JP2569718Y2 - レンズメータの被検レンズ光学中心位置表示装置 - Google Patents
レンズメータの被検レンズ光学中心位置表示装置Info
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- JP2569718Y2 JP2569718Y2 JP1988029419U JP2941988U JP2569718Y2 JP 2569718 Y2 JP2569718 Y2 JP 2569718Y2 JP 1988029419 U JP1988029419 U JP 1988029419U JP 2941988 U JP2941988 U JP 2941988U JP 2569718 Y2 JP2569718 Y2 JP 2569718Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レンズメータの測定台に載置された被検レ
ンズの光学中心位置を表示するための、レンズメータの
被検レンズ光学中心位置表示装置に関する。
ンズの光学中心位置を表示するための、レンズメータの
被検レンズ光学中心位置表示装置に関する。
例えば特開昭54−14757号公報、特開昭60−17335号公
報等によって知られているレンズメータの場合、被検レ
ンズの球面屈折力、円柱屈折力、軸方向、プリズム屈折
力、基底方向等の諸特性を測定するために、被検レンズ
の光学中心が測定光学系の中心に合致するように、被検
レンズを測定台にセットする必要がある。この測定光学
系の中心に対する被検レンズの光学中心の位置合わせ作
業、すなわち被検レンズのセンタリングは、従来は、被
検レンズの測定点(センタリング前に被検レンズを測定
台に載せたときの、測定光学系の中心線上に位置する被
検レンズの点)におけるプリズム値をレンズメータで測
定して数値で表示し、そしてプリズム値を見ながらプリ
ズム値が0になる方向に被検レンズを測定台上で移動さ
せることによって行っていた。
報等によって知られているレンズメータの場合、被検レ
ンズの球面屈折力、円柱屈折力、軸方向、プリズム屈折
力、基底方向等の諸特性を測定するために、被検レンズ
の光学中心が測定光学系の中心に合致するように、被検
レンズを測定台にセットする必要がある。この測定光学
系の中心に対する被検レンズの光学中心の位置合わせ作
業、すなわち被検レンズのセンタリングは、従来は、被
検レンズの測定点(センタリング前に被検レンズを測定
台に載せたときの、測定光学系の中心線上に位置する被
検レンズの点)におけるプリズム値をレンズメータで測
定して数値で表示し、そしてプリズム値を見ながらプリ
ズム値が0になる方向に被検レンズを測定台上で移動さ
せることによって行っていた。
このプリズム値は、測定光学系の中心に対する被検レ
ンズ光学中心の偏位量に比例するものであり、レンズメ
ータでは各測定点で瞬時に測定され、前述のように数値
で表示される。
ンズ光学中心の偏位量に比例するものであり、レンズメ
ータでは各測定点で瞬時に測定され、前述のように数値
で表示される。
この場合、表示されるプリズム値はただ単に見掛け上
の値であるので、レンズ度数の符号(±)が異なるとき
でも全く同じように表示される。しかし、レンズ度数の
符号(±)により、測定光学系の中心に対する被検レン
ズ光学中心の偏位方向が逆になるので、レンズ度数の符
号を考慮して被検レンズを移動させなければならない。
すなわち、凹レンズと凸レンズの場合では、プリズム値
が0になる方向が逆になるので、測定台上で被検レンズ
を反対方向に移動させなければならない。
の値であるので、レンズ度数の符号(±)が異なるとき
でも全く同じように表示される。しかし、レンズ度数の
符号(±)により、測定光学系の中心に対する被検レン
ズ光学中心の偏位方向が逆になるので、レンズ度数の符
号を考慮して被検レンズを移動させなければならない。
すなわち、凹レンズと凸レンズの場合では、プリズム値
が0になる方向が逆になるので、測定台上で被検レンズ
を反対方向に移動させなければならない。
また、プリズム値からはレンズの屈折力の違いによっ
て発生するセンタリングの移動距離が表現できないとい
う欠点があった。
て発生するセンタリングの移動距離が表現できないとい
う欠点があった。
本考案は、このような問題点乃至欠点を除去するため
になされたものであり、その目的は、レンズ度数の符号
(±)にかかわらず、測定台上での被検レンズの移動方
向が実際の偏位方向と一致するように、被検レンズの光
学中心位置を表示することができる表示装置を提供する
ことにある。
になされたものであり、その目的は、レンズ度数の符号
(±)にかかわらず、測定台上での被検レンズの移動方
向が実際の偏位方向と一致するように、被検レンズの光
