JP2569316B2 - 硫酸エステル基を有するペプチド - Google Patents

硫酸エステル基を有するペプチド

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JP2569316B2 JP61300198A JP30019886A JP2569316B2 JP 2569316 B2 JP2569316 B2 JP 2569316B2 JP 61300198 A JP61300198 A JP 61300198A JP 30019886 A JP30019886 A JP 30019886A JP 2569316 B2 JP2569316 B2 JP 2569316B2
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給餌抑制特性を有しかつ胆嚢の収縮を刺戟し
うる硫酸エステル含有のペプチドに関するものである。
これらのペプチドは6〜9個のアミノ酸を有する。しか
しながら、これらは全て給餌抑制特性を有することが知
られた同様な寸法の2種のペプチド、すなわち構造Asp
−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH2
有するCCK−8及び構造Glp−Gln−Asp−Tyr(SO3H)−T
hr−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH2を有するセルレチド
とは構造上異なっている。本発明のペプチドは天然に見
出されず、合成せねばならない。
本発明の化合物は式(1): [式中、QはH、H−Asp、H−βAsp、H−DAsp、H−
MeAsp、For、Ac、Suc、desQ又はR1R2CHOCOであり、 YはH、(R)−NH、(S)−NH、(R)−R3N若し
くは(S)−R3Nであり、 MはMet、DMet、MeMet、MetO、Ahx、DAhx、MeAhx、Le
u、MeLeu、Pro、Ile、MeIle若しくはLysであり、 GはGly、DAla、Pro若しくはSarであり、 WはTrp、MeTrp,His若しくはNalであり、 XはMet、MeMet、MetO、Ahx、MeAhx、Leu、MeLeu、Il
e、MeIle、Pro若しくはLysであり、 JはAsp、DAsp、MeAsp若しくはAsnであり、 F1は(S)−NH、(S)−R4N若しくは(R)−R4Nで
あり、 F2はH、Cl、I、Br、F、NO2、NH2、 R5若しくはOR6であり、 ZはNH2、NHR7もしくはNR7R8であり、 R1及びR2は独立してH若しくは低級アルキルであり、 R3、R4及びR5は低級アルキルであり、 R6はH若しくは低級アルキルであり、かつ R7及びR8は低級アルキルであり、ただし (1)QはYがHである場合desQであり、 (2)F2は、同じペプチドにおいてQがH−Asp若しく
はAcであり、Yが(S)−NHであり、MがMet、MetO、A
hx若しくはLeuであり、XがMet、MetO、Ahx若しくはLeu
であり、GがGly、DAla若しくはProであり、WがTrpで
あり、JがAspであり、F1が(S)−NHでありかつZがN
H2であればHでなく、 (3)F2は、同じペプチドにおいてQがH、H−βAsp
若しくはForであり、Yが(S)−NHであり、MがMet、
Ahx若しくはLeuであり、GがGlyであり、WがTrpであ
り、XがMet、Ahx若しくはLeuであり、JがAspであり、
F1が(S)−NHでありかつZがNH2であであればHでな
く、 (4)F2は、同じペプチドにおいてYがHであり、Mが
Metであり、XがMetであり、GがGlyであり、WがTrpで
あり、JがAspであり、F1が(S)−NHでありかつZがN
H2であればHでなく、かつ (5)F2は、同じペプチドにおいてQがSucであり、Y
が(S)−NHであり、MがMetであり、XがMetであり、
GがGly若しくはDAlaであり、WがTrpであり、JがAsp
であり、F1が(S)−NH若しくは(S)−R4Nでありか
つZがNH2であればHでない] を有するペプチド、並びにその医薬上許容しうる塩であ
る。
さらに本発明は、本発明によるペプチドの製造方法に
も関する。
さらに本発明は、それぞれ肥満の処置方法及び肥満の
防止方法にも関する。これらの各方法は、腹腔内、静脈
内、筋肉内、皮下若しくは鼻腔内経路によりこれら処置
を必要とする哺乳動物へ、式(1)において QがH、H−Asp、H−βAsp、H−DAsp、H−MeAs
p、For、Ac、Suc、desQ、H−Arg−Asp、Glp−Asp、Glp
−Glu、Glp−Gln、Suc−Asp、Glt−Asp、Pht−Asp、R9C
O−Asp、Boc−Asp、Cbz−Asp、H−Abu、h−Ala、Bo
c、Cb2又はR1R2CHOCOであり、 YがH、(R)−NH、(S)−NH、(R)−R3N若し
くは(S)−R3Nであり、 MがMet、DMet、MeMet、MetO、Ahx、DAhx、MeAhx、Le
u、MeLeu、Pro、Ile、MeIle、Lys、Thr、Abu、Val、Mo
x、Gly、Phe、Try若しくはTrpであり、 GがGly、DAla、Sar、DTrp、Pro若しくはβAlaであ
り、 WがTrp、MeTrp、His、Nal、DTrp、Trp(Me)、Trp
(5−F)若しくはTrp(6−F)であり、 XがMet、MeMet、MetO、Ahx、MeAhx、Leu、MeLeu.Il
e、MeIle、Pro、Lys、DMet、Abu若しくはMoxであり、 JがAsp、DAsp、MeAsp、βAsp若しくはAsnであり、 F1が(S)−NH、(S)−R4N、(R)−NH若しくは
(R)−R4Nであり、 F2がH、Cl、I、Br、F、NO2、NH2、R5若しくはOR6
であり、 ZがNH2、NHR7若しくはNR7R8であり、 R1及びR2が独立してH若しくは低級アルキルであり、 R3、R4及びR5が低級アルキルであり、 R6がH若しくは低級アルキルであり、かつ R7、R8およびR9が低級アルキルであり、ただし (1)QはYがHである場合desQであり、かつ (2)F2は、同じペプチドにおいてQがH−Aspであ
り、Yが(S)−NHであり、MがMetであり、XがMet、
GがGly若しくはProであり、WがTrpであり、JがAspで
あり、F1が(S)−NHでありかつZがNH2であればHで
ない のペプチドまたはその医薬上許容しうる塩を投与するこ
とからなっている。
第1の局面において、本発明は、さらに次の限定を有
する以外は本発明による化合物として定義される: 式中、QはH、H−Asp、H−βAsp、H−DAsp、Fo
r、Ac、Suc、desQ又はR1R2CHOCOであり、 YはH、(S)−NH、(R)−NH若しくは(S)−R3
Nであり、 MはMet、MeMet、Ahx、MeAhx、Leu、MeLeu、Ile、MeI
le若しくはProであり、 GはGly若しくはDAlaであり、 WはTrpであり、 XはMet、MeMet、Ahx、MeAhx、Leu、MeLeu、Ile、MeI
le若しくはProであり、 JはAspであり、 F1は(S)−NH若しくは(S)−R4Nであり、 F2はH、Cl、NO2、NH2、R5若しくはOR6であり、かつ ZはNH2である。
第2の局面において、本発明は、さらにMがMeAhx、M
eLeu若しくはMeIleであり、XがMeAhx、MeLeu若しくはM
eIleであり、又はMとXとの両者が独立してMeAhx、MeL
eu若しくはMeIleであることに限定する以外は第1の局
面と同様に定義される。
さらに、本発明の他の局面において、肥満の処置方法
又は肥満の防止方法は、本発明による化合物或いは本発
明の第1若しくは第2の局面に規定した化合物のいずれ
かを投与することに限定される。
以下、本発明を詳細に説明する。
定義 「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有する。
(R)及び(S)は、隣接するメチン炭素に対する絶
対配置を意味する。Yが(S)−NHであれば式: はL−配置であり、かつYが(R)−NHであれば式: はD−配置である。同時に、F1が(S)−NH若しくは
(R)−NHであれば式: はそれぞれL若しくはD−配置である。
光学活性アミノ酸は全て、特記しない限りL−配置で
ある。
H−Asp、H−βAsp、H−DAsp、H−MeAsp、H−Ar
g、H−Abu及びH−AlaにおけるHは水素を意味する。
YがHである際生ずるdesQは、Qが存在しないことを
意味する。
R1R2CHOCOは式: を有する。
Hpp(SO3H)は式: である。
特許請求の範囲に示した各化合物は、その医薬上許容
しうる塩基の付加塩を包含する。塩基の付加塩はたとえ
ばアンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム水酸化テトラエチルアンモニウム、エチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどの有
機塩基及び無機塩基の両者から誘導されるものを包含す
る。
簡略の目的で使用する式(1)に対する他の説明にお
いてペプチドは慣用の表示にしたがって示されたとえば
式H−Asp−DTry(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−
Phe−NH2は式(1)においてQがH−Aspであり、Yが
(R)−NHであり、MがMetであり、GがGlyであり、W
がTrpであり、XがMetであり、JがAspであり、F1
(S)−NHであり、F2がHでありかつZがNH2である化
合物を意味する。
アミノ酸、ペプチド、保護基、活性基等が本明細書に
おいて記号で示される場合、IUPAC及びIUBにより規定さ
れた或いは当業界で使用される通常の記号を使用する。
記号の例は次の通りである。
Abu……2−アミノ酪酸 Ac……アセチル Ahx……2−アミノヘキサン酸 Aib……2−アミノイソ酪酸 Ala……アラニン Arg……アルギニン Asn……アスパラギン Asp……アスパラギン酸 βAsp…βアスパラギン酸 Boc……t−ブチルオキシカルボニル BrCH2−Pam……4−(ブロモメチル)フェニルアセタミ
ドメチル Cbz……カルボベンゾキシ Cys(Me)……S−メチルシステイン DAla…D−アラニン DAhx…D,2−アミノヘキサン酸 DAsp…D−アスパラギン酸 DMet…D−メチオニン DPhe…D−フェニルアラニン DPhe−NH2……D−フェニルアラニンアミド DTrp…D−トリプトファン DTry…D−チロシン EtOCO……エチルオキシカルボニル EtPhe……N−エチルフェニルアラニン EtPhe−NH2……N−エチルフェニルアラニンアミド Fmoc……9−フルオレニルメチルオキシカルボニル For……ホルミル Gln……グルタミン Glp……ピログルタミル Glu……グルタミン酸 Glt……HOOC(CH23CO− Gly……グリシン His……ヒスチジン Hpp……3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル Hpp(SO3H)……3−(O−スルホ−4−オキシフェニ
