JPS62126198A - ペプチドアミドスルフエ−トエステル - Google Patents

ペプチドアミドスルフエ−トエステル

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Publication number
JPS62126198A
JPS62126198A JP60265797A JP26579785A JPS62126198A JP S62126198 A JPS62126198 A JP S62126198A JP 60265797 A JP60265797 A JP 60265797A JP 26579785 A JP26579785 A JP 26579785A JP S62126198 A JPS62126198 A JP S62126198A
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JP
Japan
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leu
trp
tyr
asp
thr
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Pending
Application number
JP60265797A
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English (en)
Inventor
Nobuo Sugiura
信夫 杉浦
Kazuhisa Kashimoto
和久 樫本
Mitsuru Kondo
満 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amano Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Amano Pharmaceutical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規ペプチドアミドスルフェートエステルに
関する。更に詳細には、中枢神経系に対し強く作用し、
消化器系には弱く作用する特徴を有する新規ペプチドア
ミドスルフェートエステルに関する。
本発明の新規ペプチドアミドスルフェートエステルは上
記特徴を有するため、向精神神経薬としての応用が期待
され得る。
従来技術 最近、デカペプチドアミドスルフェートエステルのセル
レイン及びコレシス1−キニンオクタペプチドアミドス
ルフェートエステル(以下CCK−8という。)に強力
な中枢神経作用の存在することが見い出された。
即ち特開昭57−167922号にはセルレイン又はそ
の製薬上許容される塩を有効成分とする向精神薬が記載
され、にeio J、 Med、第31巻 71〜95
頁(1982)にはセルレインの精神分裂病に対する臨
床例が記載されている。そして特開昭58−65222
号にはCCK−8を用いた向神経精神剤が記載され、P
rog、 Neuro−Psychopharmaco
l、&Bio1. Psychiat第8巻711〜7
14頁(1984)にはCCK−8についての精神分裂
病に対する臨床例が示されている。
一方、本発明者らは種々の新規CCK−8誘導体を合成
しその中枢神経作用を調べ、特開昭59−78151及
び特開昭60−28992号においてペプチド及びそれ
を用いる抗精神分裂病薬剤として、更には特開昭60−
194000号においてペプチドアミドスルフェートエ
ステルとして開示した。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、セルレイン、CCK−8及びこれまで知
られたCCK−8誘導体はいずれも強力な中枢神経抑制
作用を有しているものの、胆嚢収縮作用、膵外分泌作用
及び膵蛋白分泌作用等の消化器系の作用に対しても強い
活性を有しているので、使用に際して、消化器系への副
作用が指摘され問題となっていた。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明者らはセルレイン、CCK−8及び従来
のCCK−8誘導体に比して胆嚢収縮作用、膵外分泌作
用及び膵蛋白分泌作用等の消化器系に対する作用は低く
、中枢作用即ち抗アポモルフイン作用又は条件回避反応
に及ぼす作用には同等もしくはより高く作用するペプチ
ドアミドスルフェートエステルを求め鋭意検討を試みた
結果、本目的に合致した新規化合物を合成することに成
功し本発明を完成した。
即ち本発明は一般式(1) %式%(11 〔式中Aは、Met 、、 Thr又はThr (Bu
t )を示し、Bは、Gly又はSarを示し、CはP
he又はNcA−低級アルキル−Pheを示す。〕で表
わされるペプチドアミドスルフェートエステル及びその
塩に関する。
本明細書において、アミノ酸、ペプチド、保護基、活性
基、その他に関し略号で標示する場合、[UPAC,T
UBの規定、あるいは当該分野における慣用記号に従う
ものとし、その例を次に挙げる。ただしアミノ酸などに
関し光学異性体がありうる場合は、特に明示しなければ
L体を示すものとする。
Asp    アスパラギン酸残基 Leu    ロイシン残基 cty    グリシン残基 Sar    ザルコシン残基 Met    メチオニン残基 Phe    フェニルアラニン残基 Thr    スレオニン残基 T r p    )リプトファン残基Tyr    
チロシン残基 B o c    ter仁−フ゛チルオキシカルボニ
ルZ     ベンジルオキシカルボニル基○Su  
 ′コハク酸イミドオキシ基S u c     HO
OC −  (CH2 )2−Co −Me     
メチル基 But    t−ブチル基 Bz     ベンジル基 DMF    ジメチルホルムアミド THF    テトラハイドロフラン TFA     )リフルオロ酢酸 NMM    N−メチルモルホリン TEA     I−リエチルアミン I BCF   イソブチルクロロホルメートDCC 
   ジシクロへキシルカルボジイミド1(OBt  
 1−ヒドロキシベンゾトリアソールNHS    N
−ヒドロキシコハク酸イミド更に、上記(1)式のDで
示されるN5  −低級アルキル−Pheにおける低級
アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル等の炭素数1〜6のアルキル基
があげられる。そしてメチル基を有するN(% −低級
アルキル− Pheの場合にはMePhe %エチル基
を有するN′−低級アルキル−Pheの場合にはE t
Pheと表示する。
一般式(11で表されるペプチドはペプチド合成に通常
用いられる方法、具体的には[ザ・ペプチド(The 
Peptides) J第1巻(、 1966年)  
( Schroderand  Luhke著、 八c
ademic  Press,  New  York
,  u.s。
A.)あるいは「ペプチド合成の基礎と実験」 〔東屋
ら著、丸善株式会社(1985年)〕に記載される如き
方法に従い、例えばアジド法、酸クロライド法、酸無水
物法、混合酸無水物法、DCC法、活性エステル法(p
−ニトロフェニルエステル法、N−ヒドロキシコハク酸
イミドエステル法、シアノメチルエステル法等)、ウッ
ドワード試薬Kを用いる方法、カルボジイミダゾール法
、酸化還元法、DCC−7デイテイブ(HONB、HO
B t。
HO3u)法、酵素法、固相法等により製造できる。
通常、一般式(1)のペプチドは上記した一般のポリペ
プチドの合成法に従い、例えば末端アミノ酸に順次1個
ずつアミノ酸を縮合させる所謂ステップワイズ法によっ
て、または数個のフラグメントに分けてカップリングさ
せていく方法によって製造される。より詳細には、上記
ペプチドはその結合の任意の位置で2分される2種のフ
ラグメントの一方に相当する反応性カルボキシル基を有
する原料と、他方のフラグメントに相当する反応性アミ
ノ基を有する原料をペプチド合成の常套手段で縮合させ
、生成する縮合物が保護基を有する場合、その保護基を
