JP2568850Y2 - 車両の屋上機器取付け構造 - Google Patents

車両の屋上機器取付け構造

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JP2568850Y2
JP2568850Y2 JP1990098113U JP9811390U JP2568850Y2 JP 2568850 Y2 JP2568850 Y2 JP 2568850Y2 JP 1990098113 U JP1990098113 U JP 1990098113U JP 9811390 U JP9811390 U JP 9811390U JP 2568850 Y2 JP2568850 Y2 JP 2568850Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両の屋上に、パンタグラフ、避雷器
またはヒューズ箱等の屋上機器を固定する取付け構造に
関する。
〔従来の技術〕
鉄道車両の屋上部には、一般にパンタグラフ、ヒュー
ズ箱、避雷器等が取付けられるが、従来これらの屋上機
器は、車両構体が形成された後、現場作業によりそれぞ
れ個別に屋根構体に取付けられていた。
第5図(a)から(c)に従来の取付け構造を示す
が、これらの図において、1は車両構体構造における左
右の側構体で、この側構体の先端部1aには、車両の長手
方向に沿って長桁、縦桁等からなる補強部材が設けられ
ている。上記左右の先端部1a,1a間には複数のタルキ2
が架設され、さらにこれらのタルキ2に屋根板2が張り
つけられ、上記タルキ2と屋根板3とで屋根構体4が構
成される。5は屋上機器としてのパンタグラフ、6は屋
上機器と車両との間の絶縁をする碍子、7はタルキ2と
平行に配置された強化型タルキ、8は屋上機器としての
ヒューズ箱、9はヒューズ箱とパンタグラフとの間の配
線、10はヒューズ箱固定用の補強材としての裏座金で、
タルキ2,2間に架設されたものである。
強化型タルキ7や裏座金10には、貫通して設けられた
スタッドボルトがあり、これらによって屋上機器として
のパンタグラフ5およびヒューズ箱8等を現場作業によ
って個々に固定する。
屋上機器として他にも避雷器等があるが、これらも、
図示は省略するが、同様に屋根構体4に補強部材を設
け、屋根構体との間を碍子で絶縁して固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記の従来例では、パンタグラフ等の屋上機
器の取付作業は、車両構体の全体が出来上がってないと
出来ず、車両の組立作業における作業順序が固定化さ
れ、並行した作業ができず、作業期間が長期化する原因
となっていた。
また、各屋上機器の荷重は屋根構体4の中央部に加わ
るため、屋根構体4に強化型タルキ7や裏座金10等の補
強部材を取付けおく必要があり、さらに、屋根構体4を
形成する際に、碍子6等を固定するためのスタッドボル
トを貫通して設けておく作業も必要で、部品点数が多く
なり、防水工事が必要になる等、現場での作業工数も多
くなっていた。
本考案は上記の問題の解決を図ったもので、屋上機器
の取付け作業を車両構体の組立作業と並行して1つの屋
上機器総合組立ブロックを構成することにより、車両作
成の工事期間を短縮すると共に、車両構体に屋上機器総
合組立ブロックを一括して取付けることにより屋上機器
の取付け作業を容易にし、屋根構体に余分な部分やを必
要としない屋上機器の取付け構造を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、左右の側構体
の間に架設された車両の屋根構体の上方に、複数の屋上
機器が取付けられる車両の屋上機器取付け構造におい
て、 前記複数の屋上機器を1つの共通基台上にあらかじめ
取り付けて1つの屋上機器総合組立ブロックを構成し、
前記側構体の先端部で前記屋上機器総合組立ブロックの
共通基台を支持する構造とし、 前記共通基台と屋上機器との間或いは前記共通基台と
側構体の先端部の間に碍子を設けたことを特徴としてい
る。
〔作用〕
車両の構体構造を形成するのと並行して屋上機器全て
を1つの共通基台にあらかじめ取り付けて1つの屋上機
器総合組立ブロックを構成しておく。
共通基台を側構体の先端部で支持するので、屋根構体
には屋上機器総合組立ブロックの重量が加わらず、従っ
て、屋根構体に従来必要とされていた補強のための部材
が不要となる。
屋根構体の両端部が側構体に架設された後に、共通基
台を車両の左右両側の側構体の先端部で支持するように
固定する。
絶縁用の碍子は、共通基台と屋上機器との間、或い
は、共通基台と側構体の先端部の間に取り付けられる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面によって説明する。第1
図は、本考案の実施例を示すが、基本的な構成は従来例
で説明したのと同様である。そして本考案は、パンタグ
ラフ5、ヒューズ箱8等の屋上機器を、井ゲタに一体的
に組んだ共通基台11上に、それぞれ碍子6を介して取付
け、必要な配線9の接続作業まで行って1つの屋上機器
総合組立ブロックを構成し、該共通基台11の左右両端を
断面がU字型の取付金具11aで支持し、該取付金具11aを
側構体1の先端部1a上の屋根構体4に溶接固定したこと
を特徴としている。取付金具11aは、側構体の先端部1a
に沿って設けられるが、複数のタルキ2にまたがって配
