JPH08210812A - 測長装置 - Google Patents

測長装置

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JPH08210812A
JPH08210812A JP1716295A JP1716295A JPH08210812A JP H08210812 A JPH08210812 A JP H08210812A JP 1716295 A JP1716295 A JP 1716295A JP 1716295 A JP1716295 A JP 1716295A JP H08210812 A JPH08210812 A JP H08210812A
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distance
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Makoto Toyoda
田 誠 豊
Takashi Haku
傑 白
Junichi Arai
井 淳 一 新
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MORITETSUKUSU KK
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MORITETSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CCDカメラで撮影した被写体面上の任意の
二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y座標と画面
上の基準長に基づいて算出する場合に、被写体までの距
離が不明である場合でも、その画面情報から実寸を測定
できるようにすることを技術的課題としている。 【構成】 被写体にレーザビーム(LB1)を照射してCC
Dカメラ(2)で撮影したときに被写体までの距離に応
じて変化するレーザスポット(LS1)のX−Y座標位置を
検出するスポット位置検出手段(6)と、レーザスポッ
ト(LS1)のX−Y座標位置及び被写体までの距離に応じ
て異なる画面上の基準長との関係を予め記憶した位置−
基準長変換手段(7)と、前記スポット位置検出手段
(6)で検出されたレーザスポット(LS1)のX−Y座標
位置に基づき前記位置−基準長変換手段(7)を参照し
て画面上の基準長を設定する基準長設定手段(8)とを
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDカメラで撮影し
た被写体面上の任意の二点間の長さを、その二点の画面
上のX−Y座標と画面上の基準長に基づいて算出する測
長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CCDカメラにより撮影した被
写体面上の任意の2点間の長さを測定する場合に、被写
体面までの距離が一定であれば、画面上の基準長さが変
わることはないので、画面上の二点間の距離を算出し、
これを予め設定された画面上の基準長さと比較すること
により、その実寸を容易に算出することができる。ま
た、工作機械のようにワークの大きさや取り付け高さが
予め決まっている場合も、ワークを固定したテーブルを
移動させてワークの表面を一定の高さに位置させれば、
例えば工作機械に取り付けられたカメラからワーク表面
までの距離が一定に維持されるので、前述と同様にその
実寸を容易に測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、望遠レンズ等を利用して遠くの被写体を撮影し、そ
の被写体の大きさや、被写体面上の任意の二点間の長さ
を測定しようとする場合には、撮影する被写体までの距
離が不明であることが多く、また、異なる被写体を撮影
するときはその度に距離が変わるので、被写体を画面上
に映し出してもその画面情報から実寸を測定することが
できないという問題があった。そこで、本発明は、被写
体までの距離が不明である場合でも、その被写体を画面
上に映し出してその画面情報から実寸を測定できるよう
にすることを技術的課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、CCDカメラで撮影した被写体
面上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−
Y座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置に
おいて、前記CCDカメラに一体的に取り付けられ、そ
のレンズの中心を透過しない一本のレーザビームを被写
体に照射するレーザ光源と、CCDカメラで撮影した画
面上に形成される前記レーザビームのレーザスポットの
X−Y座標位置を検出するスポット位置検出手段と、レ
ーザスポットのX−Y座標位置と画面上の基準長との関
係を予め記憶した位置−基準長変換手段と、前記スポッ
ト位置検出手段で検出されたレーザスポットのX−Y座
標位置に基づき前記位置−基準長変換手段を参照して画
面上の基準長を設定する基準長設定手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、CCDカメラに一体的
