JP2001359126A - 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置 - Google Patents

光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置

Info

Publication number
JP2001359126A
JP2001359126A JP2000180683A JP2000180683A JP2001359126A JP 2001359126 A JP2001359126 A JP 2001359126A JP 2000180683 A JP2000180683 A JP 2000180683A JP 2000180683 A JP2000180683 A JP 2000180683A JP 2001359126 A JP2001359126 A JP 2001359126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
tilt angle
focus
value
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000180683A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yamagata
久之 山方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000180683A priority Critical patent/JP2001359126A/ja
Priority to US09/880,134 priority patent/US20020018139A1/en
Priority to KR1020010033980A priority patent/KR20010113515A/ko
Publication of JP2001359126A publication Critical patent/JP2001359126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示画面の鉛直線に対するカメラの光
軸の傾きθを、傾斜角度検出のための特別な光学系やセ
ンサを設けることなく画像情報の処理のみで検出できる
ようにする。 【解決手段】画像表示面内の複数の領域Sxnにおける
局所的フォーカス度を求め、その偏差が大きいほど光軸
の傾斜角度θxが大きいと判定する。その局所的なフォ
ーカス度を示す値として、領域Sxnの一端から他端に
渡ってx方向に沿って画像の輝度値を求めることをy方
向における全域に渡って行い、x方向に隣接する部分の
輝度値の差のうち一定値を越える値を上記領域Sxn全
域に渡って積算し、その積算値を所定領域Sxnの面積
で除した値であるx方向におけるフォーカス値Fxnを
用いる。θyについても同様にy方向におけるフォーカ
ス値Fynを用いる。そして、それ等の偏差から傾斜角
度θのx方向成分θxとy方向成分θyを同時に求める
と良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示素
子、プラズマ表示素子等の画像表示面をカメラにより撮
像して該カメラの光軸の上記画像表示面の鉛直線に対す
る傾斜角度を検出する光軸傾斜角度検出装置と、それを
用いて上記画像表示面の測定、検査等を行う画像測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶表示素子、プラズマ表示素子
等を画面に画像を表示させる装置の各種測定、検査のな
かには、その装置の画面に所望の画像を表示させ、それ
をカメラで撮像して評価をする測定、検査があり、それ
は画像測定装置により行われる。そのような画像測定装
置により測定、検査を行う上で重要なことの一つは、画
像測定装置側のカメラが画像表示面に対してきちんと正
対していること、即ちカメラの光軸が測定対象面である
画像表示面に鉛直になっていることである。傾きがある
と、カメラの結像特性が著しく劣化するためである。
【0003】そのため、測定対象物に対してカメラの向
きを鉛直にする調整機構が案出されており、その一例が
特開平10−176906号公報に紹介されている。こ
の内容を簡単に説明すると、測定対象物観察用の観察光
源と測定対象物の傾き測定用の測定光源を上記測定対象
物に対して共役になるように設け、上記観察光源及び測
定光源から投射され上記測定対象物にて反射された観察
光及び測定光を結像ユニットにて所定位置に結像し、該
位置にて結像された上記観察光及び測定光に基づいて測
定ユニットにて観察像と傾きを測定するようにしたもの
である。
【0004】他の従来例として、カメラの光軸上に測距
センサを設置し、測定対象物との距離を測定することに
よりカメラの傾きを判定する技術もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
より紹介された技術には下記の問題(1)〜(4)があ
った。 (1)光源として観察光源(例えばハロゲンランプ、蛍
光ランプ等)と、測定光源(例えばレーザダイオード
等)が必要であり、しかも、実用上、その二つの光源か
らの光を同じ光路に通すためにダイクロイックミラーを
必要とするので、装置の部品点数が多くなり、装置が複
雑となる。従って画像測定装置が高価格化する。
【0006】(2)観察光学系と測定光学系からなる二
光学系間相互の位置調整、即ち光軸合わせが必要とな
り、この作業が面倒であるので、コストアップの要因と
なる。 (3)観察光による像と測定光による測定スポットが同
じ平面上に結像され、その二つの光が相互に影響し合う
ので、測定精度が悪くなる。尤も、画像処理により精度
を保証することは不可能ではない。しかし、その場合、
特別な画像処理が必要となり、延いては特殊なソフトウ
ェアが必要になる。これも画像測定装置高価格化の要因
になる。
【0007】(4)コリメータ(平行度)は基準点に対
する、例えば十字線状測定用マークのずれ量で検出する
ので、予め傾きに関するデータ(基準点)があることを
前提として測定が可能なのであり、そのデータがない場