常套手段で脱離させることにより製造し得る。
アミノ基の保護基としては、例えばカルボベンゾキシ、
tart−ブチルオキシカルボニル、tert−アミル
オキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル、2−クロロベン
ジルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル
、トリフルオロアセチル、フタリル、ホルミル、0−ニ
トロフェニルスルフェニル、ジフェニルホスフィノチオ
イルなどが挙げられる。
カルボキシル基の保護基としては、例えばアルキルエス
テル(例:メチル、エチル、プロピル、ブチル、ter
t−ブチルなどのエステル基)、ベンジルエステル、p
−ニトロベンジルエステル、p−クロロベンジルエステ
ル、ベンズヒドリルエステル、カルボベンゾキシヒドラ
ジド、tert−ブチルオキシカルボニルヒドラジド、
トリチルヒドラジド等が挙げられる。
側鎖水酸基の保護基としては、ベンジル、p−ブロモベ
ンジル、p−クロロベンジル、4−ジメチルカルバモイ
ルベンジル、p−ニトロベンジル、p−メトキシベンジ
ル、tert−ブチル、テトラヒドロピラニル、トリメ
チルシリル、アセチルなどが挙げられる。
カルボニル基の活性化されたものとしては、例えば対応
する酸クロライド、酸無水物または混合酸無水物、アジ
ド、活性エステル(ペンタクロロフェノール、p−二ト
ロフェノール、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒ
ドロキシヘンズトリアゾール、N−ヒドロキシ−5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド等とのエステ
ル)等が挙げられる。尚ペプチド結合形成反応は縮合剤
、例えばジシクロへキシルカルボジイミド、カルボジイ
ミダゾール等のカルボジイミド試薬やテトラエチルピロ
ホスフェイト、ジフェニルホスホリルアジド等の存在下
に実施し得る場合もある。
又本発明の一般式(1)で表わされるペプチド中、Dが
N7−低級アルキル−Pheであるペプチドの製造のた
めの対応するN′−置換アミノ酸は、例えば以下の如く
して製造することができる。即ち該アミノ酸はN′−保
護アミノ酸、例えばZ−Phe−Off等を適当なりラ
ウンエーテルの存在下に、水素化カリウム、水素化ナト
リウム等と反応(約O℃、1時間前後)させ、次いで得
られる反応物に適当なハロゲン化アルキル、例えば沃化
メチル、沃化エチル等を反応(約θ℃、30前後滴下後
、2日間攪拌)させることにより収得される。父上記N
ゝ−置換アミノ酸中、置換基がメチル基である化合物は
、例えばアミノ酸(Phe )とベンズアルデヒドとの
反応により得られるシッフ塩基を適当な還元剤例えばN
 a B H4等で処理し、N−モノベンジルアミノ酸
とした後、これに蟻酸及びホルムアルデヒドを作用させ
、パラジウム触媒等を用いた水素添加接触還元反応を行
うことによっても取得することができる(P、口uit
t et al、、 1lelv、 Chim。
^cta、 45を327 (1963)参照〕。
更に又、特に硫酸エステル化反応後、脱保護反応を必要
とするペプチドを製造するためには、特公昭58−22
474号公報に示される方法、すなわち硫酸エステル化
反応液を濃縮し、その残渣にメタノール、ブタノール、
エタノール、ジメチルホルムアミド、水等の溶媒、及び
カルシウム等の二価金属水溶性塩の水溶液を加えて、保
護ペプチドアミドスルフェートエステルを二価金属塩と
して安定化させた後、脱保護反応させる方法は硫酸エス
テルの安定化及び副反応防止のために好適な方法である
本発明の一般式(1)で表わされるペプチドは、そのN
末端にサクシニル基(Suc)が位置し、α−アミノ基
がマスクされたものであり、その製造のためには予め前
記方法に従い一般式(2)%式%(2) 〔式中A、B、Cは前記一般式+1)に同じ。〕で表わ
されるペプチドを合成した後、これを硫酸エステル化反
応させてTyr残基をTyr (S03N)残基とする
方法により製造される。
例えば一般式(2)のペプチドをジメチルホルムアミド
、ピリジン等の不活性溶媒中に熔解し、これに約10倍
ないし2′0倍量のピリジン−無水硫酸複合体を添加し
反応させる方法によって行われる。反応は最初低温で行
いその後室温にて15〜20時間行うのが好ましい。
この最終段階で硫酸エステル化反応を行う方法は、前記
各種方法に従いまず保護基を有する中間物質を製造後こ
れに硫酸エステル化反応を行い引続き脱保護反応更にア
シル化反応やペプチド鎮延長反応を行う方法に比し、硫
酸エステル化結合の分解を最少に抑え、副生物を少なく
する利点があり、より高い収率と高純度の製品を取得で
きる利点がある。
こうして得られる一般式(11で表される本発明ペプチ
ドは、通常の方法に従い脱塩・積装することができる。
例えばDEAE−セルロース等のイオン交換クロマトグ
ラフィー、セファデックスLH−20、セファデックス
G−25等の分配クロマトグラフィー、シリカゲル等の
順相クロマトグラフィー、0DS−シリカゲル等の逆相
クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー等を
例示することができる。一般式(1)で表される代表的
な化合物の具体例には以下のものが含まれる。
5uc−Tyr (5O3H)−Thr−Gl y−T
rp−Leu−Asp−Phe−NH2Suc−Tyr
 (SO2計)−Thr (But )−Gly−Tr
p−Leu−Asp−Phe−NII2 Suc−Tyr  (5O3H)−Met−Gly−T
rp−Leu−Asp−MePhe−NH2Suc−T
yr (5O3H)−Met−3ar−Trp−Leu
−Asp−MePhe−NH2Suc−Tyr (5O
3H)−Thr−Gly−Trp−Leu−Asp−M
ePhe−NII2Suc−Tyr (SO311)−
Thr (But )−Gly−Trp−Leu−As
p−MePhe−NO3 斯くして得られた一般式(1)の化合物は必要により医
薬的に許容され得る塩、例えばナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属塩、カルシウム等のアルカリ土類金属塩
、トリエチルアミン、アンモニウム等のアミン塩等にす
ることができる。
以下に本発明のペプチド製造に関する実施例について述
べるが、本発明はこれら実施例に制限されるものではな
い。尚、実施例中に用いられる略号はすでに定義した通
りである。
尚実施例中のRf値はシリカゲル(メルク社、キーゼル
ゲル60F)の薄層クロマトグラフィーで、展開溶媒と
して下記混合溶媒を用いて測定したものである。
Rfl :n−ブタノール−酢酸−水 (4: 1 : 5)の上層 Rf2 :n−ブタノール−ピリジン−酢酸−水(30
: 20: 6 : 24) Rf3:クロロホルム−メタノール−酢酸(85: i
o: 5) Rf4:クロロホルム−メタノール−酢酸(’15: 
5 : 3) Rfs:クロロホルムーエタノールー酢酸エチル(5:
 2 : 5) R[5:クロロホルムーエタノールー酢酸−水(10:
 10: 1 : 10)の下層又実施例中のHPLC
(高速液体クロマトグラフィー)の溶出時間は、TSK
−GEL  0DS−1207(東洋曹達工業製)カラ
ム(4,6龍×250mm)を使用し、流速1.Ome
/分で紫外吸収波長278nmにおけるピークにより測
定した。使用した溶媒系は実施例中()内に示した。
(以下余白) 実施例I  5uc−Tyr (SO311)−Thr
 (But )−Gly−Trp−Leu−Asp−P
he−Nl2 (化合物A)の製造法(1) Z4eu
−Asp (OBz )−Phe−Nllzの合成りo
c−八sp  (OBz  )−Phe−N)12  
(m p  140〜142  ℃〔α〕智−−32,
9° (C=1、DMF)  元素分析値C>r HJ
/ N306として 計算値(%)C163,95; 
E(、6,65; N 、 8.95.測定値(%)C
163,95; H、6,66; N 、 8.79.
