JPH04100944U - 自動車のフロントウインドウとカウルルーバの組付構造 - Google Patents

自動車のフロントウインドウとカウルルーバの組付構造

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JPH04100944U
JPH04100944U JP1108491U JP1108491U JPH04100944U JP H04100944 U JPH04100944 U JP H04100944U JP 1108491 U JP1108491 U JP 1108491U JP 1108491 U JP1108491 U JP 1108491U JP H04100944 U JPH04100944 U JP H04100944U
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JP
Japan
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cowl louver
front window
cowl
vehicle body
base
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Application number
JP1108491U
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English (en)
Inventor
健次 桃井
敏夫 鈴木
Original Assignee
関東自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のフロントウィンドウの周縁に取付け
られるモールをその全周に亘って取付け、全体の美観を
高める。 【構成】 カウルルーバベース15をスクリュー112
によって車体2に固定し、このベース15の前端部にカ
ウルルーバ108を係止し、カウルルーバ108とフロ
ントウィンドウ6の下端縁6cとの間にできた隙間G1
に、フロントウィンドウ6の周縁全周に亘って取付けら
れるモール107を嵌着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のフロントウィンドウとカウルルーバの組付構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のフロントウィンドウの下部前方に、車体の横方向に延びるカウルルー バを装着することは従来より周知である。
【0003】 図6は上述のカウルルーバを備えた自動車の外観斜視図であり、図7はそのVI I−VII線拡大断面図である。
【0004】 図6に符1で示すものは、車体2の前方側部を構成するフェンダパネルであり 、符号3は車体上部を構成するハーフパネル、符号4は車体2に開閉自在に支持 されたドアをそれぞれ示している。また符号5はエンジンルームの上部を覆う開 閉可能なフードパネル、6は車体2の車室前部の開口20(図7参照)を覆うフ ロントウィンドウを示し、該ウィンドウ6の上端縁6aと両側縁6bに沿ってモ ール7が取付けられている。フロントウィンドウ6は例えば透明ガラスより成り 、その下部前方に例えば合成樹脂より成るカウルルーバ8が取付けられている。
【0005】 図7に示すようにカウルルーバ8の下方には、車体2の一部を構成するカウル パネル9が位置し、該パネル9は互いに一体に固着されたアウタパネル9aとイ ンナパネル9bより成り、車体2の横方向に延びている。
【0006】 上述のフロントウィンドウ6とカウルルーバ8、並びにモール7は自動車の製 造時に次の手順で車体2に組付けられる。
【0007】 先ず、フロントウィンドウ6の内側面に、その全周縁に沿って例えばウレタン より成る接着剤10を塗布し、かかるフロントウィンドウ6を図7に示すように 車室前部の開口20に合致させて車体2に取付ける。
【0008】 このとき、フロントウィンドウ6の上端縁6a並びに両側縁6bと、これに対 向する車体面との間に隙間ができるが、この隙間に、例えばゴム又は軟質合成樹 脂より成る細長いモール7が嵌着される。
【0009】 次いで、既に車体2に取付けられているフロントウィンドウ6の下部前方にカ ウルルーバ8が取付けられる。すなわち、図7に示す如く、カウルパネル9の上 方にカウルルーバ8をもたらし、その後端部8aによってフロントウィンドウ6 の下端縁6cを覆い、この状態でグロメット11とスクリュー12より成る取付 部材によって、カウルルーバ8をカウルパネル9に固定するのである。このとき 、カウルルーバ8の後端部8aに一体に固着された軟質材料より成るプロテクタ 13をフロントウィンドウ6の外面に当て、この面に傷が付く不具合を阻止する 。またフロントウィンドウ6の内面周囲にはセラミック14が施されているので 、接着剤10などが車外から丸見えとなることも阻止される。このように車体2 の横方向に延びるカウルルーバ8が車体2に不動に固定されるのである。