に取り付けられて少なくとも一方が当該CCDカメラの
レンズの光軸と平行でない二本のレーザビームを被写体
に照射するレーザ光源と、CCDカメラで撮影した画面
上に形成される前記レーザビームの二つのレーザスポッ
トのX−Y座標位置を検出するスポット位置検出手段
と、二つのレーザスポット及び光軸のX−Y座標位置に
基づいてこれらの相対位置を算出する相対位置算出手段
と、各レーザスポット及び光軸の相対位置に基づいて被
写体までの距離を検出する距離検出手段と、前記二本の
レーザビーム及び光軸のうち平行でない二本のレーザビ
ームのなす角度又は一方のレーザビームと光軸のなす角
度と前記距離検出手段により検出された被写体までの距
離に基づいて画面上の基準長を算出する基準長設定手段
とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、CCDカメラに一体的
に取り付けられて少なくとも一本が他の二本に対して平
行でない三本のレーザビームを被写体に照射するレーザ
光源と、CCDカメラで撮影した画面上に形成される前
記レーザビームの三つのレーザスポットのX−Y座標位
置を検出するスポット位置検出手段と、三つのレーザス
ポットのX−Y座標位置に基づいてこれらの相対位置を
算出する相対位置算出手段と、各レーザスポットの相対
位置に基づいて被写体までの距離を検出する距離検出手
段と、前記三本のレーザビームのうち平行でない二本の
レーザビームのなす角度と前記距離検出手段により検出
された被写体までの距離に基づいて画面上の基準長を算
出する基準長設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、CCDカメラに一体的
に取り付けられてその光軸と平行な一本のレーザビーム
を被写体に照射するレーザ光源と、CCDカメラで撮影
した画面上に形成される前記レーザビームのレーザスポ
ットのX−Y座標位置を検出するスポット位置検出手段
と、レーザスポット及び光軸のX−Y座標位置に基づい
てこれらの画面上の間隔を算出する間隔算出手段と、算
出された画面上の間隔とレーザビーム及び光軸の実際の
間隔に基づいて画面上の基準長を算出する基準長設定手
段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、CCDカメラに一体的
に取り付けられて互いに平行な二本のレーザビームを被
写体に照射するレーザ光源と、CCDカメラで撮影した
画面上に形成される前記レーザビームの二つのレーザス
ポットのX−Y座標位置を検出するスポット位置検出手
段と、各レーザスポットのX−Y座標位置に基づいてこ
れらの画面上の間隔を算出する間隔算出手段と、算出さ
れた画面上の間隔と二本のレーザビームの実際の間隔に
基づいて画面上の基準長を算出する基準長設定手段を備
えたことを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、CCDカメラのレンズ
のフォーカスリングに一体的に取り付けられて互いに平
行でない二本のレーザビームを被写体に照射するレーザ
光源と、CCDカメラで撮影した画面上に形成される前
記レーザビームの二つのレーザスポットのX−Y座標位
置を検出するスポット位置検出手段と、各レーザスポッ
トのX−Y座標位置に基づいてフォーカスリングの回転
角を算出する回転角算出手段と、検出された回転角に基
づいて被写体までの距離を検出する距離検出手段と、二
つのレーザビーム間の照射角度と前記距離検出手段によ
り検出された被写体までの距離に基づいて画面上の基準
長を算出する基準長設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、レーザビームがレン
ズの中心を通らずに被写体に照射されるので、被写体ま
での距離に応じてレーザスポットの画面上の位置が変化
する。そして、位置−基準長変換手段に、レーザスポッ
トのX−Y座標位置から求まる被写体までの距離に応じ
た基準長が設定されているので、CCDカメラで撮影し
たレーザスポットのX−Y座標位置から画面上の基準長
が設定され、被写体までの距離が不明であっても、画面
に映し出された被写体面上の任意の二点間の長さを正確
に測定できる。
【0011】請求項2の発明によれば、少なくとも一方
がCCDカメラの光軸に対して平行でない二本のレーザ
ビームが被写体に照射されるので、CCDカメラで撮影
された二つのレーザスポットの位置及び光軸位置の相対
位置は、被写体までの距離に応じて変化し、これらの相
対位置に基づいて被写体までの距離が検出される。ま
た、平行でない二本のレーザビームのなす角度又は一方
のレーザビームと光軸の間の照射角度は設計値により定
められているので、当該角度と被写体までの距離に基づ
いて画面上の基準長が算出され、これに基づいて、画面
に映し出された被写体面上の任意の二点間の長さを正確
に測定できる。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の光軸に替えてもう一つ他のレーザビームを照射するよ
うにしたもので、この場合は、三つのレーザスポットの