、A、Von Dangen。
W、Konz、 and fl、llummmelt 
Justus Liebigs 、 Ann。
Chem、、 860 (1976)参照〕を0°Cに
冷却下TFA15m2を加え溶解させ、室温で30分間
静置した後、エーテル300mを加え析出した生成物を
ろ取し水酸化ナトリウム上で真空乾燥して旧Asp (
OH2)−Phe−Nllz ・TFA塩を得た(Rf
 10.52 )。
上記生成物をDMFloo−に溶解し、冷却下NMMで
p116〜7に調製しHOB t  2.16g (0
,016モル) 、Z−Leu−OH4,25g (0
,016モル)を加え、更にD CC3,30g (0
,016モル)のDMF (20me)溶液を加え、0
℃で1時間攪拌後室温にもどして一夜攪拌を続けた。溶
媒を減圧留去し、残渣に1Nクエン酸を加えて固化させ
水洗後、メタノール−エーテルより再結晶化して融点1
68〜170℃のZ−Leu−Asp (OBz )P
he−Nl127.35g (収率74.5%)を得た
Rfto、91 〔α〕晋= −34,6° (C=1、DMF)元素分
析値 Ca<t Ft々ρN407として計算値(%)
  : C,66,22; H、6,54,N 、 9
.08゜測定値(%): C,66,22,H、6,9
6; N 、 8.78゜(21Boc−Trp−Le
u−Asp−Phe−Nl12の合成上記(1)で得た
Z−Leu−Asp (OBz )−Phe−Nl12
 5.50g (0,0089モル)をIN塩酸8.9
0−を含むメタノール20〇−中で10%パラジウム−
炭素触媒0.45gを用いて水素接触還元をした(室温
、8時間)。
触媒をろ去し、溶媒を留去後エーテルで処理し、水酸化
ナトリウム上で真空乾燥して1I−Leu−Asp−P
he−Nl(2・icIを得た(Rr 10.31 )
上記生成物をDMFloo−に溶解し、これにTEA 
1.25−を加えて中和し、さらにBoc−Trp−O
su4.29gを添加し、室温で一夜攪拌した。溶媒を
減圧濃縮し残渣にINクエン酸を加えて固化させ、メタ
ノール−エーテルより再結晶化して融点208〜210
℃のBoc−Trp−Leu−Asp−Phe−Nll
z  4.41g (収率74.8%)を得た。
R[10,72 〔α〕廿=−40.7@(C=1、DMF)元素分析値
 CI(Hctl−N 60 Fjとして計算値(%)
  : C,61,93i H、6,83; N 、1
2.38゜測定値(%)  : C,61,99,H、
6,71i N、12.41゜(31Boc−Gly−
Trp−Leu−Asp−Phe−Nl12の合成りo
c−Trp−Leu−八5p−Phe−Nl(24,3
1g  (0,0065モル)を0°Cに冷却下、TF
A B−を加え、30分間静置した後、無水エーテル2
00−を加え析出した生成物をろ取し水酸化ナトリウム
上で真空乾燥してH−Trp−Leu−八5p−Phe
−Nt12 ・TFA塩を得た(Rf jO,46)。
上記生成物をDMF  100meに溶解し、TEAで
中和したものにBoc−Gly−0111,23g (
0,007モル)をTHF50Tnβに熔解させ、−2
0℃に冷却し、これにNMM O,77mff I B
 CF 0.99−を添加し、生成した混合酸無水物を
加えた。0℃で30分、次いで室温で1時間哉拌後、減
圧濃縮し、残渣にINクエン酸を加えて固化させ、メタ
ノール−エーテルより再結晶化して融点196〜198
℃のBoc−Gly−Trp−Leu−Asp−Phe
−Nl12 3.71g (収率77.6%)を得た。
Rfio、67 〔α〕甘せ −30,6° (C=1.DMF)元素分
析値 CJq H<t9N 70?として計算値(%)
  : C,60,39; H、6,71; N 、1
3.32゜測定値(%)  : C,60,38; H
、6:15;N 、13.OL。
(4) Z−Tyr−Thr (But )−0Mgの
合成Z−Tyr−Oll 13.97g (0,044
モル) 、HOBt 5.99g及びII−Tyr (
But )−0Mg −lIC110,008(0,0
44モル)をTF(F100ml’に溶解し、氷冷下T
EA6.20−添加後、D CC9,14g (0,0
44モル)のTHF熔液C50rnIりを加えた。0°
Cで1時間、更に室温で一晩攪拌した後反応液を減圧濃
縮、残直に酢酸エチル(300me、)で抽出し、IN
塩酸、飽和食塩水、飽和重炭酸ナトリウム、飽和食塩水
で順次洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を留去し、残渣にヘキサンを加え固化した。更に酢酸
エチル−ヘキサンで再固化してZ−Tyr−Thr(B
ut ) OMe  20.75g (収率97.1%
)を得た。
m957〜59°C Rf 10.82 、 Rf 3 0.69Cα) ’
V = + 2.3° (C=1、MeOII)元素分
析値 C2らHみN207として計算値(%)  : 
C,64,18; H、7,04i N 、 5.76
゜測定値(%)  : C,64,68; H、?、3
6; N 、 5.62゜(515uc−Tyr−Th
r (But )−OMeの合成上記(4)で得たZ−
Tyr−Thr (But )−OMe  20.40
g(0,042モル)をメタノール200−に溶解させ
、IN塩酸42mfを添加、10%パラジウム−炭素触
媒2.1gを用いて水素添加接触還元を行った(室温、
7時間)。触媒ろ去し、ろ液を減圧乾固した。得られた
 H−Tyr−Thr (But )−OMe ・HC
l塩(RflO,57、Rf 3  Q、03 )をD
MF50−に溶解させ、TEA 11.76−及び無水
コハク酸8.41gを水冷下に添加して、Q ’Cで1
時間次いで室温で3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し
、残渣に酢酸エチル(200m1)を加え抽出し、IN
塩酸及び飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。
溶媒を留去し、ヘキサンを加え固化して17.62g(
収率92.8%)の5uc−Tyr−Thr (But
 )−OMe 4:得た。
mp141〜142℃ Rfl  0.71、Rf3 0.21(α)!=+8
.9° (C=1、Meoll)元素分析値 CJ22
 H)2 N 2 oy  ・N20として計算値(%
’)  : C,56,16; H,7,28; N、
 5.95゜測定値(%)  : C,56,13;H
、6,89; N 、 5.53゜+6) 5uc4y
r−Thr (But )−NHNH2の合成上記(5
)で得られた5uc−Tyr−Thr (But )−
0Me17.50g (0,038モル)をメタノール
150meに溶解し、水冷下90%ヒドラジン・水和物
10.8−を添加し、0℃で1時間次いで室温で一晩攪
拌した。
反応液を減圧濃縮し、エーテルで3回デカンテーション
をした。その油状残渣を水(700m1+)に溶解させ
、酢酸を滴下してpH6〜7に調製した。析出した結晶
