JP2569661Y2 - 接着式ウインドガラスの取付構造 - Google Patents
接着式ウインドガラスの取付構造Info
- Publication number
- JP2569661Y2 JP2569661Y2 JP1991077355U JP7735591U JP2569661Y2 JP 2569661 Y2 JP2569661 Y2 JP 2569661Y2 JP 1991077355 U JP1991077355 U JP 1991077355U JP 7735591 U JP7735591 U JP 7735591U JP 2569661 Y2 JP2569661 Y2 JP 2569661Y2
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- JP
- Japan
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- window
- window glass
- dam
- window frame
- frame flange
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接着式ウインドガラス
の取付構造に関する。
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウインドガラスを窓枠フランジ
に取付ける構造としては、例えば実開昭63−4822
号公報に開示され、また図6に概略的に示しているよう
に、窓枠フランジAにウインドガラスBを接着剤Cを介
して固着すると共に、前記ウインドガラスと窓枠フラン
ジとの間に発泡ゴム製のダムDを介装して、前記接着剤
の流出を塞き止める一方、前記ウインドガラスの外周に
ウインドモールEを嵌着するようにしている。
に取付ける構造としては、例えば実開昭63−4822
号公報に開示され、また図6に概略的に示しているよう
に、窓枠フランジAにウインドガラスBを接着剤Cを介
して固着すると共に、前記ウインドガラスと窓枠フラン
ジとの間に発泡ゴム製のダムDを介装して、前記接着剤
の流出を塞き止める一方、前記ウインドガラスの外周に
ウインドモールEを嵌着するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで以上の構造の
ものでは、前記ウインドガラスBの前記窓枠フランジA
に対する取付高さHは、弾性を有する前記ダムDにより
規制するようにしているが、該ダムDは前述のごとく前
記接着剤Cのシールも兼ねているので、該ダムDの硬度
を充分高めることが出来ないのであって、そのため、特
に前記ウインドモールEの組付時、前記ウインドガラス
BがウインドモールEにより前記窓枠フランジA側に強
く押されてしまうと、前記ダムDの弾性変形により、該
ウインドガラスBの前記窓枠フランジAに対する取付高
さが一定せず、従って前記ウインドモールEの組付作業
性が悪くなるのは勿論のこと、ウインドガラスBの組付
不良の発生率も高くなる不具合がある。
ものでは、前記ウインドガラスBの前記窓枠フランジA
に対する取付高さHは、弾性を有する前記ダムDにより
規制するようにしているが、該ダムDは前述のごとく前
記接着剤Cのシールも兼ねているので、該ダムDの硬度
を充分高めることが出来ないのであって、そのため、特
に前記ウインドモールEの組付時、前記ウインドガラス
BがウインドモールEにより前記窓枠フランジA側に強
く押されてしまうと、前記ダムDの弾性変形により、該
ウインドガラスBの前記窓枠フランジAに対する取付高
さが一定せず、従って前記ウインドモールEの組付作業
性が悪くなるのは勿論のこと、ウインドガラスBの組付
不良の発生率も高くなる不具合がある。
【0004】本考案は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、ウインドガラスの外周
に嵌合するウインドモールの組付作業性に優れて、しか
もウインドガラスの窓枠フランジに対する取付高さを所
定値に保持することの出来る接着式ウインドガラスの取
付構造を提供するにある。
であって、目的とするところは、ウインドガラスの外周
に嵌合するウインドモールの組付作業性に優れて、しか
もウインドガラスの窓枠フランジに対する取付高さを所
定値に保持することの出来る接着式ウインドガラスの取
付構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、窓枠
フランジ2にウインドガラス3を接着剤4を介して固着
すると共に、前記ウインドガラス3と窓枠フランジ2の
いずれか一方に、前記接着剤4の流出を阻止するゴムか
らなるダム5を設けた接着式ウインドガラスにおいて、
前記ダム5の一部には、該ダム5に嵌合して、前記窓枠
フランジ2に対する前記ウインドガラス3の取付位置を
規制する、硬質材料からなるスペーサー7を設けると共
に、前記スペーサー7を、相対向する対向壁71・72
と、これら対向壁71・72の一端を連結する連結壁7
3とから断面コ字形状に形成して、前記対向壁71・7
2間に前記ダム5を挿嵌していることを特徴とするもの
である。