ル)プロピオニル iBuOCO……イソブチルオキシカルボニル Ile……イソロイシン Leu……ロイシン Lys……リジン MeAhx……N−メチル−2−アミノヘキサン酸 MeAsp……N−メチルアスパラギン酸 MeLeu……N−メチルロイシン MeILe……N−メチルイソロイシン MeMet……N−メチルメチオニン MeOCO……メチルオキシカルボニル MePhe……N−メチルイフェニルアラニン MePhe−NH2……N−メチルイフェニルアラニンアミド Met……メチオニン MetO…メチオニンスルホキシド MeTrp……N−α−メチルトリプトファン MeTyr……N−メチルチロシン MeTyr(Me)……N,O−ジメチルチロシン MeTyr(Me)−NH2……N,O−ジメチルチロシンアミド Mox……メトキシニン Nal……3−(2−ナフチル)アラニン OBt……1−ベンゾトリアゾリルエステル OCH2−Pam……4−(オキシメチルフェニル)アセトア
ミドメチル OSu……スクシンイミジルオキシエステル OtBu…t−ブチルエステル Phe……フェニルアラニン Phe−NH2……フェニルアラニンアミド Phe−NHEt……フエニルアラニンエチルアミド Phe−NHMe……フエニルアラニンメチルアミド Phe−N(Et)……フェニルアラニンジエチルアミド Phe−N(Me)……フェニルアラニンジメチルアミド Phe−OH……フェニルアラニン酸 Phe(4−Cl)……3−(4−クロルフェニル)アラニ
ン Phe(4−Cl)−NH2……3−(4−クロルフェニル)ア
ラニンアミド Phe(4−Me)……3−(4−メチルフェニル)アラニ
ン Phe(4−Me)−NH2……3−(4−メチルフェニル)ア
ラニンアミド Phe(4−NO2)……3−(4−ニトロフェニル)アラニ
ン Phe(4−NO2)−NH2……3−(4−ニトロフェニル)
アラニンアミド Phe(4−NH2)……3−(4−アミノフェニル)アラニ
ン Phe(4−NH2)−NH2……3−(4−アミノフェニル)
アラニンアミド Pro……プロリン PrOCO……n−プロピルオキシカルボニル 樹脂……ポリスチレン Sar……サルコシン Ser……セリン Suc……HOOC(CH22CO− tBu……t−ブチル Thr……スレオニン Trp……トリプトファン Trp(5−F)……5−フルオロトリプトファン Trp(6−F)……6−フルオロトリプトファン Trp(Me)……1−メチルトリフトファン Tyr……チロシン Tyr−NH2……チロシンアミド Tyr(Me)……O−メチルチロシン Tyr(Me)−NH2……O−メチルチロシンアミド Tyr(SO3H)……O−スルホチロシン Tyr(SO3H)NH2……O−スルホチロシンアミド Val……バリン 好適化合物 本発明の好適化合物は、後記「用途」の項目に記載し
た試験にて30μg/kgで投与した場合、0.5時間の給餌時
間中に48〜100%の給餌抑制を示したものである(下記
第2表参照)。
本出願の出願時において、胆嚢収縮の観点で最も好適
な化合物はHpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Me
Phe−NH2の化合物である。
本出願の出願時において給餌抑制の観点から特に好適
な化合物は、下記「用途」の項目に記載した試験にて0.
3μg/kgを投与した場合0.5時間の給餌時間中に20〜72%
の給餌抑制を示したものである。これらは次の通りであ
る: H−DAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−NH2 H−Asp−Tyr(SO3H)−MeAhx−Gly−Trp−MeAhx−Asp
−Phe−NH2 Hpp(SO3H)−MeAhx−Gly−Trp−MeAhx−Asp−MePhe−N
H2 Suc−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe−NH
2 iBuOCO−Tyr(SO3H)−MeAhx−Gly−Trp−MeAhx−Asp−
Phe−NH2 H−βAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−M
ePhe−NH2 H−DAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Me
Phe−NH2 For−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−
NH2 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePh
e−NH2 Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−NH2 PoOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 EtOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 MeOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 H−βAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−P
he−NH2 Suc−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH
2 Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH2 H−Asp−Tyr(SO3H)−Leu−Gly−Trp−Leu−Asp−Phe
−NH2 For−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH
2 Suc−Tyr(SO3H)−MeAhx−Gly−Trp−MeAhx−Asp−Phe
−NH2 Suc−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePhe−
NH2 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePh
e−NH2 Hpp(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePhe−NH2 化合物EtOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−As
p−Phe−NH2は0.3μg/kgにて72%の給餌抑制を示したも
のである。
ペプチドの製造 本発明の新規な硫酸エステルペプチド及びその新規な
中間体は当業界で周知の方法により製造することがで
き、たとえば個々のアミノ酸を順次に固相樹脂の上で合
することにより、或いはアミノ酸群を固相樹脂上で合し
て所望のペプチジル−樹脂中間体を生成させることによ
り製造することができる。公知のように、アミノ酸若し
くはアミノ酸群のアミノ基をたとえばそのt−ブチルオ
キシカルボニル(Boc)若しくは9−フルオレニルメチ
ルオキシカルボニル(Fmoc)誘導体に変換することによ
り保護し、次いでこれらアミノ酸若しくはアミノ酸群の
カルボキシル基を、たとえばその1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(HOBt)若しくはN−ヒドロキシスクシン
イミド(HOSu)エステル誘導体に変換してこのような付
加が達成される。次いで、この種の保護されかつ活性化
された中間体を、遊離アミノ基を有するアミノ酸−樹脂
若しくはペプチジル−樹脂と反応させてペプチド鎖を延
長させることにより式2: [式中、PgはたとえばBoc若しくはFmocのような適する
保護基である] のペプチジル−樹脂を生成させる。
式(2)におけるフェノール性OH基は、たとえば三酸
化硫黄ピリジン複合体のような通常の硫酸化剤の使用に
よって硫酸エステルに変換される。より詳細には、この
反応はたとえば式2のヘプチジル樹脂をジメチルホルム
アミド(DMF)、ピリジンなどの溶剤中に懸濁させかつ
三酸化硫黄ピリジン複合体を約10〜40モル過剰で添加し
て式3: の硫酸化ペプチジル樹脂を生成させることによって行な
われる。
本発明の硫酸エステル含有ペプチド末端の生成物はC
−末端アミドであるので、ペプチド鎖を樹脂に接続する
化学結合は適当な試薬によるその切断が容易にアミドを
生成するようなものでなければならない。強酸(たとえ
ば液体弗化水素)に対する硫酸エステル基の不安定性に
より、ペプチジル−樹脂結合は弱酸(たとえばトリフル
オロ酢酸、TFAによる簡単な処理)及び(又は)求核性
物質(たとえばアンモニア、アミン、水酸化物及びアル
コキシド)により切断することができる。適する樹脂誘
導体としてはオキシメチル−ポリスチレン、4−(オキ
シメチルフェニル)(CH2nCO−アミノメチル−ポリス
チレン(n=0〜3)及び4−(オキシメチルフェニ
ル)オキシメチル−ポリスチレンを挙げることができ
る。同様に、置換されたポリアクリルアミド樹脂も同様
に上記ポリスチレン系樹脂として適している。本発明の
目的には、4−(オキシメチルフェニル)CH2CO−アミ
ノメチル−ポリスチレン[本明細書では4−(オキシメ
チルフェニル)アセトアミドメチルポリスチレン若しく
はOCH2−Pam−樹脂と呼ぶ]が、ペプチドアミドの生成
につき最も適している。すなわち、本発明は式(4): [式中、樹脂はポリスチレン(「ポリスチレン」という
用語は一般に1%程度の少量のたとえばジビニルベンゼ
ンなどの不飽和単量体との共重合体を含む)である] の硫酸化ペプチジル−OCH2−Pam−樹脂の合成方法に関
する。
本発明のペプチド配列を形成するに際し、アミノ機能
は、たとえばBoc、Fmoc、(4−メトキシベンジル)オ
キシカルボニル、2−ニトロフェニルスルフェニルなど
の一般的に使用されるアミノ保護基によって保護するこ
とができる。Boc及びFmoc保護基が好適である。カルボ
キシル及びヒドロキシル保護基はメチル、t−ブチル
(tBu)、ベンジル、4−メトキシベンジルなどとする
ことができる。tBu基が好適である。
式4のF1及びF2基により規定されたアミノ酸は幾つか
の方法でOCH2−Pam−樹脂に結合させることができる。
たとえば、(a)F1が(S)−NHでありかつF2がHであ
るBoc保護されたフェニルアラニンを適当な4−(ブロ
モメチル)−フェニル酢酸エステル(たとえばフェナシ
ステル)と反応させ、かつさらに処理してBoc−Phe−