をろ取、水洗した。更にメタノール−エーテルより再結
晶して9.13g (収率53.1%)の5uc−Ty
r−Thr (But )−NHNH2を得た。
m9193〜195℃ RfiO,51 〔α〕智=4−1.9° (C=1、DMF)元素分析
値 C2/ N32 N 407として計算値(%) 
 : C,55,74; H、?、13; N 、12
.38゜測定値(%’)  : C+55.81; H
、7,08; N 、12.51゜f7) 5uc−T
yr−Thr (But )−Gly−Trp−Leu
−Asp−Phe−Nl2の合成 上記(3)の化合物Boc−Gly−Trp−Leu−
^5p−Phe−NH21,88g (0,0025モ
ル)を0℃に氷冷下TFA3ml’を加え、30分間静
置した後、無水エーテル100meを加え析出した生成
物をろ取し、水酸化ナトリウムで真空乾燥してII−G
ly−Trp−Leu−^5p−Phe−NH2・TF
A塩を得た(Rfl  O,32)。
上記(6)で得た5uc−Tyr−Thr (But 
)−NIIN■2 1.35g (Q、003モル)の
D M F 20−溶液を一20°C以下に冷却し、こ
れに6 N lICl−ジオキサン0.5〇−及び亜硝
酸イソアミル0.40−を添加してアジド化合物とした
。更にT E A 1.26−を添加して中和した混液
を、上記脱保護ベンタペプタイドをTEAで中和した溶
液に移し、−20℃で2時間及び4℃で一夜攪拌した。
得られた反応液を減圧濃縮後INクエン酸を加えて固化
させ、水洗後、メタノール−エーテルより再結晶化して
融点197〜199℃の5uc−Tyr−Thr (B
ut )−Gly−Trp−^5p−Phe−Nl12
1.10g(収率41.7%)を得た。
RfiO,64 〔α〕習= −21,9° (C=i DMF)元素分
析値 C(3Hog N’90t<tとして計算値(%
)  : C,60,27; H、6,58; N 、
11.94゜測定値(%)  : C,60,01i 
H,6,69; N、11.94゜(815uc−Ty
r (SO2計)−Thr (But )−Gly−T
rp−Leu−Asp−Phe−Nl12の合成 上記(7)で得られた5uc−Tyr−Thr (Bu
t )−Gly−Trp−Asp−Phe−Nllz 
 1.04g (Q、001モル)をDMF20−及び
ピリジン21d!に溶解させ、水冷下ピリジンー無水硫
酸複合体(アルドリッチ社製) 1.59g (0,0
1モル)を添加し、0°Cで30分間、次いで室温で1
7時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残直に0.05
M炭酸アンモニウム水溶液80m1を加え、アンモニア
水で911を8.5に111![、、この溶液をDEA
E−セルロースカラム(5x13cffi、ブラウン社
M)クロマトグラフィーにより精製した。即ち0.05
M炭酸アンモニウム−炭酸水素アンモニウム緩ij液(
pit 8.5)  1.51で吸着、洗浄後、0.3
M同級′iii液(pH8,5)  212で溶出した
波長278nmの紫外線吸光度を測定し該当する両分を
集め減圧濃縮し、凍結乾燥を繰り返して5uc−Tyr
  (S0311)−Thr  (But  )−Gl
y−Trp−Leu−八5p−Phe−NH2(化合物
A)  710■(収率63.5%)を得た。
又18%アセトニトリル−0,01M酢酸アンモニウム
混合溶液を展開溶媒として0DS−シリカゲルカラム逆
相クロマトグラフィーにより精製することもできる。
元素分析値 CgB H&9 N90/? S ・28
20−N)13として 計算値(%)、 : C,53,53; H、6,44
; N 、11.7B。
測定値(%)  : C,53,81; H、6,40
; N 、11.38゜酸分解によるアミノ酸分析値 八sp  1.00(11、Thr  1.01fl)
、 Gry  0.94(11、Leu 1 、06(
1)、ryr O,98(1)、Phe t、oo(i
l 。
II P L C溶出時間 4.53分(25%アセト
ニトリル−0,01M酢酸アンモニウム) 実施例2 5uc−Tyr (5O3H)−Thr−G
ly−Trp−Leu−^5p−Phe−Nllz (
化合物B)の製造法化合物A 607Qr(0,53ミ
リモル)をメタノール10me、ブタノール10−及び
水20艷に溶解し、冷却下酢酸カルシウム70■を加え
減圧濃縮後凍結乾燥することにより、化合物Aのカルシ
ウム塩を得た。
乾燥物にアニソール0.5−存在したTFA2mt’を
加え0℃で30分間静置し、無水エーテル100−を加
え析出した生成物をろ取し水酸化ナトリウム上で真空乾
燥した。
上記生成物0.05M炭酸アンモニウムに溶解し、実施
例1の(8)と同様の処理をして5uc−Tyr (S
0311)−Thr−Gly−Trp−Leu−Asp
−Phe−Nl12  (化合物I3)  290■(
収率50.3%)を得た。
元素分析値 Cダ9 Hbt N90/□S・ 21(
20・NH3として 計算値(%)  : C,51,94; H、6,05
; N 、12.36゜測定値(%)  : C,51
,60; H、6,00; N 、12.77゜酸分解
によるアミノ酸分析値 八sp  O,98(1)、 Thr  1.00(1
)、 Gly  O,93(1)、Leu 1.08(
1)、Tyr 1 、0B(1)、Phe 1.0H1
)。
HP L ci出待時間6.70分(21%アセトニト
リル−0,01M酢酸アンモニウム) 実施例3 5uc−Tyr (SO3M)−Met−G
ry−Trp−Leu−Asp−MePhe−NII2
 (化合物C)の製造法(1) II−MePhe−N
H12の合成Z−MePhe−011(m p  56
〜57℃、Rfl 0.79、Rf3 0.53、Rf
4 0.60、(α) V=−50,7゜(C=1、D
MF)  元素分析Ct8 HN O4として 計算値
(%) C,69,00i H、6,11: N 。
4.47.測定値(%) C,68,’90;H、6,
10; N 。
4.57. ) 49.4g (0,157モル)をT
 HF 200meに熔解させ、ドライアイス−エタノ
ールで−20”Cに冷却し、これにNMM 18.9−
及びIBCF20.8−を添加し、1分間攪拌した。生
成した混合酸無水物にNH321,77g (0,18
8モル)のTHF(1501nり溶液を添加して0℃で
1時間攪拌した。
反応混液を再び一20℃に冷却して、濃アンモニア水1
07−をゆっくり滴下した。−20℃〜0℃で30分間
、更に室温で4時間攪拌した後、減圧濃縮した。その残
渣に酢酸エチル(500m1りを加え抽出し、飽和重炭
酸す) IJウム水溶液、飽和食塩水、IN塩酸、飽和
食塩水の順で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を留去後、残渣にエーテルを加え固化した
。更に酢酸エチル−エーテルより再結晶して、Z−Me
Phe−NII2 43.23g(収率88.1%)を
得た。
