JP2569538Y2 - 液体ろ過器 - Google Patents

液体ろ過器

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JP2569538Y2
JP2569538Y2 JP1992065014U JP6501492U JP2569538Y2 JP 2569538 Y2 JP2569538 Y2 JP 2569538Y2 JP 1992065014 U JP1992065014 U JP 1992065014U JP 6501492 U JP6501492 U JP 6501492U JP 2569538 Y2 JP2569538 Y2 JP 2569538Y2
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洋介 斉藤
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、フィルタの取付構
造を改良した液体ろ過器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばフライヤーに使用されるて
んぷら油をろ過するためのろ過器として、図7に示した
構成のものが供されている。これは、油貯留容器1の底
部にろ過室2が陥没形成され、このろ過室2が吸引パイ
プ3を介してポンプ4に接続された構成である。ろ過室
2内には多孔状の鋼板を箱形に成型したフィルタ支え5
が収納され、ろ過室2の底面にはフィルタ支え5を覆う
ようにしてシート状のフィルタ6がセットされている。
また、油貯留容器1内にはろ過助材7が収容されると共
に、フィルタ6の周縁を押さえるために押さえ枠8がフ
ィルタ6上に載せられている。ポンプ4を運転すれば、
油貯留容器1内の油がフィルタ6を通過してろ過され、
フィルタ支え5を通ってろ過室2内から吸引パイプ3側
に吸引される。
【0003】また、図8に示すように、油貯留容器11
内に箱形で多孔状のろ過容器12を取り出し可能に収納
し、このろ過容器12を吸引パイプ13を介してポンプ
14に接続すると共に、ろ過容器12を包むように袋状
のフィルタ15を取り付けた構成もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図7に示した構成で
は、フィルタ6を交換するには、まず油貯留容器1内の
油を空にしてから油貯留容器1内に手を差し入れ、ハン
ドル8aを持って押さえ枠8を油貯留容器1内から取り
出し、更に油貯留容器1内に手を差し入れてろ過助材7
やフィルタ6を取り出さなければならない。ところが、
このように容器の奥まで手を差し入れなくてはならない
ことから、作業が行い難く、また腕を汚し易いという欠
点がある。
【0005】一方、図8に示した構成では、フィルタ1
5の交換に際しては吸引パイプ13を持ってろ過容器1
2を引き上げれば、ろ過容器12を油貯留容器11から
取り出すことができる。このため、フィルタ15の交換
作業は油貯留容器11の外で行うことができて作業が簡
単であり、また腕を汚すことがなくなるという利点があ
る。しかし、フィルタ15はろ過容器12を包む形状と
するために袋状とする必要があり、フィルタ15が高価
なものとなるため、メンテナンスコストがかさむという
問題がある。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、フィルタの交換作業が容易であり、し
かもシート状の安価なフィルタを利用できてメンテナン
スコストの低く抑えることができる液体ろ過器を提供す
るところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の考案に係る液体ろ過器は、
ろ過すべき液体が収容される液体貯留容器と、この液体
貯留容器の底部に陥没して形成されたろ過室と、このろ
過室内に前記液体貯留容器の底面部と面一になるように
配置された多孔状のフィルタ支えと、前記ろ過室の上面
開口に対応するろ過用開口部を有し、かつ前記液体貯留
容器の上端部付近まで突出した把手を介してこの液体貯
留容器の底部に取り出し可能に収容されるフィルタホル
ダと、このフィルタホルダに対して前記ろ過用開口部を
塞ぐ位置に設けられて前記フィルタ支えで支えられるシ
ート状のフィルタと、前記フィルタホルダとの間で前記
フィルタの周縁を挟んで保持する押さえ枠とを具備して
なる構成としたところに特徴を有する。
【0008】請求項2の考案は、請求項1の考案におい
て、前記液体貯留容器の底面部の周縁には凹部が設けら
れ、この凹部内に前記フィルタホルダの周縁が嵌められ
て、前記フィルタを平坦にセットすることが可能なセッ
ト面が構成されているところに特徴を有する。
【0009】
【考案の作用及び効果】<請求項1の考案> 請求項1の考案の作用は以下のようである。シート状の
フィルタが、フィルタホルダと押さえ枠の周縁の間で挟
み付けられて保持される。このようにフィルタの装着さ
れたフィルタホルダが、把手を介して液体貯留容器の底
部に載置される。ろ過作用を呈している際には、フィル
タはろ過用開口部内に吸引されるような力を受けるが、
フィルタ支えにより支えられることに加えて、押さえ枠
により周縁部を挟み付けられて保持されているから、ろ
過用開口部を塞ぐ位置に確実に保持され、未ろ過の液体
が流出することが防がれる。一方、フィルタを交換する
際には、まずフィルタホルダを液体貯留容器から取り出
すのであるが、液体貯留容器の上端部付近まで突出した
把手を持って取り出すことができるので、腕を汚すこと
なく簡単に取り出し作業が行える。そののち、押さえ枠
を外せばフィルタがフリーの状態となるため、フィルタ
自体の交換も簡単に行える。
【0010】すなわち請求項1の考案によれば、ろ過作
用を呈している際にはフィルタを確実に正規位置に保持
できる一方、フィルタを交換する際には腕を汚すことな
く簡単に交換作業を行うことができ、しかも安価なシー
ト状のフィルタを利用できてメンテナンスコストを抑え
ることができるといった優れた効果が得られる。
【0011】<請求項2の考案> フィルタホルダと液体貯留容器との間が広い面積にわた
って密着されるので、格別のシール部材を設けなくて
も、フィルタホルダと液体貯留容器の間をシールするこ
とができる。すなわち構造が簡単にできる。また、フィ
ルタが段差なく平坦にセットできるので、押さえ枠で押
さえた場合にしわ等ができるおそれがなくて、未ろ過の
液体が洩れることが防止される。
【0012】
