JP2568996B2 - 半導体集積回路装置及びキヤリ−伝播回路 - Google Patents

半導体集積回路装置及びキヤリ−伝播回路

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JP2568996B2
JP2568996B2 JP60032691A JP3269185A JP2568996B2 JP 2568996 B2 JP2568996 B2 JP 2568996B2 JP 60032691 A JP60032691 A JP 60032691A JP 3269185 A JP3269185 A JP 3269185A JP 2568996 B2 JP2568996 B2 JP 2568996B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はデイジタル計算機などの演算処理に使用され
るキヤリー伝播回路に関する。
〔発明の背景〕
デイジタル計算機などの演算処理の高速化にはキヤリ
ー伝播回路の高速化が決め手の一つになる。従来、この
種の回路には第2図に示したようなMOSスイツチを利用
したキヤリー伝播回路が多用されている。
図において、1は下位ビツトで発生したキヤリーを上
位ビツトに伝播するMOSスイツチ、2はキヤリー発生用
のMOSスイツチであり、3はキヤリー抑止用のMOSスイツ
チである。この原理によるキヤリー発生の論理式は、 Ci=(AiBi)・Ci-1+Ai・Bi すなわち、AiBi=1のとき、Ci=Ci-1になり、下位
ビツトからのキヤリーが上位ビツトに伝播される。
また、Ai・Bi=1のとき、Ci=1になり、下位ビツト
のキヤリーに無関係にキヤリー“1"が出力される。同様
に▲▼・▲▼=1のとき、Ci=0になり、下位
ビツトのキヤリーに無関係にキヤリー“0"が出力され
る。
この原理を応用した従来例が特開昭59−10032号と特
開昭59−75343号公報に示されているが、これらは、い
ずれも、キャリーの伝播するパスの電圧振幅が電源から
基準電位までの大振幅となるため、内部ノードの充放電
時間が長くなり、高速化には限界があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、このような欠点を除去し、高速に動
作する複合型論理回路を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、出力信号を出力する出力
部と、所定の電位を有する第1の電位部と上記出力部に
接続されるコレクタと上記第1の電位部の電位とは異な
る電位を有する第2の電位部に接続されるエミッタとを
有するバイポーラトランジスタと、入力信号の論理を取
り、上記バイポーラトランジスタのベースとエミッタ間
の電位差の小振幅で振幅する論理出力信号を上記バイポ
ーラトランジスタのコレクタに出力する電界効果トラン
ジスタ論理回路と、上記バイポーラトランジスタの上記
コレクタと上記ベースとの間にドレインとソースが、上
記第1の電位部にゲートが接続され、上記バイポーラト
ランジスタのコクレタ電位がベース電位より低くならな
いように電流路を形成して上記バイポーラトランジスタ
の飽和を防ぐ第1の電界効果トランジスタとを有し、上
記バイポーラトランジスタのベース小振幅の上記論理出
力信号を受け、上記ベース−エミッタ間の電位差以上で
上記第1の電位部と上記第2の電位部との電位差以下の
大振幅で振幅する出力信号を上記バイポーラトランジス
タのコレクタに出力することを特徴とする。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明のキヤリー伝播回路の実施例である。
図において11〜14はNMOSであり、11と12のドレインとソ
ースがノードN1で、12と13のドレインとソースがノード
N2で、13と14のドレインとソースがノードN3で共通接続
され、NMOS11のソースはノードN0でNMOS20のドレインと
共通接続される。また、NMOS14のドレインはノードN4
NPNトランジスタ50のベースに接続される。NMOS11〜14
のゲートは対応する一組の入力信号A,Bの排他的論理和
出力に接続される。
ノードN0とGND間にはNMOS20と30の直列接続、ノードN
1とGND間にはNMOS21と31の直列接続、ノードN2とGND間
にはNMOS22と32の直列接続、ノードN3とGND間にはNMOS2
3と33の直列接続、ノードN4とGND間にはNMOS24と34の直
列接続がある。そして、NMOS20のゲートにはキヤリー入
力信号がCINが接続され、NMOS21〜24の夫々のゲートに
は対応する一組の入力信号A,Bの論理積出力に接続され