mp133〜135℃ Rf2 0.91、Rfs  O,70〔α)V=−5
9,7° (C=1、Merit)元素分析値 Cl8
H2ON203として計算値(%)  : C,69,
21; H,6,45,N、 8.97゜測定値(%’
)  : C,69,36; H、6,54; N 、
 9.00゜上記Z−MePhe−Nl12 43.7
g (0,14モル)をメタノ−ル450mfに熔解さ
せ、IN塩酸140−を添加し、10%パラジウム−炭
素7g上で水素添加接触還元を行った(室温、9時間)
。触媒をろ去し、溶媒を留去し、エーテルで固化するこ
とによりIt−Mel’he−NO3・11C1塩30
.9g (収率100%)を得た。
m p  211〜213°C Rr IQ、33、R[20,42、RfsO,11(
α) V=+30.4° (C=1、Meat()元素
分析値 Cl0Hzy N20CIとして計算値(%)
  : C,55,94,H、7,04; N 、13
.05゜より定値(%)  : C,55,98i H
、6,83; N 、12.97゜f21 Boc−A
sp (OBz )−MePhe−NO3の合成りoc
−Asp (OBz )−OH29,LOg (0,0
9モル)をTHF150−に溶解させ、−20℃に冷却
し、これにNMM 9.9−及びIBCF  11.8
8−を添加し、生成した混合酸無水物を上記(1)で得
たH−MePhe−Nllz・HCI  19.32g
 (0,09モル)のDMF150−溶液(T E A
  12.6 meを含む)中に添加した。0℃で30
分間、次いで室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残
渣に酢酸エチル500m(!を加え抽出し、1N塩酸、
飽和食塩水、飽和炭素水素ナトリウム水溶液及び飽和食
塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。有機層を留去後、残渣ヲクロロホルム50m1
に溶解させ、クロロホルムを溶媒としたシリカゲル(メ
ルク社製、500g)カラムクロマトグラフィーで精製
した。得られた分画を減圧濃縮し、ヘキサンで固化する
ことにより、Boc−Asp (Olllz )−Me
Phe−Nllz  20.71g (収率47.6%
)を得た。
m954〜56℃ Rf 3 0.5B 、Rf 4  Q、76〔α〕菅
−−96,6° (C−1、DMF)元素分析値 C九
HaaN306として計算値(%)  : C,64,
58; H、6,88i N 、 8.69゜測定値(
%): C,64,63; H、6,94; N 、 
8.24゜(31Boc−Leu−Asp (OBz 
)−MePhe−NO3の合成上記(2)で得られたB
oc−Asp (OBz )−MePhe−N1122
0.50 g (0,042モル)を0℃に水冷下TF
A20−を加え熔解させ、室温で30分間静置後、エー
テル15〇−及びヘキサン150−を加え、析出した生
成物をろ取し、エーテルで洗浄した(Rf 1O358
、Rf30.0B)。
上記生成物をDMFloorneに溶解し、水冷下TE
A5.88meを添加し中和させ、次いでBoc−Le
u−OSu 15.3g (0,046モル)のDMF
 (50me)溶液を添加した後、室温で一晩攪拌した
。反応液を再び水冷して、N、N−ジメチルエチレンジ
アミン0.56−を添加して、更に室温で1時間攪拌後
反応液をa縮した。残渣に酢酸エチル(250−)を加
え抽出し、IN塩酸、飽和食塩水、飽和重炭酸ナトリウ
ム及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を留去、残渣にヘキサンを加
えて固化した。更にクロロホルム次いで1%メタノール
−クロロホルムを溶媒としたシリカゲル(450g)カ
ラムクロマトグラフィーを行い19.35g (収率7
7.2%)のBoc−Leu−八5p(OBz )−M
ePhe、N112を得た。
mp64〜66℃ Rf t  O,84、Rf3 0.65、R「4 0
.59〔α〕廿= −98,3° (C=l、DMF)
元素分析値 Cl2 H44H407として計算値(%
)  : C,64,41; H、7,43; N 、
 9.39゜測定値(%)  : C,64,66i 
H、7,32i N 、 8.82゜(4) Boc−
Trp−Leu−Asp (OBz )−MePhe−
Nllzの合成上記(3)で得られた[1oc−Leu
−^sp (OBz )−MePhe−N112 11
.1g (0,0186モル)を(3)と同様にしてT
FA  15−で処理し、得られた脱保護トリペプチド
・TFA塩(Rfl 0.53、R[60,30)をB
oc−Trp−OSu 8.96g (0,0223モ
ル)と縮合させた。
反応液をN、N−ジメチルエチレンジアミン(0,33
m)処理をした後1.95正濃縮し酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル−ヘキサンにより再結晶して13.64
g(収率93.7%)のBoc−Trp−Leu−^s
p (QBz )−MePhe−Nllzを得た。
m p  102〜104℃ Rf 3 0.48 、Rf 4 0.58〔α〕習=
 −82,4° (C=i DMF)元素分析値 CQ
a HrQ N 6 oII として計算値(%)  
: C,65,9’7; H、6,95; N 、10
.73゜測定値(%)  : C,65,80; H、
?、01 ; N 、10.44゜(51Z−Gly−
Trp−Leu−Asp (OBz )−MePhe−
Nl12の合成上記(4)で得たBoc−Trp−Le
u−Asp (OBz )−MePhe−NO35,4
8g (0,007モル)をアニソール0.5ml存在
下TFA10ml!で処理した。反応液にエーテルを加
え固化した。その生成物(Rf 10.68 )をDM
F50かに溶解し、Z−Gly−Off 1.76g 
(0,0084モル)を使用して、実施例1の(3)と
同様な方法で縮合させた。反応液を減圧濃縮し残渣に酢
酸エチル(100m)を加え抽出し、IN塩酸、飽和食
塩水、飽和重炭酸すl−Uラム及び飽和食塩水で順次洗
浄して、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を留去
し、残渣にエーテルを加え固化、更に酢酸エチル−エー
テルより再結晶して3.06g (収率50゜0%)の
Z−Gly−Trp−Leu−Asp (OBz )−
MePhe−NII2を得た。
m p  107〜110℃ Rf60.54 〔α〕菅= −73,8° (C=1.DMF)元素分
析値 C傅Hf、tN709として計算値(%): C
,65,96i H、6,34i N 、11.22゜
測定値(%)  : C,65,63;H、6,39;
 N、11.15゜(61Boc−Met−Gly−T
rp−Leu−Asp−Meりhe−Nl12の合成上
記(5)で得たZ−Gly−Trp−Leu−Asp 
(OBz )−MePhe−NI+2 0.961g 
(0,0011モル)をメタノール50mfに溶解させ
