JP2569704Y2 - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JP2569704Y2 JP2569704Y2 JP2523492U JP2523492U JP2569704Y2 JP 2569704 Y2 JP2569704 Y2 JP 2569704Y2 JP 2523492 U JP2523492 U JP 2523492U JP 2523492 U JP2523492 U JP 2523492U JP 2569704 Y2 JP2569704 Y2 JP 2569704Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- writing
- stopper
- time
- fulcrum
- storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はボールペン，シャープペ
ンシル等のノック式の筆記具に関する。
ンシル等のノック式の筆記具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のノック式の筆記具，例えばボール
ペンとしては、外軸１内に設けたカム本体と，ボールペ
ンレフィールの後部に嵌合されこのカム本体のカム溝及
びカム面に交互に挿入・係止する回転カムと，このノッ
ク部に嵌装され，回転カムのカム面に係合するカム面を
有するカムバーとよりなる。
ペンとしては、外軸１内に設けたカム本体と，ボールペ
ンレフィールの後部に嵌合されこのカム本体のカム溝及
びカム面に交互に挿入・係止する回転カムと，このノッ
ク部に嵌装され，回転カムのカム面に係合するカム面を
有するカムバーとよりなる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例にあっては、複雑な形状・構造の回転カム機構を先端
出没機構として用いているので、構造が複雑になり高価
になるという課題がある。
例にあっては、複雑な形状・構造の回転カム機構を先端
出没機構として用いているので、構造が複雑になり高価
になるという課題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するため、レフィール２のノック部３の外面に、収納
時ストッパー兼回動支点４を設け、ノック時に該収納時
ストッパー兼回動支点４を中心に回動して筆記状態を保
つ、筆記時ストッパー５及び筆記状態保持用バネ部６を
相対向してノック部３外面に形成し、外軸１内面には、
前記筆記時ストッパー５が係止する筆記時係止部７と、
前記収納時ストッパー兼回動支点４を摺動自在に案内し
終端を収納時係止部９とするガイド部８を形成せしめて
なる構成とする。
決するため、レフィール２のノック部３の外面に、収納
時ストッパー兼回動支点４を設け、ノック時に該収納時
ストッパー兼回動支点４を中心に回動して筆記状態を保
つ、筆記時ストッパー５及び筆記状態保持用バネ部６を
相対向してノック部３外面に形成し、外軸１内面には、
前記筆記時ストッパー５が係止する筆記時係止部７と、
前記収納時ストッパー兼回動支点４を摺動自在に案内し
終端を収納時係止部９とするガイド部８を形成せしめて
なる構成とする。
【０００５】
【作用】ノック部３をノックすると、収納時係止部９の
位置にあった収納時ストッパー兼回動支点４がガイド部
８に沿って案内されながら前進し、これと一緒に筆記時
ストッパー５及び筆記状態保持用バネ部６も前進し、筆
記時ストッパー５が筆記時係止部７を乗り越えた所で、
筆記状態保持用バネ部６により収納時ストッパー兼回動
支点４を中心に回動して筆記時係止部７に係止されてレ
フィール２の先端が突出し、同時に筆記状態保持用バネ
部６が筆記時係止部７に乗り上げた状態になり、このバ
ネ部６のバネ力により筆記時ストッパー５が筆記時係止
部７より離脱するのを防止し、レフィール２の先端の突
出状態を保つことになる。
位置にあった収納時ストッパー兼回動支点４がガイド部
８に沿って案内されながら前進し、これと一緒に筆記時
ストッパー５及び筆記状態保持用バネ部６も前進し、筆
記時ストッパー５が筆記時係止部７を乗り越えた所で、
筆記状態保持用バネ部６により収納時ストッパー兼回動
支点４を中心に回動して筆記時係止部７に係止されてレ
フィール２の先端が突出し、同時に筆記状態保持用バネ
部６が筆記時係止部７に乗り上げた状態になり、このバ
ネ部６のバネ力により筆記時ストッパー５が筆記時係止
