JP2568330B2 - 改良された解像性をもつ混合蛍光体x−線増感スクリーン - Google Patents

改良された解像性をもつ混合蛍光体x−線増感スクリーン

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JP2568330B2
JP2568330B2 JP3239489A JP23948991A JP2568330B2 JP 2568330 B2 JP2568330 B2 JP 2568330B2 JP 3239489 A JP3239489 A JP 3239489A JP 23948991 A JP23948991 A JP 23948991A JP 2568330 B2 JP2568330 B2 JP 2568330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はX−線増感スクリーンに関し、さ
らに詳しくは改良された解像性をもつX−線増感スクリ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来技術】X−線は密な物体の内部を検査しかつ評価
するために用いられ、また人体の医学的評価にも用いら
れている。これらの評価で作られる像を記録するため
に、X−線エネルギーをさらに有用なUV−可視光線に
変えるため、適当な蛍光体を含むX−線増感スクリーン
を用いるのが普通である。蛍光体により放出される光
は、ついでこのスクリーンに接触している通常のハロゲ
ン化銀エレメントを露光し、かくして所望の記録が作ら
れる。
【0003】X−線スクリーンは、普通バインダーと共
にスラリー状に混合した適当な蛍光体を使用し、これを
ある種の一般的な支持体、例えば、ボール紙またはポリ
エステルフィルムのようなものの上に塗布することによ
り作られる。有用な蛍光体は普通出発材料を一緒に混合
し、この混合物を各種の雰囲気、例えば、窒素、水素な
どの中で高められた温度で焼成することにより作られ
る。この蛍光体はつぎに未反応の出発材料をとり除くた
めに水洗し、そして前述のように適当なバインダーとと
もにスラリーにする。塗布後に、仕上ったスクリーンの
使用期間を長くするためその上に保護トップコートまた
は耐磨皮覆を施すことができる。
【0004】X−線エネルギー投射の作用下にルミネッ
センスをする多数の材料が知られているが、X−線増感
スクリーンに用いるため必要とされる特性を備えたもの
はごく僅かの特別のものである。これらには良く知られ
たタングステン酸カルシウム蛍光体と、同じく Brixner
氏により米国特許第4,225,653号中で述べられ
たM′単斜晶形タンタレートとが含まれる。これらのタ
ンタレート蛍光体は、X−線エネルギーをUV光に変換
するのに極めて効率的であり目下広く使用されている。
また、記載されるべきものには Brines と Rabatin の
両氏により米国特許第4,499,159号中で述べられ
たものに類似の、ランタンおよびガドリニウムのオキシ
ハライド類がある。
【0005】前述のX−線増感スクリーンユニットとと
もに用いたハロゲン化銀エレメントにより作られる画像
は、これらを人体のX−線評価の記録のため使用すると
きは、特に鮮明でかつシャープでなければならない。過
量のX−線に人体を露光することは有害であるから、感
度もまた重要なファクターである。そこで、放射線露光
を最小とするためにX−線増感スクリーンエレメントの
高感度を維持すると同時に、ノイズのない高画質の像が
作られるのを保証することが特に必要とされる。
【0006】混合蛍光体の利用も公知技術中で知られて
いる。例えば、米国特許第4,387,141号において
は改良された感度と鮮明度および低いノイズを達成する
ために、前述の Brixner 特許のタンタレートとタング
ステン酸カルシウムとからなる混合蛍光体について説明
している。
【0007】平板状粒子のハロゲン化銀エレメントがさ
らに一般的となったので、これらの感光性粒子の諸特性
と各種蛍光体の光出力とを調和させ、さらに良い画質を
達成させることが必要である。ガドリニウムオキシサル
ファイドのような蛍光体と一緒にした前述のタンタレー
ト蛍光体は、これらのハロゲン化銀エレメントについて
も有用である。しかしながら、これらの平板状粒子/蛍
光体システムの感度と鮮明度とを改良することに継続的
な要請があるのである。
【0008】本発明の目的は、平板状または通常の、例
えば、球状あるいは半球状粒子の、ハロゲン化銀エレメ
ントのいずれかを用いてX−線に露光をしたとき、個々
の蛍光体成分によるものよりも高感度と高い解像性とを
生じるような、混合蛍光体X−線増感スクリーンを提供
することである。
【0009】
【発明の要点】本発明によれば、支持体と、この支持体
上のバインダー中に分散された蛍光体混合物の層とから
なるX−線スクリーンであって、前記の蛍光体混合物
が、単斜晶形M′構造をもつYNbxTa1-x4である
希土類タンタレートで、xが0から0.15であるタン
タレートと、これに対して希土類活性化ランタンオキシ
ハライドを、蛍光体混合物の全重量を基準に10〜80
重量%添加したものから本質的に構成されたものである
改良されたX−線増感スクリーンが提供される。
【0010】
【発明の具体的説明】前記の混合物から作られたスクリ
ーンは、オキシハライド成分の高い変換効率とタンタレ
ート成分の優れた画質とを示す以上の結果を与える。こ
れらのスクリーンは個々の成分単独の知見から予期され
る以上の高い解像性を示している。この効果は平板状粒
子のハロゲン化銀エレメントについて特に認められるも
のであるが、普通のハロゲン化銀写真エレメントを使用
したときにも生ずるものである。
【0011】好ましくは、ランタンオキシハライドは活
性化されたLaOBrであり、10〜80重量%の広い
範囲に、さらに好ましくは15〜35重量%、なおさら
に好ましくは20〜30重量%の範囲に存在するもので
ある。X−線増感スクリーンの好ましい構造の構成体
は、その中に分散した反射性または吸収性の粒子を含む
かまたは任意的にその上に反射性または吸収性の層をも
つこともある支持体、本発明の混合蛍光体を含む蛍光発
生層、および保護層の順序に構成される。この構造体は
平板状粒子の青色感光性ゼラチンハロゲン化銀エレメン
トとともに用いると、少ないX−線露光の範囲において
優れた解像性と感度とを生ずるため、X−線変換スクリ
ーンとして極めて有用である。これに加えて、色素、光
吸収剤、および増白剤などの添加により感度と画質を調
整する通常の方法を、本発明のX−線増感スクリーンか
ら得られる画質をさらに強化するために使用することも
できる。
【0012】例えばツリウム、その他などで活性化した
ランタンオキシハライド、およびニオビウム活性化イッ
トリウムタンタレート蛍光体は、Brinesと Rabatin 両
氏の米国特許第4,499,159号と Brixner 氏の米
国特許第4,225,653号でそれぞれ詳しく述べられ
ている方法により作った、これら特許の記述を参考に挙
げておく。ついで、X−線増感スクリーンはこれら2つ
の蛍光体を所望の割合で混合し、そしてこの混合物を通
常の分散法を用いて、例えば、n−ブチルアセテートと
n−プロパノールとの混合物のような溶剤中で、例え
ば、ポリビニルブチラールまたはカルボキシル化したメ
チルメタクリレートのようなアクリル系バインダーなど
の適当なバインダーとともに混ぜ合わす。有用なアクリ
ル系バインダーには、ビー・エフ・グッドリッチ社で製
造されているカルボセットR アクリル樹脂が含まれ、例
えば、カルボセットR 525、平均分子量260,00
0、酸価76〜85;カルボセットR 526、平均分子
量200,000、酸価100;カルボセットR XL−
27、平均分子量30,000、酸価8などがある。
【0013】この蛍光体/バインダー混合物はついで支
持体上に塗布され、この支持体はバインダー中に分散し
たTiO2の層のような反射層を、その上に前もって塗
布しておくこともできる。別法としてベース支持体自体
例えばポリエチレンテレフタレートまたはその他の適当
なフィルム支持体は、ベース構造それ自体の中に分散し
た少量の反射性ピグメントを有することもできる。また
蛍光体/バインダー混合物は、高い解像性が必要とされ
そして多量の放射線露光が許容されるようなラジオグラ
フ法に用いるために、カーボンブラックのような光吸収
性のピグメントを含むかまたはその上に塗布されている
ような支持体上に塗布することもできる。
【0014】支持体上に蛍光体/バインダーの層を塗布
した後、その上に保護用トップコート層を付与すること
が普通である。このトップコート層は使用中に生じる汚
れや取扱上の傷などから高価な蛍光体層を保護し、X−
線増感スクリーンエレメントの寿命を長くする。代表的
なX−線スクリーンを作るための通常の支持体、バイン
ダー、混合と塗布の方法などは、例えば、前述の Patte
n氏の特許中で述べられており、この記述を参考に挙げ
ておく。
【0015】本発明の範囲で有用なX−線写真用エレメ
ントには、例えば、デュポン社のクロネックスR 医療用
X−線フィルムのような、球形粒子のハロゲン化銀エレ
メント、および好ましく当業者に良く知られている平板
状粒子のハロゲン化銀エレメントが含まれる。例えば、
Nottorf 氏の米国特許第4,722,886号と Ellis氏
の米国特許第4,801,522号には平板状粒子のハロ
ゲン化銀エレメントを作る方法を説明している。平板状
の塩化物乳剤は Maskasky 氏の米国特許第4,400,4
63号と Wey 氏の米国特許第4,399,205号中で
述べられている。平板状粒子エレメントの製造と利用と
を述べているこの他の米国特許には Dickerson 氏の第
4,414,304号、Wilgus 氏他の第4,434,22
6号、Kofron 氏他の第4,439,520号および Tufa
no 氏他の第4,804,621号などがあり、これら各
特許の記述を参考に挙げておく。
【0016】平板状の粒子は、普通その中の少なくとも
50%の粒子が、0.5μmより小さな厚みをもちかつ
平均アスペクト比が2:1よりも大きいような平板状の
ハロゲン化銀粒子のことである。これらの粒子は、一般
にゼラチンのようなバインダーを用いて乳剤中に作ら
れ、ついで例えば金とイオウ塩によって増感をされる。
必要ならば、カブリ除去剤、湿潤剤と塗布助剤、色素、
硬膜剤、などのようなその他の添加剤を存在させること
もできる。乳剤は、例えば、寸法的に安定なポリエチレ
ンテレフタレートのような支持体上に普通両面塗布を
し、そしてこれを保護するために、各乳剤層の上にうす
い硬化したゼラチンのオーバーコート層を塗布する。
【0017】これらの乳剤は一般にれ自身UV感光性で
あるから、これに増感性色素はどのようなものも添加す
る必要はない。しかしながら、必要なれば少量の増感性
色素を効果的に添加することができる。このような増感
性色素は光に対する感応性を増大させるために平板状粒
子の乳剤に添加するのが普通である。これらの平板状の
ハロゲン化銀エレメントは、より感光性であり、また被
覆力を実質的に損じることなくより薄い塗布量に塗布で
きるため、著しい利点を有している。その上これらの乳
剤は少量の普通の硬膜剤により前硬化をすることができ
る。
【0018】X−線増感スクリーン/写真フィルム組み
合わせの特に好ましい具体例において、1対のX−線増
感スクリーンはLaOBr:Tm約80重量%とYTa
0.99 5Nb0.0054約20重量%の混合物を、n−プロ
パノールとn−ブチルアセテートとの溶剤混合物および
カルボキシル化メチルメタクリレートアクリル系樹脂の
混合物中に分散させたものを用い、これを少量のアナタ
ーゼ型TiO2増白剤を約5mg/cm2の塗布量でその中に
分散して含む、ポリエチレンテレフタレートフィルム支
持体上に塗布することにより作成した。蛍光体は約15
〜110mg蛍光体/cm2の塗布量に塗布をする。この上
にスチレン/アクリロニトリルコポリマーのトップコー
ト層を塗布し乾燥した。好ましい乾燥厚みは約10μm
である。
【0019】写真フィルムエレメントは、厚み約0.2
5μmで平均アスペクト比4.5:1の平板状粒子を含
む、ゼラチンヨウ臭化銀エレメントを両面塗布したもの
である。スクリーンの1つは、寸法的に安定なポリエチ
レンテレフタレート支持体のいずれかの面上に付与さ
れ、そしてゼラチン保護層が上塗りされている、これら
のハロゲン化銀層の各々に対面して配置される。
【0020】本発明の実施に際して、この両面塗布した
ゼラチンハロゲン化銀エレメントは、通常のカセット中
で前述の1対のX−線増感スクリーンの間に入れられ
る。ついで、このエレメントは試験をされる物体、例え
ば、患者の体に近接して配置される。X−線が発生さ
れ、対象物を通過し、そして増感スクリーンにより吸収
される。このX−線の吸収の結果としてUV/可視光が
発生し、その間に入っているフィルムエレメントを露光
する。高解像性をもつ高画質の像がかくして得られるの
である。
【0021】
【実施例】本発明を以下に示すが、この特定の対照例と
実施例に限定されるものではなく、またここでパーセン
トは重量によるものである。
【0022】対照例1 YTa0.995Nb0.0054の100gを、ポリオキシエ
チレンとポリプロピレングリコールのブロックコポリマ
ー、可塑剤および湿潤剤ジオクチルナトリウムスルホサ
クシネートの混合物1gと、カルボキシル化メチルメタ
クリレートアクリル系バインダー6gとの中で、n−ブ
チルアセテートとn−プロパノールとの1:1重量混合
物の溶剤を用いてボールミルすることにより、X−線増
感スクリーンを作った。この分散物を厚み0.010イ
ンチ(0.25mm)のポリエチレンテレフタレート支持
体上に約58mg/cm2の塗布量で塗った。支持体は前述
のように約5mg/cm2のTiO2塗布量となるよう、その
中に分散させたTiO2を有している。この蛍光体層上
に塗布したトップコート層は、スチレン/アクリロニト
リルのブロックコポリマーからなり、乾燥塗布厚み約1
0μmとなるように塗布した。
【0023】テスト露光は、約0.25μmの厚みと約
4.5:1の平均アスペクト比とをもつ標準的な平板状
粒子のヨウ臭化銀エレメントを使用し、130cmの距離
のX−線管に向けたフィルムに、テストターゲットを通
じて70KVpと5mAsとで行った。露光後、通常の方法で
フィルムを現像し、定着し、そして乾燥させた。この露
光量を1.00とし、また生成した画像は解像性1.00
をもつものとした。
【0024】対照例2 LaOBr:Tmの100gを、対照例1で述べたアク
リル系バインダー8g中で同じ溶剤混合物を用いてボー
ルミルすることにより、X−線増感スクリーンを作っ
た。分散物は対照例1で述べたフィルム支持体上に約5
8mg/cm2の塗布量に塗り、そしてこれに対照例1で述
べたトップコート層を付与し乾燥させた。対照例1で述
べた同じフィルム試料をこのスクリーンに接触して配置
し、同じ装置で露光を与えた。この組み合わせに対照例
1の約56%の露光量を与えたとき、フィルム上で測定
される解像性は0.95であった。このことは、LaO
Br蛍光体を用いたスクリーンはYTaO4を含むもの
よりも高い効率を有しているが、同じ塗布量の蛍光体に
おいて劣った画質を生じることを示している。
【0025】実施例1 対照例1で述べた蛍光体の90%と対照例2で述べた蛍
光体の10%とを混合し、対照例1で述べた溶剤混合物
中のアクリル系バインダー6.25gの中にこの混合物
の100gを分散してX−線増感スクリーンを作った。
分散物は対照例1で述べたのと同じ支持体上に、蛍光体
の塗布量約58mg/cm2となるように塗布しこの上に対
照例1で述べたトップコート層を配置した。乾燥後、こ
のスクリーン中に対照例1で述べたのと同じフィルムを
入れたものを用い対照例1のように露光をした。結果は
対照例1の90%の露光レベルにおいて、対照例1また
は2のいずれよりも1.14倍高い解像性を示した。従
って、患者は有害なX−線の露光を受けることが著るし
く少なくなり、しかも得られる画像は優れた結果を有し
ている。
【0026】実施例2 対照例1で述べた蛍光体の80%と対照例2で述べた蛍
光体の20%とを使用した他は、実施例1をくり返し
た。結果は79%の露光レベルで得られる解像性は1.
