JP2569441Y2 - 歩行田植機の駆動装置 - Google Patents
歩行田植機の駆動装置Info
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- JP2569441Y2 JP2569441Y2 JP1991109000U JP10900091U JP2569441Y2 JP 2569441 Y2 JP2569441 Y2 JP 2569441Y2 JP 1991109000 U JP1991109000 U JP 1991109000U JP 10900091 U JP10900091 U JP 10900091U JP 2569441 Y2 JP2569441 Y2 JP 2569441Y2
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は左右往復移動する苗載台
より1株分の苗を植付爪によって取出して圃場に順次植
付ける歩行田植機の駆動装置に関する。
より1株分の苗を植付爪によって取出して圃場に順次植
付ける歩行田植機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−23803号公報、特
開平1−300813号公報、特開昭60−87705
号公報に示す如く、機体前部のミッションケース前側に
エンジンを搭載し、機体後部のハンドルフレームに苗載
台を左右往復動自在に取付けると共に、ミッションケー
ス両側にスイングケースを介して車輪を装設させ、植付
爪を取付ける植付ケースをハンドルフレーム基部に設
け、ミッションケース後面と植付ケース前面間に伝動パ
イプを連結させて植付伝動軸を架設させる歩行田植 機が
ある。
開平1−300813号公報、特開昭60−87705
号公報に示す如く、機体前部のミッションケース前側に
エンジンを搭載し、機体後部のハンドルフレームに苗載
台を左右往復動自在に取付けると共に、ミッションケー
ス両側にスイングケースを介して車輪を装設させ、植付
爪を取付ける植付ケースをハンドルフレーム基部に設
け、ミッションケース後面と植付ケース前面間に伝動パ
イプを連結させて植付伝動軸を架設させる歩行田植 機が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、ハン
ドルフレームと植付ケースと伝動パイプの連結部強度を
大きくして苗載台を支える強度を確保する必要があると
共に、苗載台を左右往復駆動する部材を植付ケースに設
けることにより、植付ケースが大形状となり、伝動パイ
プと植付ケースの連結部強度をさらに大きくする必要が
あり、苗を載せる機体後部とのバランスを保つウエイト
を機体前部に載せる必要があり、機体重量を増大させる
不具合があり機体の前後バランス維持並びに小型軽量化
などを容易に図り得ない等の問題がある。
ドルフレームと植付ケースと伝動パイプの連結部強度を
大きくして苗載台を支える強度を確保する必要があると
共に、苗載台を左右往復駆動する部材を植付ケースに設
けることにより、植付ケースが大形状となり、伝動パイ
プと植付ケースの連結部強度をさらに大きくする必要が
あり、苗を載せる機体後部とのバランスを保つウエイト
を機体前部に載せる必要があり、機体重量を増大させる
不具合があり機体の前後バランス維持並びに小型軽量化
などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、機体
前部のミッションケース前側にエンジンを搭載し、機体
後部のハンドルフレームに苗載台を左右往復動自在に取
付けると共に、ミッションケース両側にスイングケース
を介して車輪を装設させ、植付爪を取付ける植付ケース
をハンドルフレーム基部に設け、ミッションケース後面
と植付ケース前面間に伝動パイプを連結させて植付伝動
軸を架設させる歩行田植機の駆動装置において、ミッシ
ョンケース後面高位置とハンドルフレーム基部の間に左
右パイプを連結させ、伝動パイプと左右パイプの取付け
高さを異ならせて各パイプ間に側面視閉塞空間を形成す
ると共に、苗載台を左右往復駆動する横送り駆動部材
を、左右パイプの左右設置幅内で、伝動パイプと左右パ
イプの上下設置幅内に配設させたもので、ミッションケ
ース乃至ハンドルフレーム間の連結強度を左右パイプの
補強によって容易に向上し得、苗載台及び植付爪を取付
ける機体後部構造の簡略化及び小型軽量化を容易に行い
得ると共に、ミッションケースと植付ケースの間で各パ
イプ囲内に横送り駆動部材を取付けるから、植付ケース