合にはカメラの傾きの測定ができないと言う根元的な問
題がある。
【0008】また、他の従来例である、カメラの光軸上
に測距センサを設置し、測定対象物との距離を測定する
ことによりカメラの傾きを判定する技術には、下記の問
題(5)〜(7)があった。 (5)測定対象物とカメラの距離はわかるが、光軸の向
きがわからない。
【0009】(6)予め傾きがない場合の距離データ
(基準点)がないとカメラの傾きの状態がわからない。 (7)測定対象面に透明フィルム、ガラス等の鏡面反射
物(LCDパネル等)が設けられているため鏡面反射光
と乱反射光が同時に発生するような場合、正確な測定が
できず、検出物の傾きによって出力が大きく変動する。
【0010】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、画像表示画面の鉛直線に対するカメ
ラの光軸の傾きを、傾斜角度の検出のための特別な光学
系やセンサを設けることなく画像情報の処理のみにより
検出することができる光軸傾斜角度検出装置とそれを用
いた画像測定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光軸傾斜角度
検出装置は、画像表示面内における複数の領域における
局所的なフォーカス度を求め、そのフォーカス度の偏差
により光軸の傾斜角度を偏差が大きいほど大きいと判定
して検出するものである。
【0012】従って、請求項1の光軸傾斜角度検出装置
によれば、単に画像表示面内の複数の領域におけるフォ
ーカス度を画像処理により検出することにより上記傾斜
角度を検出することができ、傾斜角度の検出のための特
別な光学系やセンサを要しない。即ち、カメラと画像表
示画面とが正対しておれば画像表示画面内の複数の箇所
の局所的なフォーカス度にはほとんど差がない筈である
が、それ等が互いに正対していない場合、つまり、画像
表示画面の鉛直線に対してカメラの光軸が傾斜している
場合には、複数の箇所のフォーカス度には違いが出てく
る筈である。そして、傾斜角度が大きい程そのフォーカ
ス度の違いは大きい筈である。例えば或る箇所では所謂
前ピンだが別の或る箇所では所謂後ピンということが起
き得る。従って、局所的なフォーカス度の偏差(違い)
から傾斜角度を正確に判断することができるのであり、
本発明はその原理を有効に活用するものである。
【0013】請求項2の光軸傾斜角度検出装置は、画像
表示面内の領域の局所的なフォーカス度を示す値とし
て、上記領域の一端から他端に渡って一方向に沿って画
像の輝度値を求めることを該一方向と直交する方向にお
ける全域に渡って行い、該一方向に隣接する部分の輝度
値の差のうち一定値を越える値を上記領域全域に渡って
積算し、その積算値を該所定領域の面積で除した値であ
る上記一方向におけるフォーカス値を求めることを特徴
とする。
【0014】従って、請求項2の光軸傾斜角度検出装置
によれば、その領域内の局所的な焦点の合い具合、即ち
フォーカス度を、カメラを通じて取り込んだ画像表示面
からの画像の輝度を量子化、演算等の処理により数値化
して求めることができ、フォーカス度の偏差、即ちカメ
ラ光軸の傾斜角度の大きさをを演算により数値化したフ
ォーカス値として数値化して表すことができ、傾斜角度
の修正等の正確な処理がやり易い。尚、輝度差が所定値
以上にならないものを積算の対象としないのは、輝度ピ
ークの山を検出するためである。
【0015】請求項3の光軸傾斜角度検出装置は、フォ
ーカスを求める所定領域を複数一方向(例えばX方向:
パン方向或いはY方向:チルト方向)に並べて設定し、
上記一方向における上記傾斜角度を検出することを特徴
とする。
【0016】従って、請求項3の光軸傾斜角度検出装置
によれば、フォーカス値を求める領域を一方向に沿って
配設するので、該方向における傾斜角度を検出すること
ができる。
【0017】請求項4の光軸傾斜角度検出装置は、フォ
ーカス値を検出する複数の領域を一方向(例えばX方
向:パン方向)に沿ってと、該方向と直角方向(例えば
Y方向:チルト方向)に沿って設けたことを特徴とす
る。
【0018】従って、請求項4の光軸傾斜角度検出装置
によれば、局所的なフォーカス値を検出する複数の領域
を一方向(例えばX方向:パン方向)に沿ってと、該方
向と直角方向(例えばY方向:チルト方向)に沿って設
けたので、上記傾斜角度の互いに直交する二つの方向に
おける成分を検出することができる。
【0019】請求項5の光軸傾斜角度検出装置は、画像
表示面の上記カメラにより画像が取り込まれる所定領域
は該画像表示面の中心部領域内に設定されてなることを
特徴とする。従って、請求項5の画像測定装置によれ
ば、カメラの結像レンズ系の中心部を通る明るい光によ
る画像を処理して傾きの検出ができるので、検出精度を
高めることができる。
【0020】請求項6の画像測定装置は、カメラと、上
記画像表示画面に対する該カメラの光軸の傾斜角度を制
御する制御機構と、請求項4の光軸傾斜角度検出装置と
有し、該光軸傾斜角度検出装置により検出されたフォー
カス値の偏差により上記制御機構をして上記カメラの傾
斜角度を上記フォーカス度の偏差が小さくなるよう制御
せしめるようにしてなることを特徴とする。
【0021】従って、請求項6の画像測定装置によれ
ば、光軸傾斜角度検出装置の出力をカメラの光軸の傾斜
角度を制御する制御機構に上記光軸傾斜角度検出装置の
複数の領域のフォーカス値の偏差が小さくなるように負
帰還するので、カメラの光軸をその傾斜角度が0になる
ように自動的に制御することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明光軸傾斜角度検出装置は、
基本的には、画像表示面の画像を取り込み、その画像表
示面内の複数の領域のフォーカス度の偏差からカメラの
光軸の画像表示面の鉛直線に対する傾きを求めるもので
あるが、その複数の領域は画像表示面の中央部の比較的
狭い範囲内に設定する方が良い。というのは、カメラの
結像レンズ系の中心部を通る明るい光による画像を処理
して傾きの検出ができるので、検出精度を高めることが
できるからである。所定領域を複数設ける場合でも、そ
の全所定領域はやはり画像表示面の中央部の比較的狭い
範囲内に設定する方が良い。
