JP2569149B2 - 摩砕粉砕装置の制御方法 - Google Patents

摩砕粉砕装置の制御方法

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JP2569149B2 JP63248592A JP24859288A JP2569149B2 JP 2569149 B2 JP2569149 B2 JP 2569149B2 JP 63248592 A JP63248592 A JP 63248592A JP 24859288 A JP24859288 A JP 24859288A JP 2569149 B2 JP2569149 B2 JP 2569149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、処理筒が竪型の摩砕粉砕装置の制御方法
に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
この種の摩砕粉砕装置は、第1図を参照して説明する
と、竪型処理筒1内に、上下方向のスクリュー軸3を設
けるとともに剛球等の粉砕媒体bを充填し、スクリュー
軸3を回した状態で処理筒1内に被処理物aを投入し、
この被処理物aを、その相互間及び前記粉砕媒体bとの
摩砕により微細な生産粒子cとし、その生産粒子cを、
処理筒1内を通過する空気又は水等の流体にのせて処理
筒1外に導出し、分級機4で粗大粒子dを除去した後、
捕集機5にて捕集するものである。
この摩砕粉砕装置においては、従来、特開昭62−1717
57号公報に記載されているように、処理筒1の出入口差
圧P及び処理筒1内流体流量Qを予め設定した値になる
ように制御して所望粒度の生産粒子cを円滑に得るよう
にしている。また、それらの制御に加え、分級機4への
供給流体量、すなわち、分級流量Rも予め設定した値と
なるようにもしている。
しかしながら、この摩砕粉砕装置の実操業において、
所望粒度の生産粒子cを得るため、それに対応する処理
筒出入口差圧P、処理筒内流体流量Q及び分級流量Rを
設定し、その設定値に基づき、運転を開始しても、初期
状態においては、所望粒度の生産粒子cを得ることがで
きない。
このため、従来では、生産粒子cの粒度が安定するま
で、その捕集をひかえる等をしており、非常に生産性が
悪い。
そこで、この発明は、運転初期においても、所望粒度
の生産粒子を得ることができるようにすることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本願発明者は、実操業及び実験において、運転開始
後、処理筒の出口温度が時間経過と共に上昇し、ある温
度で定状状態となり、この定状状態となった後は、予め
設定した処理筒出入口差圧及び処理筒内流体流量に対応
した所望粒度の生産粒子を安定して得ることを知見し
た。また、運転初期において、前述のように、所望粒度
の生産粒子を得ることができないのは、粉砕媒体b相互
間の粘性等が一定せず、前記定状状態に対し、処理筒内
の流通抵抗が大きく、前記予め設定した処理筒内流体流
量等では所望粒度に対応せず、すなわち、それらが対応
値より低い値であるからと考える。
上記知見及び考えに基づき、上記目的を達成したもの
が本願発明であり、前述の従来の摩砕粉砕装置の制御方
法において、処理筒の出口温度が定状状態になるまで、
前記処理筒出入口差圧及び処理筒内流体流量を、予め設
定した値に、時間関数の所定係数を掛けたものとしたの
である。
上記所定係数Kは、第2図に示すように、実操業、実
験等により、運転開始からの経過時間tとの関係式f
(t)を求め、この式f(t)に時間tを入れて求め
る。式f(t)は、例えば所望粒度の生産粒子(製品)
を得る場合、まず、その粒度に対応する処理筒出入口差
圧P及び処理筒内流体流量Qの設定値で運転して定状状
態までの時間(t0)を求め、つぎに、時間t0までにおい
て、所定時間毎に差圧P、流量Qを適宜に変えて、所望
粒度の生産粒子cを得る値P′、Q′を求め、その他
P′、Q′をP、Qで割ってKを求め、そのKを時間t
に対してプロットすることにより求める。
関係式f(t)は、被処理物の種類によって異なるた
め、各被処理物に応じて求めることとなる。また、同一
装置においては、定状状態までの時間t0はほぼ一定して
いる。
所定係数Kによる補正は分級機への分級流量Rについ
ても行なうことができる。
なお、処理筒内流体流量Q及び処理筒出入口差圧P及
び分級流量Rの相互において、1つの所定係数Kに対し
て同一の比例関係を有しない場合には、個々に対し所定