学中心位置を表示することができる表示装置を提供する
ことにある。
この目的を達成するために、本考案によるレンズメー
タの被検レンズ光学中心位置表示装置は、被検レンズの
測定点におけるプリズム値のX成分およびY成分ならび
にレンズ度数に基づいて、前記被検レンズの測定点に対
する該被検レンズの光学中心位置のX方向成分およびY
方向成分を、プリズム量または距離のいずれかで択一的
に選択表示可能にしたことを特徴とするものである。
タの被検レンズ光学中心位置表示装置は、被検レンズの
測定点におけるプリズム値のX成分およびY成分ならび
にレンズ度数に基づいて、前記被検レンズの測定点に対
する該被検レンズの光学中心位置のX方向成分およびY
方向成分を、プリズム量または距離のいずれかで択一的
に選択表示可能にしたことを特徴とするものである。
次に、図を参照して本考案の実施例を詳しく説明す
る。
る。
第1a図と第1b図は本考案による被検レンズ光学中心位
置表示装置を備えたレンズメータの正面図と右側面図で
ある。このレンズメータ1の本体2の前面側には、被検
レンズを載置するための測定台3が設けられている。こ
の測定台3の後方(奥の方)には、被検レンズの位置決
めを補助するための試料位置決め部4が設けられ、測定
台3の上方にはレンズ押え5があり、その後方には更
に、被検レンズの光軸をマーキングするための印点部6
が設けられている。また本体2の上側の前面には、スイ
ッチ、電源等の操作パネル部7と本考案による被検レン
ズ光学中心位置表示装置8、および測定結果等の表示装
置9が設けられている。
置表示装置を備えたレンズメータの正面図と右側面図で
ある。このレンズメータ1の本体2の前面側には、被検
レンズを載置するための測定台3が設けられている。こ
の測定台3の後方(奥の方)には、被検レンズの位置決
めを補助するための試料位置決め部4が設けられ、測定
台3の上方にはレンズ押え5があり、その後方には更
に、被検レンズの光軸をマーキングするための印点部6
が設けられている。また本体2の上側の前面には、スイ
ッチ、電源等の操作パネル部7と本考案による被検レン
ズ光学中心位置表示装置8、および測定結果等の表示装
置9が設けられている。
更に、本体2の内部には測定光学系および制御部が内
蔵されている。この測定光学系10および制御部11を第2
図に概略的に示す。第2図において、13は4個の超高輝
度の発光ダイオード(LED)からなるレンズメータの光
源である。これら4個のLED13′は後述の演算を簡単に
するために、第3a図のように等間隔に配置されている必
要がある。14は集光レンズで、各々のLED13′から出た
光を平行光にしている。すなわち、LED13′は集光レン
ズ14の焦点位置に配置されている。15はターゲット板
で、第3b図のようにN字形のスリットパターン15′を有
しており、集光レンズ12とコリメーターレンズ16の間で
パルスモータ17によって移動できるように配置されてい
る。コリメーターレンズ16は、被検レンズ18上に光源像
を作り出し、スリットパターン15′のイメージ像を形成
する光束を被検レンズ18と協働して平行光束にするとい
う役目を持っている。被検レンズ18はその光学中心が測
定光学系の中心と一致するように、前述の測定台3にセ
ットされている。19は対物レンズで、コリメーターレン
ズ16と被検レンズ18によって平行光束にさせられたパタ
ーン15′のイメージ像を結像させている。20は電荷結合
素子(CCD)イメージセンサで、対物レンズ19の焦点位
置に配置されており、パターンの位置を検出している。
蔵されている。この測定光学系10および制御部11を第2
図に概略的に示す。第2図において、13は4個の超高輝
度の発光ダイオード(LED)からなるレンズメータの光
源である。これら4個のLED13′は後述の演算を簡単に
するために、第3a図のように等間隔に配置されている必
要がある。14は集光レンズで、各々のLED13′から出た
光を平行光にしている。すなわち、LED13′は集光レン
ズ14の焦点位置に配置されている。15はターゲット板
で、第3b図のようにN字形のスリットパターン15′を有
しており、集光レンズ12とコリメーターレンズ16の間で
パルスモータ17によって移動できるように配置されてい
る。コリメーターレンズ16は、被検レンズ18上に光源像
を作り出し、スリットパターン15′のイメージ像を形成
する光束を被検レンズ18と協働して平行光束にするとい
う役目を持っている。被検レンズ18はその光学中心が測
定光学系の中心と一致するように、前述の測定台3にセ
ットされている。19は対物レンズで、コリメーターレン
ズ16と被検レンズ18によって平行光束にさせられたパタ