【0023】フォーカス度は、それを数値化した一方向
におけるフォーカス値により表すのがよい。演算により
複数のフォーカス度の間の偏差を数値化して求めること
ができ、演算処理しやすいし、傾きを数値で客観的に把
握できるからである。一方向におけるフォーカス値と
は、或る領域の一端から他端に渡って上記一方向に沿っ
て画像の輝度値を求めることを該一方向と直交する方向
における全域に渡って行い、該一方向に隣接する部分の
輝度値の差のうち一定値を越える値を上記領域全域に渡
って積算し、その積算値を該所定領域の面積で除した値
である。
【0024】カメラの光軸の傾きθには、一方向、例え
ば左右方向(X方向:パン方向)の成分θxと、上下方
向(Y方向:チルト方向)の成分θyがあり、その両方
の成分を検出できなければ傾きの調整はできない。そし
て、フォーカス度を検出する複数の領域を一方向に配設
すれば、傾斜角度のその一方向における成分を検出する
ことができる。従って、左右方向(X方向:パン方向)
と上下方向(Y方向:チルト方向)の両方向におけるカ
メラの光軸の傾きを検出するには、複数の領域をその直
交する二つの方向に沿って配設し、フォーカス度(フォ
ーカス値)間の偏差によりその方向におけるカメラの光
軸の傾きを検出することを、互いに直交する二つの方向
について同時又は異時に行えばよい。尚、実際上、画像
表示面のカメラの視界に対する向きも重要であるので、
光軸の傾き測定の例えば前にその向きの検出(外接検
出)を行っておくことが好ましい。勿論、その向きが狂
っていたら調整して向きを正しくしておく必要があるこ
とは言うまでもない。
【0025】尚、フォーカス値を測定する場合、ジャス
トフォーカスにすると、モアレの影響を受けるので、微
細な凹凸を有する光拡散板を使用すると良い。
【0026】本発明光軸傾斜角度検出装置を用いた画像
測定装置は、光軸傾斜角度検出装置の出力をカメラの光
軸制御機構に負帰還するようにして構成できる。本発明
画像測定装置の測定対象となるものの典型例は液晶表示
パネル(LCDパネル)である。液晶表示パネルはバッ
クライトタイプであるか、反射タイプであるかを問わな
い。また、それ以外のプラズマディスプレイ、EL(エ
レクトロルミネセンス)、フラット型陰極線管ディスプ
レイ等フラットディスプレイ全般に渡り本発明画像測定
装置の測定対象となり得る。
【0027】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1は本発明画像測定装置の一つの実施例を示
す概略構成図である。1は例えばCCD固体撮像素子を
撮像手段として用いたカメラであり、その下方の測定対
象のLCDパネル6をその上方から撮影する。2はカメ
ラ位置合わせ機構で、該カメラ1を位置合わせ可能に保
持するものであり、ラック15に固定されている。
【0028】上記カメラ位置合わせ機構2は、上記測定
対象のLCDパネル6に対して上下方向(Y方向:チル
ト方向)にカメラ1の光軸の傾きを制御するチルト制御
機構3と、同じく横方向(X方向:パン方向)にカメラ
1の光軸の傾きを制御するパン制御機構4と、同じくX
方向、Y方向及びZ方向(光軸方向)にカメラ1の位置
を制御するXYZ制御機構5からなる。チルト制御機構
3とパン制御機構4とは回転中心が共通にされ、中心位
置がずれない構造になっている。上記チルト制御機構3
とパン制御機構4とXYZ制御機構5はモータコントロ
ールケーブル19によってパーソナルコンピュータ10
内のモータコントロールボード13に接続され、制御さ
れる。
【0029】測定対象であるLCDパネル6は、接続治
具7に固定され、LCD駆動信号ケーブル20を通して
LCD駆動ユニット9から駆動電圧及び信号の供給を受
け、パネルに測定用のパターンを表示する。該LCD駆
動ユニット9はRS−232Cインタフェイスケーブル
17によって上記パーソナルコンピュータ10内のRS
−232Cインタフェイスボード11に接続され、制御
される。
【0030】上記接続治具7はLCDパネル6と対応す
る部分が抜けており、その下のバックライト8によりL
CDパネル6を照射できるようになっている。尚、上記
ラック15は図示しないが、全面を遮光板で覆われ、外
光の影響を受けないようになっている。
【0031】カメラ1により撮影されたLCDパネル6
の映像データはカメラケーブル18を通じてパーソナル
コンピュータ10内の画像処理ボード12に入力され、
検査、測定内容に応じて各種画像処理が施される。カメ
ラ1のスルー画像及び画像処理画像、処理結果はパーソ
ナルコンピュータ10からモニターケーブル16を通し
て画像モニター14に表示される。
【0032】図2はxy平面上のLCDパネルとその表
面の鉛直線に対して光軸がθ傾いたカメラを示す斜視図
である。その傾きθのx軸方向における傾き成分をθ
x、y軸方向における傾き成分をθyとする。R0はチ
ルト制御機構3とパン制御機構4の回転中心を示す。L
CDパネル6に、全白信号を入力すると、該パネル6の
有効表示画面が全面的に白く発光した状態になる。この
状態でカメラ1の画角に発光画面が入るようにズーミン
グすると共に、フォーカスを合わせる。そしてこの状態
で画像を取り込み、発光画面全体の外接検出(パネル6
とカメラ1との側縁同士の位置関係の検出)を行い、画
面領域W0を求める。そして、該画面領域W0内に、特
にその中央部にかなり狭い領域、フォーカス値測定領域
W1を設定する。このようにフォーカス値測定領域W1
を画面領域W0の中央部の狭い領域に設定するのは、カ
メラ1の結像レンズ系の中央部を通る光が明るく、測定
精度を高めることができるからである。
【0033】上記フォーカス値測定領域W1の左上の隅
角の座標を(x0,y0)、右下の隅角の座標を(x
1,y1)とする。ここで、この領域W1におけるフォ
ーカス値について図3を参照して説明する。図3はフォ
ーカス値測定領域W1のy=y0のライン上における輝
度値をx=x0からx=x1までをプロットして示すも
ので、横軸はx方向における位置を、縦軸は輝度値を示
す。
【0034】そして、カメラ1により撮影した画像を取
り込んだフレームメモリの隣接アドレスの輝度の差をx
=x0からx=x1まで求め、輝度の差が予め定めた所