部７より離脱するのを防止し、レフィール２の先端の突
出状態を保つことになる。
【０００６】又、この突出状態で筆記時ストッパー５を
筆記時係止部７より筆記状態保持用バネ部６のバネ力に
抗して離脱させるようノック部３を収納時ストッパー兼
回動支点４を中心に回動操作すると、レフィール２及び
ノック部３がレフィールを後方へ付勢する復帰用弾性体
によりガイド部８に沿って後進し、ノック部３の収納時
ストッパー兼回動支点４が収納時係止部９に当接して係
止され、レフィール２の先端が収納することになる。
筆記時係止部７より筆記状態保持用バネ部６のバネ力に
抗して離脱させるようノック部３を収納時ストッパー兼
回動支点４を中心に回動操作すると、レフィール２及び
ノック部３がレフィールを後方へ付勢する復帰用弾性体
によりガイド部８に沿って後進し、ノック部３の収納時
ストッパー兼回動支点４が収納時係止部９に当接して係
止され、レフィール２の先端が収納することになる。
【０００７】
【実施例】図１（Ａ）は本考案筆記具の第１実施例にお
ける先端収納状態を示す正断面図、図１（Ｂ）は同じく
先端突出状態の正断面図、図２は図１（Ｂ）のＡ−Ａ線
断面図、図３は同じく先端収納状態を示す側断面図であ
る。この第１実施例はボールペンに適用した場合の例で
ある。図１において１は外軸、２は復帰用バネ１１によ
り後方へ付勢されているボールペンレフィール、３はこ
のボールペンレフィール２の後部に嵌着したノック部、
３Ａはクリップである。ボールペンレフィール２はノッ
ク部３の穴内に挿入され、ボールペンレフィール２の後
端が当接するノック部３の穴後面は後記の筆記時ストッ
パー５と筆記時係止部７間の係止を助成するように傾斜
面１０となっている。ボールペンレフィール２の後端に
この傾斜面１０が当接することによってノック部３が傾
動し、筆記時ストッパ５と筆記時係止部７間の係止を助
成して一層確実にならしめる。
ける先端収納状態を示す正断面図、図１（Ｂ）は同じく
先端突出状態の正断面図、図２は図１（Ｂ）のＡ−Ａ線
断面図、図３は同じく先端収納状態を示す側断面図であ
る。この第１実施例はボールペンに適用した場合の例で
ある。図１において１は外軸、２は復帰用バネ１１によ
り後方へ付勢されているボールペンレフィール、３はこ
のボールペンレフィール２の後部に嵌着したノック部、
３Ａはクリップである。ボールペンレフィール２はノッ
ク部３の穴内に挿入され、ボールペンレフィール２の後
端が当接するノック部３の穴後面は後記の筆記時ストッ
パー５と筆記時係止部７間の係止を助成するように傾斜
面１０となっている。ボールペンレフィール２の後端に
この傾斜面１０が当接することによってノック部３が傾
動し、筆記時ストッパ５と筆記時係止部７間の係止を助
成して一層確実にならしめる。
【０００８】ノック部３の後方外面に、収納時ストッパ
ー兼回動支点４（図２、図３参照）が対向して設けら
れ、ノック時にこの収納時ストッパー兼回動支点４を中
心に回動して筆記状態を保つ筆記時ストッパー５及び筆
記状態保持用バネ部６が収納時ストッパー兼回動支点４
の位置より前方で直角位置関係になるノック部３の前方
外面に相対向して形成されている。
ー兼回動支点４（図２、図３参照）が対向して設けら
れ、ノック時にこの収納時ストッパー兼回動支点４を中
心に回動して筆記状態を保つ筆記時ストッパー５及び筆
記状態保持用バネ部６が収納時ストッパー兼回動支点４
の位置より前方で直角位置関係になるノック部３の前方
外面に相対向して形成されている。
【０００９】外軸１の内面には、筆記時ストッパー５及
び切込み１２によりバネ性が付与された筆記状態保持用
バネ部６がそれぞれ係止，押圧する環状の筆記時係止部
７と，収納時ストッパー兼回動支点４を摺動自在に案内
し、終端を収納時係止部９とするガイド溝８が形成され
ている。
び切込み１２によりバネ性が付与された筆記状態保持用
バネ部６がそれぞれ係止，押圧する環状の筆記時係止部
７と，収納時ストッパー兼回動支点４を摺動自在に案内
し、終端を収納時係止部９とするガイド溝８が形成され
ている。
【００１０】上記構成の第１実施例を示す図１（Ａ），
図３において、ノック部３をノックすると、収納時係止
部９の位置にあった収納時ストッパー兼回動支点４がガ
イド溝８に沿ってガイドされつつ前進し、この収納時ス
トッパー兼回動支点４と一緒に筆記時ストッパー５及び
筆記状態保持用バネ部６も前進する。これら５，６の前
進により筆記時ストッパー５が、筆記時係止部７を乗り