フランジ2にウインドガラス3を接着剤4を介して固着
すると共に、前記ウインドガラス3と窓枠フランジ2の
いずれか一方に、前記接着剤4の流出を阻止するゴムか
らなるダム5を設けた接着式ウインドガラスにおいて、
前記ダム5の一部には、該ダム5に嵌合して、前記窓枠
フランジ2に対する前記ウインドガラス3の取付位置を
規制する、硬質材料からなるスペーサー7を設けると共
に、前記スペーサー7を、相対向する対向壁71・72
と、これら対向壁71・72の一端を連結する連結壁7
3とから断面コ字形状に形成して、前記対向壁71・7
2間に前記ダム5を挿嵌していることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】本考案によれば、前記ウインドガラス3の前記
窓枠フランジ2への組付に伴い、前記スペーサ7を介し
て前記ガラス3の前記フランジ2に対する取付高さが一
定に保持され、斯くして前記ウインドガラスの外周縁に
ウインドモールを取付ける際に、該モールの前記窓枠フ
ランジ2方向への押し込みにより、前記ウインドガラス
3がたとえ前記窓枠フランジ2側に強く押されても、前
記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対する取付
高さHは、前記スペーサ7により確実に規制されて前記
高さHが変わることがないのであり、従って前記モール
の組付作業性が向上するのは勿論のこと、ウインドガラ
スを窓枠フランジに対して正確に取付けることが出来る
のである。しかも、前記スペーサ7は、相対向する対向
壁71・72と、これら対向壁71・72の一端を連結
する連結壁73とから断面コ字形状に形成され、前記対
向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌していることをか
ら、前記ダム5の幅とほとんど変わらない幅で設けるこ
とができ、ウインドガラスの外側からかかる部分を見た
ときにも、前記スペーサ7が張り出して見えることはな
く、外観を損ねず、さらには、前記スペーサ7は、ダム
5の一部の任意の位置に挿嵌するのみで、容易かつ確実
に組付できながら、このような優れた作用効果を奏する
ことができるものである。
窓枠フランジ2への組付に伴い、前記スペーサ7を介し
て前記ガラス3の前記フランジ2に対する取付高さが一
定に保持され、斯くして前記ウインドガラスの外周縁に
ウインドモールを取付ける際に、該モールの前記窓枠フ
ランジ2方向への押し込みにより、前記ウインドガラス
3がたとえ前記窓枠フランジ2側に強く押されても、前
記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対する取付
高さHは、前記スペーサ7により確実に規制されて前記
高さHが変わることがないのであり、従って前記モール
の組付作業性が向上するのは勿論のこと、ウインドガラ
スを窓枠フランジに対して正確に取付けることが出来る
のである。しかも、前記スペーサ7は、相対向する対向
壁71・72と、これら対向壁71・72の一端を連結
する連結壁73とから断面コ字形状に形成され、前記対
向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌していることをか
ら、前記ダム5の幅とほとんど変わらない幅で設けるこ
とができ、ウインドガラスの外側からかかる部分を見た
ときにも、前記スペーサ7が張り出して見えることはな
く、外観を損ねず、さらには、前記スペーサ7は、ダム
5の一部の任意の位置に挿嵌するのみで、容易かつ確実
に組付できながら、このような優れた作用効果を奏する
ことができるものである。
【0007】
【実施例】図5は、自動車のフロントウインド部分を示
したもので、図中1は、アウタパネル11とインナパネ
ル12とにより形成されるフロントウインドの窓枠であ
って、この窓枠1の内周縁には、前記両パネル11・1
2の端部を重合して形成した窓枠フランジ2を設けてい
る。
したもので、図中1は、アウタパネル11とインナパネ
ル12とにより形成されるフロントウインドの窓枠であ
って、この窓枠1の内周縁には、前記両パネル11・1
2の端部を重合して形成した窓枠フランジ2を設けてい
る。
【0008】また3は前記窓枠フランジ2にウレタンシ
ーラからなる接着剤4により接着固定するウインドガラ
スであって、該ウインドガラス3の周縁部内面には、発
泡ゴムから成る紐状のダム5を、該ウインドガラス3の
全周に渡って貼り付けている。
ーラからなる接着剤4により接着固定するウインドガラ
スであって、該ウインドガラス3の周縁部内面には、発
泡ゴムから成る紐状のダム5を、該ウインドガラス3の
全周に渡って貼り付けている。
【0009】また6は、前記窓枠1とウインドガラス3
の外周縁との境界を覆うウインドモールであって、該ウ
インドモール6に突設した脚部61を、前記窓枠1とウ
インドガラス3の外周縁との隙間から前記接着剤4の層
内に突入させることで、該ウインドモール6を前記窓枠
1とウインドガラス3との間に嵌着するようにしてい
る。
の外周縁との境界を覆うウインドモールであって、該ウ
インドモール6に突設した脚部61を、前記窓枠1とウ
インドガラス3の外周縁との隙間から前記接着剤4の層