【0010】 上述のカウルルーバ8は、大変見ばえがよく、しかも車体のデザイン自由度を 高めることができるため、特に最近の自動車に広く採用されている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のフロントウィンドウとカウルルーバの組付構造においては、 カウルルーバ8の後端部8aがフロントウィンドウ6の下端縁6cの上方に位置 しているので、下端縁6cに沿ってモール7を装着することができない。すなわ ち、モール7は図6から明らかなように、フロントウィンドウ6の上端縁6aと 両側縁6bに沿って装着されているものの、下端縁6cについては、モール7を 装着できないのである。このため、モール7の全体の連続感が失われ、その見ば えが低下する不具合を免れない。
【0012】 また、図6に符号Aで示したモール7の各端部とカウルルーバ8との間の部分 に、これらの部品の組付上のばらつきによって、隙間が発生しやすく、これによ っても見ばえが低下する恐れがあった。
【0013】 さらに、カウルルーバ8とフロントウィンドウ6の外面との間にも、図7に符 号Sで示す隙間が生じやすくなるので、従来はプロテクタ13の幅を必要以上に 広く形成し、これをフロントウィンドウ6の外面に密着させて隙間Sが外部から 見えないようにしているが、このような広幅のプロテクタは大変目立ち、その外 観が低下する。
【0014】 また従来のカウルルーバ組付構造においては、該ルーバ8を車体2に固定する スクリュー12が、図7から判るように外部から丸見えとなるため、その見ばえ が低下せざるを得なかった。
【0015】 本考案の目的は、上記従来の欠点を全て除去した自動車のフロントウィンドウ とカウルルーバの組付構造を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、車体の横方向に延びるカウルルーバベー スを、取付部材を介して車体のカウルパネルに固定し、該ベースの先端部に、車 体の横方向に延びるカウルルーバを係止し、車体の車室前部開口を覆うフロント ウィンドウをカウルルーバベースの上から接着剤を介して取付け、フロントウィ ンドウの周縁全周に亘って取付けられるモールを、フロントウィンドウの下端縁 とカウルルーバとの間の隙間に嵌着して成る自動車のフロントウィンドウとカウ ルルーバの組付構造を提案する。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、 従来と同一又は実質的に同一な部分については、以下に参照する図面に従来の説 明で用いた符号と同一の符号を付し、その説明を省略することにする。
【0018】 図1は本考案に従って組付けられたフロントウィンドウ6、カウルルーバ10 8及びモール107を有する自動車の外観斜視図であり、図2はそのII−II 線拡大断面図、図3はその分解斜視図、そして図4は図1の一部を示す断面斜視 図である。これらの図を参照して、フロントウィンドウ6、カウルルーバ108 及びモール107などの各要素の構成を、その組付手順を説明しながら明らかに する。
【0019】 先ず、図2乃至図4に示すように車体2の横方向に延びるカウルルーバベース 15をグロメット111とスクリュー112より成る適数の取付部材を介して車 体2のカウルパネル9に固定する。すなわち、カウルパネル9のアウタパネル9 aに形成された取付孔16にグロメット111を嵌着し、その上にカウルルーバ ベース15を載置し、該ベース15に形成された孔17を通してスクリュー11 2をグロメット111の中心孔にねじ込み、カウルルーバベース15をカウルパ ネル9に固定するのである。このように、図2に示したカウルパネル9は、取付 孔16を有している点だけ、図7に示したカウルパネル9と相違している。ベー ス15を取付ける際、カウルパネル9とカウルルーバベース15との間にシーラ 18を介在させ、車室内のシール性を高めるようにすることが望ましい。
【0020】 次に車体2の横方向に延びるカウルルーバ108をカウルルーバベース15の 前端部に係止する。すなわち、図2及び図3に示すように、カウルルーバベース 5には、その長手方向に沿って適数個の係止孔21が形成され、これに対応する カウルルーバ108の後端部部分には係止突起22が突設されており、各係止突 起22を各係止孔21にそれぞれ嵌合してカウルルーバ108とカウルルーバベ ース15を一体化し、該ルーバ108をカウルパネル9の上に不動に載置する。 このような作業は、フードパネル5を車体2に組付ける前に行うか、或いは組付 けた後に行うときはフードパネル5がこの組付作業を邪魔しない位置に回動させ て組付作業を遂行する。
【0021】 次いで、従来と同様に内面の周辺に接着剤10を塗布したフロントウィンドウ 6を、車体2の車室前部開口20を覆うように、カウルルーバベース15の上か ら接着剤10を介して組付ける。このとき、カウルルーバベース15の後端部に 、例えば2個所に亘って支えアーム23が突設され、かかる支えアーム23によ ってフロントウィンドウ6の下部を支持する。これによってフロントウィンドウ 6の落ち込みを阻止できる。