、10%パラジウム−炭素触媒0.11 g存在下室温
で16時間水素添加接接触光を行った。触媒をろ去し、
ろ液を減圧濃縮、真空乾燥した。得られた脱保護ペンタ
ペプチド(Rf i  0.38 )に、Boc−Me
t−OfI O,33g (0,0013モル)を実施
例1の(3)と同様にして混合酸無水物法により縮合さ
せた。
メタノール−エーテルより再結晶して、Boc−Met
−Gly−Trp−Leu−^sp−MePhe−NH
2を0.64g(収率66.0%)得た。
1’Tl)139〜143℃ Rf60.23 〔α〕菅= −83,7° (C=1、DMF)元素分
析値 CfJ H66H9010Sとして計算値(%)
  : C,58,62; H、6,H6; N、12
.72゜測定値(%)  : C,59,92i H、
6,62; N 、12.75゜(7) Boc−Ty
r−Met−Gly−Trp−Leu−Asp−MeP
he−NII2の合上記(6)で得られたBoc−Me
t−Gly−Trp−Leu−Asp−MePhe−N
O30,573g (0,65ミリモル)を氷冷してエ
タンジチオール0.2−及びアニソール0.3meを含
むTFA3mf!を添加し溶解させ、室温で30分間処
理した。反応液に無水エーテルを加え析出した生成物を
ろ取、真空乾燥した。その生成物(Rf jO,39”
)をDMF10ml!に熔解し、水冷下TEAで中和後
Boc−Tyr−OSu  0.369g (0,98
ミリモル)を添加した。室温で一晩攪拌後、再び氷冷し
N、 N−ジメチルエチレンジアミン0.03−を添加
後室塩で1時間攪拌した反応液を減圧濃縮し残渣に水を
加え析出沈澱をろ取した。更にメタノール−エーテルよ
り再結晶して0.57g (収率84.0%) Boc
−Tyr−Met−Gly−Trp−Leu−Asp−
MePhe−Nl12を得た。
mpH8〜12Q℃ Rf 1 0,77、Rfs  O,22〔α〕廿= 
−68,2° (C=1、DMF)元素分析値 CΩH
6? Nq O12S −1120として計算値(%)
  : C,58,80; H、6,74; N 、1
1.87゜測定値(%”)  : C,58,64i夏
(、6,61; N 、11.62゜(81Suc−T
yr−Met−Gly−Trp−Leu−’Asp−M
ePhe−NI12の合成 上記(7)で得られたBoc−Tyr−Met−Gly
−Trp−Leu−Asp−MePhe−NII2 0
.522g (0,50ミリモル)をエタンジチオール
0.2rrd!及びアニソール0.4dを含むTFA3
−で処理した。得られた脱保護ペンタペプチド・TFA
塩(Rfl 0.43)をDMF50艷に溶解し、水冷
下TEAで中和した。その溶液に無水コハク酸0.10
0gを添加して一夜攪拌した。
溶媒を減圧濃縮し、残渣に水を加えて固化させた。
メタノール−エーテルより再結晶して0.31g (収
率59.4%) Suc−Tyr−Met−j+1y−
Trp−Leu−Asp−MePhe−N112を得た
m p  144〜149°C Rflo、68 〔α〕菅= −75,7° (C=1、DMF)元素分
析値 Ctt Hbt; Nq Ot3 S ・H20
として計算値(%”)  : C,56,71i H、
6,44; N 、11.67゜測定値(%)  : 
C,56,70,H、6,12i N 、11.35゜
(915uc−Tyr (5O3H)−Met−Gly
−Trp−Leu−Asp−MePhe−N112の合
成 上記(8)で得られたSuc−Tyr−Met−Gly
−Trp−Leu−Asp−MePhe−Nl120.
26g (0,25ミリモル)をDMF7−及びピリジ
ン0.7−に溶解させ、水冷下ピリジンー無水硫酸複合
体0.40gを添加し、0℃で30分間、次いで室温で
17時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に0.0
5M炭酸アンモニウム水溶液30−を加え、アンモニア
水でpHを8.5によ円層、ン容解させた。この溶液を
DEAE−セルロースカラム(2X16cm)クロマト
グラフィーにより精製した。但し溶出には0.05M炭
酸アンモニウム緩iij液(pH8,5)と30%メタ
ノール−0,5M同緩(h液(pH8,5)の直線濃度
勾配(各300mf )を使用した。該当する両分を集
め、減圧濃縮し、凍結乾燥を行い、5uc−Tyr (
5O3H)−Met−Gly−Trp−Leu−^sp
−MePhe−NII2  (化合物C)を182m+
r (収率64.8%)得た。
更に22%アセトニトリル−〇、OIM酢酸アンモニウ
ム混合液を溶媒としたO、DS−シリカゲル逆相クロマ
トグラフィーにより精製され得る。
RflO,3B 〔α〕廿= −58,0° (C= 0.5 、IN 
N113)元素分析値 Crt Hbr N9016 
S2・4H20として計算値(%)  : C,51,
20,H、6,15; N 、10.54゜測定値(%
)  : C,51,15;H、6,29; N 、1
0.45゜酸分解によるアミノ酸分析値 八sp  1.00(1)、 Gly  0.98(1
)、 Met  1.01fl)、Leu 1.03(
11、Tyr 1.01(t)、MePhe O,95
(L)HP L Ci出待時間7.50分(27%アセ
トニトリル−0,C11M酢酸アンモニウム) 実施例4 5uc−Tyr (SO3H)−Met−S
ar−Trp−Leu−Asp−MePhe−N13 
(化合物D)の製造法(1) Z−Sar−Trp−L
eu−Asp (OBz )−MePhe−NII2の
合成実施例3の(4)の化合物Boc−Trp−Leu
−Asp (OBz )−MePbe−N13 7.8
3g (0,01モル)を7ニソール0.5−存在下T
FA15−で処理し、実施例1の(3)と同様にしてZ
−Sar−OH2,68g (0,012モル)を混合
無水物法により縮合させた。実施例3の(5)と同様な
処理を行い、5.96g (収率67.1%)のZ−S
ar−Trp−Leu−Asp (OBz )−MeP
he−N112を得た。
ml)101〜103 ℃ Rf50.59 〔α〕 菅−−72,7° (C=1、DMF)元素分
析値 Cダ?H貯N709として計算値(%)  : 
C,66,27,H、6,47; N 、11.04゜
よす定値(%)  : C,66,30i H、6,5
1i N 、10.87゜(21Boc−Met−3a
r−Trp−Leu−八sp−MePhe−N)12の
合成上記(1)で得られたZ−5ar−Trp−Leu
−Asp (OBz )−MePhe−N112 1.
07g (0,0012モル)を実施例3の(6)と同
様にして水素接触還元を行った(室温、7時間)。得ら
れた脱保護ペンタペプチド(Rf iO,25)にBo
c−Met−OH0,36g (0,00144モル)
を、実施例1の(3)と同様な混合酸無水物法により縮
合させた。メタノール−エーテルより再結晶することに
より、Boc−Met−Sar−Trp−Leu−^s
p−MePhe−NI!20.74 g <収率68.