定値を超えるもののみその輝度の差を積算する。このよ
うに、輝度の差が所定値以上のもののみ積算するのは、
輝度のピークを検出するためである。そして、このよう
なことをy=y0からy=y1に至るまで行う。このよ
うにして得た輝度の差の積算和をフォーカス値測定領域
W1の面積(x1−x0)*(y1−y0)で除算した
値が領域W1のフォーカス値なのである。そして、フォ
ーカス値は、カメラの焦点の合っている領域(ピント領
域)における焦点の合い具合を示し、この値が大きいほ
ど局所的な焦点が良く合っていると言えるのである。
【0035】そして、本画像測定装置に内蔵された光軸
傾斜角度検出装置の本質は、フォーカス測定領域を複数
設定し、各々のフォーカス値の偏差により傾きを検出
し、その偏差が減少する方向にカメラの光軸を調整し、
偏差が最小値になるように傾きθを調整するのである。
というのは、カメラの光軸の表示画面の鉛直線に対する
角度が大きいほど複数のフォーカス測定領域の間のフォ
ーカス度の差が大きくなり、角度が小さいほどフォーカ
ス度の差が小さくなる筈だから、その偏差により傾斜角
度を正確に認識できるからである。そこで、実際上具体
的にどのように複数のフォーカス測定領域を設定して傾
きθ、より具体的には傾きθx,θyを求めるかについ
て以下に説明する。
【0036】図4はx方向:パン方向のフォーカス値を
測定する場合を説明する画面図であり、領域W1(図2
参照)の左上の隅角の座標を(x0,y0)、右下の隅
角の座標を(x1,y1)、中心の座標を(xc,y
c)とする。この領域W1内にn個のフォーカス値測定
領域Sxnを設ける。具体的には、W1をn+1個の縦
長で同じ幅の短冊に分割し、その各仕切線(短冊間の仕
切線)とy=ycのラインの交点を以て各フォーカス値
測定領域Sxnの中心とする。そして、各領域の上下方
向及び左右方向におけるサイズを共に2*band、隣
接フォーカス値測定領域の中心間の間隔(領域配設ピッ
チ)をstepとすると、各フォーカス値測定領域Sx
nの左上の隅角の座標(xn0,yn0)及び右下の隅
角の座標(xn1,yn1)は下記の式で表される。
【0037】step=(x1−x0)/(n+1) xn0 =x0+step* (n+1)−band xn1 =x1+step* (n+1)+band yn0 =yc−band yn1 =yc+band
【0038】カメラから画像を取り込んだフレームメモ
リのフォーカス値測定領域Sxnのy=yc−band
のラインにおいてx方向における隣接アドレスの輝度の
差をx=xn0からx=xn1に至るまで求め、輝度の
差が予め設定した所定値以上の場合に輝度の差を積算す
る。同様のことをy=yc−bandからy=yc+b
andに至る各ライン毎に行い、各ラインの上記輝度の
差の積算値を加算する。こうして得られた積算和をその
フォーカス値測定領域Sxnの面積4band 2で割っ
た(除算した)値を、そのフォーカス測定領域Sxnの
x方向におけるフォーカス値Fxnとする。図5はその
x方向のフォーカス値Fxnをプロットしたケースの一
例を示す曲線図で、x方向(パン方向:左右方向)にお
けるフォーカス値のバランスを知ることができる。
【0039】図6はy方向:チルト方向のフォーカス値
を測定する場合を説明する画面図であり、領域W1(図
2参照)の左上の隅角の座標を(x0,y0)、右下の
隅角の座標を(x1,y1)、中心の座標を(xc,y
c)とすることはx方向におけるフォーカス値を求める
場合と同じである。この領域W1内にn個のフォーカス
値測定領域Synを設ける。具体的には、W1をn+1
個の横長で同じ幅の短冊に分割し、その各仕切線(短冊
間の仕切線)とx=xcのラインの交点を以て各フォー
カス値測定領域Synの中心とする。各領域の上下方向
及び左右方向におけるサイズを共に2*band、隣接
フォー値測定領域の中心間の間隔(領域配設ピッチ)を
stepとすると、各フォーカス値測定領域Synの左
上の隅角の座標(xn0,yn0)及び右下の隅角の座
標(xn1,yn1)は下記の式で表される。
【0040】step=(y1−y0)/(n+1) xn0 =xc−band xn1 =xc+band yn0 =y0+step*(n+1)−band yn1 =y1+step*(n+1)+band
【0041】カメラから画像を取り込んだフレームメモ
リのフォーカス値測定領域Synのx=xc−band
の垂直なラインにおいてy方向における隣接アドレスの
輝度の差をy=yn0からy=yn1に至るまで求め、
輝度の差が予め設定した所定値以上の場合に輝度の差を
積算する。同様のことをx=xc−bandからx=y
c+bandに至る各垂直ライン毎に行い、各ラインの
上記輝度の差の積算値を加算する。こうして得られた積
算和をそのフォーカス値測定領域Synの面積4ban
2で割った(除算した)値を、そのフォーカス測定領
域Synのy方向におけるフォーカス値Fynとする。
図7はそのy方向のフォーカス値Fynをプロットした
ケースの一例を示す曲線図で、y方向(チルト方向:上
下方向)におけるフォーカス値のバランスを知ることが
できる。
【0042】以上で、複数のフォーカス値測定領域Sx
n及び複数のフォーカス値測定領域Synのフォーカス
値Fxn及びフォーカス値Fynを求めることができ
た。しかし、フォーカス値Fxn及びFynを求めても
それに基づいてカメラ1の光軸の検査対象LCDパネル
6表面の鉛直線に対する傾斜角度θを0になるようにカ
メラ1の光軸の向きを制御しなければ意味がない。そこ
で、以下にどのようにその光軸制御を行うかについて説
明する。
【0043】図8(a)〜(d)は一つの方向(例えば
x方向)のフォーカス値Fxnのその方向における分布
図の各別の例を示す曲線図である。本画像測定装置で
は、分布を示す曲線のピークが小さくなるようにカメラ
1の光軸の傾きを制御する。なぜならば、前述したよう
に、その傾きが大きいほど複数のフォーカス値測定領
域、例えばSxnのフォーカス値Fxnの偏差が大きく
なる、換言すれば図5等で示すフォーカス値の分布を示
す曲線のピークPが大きくなるからである。即ち、ピー
クがなくなるようにカメラ1の光軸の向きを制御すれば
そのLCDパネル6の鉛直線に対する角度θを小さく