ーン15′のイメージ像を結像させている。20は電荷結合
素子(CCD)イメージセンサで、対物レンズ19の焦点位
置に配置されており、パターンの位置を検出している。
制御部11は制御基板、信号処理回路、表示駆動回路、
光源駆動回路、パルスモータ駆動回路、数値演算回路、
プリンター駆動回路等を含んでいる。表示部21は前述の
被検レンズ光学中心位置表示装置8と測定結果等の表示
装置9を備えている。
光源駆動回路、パルスモータ駆動回路、数値演算回路、
プリンター駆動回路等を含んでいる。表示部21は前述の
被検レンズ光学中心位置表示装置8と測定結果等の表示
装置9を備えている。
上記の構造のレンズメータの場合には、前記コリメー
ターレンズ16と対物レンズ19の間に入れる被検レンズ18
のレンズ度数(屈折力)によって生じる4個の各LED1
3′によってイメージセンサ20上に形成される前記パタ
ーンの各々の偏位量と、前記ターゲット板15を移動さ
せ、その移動量と移動後の偏位量とを数値演算回路によ
り計算することにより、被検レンズの球面屈折力、円柱
屈折力、軸方向、プリズム屈折力、基底方向等の光学特
性を測定および表示することができる。
ターレンズ16と対物レンズ19の間に入れる被検レンズ18
のレンズ度数(屈折力)によって生じる4個の各LED1
3′によってイメージセンサ20上に形成される前記パタ
ーンの各々の偏位量と、前記ターゲット板15を移動さ
せ、その移動量と移動後の偏位量とを数値演算回路によ
り計算することにより、被検レンズの球面屈折力、円柱
屈折力、軸方向、プリズム屈折力、基底方向等の光学特
性を測定および表示することができる。
更に、プリズム値はパターンの中心座標を求めること
によって測定することができる。今、被検レンズ18を測
定台3にセットしたときのパターンの中心座標を(x1,
y1)とし、被検レンズ18をセットしないときのパターン
の中心座標を(x0,y0)とすると、x1−x0をX軸に、y1
−y0をY軸にとる新しい座標系を描けば、この座標系に
おける(x1,y1)は被検レンズ18の測定点におけるプリ
ズム値Pそのものを表すことになる。このプリズム値P
のx成分、y成分をそれぞれPx,Pyとすると、P、Px、P
yおよびプリズムの基底方向θの関係は次の通りであ
る。
によって測定することができる。今、被検レンズ18を測
定台3にセットしたときのパターンの中心座標を(x1,
y1)とし、被検レンズ18をセットしないときのパターン
の中心座標を(x0,y0)とすると、x1−x0をX軸に、y1
−y0をY軸にとる新しい座標系を描けば、この座標系に
おける(x1,y1)は被検レンズ18の測定点におけるプリ
ズム値Pそのものを表すことになる。このプリズム値P
のx成分、y成分をそれぞれPx,Pyとすると、P、Px、P
yおよびプリズムの基底方向θの関係は次の通りであ
る。
θ=90° (Px=0,Py>0の場合) θ=270° (Px=0,Py<0の場合) で与えられる。
ここで、kは比例定数である。
第1a図および第1b図に示したレンズメータ1では、上
記のプリズム値PのX成分Px、Y成分Pyおよびプリズム
の基底方向θに基づいて、被検レンズの球面屈折力,円
柱屈折力等が表示装置9に表示される。
記のプリズム値PのX成分Px、Y成分Pyおよびプリズム
の基底方向θに基づいて、被検レンズの球面屈折力,円
柱屈折力等が表示装置9に表示される。
第4図に示す被検レンズ光学中心位置表示装置8aの場
合には、X軸方向とY軸方向に多数の発光ダイオード
(LED)22が例えば1mmのピッチで並べて配置されてい
る。X軸とY軸が交差する点のLEDは円形で、その他は
長方形である。X軸には、被検レンズ(第4図中に二点
鎖線で示す。)の測定点(第4図において前記円形のLE
Dがある箇所)におけるプリズム値PのX成分Pxと前記
測定点におけるレンズ度数とに基づいて、被検レンズの
測定点に対する当該被検レンズの光学中心位置(第4図
中にO.Cで示す。)のX方向成分をプリズム量によって
表示するための値DPxiが表示されており、Y軸には同様
に、被検レンズの測定点に対する当該被検レンズの光学
中心位置のY方向成分をプリズム量によって表示するた
めの値DPyiが表示されている。この場合、横方向のレン
ズ度数が負の場合にはDPxはPxの符号を反転した−Px
で、正の場合にはDPxはPxそのままである。同様に、縦
方向のレンズ度数が負の場合にはDPyはPyの符号を反転
した−Pyで、正の場合にはDPyはPyそのままである。更
に、横方向のレンズ度数が零の場合にはDPx、縦方向の
レンズ度数が零の場合にはDPyは零である。なぜなら、
横方向または縦方向のレンズ度数が零の場合には、その
方向における光学中心位置はどこにおいても光学中心と