9%)を得た。
mp132〜135℃ Rf60.34 〔α〕菅−−78,8° (C=1.DMF)元素分析
値 C韓H62Ng O10Sとして計算値(%)  
: C,59,04;H、6,98i N 、12.5
2゜測定値(%)  : C,58,81; H、?、
08. N 、12.58゜(31Boc−Tyr−M
et−Sar−Trp−Leu−Asp−MePhe−
Ml(2の合成 上記(2)で得たBoc−Met−Sar−Trp−L
eu−八sp−MePhe−Nl12 0.40g (
0,45ミリモル)を実施例3の(7)と同様な操作に
よりTFA処理(生成物のRflO,35)及びBoc
−Tyr−QSu 0.235g (0,62ミリモル
)による縮合を行った。メタノール−エーテルより再結
晶して0.37g (77,7%)のBoc−Tyr−
Met−5ar−丁rp−Leu−^sp−MePhe
−NII2を得た。
mp140〜144℃ Rf60.22 〔α〕萱= −64,9° (C=1、DMF)元素分
析値 Cr5H?/ N9012 S・2f120とし
て計算値(%)  : C+58.17; H、6,9
1、N 、11.52、測定値(%)  : C,58
,25i H、6,75; N 、11.61゜(4)
 Suc−Tyr−Met−3ar−Trp−Leu−
Asp−MePhe−NtI2の合戊 上記(3)で得られたBoc−Tyr−Met−3ar
−Trp−Leu−^sp−MePhe−NI12 0
.32g (0,30ミリモル)をエタンジチオール0
.2−及びアニソール0.4−を含むTF A 3 m
eで処理した。得られた生成物(Rf lO,48)を
実施例3の(8)と同様な操作により無水コハクM0.
06gでアシル化した。メタノール−エーテルより再結
晶して0.24g (75,6%)のSuc−Tyr−
Met−3ar−Trp−Leu−八sp−MePhe
−NII2を得たゆmp148〜150℃ Rfjo、72 〔α〕菅= −69,1° (C=0.5 、DMF)
元素分析値 Cry Hb7Nq Ot3 S−1,5
1120として 計算値(%)  : C,57,55; H、6,50
; N 、11.62゜測定値(%)  : C,57
,51,H、6,25; N 、11.35゜(5) 
 5uc−Tyr (SO311)−Met−3ar−
Trp−Leu−Asp−MePhe−N112の合成 上記(4)の化合物Suc−Tyr−Met−3ar−
Trp−Leu−^sp−MePhe−NI!2 0.
20g (0,19ミリモル)を実施例3の(9)と同
様な方法で、DMF5−及びピリジン0.5−を溶媒と
してピリジン−無水硫酸複合体0.30gを作用させ、
次いでDEAE−セルロースカラム(2X15cm)ク
ロマトグラフィーにより精製した。
凍結乾燥品として、5uc−Tyr (5O311)−
Met−3ar−Trp−Leu−Asp−MePhe
−Nl12  (化合物D)を86.2mg(収率39
.9%)得た。
又21%アセトニトリルー〇、OIM酢酸アンモニウム
混合溶媒による0DS−シリカゲル逆相クロマトグラフ
ィーを使用し得る。
Rflo、44 〔α〕習= −53,2° (C= 0.5 、IN 
N113)元素分析値 Cr2H67H90+6Sz・
5820として計算値(%)  : C,50,85;
 H、6,32; N 、10.26゜測定値(%) 
 : C,50,58; H、6,64; N 、10
.56゜酸分解によるアミノ酸分析値 Asp 1.13(1)、Met O,90(1)、L
eu 1.13(1)、Tyr O,94(1)、Sa
r 0.98(1)、MePhe O,93(1)HP
LC熔出時間10.36分(25%アセトニトリル−0
,01M酢酸アンモニウム) 実施例5 5uc−Tyr (SO311)−Thr 
(But )−Gly−Trp−Leu−^sp−Me
Phe−Nl2 (化合物E)の製造法 (115uc−Tyr−Thr (But )−Gly
−Trp−Leu−^sp−MePhe−Nl(2の合
成 実施例3の(5)の化合物Z−Gly−Trp−Leu
−Asp (OBz)−MePhe−Nl(20,96
1g (1,、1ミリモル)を実施例5の(5)と同様
にして接触還元により脱保護を行った。
一方実施例1の(6)の化合物5uc−Tyr−Thr
 (But )−NtlNI12 0.747g (1
,65ミリモル)を実施例1の(7)と同様な方法でア
ジド化合物とし、上記脱保護ペンタペプチドと縮合させ
た。反応液を減圧濃縮して、水を加えて固化させ、メタ
ノール−エーテルより再結晶することにより1.10g
 (収率93.4%)の5uc−Tyr−Thr (B
ut )−Gly−Trp−Leu−Asp−MePh
e−Nl12を得た。
mp  152〜155℃ Rfto、76 〔α〕習= −55,8° (C=1、DMF)元素分
析値 C,、H7,Nり0,3・ 2)+20として計
算値(%)  : C,58,63; H、6,83;
 N 、11.40゜測定値(%)  : C,58,
72; H、6,71i N 、11.34゜(215
uc−Tyr (SO311)−Thr (But )
−Gly−Trp−Leu−Asp−MePhe−Nl
12の合成 上記(1)で得られた5uc−Tyr−Thr (Bu
t )−Gly−Trp−Leu−八sp−MePhe
−Nl121.00g (0,93ミリモル)をDMF
23−及びピリジン2.3+nβにl容解させ、ピリジ
ン−無水硫酸複合体1.48gを使用して、実施例3の
(9)と同様な方法により、硫酸エステル化反応をさせ
、次いでDEAE−セルロースカラム(3X 21cm
)クロマトグラフィーにより精製した。
凍結乾燥により、720mg (収率67.3%)の5
uc−Tyr (SO2計)−Thr (But )−
Gly−Trp−Leu−Asp−MePhe−N11
2 (化合物E)を得た。
Rf20.46 〔α〕晋−−44.2° (C=0.5、IN NH3
)元素分析値 Crtt H?/ H90/7 S・ 
51120として計算値(%)  : C,52,29
,H、6,58; N 、10.16゜測定値(%) 
 : C,52,33,H、6,52i N 、10.
31゜酸分解によるアミノ酸分析値 八sp  O,96(■)、 Thr  1.08(t
l、 cty  O,93(11、Leu O,99(
1)、Tyr  1 、03(11、MePhe 1.
09(1)HPLC熔出時間11.39分(25%アセ
トニトリル−0,01M#酸アンモニウム) 実施例6 5uc−Tyr(SQ311)−Thr−G
ly−Trp−Leu−八sp−MePhe−NH2(
化合物F)の製造法化合物E570■(0,50tリモ
ル)を実施例2と同様な操作により、カルシウム塩とし
て、TFA処理、次いでDEAE−セルロースカラム(
2×13Cm)クロマトグラフィーを行った。但しその
イオン交換クロマトグラフィーの溶出には30%メタノ
ール−0,5M1):酸アンモニウム緩衝液(pl+ 
8.5)を使用した。凍結乾燥により、506■(収率
92.5%)の5uc−Tyr (50311)−Th
r−Gly−Trp−Leu−Asp−MePhe−N
l12  (化合物F)を得た。
又16%アセトニトリル−0,01M!H%tアンモニ
ウムをン容媒とした0DS−シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製することもできる。
〔α〕習= −46,6° (C= 0.5 、IN 
N113)元素分析値 Cro H63N? O/? 