し、最終的に0にすることができるのである。図8の
(a)に示す例では、ピークが逆に大きくなっており、
これは光軸調整の方向が逆であることに他ならない。即
ち、調整前は図8の(b)に示す状態(ピークがPbの
状態)であったが、調整により図8の(a)のピークが
Paになってしまっている。これは傾斜角度が大きくな
る方向に調整されたということなのである。
【0044】図8の(c)は調整方向が正しい例を示し
ており、この状態では上記曲線のピークPが図8の
(b)に示すPbの状態から(c)に示すPcに示す状
態に変化し、ピークが小さくなっている。これは複数の
フォーカス値測定領域、例えばSxnのフォーカス値F
xnの偏差が小さくなっていると言うことであり、傾斜
角度θ、例えばθxが小さくなっていることに他ならな
い。そして、その調整が進み、(d)に示すように偏差
を最小に、即ち曲線のピークPを最小値Pdに達したと
き調整が完了する。即ち、傾斜角度θ、例えばθxが0
(或いは略0)になったと言うことである。
【0045】この光軸調整について具体的にどうするか
を、図2を参照して説明する。光軸調整前のカメラ1の
光軸が液晶パネル上のB11と交わっているとする。x
方向の調整方向を調べるために最初にその光軸をB11
からB01またはB21の方向にパンさせ(x方向に移
動させ)、画像取り込み、B01の方向に移動した場合
にフォーカス値の偏差が小さくなったとしたならばx方
向における調整方向はB01の方向ということになる。
偏差が大きくなったらその移動方向は調整方向と逆方向
であり、従って移動方向を反転しなければならないと言
うことである。そして、偏差が最小になったときに光軸
の向きのx方向における傾きθxが0になったと言うこ
とである。
【0046】このような調整を、例えばx方向において
のみ行うのではなく、y方向においても行えば、傾斜角
度θのx方向成分θxとy方向成分θyを求めることが
できるのである。そこで、y方向についても図2を参照
して具体的に説明すると、y方向の調整方向を調べるた
めに最初に光軸をB11からB10又はB12の方向に
チルトさせてフォーカス値を検出し、そのフォーカス値
の偏差が小さくなればその方向が調整をすべき方向であ
り、その方向への移動を進めその偏差が最小値になった
ときθyが0(或いは略0)になったと言える。フォー
カス値が逆に大きくなった場合には、そのチルトの方向
は調整方向と逆の方向であり、移動方向を逆転させ、フ
ォーカス値が減少し最小値になるまでその逆転した向き
での移動を続ける。
【0047】尚、傾斜角度θのx方向成分θxと、y方
向成分θyの調整を順に行っても良いが、同時に(併行
して)行っても良い。調整時間の短縮ができるからであ
る。調整時間を可能な限り短縮するために、パン制御と
チルト制御を同時に行い、光軸のLCDパネル6上にお
ける位置をB11からB00又はB22の方向に直線補
間移動させ、調整すべき方向を知ることもできる。ここ
で、直線補間移動とはx軸、y軸の斜め移動方向に対す
る速度を設定し、各軸の速度は計算で求め、その速度で
x方向、y方向で同時に移動させるものである。
【0048】従って、調整すべき方向が判明したら、そ
の方向にパン及びチルトをさせ、焦点がが合っている領
域(ピント領域)の上下左右のフォーカス値が最小にな
るように調整すれば良い。すると、光軸はB11からそ
のフォーカス値の偏差が最小になるθx及びθyが共に
0となる点に直線的に移動して最短時間で調整できる。
【0049】図9は画像測定装置が内蔵する画像処理装
置30の構成を示すブロック図である。該画像処理装置
30は、画像処理ボード31と、ホストCPU(ホスト
中央処理装置)32と、プログラムメモリ33により構
成される。カメラ1からのアナログ出力は、画像処理ボ
ード31のA/D変換器41によりディジタル信号に変
換され、画像メモリ43に記憶されるようになってい
る。該画像メモリ43に記憶された画像は画像プロセッ
サ42に入力され、画像処理及び計測された後、画像メ
モリ43に記憶されるようになっている。画像メモリ4
3は複数のフレームメモリを有しており、通常は元画像
と画像処理画像は異なるフレームメモリで記憶されるよ
うになっている。
【0050】そして、画像メモリ43に記憶された画像
処理信号は画像CPU(画像中央処理装置)44におい
て演算され、D/A変換器45を通して画像モニターに
出力され、画像が表示されるようになっている。上記ホ
ストCPU32は、画像データを画像CPU44及びモ
ータコントローラ36に伝えると共に処理データを受け
取る等の検査、測定に必要な光軸調整を含む一連のジョ
ブを実行する。プログラムメモリ33はそのホストCP
U32に実行させるプログラムを記憶するものである。
【0051】図10は上記ホストCPU32が実行する
プログラムのうち、カメラの光軸の傾きを鉛直に調整す
るプログラムのフローチャートを示す。これについて説
明する。スタートすると、画像取込をし、先ず、パネル
の外接検出を行い、且つその外接調整をし、次にフォー
カス値の測定領域の設定をし、次に、フォーカス値を測
定し、次に、カメラの傾き調整方向を検出する。次に、
カメラの傾き調整する。次に、また画像取込を行い、次
いでフォーカス測定を行い、また画像取込を行う。その
後、フォーカス値の偏差が最小か?という判定を行い、
判定結果がNoであれば、傾き調整に戻り、判定結果が
Yesであればこのフローが終了する。
【0052】
【発明の効果】請求項1の光軸傾斜角度検出装置によれ
ば、単に画像表示面内の複数の領域におけるフォーカス
度を画像処理により検出することによりカメラの光軸の
傾斜角度を検出することができ、傾斜角度の検出のため
の特別な光学系やセンサを要しない。具体的には、光学
系として観察用光学系と光軸合わせ用光学系の二つの光
学系を要しないので、その分部品数が少なくて済むのみ
ならず、その二つの光学系間の位置合わせを要しないの
で組み立て作業が少なくて済む。従って、光軸傾斜角度
検出装置の製造コストの低減を図ることができる。そし
て、測定光による微小スポット像と観察光による画像を
同一平面上に結像するという画像処理をするわけではな
いので、画像観察を測定光による微小スポットに影響さ