越えた所で、筆記状態保持用バネ部６のバネ力により収
納時ストッパー兼回動支点４を中心に回動して筆記時係
止部７に係止されてボールペンレフィール２の先端２Ａ
が突出し、同時に筆記状態保持用バネ部６が筆記時係止
部７に乗り上げた状態になり、このバネ部６のバネ力に
より筆記時ストッパー５が筆記時係止部７より離脱する
のを回避し、ボールペンレフィール２の先端２Ａの突出
状態（図１（Ｂ）参照）を維持することになる。
図３において、ノック部３をノックすると、収納時係止
部９の位置にあった収納時ストッパー兼回動支点４がガ
イド溝８に沿ってガイドされつつ前進し、この収納時ス
トッパー兼回動支点４と一緒に筆記時ストッパー５及び
筆記状態保持用バネ部６も前進する。これら５，６の前
進により筆記時ストッパー５が、筆記時係止部７を乗り
越えた所で、筆記状態保持用バネ部６のバネ力により収
納時ストッパー兼回動支点４を中心に回動して筆記時係
止部７に係止されてボールペンレフィール２の先端２Ａ
が突出し、同時に筆記状態保持用バネ部６が筆記時係止
部７に乗り上げた状態になり、このバネ部６のバネ力に
より筆記時ストッパー５が筆記時係止部７より離脱する
のを回避し、ボールペンレフィール２の先端２Ａの突出
状態（図１（Ｂ）参照）を維持することになる。
【００１１】更にボールペンレフィール２の後端が当接
するノック部３の穴後面が傾斜面１０になっているの
で、ボールペンレフィール２の後端にこの傾斜面１０が
当接することによってノック部３が傾動し、筆記時スト
ッパー５と筆記時係止部７間の係止を助成して一層確実
にならしめ、筆記時ストッパー５が筆記時係止部７より
脱するおそれは全くなくなり、突出状態を一層確実に保
持できることになる。
するノック部３の穴後面が傾斜面１０になっているの
で、ボールペンレフィール２の後端にこの傾斜面１０が
当接することによってノック部３が傾動し、筆記時スト
ッパー５と筆記時係止部７間の係止を助成して一層確実
にならしめ、筆記時ストッパー５が筆記時係止部７より
脱するおそれは全くなくなり、突出状態を一層確実に保
持できることになる。
【００１２】又、ボールペンレフィール２の先端２Ａの
突出状態（図１（Ｂ）参照）で、クリップ３Ａの先端部
を矢印方向に引き上げるか又はクリップ３Ａの後端部を
矢印方向に押し下げると、収納時ストッパー兼回動支点
４を中心に図１（Ｂ）において時計方向に回転し、筆記
時ストッパー５が筆記時係止部７より離脱することで、
ボールペンレフィール２及びノック部３が、ボールペン
レフィール２を後方へ付勢している復帰用バネ１１によ
りガイド溝８に案内されて後進し、ノック部３の収納時
ストッパー兼回動支点４がガイド溝８の終端である収納
時係止部９に当接して係止され、ボールペンレフィール
２の先端２が収納することになる。なお、収納時ストッ
パー兼回動支点４は中心線上又は中心線より上側の位置
にする方が筆記時ストッパー５の係止を一層確実になら
しめることができ好ましい。
突出状態（図１（Ｂ）参照）で、クリップ３Ａの先端部
を矢印方向に引き上げるか又はクリップ３Ａの後端部を
矢印方向に押し下げると、収納時ストッパー兼回動支点
４を中心に図１（Ｂ）において時計方向に回転し、筆記
時ストッパー５が筆記時係止部７より離脱することで、
ボールペンレフィール２及びノック部３が、ボールペン
レフィール２を後方へ付勢している復帰用バネ１１によ
りガイド溝８に案内されて後進し、ノック部３の収納時
ストッパー兼回動支点４がガイド溝８の終端である収納
時係止部９に当接して係止され、ボールペンレフィール
２の先端２が収納することになる。なお、収納時ストッ
パー兼回動支点４は中心線上又は中心線より上側の位置
にする方が筆記時ストッパー５の係止を一層確実になら
しめることができ好ましい。
【００１３】図４は第２実施例における先端突出状態を
示す正断面図である。図１の第１実施例では、収納時ス
トッパー兼回動支点４の位置が筆記時ストッパー５の位
置より後方位置にある例であるが、この第２実施例で
は、収納時ストッパー兼回動支点４の位置が筆記時スト
ッパー５より前方位置にある例であり、本質的に差異は
ない。以上ボールペンに適用した実施例について説明し
たが、本考案はシャープペンシルにも同様に適用できる
ことは勿論である。
示す正断面図である。図１の第１実施例では、収納時ス
トッパー兼回動支点４の位置が筆記時ストッパー５の位
置より後方位置にある例であるが、この第２実施例で
は、収納時ストッパー兼回動支点４の位置が筆記時スト
ッパー５より前方位置にある例であり、本質的に差異は
