JP2568929B2 - 複数需要設備へのエンジン発電設備式電力供給設備 - Google Patents

複数需要設備へのエンジン発電設備式電力供給設備

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JP2568929B2 JP2132164A JP13216490A JP2568929B2 JP 2568929 B2 JP2568929 B2 JP 2568929B2 JP 2132164 A JP2132164 A JP 2132164A JP 13216490 A JP13216490 A JP 13216490A JP 2568929 B2 JP2568929 B2 JP 2568929B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 請求項1に記載した発明(以下「第1発明」という)
及び請求項2に記載した発明(以下「第2発明」とい
う)は、いずれも複数需要設備へのエンジン発電設備式
電力供給設備、すなわち複数の需要設備へエンジン発電
機で発電した電力を供給する設備に関する。
[基本構造] 第1発明の前提となる複数需要設備へのエンジン発電
設備式電力供給設備の基本構造は、次のようになってい
る。
例えば第1図、第10図、第11図、または第12図に示す
ように、「エンジン発電設備1を配電線路設備2を介し
て複数の需要設備L1・L2に電力供給可能に接続して構成
した」ものである。
[従来の技術] 上記基本構造の具体的構成として、従来では第10図に
示すもの(以下「従来技術1」という)及び第11図に示
すもの(以下「従来技術2」という)がある。
まず、第10図に示す従来技術1では、エンジン発電設
備1は1台のエンジン発電機CG5のみを備え、これを各
需要設備L1・L2に一律に接続していた。
一方、第11図に示す従来技術2では、従来技術1のエ
ンジン発電設備1に1台のバックアッブ用エンジン発電
機CG6を追加し、これを各需要設備L1・L2に一律に接続
していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術では、次の〜問題がある。
従来技術1及び従来技術2では、エンジン発電機の寿
命が短い。
すなわち、第10図及び第11図に示すエンジン発電機CG
5は、休止させることなく長期間にわたって連続運転さ
せるので、その寿命が短いのである。
従来技術1は、実用性に乏しい。
すなわち、第10図に示すエンジン発電機CG5が故障す
ると、修理によりその運転が再開されるまで、長期間に
わたり、エンジン発電機CG5に一律に接続された複数の
需要設備F1・F2の全てに対し、電力供給が停止されるの
で、実用性に乏しいのである。
従来技術2は、エンジン発電設備の導入コストが高く
つく。
すなわち、第11図に示すバックアップ用エンジン発電
機CG6はこれに一律に接続された複数の需要設備F1・F2
の全てに対し、バックアップ電力を供給するようになっ
ているので、バックアップ用エンジン発電機CG6には発
電能力の高いものが要求され、これを導入する分だけエ
ンジン発電設備1の導入コストが高くつくのである。
従来技術2は、バックアップの信頼性が低い。
すなわち、第11図に示すバックアップ用エンジン発電
機CG6のバックアップ運転は常用のエンジン発電機CG5
故障により運転停止した時にのみ行われるので、その運
転機会はまれにしかなく、長期間の運転停止により起動
不能になり易く、バックアップが必要な時に確実に起動
しないことがあり、バックアップの信頼性が低いのであ
る。長期間の運転停止による起動不能の原因としては、
摺動部分からの潤滑油の抜け、回転部分や摺動部分の腐
食または固化、点火プラグへの水分の付着等がある。
上記問題「実用性に乏しい」点、「エンジン発電
設備の導入コストが高い」点を解決するため、本発明者
は本発明に先立ち、第12図に示すもの(以下「試案例」
という)を試案した。
この試案例では、エンジン発電設備1は2台のエンジ
ン発電機CG7・CG8を備え、これらを各需要設備F1・F2
別個に接続し、例えば1台のエンジンCG7が故障するこ
