JPS62187299A - フロントおよびバツク増感紙対 - Google Patents

フロントおよびバツク増感紙対

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JPS62187299A
JPS62187299A JP2742087A JP2742087A JPS62187299A JP S62187299 A JPS62187299 A JP S62187299A JP 2742087 A JP2742087 A JP 2742087A JP 2742087 A JP2742087 A JP 2742087A JP S62187299 A JPS62187299 A JP S62187299A
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phosphor layer
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低エネルギーX放射線露光に応答して2元(
dual) 塗布ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素を
光に露光する螢光スクリーン対に関する。
(従来の技術〕 ニジカワおよびヤッフェ(Yaffe)の「Signa
l−to−Noise Properties of 
Mamn+ographic Film−Screen
 Systems (マンモグラフィーフィルムースク
リーンシステムの信号対雑音の性質) J 、 Med
旦b」ユ12(1) 、1月/2月(1985)には、
マンモグラフィ−(乳房撮影)に使用するハロゲン化銀
フイルム−増感紙(または増悪スクリーン:inten
sifying 5creen)システムである3M 
XUD/Trimax−2システムすなわち二重乳剤(
フィルム支持体の両反対側のハロゲン化銀乳剤N)交差
防止フィルムと使用する2枚の増悪紙に関する研究を記
載している。この対称形増感紙の対および二重乳剤フィ
ルムと、市販競争相手の単独増感紙および単独乳剤フィ
ルムの組合せ0rtho M/Min−Rとを比較して
、対称形増感紙対は、速さが2倍であり、低周波数にお
いてほぼ同様の像ノイズ特性をもつことが報告されてい
る。鮮鋭度の比較は報告されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、増感紙の対称形対で達成することがで
きるものと比較して、露光水準、像鮮鋭度および像均等
性(像ノイズ)の点で優れたラジオグラフィー性能を示
す低エネルギーラジオグラフィー用の増感紙対を提供す
ることにある。
以下余白 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、大部分がエネルギー水$40keν以下であ
るX放射線に像様露光した場合に、光に対する2元(d
ual)’!布ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素の像
様露光を提供することのできる螢光層を各々含むフロン
トおよびバンク増感紙(または増悪スクリーン)対を提
供するものである。前記のフロントおよびバックスクリ
ーン対は、前記のフロント増感紙が第3図の参照曲線A
の変調伝達因子(modulation transf
er factor)よりも大きい変調伝達因子をもち
、そして三相電源で28kvpで動作したMoターゲッ
ト管によって生じる参照X放射線露光を20〜60%ま
で減衰することができ〔ここで、参照X放射線露光はM
o Ooo、3nおよびポリ (メチルメタクリレート
)4.5cmを通過して前記ターゲット管のMoアノー
ドから25cmに設置した前記螢光層に達するものとし
、そして減衰は螢光層から50cmで測定するものとす
る〕、そして前記のバック増感紙が第3図の参照画′f
aBの変調伝達因子よりも大きい変調伝達因子をもち、
そして参照露光を存在するフロントおよびバックスクリ
ーンの両方で繰返した場合にフロントスクリーンから受
けたX放射線の少なくとも60%を減衰することができ
ることを特徴とする。
本発明以前の刊行物の教示および市販製品が示す従来技
術の一般的な見解に反し、本発明者が見出したところに
よれば、低エネルギーラジオグラフィーにおいて、2元
塗布ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素および適切に選
んだ非対称の増感紙対のアセンブリ(集成体)は、露光
水準、像鮮鋭度および像均等性(像ノイズ)の点で、相
当する2元塗布ラジオグラフィー要素および対称形増感
紙対のアセンブリによって達成することができるものと
比較して優れたラジオグラフィー性能を示すことができ
る。
具体的に述べれば、従来技術での慣行に反し、各増悪紙
の適切な選択と性質の向合とを行なえば、より有効な像
形成用の低エネルギーラジオグラフィーに、フロントお
よびバンク増感紙の対を使用することができる。結果と
して、従来技術において現在まで受は入れることができ
るものと思われていたラジオグラフィー像よりも優れた
ラジオグラフィー像を、減少した露光水準で実現するこ
とができる。後述する実施例で示すように、本発明のス
クリーン対は低ノイズ水準を示す鮮鋭な像を生成するこ
とができる。本発明のスクリーン対は、単独スクリーン
対を使用する像形成に必要なX放射線量を半分以下にす
ることができる。スクリーン対の感度をより高くするこ
とにより、そうでない場合には患者へのX線露光を増加
する必要があるのに対し、対象の動きを減らし、不鮮鋭
性の地形的原因を減らし、そして像形成を改良する技術
を可能にする。
本発明以前においては、低エネルギーラジオグラフィー
像形成の改良は、新規でより有効な材料、主に螢光体の
合成によってのみ実現することができるものと当業者に
は考えられていた。本発明は、公知の高効率螢光体を低
エネルギーラジオグラフィーに与える態様によって像形
成の実質的改良および露光水準の低下を実現することが