(4−オキシメチルフェニル)酢酸を生成させ、これを
アミノメチル−ポリスチレンにカップリングさせてBoc
−Phe−(4−オキシメチルフェニル)アセタミドメチ
ルポリスチレン(Boc−Phe−OCH2−Pam−樹脂)を生成
させることができる。代案として、(b)4−(ブロモ
メチル)フェニル酢酸をアミノメチルポリスチレンとカ
ップリングさせて4−(ブロモメチル)フェニルアセタ
ミドメチルポリスチレン(BrCH2−Pam−樹脂)を生成さ
せ、これをBoc−Phe−OHのセシウム塩と反応させてBoc
−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させることもできる。
適する活性化基としては、アミノ酸の酸機能をより反
応性にするような基の任意の組み合せ、たとえば酸塩化
物、混合及び対称無水物、カルボジイミド(たとえばジ
シクロヘキシルカルボジイミド、DCC)との反応生成
物、並びに活性エステル(たとえばHOBt、HOSu、2−若
しくは4−ニトロフェノール及び2,4,5−トリクロルフ
ェノールから誘導されるエステル)を挙げることができ
る。DCC、並びにHOBt及びHOSエステルの使用が収率の
点、副生物を生成しない点、したがって精製の容易さの
点から特に好適である。
保護基は、公知の反応、たとえばBoc及び(又は)tBu
除去については希釈TFA(ジクロルメタン、DCM中50%)
での処理またFmoc除去ついては希釈ピペリジン(DMF中2
0%)での処理によって除去し、式(5): の硫酸化ペプチジル−樹脂を生成させることができる。
式1の硫酸エステル含有ペプチドは、式(5)のペブ
チジル−OCH2−Pam−樹脂結合を適当な試薬で開裂させ
て得ることができる。たとえば、C−末端硫酸化ペプチ
ドアミドは、式(5)の硫酸化ペプチジル−樹脂をアン
モニア、アルキルアミン及びジアルキルアミンのメタノ
ール性溶液で処理して誘導される。
本発明の硫酸化ペプチドアミドの固相合成には、自動
ペプチド合成装置を使用する。アミノメチル−樹脂若し
くはペプチジル−OCH2−Pam−樹脂(1ミリモルの可使
窒素)に対するカップリング、保護解除、硫酸化、開裂
及び生成物の精製に関する条件を第1表に示す。
第1表:硫酸化ペプチドアミドの固相合成のためのプロ
トコール(1ミルモル規模)各工程容量は特記しない限
り50mlである。洗浄工程は全て3回反復する。記号:DCC
=ジシクロヘキシルカルボジイミド;DCM=ジクロルメタ
ン;DIEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DMF=ジメ
チルホルムアミド;HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール;TFA=トリフルオロ酢酸。
このように製造された式(1)の硫酸エステル含有ペ
プチドを、常法によって脱塩かつ精製することができ
る。たとえば、この生成物は、トリスアクリルM DEA
E、DEAE−セルロースなどを用いるイオン交換クロマト
グラフィー、セファデックスLH−20、セファデックスG
−25などを用いる分配クロマトグラフィー、アンバライ
トXAD−2、ODS−シリカゲルなどを用いる逆相クロマト
グラフィー、シリカゲルなどを用いる常相クロマトグラ
フィー、或いは高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)
によって精製することができる。
固相成分(樹脂)を用いずに反応を行なう同様な方法
も当業界で周知されており、大規模製造に適している
[たとえば米国特許第3,892,726号参照]。
用途 本発明のペプチドは、哺乳動物における給餌活性を抑
制する能力を有する。その結果、これらは肥満の予防及
び処置に使用される。給餌抑制活性は次のようにしてラ
ットで示すことができる: 雄スプラグドーリー種のラット(体重300〜350g)を
個々に篭内に入れ、12時間の明暗サイクルに維持し、さ
らに3時間の暗サイクルに給餌するがこの3時間に先立
つ21時間は給餌しないよう少なくとも14日間訓練する。
試験当日に、これらラットに塩水(対照)又は試験化合
物(塩水に溶解し、一般にラット体重1kg当り試験化合
物0.3〜300μgの濃度)を腹腔内投与る。塩水又は試験
化合物を投与した後、餌を10分間導入する。餌を供給し
た後に0.5時間若しくは3時間のいずれかで終了する給
餌期間の際に塩水対照よりも顕著に少ない餌を試験群が
消費すれば、試験化合物は活性であると見なされる。30
μg/kgの投与量の試験化合物を投与して得られた0.5時
間の給餌時間に対する給餌抑制%をCCK−8及び本発明
による各種化合物につき第2表に示す。
肥満の処置又は肥満の予防のいずれかを必要とする
際、腹腔内、静脈内、筋肉内、皮下若しくは鼻腔内投与
に適する本明細書に示したペプチドを哺乳動物に投与す
るための適する方法は、1回の投与或いは2回〜4回の
投与に分割した体重1kg当り毎日約0.3μg〜3mgの投与
量である。この投与量は、患者の要求及び使用する化合
物に応じて変化することができる。
本発明のペプチドは、哺乳動物における胆嚢収縮を刺
戟する能力を有する。したがって、これらはさらに胆嚢
のX線検査における診断助剤としての用途を有する。診
断助剤としての胆嚢収縮剤の使用は、充分確立された医
学手順である。
実施例 以下、実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1〜18は中間体の合成を示している。実施例19
〜95は本発明の化合物或いは肥満の処置及び予防に有用
な化合物として上記したような化合物の合成を示してい
る。これら実施例は本発明を例示する目的であって、決
して限定を意味するものでない。
特記しない限り、ペプチド合成は1mm当量のアミノメ
チル樹脂を用いて開始し、ここで樹脂は重量で99:1のス
チレン対ジビニルベンゼン共重合体とした。反応は特記
しない限り室温で行なった。洗浄工程は特記しない限り
50mlの特定溶剤を用いて3回行なった。
例 1 イソブチルスクシンイミジルカーボネート(iBuOCO−OS
u) クロロホルム600mlにおけるクロル蟻酸イソブチル(2
6ml、200ミリモル)の溶液へ、N−ヒドロキシスクシン
イミドのジシクロヘキシルアミン(DCHA)塩(HOSu、4
9.28g、200ミリモル)を少しづつ加えた。得られた懸濁
物を1晩攪拌した後、沈澱したDCHA塩酸塩を濾別しかつ
クロロホルムで洗浄した。濃縮した濾液(約50ml)及び
洗液を400mlの酢酸エチル(EtOAc)で希釈し、かつ10%
クエン酸(4x100ml)と塩水(2x100ml)と10%重炭酸ナ
トリウム(3x100ml)と塩水(4x100ml)とで洗浄し、次
いで脱水し(硫酸マグネシウム)、濾過しそして約100m
lまで濃縮した。エーテルで希釈しかつヘキサンで沈澱
させると、26.6g(収率62%)のiBuOCO−OSuが得られ
た。mp33〜35℃。
例 2 Fmoc−DTyr−OH D−チロシン(1.81g)を、10mlのN水酸化ナトリウ
ムを含む20mlの水及び30mlのテトラヒドロフラン(TH
F)に溶解させた。急速攪拌しながら固体の9−フルオ
レニルメチルスクシンイミジルカーボネート(Fmoc−OS
u、3.37g)を加えた。懸濁物をN水酸化ナトリウムによ
ってpH7に調整し、かつ1晩攪拌した。固体のクエン酸
(3g)を加え、次いで60mlのEtOAcを加えた。EtOAc層を
集め、10%クエン酸と塩水とで洗浄しかつ脱水した(硫
酸マグネシウム)。EtOAc溶液を蒸発させて淡黄色のシ
ラップを得、これをジクロルメタン(DCM)から結晶化
させて3.9gのFmoc−DTyr−OHを得た。mp178〜181℃。
例 3 Fmoc−Tyr−OH 例2の手順にしたがったがD−チロシンの代りにL−
チロシン(9.06g)を使用して、18.4gのFmoc−Tyr−OH
を得た。mp172〜177℃ 例 4 Fmoc−MeTyr−OH 例2の手順にしたがったがD−チロシンの代りにM−
メチルチロシン(1.95g)を使用して、1.22gのFmoc−Me
Tyr−OHを得た。mp152〜158℃。
例 5 Boc−MePhe−(4−オキシメチルフェニル)酢酸 Boc−MePhe−OH(27.93g)及び4−(ブロモメチル)
フェニル酢酸フェナシルエステル(33.32g)のアセトニ
トリル1000ml中における溶液へ弗化カリウム二水塩(1
8.28g)を加えた。この懸濁物を1晩攪拌し、濾過しか
つ濾液を蒸発乾固させた。残留物すなわちBoc−MePhe−
(4−オキシメチルフェニル)酢酸フェナシルエステル
を85%酢酸(1200ml)中に溶解させ、亜鉛粉末(128g)
で処理しかつ2〜4時間攪拌した。濾過した反応混合物
を約400mlまで濃縮しかつ約3200mlの水で希釈して油状
物を得、これをEtOAc中に溶解させかつDCHAで処理して
標記化合物のDCHA塩41.31gを得た。mp120〜122℃。
例 6 Boc−EePhe−(4−オキシメチルフェニル)酢酸 例5の手順にしたがうがBoc−MePhe−OHの代りにBoc
−EePhe−OH(7.33g)を使用して、Boc−EePhe−(4−
オキシメチルフェニル)酢酸のDCHA塩5.69gを得た。mp1
37〜141℃。
例 7 Boc−Phe(4−Cl)−(4−オキシメチルフェニル)酢
酸 例5の手順にしたがうがBoc−MePhe−OHの代りにBoc
−Phe(4−Cl)−OH(2.5g)を用いて、Boc−Phe(4
−Cl)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸の遊離塩基
3.44gを得た。
例 8 Boc−Tyr(Me)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸 例5の手順にしたがうがBoc−MePhe−OHの代りにBoc
−Tyr(Me)−OH(2.5g)を用いて、Boc−Tyr(Me)−
(4−オキシメチルフェニル)酢酸の遊離塩基1.83gを
得た。mp64〜67℃。
例 9 Fmoc−Tyr(tBu)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸 例5の手順にしたがうがBoc−MePhe−OHの代りにFmoc
−Tyr(tBu)−OH(6.86g)を用いて、Fmoc−Tyr(tB
u)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸の遊離塩基4.8
8gを得た。mp192〜195℃。
例 10 Fmoc−Met−Asp(OtBu)−OH THF(200ml)中にてFmoc−Met−OH(14.87g)とHOSu
(5.52g)とジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC、8.