とにより需要設備L1への電力供給が停止しても、需要設
備L2への電力供給は停止しないようにして、その実用性
を高め、またバックアップ用エンジン発電機を設けない
分だけエンジン発電設備の導入コストを安くできるよう
にしたものである。
しかし、この試案例でも上記問題「エンジン発電機
の寿命が短い」点は解決されないままである。
本発明は、エンジン発電機の寿命の延長、実用性
の向上、エンジン発電設備の導入コストの低減、バ
ックアップの信頼性の向上、のいずれをも図れるように
することをその課題とする。
[課題を解決するための手段] (第1発明) 第1発明は、前記基本構造の具体的構成を次のように
することを特徴とする。
例えば第1図に示すように、 「エンジン発電設備1は複数の需要設備L1・L2の数よ
り多い数の複数台のエンジン発電機CG1・CG2・CG3を備
え、 配電線路設備2に線路切換手段3を設け、線路切換手
段3は、各エンジン発電機CG1・CG2・CG3の各出力端子M
1・M2・M3を、各需要設備L1・L2の各入力端子N1・N2
接続・遮断切換可能にして構成し、 上記各出力端子M1・M2・M3のそれぞれは交互に交替し
て、上記各入力端子N1・N2に対して、一対一対応の関係
で同一回数だけ接続・遮断切換するように構成した」も
のである。
(第2発明) 第2発明は、例えば第1図に示すように、上記第1発
明において、「前記線路切換手段3は、各エンジン発電
機CG1・CG2・CG3の各出力端子M1・M2・M3をそれぞれ各
需要設備L1・L2の各入力端子N1・N2に対して、順送り状
に切換接続可能に構成した」ものである。
「順送り状」とは、例えば第3図または第4図に示す
ように、各エンジン発電機CG1〜CG3を各需要設備L1・L2
に対して、順に1通り接続させることを意味する。
[作用] (第1発明) 第1発明は次のように作用する。
線路切換手段3の切り換え操作によりエンジン発電機
G1〜CG3を各需要設備L1・L2に対し、別個にしかも同等
の割合で接続遮断切り換えした場合の具体例を第2図に
示している。
この例では、接続遮断状態の3種類の組み合わせ〜
を一定時間毎に順に切り換えて交替させる。
組み合わせは、エンジン発電機CG1・CG2を需要設備
L1・L2に対してそれぞれ別個に接続し、エンジン発電機
CG3を需要設備L1・L2に対して遮断しておくものであ
る。
組み合わせは、エンジン発電機CG1・CG3を需要設備
L1・L2に対してそれぞれ個別に接続し、エンジン発電機
CG2を遮断しておくものであり、また、組み合わせ
は、エンジン発電機CG2・CG3を需要設備L1・L2に対して
それぞれ別個に接続し、エンジン発電機CG1を遮断して
おくものである。
このため、この例では、3回の運転で、エンジン発電
機CG1〜CG3をそれぞれ需要設備L1・L2のいずれかに対し
て、別個に2回接続させるとともに1回遮断させること
になり、各エンジン発電機CG1〜CG3を3回の運転中に1
回ずつ休止させることができるうえ、その休止中のもの
をバックアップ機として用いることがてきる。
尚、上記3回の運転により、エンジン発電機CG1が需
要設備L1を2回、エンジン発電機CG2が需要設備L2を2
回、エンジン発電機CG3が需要設備L1・L2を各1回負担
することになる。
このため、需要設備L1・L2の消費電力量に大きな違い
がない場合には、各エンジン発電機CG1〜CG3の累積負担
はほぼ同一となるが、大きな違いがある場合(例えば需
要設備L1の消費電力が15Kwで、需要設備L2のそれが30Kw
の場合)には累積負担に違いが出てくる(30Kwと60Kw)
ので、この場合には次の第2発明を用いるのが望まし
い。
(第2発明) 第2発明は次のように作用する。
上記第1発明において、線路切換手段3の切り換え操
作によりエンジン発電機CG1〜CG3を需要設備L1・L2に対
して順送り状に切り換え接続させた場合の具体例を第3
図及び第4図にそれぞれ示している。
第3図の例では、接続遮断状態の3種類の組み合わせ
〜を一定時間毎に順に切り換えて交替させる。
組み合わせは、エンジン発電機CG1・CG2を需要設備
L1・L2に対してそれぞれ別個に接続し、エンジン発電機
