JP2569907Y2 - 出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤ - Google Patents
出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤInfo
- Publication number
- JP2569907Y2 JP2569907Y2 JP1992070960U JP7096092U JP2569907Y2 JP 2569907 Y2 JP2569907 Y2 JP 2569907Y2 JP 1992070960 U JP1992070960 U JP 1992070960U JP 7096092 U JP7096092 U JP 7096092U JP 2569907 Y2 JP2569907 Y2 JP 2569907Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- arm
- hollow main
- main material
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車生産ラ
イン等において使用せられる出入れ自在な補助作業台を
有するコンベヤのキャリヤに関する。
イン等において使用せられる出入れ自在な補助作業台を
有するコンベヤのキャリヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の生産ラインにおいては、
キャリヤの搬送台に自動車組立て中間品等の搬送物をの
せて、各種部品の取付け作業を行なうとともに、シール
・ラインにおいて車体のシール作業を、また塗装ライン
の塗装ブース内で車体の塗装を行なっていた。
キャリヤの搬送台に自動車組立て中間品等の搬送物をの
せて、各種部品の取付け作業を行なうとともに、シール
・ラインにおいて車体のシール作業を、また塗装ライン
の塗装ブース内で車体の塗装を行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、例えばシー
ル・ラインにおいて車体前部のボンネット内や車体後部
のトランク内のシール作業を行なうには、作業者がこれ
らの内部を上からのぞき込んで作業を行なうため、キャ
リヤの搬送台の前後両側に、作業者の踏み台となる比較
的高いレベルの作業台を配置する必要があった。
ル・ラインにおいて車体前部のボンネット内や車体後部
のトランク内のシール作業を行なうには、作業者がこれ
らの内部を上からのぞき込んで作業を行なうため、キャ
リヤの搬送台の前後両側に、作業者の踏み台となる比較
的高いレベルの作業台を配置する必要があった。
【0004】しかし実際に、キャリヤの搬送台の前後両
側に、このようなレベルの高い作業台設けると、キャリ
ヤの全長が長くなり、例えばコンベヤ・ライン途上のア
ップ・ダウンの激しい部分であって、コンベヤ・レール
が比較的小さい曲率半径で急なカーブで上下しているよ
うな箇所では、前後両側の作業台がじゃまになってキャ
リヤの走行が困難となり、あるいはまた塗装ラインにお
いては、搬送台の前後両側に設けた作業台の分だけ塗装
ブースを長くする必要があり、設備費が高くつくという
問題があった。
側に、このようなレベルの高い作業台設けると、キャリ
ヤの全長が長くなり、例えばコンベヤ・ライン途上のア
ップ・ダウンの激しい部分であって、コンベヤ・レール
が比較的小さい曲率半径で急なカーブで上下しているよ
うな箇所では、前後両側の作業台がじゃまになってキャ
リヤの走行が困難となり、あるいはまた塗装ラインにお
いては、搬送台の前後両側に設けた作業台の分だけ塗装
ブースを長くする必要があり、設備費が高くつくという
問題があった。
【0005】またとくに、近年の自動車の生産方式とし
て、複数種の自動車を同一のラインに混ぜて生産するい
わゆる混入生産型が多くなり、このような場合、自動車
の種類によってボデーの長さが異なるため、搬送台の長
さあるいは上記の搬送台の前後両側に設ける作業台の配
置箇所に差違があるため、作業台を搬送台の前後両側に
固定して設けたのでは、不都合が生じるという問題があ
った。
て、複数種の自動車を同一のラインに混ぜて生産するい
わゆる混入生産型が多くなり、このような場合、自動車
の種類によってボデーの長さが異なるため、搬送台の長
さあるいは上記の搬送台の前後両側に設ける作業台の配
置箇所に差違があるため、作業台を搬送台の前後両側に
固定して設けたのでは、不都合が生じるという問題があ
った。