【考案の実施の形態】以下、本考案を油ろ過器に適用し
た一実施形態を図1ないし図5に基づいて説明する。油
貯留容器41は角形をなし、その底部中央が陥没して吸
引室42が形成され、その吸引室42の底部に図示しな
いポンプに連なる吸引パイプ43が連結されている。吸
引室42内には、フィルタ支え44が収納されている。
このフィルタ支え44は、図5に示すように下面を開放
した角形容器状をなし、全域に無数の通液孔44aを形
成した多孔状をなすと共に、内部にやはり通液孔51a
を形成した複数の補強リブ51が固定されている。補強
リブ51はフィルタ支え44の上面に下向きに作用する
力を受ける機能を有する。フィルタ支え44を吸引室4
2内に収納した状態では、その上面が油貯留容器41の
底面部とほぼ面一になる。
【0013】油貯留容器41内には、図3に示すような
フィルタホルダ45が取り出し可能に収容されている。
これは同図に示すように浅い角形容器状をなし、ハンド
ル45aを備える。底面部には上記吸引室42よりも大
型のろ過用開口部46が形成され、そのろ過用開口部4
6を覆うようにシート状のフィルタ47が装着されてい
る。
【0014】そのフィルタ47の上にはやはり角形容器
状をなすフィルタ押さえ器48が着脱可能に収容され
る。このフィルタ押さえ器48の中央にも開口部48a
が形成され、ここに押さえ網48bが設けられてフィル
タ47を押さえる。また、前記油貯留容器41の底部外
周縁のうちフィルタホルダ45に対応する部分には、フ
ィルタホルダ45の板厚に相当する深さの凹部49が陥
没して形成され、図1に示すように、ここにフィルタホ
ルダ45が収容されることによってフィルタホルダ45
の内底面、油貯留容器41の内底面及びフィルタ支え4
4の上面が面一になり、これにてフィルタ47が平坦に
セットされた状態になる。なお、フィルタホルダ45が
油貯留容器41内に収容された場合、ハンドル45aは
油貯留容器41の上面に突出する。また押さえ網48b
の上には、小球状をなすろ過助材30が載せられてい
る。
【0015】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。油のろ過を行うには次のよ
うにする。シート状のフィルタ47は、フィルタホルダ
45の内底面と、フィルタ押さえ器48の周縁の間で挟
み付けられて保持される。そして、フィルタ47のセッ
トされたフィルタホルダ45を、図1に示すように、ハ
ンドル45aを持ちつつ油貯留容器41内に収容し、同
容器41内にろ過すべき油を流し込む。続いてポンプを
作動させれば、吸引室42内の油が吸引パイプ43側に
吸引され、未ろ過の油はフィルタ押さえ器48の開口部
48a、フィルタ47及びフィルタ支え44の通液孔4
4aを通って吸引室42内に吸入される。
【0016】この間、フィルタ47は、ろ過用開口部4
6から吸引室42側に吸引されるような力を受けるが、
フィルタ支え44により支えられていることに加えて、
押さえ器48により周縁部を挟み付けられて保持されて
いるから、ろ過用開口部46を塞ぐ位置に確実に保持さ
れ、未ろ過の液体が流出することが防がれる。
【0017】上記のようにして油のろ過を繰り返すと、
フィルタ47が目詰まりを生ずるようになって、その交
換が必要になる。この場合には、次のようにして行う。
まずハンドル45aを持ってフィルタホルダ45を油貯
留容器41から引き上げ、これを適当な作業台の上等に
置く。この場合、油貯留容器41の上面に突出したハン
ドル45aを持てばよいのであるから、手を汚さなくて
済む。
【0018】そして、ろ過助材50をフィルタ押さえ器
48内から取り出し、フィルタ押さえ器48をフィルタ
ホルダ45から取り外す。そして、古いフィルタ47を
フィルタホルダ45の底面部から引き剥すようにして取
り出し、新しいフィルタ47に交換する。この後は、再
びフィルタ押さえ器48をフィルタホルダ45にセット
し、新しいろ過助材50を投入して作業が終了する。
【0019】以上のように本実施形態によれば、フィル
タホルダ45を油貯留容器41から取り出して作業を行
うことができるから、油貯留容器41内に深く手を差し
入れてフィルタ47の交換作業を行わなくともよく、作
業が簡単になる上に、腕を油で汚したりすることがなく
なる。また、フィルタ47としては極めて一般的なシー
ト状のものが使用できるから、メンテナンスコストを低
く抑えることができる。
【0020】しかも、この実施形態では、油貯留容器4
1の底部の周縁に凹部49を形成し、この凹部49内に
フィルタホルダ45が収容されてフィルタ47が平坦に
セットされるように構成した。このため、仮にその凹部
49を形成しない場合には周縁部においてフィルタ47
がしわになって図4(B)に示すように隙間Gができて
しまい、未ろ過の油が吸引室42側に進入することがあ
るが、本実施形態では、同図(A)に示すようにフィル
タ47が確実に平坦になり、未ろ過の油の漏れを防止す
ることができる。
【0021】<他の実施形態> 本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に
限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も
本考案の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することがで
きる。 (1)例えば図5に示したフィルタ支え44に代えて、
図6に示すようなフィルタ支え60を利用してもよい。
これは、図5の補強リブ51に代えて補強パイプ61と
支持桟62とを組み合わせて利用したものであり、これ
にても十分な強度を確保することができる。 (2)また本考案は油に限らず、水中の含有物を除去す
る場合に用いるもの等、液体ろ過器全般に広く適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態の縦断面図
【図2】 油貯留容器の斜視図
【図3】 フィルタホルダの斜視図
【図4】 フィルタホルダの部分拡大縦断面図
【図5】 フィルタ支えの一部切欠斜視図
【図6】 他の実施形態に係るフィルタ支えの一部切欠
斜視図
【図7】 従来の油ろ過器を示す縦断面図
【図8】 従来の他の油ろ過器を示す縦断面図
【符号の説明】 41…油貯留容器 42…吸引室 44…フィルタ支え
44a…通液孔 45…フィルタホルダ 45a…ハ
ンドル 46…ろ過用開口部 47…フィルタ48…フ
ィルタ押さえ器 48a…開口部 49…凹部 60…
フィルタ支え

