JPH063843B2 - 伸縮式アンテナ機構 - Google Patents

伸縮式アンテナ機構

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JPH063843B2
JPH063843B2 JP60243845A JP24384585A JPH063843B2 JP H063843 B2 JPH063843 B2 JP H063843B2 JP 60243845 A JP60243845 A JP 60243845A JP 24384585 A JP24384585 A JP 24384585A JP H063843 B2 JPH063843 B2 JP H063843B2
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synthetic resin
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diameter pipe
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徴雄 滝沢
昇三 斉藤
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は伸縮式アンテナ機構に係り、伸縮式アンテナ機
構の成形製作を容易とし、しかも軽量で比較的短小なア
ンテナにより好ましい送受信性能を安定して得しめよう
とするものである。
産業上の利用分野 伸縮式アンテナ機構。
従来の技術 移動可搬式のラジオ、テレビ、無線機等の通信機器に用
いられている伸縮式アンテナ(ロッドアンテナ)は古く
から知られたもので、その基本的構成は複数本のアンテ
ナ素子としての異径金属管を伸縮可能に組付けたもの
で、各異径金属管相互間における電気的導通を図り、し
かも伸出および縮入時の各異径金属管間での係止を図る
ために金属弾性係止片を夫々の管体間に介装したもので
ある。
又このような基本的構成関係を応用したものとして実公
昭44−20097号公報のようにコイル状導線をグラ
スウールなどの絶縁物中に埋装した管状体を用い、その
異径とされた複数本を伸縮可能に組付けたもの、或いは
実公昭54−19804号公報のように無線機からコイ
ルスプリングによって突出させるようにした飛出し式ア
ンテナ、更に実公昭55−8964号公報のようにアン
テナを構成する各管を螺旋状に係合作動せしめて伸縮さ
せるものが知られている。又実開昭47−27740号
公報では前記した一般的構成のロッドアンテナ内に上、
下端を絶縁してコイル状弾性絶縁線を固定し、内外で通
電可能としたことを提案されている。
また実開昭48−47239で公開されたものにおいて
は、合成樹脂パイプ内に同軸ケーブルまたは伸縮コード
を設けることが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 上記した従来一般のものにおいては金属管を以てアンテ
ナ素子とするもので、その加工おび介装された弾性金属
片の加工組立に相当の工数を必要とし、特に電気的な精
度向上に関し充分な留意を必要とするところからコスト
アップを避けられない。
耐食目的からしてクロムメッキの如きも不可欠であっ
て、やはりコストアップとなり、しかも単一色のものし
か得られないので適用される送受信機器あるいは車体な
どに対する調和を欠くことが多く美観を損う。
又この一般的形式のものに対しそれなりの工夫を凝らし
て提案された前記従来のものにおいても基本的には上記
の不利を有効に解決するに到っておらず、又折損事故を
生じ易く、構造複離で、例えば伸出が容易であっても縮
入が容易でないなど操作性に欠ける嫌いが残り、低コス
トでしかも好ましい性能を有するものとなし得ない。
実開昭48−47238で公開されたものにおいては同
軸ケーブルのような伸縮コードを用いるものであるか
ら、該コードが整然たる状態に位置せしめられ難く、伸
縮時に種々変形し、送受信特性が安定に得られない。ま
た内外面に凸条と凹条とを形成した管材を成形すること
が容易でなく、特に係合凹条を形成するためには合成樹
脂管材に相当の肉厚を必要としコスト的、重量的その他
においても不利となる。
「発明の構成」 問題点を解決するための手段 テレスコープ式に伸縮可能として組付けらた複数の異径
管材を合成樹脂による成形体として夫々形成し、これら
一連の異径管材における最上段管材と最下段管材との間
には前記したテレスコープ式伸縮操作に対して実質的に
抵抗を示すことのない細線によるコイル状アンテナ素子
を挿通して両端部を夫々固定し、上記した一連の異径管
材における内側管材の下端部外周に外側管材の上端部に
形成された係止部と接合する合成樹脂製接合片を取付
け、該合成樹脂製接合片の両端部間間隙部に外側管材の