【0006】この考案の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、キャリヤに出入れ自在な補助作業台を設ける
ことにより、シール・ラインでの車体のシール作業をき
わめて円滑に行なうことができるとともに、コンベヤ・
ライン途上のアップ・ダウンの激しい箇所や塗装ライン
等においても、キャリヤの走行に支障なくかつ塗装ブー
スの長さを必要最低限に短くすることができて設備費が
安くつき、しかも自動車の混入生産型ラインにも不都合
なく適用することができるうえに、構造が非常に簡単で
あり、その製作を容易かつ安価に果し得る、コンベヤの
キャリヤを提供しようとするにある。
を解決し、キャリヤに出入れ自在な補助作業台を設ける
ことにより、シール・ラインでの車体のシール作業をき
わめて円滑に行なうことができるとともに、コンベヤ・
ライン途上のアップ・ダウンの激しい箇所や塗装ライン
等においても、キャリヤの走行に支障なくかつ塗装ブー
スの長さを必要最低限に短くすることができて設備費が
安くつき、しかも自動車の混入生産型ラインにも不都合
なく適用することができるうえに、構造が非常に簡単で
あり、その製作を容易かつ安価に果し得る、コンベヤの
キャリヤを提供しようとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案による出入れ自在な補助作業台を有する
コンベヤのキャリヤは、キャリヤの搬送台が、中央部の
角パイプよりなる中空状の主材と、主材の前後両端寄り
部分に交差状に設けられた上部横材とを備えており、搬
送台の前後両側のうち少なくとも一方に、中空状主材に
対して伸縮自在な角パイプよりなるアームが装備せら
れ、このアームの先端部に補助作業台が設けられ、アー
ムと中空状主材とにアームを中空状主材に対して所要長
さ引き出した状態で固定する固定手段が設けられている
ことを特徴としている。
めに、この考案による出入れ自在な補助作業台を有する
コンベヤのキャリヤは、キャリヤの搬送台が、中央部の
角パイプよりなる中空状の主材と、主材の前後両端寄り
部分に交差状に設けられた上部横材とを備えており、搬
送台の前後両側のうち少なくとも一方に、中空状主材に
対して伸縮自在な角パイプよりなるアームが装備せら
れ、このアームの先端部に補助作業台が設けられ、アー
ムと中空状主材とにアームを中空状主材に対して所要長
さ引き出した状態で固定する固定手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記キャリヤによれば、例えば自動車生産ライ
ンのシール・ラインにおいて、角パイプよりなる中空状
主材に対し、補助作業台の角パイプよりなるアームを伸
ばすことにより、搬送台の前後両側に、作業者の踏み台
となる補助作業台を所定のレベルに配置することがで
き、作業者が車体前部のボンネットや車体後部のトラン
クの内部を上からのぞき込んで、これらのシール作業を
円滑に行なうことができる。
ンのシール・ラインにおいて、角パイプよりなる中空状
主材に対し、補助作業台の角パイプよりなるアームを伸
ばすことにより、搬送台の前後両側に、作業者の踏み台
となる補助作業台を所定のレベルに配置することがで
き、作業者が車体前部のボンネットや車体後部のトラン
クの内部を上からのぞき込んで、これらのシール作業を
円滑に行なうことができる。
【0009】また、コンベヤ・ライン途上のアップ・ダ
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、アームを縮める
ことにより、補助作業台を搬送物の下側に格納すること
ができて、キャリヤの全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤの走行に支障がなく、
また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物の塗装に必
要最低限のものとすることができる。
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、アームを縮める
ことにより、補助作業台を搬送物の下側に格納すること
ができて、キャリヤの全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤの走行に支障がなく、
また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物の塗装に必
要最低限のものとすることができる。
【0010】さらに、生産すべき自動車の種類の相違に
よってボデーの長さが異なっても、アームを伸縮させ
て、補助作業台の位置を変えることにより、簡単に対応