CG3を需要設備L1・L2に対して遮断しておくものであ
る。
組み合わせは、エンジン発電機CG1・CG3を需要設備
L1・L2に対してそれぞれ別個に接続し、エンジン発電機
CG2を遮断しておくものであり、また、組み合わせ
は、エンジン発電機CG2・CG3を需要設備L1・L2に対して
それぞれ別個に接続し、エンジン発電機CG1を遮断して
おくものである。
このため、この例では3回の運転で各エンジン発電機
CG1〜CG3をそれぞれ需要設備L1・L2に対してそれぞれ別
個に1回ずつ(合計2回)接続させ、1回遮断すること
になり、各エンジン発電機CG1〜CG3を3回の運転中に1
回ずつ休止させることができるうえ、その休止中のもの
をバックアップ機として用いることができる。
しかも、この例の場合には、各エンジン発電機CG1〜C
G3を需要設備L1・L2に対して順送り状に接続させるの
で、3回の運転により各エンジン発電機CG1〜CG3がいず
れも需要設備L1・L2を各1回ずつ負担することになる。
このため、需要設備L1・L2の消費電力量に差異がある
場合であっても、各エンジン発電機CG1〜CG3が受ける累
積負担は同じとなる。
次に第4図に示す他の例では、接続遮断状態の6種類
の組み合わせ〜を一定時間毎に順に切り換えて交替
させるもので、6回の運転のうち、各エンジン発電機CG
1〜CG3を6回の運転中にそれぞれ2回ずつ休止させるこ
とができるうえ、その休止中のものをバックアップ機と
して用いることができる。
しかもこの例の場合には、6回の運転により各エンジ
ン発電機CG1〜CG3が負担する負荷の累積は、いずれも需
要設備L1・L2が各2回となり、需要設備L1・L2の消費電
力量に差異がある場合であっても、各エンジン発電機CG
1〜CG3が受ける累積負担は同じとなる。
[効果] (第1発明) 第1発明は、次の効果を奏する。
エンジン発電機の寿命を長くできる。
すなわち、複数の各エンジン発電機をそれぞれ交替で
休止させながら運転させることができるので、それらの
寿命を長く維持させることができるのである。
実用性を向上させることができる。
すなわち、1台のエンジン発電機が故障しても、電力
供給が停止されるのはそのエンジン発電機を個別に接続
してある1箇所の需要設備のみであり、他の需要設備に
は正常なエンジン発電機から電力が正常に供給され、し
かも、電力供給が停止された需要設備に対しては、休止
中のエンジン発電機を切り換え接続し、これを起動させ
ることにより、バックアップ電力を供給することができ
るので、1部のエンジン発電機が故障しても、複数の需
要設備の全てに電力を供給でき、実用性を向上させるこ
とができるのである。
エンジン発電機の必要台数の合計の総発電容量は、需
要設備の全部の総消費電力量の2倍の電力量よりも小さ
くできる。
エンジン発電機の必要台数は、複数系統の需要設備の
数より多い。
しかし、複数台のエンジン発電機の個々の必要発電容
量は、複数系統の需要設備の全ての系統の合計の総消費
電力量ではなく、複数系統の需要設備のうちの一つの系
統のみの単位消費電力量を賄うだけの小さいもので済
む。
このため、エンジン発電機の必要台数の合計の総発電
容量は、需要設備の全ての系統の合計の総消費電力量
に、需要設備の複数のうちの一つの系統のみの単位消費
電力量を加えた値の電力量のみで済み、上記総消費電力
量の2倍の電力量よりも小さくできる。
バックアップの信頼性が高い。
すなわち、各エンジン発電機はその休止中にバックア
ップ機として用いるが、その休止は複数の各エンジン発
電機相互間で交替して行うので、各エンジン発電機は運
転機会が多く、長期間の運転停止により起動不能が起こ
らず、バックアップの信頼性が高まるのである。
(第2発明) 第2発明は、上記第1発明の効果〜に加え、次の
効果をも奏する。
エンジン発電機の管理が容易となる。
すなわち、各需要設備の消費電力量に差異がある場合
であっても、各エンジン発電機が受ける累積負担は同じ
となるので、各エンジン発電機の適性なメンテナンス時
期が一致し、いずれか1台のエンジン発電機のメンテナ
ンス時期の確認を行えば、他のものについては確認を必
要としないので、エンジン発電機の管理が容易となるの