できることを示すものである。
低エネルギーX放射線によって柔軟組織を検査する簡単
な配置を第1図に示す。ラジオグラフィーで検査すべき
柔軟組織(1)〔この場合には乳房〕は、露光圧縮装置
(3)と露光グリッド(5)との間に位置する。グリッ
ドの下には露光記録アセンブリ (7)が位置する。
前記の露光圧縮装置は、各々X放射線に対して実質的に
透明な放射線人力窓(9)および出力窓(11)を含ん
でいる。出力窓は、検査中に乳房を良好に圧縮保持する
ための圧縮要素としても作用する。X放射線に対して低
透過性の材料からなる壁(13)は、人力窓を含み、そ
して管または他の通常のソースから放出されるX放射線
場を、その入力窓によって規定する。第1図では模式的
に焦点(15)から放出されるものとして示しである。
入力窓、出力窓および柔軟組織からグリッドへ通過する
非散乱X放射線を実線の矢印(17)で示す。
柔軟組織内でのX放射線と物体との衝突により、一部で
は放射線の吸収が起こり、一部ではX放射綿の方向転換
が起こる。方向転換された(すなわち散乱)X放射線を
模式的に破線の矢印(19)で示す。
グリッドには羽根(21)を設ける。その羽根はX放射
線に対して比較的不通過性であり、非散乱X放射線に対
して平行に配置する。羽根は、はとんどすべての非散乱
X放射線がグリッドを妨害なく通過させる。わずかに方
向転換されたX放射線もグリッドを通過することができ
るが、多くの高敗乱X放射線(これがもし単独で残ると
像鮮鋭度の大きな低下をもたらす)は羽根で中断される
かまたは偏向される。第1図に示す羽根の厚さおよび間
隔は、説明の便宜上、誇張しである。羽根の構成および
間隔により、露光記録アセンブリへ供給されるX放射線
の減衰と像鮮鋭度との望ましいバランスを実現すること
ができる。X線減衰を最小にするためにグリッドを完全
に除去することができるが、グリッドは鮮鋭度を改良す
るのに通常好ましい。適当な露光グリッドは公知であり
、市販されている。
第2図には、露光記録アセンブリ (7)の細部を示す
。アセンブリの各要素を圧縮して緊密に接触させるため
に使用する通常のケースまたはカセツテは図示してない
。前記のアセンブリは、3種の別々の要素からなる。す
なわち、2元塗布ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素(
23)、そのラジオグラフィー要素と露光用X放射線ソ
ースとの間に位置させるべきフロントスクリーン(25
)、およびバックスクリーン(27)である。前記の2
つのスクリーンが一緒になって、フロントおよびバンク
増感紙対を形成する。
第2図に示すとおり、2元塗布ラジオグラフィー要素は
、支持体(29)からなり、その反対側の各主要面上に
塗布した下塗り層(31) (33)をもつ。その下塗
り層(31) (33)の上に各々ハロゲン化乳剤層(
35) (37)を塗布する。乳剤層(35) (37
)の上に各々オーバーコートJlffl (36) (
39)を塗布する。
第2図に示すとおり、フロントスクリーンは支持体(4
1)と、下塗り層(43)と螢光リン光物質層(45)
とオーバーコートJi (47)とからなる。同様に、
第2図に示すとおりバックスクリーンは支持体(49)
と下塗り層(51)と螢光リン光物質JW (53)と
オーバーコート層(55)とからなる。フロントスクリ
ーンおよびバックスクリーンの支持体(41)および(
49)のリン光物質層と反対側の主要面上に、各々、カ
ール防止層(57) (59)を塗布する。
使用すると、X放射線は像記録アセンブリに対し、フロ
ントスクリーンカール防止層(57)および支持体(4
1)からリン光物質Ji (45)へ妨害なしに入る。
X放射線の一部分はフロントスクリーンリン光物質層中
で吸収される。残りのX放射線がオーバーコート層(4
7) (36)を通過する。少量のX放射線はハロゲン
化乳剤層(35)内で吸収され、乳剤層中での潜像形成
に直接的に寄与する。しかしながら、乳剤層(35)に
受容されたX放射線の大部分は支持体(29)および両
下塗り層(31) (33)を通過し、残りのハロゲン
化銀乳剤層(37)へ行く。ここでも、少量のX放射線
は残りのハロゲン化乳剤層内で吸収され、この乳剤層中
での潜像形成に直接的に寄与する。しかしながら、ここ
でも、乳剤層(37)に受容されたX放射線の大部分は
オーバーコート層(39) (55)を通過し、バック
スクリーンのリン光物’1(53)へ行(。バックスク
リーン・リン光物質層に衝突するX放射線の大部分はこ
の層で吸収される。
露光X放射線は主にリン光物質層(45) (53)で
吸収され、より長い波長の発光、代表的には紫外線、青
色光または緑色光の発光を生じる。フロントスクリーン
・リン光物質層(45)から発光された可視または紫外
光線は隣接ハロゲン化銀乳剤N(35)を露光する。バ
ックスクリーン・リン光物fJffl (53)から発
光された光線は隣接ハロゲン化銀乳剤層(37)を露光
する。これらの光線による露光が、ハロゲン化銀乳剤層
中で生成する潜像の大部分を占める。
前記の説明から明らかなとおり、リン光物質層(53)
より上のすべての層は、少なくとも成る程度まで、X放
射線通過性であることが必要である。
ハロゲン化銀乳剤層は若干のX放射線を有効に吸収する
が、その他の唯一の有効なX放射線吸収はフロントスク
リーン・リン光物質層内で起きる。
従って、バンクスクリーン・リン光物質層上にある支持
体、オーバーコート層および下塗り店は、できるだけ露
光X放射線に対して透明になるように選択する。
フロントスクリーン・リン光物質層とそれに隣接する乳
剤層とを分離するオーバーコート層(36)(47)、
およびバックスクリーン・リン光物質層とそれに隣接す
る乳剤層とを分離するオーバーコート層(39) (5
5)が光に対して透明であるのが好ましいことも明白で
ある。
オーバーコート層(36) (47) (39) (5
5)がX放射線および光線の両者に対して透明であるこ
とは像形成には必要でな((他の理由で好ましいが)、
省略することができる。