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ過すべき液体が収容される液体貯留容
    器と、 この液体貯留容器の底部に陥没して形成されたろ過室
    と、 このろ過室内に前記液体貯留容器の底面部と面一になる
    ように配置された多孔状のフィルタ支えと、 前記ろ過室の上面開口に対応するろ過用開口部を有し、
    かつ前記液体貯留容器の上端部付近まで突出した把手を
    介してこの液体貯留容器の底部に取り出し可能に収容さ
    れるフィルタホルダと、 このフィルタホルダに対して前記ろ過用開口部を塞ぐ位
    置に設けられて前記フィルタ支えで支えられるシート状
    のフィルタと、 前記フィルタホルダとの間で前記フィルタの周縁を挟ん
    で保持する押さえ枠とを具備してなる液体ろ過器。
  2. 【請求項2】 前記液体貯留容器の底面部の周縁には凹
    部が設けられ、この凹部内に前記フィルタホルダの周縁
    が嵌められて、前記フィルタを平坦にセットすることが
    可能なセット面が構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の液体ろ過器。
JP1992065014U 1992-08-24 1992-08-24 液体ろ過器 Expired - Lifetime JP2569538Y2 (ja)

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JPH0621707U JPH0621707U (ja) 1994-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5286062U (ja) * 1975-12-23 1977-06-27
JPS5717097U (ja) * 1980-07-02 1982-01-28
JPH0225453Y2 (ja) * 1985-05-22 1990-07-12

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JPH0621707U (ja) 1994-03-22

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