の小型化によって機体後部の軽量化を図り得、また特別
にカバーまたはケースを設けることなく横送り駆動部材
を容易に保護し得、田植機体の前後バランス維持並びに
小型軽量化並びに取扱い性向上などを容易に図り得るも
のである。
前部のミッションケース前側にエンジンを搭載し、機体
後部のハンドルフレームに苗載台を左右往復動自在に取
付けると共に、ミッションケース両側にスイングケース
を介して車輪を装設させ、植付爪を取付ける植付ケース
をハンドルフレーム基部に設け、ミッションケース後面
と植付ケース前面間に伝動パイプを連結させて植付伝動
軸を架設させる歩行田植機の駆動装置において、ミッシ
ョンケース後面高位置とハンドルフレーム基部の間に左
右パイプを連結させ、伝動パイプと左右パイプの取付け
高さを異ならせて各パイプ間に側面視閉塞空間を形成す
ると共に、苗載台を左右往復駆動する横送り駆動部材
を、左右パイプの左右設置幅内で、伝動パイプと左右パ
イプの上下設置幅内に配設させたもので、ミッションケ
ース乃至ハンドルフレーム間の連結強度を左右パイプの
補強によって容易に向上し得、苗載台及び植付爪を取付
ける機体後部構造の簡略化及び小型軽量化を容易に行い
得ると共に、ミッションケースと植付ケースの間で各パ
イプ囲内に横送り駆動部材を取付けるから、植付ケース
の小型化によって機体後部の軽量化を図り得、また特別
にカバーまたはケースを設けることなく横送り駆動部材
を容易に保護し得、田植機体の前後バランス維持並びに
小型軽量化並びに取扱い性向上などを容易に図り得るも
のである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の側面説明図、図2は歩行田植機の全
体側面図、図3は同平面図、図4は機体フレーム部の平
面説明図であり、図中(1)はエンジン、(2)はトラ
ンスミッションケース、(3)は前記ミッションケース
(2)後部に伝動パイプ(4)を介して連設する植付ケ
ース、(5)は前記植付ケース(3)にハンドルフレー
ム(6)を介し連設する操向ハンドル、(7)(7)は
前記ミッションケース(2)の左右両側に左右スイング
ケース(8)(8)を介し昇降自在に支持する左右一対
の水田車輪、(9)は前記ハンドルフレーム(6)の上
側にガイドレール(10)(11)を介して左右に往復
摺動自在に取付ける前低後高の苗載台、(12)は前記
植付ケース(3)に植付アーム(13)を介して取付け
て苗載台(9)から1株分の苗を取出して圃場に植付け
る苗植付爪、(14)は肥料タンク(14a)・肥料繰
出ケース(15)・作溝器(16)などを有して前記植
付爪(12)の苗植付位置内側沿いに施肥を行う側条施
肥機、(17)は前記エンジン(1)のエンジン台(1
8)及びハンドルフレーム(6)の下側に前部リンク
(19)及び植付深さ調節レバー(20)を介して支持
する単一の植付田面均平用フロート、(21)は前記エ
ンジン(1)及びエンジン燃料タンク(22)などの上
側を覆うボンネット、(23)は前記エンジン台(1
8)前端に固設するバンパー、(24)は主変速レバ
ー、(25)はリコイルレバー、(26)は左右サイド
クラッチレバー、(27)は植付クラッチレバー、(2
8)は油圧昇降レバー、(29)は主クラッチレバー、
(30)は苗取量調節レバーである。
する。図1は要部の側面説明図、図2は歩行田植機の全
体側面図、図3は同平面図、図4は機体フレーム部の平
面説明図であり、図中(1)はエンジン、(2)はトラ
ンスミッションケース、(3)は前記ミッションケース
(2)後部に伝動パイプ(4)を介して連設する植付ケ
ース、(5)は前記植付ケース(3)にハンドルフレー
ム(6)を介し連設する操向ハンドル、(7)(7)は
前記ミッションケース(2)の左右両側に左右スイング
ケース(8)(8)を介し昇降自在に支持する左右一対
の水田車輪、(9)は前記ハンドルフレーム(6)の上
側にガイドレール(10)(11)を介して左右に往復
摺動自在に取付ける前低後高の苗載台、(12)は前記
植付ケース(3)に植付アーム(13)を介して取付け
て苗載台(9)から1株分の苗を取出して圃場に植付け
る苗植付爪、(14)は肥料タンク(14a)・肥料繰
出ケース(15)・作溝器(16)などを有して前記植
付爪(12)の苗植付位置内側沿いに施肥を行う側条施
肥機、(17)は前記エンジン(1)のエンジン台(1
8)及びハンドルフレーム(6)の下側に前部リンク
(19)及び植付深さ調節レバー(20)を介して支持
する単一の植付田面均平用フロート、(21)は前記エ