れることなく観察できる。従って、精度低下を伴うこと
なく傾き検出ができる。また、予めカメラの光軸の傾き
のない場合のデータ(基準点)は必要がなく、調整すべ
き方向は最初に一定量カメラをチルト及びパンし、フォ
ーカス値の偏差の増減を検出することにより知ることが
できる。
【0053】請求項2の光軸傾斜角度検出装置によれ
ば、その領域内の局所的な焦点の合い具合、即ちフォー
カス度を、カメラを通じて取り込んだ画像表示面からの
画像の輝度を量子化、演算等の処理により数値化して求
めることができ、フォーカス度の偏差、即ちカメラ光軸
の傾斜角度の大きさをを演算により数値化したフォーカ
ス値として数値化して表すことができ、傾斜角度の修正
等の正確な処理がやり易い。請求項1の光軸傾斜角度検
出装置において享受できた効果は請求項2の光軸傾斜角
度検出装置においても享受することができる。請求項3
以下の各請求項の光軸傾斜角度検出装置、画像測定装置
も同様のことが言える。
【0054】請求項3の光軸傾斜角度検出装置によれ
ば、フォーカス値を求める領域を一方向に沿って配設す
るので、該方向における傾斜角度を検出することができ
る。
【0055】請求項4の光軸傾斜角度検出装置によれ
ば、局所的なフォーカス値を検出する複数の領域を一方
向(例えばX方向:パン方向)に沿ってと、該方向と直
角方向(例えばY方向:チルト方向)に沿って設けたの
で、上記傾斜角度の互いに直交する二つの方向における
成分を検出することができる。
【0056】請求項5の光軸傾斜角度検出装置によれ
ば、カメラの結像レンズ系の中心部を通る明るい光によ
る画像を処理して傾きの検出ができるので、検出精度を
高めることができる。
【0057】請求項6の画像測定装置によれば、光軸傾
斜角度検出装置の出力をカメラの光軸の傾斜角度を制御
する制御機構に上記光軸傾斜角度検出装置の出力である
複数の領域のフォーカス値の偏差を、該偏差が小さくな
るように負帰還するので、カメラの光軸をその傾斜角度
が0になるように自動的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明画像測定装置の一つの実施例を示す概略
構成図である。
【図2】xy平面上のLCDパネルとそれに対して光軸
がθ傾いたカメラを示す斜視図である。
【図3】フォーカス値測定領域W1のy=y0のライン
上における輝度値をx=x0からx=x1までをプロッ
トして示す曲線図であり、横軸はx方向における位置
を、縦軸は輝度値を示す。
【図4】x方向:パン方向のフォーカス値を測定する場
合を説明する画面図である。
【図5】x方向のフォーカス値Fxnをプロットした曲
線図である。
【図6】y方向:チルト方向のフォーカス値を測定する
場合を説明する画面図である。
【図7】y方向のフォーカス値Fynをプロットした曲
線図である。
【図8】(a)〜(d)は一つの方向(例えばx方向)
のフォーカス値Fxnのその方向における分布の各別の
例を示す曲線図である。
【図9】画像測定装置が内蔵する画像処理装置30の構
成を示すブロック図である。
【図10】カメラの光軸の傾きを鉛直に調整するプログ
ラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ、2…カメラ傾斜角度調整機構、6…画像測
定対象物(例えばLCDパネル)、14…画像モニタ
ー、Fxn…x方向におけるフォーカス値、θ…カメラ
の光軸の画像測定対象画像表示面の鉛直線に対する傾斜
角度、θx…傾斜角度θのx方向成分、θy…傾斜角度
θのy方向成分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/36 G03B 5/00 L H04N 5/225 5/06 5/232 G02B 7/11 N // G03B 5/00 Z 5/06 D G03B 3/00 A Fターム(参考) 2F065 AA31 AA37 CC00 DD06 EE00 FF04 FF42 FF65 FF67 GG09 HH15 JJ03 JJ26 LL06 LL49 NN20 PP04 PP05 QQ03 QQ14 QQ24 QQ25 QQ26 QQ27 QQ28 QQ41 SS01 SS13 2H011 AA03 BA31 CA21 DA00 2H051 AA08 BA47 CE14 CE16 DA22 EB20 FA48 5C022 AA01 AB28 AB29 AB30 AB62 AC42 AC54 AC69 5C061 BB01 BB03 CC05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示面を撮像するカメラの光軸の該
    画像表示面の鉛直線に対する傾斜角度を検出する光軸傾
    斜角度検出装置において、 画像表示面内の複数領域における局所的なフォーカス度
    を検出し、その複数領域の局所的フォーカス度の偏差が
    小さい程上記傾斜角度が小さいと判定することにより光
    軸傾斜角度を検出するようにしてなることを特徴とする
    光軸傾斜角度検出装置。
  2. 【請求項2】 上記画像表示面内の上記複数の領域各々
    における局所的なフォーカス度の検出が、該領域の一端
    から他端に渡って一方向に沿って画像の輝度値を求める
    ことを該一方向と直交する方向における全域に渡って行
    い、該一方向に隣接する部分の輝度値の差のうち一定値
    を越える値を上記領域全域に渡って積算し、その積算値
    を該所定領域の面積で除した値である上記一方向のフォ
    ーカス値を求めることにより行われることを特徴とする
    請求項1記載の光軸傾斜角度検出装置。
  3. 【請求項3】 上記一方向のフォーカス値が検出される
    複数の領域を一方向に沿って配設し、 上記複数の領域のフォーカス値の偏差により上記一方向
    における上記傾斜角度を検出するようにされてなること
    を特徴とする請求項2記載の光軸傾斜角度検出装置。
  4. 【請求項4】 上記一方向におけるフォーカス値が検出
    される上記複数の領域を一方向に沿って、該一方向と直
    角方向におけるフォーカス値が検出される複数の領域を
    該直角方向に沿って配設し、 上記一方向に沿って配設した複数の領域のフォーカス値