フロントスクリーン・リン光物質層(45)から発光し
た光線は、隣接乳剤層(35)並びに下塗り層(43)
、支持体(41)およびカール防止層(57)の両方向
へ向かう。下塗り層、支持体またはカール防止層が反射
性である場合には、光線が乳剤層(35)へ向けられて
戻る。これによって像記録アセンブリの感度を増加する
効果をあげることができるが、この感度増加は鮮鋭度の
犠牲によって達成されるものである。従って、下塗り層
、支持体およびカール防止層は各々発光光線に対して透
明であるか発光光線を吸収することができ、反射性は最
小であることが好ましい。下塗り層、支持体およびカー
ル防止層が各々透明である場合に、アセンブリから出る
光線が反射されて戻り、像鮮鋭性を害することを防止す
るために、そのような場合にはアセンブリを黒色のフィ
ルム、紙、またはフオーム層の間に設置するのが好まし
い。カール防止層(57)、支持体(41)および下塗
り層(43)はX放射線も光線も吸収する必要がないの
で、それらはアセンブリの性能には必須のものでないこ
とは明白である。従って、それらを省略することができ
る(但し、別の理由で、含ませることが好ましい)。
その支持体(41)がない場合には、リン光物質層(4
5)を乳剤層(35)の上に直接に除去自在に塗布する
こともできる。
第2図において、バックスクリーン・リン光物質層(5
3)は、フロントスクリーン・リン光物質層(45)よ
りも比較的厚(図示しである。バックスクリーンは、前
に吸収されなかったすべてのX放射線の予定の最終目的
地であるので、実質的にすべての入射X放射線を吸収す
ることができる。従って、下塗り層(51)、支持体(
49)およびカール防止層(59)が像形成には不要で
あり (他の理由から、含ませることが好ましいカリ、
省略することができることは明白である。支持体(49
)がない場合には、リン光物質層(53)を乳剤層(3
7)の上に直接に除去自在に塗布することもできる。
前記の説明から明らかなとおり、像記録アセンブリは、
第2図に示すような3個の分離要素である必要はなく、
フロント・リン光物質層(45)またはバック・リン光
物質層<53)のいずれかをラジオグラフィー要素と一
体化した2個の要素であることができる。あるいは、両
リン光物質層をラジオグラフィー要素と一体化して単独
要素アセンブリを形成することができる。
第2図に示すような2元塗布ラジオグラフィー要素(2
3)を使用する代りに、一方の主要支持体表面上を乳剤
層で各々塗布した2個の別々のラジオグラフィー要素を
使用すると、前記の3要素アセンブリ (7)は4要素
アセンブリに置換される。
例えば、そのような4要素アセンブリは、第2図におい
てラジオグラフィー要素支持体(29)を背面で接触さ
せて配置した2個の別々の支持体で置換しただけのもの
である。フロントおよびバックリン光物質層を各々隣接
ラジオグラフィー要素と一体化すると、各々リン光物質
層とハロゲン化乳剤層とを含有する2要素アセンブリが
得られる。更に別の変形においては、フロントスクリー
ンおよびバンクスクリーンの一方と一体化した単独ハロ
ゲン化銀乳剤層によって2元塗布ラジオグラフィー要素
(23)を置換することにより、非常に鮮鋭な像を形成
することができることが明白である。
前記の各種の組合せから明らかなように、像の記録に必
須のものは、2個のリン光物質層および1個の中間介在
ハロゲン化銀乳剤層および各層の構造的一体性を与える
成る手段例えば支持体だけである。3個の分離要素、す
なわち各々リン光物質層を含むフロントおよびハックス
クリーン対およびハロゲン化銀乳剤層少なくとも1個を
含む中間介在ラジオグラフィー要素へ、像記録アセンブ
リを分解することは、多数の露光に対してリン光物質層
を再使用する通常の慣行からのものである。
但し、ハロゲン化銀乳剤層は単独露光より多くに対して
ほとんど使用されない。像形成にはハロゲン化銀乳剤J
i51個が必須であるだけであるが、各々スクリーンに
隣接する2個の乳剤層によって、より高い水準の鮮鋭度
およびより低い水準の像ノイズが達成される。
低エネルギーラジオグラフィーにおいて、前記のアセン
ブリが像鮮鋭性および必要露光水準の点で優れた性能を
示すことができることを本発明者は見出した。適当に選
択しそして性質を向合せたフロントおよびバックスクリ
ーンの対により、本発明以前に受は入れられていた従来
技術の慣行による単独スクリーンまたは同一スクリーン
対を使用することによって達成される像特性よりも優れ
た像特性を生成することができるという発見が本発明の
基礎になっている。
本明細書において低エネルギーX放射線とは、50%よ
り多い光量子が40kev未溝のエネルギー水準である
X放射線を意味する。実際には、柔軟組織検査用のX放
射線を発生するのに使用するモリブデンおよびタングス
テンターゲットX線管を、エネルギー水準が40kev
より大きいX線光量子を非常に少量しか生成しない電圧
で動作する。
代表的なマンモグラフィー用途において、前記のハウス
(Haus)は、各々28kvpおよび24kvpで動
作した場合に完全に39kev以下のエネルギー水準の
光量子を生成するモリブデンおよびタングステンターゲ
ットX4i管を示している。
フロントスクリーン用のリン光物質層の選択が、優れた
品質の像を生成するのに最も重要である。
フロントスクリーンが厚すぎると、不当に高い割合のX
放射線を吸収し、バックスクリーンのX放射線吸収機能
を奪ってしまう。更に、鮮鋭度は、フロントスクリーン
の厚さの増加と直接的に関連して劣化する。一方、リン
光物質層が薄くなりすぎると、皮膜不均質性例えば厚み
の不均質性および乾燥パターン等が像の全体的品質を低
下させる。
これは像様露光フィルムにおいて高水準の像モトル(像
ノイズ)に反映される。
三相電源でzskvppで動作するMoターゲット管で
生成される参照X放射線露光をフロントスクリーンが2
0%(好ましくは35%そして最適には40%)〜60
%(好ましくは55%、最も好ましくは50%、そして
最適には45%)まで減衰することができる場合に優れ