ンジン(1)及びエンジン燃料タンク(22)などの上
側を覆うボンネット、(23)は前記エンジン台(1
8)前端に固設するバンパー、(24)は主変速レバ
ー、(25)はリコイルレバー、(26)は左右サイド
クラッチレバー、(27)は植付クラッチレバー、(2
8)は油圧昇降レバー、(29)は主クラッチレバー、
(30)は苗取量調節レバーである。
【0006】前記伝動パイプ(4)は機体中央の前後方
向に配設して前端のフランジ部(4a)をミッションケ
ース(2)後端に着脱自在に取付固定すると共に、後端
を板金で形成するT字形植付ケース(3)の軸挿入口
(3a)に溶接固定させ、該植付ケース(3)の後側面
に前記ハンドルフレーム(6)の前端を溶接固定させ
て、これら伝動パイプ(4)と植付ケース(3)とハン
ドルフレーム(6)を溶接一体構造として植付爪(1
2)と苗載台(9)間の取付精度向上などを図るように
構成している。
向に配設して前端のフランジ部(4a)をミッションケ
ース(2)後端に着脱自在に取付固定すると共に、後端
を板金で形成するT字形植付ケース(3)の軸挿入口
(3a)に溶接固定させ、該植付ケース(3)の後側面
に前記ハンドルフレーム(6)の前端を溶接固定させ
て、これら伝動パイプ(4)と植付ケース(3)とハン
ドルフレーム(6)を溶接一体構造として植付爪(1
2)と苗載台(9)間の取付精度向上などを図るように
構成している。
【0007】また、前記ミッションケース(2)後側面
の固定ブラケット(31)上端に前端側を固設する比較
的小径の左右2本のパイプ(32)(32)を、前記伝
動パイプ(4)上方で側面視後下りに前記ハンドルフレ
ーム(6)の基端部まで延長して該フレーム(6)の左
右両側に溶接固定させて、前記ミッションケース(2)
とハンドルフレーム(6)間で側面視三角形を形成する
状態に各パイプ(4)(32)(32)を一体連結させ
て、これら3本のパイプ(4)(32)(32)でもっ
て軽量にして曲げ及び捩れ剛性に秀れた機体を構成して
いる。
の固定ブラケット(31)上端に前端側を固設する比較
的小径の左右2本のパイプ(32)(32)を、前記伝
動パイプ(4)上方で側面視後下りに前記ハンドルフレ
ーム(6)の基端部まで延長して該フレーム(6)の左
右両側に溶接固定させて、前記ミッションケース(2)
とハンドルフレーム(6)間で側面視三角形を形成する
状態に各パイプ(4)(32)(32)を一体連結させ
て、これら3本のパイプ(4)(32)(32)でもっ
て軽量にして曲げ及び捩れ剛性に秀れた機体を構成して
いる。
【0008】そして図5に示す如く、前記伝動パイプ
(4)にミッションケース(2)のPTO軸である植付
伝動軸(33)を内挿させて、該伝動軸(33)でもっ
て前記植付ケース(3)の左右両側に支持する植付アー
ム(13)の駆動を行うもので、該植付アーム(13)
より前側で伝動パイプ(4)と上部の左右パイプ(3
2)(32)とを前枢着板(34)を介し、また該枢着
板(34)の後方で伝動パイプ(4)と左パイプ(3
2)とを後枢着板(35)を介し相互に一体連結させる
と共に、植付アーム(13)の後側でハンドルフレーム
(6)に左右パイプ(32)(32)自体を直接固定さ
せて、側面視植付アーム(13)の前後にこれらパイプ
(4)(32)(32)・フレーム(6)・枢着板(3
4)(35)による閉空間を形成させることによって、
前記植付アーム(13)のアーム駆動軸(13a)取付
部の変位防止(植付アーム(13)のクランク運動によ
る偏荷重で軸(13a)取付部が苗載台(9)に対して
変位するのを防止)を図って苗取量を安定させるように
構成している。
(4)にミッションケース(2)のPTO軸である植付
伝動軸(33)を内挿させて、該伝動軸(33)でもっ
て前記植付ケース(3)の左右両側に支持する植付アー
ム(13)の駆動を行うもので、該植付アーム(13)
より前側で伝動パイプ(4)と上部の左右パイプ(3
2)(32)とを前枢着板(34)を介し、また該枢着
板(34)の後方で伝動パイプ(4)と左パイプ(3
2)とを後枢着板(35)を介し相互に一体連結させる
と共に、植付アーム(13)の後側でハンドルフレーム
(6)に左右パイプ(32)(32)自体を直接固定さ
せて、側面視植付アーム(13)の前後にこれらパイプ
(4)(32)(32)・フレーム(6)・枢着板(3
4)(35)による閉空間を形成させることによって、
前記植付アーム(13)のアーム駆動軸(13a)取付
部の変位防止(植付アーム(13)のクランク運動によ