することができて、自動車の混入生産型のラインにも不
都合なく適用することができる。
よってボデーの長さが異なっても、アームを伸縮させ
て、補助作業台の位置を変えることにより、簡単に対応
することができて、自動車の混入生産型のラインにも不
都合なく適用することができる。
【0011】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0012】なお、図面はこの考案によるキャリヤを床
下形パワー・アンド・フリー・コンベヤを用いた自動車
の生産ラインに適用した場合を示している。
下形パワー・アンド・フリー・コンベヤを用いた自動車
の生産ラインに適用した場合を示している。
【0013】この明細書において、前とはキャリヤの進
行方向をいゝ、また左右は前方に向っていうものとす
る。
行方向をいゝ、また左右は前方に向っていうものとす
る。
【0014】図面において、床下形パワー・アンド・フ
リー・コンベヤは、パワーレール(1) と、パワーレール
(1) の上側に平行状に配置されたフリーレール(2) と、
パワーレール(1) を走行するパワートロリ(3) と、パワ
ートロリ(3) を駆動する駆動チェン(4) と、パワートロ
リ(3) に上下揺動自在に取り付けられた正面よりみて略
T形のプッシャ(5) と、フリーレール(2) 側のキャリヤ
(10)に取り付けられてフリーレール(2) を走行する合計
4つのフリートロリ(6)(7)(8)(9)とを備えている。
リー・コンベヤは、パワーレール(1) と、パワーレール
(1) の上側に平行状に配置されたフリーレール(2) と、
パワーレール(1) を走行するパワートロリ(3) と、パワ
ートロリ(3) を駆動する駆動チェン(4) と、パワートロ
リ(3) に上下揺動自在に取り付けられた正面よりみて略
T形のプッシャ(5) と、フリーレール(2) 側のキャリヤ
(10)に取り付けられてフリーレール(2) を走行する合計
4つのフリートロリ(6)(7)(8)(9)とを備えている。
【0015】そして、駆動チェン(4) と共に移動するパ
ワートロリ(3) のプッシャ(5) が前部フリートロリ(6)
の係合ドッグ(35)と係り合わせられていて、パワートロ
リ(3) の移動によりキャリヤ(10)が牽引されるようにな
されている。
ワートロリ(3) のプッシャ(5) が前部フリートロリ(6)
の係合ドッグ(35)と係り合わせられていて、パワートロ
リ(3) の移動によりキャリヤ(10)が牽引されるようにな
されている。
【0016】先頭の前部フリートロリ(6) に下向きの係
合ドッグ(35)と惰走防止用ドッグ(36)とが互いに対向状
に設けられ、中間の2つのフリートロリ(8)(9)にキャリ
ヤ(10)の搬送台(11)が取り付けられ、また後尾の後部フ
リートロリ(9) にアキュムレート用カム(37)が取り付け
られている。なお、前部フリートロリ(6) と前側中間フ
リートロリ(8) との間に連結部材(32)が渡され、また後
尾の後部フリートロリ(9) と後側中間フリートロリ(8)
との間にも連結部材(32)が渡されている。
合ドッグ(35)と惰走防止用ドッグ(36)とが互いに対向状
に設けられ、中間の2つのフリートロリ(8)(9)にキャリ
ヤ(10)の搬送台(11)が取り付けられ、また後尾の後部フ
リートロリ(9) にアキュムレート用カム(37)が取り付け
られている。なお、前部フリートロリ(6) と前側中間フ
リートロリ(8) との間に連結部材(32)が渡され、また後
尾の後部フリートロリ(9) と後側中間フリートロリ(8)
との間にも連結部材(32)が渡されている。
【0017】自動車組立て中間品よりなる搬送物(20)を
のせるキャリヤ(10)の搬送台(11)は、中央部の鋼製角パ
イプよりなる中空状の主材(13)と、主材(13)の前後両端
寄り部分に交差状に設けられかつ背面よりみて略T形の
上部横材(15)(15)とよりなるものである。搬送台(11)の
前後両上部横材(15)(15)の左右両端部には、自動車組立
て中間品よりなる搬送物(20)を固定するためのフィクス
チャ(33)(34)がそれぞれ取り付けられている。
のせるキャリヤ(10)の搬送台(11)は、中央部の鋼製角パ
イプよりなる中空状の主材(13)と、主材(13)の前後両端
寄り部分に交差状に設けられかつ背面よりみて略T形の
上部横材(15)(15)とよりなるものである。搬送台(11)の
前後両上部横材(15)(15)の左右両端部には、自動車組立
て中間品よりなる搬送物(20)を固定するためのフィクス
チャ(33)(34)がそれぞれ取り付けられている。