た像が得られることを本発明者は見出した〔ここで、参
照X放射線露光はMo 0.03nおよびポリ (メチ
ルメタクリレート)4.5amを通って、ターゲット管
のMoアノードから25cmに設置されたフロントスク
リーンのリン光物質層に到達するものとし、そして減衰
はリン光層から50cmで測定するものとする〕。
これにより残りのX放射線をアセンブリの下方要素に透
過させることが可能になり、バンタスクリ−ンへの充分
なX放射線透過が可能になる。
同時に優れた像鮮鋭度を得るためには、フロントスクリ
ーンの変調伝達因子を第3図の曲線Aの変調伝達因子以
上に維持する。好ましいフロントスクリーンは、5〜1
0サイクル/鶴の範囲に亘って、参照曲線AのM T 
F (modulation transferfac
tor  :変調伝達因子)の少なくとも1.1倍のM
TFをもつものである。スクリーン−フィルムに関する
変調伝達因子(MTF)の測定は、トイ・クニオ等rM
TF and Wiener 5pectra of 
Radiogra−phic Screen−Film
 SystemsJ 、υ、S、 Departmen
tof Health and  Human 5er
vices 、パンフレットFDA 82−8187に
記載されている。サイクル/龍の範囲に亘る個々の変調
伝達因子のプロフィルは変調伝達関数を構成する。
必要なMTF水準を維持するためには、リン光物質層の
有効厚さを、特徴的に60μm未満、好ましくは45μ
m未満、最も好ましくは40μm未満そして最適には3
5μm未満に維持する。リン光物質層がリン光物質とそ
のバインダーとだけから本質的になり、そして合計反射
率20%未満の支持体上に塗布されている場合には、リ
ン光物質層の実際の厚さとリン光物質層の有効厚さとは
同一である。
より厚いリン光物質層の鮮鋭度は、リン光物質層によっ
て発光される光線の一部分を吸収することのできる物質
例えば染料または顔料を加えることにより、より薄いリ
ン光物質層の鮮鋭度に適合させることができる。リン光
物質層中を移動する光線は、それがリン光物質層主要面
に直角の方向からはずれる程度まで、リン光物質層中の
増加した通路距離を経験し、これは吸収の可能を増加す
る。これによって、鮮鋭度劣化に不均衡に寄与する光線
を、リン光物質層中でより吸収されたようにする(但し
、光線吸収性材料が存在する場合)。
吸収性材料は非常に少量でも、すなわち1%未満好まし
くは0.006%未満(リン光物質の重量を基準とする
)でも、鮮鋭度の改良に非常に有効である。所望により
、光線吸収性材料(例えばカーボン)および光線散乱性
材料(例えばチタニア)の組合せを使用することにより
、鮮鋭性の品質を特定の用途に適合させることができる
鮮鋭な像を生成するための適合性にとって本質的なもの
は、リン光物質層の実際の厚さよりもむしろ有効厚さで
ある一0本明細書においてリン光物質層の有効厚さとは
、合計反射率20%未満の支持体上に同じ割合で塗布さ
れたリン光物質とそのバインダーとから本質的になる、
それ以外は相当するリン光物質層のものと同じ変調伝達
因子を示す厚さを意味する。
フロントスクリーン・リン光物質層に吸収性材料を単に
加えるだけでその有効厚さを減少させることができるが
、吸収性材料の添加はリン光物質層によって吸収される
X放射線の割合を減少するものではない点を指摘してお
く必要がある。厚いフロントスクリーン・リン光物質層
を使用し、そして発光光線を吸収することのできる材料
の使用量を増加することによってその有効厚さを著しく
減少することができるが、その増加した厚さく有効厚さ
に反映されない)はフロントスクリーン中でのより多い
X放射線の吸収およびラジオグラフィー要素へのより少
ない割合の光線の透過をもたらす。一般に、必要な有効
層厚さおよびフロントスクリーンに吸収されるX放射線
の割合と一致する任意の便利な割合で吸収剤をフロント
スクリーン・リン光物質層中に配合することができる。
感度を最適にするために、吸収剤好ましくは約0.1%
未満、最も好ましくは0.01%未満(リン光物質の重
量を基準とする)をフロントスクリーン中に配合する。
前記の通り、フロントスクリーン支持体、その下塗り層
およびカール防止層はすべてが光線に対して透明である
ことが好ましく、そして黒色のプラスチックフィルム、
紙またはフオーム裏紙と共に使用するのが好ましいが、
フロントスクリーン支持体または下塗り層もしくはカー
ル防止層の一方からの反射を高めることが達成されると
フロントスクリーンの感度が上昇することが黒、められ
る。
反射光線による鮮鋭度の減少を相殺するために、リン光
物′ff層中に吸収性材料を配合することができる。従
って、吸収性材料を使用してリン光物質層中の散乱光の
透過を減少させ、光線散乱の原因とは無関係に鮮鋭度を
向上することができる。
フロントスクリーン・リン光物質層の有効厚さは、当業
界で従来から実際に使用されているスクリーンリン光物
質層厚さと比較して薄い。この理由は、当業界では、低
エネルギーラジオグラフィーには単独スクリーンまたは
対称形スクリーン対だけを有効に使用することができる
ものと考え、単独スクリーンまたは対称形スクリーン対
を使用する際のリン光物質層の最小有効厚さを予想した
からである。本明細書で意図するフロントスクリーン・
リン光物質層有効厚さは、従来は薄すぎて皮膜不均質性
(従って像形成不均質性)を許容可能な低水準に維持す
ることができないものと認められていた厚さである。
低エネルギーハロゲン化銀ラジオグラフィーにおいて非
対称形のフロントおよびバックスクリーン対を使用する
ことにより、フロントスクリーンの低有効厚(これは鮮
鋭度の改良には非常に望ましい)が、像モトル(像ノイ
ズ)を最少にするという当業界の要件を満足させること
とも調和することが観察された。より厚いバンクスクリ
ーンを組合せて使用することにより、過剰の像形成不均
質性なく、より低いフロントスクリーン・リン光物質層
厚さが可能になることが明らかである。光線発光におけ
る点から点への(point to point)変動
