JP2568927Y2 - 可撓性を有する伸縮式アンテナ - Google Patents

可撓性を有する伸縮式アンテナ

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JP2568927Y2
JP2568927Y2 JP1991075747U JP7574791U JP2568927Y2 JP 2568927 Y2 JP2568927 Y2 JP 2568927Y2 JP 1991075747 U JP1991075747 U JP 1991075747U JP 7574791 U JP7574791 U JP 7574791U JP 2568927 Y2 JP2568927 Y2 JP 2568927Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、携帯用無線機等に用い
られて好適な可撓性を有する伸縮式アンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】携帯用電話器等の各種の携帯用無線機に
あっては、使用時にアンテナを引き出し、不使用時には
アンテナを収納できるように伸縮式アンテナが用いられ
ている。また、アンテナが引き出された状態で、アンテ
ナを他の物に打ち付け易い。そこで、アンテナに適宜な
可撓性を備えさせて、アンテナ自体の破損を防止すると
同時に、他の物に与える危害を少なくする工夫がなされ
ている。
【0003】従来のかかる可撓性を有する伸縮式アンテ
ナの一例の縦断面図を図3に示す。
【0004】図3において、1段目の第1エレメント1
0が、テレスコープ状に2段目の第2エレメント16に
積み重ねられている。そして、第1エレメント10は、
弾性を有する導電金属の丸棒からなるアンテナ素子で、
その上端にエレメントトップ12が設けられ、下端に導
電性弾性材からなるビヤ樽状の弾接子14が設けられて
いる。また、第2エレメント16は、弾性を有する導電
金属丸線が密着巻きでコイルスプリング状に成形された
筒状のアンテナ素子で、その内径は弾接子14が弾接し
ながら軸方向に摺動自在となるように設定される。この
第2エレメント16の上端には、第1エレメント10を
軸方向に貫通させるとともに弾接子14が上に抜け出な
いように上部エレメントストッパ18が配設される。そ
して、取付メタル20に、第2エレメント16が貫通さ
れ、この取付メタル20により第2エレメント16を適
宜な力で把持させて、保持および軸方向に移動可能に構
成されている。なお、この取付メタル20およびこれに
螺合する取付ナット22を用いて伸縮式アンテナが携帯
用無線機等の筐体24に固定される。さらに、取付メタ
ル20を貫通した第2エレメント16の下端には、第2
エレメント16が取付メタル20から上に抜け出るのを
阻止する下部ストッパ26が配設される。この下部スト
ッパ26を導電金属として、ここをアンテナ給電点とす
る。なお、上部エレメントストッパ18は、第2エレメ
ント16が取付メタル20から下に抜け出るのを阻止し
ている。
【0005】かかる構成において、第1エレメント10
を上に引き上げれば、第2エレメント16に対して弾接
子14で弾接されながら第1エレメント10が引き出さ
れるとともに、取付メタル20に対して第2エレメント
16が引き出されて伸張状態となる。また、第1エレメ
ント10を下に押し下げれば、第2エレメント16内に
第1エレメント10が収納されるとともに、取付メタル
20を固定した携帯用無線機等の筐体24の内側に第2
エレメント16が収納されて収縮状態となる。
【0006】また、伸張状態において、第1エレメント
10に軸方向と交叉する力が作用すれば、弾性を有する
第1エレメント10が屈曲するとともに、コイルスプリ
ング状の第2エレメント16が、図4のごとく屈曲して
伸縮式アンテナの破損等が防止される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来の伸縮式ア
ンテナにあっては、第2エレメント16がコイルスプリ
ング状であるため、その内周面に螺線状の凹凸があり、
第2エレメント16に対して軸方向に第1エレメント1
0を挿脱するときに、弾接子14が円滑に摺動せずに操
作がしにくいという不具合があった。また、第2エレメ
ント16が、図4のごとく屈曲状態となると、外側の大
きな弧側でコイルスプリング状に巻回された導電金属丸
線間に隙間tが生じ、第2エレメント16のアンテナ実
効長が変化してしまう。そこで、アンテナの共振周波数
およびインピーダンスが変化し、送受信しようとする信
号周波数に対してアンテナ利得が低下するという不具合
を生じさせる。
【0008】本考案は、上述の従来の可撓性を有する伸
縮式アンテナの事情に鑑みてなされたもので、伸縮が円
滑になし得るとともに、屈曲状態でもアンテナの共振周
波数およびインピーダンスが変化することのない可撓性
を有する伸縮式アンテナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本考案の可撓性を有する伸縮式アンテナは、複数本
のアンテナ素子をテレスコープ状に積み重ねた伸縮式ア
ンテナにおいて、導電金属粉を混合した可撓性樹脂で2
段目以下のアンテナ素子を内周面がすくなくとも軸方向
に平滑な筒状に成形して構成されている。
【0010】さらに、細い金属線または細い金属線から
なる編組線をインサートして、前記導電金属粉を混合し
た可撓性樹脂で2段目以下の前記アンテナ素子を成形し
て構成しても良い。
【0011】
【作 用】導電金属粉を混合した可撓性樹脂で2段目以
下のアンテナ素子を内周面がすくなくとも軸方向に平滑
な筒状に成形したので、この筒状のアンテナ素子の内周
面を1段目のアンテナ素子の弾接子が円滑に移動でき