である。
[実施例] 第1発明及び第2発明の実施例に係る複数需要設備へ
のエンジン発電設備式電力供給設備を図面に基づいて説
明する。
(実施例1) 実施例1は、第5図(A)に示すように、エンジン発
電設備1を配電線路設備2を介して各々消費電力15Kwの
2箇所の需要設備L1・L2に電力供給可能に接続して構成
したものである。
エンジン発電設備1は各々発電電力15Kwの3台のエン
ジン発電機CG1・CG2・CG3を備えている。
配電線路設備2には線路切換手段3を設け、線路切換
手段3は、各エンジン発電機CG1・CG2・CG3の各出力端
子M1・M2・M3をそれぞれ各需要設備L1・L2の各入力端子
N1・N2に対して、個別にしかも互いに同等の割合で接続
遮断切換可能に構成してある。
線路切換手段3は、切換器A・B・C・Dからなり、
切換器A・Cは需要設備L1に対して、切換器B・Dは需
要設備L2に対してそれぞれエンジン発電機CG1〜CG3を接
続遮断切り換えするためのものである。
切換器Aではエンジン発電機CG2側接点A1とエンジン
発電機CG3側接点A2とを、切換器Bではエンジン発電機C
G1側接点B3とエンジン発電機CG3側接点B4とを、切換器
Cではエンジン発電機CG1側接点C5と切換器A側接点C6
とを、切換器Dではエンジン発電機CG2側接点D7と切換
器B側接点D8とをそれぞれ切り換え可能としてある。
各エンジン発電機CG1〜CG3を各需要設備L1・L2に対し
て、個別にしかも同等の割合で接続遮断させるため、第
5図(B)に示すように、次の3種類の線路切り換え状
態の組み合わせ〜を順に一定時間毎に切り換えて交
替させる。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1を需要設備L1
を接続し(具体的には接点C5を閉じる)、エンジン発電
機CG2を需要設備L2に対して接続し(接続D7を閉じ
る)、エンジン発電機CG3を需要設備L1・L2に対して遮
断しておく(上記のように接点C5・D7を閉じることによ
り、接点C6・D8は開かれる)。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1を需要設備L1
に対して接続し(接点C5を閉じる)、エンジン発電機CG
3を需要設備L2に接続し(接点B4・D8を閉じる)、エン
ジンCG2を需要設備L1・L2に対して遮断しておく(上記
のように接点C5・D8を閉じることにより、接点C6・D7
開かれる)。
組み合わせでは、エンジン発電機CG2を需要設備L1
に対して接続し(接点D7を閉じる)、エンジン発電機CG
3を需要設備L1に対して接続し(接点A2・C6を閉じ
る)、エンジン発電機CG1を需要設備L1・L2に対して遮
断しておく(上記のように接点C6・D7を閉じることによ
り、接点C5・D8は開かれる)。
このように、3回の運転のうち、各エンジン発電機CG
1〜CG3を順に1回ずつ休止させることができ、この休止
させたものをバックアップ機として用いる。
バックアップ処理を第5図(C)のフローチャートに
基づいて説明する。
ステップS0でエンジン発電機CG1〜CG3のいずれかをバ
ックアップ機として選択するが、まず前記組み合わせ
、すなわちエンジン発電機CG3をバックアップ機に選
択した場合を例にして説明する。
この場合、ステップS0の後、ステップS1でエンジン発
電機CG1が異常か否かを判別し、異常である場合にはエ
ンジン発電機CG3から需要設備L1にバックアップ電力を
供給する。
一方、ステップS1でエンジン発電機CG1が異常でない
と判別された場合には、ステップS3でエンジン発電機CG
2が異常か否かを判別し、異常である場合にはエンジン
発電機CG3から需要設備L2にバックアップ電力を供給す
る。
ステップS3でエンジン発電機CG2が異常でないと判別
された場合にはステップS0に戻り、以降同様の判別及び
処理を循環して行う。
尚、組み合わせでエンジン発電機CG2をバックアッ
プ機として選択した場合、組み合わせでエンジン発電
機CG1をバックアップ機として選択した場合も、第5図
(C)に示すように、上記組み合わせの場合に準じて
行われる。
