JPH08142665A - リアウィンドガラスの取付構造 - Google Patents

リアウィンドガラスの取付構造

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JPH08142665A
JPH08142665A JP29259994A JP29259994A JPH08142665A JP H08142665 A JPH08142665 A JP H08142665A JP 29259994 A JP29259994 A JP 29259994A JP 29259994 A JP29259994 A JP 29259994A JP H08142665 A JPH08142665 A JP H08142665A
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JP
Japan
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rear window
window glass
back door
adhesive
cut
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JP29259994A
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Nobutaka Ikeda
信孝 池田
Hiroshi Onari
啓史 大成
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアウィンドガラスを接着により取り付ける
ための幅寸法を小さく設定して後方視界を広くしたリア
ウィンドガラスの取付構造を提供する。 【構成】 バックドアのアウターパネル3とインナーパ
ネル4とを接合してリアウィンドの窓枠を形成し,その
周縁に沿って環状の内外突出部5,6が形成される。こ
の内外突出部5,6で挟まれた凹部を接着剤溝2として
接着剤7を収容しリアウィンドガラス1を接着する。接
着時のエア抜きのため,外突出部6に第1の切り返し部
8を形成してエア抜き穴とし,この第1の切り返し部8
に対向する位置のバックドアインナーパネル4に第2の
切り返し部9を形成して,エア抜き通路を迷路状に形成
してエア抜き穴からの水の侵入を防止する。上記内外突
出部5,6は接着剤7の漏れ出しを防ぐダムの役割をな
すため,リアウィンドガラスを接着するための幅は小さ
く設定することができ,リアウィンドからの後方視界を
より大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,リアウィンドガラスを
バックドアに接着により取り付けるリアウィンドガラス
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなバックドア30を備え
た自動車において,リアウィンドガラスイ31はバック
ドア30の窓枠形成部に接着により取り付けられてい
る。図3におけるA−A線矢視断面は図2に示すように
構成されている。図2において,バックドアアウターパ
ネル33とバックドアインナーパネル34とが接合され
てリアウィンドガラス31の窓枠が形成されており,こ
の窓枠形成部にリアウィンドガラス31が接着剤32に
より取り付けられる。接着剤32の施工位置の両側には
発泡材等よりなる内周側ダム35,外周側ダム36が設
けられ,リアウィンドガラス31の取り付け時の接着剤
32の漏れ出しを防いでいる。上記のごとき接着による
リアウインドガラスの取付構造は,実開平2−7123
号,実開昭63−64524号公報等に開示された構成
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において,リ
アウィンドガラス31の外周からバックドアインナーパ
ネル34のインナーフランジ部分までの寸法L1 は,リ
アウィンドの視界を広くするためには,できるだけ小さ
くなるように設定することが望ましいが,ダム35,3
6を設けるための所要幅が必要となり,上記寸法L1
長さに制約があり,後方視界を大きくしたい要求を満た
せない問題点があった。本発明の目的とするところは,
リアウィンドガラスを接着により取り付けるための幅寸
法をできる限り小さく設定して後方視界を広くとること
ができるリアウィンドガラスの取付構造を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する手段は,バックドアアウターパネル
とバックドアインナーパネルとを接合してリアウィンド
の窓枠を形成し,上記バックドアアウターパネルにリア
ウィンドガラスが接着により取り付けられてなるリアウ
ィンドガラスの取付構造において,上記バックドアアウ
ターパネルに上記リアウィンドガラスの周縁に沿った環
状の内外突出部を形成し,両突出部で挟まれた部分を接
着剤を収容する接着剤溝となすと共に,上記外突出部に
第1の切り返し部を形成して上記バックドアインナーパ
ネル側に開口するエア抜き穴を形成し,更に上記バック
ドアインナーパネルの上記第1の切り返し部と対応する
位置に上記第1の切り返し部と対向する第2の切り返し
部を形成し,上記第1の切り返し部からリアウィンドの
窓枠の内部に通じるエア抜き通路を迷路状に形成してな
ることを特徴とするリアウィンドガラスの取付構造とし
て構成されている。
【0005】
【作用】本発明によれば,バックドアのアウターパネル
とインナーパネルとを接合してリアウィンドの窓枠を形
成し,その周縁に沿って環状の内外突出部が形成され
る。この内外突出部で挟まれた部分に凹部が形成される
ので,これを接着剤溝として,これに接着剤を収容して
リアウィンドガラスを接着する。又,接着時のエア抜き
のため,外突出部に第1の切り返し部を形成してエア抜
き穴とし,この第1の切り返し部に対向する位置のバッ
クドアインナーパネルに第2の切り返し部を形成して,
エア抜き通路を迷路状に形成することにより,エア抜き
穴からの水の侵入を防止する。本構成により,上記内外
突出部が接着剤溝を形成すると共に,接着剤溝に収容さ
れた接着剤の漏れ出しを防ぐダムの役割をなすため,リ
アウィンドガラスを接着するための幅は従来構成に比し
て小さく設定することができ,リアウィンドからの後方