る。また、屈曲状態であっても隙間等が生じることがな
く、アンテナ実効長が変化しない。
【0012】さらに、細い金属線または細い金属線から
なる編組線をインサートして樹脂成形するならば、2段
目以下の筒状のアンテナ素子の抵抗値が低くなり、また
強度的にも強いものとなる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1を参照して説明
する。図1は、本考案の可撓性を有する伸縮式アンテナ
の一実施例の縦断面図である。図1において、図3と同
一または均等な部材には同一符号を付けて重複する説明
を省略する。
【0014】図1において、図3と相違するところは、
第2エレメント30が、導電金属粉を混合した可撓性樹
脂で、内周面がすくなくとも軸方向に平滑な円筒状に成
形されたことにある。
【0015】かかる構成により、第2エレメント30の
内周面が平滑であるので、第2エレメント30に対して
軸方向に第1エレメント10を挿脱するときに、弾接子
14が円滑に摺動できて操作し易い。また、第2エレメ
ント30を屈曲させても外側の大きな弧側でいく分樹脂
内に混合された導電性金属粉の密度は減少するが、極め
て僅かであって実質的にアンテナ実効長は変化しない。
したがって、アンテナを屈曲させても共振周波数および
インピーダンスが変化するようなことがなく、適正なア
ンテナ利得が維持される。
【0016】図2は、本考案の可撓性を有する伸縮式ア
ンテナの他の実施例の第2エレメントの要部の縦断面図
である。
【0017】図2において、細い銅線が円筒状に編組さ
れた編組線40が、導電性金属粉が混合された可撓性樹
脂にインサートされて、第2エレメント42が成形され
ている。なお、編組線40に代えて、細い銅線等をイン
サートしても良い。
【0018】かかる構成にあっては、インサートされた
編組線40または細い銅線によって、第2エレメント4
2の軸方向の抵抗値が低下し、抵抗損が減少する。ま
た、編組線40または細い銅線の引張強度が、可撓性樹
脂の引張強度に加算され、それだけ第2エレメント42
は機械的強度が強く、破損されにくいものとなる。
【0019】なお、上記実施例では、上下2段にテレス
コープ状にアンテナ素子を積み重ねたが、これに限られ
ずに3段以上のものであっても良い。また、第1エレメ
ント10は、弾性を有する導電金属の丸棒で構成した
が、これに限られずに第2エレメント30または42の
ごとく、導電性金属粉を混合した可撓性樹脂で成形して
も良い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案の可撓性を有
する伸縮式アンテナは構成されているので、以下に示す
ような格別な効果を奏する。
【0021】2段目以下のアンテナ素子が筒状でその内
周面がすくなくとも軸方向に平滑なので、1段目のアン
テナ素子の弾接子が円滑に摺動でき、アンテナの伸縮が
円滑にできて操作し易い。また、屈曲させてもアンテナ
実効長が変化せず、アンテナ利得が変化するようなこと
がない。
【0022】さらに、導電性金属粉が混合された可撓性
樹脂で成形する筒状のアンテナ素子に、細い金属線また
は細い金属線からなる編組線をインサートして成形する
ならば、アンテナ素子の抵抗値が低下して抵抗損が減少
する。それだけ効率良く信号を放射および受信できる。
また、インサートされた細い金属線または編組線により
アンテナ素子の強度が強くなりアンテナが破損されにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可撓性を有する伸縮式アンテナの一実
施例の縦断面図である。
【図2】本考案の可撓性を有する伸縮式アンテナの他の
実施例の第2エレメントの要部の縦断面図である。
【図3】従来の可撓性を有する伸縮式アンテナの一例の
縦断面図である。
【図4】図3の伸縮式アンテナの第2エレメントを屈曲
させた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 第1エレメント 14 弾接子 30,42 第2エレメント 40 編組線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のアンテナ素子をテレスコープ状
    に積み重ねた伸縮式アンテナにおいて、導電金属粉を混
    合した可撓性樹脂で2段目以下のアンテナ素子を内周面
    がすくなくとも軸方向に平滑な筒状に成形したことを特
    徴とする可撓性を有する伸縮式アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可撓性を有する伸縮式ア
    ンテナにおいて、細い金属線または細い金属線からなる
    編組線をインサートして、前記導電金属粉を混合した可
    撓性樹脂で2段目以下の前記アンテナ素子を成形したこ
    とを特徴とする可撓性を有する伸縮式アンテナ。
JP1991075747U 1991-08-27 1991-08-27 可撓性を有する伸縮式アンテナ Expired - Fee Related JP2568927Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6142106U (ja) * 1984-04-25 1986-03-18 株式会社ヨコオ フレキシブルアンテナのエレメント
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JP3060204U (ja) * 1998-11-06 1999-08-17 株式会社荏原電産 電気機器収容用箱体

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