る偏荷重で軸(13a)取付部が苗載台(9)に対して
変位するのを防止)を図って苗取量を安定させるように
構成している。
【0009】図6乃至図7にも示す如く、左右パイプ
(32)(32)の後端部間に横設する前後横板(36
a)(36b)上に門形状の左右フレーム(37)(3
7)を介して横送りチェンケース(38)を一体連結さ
せ、該チェンケース(38)内に駆動スプロケット(3
9)及び遊動スプロケット(40)(40)を介し横送
りチェン(41)を張架させ、該チェン(41)に取付
ける横送り体(42)を前記苗載台(9)前面側に突設
するブラケット(43)に係合連結させる一方、前記駆
動スプロケット(39)のスプロケット軸(44)を下
方に延設させ、該スプロケット軸(44)の下端遊動ス
プロケット(45)と、前記ブラケット(31)の固定
金具(46)に張力調節板(47)を介して取付ける遊
動スプロケット(48)との間に横送り伝動チェン(4
9)を張架させ、前記伝動パイプ(4)左側のミッショ
ンケース(2)と後枢着板(35)間に植付伝動軸(3
3)と平行な横送りネジ軸(50)を設け、該ネジ軸
(50)に結合させる滑子(51)を前記伝動チェン
(49)に一体連結させて、前記ミッションケース
(2)からの出力でネジ軸(50)が回転し滑子(5
1)が前後に往復移動するとき、各チェン(49)(4
1)を介して前記横送り体(42)を左右に往復移動さ
せて苗載台(9)の横送りを行うように構成すると共
に、前記ネジ軸(50)後端の偏心軸(50a)を苗載
台(9)の縦送りホイル(52)に縦送りカム(53)
などを介して連動連結させて苗の縦送りを行わしめるよ
うに構成している。そして図8に示す如く、断面視、伝
動パイプ(4)と左右パイプ(32)(32)で囲まれ
た空間部(A)に苗載台(9)駆動のための前記伝動チ
ェン(49)やネジ軸(50)を配設してこれらの安全
保護を図るように構成したものである。なお、(54)
は前記パイプ(32)(32)に固設する施肥機(1
4)装着用の取付板、(55)は前記植付爪(12)の
揺動リンクを支持するブラケットである。
(32)(32)の後端部間に横設する前後横板(36
a)(36b)上に門形状の左右フレーム(37)(3
7)を介して横送りチェンケース(38)を一体連結さ
せ、該チェンケース(38)内に駆動スプロケット(3
9)及び遊動スプロケット(40)(40)を介し横送
りチェン(41)を張架させ、該チェン(41)に取付
ける横送り体(42)を前記苗載台(9)前面側に突設
するブラケット(43)に係合連結させる一方、前記駆
動スプロケット(39)のスプロケット軸(44)を下
方に延設させ、該スプロケット軸(44)の下端遊動ス
プロケット(45)と、前記ブラケット(31)の固定
金具(46)に張力調節板(47)を介して取付ける遊
動スプロケット(48)との間に横送り伝動チェン(4
9)を張架させ、前記伝動パイプ(4)左側のミッショ
ンケース(2)と後枢着板(35)間に植付伝動軸(3
3)と平行な横送りネジ軸(50)を設け、該ネジ軸
(50)に結合させる滑子(51)を前記伝動チェン
(49)に一体連結させて、前記ミッションケース
(2)からの出力でネジ軸(50)が回転し滑子(5
1)が前後に往復移動するとき、各チェン(49)(4
1)を介して前記横送り体(42)を左右に往復移動さ
せて苗載台(9)の横送りを行うように構成すると共
に、前記ネジ軸(50)後端の偏心軸(50a)を苗載
台(9)の縦送りホイル(52)に縦送りカム(53)
などを介して連動連結させて苗の縦送りを行わしめるよ
うに構成している。そして図8に示す如く、断面視、伝
動パイプ(4)と左右パイプ(32)(32)で囲まれ
た空間部(A)に苗載台(9)駆動のための前記伝動チ
ェン(49)やネジ軸(50)を配設してこれらの安全
保護を図るように構成したものである。なお、(54)
は前記パイプ(32)(32)に固設する施肥機(1
4)装着用の取付板、(55)は前記植付爪(12)の
揺動リンクを支持するブラケットである。
【0010】上記から明らかなように、機体前部のミッ
ションケース(2)前側にエンジン(1)を搭載し、機
体後部のハンドルフレーム(6)に苗載台(9)を左右
往復動自在に取付けると共に、ミッションケース(2)
両側にスイングケース(8)を介して車輪(7)を装設
させ、植付爪(12)を取付ける植付ケース(3)をハ
ンドルフレーム(6)基部に設け、ミッションケース
(2)後面と植付ケース(3)前面間に伝動パイプ