相対位置に基づいて被写体までの距離が検出され、前記
三本のレーザビームのうち平行でない二本のビームの間
の照射角度と前記距離検出手段により検出された被写体
までの距離に基づいて画面上の基準長が算出される。
【0013】また、請求項4の発明によれば、CCDカ
メラの光軸と平行な一本のレーザビームが被写体に照射
され、請求項5の発明によれば、平行な二本のレーザビ
ームが被写体に照射されるので、CCDカメラで撮影さ
れたレーザスポット及び光軸の間隔又は二つのレーザス
ポットの間隔は被写体までの実際の距離にかかわらず一
定であり、したがって、レーザビームと光軸の画面上の
間隔と実際の間隔に基づいて画面上の基準長が容易に設
定される。
【0014】請求項6の発明によれば、平行でない二本
のレーザビームを同一面内に沿って被写体に照射する二
つのレーザ光源が夫々前記CCDカメラのレンズのフォ
ーカスリングに一体的に取り付けられており、ピントを
合わせるためにフォーカスリングを回転させると、二つ
のレーザスポットを結ぶ線分が傾くので、これに基づい
て被写体までの距離が検出される。そして、二つのレー
ザスポットの画面上の間隔,各レーザビームのなす角度
及び被写体までの距離に基づいて画面上の基準長が算出
される。
【0015】なお、請求項2及び3の発明は相対位置に
基づいて距離を検出するものであり、請求項4及び5の
発明は間隔が一定な二つの点の画面上の間隔に基づいて
基準長を検出するものであり、請求項6の発明はフォー
カスリングの傾きに基づいて距離を検出するものである
から、請求項2〜6の発明は、いずれも、CCDカメラ
にズームレンズが装着されてレンズの倍率が変更される
場合であっても、倍率の変更にかかわらず、基準長を正
確に求めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る測長装置を示す
説明図、図2はその画像を示す説明図、図3は本発明に
係る他の測長装置を示す説明図、図4はその画像を示す
説明図、図5はその基準長設定原理を示す説明図、図6
は本発明に係る他の測長装置を示す説明図、図7はその
画像を示す説明図、図8は本発明に係る他の測長装置を
示す説明図、図9はその画像を示す説明図、図10は本
発明に係る他の測長装置を示す説明図、図11はその画
像を示す説明図、図12は本発明に係る他の測長装置を
示す説明図、図13はその画像を示す説明図、図14は
その基準長設定原理を示す説明図である。
【0017】図1において、1はCCDカメラ2で撮影
した被写体面S1 ,S2 ,S3 上の任意の二点間の長さ
を、その二点の画面上のX−Y座標と画面上の基準長に
基づいて算出する測長装置であって、前記CCDカメラ
2には、レンズ3の中心を透過しない一本のレーザビー
ムLB1 を被写体に照射するレーザ光源4が取り付けら
れ、当該CCDカメラ2に演算装置5が接続されて測長
に必要な信号処理を行うようになされている。
【0018】演算装置5は、CCDカメラで撮影される
レーザスポットLS1 のX−Y座標位置を検出するスポ
ット位置検出手段6と、レーザスポットLS1 のX−Y
座標位置と画面上の基準長との関係を予め記憶した位置
−基準長変換手段7と、スポット位置検出手段6で検出
されたレーザスポットLS1 のX−Y座標位置に基づき
前記位置−基準長変換手段7を参照して画面上の基準長
を設定する基準長設定手段8と、測長しようとする画面
上の任意の2点を設定する測長対象設定手段9と、設定
された2点のX−Y座標と前記基準長設定手段8で設定
された基準長に基づいて前記2点間の実寸を算出する実
寸算出手段10を備えている。
【0019】基準長d0 は被写体面S1 ,S2 ,S3
での距離に応じて異なり,例えば同じ1cmの長さのも
のを撮影した場合,被写体までの距離が近ければ画面上
は長く映り,被写体までの距離が遠ければ画面上は短く
映るので、予め距離に応じた基準長を求めておけば、被
写体までの距離さえわかれば基準長を設定することがで
き、一方、レーザ光源5から照射されるレーザビーム
は、CCDカメラ2のレンズ3の中心を透過しないの
で、被写体面S1 ,S2 ,S3 に形成されるレーザスポ
ットLS1 の画面上の位置が図2(a)(b)(c)に
示すように、被写体までの距離に応じて変化する。
【0020】したがって、被写体までの距離に応じたレ
ーザスポットLS1 のX−Y座標位置を予め測定すると
共に、被写体までの距離に応じた基準長を予め測定し、
これらのデータに基づいてレーザスポットLS1 のX−
Y座標位置に対応する基準長d0 を前記位置−基準長変
換手段7に記憶させておけば,スポット位置検出手段6
によりレーザスポットLS1 のX−Y座標位置を検出す
ることにより基準長を設定することができる。
【0021】以上が、本発明の一例構成であって、次に
その作用について説明する。まず、測長しようとする被
写体にレーザ光源5からレーザビームLB1 を照射し
て、被写体面上にレーザスポットLS1 を形成させ、ス
ポット位置検出手段6によりレーザスポットLS1 の画
面上のX−Y座標位置を検出する。これは、例えばマウ
ス(図示せず)により画面上のレーザスポットLS1
マークを合わせた状態で、マウスのボタンをクリックす
ることにより行う。次いで、検出されたレーザスポット