言えるからである。
合には、X軸方向とY軸方向に多数の発光ダイオード
(LED)22が例えば1mmのピッチで並べて配置されてい
る。X軸とY軸が交差する点のLEDは円形で、その他は
長方形である。X軸には、被検レンズ(第4図中に二点
鎖線で示す。)の測定点(第4図において前記円形のLE
Dがある箇所)におけるプリズム値PのX成分Pxと前記
測定点におけるレンズ度数とに基づいて、被検レンズの
測定点に対する当該被検レンズの光学中心位置(第4図
中にO.Cで示す。)のX方向成分をプリズム量によって
表示するための値DPxiが表示されており、Y軸には同様
に、被検レンズの測定点に対する当該被検レンズの光学
中心位置のY方向成分をプリズム量によって表示するた
めの値DPyiが表示されている。この場合、横方向のレン
ズ度数が負の場合にはDPxはPxの符号を反転した−Px
で、正の場合にはDPxはPxそのままである。同様に、縦
方向のレンズ度数が負の場合にはDPyはPyの符号を反転
した−Pyで、正の場合にはDPyはPyそのままである。更
に、横方向のレンズ度数が零の場合にはDPx、縦方向の
レンズ度数が零の場合にはDPyは零である。なぜなら、
横方向または縦方向のレンズ度数が零の場合には、その
方向における光学中心位置はどこにおいても光学中心と
言えるからである。
第4図に示した場合、DPxiとDPyiと座標中心との間に
あるLEDが点灯する。従って、長方形のLEDがすべて消灯
するまで、被検レンズ18を測定台3上で動かすことによ
り、被検レンズ18の光学中心が測定光学系10の中心にセ
ットされる。
あるLEDが点灯する。従って、長方形のLEDがすべて消灯
するまで、被検レンズ18を測定台3上で動かすことによ
り、被検レンズ18の光学中心が測定光学系10の中心にセ
ットされる。
このように、被検レンズの測定点に対する当該被検レ
ンズの光学中心位置をプリズム量によって表示するため
の値DPx,DPyを、十字型LEDディスプレイに表示する表示
装置の場合には、レンズ度数の大きな被検レンズの、測
定光学系の中心に対する光学中心位置の偏位を非常に正
確に表示することができる。
ンズの光学中心位置をプリズム量によって表示するため
の値DPx,DPyを、十字型LEDディスプレイに表示する表示
装置の場合には、レンズ度数の大きな被検レンズの、測
定光学系の中心に対する光学中心位置の偏位を非常に正
確に表示することができる。
更に、第5図には、被検レンズ(第5図中に二点鎖線
で示す。)の測定点(第5図において円形のLEDがある
箇所)におけるプリズム値PのX成分Pxとプリズム値P
のY成分Pyと前記測定点におけるレンズ度数とに基づい
て、X軸には被検レンズの測定点に対する当該被検レン
ズの光学中心位置(第5図中にO.Cで示す。)のX方向
成分を距離によって表示するための値δxを表示し、Y
軸には被検レンズの測定点に対する当該被検レンズの光
学中心位置のY方向成分を距離によって表示するための
値δyを表示する被検レンズ光学中心位置表示装置8bが
示してある。この距離は次のようにして計算される。
で示す。)の測定点(第5図において円形のLEDがある
箇所)におけるプリズム値PのX成分Pxとプリズム値P
のY成分Pyと前記測定点におけるレンズ度数とに基づい
て、X軸には被検レンズの測定点に対する当該被検レン
ズの光学中心位置(第5図中にO.Cで示す。)のX方向
成分を距離によって表示するための値δxを表示し、Y
軸には被検レンズの測定点に対する当該被検レンズの光
学中心位置のY方向成分を距離によって表示するための
値δyを表示する被検レンズ光学中心位置表示装置8bが
示してある。この距離は次のようにして計算される。
プリズムP、被検レンズの光学中心位置から測定点ま
での距離δおよびレンズ度数Dの関係は次式 で表される。この式から距離δのX方向成分δxとY方
向成分δyをプリズム値PのPx成分とPy成分で表すと、 となる。
での距離δおよびレンズ度数Dの関係は次式 で表される。この式から距離δのX方向成分δxとY方
向成分δyをプリズム値PのPx成分とPy成分で表すと、 となる。
ここで、Dxは横方向のレンズ度数Dx、Dyは縦方向のレ
ンズ度数である。上記の値から光軸の偏位量(距離)を
算出でき、この算出式を演算部に組み込むことにより達
成される。
ンズ度数である。上記の値から光軸の偏位量(距離)を
算出でき、この算出式を演算部に組み込むことにより達
成される。
このように被検レンズの測定点に対する当該被検レン
ズの光学中心位置のX方向成分およびY方向成分を距離
によって十字型LEDディスプレイに表示する表示装置の
場合には、レンズ度数の小さな被検レンズの、測定光学
系の中心に対する光学中心位置の偏位を非常に正確に表