に関する皮膜層の厚さ不均質性を強調することにより、
薄いスクリーンによって生成される像モトルをリン光物
質皮膜被覆量の減少に帰することができる。
本発明は、バックスクリーン・リン光物質層が、フロン
トスクリーン中のリン光発光における点から点への変動
を相殺することができるという観察に部分的に基礎を置
いている。成る選択した参照地点においてフロントスク
リーン・リン光物質層が平均より小さい厚さを示し、従
って平均より少ない光線量を放出する場合には、その選
択地点においてX放射線入射線は予想量よりも少量が吸
収される。2個のスクリーンを使用すると、その未吸収
X放射線はその移動を続け、第2のスクリーン・リン光
物質層に衝突する。前記の選択地点の線が、絶対的に均
質なフロントスクリーン・リン光物質層皮膜を基準とし
て、吸収されるべきであった量よりも少ないその同じ量
だけ、アセンブリにおける合計X放射線入射光において
割合が多い。
バンクスクリーン中の選択地点における、より高い水準
の入射X放射線は、予想光線発光よりも高く、直接的に
変えられる。フロントスクリーンとバックスクリーンと
を分離する2元塗布ラジオグラフィー要素中に生成する
像について見ると、リン光物質層の絶対的均質性を仮定
すれば、フロントスクリーンに最も近い乳剤層は、生成
されるべきである像濃度よりも若干低い像濃度を選択参
照地点で生成するのに対し、バックスクリーン隣接乳剤
層中に生成する、選択参照地点での像濃度は生成される
べき濃度よりも若干高(なる。その結果、2個の乳剤層
中の濃度の不均質性は相互に補完され、従ってフロント
スクリーン単独使用の際に観察されていた皮膜不均質性
に帰因するモトルは、その大きさが著しく減少する。前
記の説明は選択点がフロントスクリーンにおいて平均よ
り小さい厚さである場合について行なったが、選択点が
フロントスクリーンにおいて平均より大きい厚さである
場合にも、フロントスクリーンとバックスクリーンとの
同じ相殺が起きる。
バックスクリーン性能要件がフロントスクリーンの要件
と異なる点は、バックスクリーンに受容されたすべて(
100%)のX放射線を、いかなる像形成の欠点もなく
、鮮鋭度基準を満足させて、吸収することができる点で
ある。バックスクリーンが、第3図の参照曲線Bの変調
伝達因子以上の変調伝達因子を示す場合に、鮮鋭度の要
件が満足される。好ましいバンクスクリーンは、1〜1
0サイクル/■1の範囲に亘り、参照曲線BのMTFの
少なくとも1.1倍のMTFをもつものであり、最適の
MTFは5〜10サイクル/龍の範囲に亘り、曲線Bの
MTFの少なくとも2倍である。
実際には、バックスクリーン・リン光物質層をフロント
スクリーン・リン光層よりも厚くして高水準のX放射線
吸収に有利になるようにバックスクリーン・リン光物質
層を構成するのが好ましい。
例えば、バックスクリーンは、低エネルギーラジオグラ
フィーにおいて単独で使用されていた通常の増感紙の形
をとることができる。
好ましいバックスクリーン・リン光物質層は、それと対
をなすフロントスクリーンのリン光物質層の有効厚さよ
りも大きい有効厚さをもつものである。像形成における
感度と鮮鋭度との最も有効な組合せにとって最適のバッ
クスクリーン・リン光物質層は、有効厚さ約60〜10
0μmの範囲をもつものである。フロントスクリーンと
比較した場合に、より厚いリン光物質層を使用してバッ
クスクリーンを構成し、そして光線吸収剤の使用を有利
にして有効厚さおよび従ってMTFを制御することが若
干有利である。フロントスクリーンと比較して、バンク
スクリーンにおいては感度と鮮鋭度とのバランスは感度
に重みがかかるので、リン光物質層中での反射性材料、
反射性支持体および/または反射性下塗り層の使用は本
発明の範囲内に入る(もっとも、必須ではない)。例え
ば、バンクスクリーンはリン光物質層と支持体との間に
塗布したチタニア層を含有することができる。
有効厚さ、MTFおよび参照露光X放射線減衰百分率の
要件を、フロント増感紙に対して同時に考慮する場合に
は、好ましいリン光物質はタングステン酸カルシウム(
CaWO4) Hニオブおよび/または粘土活性化タン
タル酸イツトリウム、ルテチウムおよびガドリニウム;
並びに粘土活性化粘土オキシカルコゲニドおよびハライ
ドを含んでいる。
本明細書において、希土類は原子番号39または57〜
71の元素を意味する。粘土オキシカルコゲニドおよび
ハライドリン光物質は好ましくは弐M、、−,,,M 
’ 、 0. X 〔式中、Mは金属イツトリウム、ランタン、ガドリニウ
ムまたはルテチウムの少なくとも1個であり、M′は粘
土金属好ましくはジスプロシウム、エルビウム、ユウロ
ピウム、ホルミウム、ネオジム、プラセオジム、サマリ
ウム、テルビウム、ツリウムまたはイッテルビウムの少
なくとも1個であり、Xは中間カルコゲン(S 、Se
もしくはTe)またはハロゲンであり、nは0.000
2〜0.2であり、そしてWはXがハロゲンの場合には
1でありそしてXがカルコゲンの場合には2である〕で
表される化合物から選択する。タングステン酸カルシウ
ムはウィンド(Wynd)等の米国特許第2.303,
942号明tagに記載がある。ニオブ活性化および粘
土活性化タンタル酸イツトリウム、ルテチウムおよびガ
ドリニウムはブリクスナー(Brixner)の米国特
許第4,225,653号明細書に記載されている。粘
土活性化ガドリニウムおよびイツトリウム中間カルコゲ
ンリン光物質はロイス(Royce)の米国特許第3,
418,246号明細書に記載されている。
粘土活性化ランタンおよびルテチウム中間カルコゲンリ
ン光物質はヨコム(Yocom)の米国特許第3.41
8,247号明細書に記載されている。テルビウム活性
化ランタン、ガドリニウムおよびルテチウムオキシスル
フィドリン光物質はブチャナン(Buchanan)等
の米国特許第3.725.704号明細書に記載されて
いる。セリウム活性化ランタンオキシクロリドリン光物
質はスウィンデルズ(Swindells)の米国特許
第2,729,604号明細書に記載されている。テル
ビウム活性化および場合によりセリウム活性化ランタン
およびガドリニウムオキシハロイドリン光物質はラバチ
ン(Rabatin)の米国特許第3.617.743
号およびフェリー(Ferri)等の米国特許第3,9
74.389号明細書に記載がある。粘土活性化粘土オ
キシハライドリン光物質はラバチン(Rabatin)
の米国特許第3.591,516号および第3.607
,770号各明細書に記載がある。テルビウム活性化お
よびイッテルビムウ活性化粘土オキシハライドリン光物
質はラバチン(Rabatin)の米国特許第3,66
6.676号明細書に記載がある。ツリウム活性化ラン
タンオキシクロライドまたはオキシブロマイドリン光物
質はラバチン(Rabatin)の米国特許第3,79
5,814号明細書に記載がある。
(Y 、 Gd)zozs  : Tbリン光物質(こ
こで、イツトリウム対ガドリニウムの比は93ニア〜9
7:3である)はエール(Yale)の米国特許第4,
405.691号明細書に記載されている。ラッキー(
Luckey)等の米国特許第4,311.487号明
細書に記載のビスマスおよびインテルビウム活性化ラン
タンオキシクロライドリン光物質によって示されている
ように、非粘土共活性剤を使用することができる。同一
スクリーンの別々の層中でのリン光物質の塗布およびリ
ン光物質の混合は具体的に認められている。
タングステン酸カルシウムとタンタル酸イツトリウムと
のリン光物質混合物はバッテン(Patten)の米国
特許第4,387.141号明細書に記載されている。
しかしながら、一般に、単独スクリーン内の多重リン光
物質層または混合物はいずれも好ましくな(また必要と
されない。
フロントスクリーンのX放射線吸収の最適水準ができる
限り薄いフロントスクリーンリン光物質層によって達成
された場合に、最適のアセンブリ性能が実現される。こ
のためには、知られている最高の吸収効率をもつリン光
物質を使用する必要がある。従って、フロントスクリー
ンの構成にとって最適のリン光物質層は、紫外線および
青色光線発光に対してはタングステン酸カルシウムおよ
びニオブ活性化またはツリウム活性化タンタル酸イツト
リウムであり、緑色光線発光に対してはテルビウム活性
化ガドリニウムまたはルテチウムオキシスルフィドであ
る。
リン光物質は任意の通常の粒度範囲および分布で使用す
ることができる。一般に認められているところでは、よ
り鮮鋭な像はより小さい平均粒度によって実現されるが
、光線発光効率は粒度減少に伴って低下する。従って、
成る用途の最適平均粒度は、望ましい像感度および像鮮
鋭度のバランスを反映したものである。通常のリン光物
質の粒度範囲および分布は前記のリン光物質に関する文
献に記載されている。
バックスクリーンで使用するリン光物質に対しても、フ
ロントスクリーンに関して前記で説明したのと同じ優先
(好ましい)順位があてはまる。
しかしながら、バックスクリーンの、より低い許容可能
なMTFおよびより大きい厚さにより、吸収および/ま
たは発光の効率が若干低いリン光物質を使用することが
でき、しかも許容可能な像形成特性も満足する。
リン光物質層は別のバインダーを含有する必要がないこ
とが認められているが、多くの用途にお−いて、リン光
物質層に充分なバインダーを含有させてリン光物質層に
構造一体性を付与する。一般に、本発明の実施に有用な
バインダーは当業界において通常使用されているバイン
ダーである。バインダーは、X放射線および発光光線に
透明な広範な公知有機ポリマーから一般に選択する。当
業界で通常使用するバインダーとしては、ポリ (ビニ
ルアルコール)のナトリウム0−スルホベンズアルデヒ
ドアセタール;クロロスルホン化ポリ(エチレン);ビ
スフェノールカポネートとポリ(アルキレンオキシド)
とのコポリマーおよび高分子ビスフェノールポリ (カ
ーボネート)の混合物;水性エタノール可溶性ナイロン
;ポリ(アルキルアクリレートおよびメタクリレート)
並びにポリ (アルキルアクリレートおよびメタクリレ
ートとアクリル酸およびメタクリル酸)のコポリマー;
ポリ (ビニルブチラール);並びにポリ (ウレタン
)エラストマーが含まれる。前記のおよびその他の有用
なバインダーは、米国特許第2.502,529号、第
2.887,379号、第3,617,285号、第3
.300.310号、第3.300.311号および第
3.743.833号各明細書、並びにRe5earc
h Disclosure+Vo1.154.1977
年2月、Ite+s 15444およびVol。
182.1979年6月に記載されている。顔憇肛色D
isclosureは英国ハンプシャー、エムスワース
(POIO7DD)のケネス・メイソン出版社(Ken
nethMason Publication、 Lt
d)から出版されている。
特に好ましいバインダーはポリ (ウレタン)例えばグ
ツドリッチ・ケミカル社(GoodrichChemi
cal Co、)から商品名Es taneとして、ビ
ートライス・フーズ社(Beatrice Foods
 Co、)のベルムタン・ディビジョン(Permut
hane Division)から商品名Permu−
thaneとして、およびカルギル社(’Cargil
l Inc)から商品名Cagillとして市販されて
いるものである。 リン光物性対バインダーの比は任意
の通常のものを使用することができる。
一般には、リン光物性対バインダーの高重量比を使用す
ると、より薄いリン光物質層とより鮮鋭な像が実現され
る。好ましいリン光物質対バインダー比は、構造一体性
を欠ねないで、市販のスクリーン露光繰返しに等しくす
るスクリーン構造に対して約10:1〜25:1の範囲
である。制限されたまたはii!独の露光の用途に関し
ては、構造一体性と矛盾しないバインダーの任意の最小
量で満足することができることは勿論理解されよう。
リン光物質層の有効厚さをその実際の厚さ以下に減らす
ことが望ましい例においては、リン光物質層を変性して
小さいが有意の程度の光線吸収性を付与する。望ましい