各エンジン発電機CG1〜CG3の異常の検出手段は次のよ
うになっている。
すなわち、配電線路設備2には各エンジン発電機CG1
〜CG3から需要設備L1・L2に悪影響を及ぼす低電圧の電
力供給がなされないようにするため、接点H1・H2・H3
設けており、この各接点H1〜H3の開閉用電磁リレーY1
Y3は、各エンジン発電機CG1〜CG3の発電電力が定格電圧
を下回っている時には接点K1〜K3を各々「開」とする
(以下「OFF」という)とともに、定格電圧を越えてい
る時には各々「閉」とする(以下「ON」という)ように
しているが、各エンジン発電機CG1〜CG3の各コントロー
ラJ1〜J3ではこれらを検出することに基づき、「OFF」
の場合には発電異常との検出を行い、「ON」の場合には
発電正常との検出を行うものである。
各コントローラJ1〜J3で各エンジン発電機CG1〜CG3
発電異常を検出した場合には、対応する警報リレーBL1
〜BL3の電磁コイルに通電を行う。
上記バックアップ処理における具体的な接点の開閉状
態を第5図(B)に示している。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1が故障した時
にはエンジン発電機CG3から需要設備L1にバックアップ
電力を供給するため、接点A2・C6を閉じるとともに、エ
ンジン発電機CG3を起動させ、他方、エンジン発電機CG2
が故障した時にはエンジン発電機CG3から需要設備L2
バックアップ電力を供給するため、接点B4・D8を閉じる
とともに、エンジン発電機CG3を起動させる。
また、組み合わせ・でも、第5図(B)に示すよ
うに、組み合わせの場合に準じて行われる。
この実施例でのシーケンス制御を第6図に基づいて説
明する。
第6図に(A)・(B)に示すように、この実施例は
切換機A〜Dの電磁コイルR1〜R8と、補助リレーX1〜X3
と、警報リレーBL1〜BL3を備えている。
補助リレーX1〜X3の電磁コイルにはバックアップ機を
選択する切換スイッチSWの切り換えにより、選択的に通
電がなされるようになっている。
第6図(B)に示すシーケンス図における作動を第6
図(C)で説明する。
組み合わせの場合、エンジン発電機CG3をバックア
ップ機に選択する位置に切換スイッチSWを入れると、補
助リレーX3の電磁コイルに通電がなされ、接点C5・D7
閉路されるとともに、他の接点はいずれも開路され、需
要設備L1にエンジン発電機CG1が、需要設備L2にエンジ
ン発電機CG2がそれぞれ接続され、エンジン発電機CG3
需要設備L1・L2のいずれに対しても遮断されたバックア
ップ機として選択される。
この場合には、エンジン発電機CG1が故障すると、前
記のように警報リレーBL1に通電がなされるので、この
警報リレーBL1の接点が「ON」し、これに基づいて接点A
2が閉じるとともに接点C5がC6に切り換えられ、電力供
給が停止した需要設備L1に対し、故障したエンジン発電
機CG1の接続が解除されるとともにバックアップ機に選
定したエンジン発電機CG3の接続がなされるようになっ
ている。
組み合わせ・の場合にも、第6図(C)に示すよ
うに、これに準じて行われる。
(実施例2) この実施例2では前記実施例1で用いたと同様の第5
図(A)に示す回路を用い、各エンジン発電機CG1〜CG3
を各需要設備L1・L2に対して、個別にしかも同等の割合
で接続遮断させるため、第7図に示すように、次の3種
類の線路切り換え状態の組み合わせ〜を順に一定時
間毎に切り換えて交替させる。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1を需要設備L1
に対して接続し(具体的には接点C5を閉じる)、エンジ
ン発電機CG2を需要設備L2に対して接続し(接続D7を閉
じる)、エンジン発電機CG3を需要設備L1・L2に対して
遮断しておく(上記のように接点C5・D7を閉じることに
より、接点C6・D8は開かれる)。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1を需要設備L2
に対して接続し(接点B3・D8を閉じる)、エンジン発電