る。また、NMOS30〜34のゲートにはクロツク信号φ1
共通に接続される。NPNトランジスタ50のコレクタは抵
抗43の一端に、ベースはノードN4に、エミツタは接地GN
Dに接続される。抵抗43の他端はNMOS41,42とPMOS40のド
レインに共通接続される。NMOS41,42のソースはNPNトラ
ンジスタ50のベースに接続され、NMOS41のゲートはクロ
ツク▲▼に、NMOS42のゲートは電源VCCに接続され
る。PMOS40のソースは電源VCCに接続される。また、PMO
S40のゲートはノード信号▲▼に接続される。以上
のような構成で4ビツトのキヤリー出力CoutはNPNトラ
ンジスタ50のコレクタから取出される。次に、この回路
の動作を代表的な二つのケースについて説明する。
(1)φ1=1,▲▼=0,A0〜A3=0000,B0〜B3=0000 このとき、NMOS11〜14,NMOS21〜24はすべてオフであ
る。従つて、このとき入力キヤリーCINの如何にかかわ
らず、ノートN4からGNDへの電流バスは存在しない。こ
のため、PMOS40、NMOS42を通つてNPN50にベース電流が
流れ、NPN50はオンになる。従つて、このとき、キヤリ
ー出力Coutは“0"である。
(2)φ1=1,▲▼=0,A0〜A3=1111,B0〜B3=0000 このとき、NMOS11〜14はすべてオン,NMOS21〜24はす
べてオフである。この状態でキヤリー入力CINが“0"で
あれば前述のケース同様にノードN4からGNDへの電流バ
スは存在しないのでNPN50はオンであり、キヤリー出力c
outは“0"である。一方、CINが“1"であればノードN4
N3,N2,N1,N0を通つてGNDへの電流バスが形成される
のでNPN50へのベース電流がGNDへバイパスされ、NPN50
はオフになる。この結果、PMOS40、抵抗43を通して負荷
(図示されない)が充電され、キヤリー出力Coutが“1"
になる。
なお、NMOS41はクロツク信号▲▼が“1"のときNP
N50へのベース電流を増加してターン・オンを速めるた
めの付加手段であり、抵抗43はキヤリー出力Coutのレベ
ルを合わせるためのレベルシフト手段である。また、PM
OS40のゲートはモード信号0に接続されていて通常動
作時は0が“0"レベルでオンになつているが非動作時
0が“1"レベルでオフになつて回路全体の電力を遮
断するようになつている。
注目すべきことは、以上の(1),(2)の説明の動
作過程でキヤリー信号が伝播するノードN0〜N4の電圧は
NPN50のベース・エミツタ間接合電圧(約0.9V)に抑え
られ、従来のキヤリー伝播回路に比べて1/5以下の低振
幅で動作していることである。このため、キヤリーの伝
播パスに存在する寄生容量の充放電時間が短かくなり、
高速のキヤリー伝播が達成できる。また、レベル再生手
段としてMOSに比べて伝播コンダクタンスgmの大きいバ
イポーラトランジスタを組合せたため、ノードN4の低振
幅信号を効果的に大振幅の論理レベル信号として取り出
すことができる。
ところで、バイポーラトランジスタのコレクタ電圧を
VC、ベース電圧をVBとすると、バイポーラトランジスタ
ではVC<VBになるとベース電流がベース・コレクタ接合
を通してコレクタに流れ込むようになり飽和動作に入
る。
NPN50がオフ状態では、第1図に示す各点の電位は式
(1)の関係を満たす。
VA=VB+ID・rON>VB ……(1) ここで、rONはNMOS42のオン抵抗、IDはNMOS42のドレイ
ン電流であり、次式で表される。
ID=(W/L)β0{(VGS−VT)VDS−VDS 2/2}……(2) ここで、Wはチャンネル幅、Lはチャンネル長、β0
コンダクタンス、VTはしきい値電圧、VGSはゲート電圧
(VCC)、VDSはドレイン・ソース間電圧(VA−VB)であ
る。
次に、NPN50がオフ状態からオン状態に変化すると電
位VAは低下するが、VAがVBに近づくにつれNMOS42ドレイ
ン・ソース間電圧VDSが小さくなり、式(2)によりNMO
S42のドレイン電流IDが減少するため、NPN50には自動的
に過剰なベース電流が流れなくなる。これにより、NPN5
0が飽和動作することなく、高速スイッチングを確実に
行うことができる。
本発明をチヤネル長2.0μmのMOSトランジスタとエミ
ツタサイズ2×5μm2T=3.0GHZのNPNトランジスタ
を用いてコンピュータによるシミユレーシヨンを行つた
結果、32ビツトで約6nSのキヤリー伝播速度が得られ、
従来の回路に比べて三倍以上の高速動作を確認できた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、電界効果トランジスタで構成される