(4)を連結させて植付伝動軸(33)を架設させる歩
行田植機の駆動装置において、ミッションケース(2)
後面高位置とハンドルフレーム(6)基部の間に左右パ
イプ(32)(32)を連結させ、伝動パイプ(4)と
左右パイプ(32)(32)の取付け高さを異ならせて
各パイプ(4)(32)間に側面視閉塞空間を形成する
と共に、苗載台(9)を左右往復駆動す る横送り駆動部
材である横送り伝動チェン(49)及び横送りネジ軸
(50)を、左右パイプ(32)(32)の左右設置幅
内で、伝動パイプ(4)と左右パイプ(32)(32)
の上下設置幅内に配設させている。そして、ミッション
ケース(2)乃至ハンドルフレーム(6)間の連結強度
を左右パイプ(32)(32)の補強によって向上さ
せ、苗載台(9)及び植付爪(12)を取付ける機体後
部構造の簡略化及び小型軽量化を行えると共に、ミッシ
ョンケース(2)と植付ケース(3)の間で各パイプ
(4)(32)囲内に横送り伝動チェン(49)及び横
送りネジ軸(50)を取付け、植付ケース(3)の小型
化によって機体後部の軽量化を図り、また特別にカバー
またはケースを設けることなく横送り伝動チェン(4
9)及び横送りネジ軸(50)を保護し、田植機体の前
後バランス維持並びに小型軽量化並びに取扱い性向上な
どを図れるように構成している。
ションケース(2)前側にエンジン(1)を搭載し、機
体後部のハンドルフレーム(6)に苗載台(9)を左右
往復動自在に取付けると共に、ミッションケース(2)
両側にスイングケース(8)を介して車輪(7)を装設
させ、植付爪(12)を取付ける植付ケース(3)をハ
ンドルフレーム(6)基部に設け、ミッションケース
(2)後面と植付ケース(3)前面間に伝動パイプ
(4)を連結させて植付伝動軸(33)を架設させる歩
行田植機の駆動装置において、ミッションケース(2)
後面高位置とハンドルフレーム(6)基部の間に左右パ
イプ(32)(32)を連結させ、伝動パイプ(4)と
左右パイプ(32)(32)の取付け高さを異ならせて
各パイプ(4)(32)間に側面視閉塞空間を形成する
と共に、苗載台(9)を左右往復駆動す る横送り駆動部
材である横送り伝動チェン(49)及び横送りネジ軸
(50)を、左右パイプ(32)(32)の左右設置幅
内で、伝動パイプ(4)と左右パイプ(32)(32)
の上下設置幅内に配設させている。そして、ミッション
ケース(2)乃至ハンドルフレーム(6)間の連結強度
を左右パイプ(32)(32)の補強によって向上さ
せ、苗載台(9)及び植付爪(12)を取付ける機体後
部構造の簡略化及び小型軽量化を行えると共に、ミッシ
ョンケース(2)と植付ケース(3)の間で各パイプ
(4)(32)囲内に横送り伝動チェン(49)及び横
送りネジ軸(50)を取付け、植付ケース(3)の小型
化によって機体後部の軽量化を図り、また特別にカバー
またはケースを設けることなく横送り伝動チェン(4
9)及び横送りネジ軸(50)を保護し、田植機体の前
後バランス維持並びに小型軽量化並びに取扱い性向上な
どを図れるように構成している。
【0011】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記ミッションケース(2)後側からハンドル
(5)基部までの伝動パイプ(4)・植付ケース(3)
・ハンドルフレーム(6)を溶接一体構造のメインフレ
ームとしたため、これら各部品の精度さえ確保しておけ
は組立によって植付爪(12)や苗載台(9)の苗取口
の位置が変わるなどの不都合が解消されて、組立精度の
安定向上が図れる。またフランジ結合部をなくしてメイ
ンフレームを溶接一体構造とすると共に、比較的小径の
2本の左右パイプ(32)(32)とメインフレームと
なる伝動パイプ(4)とで側面視三角形構造に機体を構
成するため、機体を軽量にして曲げ及び捩れ剛性に強い
ものにできる。
て、前記ミッションケース(2)後側からハンドル
(5)基部までの伝動パイプ(4)・植付ケース(3)
・ハンドルフレーム(6)を溶接一体構造のメインフレ
ームとしたため、これら各部品の精度さえ確保しておけ
は組立によって植付爪(12)や苗載台(9)の苗取口
の位置が変わるなどの不都合が解消されて、組立精度の
安定向上が図れる。またフランジ結合部をなくしてメイ
ンフレームを溶接一体構造とすると共に、比較的小径の
2本の左右パイプ(32)(32)とメインフレームと
なる伝動パイプ(4)とで側面視三角形構造に機体を構
成するため、機体を軽量にして曲げ及び捩れ剛性に強い
ものにできる。