    の偏差により該一方向における上記傾斜角度を、該一方
    向と直角方向に沿って配設した複数の領域のフォーカス
    値の偏差により該一方向と直角方向における上記傾斜角
    度を、異時又は同時に検出するようにしてなることを特
    徴とする請求項2又は3記載の光軸傾斜角度検出装置。
  5. 【請求項5】 上記画像表示面の局所的なフォーカス度
    が検出される領域が上記画像表示面の中心部領域内に設
    定されてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の光軸傾斜角度検出装置。
  6. 【請求項6】 画像表示画面を測定するために撮像する
    カメラと、 上記カメラの上記画像表示画面に対する傾斜角度を制御
    する制御機構と、 上記画像表示面の一方向におけるフォーカス値が検出さ
    れる領域を一方向に沿って、該一方向と直角方向におけ
    るフォーカス値が検出される領域を該直角方向に沿って
    それぞれ複数個ずつ配設し、上記一方向に沿って配設し
    た複数の領域のフォーカス値の偏差により該一方向にお
    ける上記傾斜角度を、該一方向と直角方向に沿って配設
    した複数の領域のフォーカス値の偏差により該一方向と
    直角方向における上記傾斜角度を、異時又は同時に検出
    するようにしてなる光軸傾斜角度検出装置と、 を少なくとも有し、 上記光軸傾斜角度検出装置により検出されたフォーカス
    値の偏差を入力として受ける上記制御機構により上記カ
    メラの傾斜角度を上記フォーカス値の偏差が小さくなる
    よう制御するようにしてなることを特徴とする画像測定
    装置。
JP2000180683A 2000-06-16 2000-06-16 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置 Pending JP2001359126A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180683A JP2001359126A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置
US09/880,134 US20020018139A1 (en) 2000-06-16 2001-06-14 Device for detecting tilt angle of optical axis and image measuring apparatus equipped therewith
KR1020010033980A KR20010113515A (ko) 2000-06-16 2001-06-15 광축 경사 각도 검출 장치와 이것을 구비한 화상 측정 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180683A JP2001359126A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001359126A true JP2001359126A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18681717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180683A Pending JP2001359126A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020018139A1 (ja)
JP (1) JP2001359126A (ja)
KR (1) KR20010113515A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085785A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd クラック幅計測システム、操作装置、クラック幅計測方法、及びクラック幅計測プログラム
EP2367038A1 (en) 2010-03-15 2011-09-21 Seiko Instruments Inc. Drive module and electronic apparatus
JP2015010900A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社アルバック 位置合わせ装置、真空装置、位置合わせ方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110022B2 (en) * 2002-07-11 2006-09-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Image output calibrating system for cameras
JP2004282708A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd 印刷物生成装置および方法、情報検出装置および方法並びにプログラム
KR101022476B1 (ko) * 2004-08-06 2011-03-15 삼성전자주식회사 디지털 촬영 장치에서의 자동 포커싱 방법, 및 이 방법을채용한 디지털 촬영 장치
FR2914099B1 (fr) * 2007-03-22 2013-04-05 Eads Test & Services Systeme de test universel apte a controler une pluralite de parametres relatifs au fonctionnement de dispositif de presentation d'informations optoelectroniques de types varies
CN102473600A (zh) * 2009-07-01 2012-05-23 株式会社尼康 曝光条件设定方法及表面检查装置
CN103369211A (zh) * 2012-03-27 2013-10-23 中强光电股份有限公司 摄影装置及投影装置的投影自动校正方法
