JP2569306Y2 - スリッタ−におけるシ−ト切断方式切替装置 - Google Patents

スリッタ−におけるシ−ト切断方式切替装置

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JP2569306Y2
JP2569306Y2 JP10912791U JP10912791U JP2569306Y2 JP 2569306 Y2 JP2569306 Y2 JP 2569306Y2 JP 10912791 U JP10912791 U JP 10912791U JP 10912791 U JP10912791 U JP 10912791U JP 2569306 Y2 JP2569306 Y2 JP 2569306Y2
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JP
Japan
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cutting
roll
sheet
slitter
lower blade
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JP10912791U
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JPH0549295U (ja
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郁生 藤吉
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TOSHIN CO.,LTD.
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TOSHIN CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、原反から巻き戻された
シートをカッター装置により所定幅に切断して巻取軸に
巻き取るに際して、溝切りと空中切りとを自在に切り替
えられるようにしたスリッターにおけるシート切断方式
切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリッターにおけるシートの切断には、
溝切り方式と空中切り方式とがある。溝切り方式は、溝
付下刃ロールに設けられた環状溝内にレザーブレードの
先端部を挿入して、この溝付下刃ロールに巻き掛けられ
たシートを切断する方式であり、空中切り方式は、所定
の間隔をおいた一対のガイドロールの間に掛け渡された
シートをレザーブレードを使用してその空中部分で切断
する方式である。前者の溝切り方式は、切断精度が高い
利点がある反面、切断幅設定の自由度が低い欠点があ
る。一方、後者の空中切り方式は、切断幅設定の自由度
が高い利点がある反面、切断精度が低い欠点がある。こ
のように、各切断方式には、それぞれ一長一短があっ
て、切断するシートの種類に応じてその切断方式を使い
分ける必要があるために、二つの切断方式を自在に切り
替えることのできるスリッターが実現している。
【0003】図5に、スリッターにおける従来の切断方
式切替装置が示されている。即ち、下ロール51の斜め
上方に上ロール52を設け、またこの上ロール52の下
流側の側方に溝付下刃ロール53を設け、第1レザーホ
ルダ取付軸56に所定の間隔で取付けられたレザーホル
ダ57のレザーブレード58により、前記下ロール51
と上ロール52との間においてシートSの空中切りを行
い、また第2レザーホルダ取付軸56′に所定の間隔で
取付けられたレザーホルダ57′のレザーブレード5
8′によって、前記溝付下刃ロール53に巻き掛けられ
たシートSを溝切りしていた。空中切りの場合は、同図
で実線で示されるように、溝付下刃ロール53に巻き掛
けられたシートSに対してレザーブレード58′が接触
しない位置まで第2レザーホルダ取付軸56′を回動さ
せて、下ロール51と上ロール52との間においてシー
トSをレザーブレード58により切断している。一方、
溝切りの場合は、同図て二点鎖線で示されるように、レ
ザーブレード58がシートSに接触しない位置まで第1
レザーホルダ取付軸56を回動させて、溝付下刃ロール
53に巻き掛けられたシートSをレザーブレード58’
により切断している。そして、いずれかの方法で切断さ
れたシートは、溝付下刃ロール53の下方の分離ロール
54を経て上下の巻取軸55,55′にそれぞれ巻き取
るようになっていた。
【0004】即ち、切断方式を切り替えることのできる
従来のスリッターは、空中切りを行うロールの間と、溝
付下刃ロールの部分とにそれぞれレザーブレードを使用
したカッター装置を設けて、各カッター装置によりそれ
ぞれ空中切りと溝切りとを行う構成であった。このた
め、二台のカッター装置を必要とすると共に、シートを
巻き掛けるためのロール数が増し、これによりシート切
断部の専有スペースが大きくなって、スリッターが無駄
に大型化する欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した従
来のスリッターの欠点に鑑み、空中切り及び溝切りの双
方においてカッター装置を共用させることにより、カッ
ター装置を一台で済ませると共に、シートを巻き掛ける
ためのロール数を少なくし、これによりスリッターにお
けるシート切断部の専有スペースを小さくして、スリッ
ターの小型化を図ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本考案の採用した手段は、原反から巻戻されたシー
トをレザーブレードを用いたカッター装置により所定幅
に切断して巻取軸に巻き取るに際して、溝切りと空中切
りとを自在に切り替えられるようにしたスリッターにお
いて、シートを溝切りするための溝付下刃ロールと、同
じく空中切りするための空中切りロールとを同一位置に
取替可能にして配設し、これらの二種類のロールが選択
的に配設される位置の近傍にカッター装置を配設すると
共に、当該位置の下流側に空中切り時にのみ使用するガ
イドロールを配設したことである。
【0007】
【考案の作用】溝切り時には、溝付下刃ロールにシート
を巻き掛けると共に、空中切り時には、この溝付下刃ロ
ールと、これの下流側に配設されたガイドロールとの間
にシートを張り渡し、いずれの切断時においても溝付下
刃ロールの近傍に配設された同一のカッター装置により
シートの切断を行う。
【0008】
【実施例】以下、実施例を挙げて本考案を更に詳細に説
明する。図1ないし図3において、スリッターの巻取部