ない。以上ボールペンに適用した実施例について説明し
たが、本考案はシャープペンシルにも同様に適用できる
ことは勿論である。
【００１４】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、ノック部
３外面に設けた、収納時ストッパー兼回動支点４，ノッ
ク時に収納時ストッパー兼回動支点４を中心に回動して
筆記状態を保つ筆記時ストッパー５及び筆記状態保持用
バネ部６と、外軸１内面に形成した、筆記時ストッパー
５が係止する筆記時係止部７及び収納時ストッパー兼回
動支点４を摺動自由にガイドし終端を収納時係止部９と
するガイド部８とより、上記従来例に比して形状・構造
が簡単な先端出没機構を提供することができ、構造が簡
単で安価な筆記具を得ることができる。
３外面に設けた、収納時ストッパー兼回動支点４，ノッ
ク時に収納時ストッパー兼回動支点４を中心に回動して
筆記状態を保つ筆記時ストッパー５及び筆記状態保持用
バネ部６と、外軸１内面に形成した、筆記時ストッパー
５が係止する筆記時係止部７及び収納時ストッパー兼回
動支点４を摺動自由にガイドし終端を収納時係止部９と
するガイド部８とより、上記従来例に比して形状・構造
が簡単な先端出没機構を提供することができ、構造が簡
単で安価な筆記具を得ることができる。
【図１】（Ａ）は本考案筆記具の第１実施例における先
端収納状態を示す正断面図、（Ｂ）は同じく先端突出状
態の正断面図である。
端収納状態を示す正断面図、（Ｂ）は同じく先端突出状
態の正断面図である。
【図２】図１（Ａ）のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】同じく先端収納状態を示す側断面図である。
【図４】第２実施例における先端突出状態を示す正断面
図である。
図である。
１ 外軸 ２ （ボールペン）レフィール ３ ノック部 ４ 収納時ストッパー兼回動支点 ５ 筆記時ストッパー ６ 筆記状態保持用バネ部 ７ 筆記時係止部 ８ ガイド部（溝） ９ 収納時係止部 １０ 傾斜面
Claims (3)
- 【請求項１】 レフィールのノック部の外面に、収納時
ストッパー兼回動支点を設け、ノック時に該収納時スト
ッパー兼回動支点を中心に回動して筆記状態を保つ、筆
記時ストッパー及び筆記状態保持用バネ部を相対向して
ノック部外面に形成し、外軸内面には、前記筆記時スト
ッパーが係止する筆記時係止部と、前記収納時ストッパ
ー兼回動支点を摺動自在に案内し終端を収納時係止部と
するガイド部を形成せしめてなる筆記具。 - 【請求項２】 収納時ストッパー兼回動支点の位置が筆
記時ストッパーの位置より前方位置又は後方位置にある
ことを特徴とする請求項１の筆記具。 - 【請求項３】 レフィールの終端が当接するノック部の
穴後面を、筆記時ストッパーと筆記時係止部間の係止を
助成するように傾斜面とすることを特徴とする請求項１
の筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2523492U JP2569704Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2523492U JP2569704Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0582591U JPH0582591U (ja) | 1993-11-09 |
| JP2569704Y2 true JP2569704Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12160293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2523492U Expired - Lifetime JP2569704Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569704Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP2523492U patent/JP2569704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0582591U (ja) | 1993-11-09 |
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