26g)とを0℃にて3.5時間反応させることにより、Fmoc
−Met−OSuをその場で作成した。沈澱したジシクロヘキ
シル尿素(DCU)を濾過により除去しかつTHF濾液を40ml
のN水酸化ナトリウムが添加されている220mlの10:1水/
THFにおけるH−Asp(OtBu)−OHの冷溶液に加えた。反
応混合物を室温にて1晩攪拌した後、固体クエン酸(20
g)をEtOAc(600ml)と共に加えた。EtOAc層を分離し、
10%クエン酸及び塩水で洗浄しかつ脱水した(硫酸マグ
ネシウム)。EtOAc溶液の蒸発により残留物を得、これ
を200mlのEtOAcに溶解させかつDCHA(7.84ml)で処理し
て所望生成物のDCHA塩17.93gを沈澱させた。mp159〜162
℃。
例 11 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂 Boc−Phe−(4−オキシメチルフェニル)酢酸(0.83
g、2ミリモル)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HOBt、0.46g、3ミリモル)とDCC(0.41g、2ミリモ
ル)とを50mlの4:1DCM/DMFに溶解させ、かつ0℃にて1
時間攪拌した。アミノメチル−樹脂(1.34g.1ミリモル
の可使窒素)を濾過反応混合物に懸濁させ、沈澱したDC
Uを除去し、かつ2〜15時間振とうした。生成物、すな
わちBoc−Phe−OCH2−Pam−樹脂を濾過により単離しか
つ第1表(工程10〜14)にしたがって処理し、所望の遊
離塩基、すなわちH−Phe−OCH2−Pam−樹脂を得た。
例 12 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂 40mlの1:3DMF/DCMにおけるBoc−MePhe−(4−オキシ
メチルフェニル)酢酸(例5からのDCHA塩1.82g、3ミ
リモル)及びHOBt(0.69g、4.5ミリモル)に続いて20ml
のDCMにおけるDCC(0.62g、3ミルモル)をアミノメチ
ル−樹脂(1.34g、1ミルモルの可使窒素)に加えて懸
濁物を得、これを2〜15時間振とうした。濾過によって
所望生成物、すなわちBoc−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を
単離し、2−プロパノール及びDCMで洗浄しかつ第1表
(工程10〜14)にしたがって処理し所望の遊離塩基、す
なわちH−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を得た。
例 13 H−EtPhe−OCH2−Pam−樹脂 例12の手順にしたがったがBoc−MePhe−(4−オキシ
メチルフェニル)酢酸の代りにBoc−EtPhe−(4−オキ
シメチルフェニル)酢酸(例6からのDCHA塩1.87g、3
ミリモル)を用いてH−EtPhe−OCH2−Pam−樹脂を得
た。
例 14 H−Phe(4−Cl)−OCH2−Pam−樹脂 例11の手順にしたがったがBoc−Phe−(4−オキシメ
チルフェニル)酢酸の代りにBoc−Phe(4−Cl)−(4
−オキシメチルフェニル)酢酸(0.90g、2ミリモル、
例7)を用いてH−Phe(4−Cl)−OCH2−Pam−樹脂を
得た。
例 15 H−Phe(4−NO2)−OCH2−Pam−樹脂 Boc−Phe(4−NO2)OH(1.39g)を100mlの70%メタ
ノール(MeOH)中に溶解させ、かつN−重炭酸セシウム
の添加によってpH7に調整した。この溶液を蒸発乾固さ
せ、残留物をさらに添加DMFと共に3回蒸発させた。得
られたBoc−Phe(4−NO2)−OHの乾燥セシウム塩を60m
lのDMFに溶解させ、かつBrCH2−Pam−樹脂(1ミリ当量
のBr)と共に1晩振とうした。所望生成物Boc−Phe(4
−NO2)−OCH2−Pam−樹脂を濾過によって単離し、DCM
で洗浄しかつ第1表(工程10〜14)にしたがって処理
し、所望の遊離塩基H−Phe(4−NO2)−OCH2−Pam−
樹脂を得た。
例 16 H−Tyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂 例11の手順にしたがうがBoc−Phe−(4−オキシメチ
ルフェニル)酢酸の代りにBoc−Tyr(Me)−(4−オキ
シメチルフェニル)酢酸(0.87g、2ミリモル、例8)
を用いてH−Tyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂を得た。
例 17 H−Tyr(tBu)−OCH2−Pam−樹脂 Fmoc−Tyr(tBu)−(4−オキシメチルフェニル)酢
酸(1.82g、3ミリモル、例9)と1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール(HOBt、0.69g、4.5ミリモル)とDCC
(0.62g、3ミリモル)とを50mlの4:1DCM/DMFに溶解さ
せ、かつ0℃にて1時間攪拌した。濾過した反応混合物
(沈澱したDCUを除去)にアミノメチル樹脂(1.34g、1
ミリモルの可使窒素)を懸濁させ、かつ2〜15時間振と
うした。生成物Fmoc−Tyr(tBu)−OCH2−Pam−樹脂を
濾過によって単離しかつ第1表(工程16〜20)にしたが
って処理し、所望の遊離塩基H−Tyr(tBu)−OCH2−Pa
m−樹脂を得た。
例 18 H−MeTyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂 例15の手順にしたがったがBoc−Phe(NO2)−OHの代
りにBoc−MeTyr(Me)−OH(1.47gのDCHA塩)を用いて
H−MeTyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂を得た。
例 19 H−DAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とFmoc−DA
sp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてFmoc−DAsp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−T
rp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜20及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して198gの標記化合物のアンモニ
ウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.11
(2)、Tyr 1.04(1)、Met 2.07(2)及びGly 1.08
(1)及びPhe 1.04(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf0.35(ここでTLCは溶剤系クロロホルム−
メタノール−酢酸−水6:3:1:1におけるメルク社のシリ
カゲル薄層プレートに対する標記化合物のクロマトグラ
フィーを意味する)。
例 20 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)を順次にFmoc−As
p(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに
対し第1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去
工程16−20)にしたがいカップリングさせてH−Tyr(t
Bu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2
Pam−樹脂を得、これを第1表(工程8〜9)にしたが
いiBuOCO−OSu(例1)とカップリングさせてiBuOCO−T
yr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−O
CH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜1
5、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜2
9)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これをアンバライトXAD−2、
トリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3で順次に
第1表(工程30)にしたがいクロマトグラフ精製して20
6mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後の
アミノ酸分析はAsp 1.06(1)、Tyr 1.04(1)、Met
2.04(2)、Gly 1.06(1)及びPhe 1.04(1)を示し
た。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典
型的な強いピークを示した。TLC Rf0.56。
例 21 H−Asp−DTyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTyr−OH(例2)とBoc−As
p(OtBu)−OHに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−DTyr−Met−Gly−Trp
−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して241mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.14
(2)、Tyr 1.06(1)、Met 2.12(2)、Gly 0.95
(1)、Phe 0.98(1)及びNH3 1.03(2)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルに典型的
な強いピークを示した。TLC Rf0.32。
例 22 H−Asp−Tyr(SO3H)−DMet−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−DMet−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−As
p(OtBu)−OHに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−DMet−Gly−Trp
−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して219mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.07
(2)、Tyr 1.02(1)、Met 2.11(2)、Gly 0.95
(1)、Phe 1.11(1)及びNH3 1.31(2)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルに典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.37。
例 23 H−Asp−Tyr(SO3H)−DAhx−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−DAhx−OHとFmoc−Trp−OH(例3)とBoc−As
p(OtBu)−OHに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−DAhx−Gly−Trp
−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して248mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.11
(2)、Tyr 1.03(1)、Ahx 0.97(1)、Gly 0.99
(1)、Met 1.07(1)及びPhe 1.07(1)を示した赤
外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルに典型的な
強いピークを示した。TLC Rf 0.34。
例 25 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Sar−Trp−Met−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFomc−Trp−OHとFmoc−Sar−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Sar−Trp−
Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、
これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いでアン
モニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解
除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第
1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAEでク
ロマトグラフ精製して240mgの標記化合物のアンモニウ
ム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.93
(2)、Tyr 0.97(1)、Met 2.00(2)、Sar 1.03
(1)、Phe 1.02(1)及びNH3 1.54(2)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.32。
例 26 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−MeTrp−Met−Asp−P
he−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFomc−MeTrp−OHとFmoc−Gly
−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−A
sp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)−Met−
Gly−MeTrp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂
を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、
工程16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂か
ら開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)
にしたがいトリスアクリルM DEAEでクロマトグラフ精
製して310mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸
分解後のアミノ酸分析はAsp 2.03(2)、Tyr 1.02
(1)、Met 1.95(2)、Gly 0.93(1)及びPhe 1.01
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.3
5。
例 27 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Nal−Met−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFomc−Nal−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Nal−
Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、
これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いでアン
モニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解
除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第
1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAEでク
ロマトグラフ精製して260mgの標記化合物のアンモニウ
ム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.97
(2)、Tyr 0.91(1)、Met 2.13(2)、Gly 1.09
(1)、Nal 0.76(1)及びPhe 1.14(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.38。
例 29 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−DAsp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−DAsp(Ot
Bu)−OHとFmoc−Met−OHとFomc−Trp−OHとFmoc−Gly
−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−A
sp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp
−Met−DAsp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して121mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.03
(2)、Tyr 0.98(1)、Met 2.05(2)、Gly 1.07
(1)及びPhe 1.08(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.43。
例 30 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asn−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asn−OH
とFmoc−Met−OHとFomc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmo
c−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−Asp(OtB
u)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせてFmoc−Asp(OtBu)−Trp(tBu)−Met−Gly−T
rp−Met−Asn−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これ
を第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程16〜20及び次
いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい保護解除
し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記
化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順次ト
リスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマト
グラフ精製して30mgの標記化合物のアンモニウム塩を得
た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.02(2)、Tyr 1.
03(1)、Met 1.93(2)、Gly 1.01(1)及びPhe 1.
01(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫
酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.