係数Kを求めてもよいし、差圧Pに対する所定係数Kに
対し、流量Q、Rの関係式を求めて、それに基づき制御
することもできる。
〔作用〕
このように構成されるこの発明は、運転初期状態にお
いては、設定値より所定係数Kを掛けた分、処理筒出入
口差圧P等が大きくなり、それらが、処理筒内の運転初
期状態において、所望粒度の生産粒子を得るに対応した
ものとなる。この作用が、時間経過とともに所定係数K
を変えて、処理筒出口温度が定状状態になるまで行われ
て、運転初期から所望粒度の生産粒子を得る。
定状状態に達すれば、以後、従来と同様な制御を行な
う。
〔実施例〕
第1図に示すように、上下面を閉塞した竪型の円筒状
処理筒1上部にスクリューフィーダ2が設けられ、この
フィーダ2から被処理物aが処理筒1内に投入される
と、従来と同様に、筒内のスクリュー軸3の回転によ
り、被処理物aが、その相互間及び粉砕媒体bとの摩砕
により微細な生産粒子cとなる。また、処理筒1、分級
機4、捕集機5、ファン6、処理筒1という空気循環が
形成されており、この空気循環により、処理筒1内の生
産粒子cが、分級機4で粗大粒子dを除去された後、捕
集機5に搬送されて捕集される。粗大粒子dは、処理筒
1内に戻されて再摩砕される。分級機4は、サイクロン
式で、分級空気eが送り込まれており、この空気量Rを
制御することにより分級度合が調整される。
処理筒1の空気入口近傍にはオリフィス7が設けら
れ、このオリフィス7両端間の差圧がセンサー8により
検出され、この検出信号fが制御器9に入力して処理筒
1入口の風量、すなわち処理筒1内の風量Qのバロメー
タとされる。一方、処理筒1の出入口の差圧Pもセンサ
ー10によって検出され、この検出信号gも制御器9に入
力している。
制御器9は、その両検出信号f、gに基づき、風量Q
及び差圧Pが予め設定した値になるように、フィーダ2
及びファン6を制御する。風量Pの制御は回路に介設し
たダンパーの開閉度によってもよい。しかし、運転開始
の初期状態においては、両設定値を、第2図で求めた所
定係数Kをその設定値Q、Pに設けた値Q′、P′とな
るように補正し、その補正値Q′、P′に基づき制御す
る。この補正は、所定時間毎、例えば10分毎に所定係数
Kを求めて行い、定状状態(2〜3時間後)になるまで
行なう。また、この補正は、分級空気量Rについても行
い、その予めの設定値Rより所定係数Kを掛けた値R′
とする。
この補正時、大気温度、処理筒1出口温度を加味し、
前者が高い場合は、所定係数Kを、f(t)から得たも
のより高く、後者が高い場合は低くする。
実施例は、空気循環のクローズ式であったが、オープ
ン式でもこの発明を採用でき、その場合、処理筒1の空
気流を圧入又は吸引どちらで生じさせる場合でも同様で
ある。また、空気に代えて、水等の液体も採用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、運転初期状態にお
いて、所望粒度を得る処理筒内流体流量等の設定値を補
正するようにしたので、運転初期から所望粒度の生産粒
子を得ることができ、生産効率の向上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る制御方法の一実施例の概略図、
第2図は所定係数と時間の関係図である。 1……処理筒、 2……スクリューフィーダ、 4……分級機、5……捕集機、 6……ファン、7……オリフィス、 8、10……差圧センサー、 9……制御器、 a……被処理物(原料)、 b……粉砕媒体、c……生産粒子、 d……粗大粒子、h……製品。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竪型処理筒内に、上下方向のスクリュー軸
    を設けるとともに粉砕媒体を充填し、前記スクリュー軸
    を回した状態で処理筒内に被処理物を投入し、この被処
    理物を、その相互間及び前記粉砕媒体との摩砕により微
    細な生産粒子とし、その生産粒子を、処理筒内を上昇す
    る流体にのって処理筒外に導出し、分級機で粗大粒子を
    除去した後、捕集する摩砕粉砕装置を、予め設定した処
    理筒出入口差圧及び処理筒内流体流量となるように制御
    するに際し、前記処理筒の出口温度が定状状態になるま
    で、前記処理筒出入口差圧及び処理筒内流体流量を、予
    め設定した値に、時間関数の所定係数を掛けたものとす
    ることを特徴とする摩砕粉砕装置の制御方法。
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