【0022】 上述のようにフロントウィンドウ6を車体2に取付けたとき、その周縁の全周 に亘って、該周縁と車体2ないしはカウルルーバ108との間に隙間が形成され る。すなわち、フロントウィンドウ6の両側縁6bには、図5に示す如く車体2 のフロントピラー24に固着されたリテーナ25が対向して位置し、両者の間に 隙間Gが形成され、同じくフロントウィンドウ6の上端縁6aには立壁面(図示 せず)が対向し、これらの間にも所定の隙間が形成される。さらに図2に示す如 くフロントウィンドウ6の下端縁6cもカウルルーバ108の後端面26と対向 し、これらの間に隙間G1が形成される。このようにフロントウィンドウ6の周 縁全周に亘って隙間G,G1が形成されるが、これらの隙間に弾性材より成るモ ール107が嵌着固定される。このときモール107のリップ27,28がフロ ントウィンドウ6の外面とカウルルーバ108の上面に密着する。
【0023】 上述のようにして各要素の組付作業を終了するが、このとき、モール107は フロントウィンドウ6の下端縁6cとカウルルーバ108との間の隙間G1にも 嵌着され、結局フロントウィンドウ6の周縁全周に亘ってモール107が取付け られるので、図1から判るようにモール107の連続感が高められ、従来のよう にモールの端部とカウルルーバの間に隙間ができる余地はない。また特にモール 107の上面に光輝色部29をその全長に亘って設けたときは、従来のようにモ ール7が途中で切れていると、光輝色部の一体感が失われ、意匠上好ましくない が、本考案に係る構成ではモール107があたかも無端であるかのように連続し ているので、光輝色部29も途切れることなく無端状に連続し、その見ばえが向 上する。
【0024】 またフロントウィンドウ6とカウルルーバ108との間にモール107を嵌着 するので、従来のようにカウルルーバ8とフロントウィンドウ外面との間の隙間 S(図7)について考慮する必要はなく、プロテクタ13をカウルルーバに付設 する必要もない。
【0025】 さらに、カウルルーバ108はそのベース15を介して車体2に係止され、し かもこのカウルルーバベース15を車体2に固定するスクリュー112は、フロ ントウィンドウ6の下方に位置し、該ウィンドウ6の周辺部にはセラミック14 が施されているので、スクリュー112が外部から見えることはなく、その外観 が高められる。
【0026】 本考案は図1に示した如き自動車に限らず、その他の各種形式の自動車にも適 用できるものである。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、簡単な構成によってモールの連続感を高め、しかも取付部材 を外部から見えないように隠すことができ、その美観を高めることが可能となっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフロントウィンドウとカウルルー
バを組付けた自動車の外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図2に示した各要素の分解斜視図である。
【図4】図1の一部を示した断面斜視図である。
【図5】図1のV−V線拡大断面図である。
【図6】従来の自動車の外観斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線拡大断面図である。
【符号の説明】
2 車体 6 フロントウィンドウ 6c 下端縁 9 カウルパネル 10 接着剤 15 カウルルーバベース 20 開口 107 モール 108 カウルルーバ G1 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の横方向に延びるカウルルーバベー
    スを、取付部材を介して車体のカウルパネルに固定し、
    該ベースの先端部に、車体の横方向に延びるカウルルー
    バを係止し、車体の車室前部開口を覆うフロントウィン
    ドウをカウルルーバベースの上から接着剤を介して取付
    け、フロントウィンドウの周縁全周に亘って取付けられ
    るモールを、フロントウィンドウの下端縁とカウルルー
    バとの間の隙間に嵌着して成る自動車のフロントウィン
    ドウとカウルルーバの組付構造。
JP1108491U 1991-02-08 1991-02-08 自動車のフロントウインドウとカウルルーバの組付構造 Pending JPH04100944U (ja)

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Cited By (1)

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CN102785621A (zh) * 2011-05-16 2012-11-21 丰田自动车株式会社 车辆用前围百叶板的固定用嵌条

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