機CG3を需要設備L1に対して接続し(接点A2・C8を閉じ
る)、エンジン発電機CG2を需要設備L1・L2に対して遮
断しておく(上記のように接点C6・D8を閉じることによ
り、接点C5・D7は開かれる)。
組み合わせでは、エンジン発電機CG2を需要設備L1
に対して接続し(接点A1・C6を閉じる)、エンジン発電
機CG3を需要設備L2に対して接続し、(接点B4・D8を閉
じる)、エンジン発電機CG1を需要設備L1・L2に対して
遮断しておく(上記のように接点C8・D8を閉じることに
より、接点C5・D7は開かれる)。
このように、3回の運転のうち、各エンジン発電機CG
1〜CG3は順に1回ずつ休止させることができ、この休止
させたものをバックアップ機として用いる。
第7図には、バックアップ処理における具体的な接点
の開閉等も示している。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1が故障した時
にはエンジン発電機CG3から需要設備L1にバックアップ
電力を供給するため、接点A2・C6を閉じるとともに、エ
ンジン発電機CG3を起動させ、他方、エンジン発電機CG2
が故障した時にはエンジン発電機CG3から需要設備L2
バックアップ電力を供給するため、接点B4・D8を閉じる
とともに、エンジン発電機CG3を起動させる。
また、組み合わせ・でも、第7図に示すように、
上記組み合わせの場合に準じて行われる。
(実施例3) この実施例3の回路は、第8図(A)に示すように、
第5図(A)に示す実施例1の回路に次のものを追加し
て構成したものである。
エンジン発電設備1に発電電力15Kwのエンジン発電機
CG4を1台追加し、需要設備L3を追加し、線路切換手段
3に切換器E・F・G・H・Iを追加し、エンジン発電
機CG1〜CG4・切換器A〜I・需要設備L1〜L3を配電線路
設備2を介して連携させたものである。
切換器A・Cは需要設備L1に対して、切換器B・Dは
需要設備L2に対して、切換器H・Iは需要設備L3に対し
てそれぞれエンジン発電機CG1〜CG4を接続遮断切り換え
するためのものであり、切換器Eはエンジン発電機CG1
・CG4を切換器C・B・Hに対して、切換器Fはエンジ
ン発電機CG2・CG4を切換器A・D・Hに対して、切換器
Gはエンジン発電機CG3・CG4を切換器A・B・Iに対し
てそれぞれ接続遮断切り換えするためのものである。
切換器Eではエンジン発電機CG1側接点E9とエンジン
発電機CG4側接点E10とを、切換器Fではエンジン発電機
CG2側接点F11とエンジン発電機CG4側接点F12とを、切換
器Gではエンジン発電機CG3側接点G13とエンジン発電機
CG4側接点F14とを、切換器Aでは切換器F側接点A1と切
換器G側接点A2とを、切換器Bでは切換器E側接点B3
切換器G側接点B4とを、切換器Hでは切換器E側接点H
15と切換器F側接点H16とを、切換器Cでは切換器E側
接点C5と切換器A側接点C6とを、切換器Dでは切換器F
側接点D7と切換器B側接点D8とを、切換器Iでは切換器
G側接点I17と切換器H側接点I18とを、それぞれ切り換
え可能としてある。
各エンジン発電機CG1〜CG4を各需要設備L1〜L3に対し
て、個別にしかも同等の割合で接続遮断させるため、第
8図(B)に示すように、次の8種類の線路切り換え状
態の組み合わせ〜を順に一定時間毎に切り換えて交
替させる。
組み合わせでは、エンジン発電機CG1を需要設備L1
に対して接続し(具体的には接点E9・C5を閉じる)、エ
ンジン発電機CG3を需要設備L3に接続し(接点G13・I17
を閉じる)、エンジン発電機CG4を需要設備L2に接続し
(接点F12を閉じる)、エンジン発電機CG2は需要設備L1
〜L3から遮断しておく(上記のように接点F12が閉じる
ことにより、接点F11は開かれる)。
組み合わせ〜でも、第8図(B)に示すように、
エンジン発電機CG1〜CG4を需要設備L1〜L3に対して接続
遮断する。
このようにすると、8回の運転のうち、各エンジン発
電機CG1〜CG4は順に2回ずつ休止させることができ、こ
の休止させたものをバックアップ機として用いる。