43。
例 31 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MeP
he−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10の遊離塩基)とFmoc−Trp−OHとF
moc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OH
とFmoc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリン
グ工程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい
順次にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tB
u)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2
−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工
程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除
しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1
表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE
及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して243mgの
標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ
酸分析はAsp 2.14(2)、Tyr 1.02(1)、Met 2.04
(2)、Gly 1.07(1)及びNH3 1.87(2)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.37。
例 32 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MeT
yr(Me)−NH2 H−MeTyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂(例18)をFmoc−
Met−Asp(OtBu)−OH(例10の遊離塩基)とFmoc−Trp
−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tB
u)−OHとFmoc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カッ
プリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にし
たがい順次にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−T
yr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MeTyr
(Me)−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程10〜15、工程21〜25、工程16〜20及び次いでアン
モニアによる工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸
化し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがい順次にトリスア
クリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ
精製して100mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。
酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.06(2)、Tyr 1.06
(1)、Met 1.98(2)及びGly 1.05(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.45。
例 33 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
(4−NO2)−NH2 H−Phe(4−NO2)−OCH2−Pam−樹脂(例15)をFmo
c−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHと
Fmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OH
とFmoc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリン
グ工程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい
順次にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tB
u)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe(4−N
O2)−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工
程10〜15、工程21〜25、工程16〜20及び次いでアンモニ
アによる工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化
し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがい順次にトリスア
クリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ
精製して128mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。
酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.98(2)、Tyr 1.05
(1)、Met 1.92(2)及びGly 1.05(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.37。
例 34 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
(4−Cl)−NH2 H−Phe(4−Cl)−OCH2−Pam−樹脂(例14)をFmoc
−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとF
moc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OH
とFmoc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリン
グ工程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい
順次にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tB
u)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe(4−C
l)−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程
10〜15、工程21〜25、工程16〜20及び次いでアンモニア
による工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化し、
保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、こ
れを第1表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリル
M DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製し
て299mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解
後のアミノ酸分析はAsp 1.85(2)、Tyr 1.02(1)、
Met 1.78(2)及びGly 0.92(1)を示した。赤外吸収
スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピ
ークを示した。TLC Rf 0.36。
例 35 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
(4−NH2)−NH2 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−P
he(4−NO2)−NH2(64mg、例33)を85%酢酸(20ml)
に溶解させ、かつ攪拌しなから亜鉛粉末(69mg)で処理
した。30分間後、濾過した反応混合物を蒸発乾固させ、
残留物を第1表(工程30)にしたがいP−40ODS−3で
クロマトグラフ精製して30mgの標記化合物のアンモニウ
ム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.92
(2)、Tyr 0.98(1)、Met 1.87(2)及びGly 1.00
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.3
5。
例 36 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Tyr
(Me)−NH2 H−Tyr(Me)−OCH2−Pam−樹脂(例16)をFmoc−As
p(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFm
oc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)
−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Tyr(Me)−OCO2
−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工
程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除
しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1
表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE
及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して313mgの
標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ
酸分析はAsp 2.05(2)、Tyr 1.98(2)、Met 1.88
(2)及びGly 1.09(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.38。
例 37 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−NHMe H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)−Met−Gl
y−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程
16〜20及び次いでメチルアミンによる工程26〜29)にし
たがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から
開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)に
したがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP−40 OD
S−3でクロマトグラフ精製して196mgの標記化合物のア
ンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.
99(2)、Tyr 1.00(1)、Met 1.98(2)、Gly 1.00
(1)及びPhe 1.01(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.47。
例 38 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−NHEt H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−−Tyr−Met−Gly−Trp
−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
エチルアミンによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、
保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、こ
れを第1表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリル
M DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製し
て180mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解
後のアミノ酸分析はAsp 1.99(2)、Tyr 0.84(1)、
Met 2.03(2)、Gly 1.01(1)、Phe 0.97(1)及び
NH3 1.14(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm
-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC
Rf 0.49。
例 40 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−N(Et) H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(TBu)−Met−Gl
y−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程
16〜20及び次いでジメチルアミンによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂か
ら開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)
にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP−40
ODS−3でクロマトグラフ精製して102mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp
2.16(2)、Tyr 1.03(1)、Met 1.92(2)、Gly 1.
00(1)及びPhe 1.09(1)を示した。赤外吸収スペク
トルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを
示した。TLC Rf 0.38。
例 41 H−βAsp−DTyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−
Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTyr−OH(例2)とBoc−β
Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3
〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカ
ップリングさせてBoc−βAsp(OtBu)−DTyr−Met−Gly
−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程10〜15)にしたがい保護解
除し、Fmoc−OSu(1.1g)に対し第1表(工程8〜9)
にしたがいカップリングさせてFmoc−βAsp−DTyr−Met
−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−OCH2−Pam−樹脂を得、こ
れを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いでアンモ
ニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除
しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1
表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE
及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して121mgの
標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ
酸分析はAsp 1.94(2)、Tyr 1.02(1)、Met 1.91
(2)、Gly 1.11(1)及びPhe 1.01(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.37。
例 42 H−DAsp−DTyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−P
he−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTyr−OH(例2)とFmoc−D
Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3
〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカ
ップリングさせてFmoc−DAsp(OtBu)−DTyr−Met−Gly
−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程
16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にした
がい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開
裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にし
たがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS
−3でクロマトグラフ精製して100mgの標記化合物のア
ンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.
08(2)、Tyr 1.06(1)、Met 1.83(2)、Gly 1.05
(1)及びPhe 1.04(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.24。
例 43 Suc−DTyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−N
H2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTyr−OH(例2)とに対し
第1表(カップリング工程3〜4に続いてFmoc除去工程
16−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−DTyr
−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam
−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)にした
がい無水コハク酸(0.6g、6ミリモル、DMF中)とカッ
プリングさせてSuc−DTyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp
(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表
(工程10〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる
工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂
から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程3
0)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP−4
0 ODS−3でクロマトグラフ精製して290mgの標記化合
物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析は
Asp 1.08(1)、Tyr 1.04(1)、Met 1.70(2)、Gl
y 1.14(1)及びPhe 1.03(1)を示した。赤外吸収ス
ペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピー
クを示した。TLC Rf 0.51。
例 45 H−Asp−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Ile−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Ile−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)−Ile−Gl
y−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程
16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にした
がい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開
裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にし
たがい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM
DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して3
70mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後の
アミノ酸分析はAsp 2.05(2)、Try 1.00(1)、Ile
1.95(2)、Gly 1.00(1)及びPhe 1.00(1)を示し
た。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典
型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.33。
例 46 H−Asp−Tyr(SO3H)−Lys−Gly−Trp−Lys−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Lys(Boc)−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Lys(Boc)−OHとFmoc−Tyr(tBu)
−OHとFmoc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップ
リング工程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にした
がい順次にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr
(tBu)−Lys(Boc)−Gly−Trp−Lys(Boc)−Asp(Ot
Bu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程10〜15、工程21〜25、工程16〜20及び次いでアン
モニアによる工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸
化し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがい順次にアンバラ
イトXAD−2、トリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS
−3でクロマトグラフ精製して61mgの標記化合物のアン
モニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.98
(2)、Tyr 1.01(1)、Lys 2.00(2)、Gly 0.99
(1)及びPhe 1.02(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.10。
例 47 Hpp(SO3H)−Met−DAla−Trp−Met−Asp−Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−DAla
−OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリング工
程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてH−Met−DAla−Trp−Met−Asp
(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第
1表(工程8〜9)にしたがいHpp−OSuとカップリング
させてHpp−Met−DAia−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−
OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程10〜15、工
程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にし
たがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から
開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)に
したがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP−40 OD
S−3でクロマトグラフ精製して140mgの標記化合物のア
ンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.
02(1)、Met 1.97(2)、Ala 0.98(1)及びPhe 1.
03(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫
酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.
52。
例 48 Suc−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe−NH
2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16
−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−Tyr(t
Bu)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−Phe−OCH2
Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)に
したがい無水コハク酸(0.6g、6ミリモル、DMF中)と
カップリングさせてSuc−Tyr(tBu)−Ahx−Gly−Trp−
Ahx−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を得、これを
第1表(工程10〜15、工程21〜25及び次いでアンモニア
による工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化しか
つ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表
(工程30)にしたがい順次にアンバライトXAD−2、ト
リスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマト
グラフ精製して240mgの標記化合物のアンモニウム塩を
得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.01(1)、Tyr
0.95(1)、Ahx 2.10(2)、Gly 1.06(1)及びPhe
0.88(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf
0.36。
例 50 H−βAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−M
ePhe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとBoc−βAs
p(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程5〜
7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてBoc−βAsp(OtBu)−Tyr(tBu)−Met
−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−樹
脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15)にしたがい
保護解除しかつ第1表(工程8〜9)にしたがいFmoc−
OSu(1.1g)とカップリングさせてFmoc−βAsp−Tyr−M
et−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を
得、これを第1表(工程21〜25、工程16〜20及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがい順次にアンバライトXAD
−2、トリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3で
クロマトグラフ精製して72mgの標記化合物のアンモニウ
ム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.03
(2)、Tyr 1.05(1)、Met 1.85(2)及びGly 1.10
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.3
3。
例 51 H−DAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Me
Phe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−DAs
p(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてFmoc−DAsp(OtBu)−Tyr(tBu)−Met
−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MuPhe−OCH2−Pam−樹
脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜2
5、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜2
9)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ
樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工
程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP
−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して110mgの標記化
合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析
はAsp 2.01(2)、Tyr 1.01(1)、Met 1.91(2)及
びGly 1.07(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050
cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TL
C Rf 0.35。
例 52 For−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−
NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリング工程
5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次に
カップリングさせてFmoc−Met−Gly−Trp−Met−Asp(O
tBu)−MuPhe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第
1表(工程10〜20)にしたがい保護解除しかつ第1表
(工程5〜7)にしたがいFor−Tyr−OHとカップリング
させてFor−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−OC
H2−Pam−樹脂を精製させ、これを第1表(工程21〜25
及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫
酸化しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを
第1表(工程30)にしたがい順次にアンバライトXAD−
2、トリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でク
ロマトグラフ精製して78mgの標記化合物のアンモニウム
塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.02(1)、
Try 1.01(1)、Met 1.95(2)及びGly 1.02(1)を
示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステル
の典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.45。
例 53 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePh
e−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16
−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−Tyr(t
Bu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2
−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)
にしたがいiBuOCO−OSu(例1)とカップリングさせてi
BuOCO−Tyr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)
−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程10
〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM D
EAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して302m
gの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のア
ミノ酸分析はAsp 1.03(1)、Tyr 1.02(1)、Met 1.