【0018】そして、この搬送台(11)と上記中間フリー
トロリ(8)(9)との間には、それぞれ正面よりみて略C形
の前後一対の連結部材(12)(12)および下部横材(18)(19)
が介在され、前後両下部横材(18)(19)には、補強のため
に、左右一対の縦材(21)(21)が渡されている。また、前
後両下部横材(18)(19)の左右両端には、それぞれ側部揺
止めローラ(27)(27)が取り付けられている。これらの側
部揺止めローラ(27)(27)は、図3に示すように、作業現
場に配置された左右一対の側部案内レール(28)(28)に案
内されて、搬送台(11)が揺れるのを防止している。
トロリ(8)(9)との間には、それぞれ正面よりみて略C形
の前後一対の連結部材(12)(12)および下部横材(18)(19)
が介在され、前後両下部横材(18)(19)には、補強のため
に、左右一対の縦材(21)(21)が渡されている。また、前
後両下部横材(18)(19)の左右両端には、それぞれ側部揺
止めローラ(27)(27)が取り付けられている。これらの側
部揺止めローラ(27)(27)は、図3に示すように、作業現
場に配置された左右一対の側部案内レール(28)(28)に案
内されて、搬送台(11)が揺れるのを防止している。
【0019】この考案においては、搬送台(11)の中空状
主材(13)の前後両側に、伸縮自在な角パイプよりなるア
ーム(16)(16)がそれぞれ装備せられ、これらのアーム(1
6)(16)の先端部に、側面よりみて略L形の補助作業台(1
7)(17)がそれぞれ設けられている。
主材(13)の前後両側に、伸縮自在な角パイプよりなるア
ーム(16)(16)がそれぞれ装備せられ、これらのアーム(1
6)(16)の先端部に、側面よりみて略L形の補助作業台(1
7)(17)がそれぞれ設けられている。
【0020】ここで、中空状主材(13)の前後両端寄り部
分にピン挿通孔(23)が主材(13)の上下壁を貫通するよう
に設けられ、これに対応して角パイプよりなる前後両ア
ーム(16)(16)に、ピン挿通孔(26)が所定間隔おきにかつ
アーム(16)(16)の上下壁をそれぞれ貫通するように設け
られている。このようなアーム(16)(16)は、中空状主材
(13)に対して伸縮自在である。そして、両アーム(16)(1
6)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出した状態で
固定する固定手段が設けられている。
分にピン挿通孔(23)が主材(13)の上下壁を貫通するよう
に設けられ、これに対応して角パイプよりなる前後両ア
ーム(16)(16)に、ピン挿通孔(26)が所定間隔おきにかつ
アーム(16)(16)の上下壁をそれぞれ貫通するように設け
られている。このようなアーム(16)(16)は、中空状主材
(13)に対して伸縮自在である。そして、両アーム(16)(1
6)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出した状態で
固定する固定手段が設けられている。
【0021】すなわち、図4に示すように、両アーム(1
6)(16)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出すとと
もに、中空状主材(13)の両端部のピン挿通孔(23)(23)
に、両アーム(16)(16)の所要のピン挿通孔(26)(26)が重
ね合わされて、これらのピン挿通孔(23)(26)に作業台位
置決め用ピン(24)を差し込むことにより、両アーム(16)
(16)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出した状態
で固定することができる。
6)(16)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出すとと
もに、中空状主材(13)の両端部のピン挿通孔(23)(23)
に、両アーム(16)(16)の所要のピン挿通孔(26)(26)が重
ね合わされて、これらのピン挿通孔(23)(26)に作業台位
置決め用ピン(24)を差し込むことにより、両アーム(16)
(16)を中空状主材(13)に対して所要長さ引き出した状態
で固定することができる。
【0022】上記キャリヤ(10)によれば、例えば自動車
生産ラインのシール・ラインにおいて、図1と図2に一
点鎖線で示すように、搬送台(11)の角パイプよりなる中
空状主材(13)に対し、角パイプよりなる前後両側のアー
ム(16)(16)を伸ばすことにより、搬送台(11)の前後両側
に、作業者の踏み台となる補助作業台(17)(17)を所定の