LS1 のX−Y座標位置のデータが基準長設定手段8に
入力され、位置−基準長変換手段7を参照してそのX−
Y座標位置に対応する基準長d0 が設定される。
【0022】そして、被写体面上の任意の2点間の長さ
を測定しようとする場合、まず、測長対象設定手段9に
より測定しようとする被写体面上の2点を設定する。こ
れも、例えばマウスにより測定しようとする点にマーク
を合わせた状態で、マウスのボタンをクリックし、これ
を繰り返して2回行うことにより測長しようとする2点
1 ,P2 を設定する。
【0023】次いで、実寸算出手段10では、前記測長
対象設定手段9により設定された2点のX−Y座標に基
づいて、その画面上の距離を求め、前記基準長設定手段
8で設定された基準長に基づいて前記2点間の実寸を算
出する。例えば、測長しようとする2点P0 ,P1 のX
−Y座標をP0 (x0 ,y0 ),P1 (x1 ,y1 )と
すると,その画面上の距離dは、 d={(x1 −x0)2 +(y1 −y0)2 1/2 で算出され、基準長をd0 とすれば、実寸D=d/d0
で算出される。
【0024】図3は本発明に係る他の測長装置を示す説
明図、図4はその画像を示す説明図であって、図1と共
通する部分については同一符号を付して詳細説明を省略
する。本例の場合、CCDカメラ2には、少なくとも一
方が当該CCDカメラ2のレンズ3の光軸AXと平行で
ない二本のレーザビームLB2 ,LB3 を被写体に照射
するレーザ光源11,12が取り付けられている。そし
てCCDカメラ2に接続された演算装置13は、当該C
CDカメラ2で撮影した画面上に形成される前記レーザ
ビームLB2 ,LB3 の二つのレーザスポットLS2
LS3 と画面上の光軸AXの相対位置を検出する相対位
置検出手段14と、各スポット及び光軸の相対位置に基
づいて被写体までの距離を検出する距離検出手段15
と、前記二本のレーザビーム及び光軸のうち平行でない
二本のビームのなす角度又は一方のビームと光軸のなす
角度と前記距離検出手段により検出された被写体までの
距離に基づいて画面上の基準長を算出する基準長設定手
段16とを備えている。CCDカメラ2で撮影した画面
上に形成される前記レーザビームLB2 ,LB3の二つ
のレーザスポットLS2 ,LS3 のX−Y座標位置を検
出するスポット位置検出手段14と、二つのレーザスポ
ットLS2 ,LS3 及び光軸AXのX−Y座標位置に基
づいてこれらの相対位置を算出する相対位置算出手段1
5と、算出された相対位置に基づいて被写体までの距離
Lを検出する距離検出手段16と、前記二本のレーザビ
ームLB2 ,LB3 及び光軸AXのうち平行でない二本
のビームのなす角度又は一方のビームと光軸のなす角度
と前記距離検出手段16により検出された被写体までの
距離Lに基づいて画面上の基準長d0 を算出する基準長
設定手段とを備えている。
【0025】これによれば、レーザ光源5から照射され
るレーザビームLB2 ,LB3 は少なくともいずれか一
方が光軸AXと非平行に照射され、各レーザビームLB
2 ,LB3 及び光軸AXがすべて平行になることはない
ので、被写体面S1 ,S2 ,S3 に形成されるレーザス
ポットLS2 ,LS3 及び光軸AXの相対位置が図4
(a)(b)(c)に示すように、被写体までの距離に
応じて変化する。したがって、レーザスポットLS2
LS3 及び光軸AXの相対位置に応じた被写体までの距
離を予め測定しておけば、相対位置から被写体までの距
離を求めることができる。
【0026】例えば、スポット位置検出手段14により
検出された二つのレーザスポットLS2 ,LS3 のX−
Y座標位置がLS2 (x2 ,y2 ),LS3 (x3 ,y
3 )であり、光軸AXのX−Y座標位置がAX(0,
0)である場合に、これらの相対位置を光軸AXから各
レーザスポットLS2 ,LS3 までのX座標の比m:n
で表すと、相対位置は相対位置算出手段15により、 m:n=x3 :x2 で表される。そして、相対位置と被写体までの距離Lの
関係を距離検出手段16に予め記憶しておけば、相対位
置から距離Lを求めることができる。この相対位置は距
離のみに依存するので、例えばCCDカメラ2のレンズ
3にズームレンズを使用した場合であっても、その倍率
変化に影響されず、正確に被写体までの距離Lを求める
ことができる。
【0027】次いで、距離Lが求まると、今度は、基準
長設定手段17により画面上の基準長を設定する。この
とき、例えば光軸AXと一方のレーザビームLB2 が平
行でない場合、その角度θ及び交点までの距離L0 が予
め設計値として既知であれば、光軸AXとレーザスポッ
トLS2 との間の画面上の長さdxは、 dx=(x2 2 +y2 2 1/2 であり、実寸hは、図5に示すように、 h=(L−L0 )tan θ で算出されるので、これより基準長d0 は、 d0 =dx/h で算出される。したがって、これをその被写体までの距
離の基準長として設定すれば、測定対象設定手段9によ
り設定した画面上の任意の2点のX−Y座標と、前記基
準長設定手段16により設定した基準長d0 に基づい
て、実寸算出手段10により前記2点間の長さを正確に
測定することができる。