CN103149789B (zh) * 2013-02-28 2015-08-26 宁波舜宇光电信息有限公司 基于图像mtf评价模组马达曲线的测试方法
GB2514557A (en) * 2013-05-28 2014-12-03 Snell Ltd Image processing
JP6675279B2 (ja) * 2016-07-01 2020-04-01 富士フイルム株式会社 撮影装置および方法並びに撮影制御プログラム
CN109104596B (zh) 2017-06-21 2021-02-26 中强光电股份有限公司 投影系统以及显示影像的校正方法
CN111385565A (zh) * 2018-12-29 2020-07-07 深圳光启空间技术有限公司 一种光轴夹角测量调整装置
CN111257342B (zh) * 2020-03-31 2023-02-21 北京博清科技有限公司 相机定位系统和相机定位方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5051904A (en) * 1988-03-24 1991-09-24 Olganix Corporation Computerized dynamic tomography system
JP2696044B2 (ja) * 1992-07-14 1998-01-14 株式会社ミツトヨ 合焦検出方法、これを用いた非接触変位測定方法及び装置
TW410524B (en) * 1994-07-14 2000-11-01 Advantest Corp LCD panel image quality examining device and LCD image sampling method
JPH08186757A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Canon Inc 電子カメラ
US5815748A (en) * 1996-02-15 1998-09-29 Minolta Co., Ltd. Camera

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085785A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd クラック幅計測システム、操作装置、クラック幅計測方法、及びクラック幅計測プログラム
EP2367038A1 (en) 2010-03-15 2011-09-21 Seiko Instruments Inc. Drive module and electronic apparatus
JP2015010900A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社アルバック 位置合わせ装置、真空装置、位置合わせ方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010113515A (ko) 2001-12-28
US20020018139A1 (en) 2002-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5041303B2 (ja) 形状測定装置及び形状測定方法
EP1517550B1 (en) Projector with tilt angle measuring device
JP2001359126A (ja) 光軸傾斜角度検出装置とそれを備えた画像測定装置
US20050270496A1 (en) Projector with a device for measuring angle of inclination
JPH08210812A (ja) 測長装置
JP2672563B2 (ja) 観察方向の関数としてデイスプレイスクリーンのコントラストを測定する装置
JP3926311B2 (ja) 傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ
JP2009058459A (ja) 形状測定装置
JP5531883B2 (ja) 調整方法
JP2021032580A (ja) 測定装置及び測定方法
JP4141874B2 (ja) 焦点距離及び/又は画角算出方法ならびに焦点距離算出用光投射装置
KR100643976B1 (ko) 조명 광학 유닛의 제조 방법, 조명 광학 유닛의 제조장치, 이 제조 방법에 의해 제조된 조명 광학 유닛 및프로젝터
JP2010243212A (ja) 傾斜検出方法、および傾斜検出装置
TW200419286A (en) A method of detecting a pattern and an apparatus thereof
JP2000019064A (ja) フィルム評価方法およびフィルム評価装置
JP3730982B2 (ja) プロジェクタ
TW200303410A (en) Method and apparatus for measuring a line width
JPS63289406A (ja) 3次元形状計測装置
JP3296705B2 (ja) 部品認識用標準データの生成装置
JPH0618223A (ja) 遠隔物体の光学的測定方法
US20240073554A1 (en) System, method, electronic device, and computer-readable storage medium for acquiring image
JPS60211303A (ja) 視覚装置の光軸方向修正装置
JP3914938B2 (ja) プロジェクタの台形歪み補正装置と該台形歪み補正装置を備えたプロジェクタ
JPH11132735A (ja) Icリード浮き検査装置及び検査方法
JP2005070412A (ja) 画像投射装置およびその焦点調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041101

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050131