論理回路の論理動作を低振幅で行い、この論理回路から
の論理出力でバイポーラトランジスタを駆動するので、
高速な論理動作が行え、消費電力を抑えた電界効果トラ
ンジスタとバイポーラトランジスタとの複合型論理回路
が実現できる。また、キャリー伝播回路に適用すると、
多ビツトのキヤリー伝播を高速で行えるのでデイジタル
計算機等の演算回路に適用した場合に効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の回路図、第2図はMOSスイツ
チを用いたキヤリー伝播回路図である。 11〜14,20〜24,30〜34……NMOSトランジスタ、41〜42…
…NMOSトランジスタ、40……PMOS、50……NPNトランジ
スタ。
フロントページの続き (72)発明者 堀田 多加志 日立市久慈町4026番地 株式会社日立製 作所日立研究所内 (72)発明者 増田 郁郎 日立市久慈町4026番地 株式会社日立製 作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−115037(JP,A) 実開 昭56−46346(JP,U)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力信号を出力する出力部と、 所定の電位を有する第1の電位部と上記出力部に接続さ
    れるコレクタと上記第1の電位部の電位とは異なる電位
    を有する第2の電位部に接続されるエミッタとを有する
    バイポーラトランジスタと、 入力信号の論理を取り、上記バイポーラトランジスタの
    ベースとエミッタ間の電位差の小振幅で振幅する論理出
    力信号を出力する電界効果トランジスタ論理回路と、 上記バイポーラトランジスタの上記コレクタと上記ベー
    スとの間にドレインとソースが、上記第1の電位部にゲ
    ートが接続され、上記バイポーラトランジスタのコクレ
    タ電位がベース電位より低くならないように電流路を形
    成して上記バイポーラトランジスタの飽和を防ぐ第1の
    電界効果トランジスタとを有し、 上記バイポーラトランジスタのベースで小振幅の上記論
    理出力信号を受け、上記ベース−エミッタ間の電位差以
    上で上記第1の電位部と上記第2の電位部との電位差以
    下の大振幅で振幅する出力信号を上記バイポーラトラン
    ジスタのコレクタに出力することを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 上記電界効果トランジスタ論理回路は、一組の論理信号
    の排他的論理和信号をゲートで受けて制御される第2の
    電界効果トランジスタと上記第2の電界効果トランジス
    タのソースまたはドレインと上記バイポーラトランジス
    タのエミッタとの間にソースとドレインが接続され、上
    記一組の論理信号の論理積信号をゲートで受けて制御さ
    れる第3の電界効果トランジスタとを有する1ビットキ
    ャリー形成回路を異なる上記一組の論理信号に対応して
    複数有して構成されるキャリー形成回路と、上記キャリ
    ー形成回路の最下位ビットの第2の電界効果トランジス
    タのソースまたはドレインと上記バイポーラトランジス
    タのエミッタとの間にソースまたはドレインが接続さ
    れ、キャリー伝播のためのキャリー入力信号をゲートに
    入力する第4の電界効果トランジスタを有して構成され
    るキャリー伝播回路とからなり、上記キャリー形成回路
    の最上位ビットの第2の電界効果トランジスタのソース
    またはドレインと第3の電界効果トランジスタのソース
    またはドレインとの接続部から出力される上記一方の論
    理出力を上記バイポーラトランジスタのベースに入力す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 上記1ビットキャリー形成回路の第3の電界効果トラン
    ジスタのソースまたはドレインと上記バイポーラトラン
    ジスタのエミッタとの間にソースとドレインが上記第3
    の電界効果トランジスタに対して直列接続され、第1の
    クロック信号をゲートに受けて制御される第4の電界効
    果トランジスタと、 上記キャリー伝播回路の第4の電界効果トランジスタの
    ソースまたはドレインと上記バイポーラトランジスタの
    エミッタとの間にソースとドレインが上記第4の電界効
    果トランジスタに対して直列接続され、上記第1のクロ
    ック信号をゲートに受けて制御される第5の電界効果ト