【0028】図6は本発明に係るさらに他の測長装置を
示す説明図、図7はその画像を示す説明図であって、図
1と共通する部分については同一符号を付して詳細説明
は省略する。本例の場合、CCDカメラ2には、少なく
とも一本が他の二本に対して平行でない三本のレーザビ
ームLB4 ,LB5 ,LB6 を被写体に照射するレーザ
光源21,22,23が取り付けられている。そしてC
CDカメラ2に接続された演算装置24は、当該CCD
カメラ2で撮影した画面上に形成される前記レーザビー
ムLB4 ,LB5 ,LB6 の三つのレーザスポットLS
4 ,LS5 ,LS6 の相対位置を検出する相対位置検出
手段25と、各スポットLS4 ,LS5 ,LS6 の相対
位置に基づいて被写体までの距離Lを検出する距離検出
手段26と、前記三本のレーザビームLB4 ,LB5
LB6 のうち平行でない二本のビームのなす角度と前記
距離検出手段26により検出された被写体までの距離に
基づいて画面上の基準長d0 を算出する基準長設定手段
27とを備えている。CCDカメラ2で撮影した画面上
に形成される前記レーザビームLB4 ,LB5,LB6
の三つのレーザスポットLS4 ,LS5 ,LS6 のX−
Y座標位置を検出するスポット位置検出手段25と、三
つのレーザスポットLS4 ,LS5 ,LS6 のX−Y座
標位置に基づいてこれらの相対位置を算出する相対位置
算出手段26と、各スポットLS4 ,LS5 ,LS6
相対位置に基づいて被写体までの距離を検出する距離検
出手段27と、前記三本のレーザビームLB4 ,L
5 ,LB6 のうち平行でない二本のビーム(例えばL
4 ,LB6 )のなす角度と前記距離検出手段27によ
り検出された被写体までの距離に基づいて画面上の基準
長を算出する基準長設定手段28とを備えている。
【0029】これによれば、レーザビームLB4 ,LB
5 ,LB6 は少なくともいずれか一本が他の二本と非平
行に照射されるので、各レーザビームLB4 ,LB5
LB 6 がすべて平行になることはなく、したがって、被
写体面S1 ,S2 ,S3 に形成されるレーザスポットL
4 ,LS5 ,LS6 の相対位置が図7(a)(b)
(c)に示すように、被写体までの距離に応じて変化す
る。
【0030】したがって、レーザスポットLS4 ,LS
5 ,LS6 の相対位置に応じた被写体までの距離を予め
測定しておけば、CCDカメラ2で撮影した各レーザス
ポットLS4 ,LS5 ,LS6 の相対位置に基づいて、
被写体までの距離を求めることができる。例えば、スポ
ット位置検出手段25で検出された各レーザスポットL
4 ,LS5 ,LS6 の座標がLS4 (x4 ,y4 ),
LS5 (x5 ,y5 ),LS6 (x6 ,y6 )である場
合に、これらの相対位置をレーザスポットLS4 から他
の各レーザスポットLS5 ,LS6 までのX座標の比
m:nで表すと、相対位置は相対位置算出手段15によ
り、 m:n=(x6 −x4 ):(x5 −x4 ) で表される。そして、この相対位置と被写体までの距離
Lの関係を距離検出手段27に予め記憶しておけば、相
対位置から距離Lを求めることができる。この場合も、
相対位置は距離のみに依存するので、例えばCCDカメ
ラ2のレンズにズームレンズを使用した場合であっても
正確に被写体までの距離Lを求めることができる。
【0031】次いで、距離Lが求まると、今度は、基準
長設定手段25により画面上の基準長を設定する。この
とき、レーザスポットLS4 及びLS5 の間の画面上の
長さdxは、 dx={(x5 −x4)2 +(y5 −y4)2 1/2 であり、レーザビームLB4 とレーザビームLB5 が図
8に示すように画面に直交する軸に対してθの角度で等
角的に照射されている場合、実寸hは、 h=2Ltan θ で算出されるので、これより基準長d0 は、 d0 =dx/h で算出される。したがって、これをその被写体までの距
離の基準長として設定すれば、測長対象設定手段9によ
り設定した画面上の任意の2点のX−Y座標と、前記基
準長設定手段25により設定した基準長d0 に基づい
て、実寸算出手段10により前記2点間の長さを正確に
測定することができる。
【0032】図9は本発明に係るさらに他の測長装置を
示す説明図、図10はその画像を示す説明図であって、
図1と共通する部分については同一符号を付して詳細説
明は省略する。本例では、CCDカメラ2に、そのレン
ズ3の光軸AXと平行な一本のレーザビームLB7 を照
射するレーザ光源31が取り付けられている。そして、
CCDカメラ2に接続された演算装置32は、CCDカ
メラ2で撮影した画面上に形成される前記レーザビーム
LB7 のレーザスポットLS7 のX−Y座標位置を検出
するスポット位置検出手段33と、レーザスポットLS
7 及び光軸AXのX−Y座標位置に基づいてこれらの画
面上の間隔dxを算出する間隔算出手段34と、算出さ
れた画面上の間隔dxとレーザビームLB7 及び光軸A
Xの実際の間隔wに基づいて画面上の基準長d0 を算出
する基準長設定手段35を備えている。
【0033】これによれば、被写体面S1 ,S2 ,S3
に形成されるレーザスポットLS7と光軸AXとの画面
上の間隔は、図10(a)(b)(c)に示すように、