内面に形成された係合条を係合させたことを特徴とする
伸縮式アンテナ機構。
作用 異径管材を合成樹脂材などの絶縁材で形成することによ
り充分な軽量化を図るだけでなく、任意の色彩を採用す
ることが可能となり、適用される受信機器や車体などに
マッチした多様な美観性をもつアンテナを得しめる。
前記異径管材はアンテナ素子たるコイル状金属線をカバ
ーし保護するから該アンテナ素子は細線で充分となる。
即ち弾圧力などを求めるものでないから異径管材相互間
における伸縮操作に実質的抵抗作用を示すことのない細
線でよいこととなり、伸縮操作を円滑とする。
伸縮される管材間に合成樹脂製接合片が介在することに
より、夫々の伸縮状態において異径管材が適切な合成樹
脂による弾性接合条件下のトルクにより係着支持せしめ
られ、安定した伸出状態を形成する。
前記アンテナ素子は単一部材であるが最上段管材と最下
段管材に取付けられているので、前記異径管材の伸出、
縮入によって金属管をアンテナ素子として伸縮せしめる
ものに準じた伸縮による受信関係が形成され、殊にコイ
ル状構成によるものであるから所定波の波長を金属管に
よるものよりも短い素子構成で適切に送受信させ、アン
テナの短小化を図らしめる。
アンテナの伸出限を規定する合成樹脂製接合片は量産的
に製造し得ると共に、この合成樹脂製接合片の両端と異
径管材の凸条との間に円周方向における回動阻止作用を
得しめ、しかも凸条は部分的で管体の薄層軽量性を有効
に確保し、コイル状アンテナ素子の伸出縮入操作に拘わ
らずそれらの部材は常に一定の関係を確保するから最高
利得を得るように組付けられたコイル状アンテナ素子の
送受信特性は常時最高状態に維持され、送受信作用を高
度且つ適正に維持する。
合成樹脂などによる異径管材とコイル状アンテナ素子と
は何れも好ましい可撓性を有し、折損事故などを回避す
るし、耐食性も殊更にめっきなどを必要としないで、し
かも高度且つ充分に得られる。
実施例 上記したような本発明によるものの具体的実施態様を添
附図面に示すものについて説明すると、複数の異径管材
1、2、3…を用い、これをテレスコープ式に相互に伸
縮可能で、しかも抜け出すことのないように連繋せしめ
る機械的な構成関係自体は従来から知られている一般的
伸縮アンテナと同じであるが、本発明においてはこのよ
うな異径管材1、2、3がアンテナ素子として用いられ
るものでなく、従って一般的に合成樹脂成形材であるこ
とにおいて本質を異にしたものであり、別にコイル状ア
ンテナ素子6を用い、このコイル状アンテナ素子6は上
記一連の異径管材1、2、3……における最上段管材1
と最下段管材3に両端を固定されたものであるが、それ
にも拘わらずそれら異径管材1、2、3のテレスコープ
式伸縮操作に対して実質的に抵抗を示すものでないこと
に大きな特質を有している。
前記のように細線材であるコイル状アンテナ素子6の端
部固定については第1図、第2図などに示すように保持
具7の如きに突部71を形成し、該突部71にアンテナ
素子6の端部を嵌着し、該嵌着部に筒形のリング部材8
を嵌装することによって有効且つ適切な止着を得しめ
る。
前記した最上段管材1の上端には飾り玉9が取付けられ
るが、それ以外の異径管材2、3…の上端は内側に屈曲
させた係止部2b、3bを形成し、又最下段管3以外の
管材1、2における下端側には係合孔1c、2cを設
け、このような下端部には第5図に示すような合成樹脂
製接合片4を取付ける。この取付けは部材1、2および
4が共に合成樹脂製たることよりして溶着などの手段に
よってよいことは勿論であるが、図示のものにおいては
接合片4に前記係合孔1c、2cと係合する突部4cを
形成していて、該突部4cを係合孔1c又は2cに嵌合
させることにより簡易に達成できるように成っている。
上記係合片4は一般的に第7図に示すように両側部のみ
を彎曲させた板状体として製造することが合成樹脂片の
成形上好都合であり、しかもこのものは上記のような管
材1、2の下端に第4図に示すように巻着状として取付
けた場合において好ましい弾性作用を示し異径管材間の
摺動による伸縮を有効に図る。
第4図に示すように接合片4を添着した管材1に対して
はその外側に第6図に示すような管材2が外側管材とし
て装着されるが、このような外側管材2又は3の内面に
は軸方向にそって係合条2a又は3aが形成され、該係
合条2a又は3aは前記した接合片4の両側端縁4a、
4a間に形成された間隙部5に嵌合される。即ち係合条
3aがこのように嵌合することにより各異径管材1、
2、3…がその伸縮操作に拘わらず円周方向において回
動することがなく、従ってコイル状アンテナ素子6は常
に一定の関係を維持する。つまりこのようなアンテナ素
子は一般的に最高状態の受信関係を得るように設計され
たものであるところ本発明のように異径管材1、2、3
