す
ると、軸受はスリップしてそれ以上に進行することがな
いため、安全性にもすぐれた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による代表的な構成からなる直線駆
動軸受ユニットの縦断正面説明図である。第2図と第3
図はこの発明による他構成の直線駆動軸受ユニットの横
断上面図と縦断正面説明図である。第4図はこの発明に
よるスライドボールベアリングを用いた最も基本的な構
成からなる直線駆動軸受ユニットの縦断正面説明図であ
る。第5図と第6図はこの発明によるスライドボールベ
アリングを用いた直線駆動軸受ユニットの縦断正面説明
図と横断上面説明図である。第7図と第8図はこの発明
によるスライドボールベアリングを用いた直線駆動軸受
ユニットの他実施例を示す縦断正面説明図である。第9
図はこの発明に用いたスライド軸受の1例を示す直線駆
動軸受ユニットの縦断正面部分説明図である。 1.10,20,30,40,50,60.70・・・
スライドブロック、2・・・回動シャフト、 3.4,5,11,12,21,22,23,24,3
1,41,51,62,63,71.73・・・直動型
ボールベアリング、3a、4a、5a、41a、9a・
・・ボール、3b、4b、5b、41b・・・外輪、3
c、4c、5c、9b、41cm保持器、6.8・・・
スペーサー、7・・・止着リング、8・・・リング状ス
ペーサー、9,42,52,53,61,64,71,
73・・・スライドボールベアリング、13・・・ばね
、43,44,54,65,74・・・止着リング、8
1.83・・・シール材、82・・・押さえ板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平滑面を有する回動シャフトを軸通した1個のスライド
    ブロックと、前記スライドブロックに内蔵された少なく
    とも2個の軸受とから構成され、該軸受が、内輪を有せ
    ず外輪外周面が球面から形成され、回動シャフトに直交
    する垂直軸を回転中心として僅かに回転して回動シャフ
    トの回転方向に同期してスライドブロックを水平移動さ
    せるためのねじのリード角に相当する傾斜角を有した直
    動型軸受であり、少なくとも2個1組が回動シャフトへ
    傾斜して当接する方向を軸心対象に配置されたことを特
    徴とする直線駆動軸受ユニット。 2 平滑面を有する回動シャフトを挿通した1個のスライド
    ブロックと、前記スライドブロックに内蔵された少なく
    とも1個のスライド軸受と1個以上の他軸受とから構成
    され、前記の少なくとも1個の他軸受が、内輪を有せず
    外輪外周面が球面から形成され、回動シャフト軸に直交
    する垂直軸を回転中心として僅かに回転して回動シャフ
    トの回転方向に同期してスライドブロックを水平移動さ
    せるためのねじのリード角に相当する傾斜角を有した直
    動型軸受であることを特徴とする直線駆動軸受ユニット
    。 3 スライドブロック内に配置した2個のスライド軸受間に
    、直動型軸受を少なくとも1個配置したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の直線駆動軸受ユニット。 4 スライドブロック内に配置した2個のスライド軸受間に
    、直動型軸受を2個配置し、かつ、その回動シャフトへ
    の当接方向を軸心対象に配置したことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の直線駆動軸受ユニット。 5 スライドブロック内に配置した1個のスライド軸受を挟
    み、直動型軸受を2個配置し、かつ、その回動シャフト
    への当接方向を軸心対象に配置したことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の直線駆動軸受ユニット。
JP8608387A 1987-04-08 1987-04-08 直線駆動軸受ユニツト Pending JPS63251621A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678622U (ja) * 1992-06-30 1994-11-04 日本ベアリング株式会社 直線運動用ベアリング
JP2013027621A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Canon Inc 眼科装置

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JPH0678622U (ja) * 1992-06-30 1994-11-04 日本ベアリング株式会社 直線運動用ベアリング
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