レベルに配置することができ、作業者が搬送物(20)であ
る自動車組立て中間品よりなる搬送物(20)の車体前部の
ボンネット、あるいは車体後部のトランクの内部を上か
らのぞき込んで、これらのシール作業を円滑に行なうこ
とができる。
生産ラインのシール・ラインにおいて、図1と図2に一
点鎖線で示すように、搬送台(11)の角パイプよりなる中
空状主材(13)に対し、角パイプよりなる前後両側のアー
ム(16)(16)を伸ばすことにより、搬送台(11)の前後両側
に、作業者の踏み台となる補助作業台(17)(17)を所定の
レベルに配置することができ、作業者が搬送物(20)であ
る自動車組立て中間品よりなる搬送物(20)の車体前部の
ボンネット、あるいは車体後部のトランクの内部を上か
らのぞき込んで、これらのシール作業を円滑に行なうこ
とができる。
【0023】また、コンベヤ・ライン途上のアップ・ダ
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、図1と図2に実
線で示すように、アーム(16)(16)を縮めることにより、
補助作業台(17)(17)を搬送物の下側に格納することがで
きて、キャリヤ(10)の全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤ(10)の走行に支障がな
く、また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物(20)の
塗装に必要最低限のものとすることができる。
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、図1と図2に実
線で示すように、アーム(16)(16)を縮めることにより、
補助作業台(17)(17)を搬送物の下側に格納することがで
きて、キャリヤ(10)の全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤ(10)の走行に支障がな
く、また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物(20)の
塗装に必要最低限のものとすることができる。
【0024】さらに、生産すべき自動車の種類の相違に
よってボデーの長さが異なっても、アーム(16)(16)を伸
縮させて、補助作業台(17)(17)の位置を変えることによ
り、簡単に対応することができ、自動車の混入生産が可
能である。
よってボデーの長さが異なっても、アーム(16)(16)を伸
縮させて、補助作業台(17)(17)の位置を変えることによ
り、簡単に対応することができ、自動車の混入生産が可
能である。
【0025】また、上記コンベヤにおいては、工場等の
床面(F) に所定間隔おきに配置された基台(30)に取り付
けられた左右一対の結合部材(31)(31)を介してパワーレ
ール(1) とフリーレール(2) とが相互に結合されてい
る。
床面(F) に所定間隔おきに配置された基台(30)に取り付
けられた左右一対の結合部材(31)(31)を介してパワーレ
ール(1) とフリーレール(2) とが相互に結合されてい
る。
【0026】なお、上記実施例においては、搬送台(11)
の前後両側に伸縮自在なアーム(16)(16)が装備せられて
いるが、このようなアーム(16)は、搬送台(11)の前後両
側のうち少なくとも一方に装備されておれば、よい。
の前後両側に伸縮自在なアーム(16)(16)が装備せられて
いるが、このようなアーム(16)は、搬送台(11)の前後両
側のうち少なくとも一方に装備されておれば、よい。
【0027】
【考案の効果】この考案による出入れ自在な補助作業台
を有するコンベヤのキャリヤは、上述のように、キャリ
ヤの搬送台が、中央部の角パイプよりなる中空状の主材
と、主 材の前後両端寄り部分に交差状に設けられた上部
横材とを備えており、搬送台の前後両側のうち少なくと
も一方に、中空状主材に対して伸縮自在な角パイプより
なるアームが装備せられ、このアームの先端部に補助作
業台が設けられ、アームと中空状主材とにアームを中空
状主材に対して所要長さ引き出した状態で固定する固定
手段が設けられているもので、例えば自動車生産ライン
のシール・ラインにおいて、補助作業台のアームを伸ば
すことにより、搬送台の前後両側に、作業者の踏み台と
なる補助作業台を所定のレベルに配置することができ、
作業者が車体前部のボンネットや車体後部のトランクの
内部を上からのぞき込んで、これらのシール作業を円滑
に行なうことができる。
を有するコンベヤのキャリヤは、上述のように、キャリ