91(2)及びGly 1.04(1)を示した。赤外吸収スペク
トルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを
示した。TLC Rf 0.67。
例 54 H−Asp−DTyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Me
Phe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTyr(tBu)−OHとFmoc−As
p(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−DTyr(tBu)−Met
−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−樹
脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜2
5、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜2
9)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ
樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工
程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP
−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して29mgの標記化
合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析
はAsp 2.02(2)、Tyr 0.97(1)、Met 1.93(2)及
びGly 1.07(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050
cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TL
C Rf 0.28。
例 55 Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−MePhe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリング工程
3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次に
カップリングさせてH−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtB
u)−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1
表(工程8〜9)にしたがい3−(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオン酸N−トジロキシスクシンイミドエス
テル(Hpp−OSu)とカップリングさせてHpp−Met−Gly
−Trp−Met−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を
精製させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25及び
次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい保護解
除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがい順次にトリスア
クリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ
精製して170mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。
酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.02(1)、Met 1.97
(2)及びGly 1.01(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.58。
例 56 Hpp(SO3H)−Met−DAla−Trp−Met−Asp−MePhe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Met−A
sp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp−OHとFmoc−DAla
−OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリング工
程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてH−Met−DAla−Trp−Met−Asp
(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを
第1表(工程8〜9)にしたがいHpp−OCuとカップリン
グさせてHpp−Met−DAla−Trp−Met−Asp(OtBu)−MeP
he−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程1
0〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26
〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開
裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にし
たがい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM
DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して8
4mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後の
アミノ酸分析はAsp 0.99(1)、Met 1.94(2)及びAl
a 1.08(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC R
f 0.49。
例 57 PrOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−
20)にしたがい順次にカップリングさせてH−Tyr−(t
Bu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2
Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)に
したがいProOCO−OSu(クロル蟻酸イソブチルの代りに
クロル蟻酸プロピルを使用した以外は例1の手順にした
がって作成、mp31〜34℃)とカップリングさせてPrOCO
−Tyr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe
−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて
標記化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順
次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3でクロマ
トグラフ精製して270mgの標記化合物のアンモニウム塩
を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.01(1)、Ty
r 1.03(1)、Met 1.87(2)、Gly 1.02(1)及びPh
e 1.06(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC R
f 0.45。
例 58 EtOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16
−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−Tyr−
(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH
2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)
にしたがいEtOCO−OSu(クロル蟻酸イソブチルの代りに
クロル蟻酸プロピルを使用した以外は例1の手順にした
がって作成、mp52〜54.5℃)とカップリングさせてEtOC
O−Tyr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Ph
e−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて
標記化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順
次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3でクロマ
トグラフ精製して300mgの標記化合物のアンモニウム塩
を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.02(1)、Ty
r 1.01(1)、Met 1.91(2)、Gly 1.02(1)及びPh
e 1.04(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC R
f 0.44。
例 59 MeOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−
NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16
−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−Tyr−
(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH
2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)
にしたがいMeOCO−OSu(クロル蟻酸イソブチルの代りに
クロル蟻酸プロピルを使用した以外は例1の手順にした
がって作成、mp87〜89℃)とカップリングさせてMeOCO
−Tyr(tBu)−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe
−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて
標記化合物を生成させ、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3で
クロマトグラフ精製して270mgの標記化合物のアンモニ
ウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.04
(1)、Tyr 1.05(1)、Met 1.82(2)、Gly 1.03
(1)及びPhe 1.06(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.44。
例 60 H−βAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−P
he−NH2 この化合物は従来製造されている[デイジェスティブ
・ディジーズ、第15巻、第149〜156頁(1970)]。H−
Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−O
HとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFm
oc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−βAsp(tB
u)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせてBoc−βAsp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp−Me
t−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、こ
れを第1表(工程21〜25、工程10〜25及び次いでアンモ
ニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除
しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1
表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAEでクロ
マトグラフ精製して283mgの標記化合物のアンモニウム
塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.03(2)、
Tyr 0.94(1)、Met 2.08(2)、Gly 0.99(1)及び
Phe 0.96(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm
-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC
Rf 0.52。
例 61 H−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,839,
315号及び第3,705,140号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂
(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFm
oc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとBoc−Ty
r−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4に続い
てFmoc除去工程16〜20)にしたがい順次にカップリング
させてBoc−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−P
he−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程2
1〜25、工程10〜15及び次いでアンモニアによる工程26
〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開
裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にし
たがいトリスアクリルM DEAEでクロマトグラフ精製し
て240mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解
後のアミノ酸分析はAsp 1.05(1)、Tyr 1.04(1)、
Met 2.10(2)、Gly 1.07(1)及びPhe 1.08(1)を
示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステル
の典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.55。
例 62 Suc−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH
2 この化合物は従来製造されている[ヨーロッパ特許出
願第0107860号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)
をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp
−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH
(例3)とに対し第1表(カップリング工程3〜4に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせてH−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−
Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程
8〜9)にしたがいDMF中の無水コハク酸とカップリン
グさせてSuc−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)
−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成され、これを第1表(工
程21〜25、工程10〜15及び次いでアンモニアによる工程
26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から
開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)に
したがいトリスアクリルM DEAEでクロマトグラフ精製
して246mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分
解後のアミノ酸分析はAsp 1.03(1)、Tyr 0.95
(1)、Met 2.08(2)、Gly 0.98(1)及びPhe 0.96
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.5
4。
例 63 Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH2 この化合物は従来製造されている[インターナショナ
ル・ジャーナル・ペプチド・プロテイン・リサーチ、第
16巻、第402〜411頁(1980)]。H−Phe−OCH2−Pam−
樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OH
とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとに
対し第1表(カップリング工程3〜4に続いてFmoc除去
工程16−20)にしたがい順次にカップリングさせてH−
Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−
樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)にしたが
いDMF中にてHpp−OSuとカップリングさせてHpp−Met−G
ly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を
生成させ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び
次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化
し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがいトリスアクリル
M DEAEでクロマトグラフ精製して65mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp
1.04(1)、Met 2.04(2)、Gly 0.95(1)及びPhe
1.00(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf
0.47。
例 64 H−Asp−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,892,
726号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−A
sp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFm
oc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)
−Ahx−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam
−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21
〜25、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ
樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工
程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE及びP
−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して188mg mgの標
記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸
分析はAsp 1.97(2)、Tyr 0.99(1)、Ahx 1.06
(1)、Gly 1.07(1)、Met 0.93(1)及びPhe 0.98
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cmに硫酸エ
ステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.57。
例 65 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−DTrp−Met−Asp−Ph
e−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,892,
726号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−A
sp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−DTrp−OHとFmo
c−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)と
Boc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gl
y−DTrp−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を
生成させ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び
次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化
し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがいトリスアクリル
M DEAEでクロマトグラフ精製して314mgの標記化合物
のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAs
p 2.07(2)、Tyr 1.01(1)、Met 2.01(2)、Gly
1.06(1)及びPhe 0.98(1)を示した。赤外吸収スペ
クトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピーク
を示した。TLC Rf 0.30。
例 66 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe
−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,892,
726号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−A
sp(OtBu)−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とB
oc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gl
y−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次
いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化
し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがいトリスアクリル
M DEAEでクロマトグラフ精製して87mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp
2.11(2)、Tyr 1.00(1)、Met 1.11(1)、Gly 1.
02(1)、Ahx 1.04(1)及びPhe 0.99(1)を示し
た。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典
型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.23。
例 67 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−DPh
e−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,892,
726号]。H−DPhe−OCH2−Pam−樹脂[これはH−Phe
−OCH2−Pam−樹脂{例11、Boc−Phe−(4−オキシメ
チルフェニル)酢酸をBoc−DPhe−(4−オキシメチル
フェニル)酢酸で置換}と同様にしてBoc−DPhe−(4
−オキシメチルフェニル)酢酸{例5、Boc−MePhe−OH
をBoc−DPhe−OHで置換}から作成]をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−Asp
(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4
に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップ
リングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp−
Met−Asp(OtBu)−DPhe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して141mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.97
(2)、Tyr 0.98(1)、Met 2.03(2)、Gly 1.09
(1)及びPhe 1.05(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.32。
例 68 H−Asp−Tyr(SO3H)−MetO−Gly−Trp−MetO−Asp−P
he−NH2 この化合物は従来製造されている[ノーベルシンポジ
ウム、第14巻、(フロント・ガストレインテスト、ハー
ム・リサーチ、第41〜56頁(1973)]。H−Phe−OCH2
−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−
MetO−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−MetO
−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−Asp(OtBu)−OH
とに対し第1表(カップリング工程3〜4に続いてFmoc
除去工程16−20)にしたがい順次にカップリングさせて
Boc−Asp(OtBu)−Tyr−MetO−Gly−Trp−MetO−Asp
(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第
1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いでアンモニアに
よる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除しかつ
樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工
程30)にしたがいトリスアクリルM DEAEでクロマトグ
ラフ精製して162mgの標記化合物のアンモニウム塩を得
た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.09(2)、Tyr 1.
00(1)、MetO 1.83(2)、Gly 1.08(1)及びPhe
1.08(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf
0.14。
例 69 H−Asp−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe
−NH2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,892,
726号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−A
sp(OtBu)−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とB
oc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Ahx−Gl
y−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生
成させ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次
いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化
し、保護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を
得、これを第1表(工程30)にしたがいトリスアクリル
M DEAEでクロマトグラフ精製して94mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp
2.18(2)、Tyr 1.06(1)、Ahx 2.01(2)、Gly 1.
10(1)及びPhe 0.94(1)を示した。赤外吸収スペク
トルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを
示した。TLC Rf 0.32。
例 70 H−Asp−Tyr(SO3H)−Leu−Gly−Trp−Leu−Asp−Phe
−NH2 この化合物は従来製造されている[ダイジェスティブ
・ディリーズ、第15巻、第149〜156頁(1970)]。H−
Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−O
HとFmoc−Leu−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFm
oc−Leu−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFmoc−Asp(OtB
u)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)−Leu−Gly−T
rp−Leu−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程16〜
20及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい
保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開裂さ
せて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にしたが
い順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM DEA
E及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して150mg
の標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミ
ノ酸分析はAsp 2.02(2)、Tyr 0.99(1)、Leu 2.02
(2)、Gly 0.98(1)及びPhe 0.98(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.35。
例 71 For−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−NH
2 この化合物は従来製造されている[米国特許第3,705,
140号]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−A
sp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリン
グ工程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい
順次にカップリングさせてH−Met−Gly−Trp−Met−As
p(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを
第1表(工程10〜15)にしたがい保護解除してH−Met
−Gly−Trp−Met−Asp−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(3〜4)にしたがいFor−Tyr−OHと
カップリングさせてFor−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−As
p−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)
にしたがい硫酸化しかつ樹脂から開裂させて標記化合物
を得、これを第1表(工程30)にしたがい順次にトリス
アクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラ
フ精製して30mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。
酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.00(2)、Met 1.98
(2)、Gly 1.07(1)及びPhe 1.00(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.37。
例 72 H−Asp−Tyr(SO3H)−MetO−Gly−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−MetO−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−As
p(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−MetO−Gly−Tr
p−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して230mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.2
6。
例 73 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−DAla−Trp−Met−Asp−Ph
e−NH2 この化合物は従来製造されている[ペプチド(198
4)、第383〜385頁(1984)]。H−Phe−OCH2−Pam−
樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−OH
とFmoc−Trp−OHとFmoc−DAla−OHとFmoc−Met−OHとFm
oc−Trp−OH(例3)とBoc−Asp(OtBu)−OHとに対し
第1表(カップリング工程3〜4に続いてFmoc除去工程
16−20)にしたがい順次にカップリングさせてBoc−Asp
(OtBu)−Tyr−Met−DAla−Trp−Met−Asp(OtBu)−P
he−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程2
1〜25、工程10〜15及び次いでアンモニアによる工程26
〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開
裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にし
たがい順次にトリスアクリルM DEAE及びアンバライト
XAD−2でクロマトグラフ精製して140mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp
1.93(2)、Tyr 0.94(1)、Met 1.81(2)、Ala 0.