【0012】さらに、前記植付爪(12)の駆動を行う
ための植付伝動軸(33)を伝動パイプ(4)に内挿さ
せることによって、該伝動軸(33)の安全保護が図れ
ると共に、各パイプ(4)(32)(32)で囲まれた
空間部(A)内に苗載台(9)駆動のための植付駆動機
構である伝動チェン(49)やネジ軸(50)を配設す
ることによって、これら伝動チェン(49)やネジ軸
(50)の植付駆動系の安全保護が図れるもので、特に
伝動チェン(49)は左右パイプ(32)(32)間で
保護される状態となって該チェン(49)に手などはさ
みこまれることが解消されてその安全向上が図れる。
ための植付伝動軸(33)を伝動パイプ(4)に内挿さ
せることによって、該伝動軸(33)の安全保護が図れ
ると共に、各パイプ(4)(32)(32)で囲まれた
空間部(A)内に苗載台(9)駆動のための植付駆動機
構である伝動チェン(49)やネジ軸(50)を配設す
ることによって、これら伝動チェン(49)やネジ軸
(50)の植付駆動系の安全保護が図れるもので、特に
伝動チェン(49)は左右パイプ(32)(32)間で
保護される状態となって該チェン(49)に手などはさ
みこまれることが解消されてその安全向上が図れる。
【0013】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、機体前部のミッションケース(2)前側にエンジン
(1)を搭載し、機体後部のハンドルフレーム(6)に
苗載台(9)を左右往復動自在に取付けると共に、ミッ
ションケース(2)両側にスイングケース(8)を介し
て車輪(7)を装設させ、植付爪(12)を取付ける植
付ケース(3)をハンドルフレーム(6)基部に設け、
ミッションケース(2)後面と植付ケース(3)前面間
に伝動パイプ(4)を連結させて植付伝動軸(33)を
架設させる歩行田植機の駆動装置において、ミッション
ケース(2)後面高位置とハンドルフレーム(6)基部
の間に左右パイプ(32)(32)を連結させ、伝動パ
イプ(4)と左右パイプ(32)(32)の取付け高さ
を異ならせて各パイプ(4)(32)間に側面視閉塞空
間を形成すると共に、苗載台(9)を左右往復駆動する
横送り駆動部材(49)(50)を、左右パイプ(3
2)(32)の左右設置幅内で、伝動パイプ(4)と左
右パイプ(32)(32)の上下設置幅内に配設させた
もので、ミッションケース(2)乃至ハンドルフレーム
(6)間の連結強度を左右パイプ(32)(32)の補
強によって容易に向上させることができ、苗載台(9)
及び植付爪(12)を取付ける機体後部構造の簡略化及
び小型軽量化を容易に行うことができると共に、ミッシ
ョンケース(2)と植付ケース(3)の間で各パイプ
(4)(32)囲内に横送り駆動部材(49)(50)
を取付けるから、植付ケース(3)の小型化によって機
体後部の軽量化を図ることができ、また特別にカバーま
たはケースを設けることなく横送り駆動部材(49)
(50)を容易に保護でき、田植機体の前後バランス維
持並びに小型軽量化並びに取扱い性向上などを容易に図
ることができるものである。
は、機体前部のミッションケース(2)前側にエンジン
(1)を搭載し、機体後部のハンドルフレーム(6)に
苗載台(9)を左右往復動自在に取付けると共に、ミッ
ションケース(2)両側にスイングケース(8)を介し
て車輪(7)を装設させ、植付爪(12)を取付ける植
付ケース(3)をハンドルフレーム(6)基部に設け、
ミッションケース(2)後面と植付ケース(3)前面間
に伝動パイプ(4)を連結させて植付伝動軸(33)を
架設させる歩行田植機の駆動装置において、ミッション
ケース(2)後面高位置とハンドルフレーム(6)基部
の間に左右パイプ(32)(32)を連結させ、伝動パ
イプ(4)と左右パイプ(32)(32)の取付け高さ
を異ならせて各パイプ(4)(32)間に側面視閉塞空
間を形成すると共に、苗載台(9)を左右往復駆動する
横送り駆動部材(49)(50)を、左右パイプ(3
2)(32)の左右設置幅内で、伝動パイプ(4)と左
右パイプ(32)(32)の上下設置幅内に配設させた
もので、ミッションケース(2)乃至ハンドルフレーム
(6)間の連結強度を左右パイプ(32)(32)の補
強によって容易に向上させることができ、苗載台(9)
及び植付爪(12)を取付ける機体後部構造の簡略化及
び小型軽量化を容易に行うことができると共に、ミッシ
ョンケース(2)と植付ケース(3)の間で各パイプ
(4)(32)囲内に横送り駆動部材(49)(50)