ヤの搬送台が、中央部の角パイプよりなる中空状の主材
と、主 材の前後両端寄り部分に交差状に設けられた上部
横材とを備えており、搬送台の前後両側のうち少なくと
も一方に、中空状主材に対して伸縮自在な角パイプより
なるアームが装備せられ、このアームの先端部に補助作
業台が設けられ、アームと中空状主材とにアームを中空
状主材に対して所要長さ引き出した状態で固定する固定
手段が設けられているもので、例えば自動車生産ライン
のシール・ラインにおいて、補助作業台のアームを伸ば
すことにより、搬送台の前後両側に、作業者の踏み台と
なる補助作業台を所定のレベルに配置することができ、
作業者が車体前部のボンネットや車体後部のトランクの
内部を上からのぞき込んで、これらのシール作業を円滑
に行なうことができる。
【0028】また、コンベヤ・ライン途上のアップ・ダ
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、アームを縮める
ことにより、補助作業台を搬送物の下側に格納すること
ができて、キャリヤの全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤの走行に支障がなく、
また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物の塗装に必
要最低限のものとすることができる。
ウンの激しい箇所や塗装ライン等では、アームを縮める
ことにより、補助作業台を搬送物の下側に格納すること
ができて、キャリヤの全長が短くなり、従ってアップ・
ダウンの激しい箇所でのキャリヤの走行に支障がなく、
また塗装ラインの塗装ブースの長さを搬送物の塗装に必
要最低限のものとすることができる。
【0029】さらに、生産すべき自動車の種類の相違に
よってボデーの長さが異なっても、中空状主材に対して
アームを伸縮させて、補助作業台の位置を変えることに
より、簡単に対応することができて、自動車の混入生産
型のラインにも不都合なく適用することができる。
よってボデーの長さが異なっても、中空状主材に対して
アームを伸縮させて、補助作業台の位置を変えることに
より、簡単に対応することができて、自動車の混入生産
型のラインにも不都合なく適用することができる。
【0030】そのうえ、搬送台の中空状主材が角パイプ
よりなり、この中空状主材に対して角パイプよりなるア
ームが伸縮自在に装備されるとともに、例えば中空状主
材側およびアーム側に設けられた所要のピン挿通孔と、
これらに嵌め入れられる作業台位置決め用ピンとで構成
されるアーム固定手段が設けられているものであるか
ら、構造が非常に簡単であり、その製作を容易かつ安価
に果し得るという効果を奏する。
よりなり、この中空状主材に対して角パイプよりなるア
ームが伸縮自在に装備されるとともに、例えば中空状主
材側およびアーム側に設けられた所要のピン挿通孔と、
これらに嵌め入れられる作業台位置決め用ピンとで構成
されるアーム固定手段が設けられているものであるか
ら、構造が非常に簡単であり、その製作を容易かつ安価
に果し得るという効果を奏する。
【図1】この考案による出入れ自在な補助作業台を有す
るキャリヤを備えたコンベヤを示す左側面図である。
るキャリヤを備えたコンベヤを示す左側面図である。
【図2】この考案の出入れ自在な補助作業台を有するキ
ャリヤの搬送台の部分切欠き平面図である。
ャリヤの搬送台の部分切欠き平面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】キャリヤの搬送台の補助作業台取付け部分の拡
大斜視図である。
大斜視図である。
1 パワーレール 2 フリーレール 10 キャリヤ 11 搬送台 13 角パイプよりなる中空状主材15 上部横材 16 角パイプよりなる伸縮自在なアーム 17 補助作業台 23 ピン挿通孔 24 作業台位置決め用ピン26 ピン挿通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 キャリヤ(10)の搬送台(11)が、中央部の
角パイプよりなる中空状の主材(13)と、主材(13)の前後
両端寄り部分に交差状に設けられた上部横材(15)(15)と
を備えており、搬送台(11)の前後両側のうち少なくとも
一方に、中空状主材(13)に対して伸縮自在な角パイプよ
りなるアーム(16)が装備せられ、このアーム(16)の先端
部に補助作業台(17)が設けられ、アーム(16)と中空状主
材(13)とにアーム(16)を中空状主材(13)に対して所要長
さ引き出した状態で固定する固定手段が設けられてい