被写体までの距離Lに応じて変化するが、レーザビーム
LB7 は光軸AXと平行に照射されているので、その実
際の間隔は変化することがない。したがって、レーザス
ポットLS7 のX−Y座標位置を検出すれば、光軸AX
との画面上の間隔を算出することができ、この算出され
た間隔とレーザビームLB7 及び光軸AXの実際の間隔
に基づいて画面上の基準長d0 を設定できる。
【0034】例えば、レーザビームLB7 がY軸上に沿
って照射されている場合に、スポット位置検出手段33
により検出されたレーザスポットLS7 のX−Y座標位
置がLS7 (x7 ,y7 ),光軸AXの座標がAX
(0,0)とすれば、間隔算出手段34により画面上の
間隔dxは、 dx=(x7 2 +y7 2 1/2 で算出され、実際の間隔がwとすれば基準長設定手段3
5により基準長d0 は、 d0 =dx/w で算出される。したがって、これをその被写体までの距
離の基準長として設定すれば、測長対象設定手段9によ
り設定した画面上の任意の2点のX−Y座標と、前記基
準長設定手段32により設定した基準長d0 に基づい
て、実寸算出手段10により前記2点間の長さを正確に
測定することができ、また、CCDカメラ2のレンズ3
の倍率を変更したときでも、その倍率に係わりなく正確
に基準長を設定することができる。
【0035】図11は本発明に係るさらに他の測長装置
を示す説明図、図12はその画像を示す説明であって、
図1と共通する部分は同一符号を付して詳細説明は省略
する。本例では、CCDカメラ2に、平行な二本のレー
ザビームLB8 ,LB9 を被写体に照射するレーザ光源
41,42が取り付けられている。そして、CCDカメ
ラ2に接続された演算装置43は、CCDカメラ2で撮
影した画面上に形成される前記レーザビームLB8 ,L
9 の二つのレーザスポットLS8 ,LS9 のX−Y座
標位置を検出するスポット位置検出手段44と、各スポ
ットLS8 ,LS9 のX−Y座標位置に基づいてこれら
の画面上の間隔dxを算出する間隔算出手段45と、算
出された画面上の間隔と二本のレーザビームLB8 ,L
9 の実際の間隔wに基づいて画面上の基準長d0 を算
出する基準長設定手段46を備えている。
【0036】これによれば、被写体面S1 ,S2 ,S3
に形成されるレーザスポットLS8,LS9 の画面上の
間隔は、図12(a)(b)(c)に示すように、被写
体までの距離Lに応じて変化するが、レーザビームLB
8 ,LB9 は互いに平行に照射されているので、その実
際の間隔wは変化することがない。したがって、レーザ
スポットLS8 ,LS9 のX−Y座標位置を検出すれ
ば、これらの画面上の間隔を算出することができ、この
算出された間隔とレーザビームLB8 ,LB9 の実際の
間隔に基づいて画面上の基準長が設定される。
【0037】例えば、スポット位置検出手段44により
検出されたレーザスポットLS8 ,LS9 の座標をLS
8 (x8 ,y8 ),LS9 (x9 ,y9 )とすれば、そ
の画面上の間隔dxは間隔算出手段45により、 dx={(x9 −x8)2 +(y9 −y8)2 1/2 で算出され、各レーザビームLB8 ,LB9 の実際の間
隔がwとすれば、基準長d0 は基準長設定手段46によ
り、 d0 =dx/w で算出される。したがって、これをその被写体までの距
離の基準長として設定すれば、測長対象設定手段9によ
り設定した画面上の任意の2点のX−Y座標と、前記基
準長設定手段25により設定した基準長d0 に基づい
て、実寸算出手段10により前記2点間の長さを正確に
測定することができ、また、CCDカメラ2のレンズ3
の倍率を変更したときでも、その倍率に係わりなく正確
に基準長を設定することができる。
【0038】図13は本発明に係るさらに他の測長装置
を示す説明図、図14はその画像を示す説明図であっ
て、本例によれば、被写体に平行でない二本のレーザビ
ームLB10,LB11を照射するレーザ光源51,52
が、CCDカメラ2のレンズのフォーカスリング53に
一体的に取り付けられている。そして、CCDカメラ2
に接続された演算装置54は、CCDカメラ2で撮影し
た画面上に形成される前記レーザビームLB10,LB11
の二つのレーザスポットLS10,LS11のX−Y座標位
置を検出するスポット位置検出手段55と、各スポット
LS10,LS11のX−Y座標位置に基づいてフォーカス
リング53の回転角αを算出する回転角算出手段56
と、検出された回転角αに基づいて被写体までの距離を
検出する距離検出手段57と、二つのレーザビーム間の
照射角度θと前記距離検出手段57により検出された被
写体までの距離に基づいて画面上の基準長d0 を算出す
る基準長設定手段58とを備えている。
【0039】これによれば、レーザビームLB10,LB
11を照射するレーザ光源51,52が、CCDカメラ2
のレンズのフォーカスリング53に一体的に取り付けら
れており、ピントを合わせるときにフォーカスリング5
3の回転させると、レーザスポットLS10,LS11を結
ぶ線分の傾きが、図14(a)(b)(c)に示すよう
に、被写体までの距離に応じて変化する。この線分の傾
きは、フォーカスリング53の回転角に等しく、その回