を取付けるから、植付ケース(3)の小型化によって機
体後部の軽量化を図ることができ、また特別にカバーま
たはケースを設けることなく横送り駆動部材(49)
(50)を容易に保護でき、田植機体の前後バランス維
持並びに小型軽量化並びに取扱い性向上などを容易に図
ることができるものである。
【図1】機体部の側面説明図。
【図2】田植機の全体側面図。
【図3】田植機の全体平面図。
【図4】機体部の平面説明図。
【図5】ミッションケース部の断面説明図。
【図6】横送り駆動部の側面説明図。
【図7】横送り駆動部の平面説明図。
【図8】横送り駆動部の背面説明図。
(1) エンジン (2) ミッションケース(3) 植付ケース (4) 伝動パイプ(6) ハンドルフレーム (7) 車輪 (8) スイングケース (9) 苗載台(12) 植付爪 (32) 左右パイプ(33) 植付伝動軸 (49) 伝動チェン(横送り駆動部材) (50) ネジ軸(横送り駆動部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前部のミッションケース(2)前側
にエンジン(1)を搭載し、機体後部のハンドルフレー
ム(6)に苗載台(9)を左右往復動自在に取付けると
共に、ミッションケース(2)両側にスイングケース
(8)を介して車輪(7)を装設させ、植付爪(12)
を取付ける植付ケース(3)をハンドルフレーム(6)
基部に設け、ミッションケース(2)後面と植付ケース
(3)前面間に伝動パイプ(4)を連結させて植付伝動
軸(33)を架設させる歩行田植機の駆動装置におい
て、ミッションケース(2)後面高位置とハンドルフレ
ーム(6)基部の間に左右パイプ(32)(32)を連
結させ、伝動パイプ(4)と左右パイプ(32)(3
2)の取付け高さを異ならせて各パイプ(4)(32)
間に側面視閉塞空間を形成すると共に、苗載台(9)を
左右往復駆動する横送り駆動部材(49)(50)を、
左右パイプ(32)(32)の左右設置幅内で、伝動パ
イプ(4)と左右パイプ(32)(32)の上下設置幅
内に配設させたことを特徴とする歩行田植機の駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109000U JP2569441Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 歩行田植機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109000U JP2569441Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 歩行田植機の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548618U JPH0548618U (ja) | 1993-06-29 |
JP2569441Y2 true JP2569441Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=14499033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109000U Expired - Lifetime JP2569441Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 歩行田植機の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569441Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01300813A (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-05 | Iseki & Co Ltd | 苗植機の機枠 |
JPH0783651B2 (ja) * | 1988-07-11 | 1995-09-13 | 株式会社クボタ | 歩行型田植機 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP1991109000U patent/JP2569441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0548618U (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |