JP2568727B2 - コードレス留守番電話装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コードレス留守番電話装置に関する。

従来の技術 従来、コードレス留守番電話装置は、基地局と移動局
を有し、基地局側の留守番電話部に録音された相手局か
らの用件録音の内容を、基地局側あるいは移動局側にあ
る留守番電話操作スイッチ群の押下により、基地局のス
ピーカで再生するか、または移動局側からの操作によっ
て、移動局のレシーバから聴くことができるものであっ
た。

第３図は従来例としての基地局のスピーカで再生する
タイプのコードレス留守番電話装置の構成を示してい
る。

Ａは基地局全体、Ｂは移動局全体を示す。

基地局Ａにおいて、１は着信検知手段、２は通話回
路、３は制御手段、４は留守番電話部、５は再生スイッ
チ，早送りスイッチ，巻き戻しスイッチ等から構成され
る留守番電話操作スイッチ群、６はスピーカ回路、７は
スピーカ、８は受信データ解読手段、９は送信データ生
成手段、10はRF送信回路、11はRF受信回路、12は送信空
中線、13は受信空中線、を示す。

又、移動局Ｂにおいて、14は送信空中線、15は受信空
中線、16はRF受信回路、17はRF送信回路、18は受信デー
タ解読手段、19は送信データ生成手段、20は制御手段、
21はレシーバ回路、22はレシーバ、23は基地局の留守番
電話制御スイッチ群を示す。

次に、上記従来例において、留守番電話に録音された
用件録音を再生する動作例について、説明する。

基地局Ａにおいて、留守番電話操作スイッチ群５のう
ち再生スイッチを押下すると、制御手段３によって留守
番電話部４とスピーカ回路６が起動して、スピーカより
留守番電話の再生音が出力される。又、移動局Ｂにおい
て、留守番電話制御スイッチ群23のうち、留守番電話の
用件録音を再生するためのスイッチを押下すると、送信
データ生成手段19によって、用件録音再生データが生成
され、RF送信回路17、送信空中線14を通じ基地局Ａへ送
信され、基地局Ａにおいて、基地局の受信空中線13を通
じてRF受信回路11を経て受信データ解読手段８で用件録
音再生データと解読され、制御手段３によって留守番電
話部４とスピーカ回路６が起動して、スピーカより留守
番電話の再生音が出力される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記基地局のスピーカで再生されるタ
イプの従来のコードレス留守番電話装置では、移動局と
基地局の場所が離れていて、留守番電話の使用者が移動
局の近くにいて、第３者が基地局の近くにいるような場
合に、容易に第３者が基地局の留守番電話操作スイッチ
群を押下することによって、移動局の近くの使用者への
用件録音の内容を勝手に聴くことができてしまうという
欠点があった。

本発明は、上記の欠点を解決するものであり、コード
レス留守番電話装置の移動局側において、基地局からの
留守番電話の制御を中止できるようにするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記欠点を解決するために、移動局に基地局
の留守番電話操作スイッチ群のスイッチ入力を無効にす
るための留守番電話制御中止データを生成する留守番電
話制御中止データ生成手段と、留守番電話制御中止デー
タ生成手段を起動するための留守番電話制御中止スイッ
チを設け、基地局に、移動局から送信されてきた留守番
電話制御中止データを解読する留守番電話制御中止デー
タ解読手段と、前記中止データが解読されたときは留守
番電話操作スイッチ群のいずれかのスイッチが押下され
たときでも留守番電話制御を中止する留守番電話中止手
段を設けたものである。

作 用 従って、本発明によれば、基地局からの留守番電話の
制御を移動局から中止することができる。

実施例 第１図は本発明の一実施例の構成を示すものである。
第１図において、符号A,B及び１〜23は第３図の符号A,B
及び１〜23に対応している。８−Ａは，移動局から送信
されてきた留守番電話制御中止データを解読する留守番
電話制御中止データ解読手段、24は留守番電話操作スイ
ッチ群のいずれかのスイッチが押下されたときでも留守
番電話制御を中止する留守番電話制御中止手段である。
又、19−Ａは基地局の留守番電話操作スイッチ群のスイ
ッチ入力のスイッチ入力を無効にするための留守番電話
制御中止データを生成する留守番電話制御中止データ生
成手段、23−Ａは留守番電話制御中止データ生成手段を
起動するための留守番電話制御中止スイッチである。

次に、基地局からの留守番電話操作を移動局から中止
する手順を第１図と第２図のフローチャートに基づいて
説明する。

移動局の留守番電話制御スイッチ23のなかの留守番電
話制御中止スイッチ23−Ａを押下する（第２図のステッ
プ１）と、留守番電話制御中止手段19によって、留守番
電話制御中止データが生成され、RF送信回路17、送信空
中線14を通じて、送信される（同図のステップ２）。基
地局Ａにおいて移動局Ｂからの留守番電話制御中止デー
タが、受信空中線13、RF受信回路11を経て受信され、受
信データ解読手段８内の留守番電話制御中止データ解読
手段８−Ａによって留守番電話制御中止データが解読さ
れる（同図のステップ３）。留守番電話制御中止データ
が解読されると、留守番電話制御中止手段24が起動し
て、これ以降に基地局Ａの留守番電話操作スイッチ群の
スイッチ押下しても留守番電話に録音された用件録音の
再生、早送り、巻き戻し等ができなくなる（同図のステ
ップ４）。

なお、移動局からの基地局の留守番電話に録音された
用件録音の再生等は可能である。又、基地局から再び留
守番電話の操作をさせるためには、移動局から任意のキ
ーを用いて、基地局からの留守番電話操作復帰データを
生成することによって復帰させても良い。

このように、上記実施例によれば、移動局からの制御
によって基地局からの留守番電話の操作を無効にするこ
とができるので、基地局の近くにいる第３者が、基地局
を用いても使用者のために録音されている用件録音を再
生できないようにして、使用者のプライバシーを守れる
という効果を有する。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、以下に示す
効果を有する。

移動局で留守番電話制御中止スイッチを押下すること
で、基地局における留守番電話の操作を無効にすること
ができるので、基地局の近くにいる第３者が、基地局を
用いても使用者のために録音されている用件録音を再生
できないようにして、使用者のプライバシーを守れると
いう効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ），（Ｂ）は本発明の一施例におけるコード
レス留守番電話装置のそれぞれ基地局側，移動局側の概
略ブロック図、第２図は本発明の一実施例におけるコー
ドレス留守番電話装置の送信から留守番電話動作に入る
までのフローチャート、第３図（Ａ），（Ｂ）は従来の
コードレス留守番電話装置のそれぞれ基地局側，移動局
側の概略ブロック図である。 A:基地局、B:移動局、１……着信検知手段、２……通話
回路、３……制御手段、４……留守番電話部、５……留
守番電話操作スイッチ群、６……スピーカ、８……受信
データ解読手段、８−Ａ……留守番電話制御中心データ
解読手段、９……送信データ生成手段、10……RF送信回
路、11……RF受信回路、12……送信空中線、13……受信
空中線、14……送信空中線、15……受信空中線、16……
RF受信回路、17……RF送信回路、18……受信データ解読
手段、19……送信データ生成手段、19−Ａ……留守番電
話制御中止データ生成手段、20……制御手段、21……レ
シーバ回路、22……レシーバ、23……留守番電話制御ス
イッチ群、23−Ａ……留守番電話制御中止スイッチ、24
……留守番電話制御中心手段。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】着信検知手段と、通話回路と、留守番電話
   部と、留守番電話部の操作を行う留守番電話操作スイッ
   チ群と、留守番電話部の再生音を聴くためのスピーカ回
   路と、スピーカと、留守番電話制御を含む制御手段と、
   受信データ解読手段と、送信データ生成手段と、RF送信
   回路とRF受信回路と、を有する基地局を設け、制御手段
   と、送信データ生成手段と、RF送信回路と、RF受信回路
   と、受信データ解読手段と、を有する移動局を設けたコ
   ードレス留守番電話装置において、上記基地局内に、移
   動局からの送信されてきた留守番電話制御中止データを
   解読する留守番電話制御中止データ解読手段と、前記中
   止データが解読されたときは留守番電話操作スイッチ群
   のいずれかのスイッチが押下されたときでも留守番電話
   制御を中止する留守番電話中止手段を設け、上記移動局
   内に、基地局の留守番電話操作スイッチ群のスイッチ入
   力を無効にするための留守番電話制御中止データを生成
   する留守番電話制御中止データ生成手段と、留守番電話
   制御中止データ生成手段を起動するための留守番電話制
   御中止スイッチを設けたコードレス留守番電話装置。