示することができる。
ズの光学中心位置のX方向成分およびY方向成分を距離
によって十字型LEDディスプレイに表示する表示装置の
場合には、レンズ度数の小さな被検レンズの、測定光学
系の中心に対する光学中心位置の偏位を非常に正確に表
示することができる。
上記実施例におけるプリズム値の求め方は一つの例に
すぎない。例えばスリットパターンやイメージセンサの
構成によりプリズム値の求め方は異なってくる。従っ
て、プリズム値は公知の他の手法、例えば特開昭54−14
757号公報、特開昭60−17335号公報等記載の手法にて求
めてもよい。
すぎない。例えばスリットパターンやイメージセンサの
構成によりプリズム値の求め方は異なってくる。従っ
て、プリズム値は公知の他の手法、例えば特開昭54−14
757号公報、特開昭60−17335号公報等記載の手法にて求
めてもよい。
本考案の被検レンズ光学中心位置表示装置は、被検レ
ンズの測定点に対する当該被検レンズの光学中心位置の
X方向成分およびY方向成分を、第4図に示したように
プリズム量によって表示することもできるし、第5図に
示したように距離によって表示することもでき、プリズ
ム量によって表示するか距離によって表示するかは択一
的に適宜選択可能である。それによって、レンズ度数の
小さな被検レンズの場合でも、レンズ度数の大きな被検
レンズの場合でも、測定光学系の中心に対する光学中心
位置の偏位を非常に正確に表示することができる。
ンズの測定点に対する当該被検レンズの光学中心位置の
X方向成分およびY方向成分を、第4図に示したように
プリズム量によって表示することもできるし、第5図に
示したように距離によって表示することもでき、プリズ
ム量によって表示するか距離によって表示するかは択一
的に適宜選択可能である。それによって、レンズ度数の
小さな被検レンズの場合でも、レンズ度数の大きな被検
レンズの場合でも、測定光学系の中心に対する光学中心
位置の偏位を非常に正確に表示することができる。
更に、上記実施例では、十字型に配列されたLEDディ
スプレイを使用したが、XY座標を有する他のディスプレ
イ、例えば液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ
等を用いることができる。この場合、被検レンズの光学
中心を点で表示してもよい。
スプレイを使用したが、XY座標を有する他のディスプレ
イ、例えば液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ
等を用いることができる。この場合、被検レンズの光学
中心を点で表示してもよい。
以上説明したように、本考案によるレンズメータの被
検レンズ光学中心位置表示装置は、レンズ度数とは関係
なく、常にセンタリングすべき方向量を表示するので、
被検レンズの実際の移動とディスプレイ上での表示の変
化が一致する。従って、被検レンズのセンタリングが非
常に容易になる。また、表示方法を選択できるので、レ
ンズ度数に適した表示方法を選択できる。
検レンズ光学中心位置表示装置は、レンズ度数とは関係
なく、常にセンタリングすべき方向量を表示するので、
被検レンズの実際の移動とディスプレイ上での表示の変
化が一致する。従って、被検レンズのセンタリングが非
常に容易になる。また、表示方法を選択できるので、レ
ンズ度数に適した表示方法を選択できる。
第1a図は本考案による被検レンズ光学中心位置表示装置
を備えたレンズメータの正面図、第1b図は同レンズメー
タの側面図、第2図はレンズメータの測定光学系、制御
部、表示部等を示すブロック図、第3a図はLED光源の正
面図、第3b図はターゲット板の正面図、第4図は本考案
による被検レンズ光学中心位置表示装置を概略的に示す
図、第5図は他の被検レンズ光学中心位置表示装置を示
す図である。 1……レンズメータ、2……本体、3……測定台、4…
…試料位置決め部、5……レンズ押え、6……印点部、
7……操作パネル部、8,8a,8b……被検レンズ光学中心
位置表示装置、9……測定結果等の表示装置、10……測
定光学系、11……制御部、13……光源、13′……発光ダ
イオード、14……集光レンズ、15……ターゲット板、1
5′……スリットパターン、16……コリメータレンズ、1
7……パルスモータ、18……被検レンズ、19……対物レ
ンズ、20……イメージセンサ、21……表示部、22……発
光ダイオード
を備えたレンズメータの正面図、第1b図は同レンズメー
タの側面図、第2図はレンズメータの測定光学系、制御
部、表示部等を示すブロック図、第3a図はLED光源の正
面図、第3b図はターゲット板の正面図、第4図は本考案
による被検レンズ光学中心位置表示装置を概略的に示す
図、第5図は他の被検レンズ光学中心位置表示装置を示