Aの直前に設けられたシート切断部Bには、外周に多数
の環状溝2が軸方向に所定の間隔をおいて形成された溝
付下刃ロール1が設けられており、この溝付下刃ロール
1はその両端を軸受(図示しない)により回転可能に支
持されている。この溝付下刃ロール1の上方には、カッ
ター装置Cが配設されている。このカッター装置Cは、
前記溝付下刃ロール1と平行にレザーホルダ取付軸4が
配置され、このレザーホルダ取付軸4に、先端部にレザ
ーブレード6を備えた所定数のレザーホルダ5が所定の
間隔で取付けられた構成である。この溝付下刃ロール1
の配設位置には、空中切りロール12が取替可能に配設
されるようになっている。また、この溝付下刃ロール1
の下流側には、空中切り時においてのみ使用されるガイ
ドロール13が配設されている。
【0009】そして、溝切り方式によってシートを切断
する場合には、図1及び図2に示されるように、シート
Sを溝付下刃ロール1に巻き掛けた後に、このシートS
を前記ガイドロール13に巻き掛けることなく、この溝
付下刃ロール1の下方に配置された分離ロール7に巻き
掛けて行う。これにより、溝付下刃ロール1に巻き掛け
られたシートSは、図3に示されるように、この溝付下
刃ロール1の環状溝2に刃先6aが入り込んだレザーブ
レード6により所定幅に切断される。この溝付下刃ロー
ル1で切断されて、設定幅になった複数の切断シートは
溝付下刃ロール1の下方に配置された分離ロール7で互
いに上下方向に分離されて、上方の切断シートS1 は、
分離ロール7の上方の2本のガイドロール8,9を経て
上方の巻取軸11に巻取られると共に、下方の切断シー
トS2 は、分離ロール7の下方の2本のガイドロール
8',9' を経て下方の巻取軸11′に巻き取られる。
【0010】また、空中切り方式によってシートSを切
断する場合には、図4に示されるように、カッター装置
Cを構成しているレザーホルダ取付軸4を反時計方向に
回転させて、このレザーホルダ5を二点鎖線で示される
ように上方に退避させた状態にして、カッター装置Cの
下方に配設されている溝付下刃ロール1を取り外して、
この部分に通常のガイドロールと同一構造の空中切りロ
ール12を装着することにより、溝付下刃ロール1を空
中切りロール12と取り替える。この取替作業は、溝付
下刃ロール1をその両端を支持する軸受から取り外すこ
とにより行えるので、簡単にしかも短時間に行える。溝
付下刃ロール1と取り替えられた空中切りロール12の
外径は、溝付下刃ロール1のそれよりも僅かに小さくな
っている。ガイドロール13は、分離ロール7の上方に
おいて空中切りロール12との間に所定の間隔をおいて
これと平行に配設されている。そして、空中切り方式の
場合には、図4に示されるように、この空中切りロール
12とガイドロール13との間にシートSを掛け渡し、
レザーホルダ取付軸4を二点鎖線の位置から時計方向に
回動させて実線で示される位置で固定すると、レザーホ
ルダ5の先端部に装着されたレザーブレード6の刃先6
aの部分は、空中切りロール12とガイドロール13と
の間の空間部に配設されて、当該部分を通過するシート
Sよりも下方に位置することになる。このため、両ロー
ル12,13の間を通過するシートSは、その空中部分
においてレザーブレード6により設定幅に切断される。
【0011】
【考案の効果】本考案は、原反から巻戻されたシートを
レザーブレードを用いたカッター装置により所定幅に切
断して巻取軸に巻取るに際して、溝切りと空中切りとを
自在に切り替えられるようにしたスリッターにおいて、
シートを溝切りするための溝付下刃ロールと、同じく空
中切りするための空中切りロールとを同一位置に取替可
能にして配設し、これらの二種類のロールが選択的に配
設される位置の近傍にカッター装置を配設すると共に、
当該位置の下流側に空中切り時にのみ使用するガイドロ
ールを配設し、溝切り時には、前記溝付下刃ロールにシ
ートを巻き掛けると共に、空中切り時には、前記溝付下
刃ロールと前記ガイドロールとの間にシートを張り渡
し、いずれの切断時においても同一の前記カッター装置
によりシートの切断を行うように構成したので、空中切
り及び溝切りの双方を同一のカッター装置によって行う
ことが可能となって、カッター装置を一台で済ませると
共に、シートを巻き掛けるためのロールの数を少なくで
きる。この結果、スリッターの巻取部の直前に配設され
るシートを切断する部分の専有するスペースを小さくで
きて、スリッターの小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスリッターの巻取部A及びシート切断
部Bの側面図である。
【図2】溝切りを行う場合におけるシート切断部Bの拡
大側面図である。
【図3】溝付下刃ロール1の軸方向に沿った部分拡大断
面図である。
【図4】空中切りを行う場合におけるシート切断部Bの
拡大側面図である。
【図5】従来のスリッターの巻取部とその直前のシート
切断部の側面図である。
【符号の説明】
A:スリッターの巻取部 B:スリッターのシート切断部 C:カッター装置 S:シート 1:溝付下刃ロール 4:レザーホルダ取付軸 5:レザーホルダ 6:レザーブレード 12:空中切りロール 13:ガイドロール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反から巻き戻されたシートをレザーブ
    レードを用いたカッター装置により所定幅に切断して巻
    取軸に巻き取るに際して、溝切りと空中切りとを自在に
    切り替えられるようにしたスリッターにおいて、シート
    を溝切りするための溝付下刃ロールと、同じく空中切り
    するための空中切りロールとを同一位置に取替可能にし
    て配設し、これらの二種類のロールが選択的に配設され
    る位置の近傍にカッター装置を配設すると共に、当該位
    置の下流側に空中切り時にのみ使用するガイドロールを
    配設し、溝切り時には、前記溝付下刃ロールにシートを
    巻き掛けると共に、空中切り時には、前記溝付下刃ロー
    ルと前記ガイドロールとの間にシートを張り渡し、いず
    れの切断時においても同一の前記カッター装置によりシ
    ートの切断を行うように構成したことを特徴とするスリ
    ッターにおけるシート切断方式切替装置。
JP10912791U 1991-12-10 1991-12-10 スリッタ−におけるシ−ト切断方式切替装置 Expired - Lifetime JP2569306Y2 (ja)

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