転角と被写体までの距離は対応するので、回転角に応じ
た被写体までの距離を予め測定しておけば、傾きから被
写体までの距離を算出することができる。
【0040】例えば、スポット位置検出手段55により
検出されたレーザスポットLS10,LS11の座標が、L
10(x10,y10),LS11(x11,y11)とすると、
回転角算出手段56により回転角αは、 α= tan-1{(y11−y10)/(x11−x10)} で算出される。そして、距離検出手段57に回転角αと
被写体までの距離Lの関係を予め記憶させておけば、α
の値より距離Lを求めることができる。この回転角αは
距離のみに依存し、例えばCCDカメラ2のレンズにズ
ームレンズを使用した場合であっても、その倍率変化に
影響されず、正確に被写体までの距離Lを求めることが
できる。
【0041】次いで、距離Lが求まると、今度は、基準
長設定手段58により画面上の基準長を設定する。この
とき、各レーザスポットLS10,LS11の間の画面上の
距離dxは、 dx={(x11−x102 +(y11−y102 1/2 であり、図8に示したのと同様に、レーザビームLB10
及びLB11が画面に直交する軸に対してθの角度で等角
的に照射されている場合、その実寸hは、 h=2Ltan θ で算出されるので、これより基準長d0 は、 d0 =dx/h で算出される。したがって、これをその被写体までの距
離の基準長として設定すれば、測長対象設定手段9によ
り設定した画面上の任意の2点のX−Y座標と、前記基
準長設定手段25により設定した基準長d0 に基づい
て、実寸算出手段10により前記2点間の長さを正確に
測定することができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、測
長用の望遠スコープ等で被写体を撮影したときに、被写
体までの距離が不明である場合でも、その被写体を画面
上に映し出してその画面情報から実際の長さを正確に測
定することができるという大変優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る測長装置の一例を示す説明
図。
【図2】 その画像を示す説明図。
【図3】 本発明に係る他の測長装置を示す説明図。
【図4】 その画像を示す説明図。
【図5】 その基準長設定原理を示す説明図。
【図6】 本発明に係る他の測長装置を示す説明図。
【図7】 その画像を示す説明図。
【図8】 その基準長設定原理を示す説明図。
【図9】 本発明に係る他の測長装置を示す説明図。
【図10】 その画像を示す説明図。
【図11】 本発明に係る他の測長装置を示す説明図。
【図12】 その画像を示す説明図。
【図13】 本発明に係る他の測長装置を示す説明図。
【図14】 その画像を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・測長装置 LB1 〜LB11・・・レーザビーム LS1 〜LS11・・・レーザスポット 2・・・CCDカメラ 3・・・レンズ 4・・・レーザ光源 6・・・スポット位置検出手段 7・・・位置−基準長変換手段 8・・・基準長設定手段 11,12,21,22,23・・・レーザ光源 14,25・・・スポット位置検出手段 15,26・・・相対位置算出手段 16,27・・・距離検出手段 17,28・・・基準長設定手段 31,41,42・・・レーザ光源 33,44・・・スポット位置検出手段 34,45・・・間隔算出手段 35,46・・・基準長設定手段 51,52・・・レーザ光源 55・・・スポット位置検出手段 56・・・回転各算出手段 57・・・距離検出手段 58・・・基準長設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)に一体的に取り付けら
    れ、そのレンズ(3)の中心を透過しない一本のレーザ
    ビーム(LB1)を被写体に照射するレーザ光源(4)と、
    CCDカメラ(2)で撮影した画面上に形成される前記
    レーザビーム(LB1)のレーザスポット(LS1)のX−Y座
    標位置を検出するスポット位置検出手段(6)と、レー
    ザスポット(LS1)のX−Y座標位置と画面上の基準長と
    の関係を予め記憶した位置−基準長変換手段(7)と、
    前記スポット位置検出手段(6)で検出されたレーザス
    ポット(LS1)のX−Y座標位置に基づき前記位置−基準
    長変換手段(7)を参照して画面上の基準長を設定する
    基準長設定手段(8)とを備えたことを特徴とする測長
    装置。
  2. 【請求項2】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)に一体的に取り付けられ
    て少なくとも一方が当該CCDカメラ(2)のレンズ
    (3)の光軸と平行でない二本のレーザビーム(LB2 ,L
    B3) を被写体に照射するレーザ光源(11,12)と、CC
    Dカメラ(2)で撮影した画面上に形成される前記レー
    ザビーム(LB2, LB3) の二つのレーザスポット(LS2, L
    S3) のX−Y座標位置を検出するスポット位置検出手段