    ランジスタとを有することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項から第3項のいずれ
    か1項において、 上記電界効果トランジスタはN型電界効果トランジスタ
    であり、上記バイポーラトランジスタはNPN型トランジ
    スタであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項から第4項のいずれ
    か1項において、 上記バイポーラトランジスタのコレクタとベースとの間
    には、ソースとドレインが接続され、ゲートに入力され
    る第2のクロック信号によってオン・オフが制御され、
    上記バイポーラトランジスタのターン・オンを速めるの
    に上記ベースへのベース電流を増加して供給する第6の
    電界効果トランジスタを有することを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項において、 上記第6の電界効果トランジスタは、N型電界効果トラ
    ンジスタであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項において、 上記第2のクロック信号は、上記第1のクロック信号を
    反転したものであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項から第7項のいずれ
    か1項において、 上記第1の電位と上記バイポーラトランジスタのコレク
    タとの間に接続され、ゲートに入力されるモード信号に
    よって制御され、半導体集積回路装置への電流の供給を
    遮断する遮断手段を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項において、 上記遮断手段は、電界効果トランジスタからなることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、 上記電界効果トランジスタは、P型電界効果トランジス
    タであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第1項から第10項におい
    て、 上記第1の電位と上記バイポーラトランジスタのコレク
    タとの間には、上記出力信号のレベルをシフトするレベ
    ルシフト手段を有することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項において、 上記レベルシフト手段は、抵抗素子からなることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】出力信号を出力する出力部と、 所定の電位を有する第1の電位部と上記出力部に接続さ
    れるコレクタと上記第1の電位部の電位とは異なる電位
    を有する第2の電位部に接続されるエミッタとを有する
    バイポーラトランジスタと、 上記第1の電源部と上記バイポーラトランジスタのコレ
    クタとの間に接続された負荷手段と、 一組の論理信号の排他的論理和信号をゲートで受けて制
    御される第2の電界効果トランジスタと上記第2の電界
    効果トランジスタのソースまたはドレインと上記バイポ
    ーラトランジスタのエミッタとの間にソースとドレイン
    が接続され、上記一組の論理信号の論理積信号をゲート
    で受けて制御される第3の電界効果トランジスタとを有
    する1ビットキャリー形成回路を異なる上記一組の論理
    信号に対応して複数有して構成されるキャリー形成回路
    と、上記キャリー形成回路の最下位ビットの第2の電界
    効果トランジスタのソースまたはドレインと上記バイポ
    ーラトランジスタのエミッタとの間にソースまたはドレ
    インが接続され、キャリー伝播のためのキャリー入力信
    号をゲートに入力する第4の電界効果トランジスタを有
    して構成されるキャリー伝播回路とからなり、上記キャ
    リー形成回路の最上位ビットの第2の電界効果トランジ
    スタのソースまたはドレインと第3の電界効果トランジ
    スタのソースまたドレインとの接続部から出力される上
    記バイポーラトランジスタのベースとエミッタ間の電位
    差の小振幅で振幅する論理出力信号を上記バイポーラト
    ランジスタのベースに出力する電界効果トランジスタ論
    理回路と、 上記バイポーラトランジスタの上記コレクタと上記ベー
    スとの間にドレインとソースが、上記第1の電位部にゲ