視界をより大きくすることができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明
の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1は
本発明の実施例に係るリアウィンドガラスの取付構造を
示す断面図で,先に図3に示した自動車のバックドア3
0のA−A線に相当する位置の矢視断面である。図1に
おいて,バックドアアウターパネル3とバックドアイン
ナーパネル4とを接合してリアウィンドガラス1の窓枠
が形成されている。上記バックドアアウターパネル3に
は,上記リアウィンドガラス1の周縁に沿った環状の内
突出部5と,外突出部6とが形成されている。この内突
出部5と外突出部6とが形成されることにより,その間
にリアウィンドガラス1の周縁に沿った環状の凹部が形
成されることになり,これを接着剤溝2として,ここに
接着剤7が収容される。この接着剤7によりリアウィン
ドガラス1がバックドアに取り付けられる。接着剤7に
よりリアウィンドガラス1を取り付ける際に,上記内突
出部5と外突出部6とは,接着剤7が接着剤溝2から漏
れ出さないようにするためのダムの役割をなす。従来構
成では接着剤の漏れ出しを防ぐダム部材を接着剤施工位
置の両側に別途設ける必要があったため,リアウィンド
ガラス1の外周からバックドアインナーパネル4の内側
フランジ部4aまでの寸法L2 が大きくなり,リアウィ
ンドからの後方視界が小さくなってしまうが,上記構成
では別途ダム部材を設ける必要がないため,寸法L2
小さく設定することができ,後方視界を大きくすること
が可能となる。又,接着剤7によりリアウィンドガラス
1を取り付ける際のエア抜きのため,外突出部6の立ち
上がり部分に第1の切り返し部8が形成され,これに対
向するバックドアインナーパネル4に第2の切り返し部
9が形成されている。この第1及び第2の切り返し部
8,9によりエア抜き通路が迷路状に形成されることに
なり,エアの流通は可能であるが,洗車時等における水
の直撃に対しては迷路状の通路形成により,水のバック
ドアインナーパネル4内への侵入は防止される。
【0007】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,バッ
クドアのアウターパネルとインナーパネルとを接合して
リアウィンドの窓枠を形成し,その周縁に沿って環状の
内外突出部が形成される。この内外突出部で挟まれた部
分に凹部が形成されるので,これを接着剤溝として接着
剤を収容しリアウィンドガラスを接着する。接着時のエ
ア抜きのため,外突出部に第1の切り返し部を形成して
エア抜き穴とし,この第1の切り返し部に対向する位置
のバックドアインナーパネルに第2の切り返し部を形成
して,エア抜き通路を迷路状に形成することにより,エ
ア抜き穴からの水の侵入を防止する。本構成により,上
記内外突出部が接着剤溝を形成すると共に,接着剤溝に
収容された接着剤の漏れ出しを防ぐダムの役割をなすた
め,リアウィンドガラスを接着するための幅は従来構成
に比して小さく設定することができ,リアウィンドから
の後方視界をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るリアウィンドガラスの取付構造
を示す断面図。
【図2】 従来例に係るリアウィンドガラスの取付構造
を示す断面図。
【図3】 バックドアを備えた自動車の斜視図。
【符号の説明】
1…リアウィンドガラス 2…接着剤溝 3…バックドアアウターパネル 4…バックドアインナーパネル 5…内突出部 6…外突出部 7…接着剤 8…第1の切り返し部 9…第2の切り返し部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックドアアウターパネルとバックドア
    インナーパネルとを接合してリアウィンドの窓枠を形成
    し,上記バックドアアウターパネルにリアウィンドガラ
    スが接着により取り付けられてなるリアウィンドガラス
    の取付構造において,上記バックドアアウターパネルに
    上記リアウィンドガラスの周縁に沿った環状の内外突出
    部を形成し,両突出部で挟まれた部分を接着剤を収容す
    る接着剤溝となすと共に,上記外突出部に第1の切り返
    し部を形成して上記バックドアインナーパネル側に開口
    するエア抜き穴を形成し,更に上記バックドアインナー
    パネルの上記第1の切り返し部と対応する位置に上記第
    1の切り返し部と対向する第2の切り返し部を形成し,
    上記第1の切り返し部からリアウィンドの窓枠の内部に
    通じるエア抜き通路を迷路状に形成してなることを特徴
    とするリアウィンドガラスの取付構造。
JP29259994A 1994-11-28 1994-11-28 リアウィンドガラスの取付構造 Expired - Fee Related JP3182049B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8820816B2 (en) 2011-05-13 2014-09-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Outer panel for back door
US9884543B2 (en) 2014-08-19 2018-02-06 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Automobile back-door structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8820816B2 (en) 2011-05-13 2014-09-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Outer panel for back door
US9884543B2 (en) 2014-08-19 2018-02-06 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Automobile back-door structure

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