程度の光線吸収性を示すようにバインダーを選択する場
合には、光線減衰機能を実施するためにリン光物質層に
その他の成分を必要としない。例えば、わずかに黄色の
透明ポリマーは、存意部分のリン光物質発光青色光線を
吸収する。紫外線吸収は同様に達成することができる。
紫外線吸収用の構造的複合性の低い発色団は特にポリマ
ー中への配合に適していることに特にン主目されたい。
多くの場合に、個々の吸収剤をリン光物質層中に配合し
てその有効厚さを減少する。吸収剤はリン光物質によっ
て発光されるスペクトル内の光線を吸収することのでき
る染料または顔料であることができる。黄色染料または
顔料は選択的に青色光線発光を吸収し、そして青色発光
リン光物質に特に有用である。他方、緑色発光リン光物
質は、マゼンタ染料または顔料と組合せて使用するのが
良い。紫外発光リン光物質は、公知の紫外線吸収剤と共
に使用することができる。黒色染料および顔料は、勿論
、その吸収スペクトルが広いので、リン光物質と共に使
用するのが一般に有用である。
カーボンブラックはリン光物質層中に配合するのに好ま
しい光線吸収剤である。ラッキー(Luckey)およ
びクレル(C1eare)の米国特許第4,259,5
88号明細書には、テルビウム活性化ガドリニウムオキ
シスルフィドリン光物質層中に黄色染料を配合すること
によって増加した鮮鋭度(主に、後述する減少したクロ
スオーバーに帰因する)を達成することができる。詳細
は前記特許明細書を参照されたい。
前記のリン光物質層およびアセンブリの特徴とは別に、
スクリーンは任意の通常の構造であることができる。リ
ン光物質に関して引用した前記の各特許文献には代表的
なスクリーン構造が記載されている。スクリーン支持体
は最もviilには、高寸法一体性のフィルム支持体例
えばポリ (エチレンテレフタレート)フィルム支持体
である。最良の像−解像性のためには、フロントスクリ
ーン支持体と下塗り層とカール防止層とが透明である場
合には、リン光物質層が吸収剤を含有するかまたは露光
時に黒色表面をカール防止層に隣接させて配置する。例
えば、黒色のポリ (塩化ビニル)または紙シートをカ
ール防止層に隣接して配置することができる。代表的に
は、アセンブリを配置したカセツテの隣接内表面は黒色
ポリウレタン(または同様のポリマー)フオーム層であ
り、像鮮鋭性に寄与する光線吸収については、これに依
存することができる。スクリーン支持体それ自体が黒色
でない場合には、像記録アセンブリのカセツテおよび各
スクリーンの間に黒色フィルムまたは黒色紙を挿入した
場合に、最良の鮮鋭度水準が実現される。カセツテの構
造とは独立に、フロントスクリーン支持体および/また
はその下塗り層およびカール防止層は黒色または適当に
着色されていて発光光線を吸収することができ、これに
よって光線反射および像鮮鋭度劣化が最小になる。バン
クスクリーン支持体並びにその下塗り層およびカール防
止層は、フロントスクリーンに関して説明したものと同
じ形であることができる。感度増加が望ましい場合には
、フロントスクリーンおよびバックスクリーンの両者お
よび/またはそれらの下塗り層およびカール防止層は発
光光線に反射性であることができる。例えば、青色また
は白色のバックスクリーン支持体を選択してタングステ
ン酸カルシウムまたは粘土活性化タンタル酸イツトリウ
ムによって発光した光線を反射することができ、または
緑色または白色支持体を選択して希土活性ルテチウムま
たはガドリニウムオキシスルフィドリン光物質からの発
光光線を反射することができる。チタニアをフロントお
よびバンクスクリーン支持体上に塗布するかまたはその
支持体中に配合して緑色光線の反射を最大にすることが
好ましい。金属層例えばアルミニウムを使用して反射を
向上することができる。紙支持体(増感紙用としてはフ
ィルム支持体よりなじみがないが)は公知であり、特定
の用途に使用することができる。
染料および顔料を支持体中に普通に装填して、光線の吸
収または反射を向上させる。空気を支持体中に取り込ん
で紫外光線を反射させることができる。皮膜接着力を改
良するのに使用する増感紙支持体および下塗り層は、ハ
ロゲン化銀写真要素およびラジオグラフィー要素用に使
用されているものの中から選択することができる。この
点についてはRe5earch Disclosure
t Vol、176+ 1978年(12月) 、It
em 17643.5ection X■およびRe5
earchDisclosure、Vol、184+ 
1979年(8月) 、Ite+w18431、5ec
tion Iに記載があるので、詳細については参照さ
れたい。
オーバーコート(必須ではない)を、湿気およびI!2
!擦から保護するためにリン光物質層上に通常配置する
。バインダーに関して説明した基準を使ってオーバーコ
ートを選ぶことができる。スクリーンバインダーまたは
支持体のいずれかを形成するのに使用するのと同じポリ
マーの中からオーバーコートを選択することができる。
ここで、靭性および引掻き抵抗性の要件はフィルム支持
体用に通常使用するポリマーに通常有利である。例えば
、酢酸セルロースは、好ましいポリ (ウレタン)バイ
ンダーと共に使用する好ましいオーバーコートである。
しばしばオーバーコートポリマーを使用して、リン光物
質層の縁部をシールする。
カール防止層はスクリーンにとって必須ではないが、−
iには含有させるのが好ましい。カール防II:Hの機
能は、スクリーン支持体の反対側主要面上に塗布された
各層によって与えられる力をバランスさせることにある
。その力は、もし抑制されないままにすると、スクリー
ンに非平板状構造をとらせる(例えばそれ自体でカール
したり巻上げたりする)原因となる。カール防止層を形
成する材料は、バインダーおよびオーバーコートとして
使用する前記のものの中から選択することができる。一
般に、カール防止層は支持体の反対側上のオーバーコー
トと同じポリマーからなる。例えば、酢酸セルロースは
オーバーコートおよびカール防止層の両方に好ましい。
ラジオグラフィー要素と増感紙とのくっつき(ブロッキ