す図である。 1……レンズメータ、2……本体、3……測定台、4…
…試料位置決め部、5……レンズ押え、6……印点部、
7……操作パネル部、8,8a,8b……被検レンズ光学中心
位置表示装置、9……測定結果等の表示装置、10……測
定光学系、11……制御部、13……光源、13′……発光ダ
イオード、14……集光レンズ、15……ターゲット板、1
5′……スリットパターン、16……コリメータレンズ、1
7……パルスモータ、18……被検レンズ、19……対物レ
ンズ、20……イメージセンサ、21……表示部、22……発
光ダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】被検レンズの測定点におけるプリズム値の
X成分およびY成分ならびにレンズ度数に基づいて、前
記被検レンズの測定点に対する該被検レンズの光学中心
位置のX方向成分およびY方向成分を、プリズム量また
は距離のいずれかで択一的に選択表示可能にしたことを
特徴とするレンズメータの被検レンズ光学中心位置表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988029419U JP2569718Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | レンズメータの被検レンズ光学中心位置表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988029419U JP2569718Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | レンズメータの被検レンズ光学中心位置表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01135344U JPH01135344U (ja) | 1989-09-18 |
JP2569718Y2 true JP2569718Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=31253617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988029419U Expired - Lifetime JP2569718Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | レンズメータの被検レンズ光学中心位置表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569718Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7764364B2 (en) | 2004-08-23 | 2010-07-27 | Nidek Co., Ltd. | Lens meter for measuring optical characteristics of a lens |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5446274A (en) * | 1994-02-22 | 1995-08-29 | Leica Inc. | Instructive display for assisting in centering an optical path element on a path |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61251733A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-08 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 自動レンズメ−タ |
-
1988
- 1988-03-05 JP JP1988029419U patent/JP2569718Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7764364B2 (en) | 2004-08-23 | 2010-07-27 | Nidek Co., Ltd. | Lens meter for measuring optical characteristics of a lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01135344U (ja) | 1989-09-18 |
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