07であった。
【0027】実施例3 蛍光体の15%をツリウム活性化ランタンオキシブロマ
イドとしそして85%をニオビウム活性化イットリウム
タンタレートとしたことの他は、実施例2で述べたよう
にしてX−線増感スクリーンを作った。スクリーンは、
混合蛍光体2000gと対照例1で述べた溶剤混合物中
のアクリル系ポリマー125gとからなる蛍光体分散物
から作成した。この蛍光体/バインダー混合物は対照例
1で述べたのと同じ支持体上に塗布して乾燥し、対照例
1で述べたように保護層を上塗りした。
【0028】このスクリーンは、両面塗布したハロゲン
化銀エレメントの両方の乳剤に等しい露光を与えるため
に、1方のスクリーンが他方よりも少ない塗布量をもつ
ように、不対称的な塗布量に塗布をされた。64mg/cm
2の塗布量をもつスクリーンを111mg/cm2の塗布量を
もつスクリーンと組み合わせ、この低い塗布量をもつス
クリーンを露光源に近い側のハロゲン化銀乳剤の露光に
使用し、そして塗布量の多いものを露光源から離れた方
の乳剤層の露光に使用するようにしたとき、このシステ
ムは市場で入手することのできるクロネックスR/クア
ンタIII X−線増感スクリーン(デュポン社)よりも優れ
た特性を与えることが認められた。本発明スクリーンの
解像性は平板状粒子のハロゲン化銀エレメントを用いた
場合、放射線むらとノイズとが20%少なくなるととも
に市販スクリーンのものと同程度であった。ハロゲン化
銀エレメントが通常の粒子から作られている、デュポン
社のクロネックスR 7高感度医療用フィルムを本発明の
スクリーンとともに用いたとき、解像性は1.05倍大
きく同時に放射線むらは前記の市販スクリーンより14
%少なかった。
【0029】本発明の要旨およびその実施態様を以下に
要約して示す。 1. 支持体と、この支持体上のバインダー中に分散さ
れた蛍光体混合物の層とからなるX−線増感スクリーン
であって、前記蛍光体混合物が、単斜晶形M′構造をも
つYNbxTa1-x4(xは0から約0.15である)で
ある希土類タンタレートと、これに対して希土類活性化
ランタンオキシハライドを、蛍光体混合物の全重量を基
準に10〜80重量%添加したものから本質的に構成さ
れたものである、改良されたX−線増感スクリーン。 2. 希土類活性化ランタンオキシハライドがツリウム
で活性化したランタンオキシブロマイドである、前項1
に記載のスクリーン。 3. ツリウム活性化ランタンオキシハライドが15〜
35重量%の範囲で存在するものである、前項1に記載
のスクリーン。 4. ツリウム活性化ランタンオキシブロマイドが15
〜35重量%の範囲で存在するものである、前項2に記
載のスクリーン。 5. 蛍光体層をもつ面がハロゲン化銀写真フィルムエ
レメントに対面して配置されX−線放射線に対して露光
されるものである、前項1に記載のスクリーン。 6. ハロゲン化銀フィルムエレメントが平板状のハロ
ゲン化銀粒子を少なくとも50重量%含むものである、
前項5に記載のスクリーン。 7. 平板状の粒子が0.5μmより小さい厚みと2:
1より大きい平均アスペクト比とを有するものである、
前項6に記載のスクリーン。 8. 支持体と、この支持体上のバインダー中に分散さ
れた蛍光体混合物の層とからなるX−線増感スクリーン
であって、この蛍光体混合物がツリウム活性化ランタン
オキシブロマイドの15〜35重量%と、単斜晶形M′
構造をもつニオビウム活性化イットリウムタンタレート
の65〜85重量%とから本質的に構成され、この蛍光
体がcm2当り15〜110mgの塗布量で塗布され、そし
てポリマー性バインダーのトップコート層をもつもので
あるX−線増感スクリーン。 9. 蛍光体混合物層用のバインダーがカルボキシル化
メチルメタクリレートである、前項8に記載のスクリー
ン。 10. トップコート層のポリマー性バインダーがスチ
レン/アクリロニトリルブロツクコポリマーである、前
項8に記載のスクリーン。 11. 1対のスクリーンの各スクリーンの蛍光体面
が、両スクリーンの間に存在する両面塗布ゼラチンハロ
ゲン化銀エレメントのハロゲン化銀乳剤層に対面して配
置され、各蛍光体層の塗布量が前記ハロゲン化銀乳剤層
のそれぞれに等しい露光量を与えるため不対称にされて
いるものである、前項8に記載の1対のX−線増感スク
リーン。 12. ハロゲン化銀エレメントが平板状のハロゲン化
銀粒子を少なくとも50重量%含むものである、前項1
1に記載の1対のX−線増感スクリーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−3300(JP,A) 蛍光体同学会編「蛍光体ハンドブッ ク」(昭和62年)オーム社P.287 ((C)増感紙用蛍光体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、この支持体上のバインダー中
    に分散された蛍光体混合物の層とからなるX−線増感ス
    クリーンであって、前記蛍光体混合物が、単斜晶形M′
    構造をもつYNbTa1−X(xは0から0.
    5である)である希土類タンタレートと、これに対して
    希土類活性化ランタンオキシハライドを、蛍光体混合物
    の全重量を基準に10〜80重量%添加したものから本
    質的に構成されたものである、改良されたX−線増感ス
    クリーン。
JP3239489A 1990-11-19 1991-09-19 改良された解像性をもつ混合蛍光体x−線増感スクリーン Expired - Lifetime JP2568330B2 (ja)

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