…の伸縮操作に対し実質的に抵抗を示さない程度の細線
によるコイル状アンテナ素子6を用いたものにおいては
異径管材1、2、3…の伸縮によって該異径管材1、
2、3…相互間に回動が生ずることからコイル状アンテ
ナ素子6に捩り力が加わり、コイルによる縮径又は拡径
現象を生ぜしめられ、アンテナの電気的定数(インダク
タンスおよび静電容量)が変化し設計された受信性能に
変動(低下)を来す。上記のようにして円周方向におけ
る回動を阻止することによりアンテナ素子6への捩り力
は発生せず常に設計通りの受信関係を維持することがで
きる。
前記のように管材1、2、3…の伸縮に対し実質的に抵
抗作用を示すことのない細線であるコイル状アンテナ素
子6は全管材1、2、3の収入によっても管材を押し出
し、或いは全管材の伸長状態でも縮入作用をなす如きス
プリング力のないものであって、具体的には導電性を有
する径が0.3mm以下のような金属細線である。若干の弾
力作用があったとしても前記した接合片4などによる摩
擦抵抗に打勝つことのないものである。このようなコイ
ル状アンテナ素子6は必要なアンテナ線長をコイル状と
することにより素子長が短縮され金属管ロッドアンテナ
に較べ素子長が相当に短いもので該金属管ロッドアンテ
ナと同等の受信性能が得られ、即ち実験的に50〜60
%程度の長さで充分である。
異径管材1、2、3…が合成樹脂パイプの如きであるこ
との明らかな本発明アンテナはそれが適用される送受信
機器あるいは車体の色彩と有効に調和したカラーおよび
各種の模様等を実現し、又めっき剥げなどもないし、重
量的にも甚だしく軽量となることから従来のこの種アン
テナとは全然異った美観性を得しめる。
発明の効果 以上説明したような本発明によるときは従来のこの種伸
縮アンテナについてのイメージを大きく改革した製品を
提供することができ、適用されるべき機器ないし車体の
デザインや色彩にマッチし、又可撓性や軽量性の如きに
おいても甚だしく異ったアンテナが得られるものであ
り、しかも異径管材および接合片が何れも簡易な量産方
式により比較的薄層材として低コスト且つ的確に製造さ
れ、アンテナ素子は一体でつて単に保護材である異径管
材および前記接合片は殊更に精度を必要とする程のもの
もなく、組立ても簡易であることから充分な低コスト化
を得しめると共に伸縮操作時に回動阻止を図ることで前
記のような細線によるコイル状アンテナ素子の変形など
をなからしめ電気的常数の変化を防止しアンテナとして
安定且つ高能率の作動が得られるなどの効果を有してお
り、工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様の1例を示すものであって、第
1図は本発明によるアンテナ機構の伸出状態を示した断
面図、第2図はその縮入状態の縦断面図、第3図はその
横断面図、第4図は最上段管材についての斜面図、第5
図は合成樹脂製接合片の斜面図、第6図はその外側管材
についての下端部の斜面図、第7図は合成樹脂製接合片
の製造状態を示す斜面図である。 然してこれらの図面において、1、2、3は異径管材、
4は合成樹脂製接合片、5は間隙部、6はコイル状アン
テナ素子、7は導電性保持具、8はリング部材、9は飾
り玉、2a、3aは係合条を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレスコープ式に伸縮可能として組付けら
    れた複数の異径管材を合成樹脂による成形体として夫々
    形成し、これら一連の異径管材における最上段管材と最
    下段管材との間には前記したテレスコープ式伸縮操作に
    対して実質的に抵抗を示すことのない細線によるコイル
    状アンテナ素子を挿通して両端部を夫々固定し、上記し
    た一連の異径管材におる内側管材の下端部外周に外側管
    材の上端部に形成された係止部と接合する合成樹脂製接
    合片を取付け、該合成樹脂製接合片の両端部間間隙部に
    外側管材の内面に形成された係合条を係合させたことを
    特徴とする伸縮式アンテナ機構。
JP60243845A 1985-11-01 1985-11-01 伸縮式アンテナ機構 Expired - Lifetime JPH063843B2 (ja)

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JP2568927Y2 (ja) * 1991-08-27 1998-04-22 株式会社ヨコオ 可撓性を有する伸縮式アンテナ
KR101108923B1 (ko) * 2009-04-03 2012-01-31 (주)동현테크노 단말기용 안테나

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