置するようにし、タルキ1本当たりの負荷荷重の低減を
図ることが望ましい。また、共通基台11と取付金具11a
の固定は、絶縁ベース11bを介してボルト締めにより行
う。取付金具11aを屋根構体4に固定する方法について
は、特に限定されるものではないのであるが、本考案の
実施例では溶接としている。溶接にすれば、屋根構体4
にスタッドボルトを貫設する必要がなくなり、防水工事
も不要になるというメリットがある。なお、この溶接作
業は、取付の最終工程でもよく、また、前もって屋根構
体4に溶接しておき、その後、屋上機器が固定された共
通基台11を固定する構成としてもよい。
以上のような本考案の構成とすれば、屋上機器5,8や
共通基台11の重量は、すべて側構体の先端部1aないし側
構体1で受けることになり、従来使用されていた補強部
材としての強化型タルキ7や裏座金10等が全て不要にな
り、屋根構体4が軽量化され、製造時間も短縮できる。
また、各屋上機器があらかじめ取付けられて1つの屋上
機器総合組立てブロックになるので、車両構体と並行し
て製造することができ、車両の製造期間の短縮が可能と
なる。さらに、屋根構体に屋上機器を個々に取付ける現
場作業が減り、能率のよいアウトワーク化ができること
から、作業の効率向上を図ることができる。
第2図は本考案の他の実施例を示す。
この実施例は、第1図に示したものとほぼ同じ構成で
あるが、パンタグラフ5の専用基台を拡大して共通基台
11とし、ヒューズ箱8等他の屋上機器を全て取り付けら
れるようにした点で相違している。第1図の実施例と比
べ、パンタグラフ5の専用基台が不要になる点でさらに
部品点数の削減、軽量化を図ることができる。
なお図示は省略するが、共通基台11は碍子を介して取
付金具に固定され、取付金具は第1図の実施例と同様に
屋根構体を介して側構体の先端部で支持される。この場
合碍子の数は共通基台11の支持に必要な数だけあればよ
くなるので、第1図の実施例の場合より減少させること
ができる。
第3図、第4図は、共通基台11を屋根構体4の側構体
1に近い位置、或いは、側構体1の上端部に溶接せずに
固定する実施例を示している。
第3図は、従来から屋根構体4に設けられている歩み
板12の内側端部に歩み板折曲部12aを形成し、共通基台1
1の端部とボルト、ナットからなる締結具13で締付け固
定する構成である。固定位置としての歩み板折曲部12a
の位置と、側構体1の先端部1aとが離れているが、タル
キ2の全体からすれば歩み板折曲部12aの位置は端部近
傍にあると考えることができ、屋上機器の重量は実質的
に先端部1aないし側構体1で受けられることに変わりは
なく、補強部材は不要である。
第4図は、屋根板3に連設される雨ドイ3aと共通基台
11の端部とを締結具13で固定している。雨ドイ3aは、側
構体1の先端部1aの丁度真上にあり、屋上機器の重量は
先端部1aないし側構体1で支持されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、屋上機器が、共
通基台の上にあらかじめ取付けられて1つの屋上機器総
合組立ブロックに構成されるので、従来では危険な高所
作業であった屋上機器取付け作業が、床面で行なえるよ
うになり、安全に且つ高能率で作業が推進されるため
に、機器取付け作業時間が大幅に短縮される利点と、屋
上機器取付け作業の時期が車両構体の製作工事に並行し
て行なえるために、車両製作の工事期間が短縮される利
点がある。
また、屋根構体に補強部材を設ける必要がなくなるの
で、屋根構体の軽量化と製造時間の短縮化とを図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両の屋上機器取付け構造の実施例を
示す図で、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は
左側面図、 第2図は本考案の他の実施例を示す図で、(a)は正面
図、(b)は上面図、(c)は左側面図、 第3図、第4図は共通基台と屋根構体との固定構造を示
す他の実施例の要部断面図、 第5図は車両の屋上機器取付け構造の従来例を示す図
で、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面
図である。 1……側構体、1a……先端部、2……タルキ、3……屋
根板、4……屋根構体、5……パンタグラフ(屋上機
器)、8……ヒューズ箱(屋上機器)、11……共通基
台。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の側構体の間に架設された車両の屋根
    構体の上方に、複数の屋上機器が取付けられる車両の屋
    上機器取付け構造において、 前記複数の屋上機器を1つの共通基台上にあらかじめ取
    付けて1つの屋上機器総合組立ブロックを構成し、前記
    側構体の先端部で前記屋上機器総合組立ブロックの共通
    基台を支持する構造とし、 前記共通基台と屋上機器との間或いは前記共通基台と側
    構体の先端部の間に碍子を設けたことを特徴とする車両
    の屋上機器取付け構造。
JP1990098113U 1990-09-20 1990-09-20 車両の屋上機器取付け構造 Expired - Fee Related JP2568850Y2 (ja)

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