    (14)と、二つのレーザスポット(LS2, LS3) 及び光軸
    (AX)のX−Y座標位置に基づいてこれらの相対位置を
    算出する相対位置算出手段(15)と、各スポット(LS2,
    LS3) 及び光軸(AX)の相対位置に基づいて被写体まで
    の距離を検出する距離検出手段(16)と、前記二本のレ
    ーザビーム(LB2, LB3) 及び光軸(AX)のうち平行でな
    い二本のレーザビームのなす角度又は一方のレーザビー
    ムと光軸のなす角度と前記距離検出手段(16)により検
    出された被写体までの距離に基づいて画面上の基準長を
    算出する基準長設定手段(17)とを備えたことを特徴と
    する測長装置。
  3. 【請求項3】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)に一体的に取り付けられ
    て少なくとも一本が他の二本に対して平行でない三本の
    レーザビーム(LB4, LB5, LB6)を被写体に照射するレー
    ザ光源(21,22,23)と、CCDカメラ(2)で撮影し
    た画面上に形成される前記レーザビーム(LB4, LB5, LB
    6)の三つのレーザスポット(LS 4, LS5, LS6)のX−Y座
    標位置を検出するスポット位置検出手段(25)と、三つ
    のレーザスポット(LS4, LS5, LS6)のX−Y座標位置に
    基づいてこれらの相対位置を算出する相対位置算出手段
    (26)と、各スポット(LS4, LS5, LS6)の相対位置に基
    づいて被写体までの距離を検出する距離検出手段(27)
    と、前記三本のレーザビーム(LB4, LB5, LB6)のうち平
    行でない二本のレーザビームのなす角度と前記距離検出
    手段(27)により検出された被写体までの距離に基づい
    て画面上の基準長を算出する基準長設定手段(28)とを
    備えたことを特徴とする測長装置。
  4. 【請求項4】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)に一体的に取り付けられ
    てその光軸と平行な一本のレーザビーム(LB7)を被写体
    に照射するレーザ光源(31)と、CCDカメラ(2)で
    撮影した画面上に形成される前記レーザビーム(LB7)の
    レーザスポット(LS7)のX−Y座標位置を検出するスポ
    ット位置検出手段(33)と、レーザスポット(LS7)及び
    光軸(AX)のX−Y座標位置に基づいてこれらの画面上
    の間隔を算出する間隔算出手段(34)と、算出された画
    面上の間隔とレーザビーム及び光軸の実際の間隔に基づ
    いて画面上の基準長を算出する基準長設定手段(35)を
    備えたことを特徴とする測長装置。
  5. 【請求項5】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)に一体的に取り付けられ
    て互いに平行な二本のレーザビーム(LB8, LB9) を被写
    体に照射するレーザ光源(41,42)と、CCDカメラ
    (2)で撮影した画面上に形成される前記レーザビーム
    (LB8, LB9) の二つのレーザスポット(LS8, LS9) のX
    −Y座標位置を検出するスポット位置検出手段(44)
    と、各スポット(LS8, LS9) のX−Y座標位置に基づい
    てこれらの画面上の間隔を算出する間隔算出手段(45)
    と、算出された画面上の間隔と二本のレーザビーム(LB
    8, LB9) の実際の間隔に基づいて画面上の基準長を算出
    する基準長設定手段(46)を備えたことを特徴とする測
    長装置。
  6. 【請求項6】 CCDカメラ(2)で撮影した被写体面
    上の任意の二点間の長さを、その二点の画面上のX−Y
    座標と画面上の基準長に基づいて算出する測長装置にお
    いて、前記CCDカメラ(2)のレンズ(3)のフォー
    カスリング(53)に一体的に取り付けられて互いに平行
    でない二本のレーザビーム(LB10, LB 11) を被写体に照
    射するレーザ光源(51,52)と、CCDカメラ(2)で
    撮影した画面上に形成される前記レーザビーム(LB10,
    LB11) の二つのレーザスポット(LS10, LS11) のX−Y
    座標位置を検出するスポット位置検出手段(55)と、各
    スポット(LS10, LS11) のX−Y座標位置に基づいてフ
    ォーカスリング(53)の回転角を算出する回転角算出手
    段(56)と、検出された回転角に基づいて被写体までの
    距離を検出する距離検出手段(57)と、二つのレーザビ
    ーム(LB10, LB11) 間の照射角度と前記距離検出手段
    (57)により検出された被写体までの距離に基づいて画
    面上の基準長を算出する基準長設定手段(58)とを備え
    たことを特徴とする測長装置。
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