S ・3H20−Nl13として 計算値(%)  : C,51,54,H、6,23i
 N 、12.02゜測定値(%)  : C,51,
54; H、6,01; N 、12.04゜酸分解に
よるアミノ酸分析値 Asp O,99(1)、Thr 1.02(1)、c
ly 0.94+11、Leu 1.00(1)、Ty
r O,94(tl、MePhe 1.10(11HP
LC溶出時間11.53分(22%アセトニトリル−0
,01M酢酸アンモニウム) 以下本発明ペプチドにつき行った薬理試験例を挙げる。
〔薬理試験方法〕
本発明の化合物につき、モルモット胆嚢収縮活性、ラッ
ト膵外分泌活性及びマウス抗アポモルフイン活性につい
て検討した。又化合物Fについて、ラットシャトルアボ
イダンスに対する作用を検討し、セルレイン、ハロペリ
ドールのそれと比較した。
1)モルモット胆嚢収縮活性 体重400〜700gの1lartley系雄性モルモ
ットをウレタン麻酔(1−5g/kg+i、p、) L
背位に固定した。化合物の注入用に外頚静脈内にポリエ
チレンチューブを挿入した後、正中線にそって開腹し、
胆嚢を確認した。次に、胆嚢の先端をセルフインでつま
みピックアップ(TO−6127、日本光電)に接続し
た。胆嚢の動きはひずみ圧力アンプ(AP−621G 
、日本光電)で増幅し、レクチコーダ(RJG−412
8、日本光電)で描記した。化合物の力価は、CCK−
8を標準品として、化合物による収縮高を指標とし、2
−2用量検定方法を用いて求めた。
CCK−8の用量は下記のとおりとした。
S L : 5 ng/ 254 / l1lodyS
 H: 10ng/ 5(W / Body2)ラット
膵外分泌活性 体重300〜350gの一1star系雄性ラットをウ
レタン麻酔(1,3g/kg+i、p、 ) L、Lo
veの方法〔口urt、  J、  Exptl、  
Ph5io1..42.  279〜284   (1
957)〕に準拠して手術を行った。化合物は大脳静脈
に挿入したカニユーレを介して投与し、その活性は、0
.11pg/body、 0.3371g/body、
 1.OOpg/bodyの3用量による各々45分間
の増加分泌量の和をCCK−8のそれと比較した。分泌
された膵液中の蛋白量は、280nmの吸光度を測定し
、血清アルブミン量に換算した。
3)マウス抗アポモルフイン活性 試験はProtaisらの方法(Psychophar
macology+、四、1〜6  (1976) )
に準拠して行った。体重18〜25gの雄性dd、Yマ
ウスを用い、contro1群及び投与群の各々1群を
10匹とした。化合物はアポモルフイン投与(0,75
mg/kg、s、c、 ) 30分前に皮下投与した。
アポモルフイン投与10.15.20.25.30.3
5及び40分後に1分間観察し、各々の動物が示す最高
のスコア(0点24足がフロアについている。1点:1
足あるいは2足が壁棒にある。2点:3足以上が壁棒に
ある)をつけ、7回の合計を求めた。contro1群
との平均値の比較は5tudent’s t4estを
用いた。又、活性値の指標として抑制率(%) −((
contro1群の合計値−投与群の合計値/cont
ro1群の合計値)X  100を求めた。
4)ラット抗シャトルアボイダンス活性動物はWist
ar系雄性ラットを用いた。訓練開始時の体重は、15
0〜200gであり、各ラット、1日1回20分、10
日間前後の訓練を行った。訓練の条件として、1セツシ
ヨンはI T I  (IntertrialInte
rval )−45秒、CS  (Condition
ed Stimu−1ation)  −10秒、U 
CS  (Unconditioned Stimu−
1ation) = 3  mA、 5秒とした。実験
には、C3−avo−idance Rateが80%
以上を示すラットを用い、訓練時と同条件で、化合物投
与後60分間のAvoidanceRa teを測定し
た。化合物は生理食塩液に溶解し、背部皮下に体重10
0gあたり 0.1−注射した。尚、化合物投与前5分
間を動物の5huttle cageに対する馴化時間
とし、化合物投与後の各々の時間でのAvoidanc
e Rateを投与前のそれとPa1red t−te
stを用いて比較した。
まず化合物A−F並びにセルレイン、CCK−8、ハロ
ペリドールのモルモット胆嚢収縮活性及びマウス抗アポ
モルフイン活性についての薬理試験における結果を第1
表に示す。
(以下余白) 第  1  表 第1表より明らかのように化合物A−Fはいずれも消化
器系作用を表わすモルモット胆嚢収縮活性は低い値を示
し、中枢抑制作用を表わす抗アポモルフイン活性は高い
値を示すことがわかった。
次に消化器系作用を示す他の指標であるラット膵外分泌
活性について化合物C,E及びFとセルレイン及びCC
K−8とを比較した。その結果を第2表に示す。
第2表 第2表より明らかのようにいずれの化合物もCCK−8
及びセルレインに比して消化器系作用を表わすラット膵
外分泌活性が低いことがわかるった。
さらに又本発明化合物の1例として化合物Fをとりあげ
精神分裂病薬をスクリーニングするのに適したモデルで
あるラット抗シャトルアボイダンス活性についてセルレ
インと比較した。その結果を第1図及び第2図に示す。
第1図及び第2図より明らかのように化合物Fは0.0
3及びO,1mg / kgにおいてセルレインと同等
かあるいはそれ以上の活性を示し、かつ又持続性の面で
は、化合物Fはセルレインよりも長時間効果を示した。
発明の効果 以上述べたように、本発明における化合物はCCK−8
及びセルレインに比して消化器系に対する作用は低く、
中枢系に対する作用は同等もしくはより高いので向精神
神経薬としての用途が大いに期待されうる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ化合物F及びセルレイン
の0.03 (鎖線) 、0.10mg/kg (実線
)の投与量による、ラットシャトルアボイダンスにおけ
る効果を示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 Suc−Tyr(SO_3H)−A−B−Trp−Le
    u−Asp−C−NH_2〔式中Aは、Met、Thr
    又はThr(But)を示し、Bは、Gly又はSar
    を示し、CはPhe又はN^α−低級アルキル−Phe
    を示す。〕で表わされるペプチドアミドスルフェートエ
    ステル及びその塩。
JP60265797A 1985-11-26 1985-11-26 ペプチドアミドスルフエ−トエステル Pending JPS62126198A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228100A (ja) * 1985-12-19 1987-10-06 アストラ・アーベー 硫酸エステル基を有するペプチド
JPH0684696U (ja) * 1993-05-13 1994-12-02 東日電気株式会社 電熱器用ヒータ盤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228100A (ja) * 1985-12-19 1987-10-06 アストラ・アーベー 硫酸エステル基を有するペプチド
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