る、出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070960U JP2569907Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070960U JP2569907Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633630U JPH0633630U (ja) | 1994-05-06 |
JP2569907Y2 true JP2569907Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=13446596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992070960U Expired - Lifetime JP2569907Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569907Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3477264B2 (ja) * | 1994-11-30 | 2003-12-10 | 三菱重工業株式会社 | T型ロンジ材塗装装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58164631U (ja) * | 1982-04-23 | 1983-11-02 | 富士重工業株式会社 | 車体組立における作業装置 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP1992070960U patent/JP2569907Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633630U (ja) | 1994-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7128226B2 (en) | Lifting device with a guide device for loads | |
KR100739476B1 (ko) | 트롤리 및 이를 이용한 주차 시스템 | |
EP0340232B1 (en) | Pallet transferring arrangement and method | |
US6959801B2 (en) | Conveyance apparatus | |
JPS61275097A (ja) | 航空機用荷役装置 | |
EP0312286A3 (en) | Folded/telescoped drill rig mast for limited space platform | |
CN108016530A (zh) | 一种车门装配用输送系统 | |
CN111630462A (zh) | 车身装配站 | |
JP2569907Y2 (ja) | 出入れ自在な補助作業台を有するコンベヤのキャリヤ | |
CN114799605A (zh) | 车厢自动焊接生产线 | |
CN210064259U (zh) | 一种涂装生产线地面台车输送系统 | |
JPH041143Y2 (ja) | ||
CA2140056A1 (en) | Detachable monorail conveyor system | |
CN208411789U (zh) | 一种运载小车 | |
JPH0885695A (ja) | レールの連結構造及びレール連結用ピン | |
CN221315950U (zh) | 一种工件背负式agv | |
JPS638660Y2 (ja) | ||
JPH0130304Y2 (ja) | ||
JP3052630B2 (ja) | シールドトンネルのレール敷設装置 | |
JPH0338054Y2 (ja) | ||
CN117800020A (zh) | 有横向牵引装置的辊道车组成的辊道式输送机 | |
JPH0647846Y2 (ja) | 自動車搬送用台車 | |
JP2515004B2 (ja) | 搬送用台車 | |
JPH0222433Y2 (ja) | ||
US4397242A (en) | Cable driven shuttle system having guideways of different lengths and method for its use |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971202 |