    ートが接続され、上記バイポーラトランジスタのコレク
    タ電位がベース電位より低くならないように電流路を形
    成して上記バイポートラランジスタの飽和を防ぐ第1の
    電界効果トランジスタとを有し、 上記バイポーラトランジスタのベースで小振幅の上記論
    理出力信号を受け、上記ベース−エミッタ間の電位差以
    上で上記第1の電位部と上記第2の電位部との電位差以
    下の大振幅で振幅する出力信号を上記バイポーラトラン
    ジスタのコレクタに出力することを特徴とするキャリー
    伝播回路。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項において、 上記1ビットキャリー形成回路の第3の電界効果トラン
    ジスタのソースまたはドレインと上記バイポーラトラン
    ジスタのエミッタとの間にソースとドレインが上記第3
    の電界効果トランジスタに対して直列接続され、第1の
    クロック信号をゲートに受けて制御される第5の電界効
    果トランジスタと、 上記キャリー伝播回路の第4の電界効果トランジスタの
    ソースまたはドレインと上記バイポーラトランジスタの
    エミッタとの間にソースとドレインが上記第4の電界効
    果トランジスタに対して直列接続され、上記第1のクロ
    ック信号をゲートに受けて制御される第6の電界効果ト
    ランジスタとを有することを特徴とするキャリー伝播回
    路。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第13項または第14項のい
    ずれか1項において、 上記電界効果トランジスタはN型電界効果トランジスタ
    であり、上記バイポーラトランジスタはNPN型トランジ
    スタであることを特徴とするキャリー伝播回路。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第13項から第15項のいず
    れか1項において、 上記バイポーラトランジスタのコレクタとベースとの間
    には、ソースとドレインが接続され、ゲートに入力され
    る第2のクロック信号によってオン・オフが制御され、
    上記バイポーラトランジスタのターン・オンを速めるの
    に上記ベースへのベース電流を増加して供給する第7の
    電界効果トランジスタを有することを特徴とするキャリ
    ー伝播回路。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項において、 上記第7の電界効果トランジスタは、N型電界効果トラ
    ンジスタであることを特徴とするキャリー伝播回路。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第17項において、 上記第2のクロック信号は、上記第1のクロック信号を
    反転したものであることを特徴とするキャリー伝播回
    路。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第13項から第18項のいず
    れか1項において、 上記第1の電位と上記バイポーラトランジスタのコレク
    タとの間に接続され、ゲートに入力されるモード信号に
    よって制御され、キャリー伝播回路への電流の供給を遮
    断する遮断手段を有することを特徴とするキャリー伝播
    回路。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲第19項において、 上記遮断手段は、電界効果トランジスタからなることを
    特徴とするキャリー伝播回路。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲第20項において、 上記電界効果トランジスタは、P型電界効果トランジス
    タであることを特徴とするキャリー伝播回路。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲第13項から第21項におい
    て、 上記第1の電位と上記バイポーラトランジスタのコレク
    タとの間には、上記出力信号のレベルをシフトするレベ
    ルシフト手段を有することを特徴とするキャリー伝播回
    路。
  23. 【請求項23】特許請求の範囲第22項において、 上記レベルシフト手段は、抵抗素子からなることを特徴
    とするキャリー伝播回路。
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