97(1)及びPhe 0.95(1)を示した。赤外吸収スペク
トルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを
示した。TLC Rf 0.34。
例 74 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−DMet−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−DMet−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly
−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−A
sp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp
−DMet−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して368mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 1.90
(2)、Tyr 0.99(1)、Met 1.97(2)、Gly 0.92
(1)及びPhe 0.98(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.31。
例 75 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−MetO−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−MetO−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly
−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr−OH(例3)とBoc−A
sp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜
4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカッ
プリングさせてBoc−Asp(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp
−MetO−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程21〜25、工程10〜15及び次いで
アンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保
護解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これ
を第1表(工程30)にしたがいトリスアクリルM DEAE
でクロマトグラフ精製して126mgの標記化合物のアンモ
ニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.03
(2)、Tyr 0.96(1)、Met 0.98(1)、Gly 1.10
(1)、MetO 0.97(1)及びPhe 0.96(1)を示し
た。赤外吸収スペクトルは1050cmに硫酸エステルの典型
的な強いピークを示した。TLC Rf 0.29。
例 76 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Phe
(4−Me)−NH2 H−Phe(4−Me)−OCH2−Pam−樹脂[これはH−Ph
e−OCH2−Pam−樹脂{例11、Boc−Phe−(4−オキシメ
チルフェニル)酢酸の代りにBoc−Phe(4−Me)−(4
−オキシメチルフェニル)酢酸を使用}と同様にしてBo
c−Phe(4−Me)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸
{例5、Boc−MePhe−OHの代りにBoc−Phe(4−Me)−
OHを使用}から作成]をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc
−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとFm
oc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせてFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)
−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Phe(4−Me)−
OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜1
5、工程21〜25、工程16〜20及び次いでアンモニアによ
る工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護
解除しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを
第1表(工程30)にしたがい順次にアンバライトXAD−
2、トリスアクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でク
ロマトグラフ精製して420mgの標記化合物のアンモニウ
ム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.02
(2)、Tyr 1.00(1)、Met 1.19(2)、Gly 1.06
(1)及びPhe(4−Me) 1.12(1)を示した。赤外吸
収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強い
ピークを示した。TLC Rf 0.44。
例 77 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−Tyr
−NH2 H−Tyr(tBu)−OCH2−Pam−樹脂[これはH−Phe−
OCH2−Pam−樹脂{例11、Boc−Phe−(4−オキシメチ
ルフェニル)酢酸の代りにFmoc−Tyr(tBu)−(4−オ
キシメチルフェニル)酢酸を使用}と同様にしてBoc−T
yr(tBu)−(4−オキシメチルフェニル)酢酸{例
5、Boc−MePhe−OHの代りにFmoc−Tyr(tBu)−OHを使
用}から作成]をFmoc−Asp(OtBu)−OHとFmoc−Met−
OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−Met−OHとF
moc−Tyr−OH(例3)とBac−Asp(OtBu)−OHとに対し
第1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程
16−20)にしたがい順次にカップリングさせてBoc−Asp
(OtBu)−Tyr−Met−Gly−Trp−Met−Asp(OtBu)−Ty
r(tBu)−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程21〜25、工程10〜15、及び次いでアンモニアによ
る工程26〜29)にしたがい硫酸化し、保護解除しかつ樹
脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程
30)にしたがい順次にアンバライトXAD−2、トリスア
クリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ
精製して42mgの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸
分解後のアミノ酸分析はAsp 2.09(2)、Tyr 2.16
(2)、Met 1.66(2)及びGly 1.09(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.29。
例 78 Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Pro−Asp−Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Pro−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Met−OHとに対し第1表(カップリング工程
5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次に
カップリングさせてH−Met−Gly−Trp−Pro−Asp(OtB
u)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程8〜9)にしたがいDMF中でHpp−OSuとカップリ
ングさせてHpp−Met−Gly−Trp−Pro−Asp(OtBu)−Ph
e−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10
〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM D
EAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して70mg
の標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミ
ノ酸分析はMet 1.01(1)、Gly 1.04(1)、Pro 0.97
(1)、Asp 1.04(1)及びPhe 0.94(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.51。
例 80 Hpp(SO3H)−Pro−Gly−Trp−Pro−Asp−Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Pro−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Pro−OHとに対し第1表(カップリング工程
5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次に
カップリングさせてH−Pro−Gly−Trp−Pro−Asp(OtB
u)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程8〜9)にしたがいDMF中でHpp−OSuとカップリ
ングさせてH−Pro−Gly−Trp−Pro−Asp(OtBu)−Phe
−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10
〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM D
EAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して480m
gの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のア
ミノ酸分析はPro 2.02(2)、Gly 1.05(1)、Asp 1.
00(1)及びPhe 0.93(1)を示した。赤外吸収スペク
トルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを
示した。TLC Rf 0.44。
例 81 Suc−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePhe−
NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Ahx−A
sp(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−A
hx−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc
−Ahx−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第1表(カ
ップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)に
したがい順次にカップリングさせてH−Tyr(tBu)−Ah
x−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−
樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)にしたが
いDMF中で無水コハク酸とカップリングさせてSuc−Tyr
(tBu)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−MePhe−O
CH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜1
5、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜2
9)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM D
EAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して100m
gの標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のア
ミノ酸分析はTyr 0.97(1)、Gly 1.00(1)及びAsp
1.00(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf
0.46。
例 83 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePh
e−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Ahx−A
sp(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−A
hx−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc
−Ahx−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第1表(カ
ップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)に
したがい順次にカップリングさせてH−Tyr(tBu)−Ah
x−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−MePhe−OCH2−Pam−
樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜9)にしたが
いDMF中でiBuOCO−OSu(例1)とカップリングさせてiB
uOCO−Tyr(tBu)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)
−MePhe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程10〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる
工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂
から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程3
0)にしたがい順次にアンバライトXAD−2及びP−40
ODS−3でクロマトグラフ精製して290mgの標記化合物の
アンモニウム塩を得た。赤外吸収スペクトルは1050cm-1
に硫酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC R
f 0.54。
例 84 Hpp(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−MePhe−NH2 H−MePhe−OCH2−Pam−樹脂(例12)をFmoc−Ahx−A
sp(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−A
hx−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc
−Ahx−OHとに対し第1表(カップリング工程5〜7に
続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリ
ングさせH−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−MePhe
−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8
〜9)にしたがいDMF中でHpp−OSuとカップリングさせ
てHpp−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−MePhe−OCH
2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、
工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)に
したがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて
標記化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順
次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM DEAE及
びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して91mgの標
記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸
分析はAhx 1.92(2)、Gly 1.03(1)及びAsp 1.05
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.4
0。
例 86 H−Asp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−His−Met−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−His(Fmoc)−OHとFmo
c−Gly−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとF
moc−Asp(OtBu)−OHとに対し第1表(カップリング工
程3〜4に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次
にカップリングさせFmoc−Asp(OtBu)−Tyr(tBu)−M
et−Gly−His−Met−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹
脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜2
5、工程16〜20及び次いでアンモニアによる工程26〜2
9)にしたがい保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ
樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工
程30)にしたがい順次にアンバライトXAD−2、トリス
アクリルM DEAE及びP−40 ODS−3でクロマトグラ
フ精製して170mgの標記化合物のアンモニウム塩を得
た。酸分解後のアミノ酸分析はAsp 2.09(2)、Tyr 1.