内に突入させることで、該ウインドモール6を前記窓枠
1とウインドガラス3との間に嵌着するようにしてい
る。
【0010】しかして図に示す実施例では、前記ダム5
の一部に嵌合して、前記窓枠フランジ2に対する前記ウ
インドガラス3の取付位置を規制するスペーサ7を硬質
の合成樹脂材料から別途形成して、該スペーサ7を、前
記ダム5に嵌着して、前記ウインドガラス3の前記窓枠
フランジ2に対する取付けに伴い、該スペーサ7によ
り、前記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対す
る取付高さHを所定値に規制するようにしたのである。
の一部に嵌合して、前記窓枠フランジ2に対する前記ウ
インドガラス3の取付位置を規制するスペーサ7を硬質
の合成樹脂材料から別途形成して、該スペーサ7を、前
記ダム5に嵌着して、前記ウインドガラス3の前記窓枠
フランジ2に対する取付けに伴い、該スペーサ7によ
り、前記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対す
る取付高さHを所定値に規制するようにしたのである。
【0011】即ち図に示す前記スペーサ7は、相対向す
る対向壁71・72と、これら対向壁71・72の一端
を連結する連結壁73とから成る断面コ字を呈し、前記
対向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌すると共に、こ
れら対向壁71・72の遊端部内側面に突設した係合爪
74を前記ダム5の外側面に係合させることで、前記ス
ペーサ7を前記ダム5に取付けるようにしている。
る対向壁71・72と、これら対向壁71・72の一端
を連結する連結壁73とから成る断面コ字を呈し、前記
対向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌すると共に、こ
れら対向壁71・72の遊端部内側面に突設した係合爪
74を前記ダム5の外側面に係合させることで、前記ス
ペーサ7を前記ダム5に取付けるようにしている。
【0012】しかして以上の構成において前記ウインド
ガラス3を前記窓枠フランジ2に組付けるに際して、先
ず、前記スペーサ7を、前記ウインドガラス3の周縁部
内面に貼りつけている前記ダム5に取付けておくのであ
って、実施例では、図5で示すように、2個のスペーサ
7を、前記ウインドガラス3の上部左右コーナー部位に
位置する前記ダム5にそれぞれ取付けるのである。そし
てこのウインドガラス5を、前記接着剤4を塗布した前
記窓枠フランジ2上に載せて該窓枠フランジ2方向に押
圧することで、該ウインドガラス5を前記窓枠フランジ
2に接着するのである。
ガラス3を前記窓枠フランジ2に組付けるに際して、先
ず、前記スペーサ7を、前記ウインドガラス3の周縁部
内面に貼りつけている前記ダム5に取付けておくのであ
って、実施例では、図5で示すように、2個のスペーサ
7を、前記ウインドガラス3の上部左右コーナー部位に
位置する前記ダム5にそれぞれ取付けるのである。そし
てこのウインドガラス5を、前記接着剤4を塗布した前
記窓枠フランジ2上に載せて該窓枠フランジ2方向に押
圧することで、該ウインドガラス5を前記窓枠フランジ
2に接着するのである。
【0013】しかる後、前記ウインドモール6の脚部6
1を、前記窓枠1とウインドガラス3の外周縁との隙間
から前記接着剤4の層内に突入させると共に、該ウイン
ドモール6を前記窓枠フランジ2に向かって押し込んで
該モール6を前記ウインドガラス3に取付けるのであっ
て、該モール6の前記窓枠フランジ2方向への押し込み
により、前記ウインドガラス3も前記窓枠フランジ2側
に強く押されて、前記ダム5が圧縮方向に弾性変形しよ
うとするが、該ダム5には、2箇所に前記スペーサ7が
取付けられているので、前記モール6の押し込みによる
も、前記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対す
る取付け高さHは、前記スペーサ7により確実に規制さ
れて前記高さHが変わることがないのである。
1を、前記窓枠1とウインドガラス3の外周縁との隙間
から前記接着剤4の層内に突入させると共に、該ウイン
ドモール6を前記窓枠フランジ2に向かって押し込んで
該モール6を前記ウインドガラス3に取付けるのであっ
て、該モール6の前記窓枠フランジ2方向への押し込み
により、前記ウインドガラス3も前記窓枠フランジ2側
に強く押されて、前記ダム5が圧縮方向に弾性変形しよ
うとするが、該ダム5には、2箇所に前記スペーサ7が
取付けられているので、前記モール6の押し込みによる
も、前記ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対す
る取付け高さHは、前記スペーサ7により確実に規制さ
れて前記高さHが変わることがないのである。
【0014】また、スペーサを設けるにあたり、例え
ば、ダムに対して車幅方向内側にスぺーサを設けた場合
は、ウインドガラスの外側からかかる部分を見たとき
に、前記スペーサ7が張り出して見えて、見栄えが悪く
なるという不具合を生じる。また、張り出して見える部