(コージェネレーション装置) 上記各実施例で用いるエンジン発電機CG1〜CG4はいず
れもコージェネレーション装置に組み込んだものであ
り、最後にこのコージェネレーション装置について説明
する(第9図参照)。
このコージェネレーション装置20は、ガスエンジン21
で発電機22を駆動し、発電機22の発電電力をコントロー
ラJを介して外部の電力負荷に供給するとともに、エン
ジン21からの排熱を排熱回収路23で回収し、この回収熱
で水道水24を加熱して温水25を供給できるようにしたも
のである。
排熱回収路23は、エンジン21のウォータージャケット
26の出口27を、排気熱吸収用熱交換器28、排熱回収用熱
交換器29、冷却液循環ポンプ30を順に介してウォーター
ジャケット26の入口31に連通させるように構成し、エン
ジン冷却液を冷却液循環ポンプ30の圧送力により上記の
順に循環させ、ウォータージャケット26及び排気熱吸収
用交換器28で排熱を吸熱させ、その熱を排熱回収用熱交
換器29で水道水24に放熱するようにしてある。
排熱回収路23でエンジン冷却液が過熱するのを防止す
るため、排熱回収路23の途中から可変分流弁32を介して
エンジン冷却用回路33を分岐させ、その途中に2個のラ
ジエータ34を並列に介在させ、その先端は排熱回収路23
に接続させ、排熱回収路23のエンジン冷却液をエンジン
冷却用回路33に分流させてこれを冷却できるようにして
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はクレーム説明図で、第1図は回路模式
図、第2図〜第4図はいずれもエンジン発電機と需要設
備との接続遮断状態の具体例の説明図である。 第5図は実施例1の説明図で、第5図(A)は回路説明
図、第5図(B)はエンジン発電機と需要設備との接続
遮断状態の説明図、第5図(C)はバックアップ処理の
フローチャートである。 第6図は実施例1のシーケンス制御説明図で、第6図
(A)は回路説明図、第6図(B)はシーケンス図、第
6図(C)はシーケンス図の作動説明図である。 第7図は実施例2におけるエンジン発電機と需要設備と
の接続遮断状態の説明図である。 第8図は実施例3の説明図で、第8図(A)は回路説明
図、第8図(B)はエンジン発電機と需要設備との接続
遮断状態の説明図である。 第9図は各実施例で用いるコージェネレーション装置の
系統図である。 第10図は従来技術1の説明図、第11図は従来技術2の説
明図、第12図は試案例の説明図である。 1……エンジン発電設備、2……配電線路設備、3……
線路切換手段、L1・L2……需要設備、CG1〜CG3……エン
ジン発電機、M1〜M3……CG1〜CG3の各出力端子、N1・N2
……L1・L2の各入力端子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン発電設備1を配電線路設備2を介
    して複数の需要設備L1・L2に電力供給可能に接続して構
    成した 複数需要設備へのエンジン発電設備式電力供給設備にお
    いて、 エンジン発電設備1は複数の需要設備L1・L2の数より多
    い数の複数台のエンジン発電機CG1・CG2・CG3を備え、 配電線路設備2に線路切換手段3を設け、線路切換手段
    3は、各エンジン発電機CG1・CG2・CG3の各出力端子M1
    ・M2・M3を、各需要設備L1・L2の各入力端子N1・N2に接
    続・遮断切換可能にして構成し、 上記各出力端子M1・M2・M3のそれぞれは相互に交替し
    て、上記各入力端子N1・N2に対して、一対一対応の関係
    で同一回数だけ接続・遮断切換するように構成した ことを特徴とする複数需要設備へのエンジン発電設備式
    電力供給設備。
  2. 【請求項2】前記線路切換手段3は、各エンジン発電機
    の各出力端子M1・M2・M3をそれぞれ各需要設備L1・L2
    各入力端子N1・N2に対して、順送り状に切換接続可能に
    構成した 事を特徴とする請求項1に記載の複数需要設備へのエン
    ジン発電設備式電力供給設備。
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