05(1)、Met 1.77(2)、Gly 1.05(1)、His 0.95
(1)及びPhe 1.08(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.23。
例 87 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第
1表(カップリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16
−20)にしたがい順次にカップリングさせH−Tyr(tB
u)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−P
am−樹脂を生成させ、これを第1表(8〜9)にしたが
いDMF中でiBuOCO−OSu(例1)とカップリングさせてiB
uOCO−Tyr(tBu)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)
−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工
程10〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程
26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から
開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)に
したがい順次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−
3でクロマトグラフ精製して800mgの標記化合物のアン
モニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はTyr 0.90
(1)、Ahx 1.84(2)、Gly 1.12(1)、Asp 1.12
(1)及びPhe 0.92(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.58。
例 88 Hpp(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp−Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Asp(OtB
u)−OHとFmoc−Ahx−OHとFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−
OHとFmoc−Ahx−OHとに対し第1表(カップリング工程
5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次に
カップリングさせH−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtB
u)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程8〜9)にしたがいDMF中でHpp−OSuとカップリ
ングさせてHpp−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp(OtBu)−Ph
e−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10
〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3で
クロマトグラフ精製して450mgの標記化合物のアンモニ
ウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はAhx 1.92
(2)、Gly 1.01(1)、Asp 1.10(1)及びPhe 0.97
(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸
エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.4
7。
例 90 Suc−Tyr(SO3H)−Met−DAla−Trp−Met−Asp−Phe−N
H2 この化合物は従来製造されている[ペプチド(198
4)、第373〜378頁]。H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例1
1)をFmoc−Met−Asp(OtBu)−OH(例10)とFmoc−Trp
−OHとFmoc−DAla−OHとFmoc−Met−OHとFmoc−Tyr(tB
u)−OHとに対し第1表(カップリング工程3〜4に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせH−Tyr(tBu)−Met−DAla−Trp−Met−Asp(Ot
Bu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表
(工程8〜9)にしたがいDMF中で無水コハク酸とカッ
プリングさせてSuc−Tyr(tBu)−Met−DAla−Trp−Met
−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、こ
れを第1表(工程10〜15、工程21〜25及び次いでアンモ
ニアによる工程26〜29)にしたがい保護解除し、硫酸化
しかつ樹脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1
表(工程30)にしたがい順次にトリスアクリルM DEAE
及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して110mgの
標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ
酸分析はTyr 1.02(1)、Met 1.93(2)、Ala 1.00
(1)、Asp 1.05(1)及びPhe 1.01(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.38。
例 91 For−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe−NH
2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Ile−Asp
(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−Ile
−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−
Ile−OHとに対し第1表(カップリング工程5〜7に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせH−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OC
H2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜1
5)にしたがい保護解除してH−Ile−Gly−Trp−Ile−A
sp−Phe−OCH2−Pam−樹脂を得、これを第1表(工程3
〜4にしたがいFor−Tyr−OHとカップリングさせてFor
−Tyr−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe−OCH2−Pam−樹
脂を生成させ、これを第1表(工程21〜25及び次いでア
ンモニアによる工程26〜29)にしたがい硫酸化しかつ樹
脂から開裂させて標記化合物を得、これを第1表(工程
30)にしたがい順次にアンバライトXAD−2及びP−40
ODS−3でクロマトグラフ精製して200mgの標記化合物
のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はTy
r 0.98(1)、Ile 1.94(2)、Gly 1.00(1)、Asp
1.09(1)及びPhe 0.98(1)を示した。赤外吸収スペ
クトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピーク
を示した。TLC Rf 0.59。
例 92 Suc−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe−NH
2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Ile−Asp
(OtBu)−H(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−Ile
−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−
Ile−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第1表(カッ
プリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にし
たがい順次にカップリングさせH−Tyr(tBu)−Ile−G
ly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を
生成させ、これを第1表(工程8〜9)にしたがいDMF
中で無水コハク酸とカップリングさせてSuc−Tyr(tB
u)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−P
am−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程
21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にした
がい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて標記
化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順次に
アンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3でクロマトグ
ラフ精製して300mgの標記化合物のアンモニウム塩を得
た。酸分解後のアミノ酸分析はTyr 1.00(1)、Ile 2.
07(2)、Gly 0.97(1)、Asp 0.97(1)及びPhe 0.
99(1)を示した。赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫
酸エステルの典型的な強いピークを示した。TLC Rf 0.
42。
例 93 iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe
−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Ile−Asp
(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−Ile
−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−
Ile−OHとFmoc−Tyr(tBu)−OHとに対し第1表(カッ
プリング工程5〜7に続いてFmoc除去工程16−20)にし
たがい順次にカップリングさせH−Tyr(tBu)−Ile−G
ly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を
生成させ、これを第1表(工程8〜9)にしたがいDMF
中でiBuOCO−OSu(例1)とカップリングさせてiBuOCO
−Tyr(tBu)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe
−OCH2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10
〜15、工程21〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜
29)にしたがい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂
させて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にした
がい順次にアンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3で
クロマトグラフ精製して390mgの標記化合物のアンモニ
ウム塩を得た。酸分解後のアミノ酸分析はTyr 1.07
(1)、Ile 2.21(2)、Gly 1.04(1)、Asp 1.00
(1)及びPhe 1.03(1)を示した。赤外吸収スペクト
ルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的な強いピークを示
した。TLC Rf 0.61。
例 94 H−Asp−DTyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Ph
e−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Ile−Asp
(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−Ile
−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−
Ile−OHとFmoc−DTyr(tBu)−OHとFmoc−Asp(OtBu)
−OHとに対し第1表(カップリング工程5〜7に続いて
Fmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリングさ
せてFmoc−Asp(OtBu)−DTyr(tBu)−Ile−Gly−Trp
−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCH2−Pam−樹脂を生成さ
せ、これを第1表(工程10〜15、工程21〜25、工程16〜
20及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にしたがい
保護解除し、硫酸化し、保護解除しかつ樹脂から開裂さ
せて標記化合物を得、これを第1表(工程30)にしたが
い順次にアンバライトXAD−2、トリスアクリルM DEA
E及びP−40 ODS−3でクロマトグラフ精製して110gの
標記化合物のアンモニウム塩を得た。酸分解後のアミノ
酸分析はAsp 2.07(2)、Tyr 1.02(1)、Ile 1.92
(2)、Gly 0.99(1)及びPhe 0.99(1)を示した。
赤外吸収スペクトルは1050cm-1に硫酸エステルの典型的
な強いピークを示した。TLC Rf 0.36。
例 95 Hpp(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp−Phe−NH2 H−Phe−OCH2−Pam−樹脂(例11)をFmoc−Ile−Asp
(OtBu)−OH(例10、Fmoc−Met−OHの代りにFmoc−Ile
−OHを使用)とFmoc−Trp−OHとFmoc−Gly−OHとFmoc−
Ile−OHとに対し第1表(カップリング工程5〜7に続
いてFmoc除去工程16−20)にしたがい順次にカップリン
グさせH−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OC
H2−Pam−樹脂を生成させ、これを第1表(工程8〜
9)にしたがいDMF中でHpp−OSuとカップリングさせてH
pp−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp(OtBu)−Phe−OCh2−Pa
m−樹脂を生成させ、これを第1表(工程10〜15、工程2
1〜25及び次いでアンモニアによる工程26〜29)にした
がい保護解除し、硫酸化しかつ樹脂から開裂させて標記
化合物を得、これを第1表(工程30)にしたがい順次に
アンバライトXAD−2及びP−40 ODS−3でクロマトグ
ラフ精製して280mgの標記化合物のアンモニウム塩を得
た。酸分解後のアミノ酸分析はIle 2.04(2)、Gly 0.
99(1)、Asp 0.98(1)及びPhe 0.99(1)を示し
た。赤外吸収スペクトルは1050cmに硫酸エステルの典型
的な強いピークを示した。TLC Rf 0.52。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−100595(JP,A) 特開 昭60−28992(JP,A) 特開 昭59−78151(JP,A) 特開 昭57−146745(JP,A) 特開 昭60−194000(JP,A) 特開 昭53−94541(JP,A) 特開 昭62−126198(JP,A) 特公 昭48−42633(JP,B1) 特公 昭48−13115(JP,B1) 特公 昭51−30069(JP,B1) Physiol.Behav.29 (4),627−630(1982)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、QはH−βAsp、H−DAsp、For、Ac、desQ又は
    R1R2CHOCOであり、 YはH、(S)−NH若しくは(S)−R3Nであり、 MはMet、Ahx、Leu若しくはIleであり、 XはMet、Ahx、Leu若しくはIleであり、 JはAsp、DAsp若しくはMeAspであり、 F1は(S)−NH若しくは(S)−R4Nであり、 R1及びR2は独立してH若しくは低級アルキルを表し、 R3及びR4は低級アルキルを表し、 ただし、 (1)QはYがHである場合desQであり、 (2)Qは、同じペプチドにおいてYが(S)−NHであ
    り、MがMet、Ahx若しくはLeuであり、XがMet、Ahx若
    しくはLeuであり、JがAspでありかつF1が(S)−NHで
    あればAcでなく、 (3)Qは、同じペプチドにおいてYが(S)−NHであ
    り、MがMet、Ahx若しくはLeuであり、XがMet、Ahx若
    しくはLeuであり、JがAspでありかつF1が(S)−NHで
    あればH−βAspでもForでもなく、 (4)Yは、同じペプチドにおいてMがMetであり、X
    がMetであり、JがAspでありかつF1が(S)−NHであれ
    ばHでなく、 (5)Qは、同じペプチドにおいてYが(S)−NHであ
    り、MがMetであり、XがMetであり、JがAspでありか
    つF1が(S)−NHであればH−DAspでない] を有するペプチド並びにその医薬上許容しうる塩。
  2. 【請求項2】iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Me
    t−Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペ
    プチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  3. 【請求項3】H−βAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp
    −Met−Asp−MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記
    載のペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  4. 【請求項4】H−DAsp−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−
    Met−Asp−MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載
    のペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  5. 【請求項5】For−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−
    Asp−MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペ
    プチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  6. 【請求項6】iBuOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Me
    t−Asp−MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載の
    ペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  7. 【請求項7】Hpp(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met−Asp−
    MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペプチド
    若しくはその医薬上許容しうる塩。
  8. 【請求項8】PrOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met
    −Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペ
    プチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  9. 【請求項9】EtOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−Met
    −Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペ
    プチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  10. 【請求項10】MeOCO−Tyr(SO3H)−Met−Gly−Trp−M
    et−Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載の
    ペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  11. 【請求項11】iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−
    Ahx−Asp−MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載
    のペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  12. 【請求項12】Hpp(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp
    −MePhe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペプチ
    ド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  13. 【請求項13】iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−
    Ahx−Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載の
    ペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  14. 【請求項14】Hpp(SO3H)−Ahx−Gly−Trp−Ahx−Asp
    −Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペプチド
    若しくはその医薬上許容しうる塩。
  15. 【請求項15】For−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile
    −Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペ
    プチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  16. 【請求項16】iBuOCO−Tyr(SO3H)−Ile−Gly−Trp−
    Ile−Asp−Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載の
    ペプチド若しくはその医薬上許容しうる塩。
  17. 【請求項17】Hpp(SO3H)−Ile−Gly−Trp−Ile−Asp
    −Phe−NH2である特許請求の範囲第1項記載のペプチド
    若しくはその医薬上許容しうる塩。
  18. 【請求項18】式 [式中、QはH−βAsp、H−DAsp、For、Ac、Suc、des
    Q又はR1R2CHOCOであり、 YはH、(S)−NH若しくは(S)−R3Nであり、 MはMet、Ahx、Leu若しくはIleであり、 XはMet、Ahx、Leu若しくはIleであり、 JはAsp、DAsp若しくはMeAspであり、 F1は(S)−NH若しくは(S)−R4Nであり、 R1及びR2は独立してH若しくは低級アルキルを表し、 R3及びR4は低級アルキルを表す] を有するペプチド並びにその医薬上許容しうる塩を含む
    肥満防止用組成物。
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