分を隠すためには、当該部分に対応するウインドガラス
の部分を黒く塗るなどの必要があるが、作業が煩雑で、
かつ視野も狭くなる。一方、本考案においては、前記ス
ペーサ7は、前記対向壁71・72間に前記ダム5を挿
嵌していることをから、前記ダム5の輻とほとんど変わ
らない幅で設けることができるので、ウインドガラスの
外側からかかる部分を見たときにも、前記スペーサ7が
張り出して見えることはなく、外観を損ねずに容易に取
付けできて、しかも広い視野を確保することができる。
以上の実施例では、スペーサ7を、前記ウインドガラス
3の上部左右コーナー部位に位置する前記ダム5にそれ
ぞれ取付けるようにしたが、前記ウインドガラス3の上
部左右コーナー部位だけでなく下部左右コーナー部位に
位置する前記ダム5にもそれぞれ取付けるようにしても
よい。
ば、ダムに対して車幅方向内側にスぺーサを設けた場合
は、ウインドガラスの外側からかかる部分を見たとき
に、前記スペーサ7が張り出して見えて、見栄えが悪く
なるという不具合を生じる。また、張り出して見える部
分を隠すためには、当該部分に対応するウインドガラス
の部分を黒く塗るなどの必要があるが、作業が煩雑で、
かつ視野も狭くなる。一方、本考案においては、前記ス
ペーサ7は、前記対向壁71・72間に前記ダム5を挿
嵌していることをから、前記ダム5の輻とほとんど変わ
らない幅で設けることができるので、ウインドガラスの
外側からかかる部分を見たときにも、前記スペーサ7が
張り出して見えることはなく、外観を損ねずに容易に取
付けできて、しかも広い視野を確保することができる。
以上の実施例では、スペーサ7を、前記ウインドガラス
3の上部左右コーナー部位に位置する前記ダム5にそれ
ぞれ取付けるようにしたが、前記ウインドガラス3の上
部左右コーナー部位だけでなく下部左右コーナー部位に
位置する前記ダム5にもそれぞれ取付けるようにしても
よい。
【0015】また以上の実施例では、前記ダム5を前記
ウインドガラス3に取付けたが、前記窓枠フランジ2に
取付けてもよい。
ウインドガラス3に取付けたが、前記窓枠フランジ2に
取付けてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のごとく本考案は、窓枠フランジ2
にウインドガラス3を接着剤4を介して固着すると共
に、前記ウインドガラス3と窓枠フランジ2のいずれか
一方に、前記接着剤4の流出を阻止するゴムからなるダ
ム5を設けた接着式ウインドガラスにおいて、前記ダム
5の一部には、該ダム5に嵌合して、前記窓枠フランジ
2に対する前記ウインドガラス3の取付位置を規制す
る、硬質材料からなるスペーサー7を設けると共に、前
記スペーサー7を、相対向する対向壁71・72と、こ
れら対向壁71・72の一端を連結する連結壁73とか
ら断面コ字形状に形成して、前記対向壁71・72間に
前記ダム5を挿嵌しているので、前記ウインドガラス3
の前記窓枠フランジ2への組付に伴い、前記スペーサ7
を介して前記ガラス3の前記フランジ2に対する取付高
さが一定に保持され、前記ウインドガラスの外周縁にウ
インドモールを取付ける際に、該モールの前記窓枠フラ
ンジ2方向への押し込みにより、前記ウインドガラス3
がたとえ前記窓枠フランジ2側に強く押されても、前記
ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対する取付高
さHは、前記スペーサ7により確実に規制されて前記高
さHが変わることがなく、従って前記モールの組付作業
性が向上するのは勿論のこと、ウインドガラスを窓枠フ
ランジに対して正確に取付けることが出来る。
にウインドガラス3を接着剤4を介して固着すると共
に、前記ウインドガラス3と窓枠フランジ2のいずれか
一方に、前記接着剤4の流出を阻止するゴムからなるダ
ム5を設けた接着式ウインドガラスにおいて、前記ダム
5の一部には、該ダム5に嵌合して、前記窓枠フランジ
2に対する前記ウインドガラス3の取付位置を規制す
る、硬質材料からなるスペーサー7を設けると共に、前
記スペーサー7を、相対向する対向壁71・72と、こ
れら対向壁71・72の一端を連結する連結壁73とか
ら断面コ字形状に形成して、前記対向壁71・72間に
前記ダム5を挿嵌しているので、前記ウインドガラス3
の前記窓枠フランジ2への組付に伴い、前記スペーサ7
を介して前記ガラス3の前記フランジ2に対する取付高
さが一定に保持され、前記ウインドガラスの外周縁にウ
インドモールを取付ける際に、該モールの前記窓枠フラ
ンジ2方向への押し込みにより、前記ウインドガラス3
がたとえ前記窓枠フランジ2側に強く押されても、前記
ウインドガラス3の前記窓枠フランジ2に対する取付高
さHは、前記スペーサ7により確実に規制されて前記高
さHが変わることがなく、従って前記モールの組付作業
性が向上するのは勿論のこと、ウインドガラスを窓枠フ
ランジに対して正確に取付けることが出来る。
【0017】しかも、前記スペーサ7は、相対向する対
向壁71・72と、これら対向壁71・72の一端を連
結する連結壁73とから断面コ字形状に形成され、前記
対向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌していることを
から、前記ダム5の幅とほとんど変わらない幅で設ける
ことができ、ウインドガラスの外側からかかる部分を見
たときにも、前記スペーサ7が張り出して見えることは
なく、外観を損ねずに容易に組付けできる。さらに本考
案によれば、ウインドガラスもしくは窓枠フランジに設
けるダムの適当な任意の一部の部位に前記スペーサを取
付けるだけでよいので、容易かつ確実に組付でき、か
つ、ウインドガラスの窓枠フランジに対する接着面積は
ほとんど狭められる不具合がなく、従って前記ウインド
ガラスの前記窓枠フランジに対する接着を強固とするこ
とが出来る。
向壁71・72と、これら対向壁71・72の一端を連
結する連結壁73とから断面コ字形状に形成され、前記
対向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌していることを
から、前記ダム5の幅とほとんど変わらない幅で設ける
ことができ、ウインドガラスの外側からかかる部分を見
たときにも、前記スペーサ7が張り出して見えることは
なく、外観を損ねずに容易に組付けできる。さらに本考
案によれば、ウインドガラスもしくは窓枠フランジに設
けるダムの適当な任意の一部の部位に前記スペーサを取
付けるだけでよいので、容易かつ確実に組付でき、か
つ、ウインドガラスの窓枠フランジに対する接着面積は
ほとんど狭められる不具合がなく、従って前記ウインド
ガラスの前記窓枠フランジに対する接着を強固とするこ
とが出来る。
【図1】図5におけるXーX線拡大断面図。
【図2】図5におけるYーY線拡大断面図。
【図3】図1におけるZーZ線断面図。
【図4】スペーサの斜視図。
【図5】自動車のフロントウインド部の概略斜視図。
【図6】従来のウインドガラスの取付構造の一例を示す
要部の断面図。
要部の断面図。
2 窓枠フランジ 3 ウインドガラス 4 接着剤 5 ダム 7 スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 窓枠フランジ2にウインドガラス3を接
着剤4を介して固着すると共に、前記ウインドガラス3
と窓枠フランジ2のいずれか一方に、前記接着剤4の流
出を阻止するゴムからなるダム5を設けた接着式ウイン
ドガラスにおいて、前記ダム5の一部には、該ダム5に
嵌合して、前記窓枠フランジ2に対する前記ウインドガ
ラス3の取付位置を規制する、硬質材料からなるスペー
サー7を設けると共に、前記スペーサー7を、相対向す
る対向壁71・72と、これら対向壁71・72の一端
を連結する連結壁73とから断面コ字形状に形成して、
前記対向壁71・72間に前記ダム5を挿嵌しているこ
とを特徴とする接着式ウインドガラスの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077355U JP2569661Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 接着式ウインドガラスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077355U JP2569661Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 接着式ウインドガラスの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526545U JPH0526545U (ja) | 1993-04-06 |
JP2569661Y2 true JP2569661Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=13631607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991077355U Expired - Lifetime JP2569661Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 接着式ウインドガラスの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569661Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066971Y2 (ja) * | 1987-02-20 | 1994-02-23 | 日産自動車株式会社 | 車両用接着式ウインドウパネルのダムラバ− |
JP3066100B2 (ja) * | 1991-03-30 | 2000-07-17 | 株式会社パイオラックス | 車両用ウインドの取付方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP1991077355U patent/JP2569661Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526545U (ja) | 1993-04-06 |
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