ング)特には接着を防止するために、リン光物質層のオ
ーバーコートはマツチング剤を含有することができるが
、マツチング剤はスクリーン中よりもむしろラジオグラ
フィー要素中に通常含有させる。有用なマツチング剤は
前記のRe5earch Disclosure、IL
em 17643.5ection XVIに記載され
ているものの中から選択することができる。各種の他の
所望材料例えば静電電荷累積減少化材料、可塑剤、潤滑
剤等を増感紙の表面皮膜中に含有させることができる。
しかしながら、それらの材料は、増感紙と接触すること
になるラジオグラフィー要素中に含有させるのがより通
常である。
増感紙の対と共に使用するのが有用であることが知られ
ている通常のラジオグラフィー要素を、本発明のスクリ
ーン対と組合せて使用することができる。前記のとおり
、片側乳剤皮膜をもつ2個のラジオグラフィー要素を、
各乳剤皮膜が増感紙の一方と隣接するように背中合わせ
の関係に配置することができる。しかしながら、実際の
態様としては、2元塗布ラジオグラフィー要素が、増感
紙対との組合せでほとんど常に使用されている。
通常のラジオグラフィー要素の構造については前記のR
e5earch Disclosure、Item 1
8431を参照されたい。
本発明の目的は、ラジオグラフィー像の感度、鮮鋭度お
よび像ノイズの関係に関して技術水準を上昇させること
にあるので、本発明のスクリーン対と共に使用ずろ好ま
しいラジオグラフィー要素は、従来技術において得られ
ている最も望ましい感度、鮮鋭度および像ノイズ(粒状
度)関係を示すものである。本発明の増感紙対を前記の
高性能ラジオグラフィー要素と組合せて使用することに
より顕著な結果が得られる。許容可能な水準の像を維持
しながら、患者のX放射線露光に非常に大幅な減少を実
現することができる。勿論、感度の向上により、ソース
から非鮮鋭度例えば患者の運動または地形的条件(例え
ば焦点から検査組織までの距離)に帰因するものを低下
させることができ、そして本発明を使用しない場合には
患者のX放射線露光を増加しなければならないような像
形成を改良する技術が可能になる。ラジオグラフィー要
素の粒状度は感度と共に上昇するので、好ましいラジオ
グラフィー要素は、最良の感度−粒状度関係達成を示す
ものであり、例えばコツロン(Kofron)等の米国
特許第4,439,520号およびマスカスキー(Ma
skasky)の米国特許第4.435,501号各明
細書に記載されているものである。
高性能2元塗布ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素を選
択する際に考慮する最も重要な鮮鋭度はクロスオーバー
である。1つの増感紙によって発光された光線がラジオ
グラフィー要素の隣接面上のハロゲン化銀乳剤層によっ
て吸収されず、ラジオグラフィー要素を透過(すなわち
クロスオーバー)シ、そしてラジオグラフィー要素の反
対側面上に塗布された1以上のハロゲン化銀乳剤層を露
光する場合には、そのクロスオーバー露光が像鮮鋭度を
劣化する。
クロスオーバー露光を減少させる技術は多数知られてい
る。最も通常の方法は、支持体の各表面上の主要像形成
性ハロゲン化銀乳剤層の下に光線吸収性層を配置するこ
とである。吸収性層それ自体がハロゲン化銀乳剤層であ
ることができる。クロスオーバー露光を減少させる前記
のまたはその他の方法は前記のRe5earch Di
sclosure、 Item18431、5ecti
on Vに記載されているので、詳細についてはそれを
参照されたい。パン・スタフイン(Van 5tapp
en)の米国特許第3+923+515号明細書には青
色発光(例えばタングステン酸カルシウム)増感紙対に
よるクロスオーバーを減少する方法が記載されており、
一方、パン・ドールセレール(Van Doorsel
aer)の米国特許第4.130.428号および第4
,130,429号各明細書には、緑色発光(釉上活性
化オキシスルフィドまたはオキシハライド)増感紙対に
よるクロスオーバーの減少が記載されている。
クロスオーバーを減少させる前記の通常の方法の欠点は
、それらが像鮮鋭度を改良する一方で像形成感度を有意
に低下させる点である。最近、2元塗布ラジオグラフィ
ー要素中に高アスペクト比または薄い中間アスペクト比
の平板状粒子乳剤を使用することにより、像形成感度お
よび鮮鋭度のいずれかまたは両方の改良を実現すること
ができることが全く予想外にも見出された。換言すれば
、感度についてのいかなる欠損もなしに、クロスオーバ
ーの減少を実現することができる。従って、本発明の増
感紙対と共に使用することが意図される好ましい2元塗
布ラジオグラフィー要素は、高アスペクト比平板状粒子
乳剤または薄い中間アスペクト比平板状粒子乳剤層のい
ずれかであるものとして特徴付けすることのできるハロ
ゲン化銀乳剤層1種以上を含むものである。
1つの形式では、好ましい2元塗布ラジオグラフィー要
素は、透明フィルム支持体の主要面の各々の上に塗布さ
れた高アスペクト比平板状粒子乳剤を含有する。青色発
光リン光物質に関して、好ましい乳剤は、厚さ0.5μ
m未満、直径少なくとも0.6μm、そして平均アスペ
クト比8:1より大である、その中の平板状臭化銀また
は臭沃化銀粒子が乳剤中の合計粒子投影面積の少なくと
も50%を占める乳剤である。青色分光増感染料を粒子
表面に吸着させる。緑色発光スクリーンに関しては、好
ましい乳剤は、厚さ0.3μm未満、直径少なくとも0
.6μmそして平均アスペクト比8:1より大の平板状
臭化銀または臭沃化銀粒子が乳剤中の合計粒子投影面積
の少なくとも50%を占める乳剤である。緑色分光増感
染料を粒子表面へ吸着させる。これらの2元塗布ラジオ
グラフィー要素はアボッ) (Abbott)等の米国
特許第4.425,425号明細書に記載されている。
もう1つの形式では、好ましい2元塗布ラジオグラフィ
ー要素は、透明フィルム支持体の主要面の各々の上に塗
布された薄い中間アスペクト比平板状粒子乳剤を含有す
る。好ましい乳剤は、厚さ0.2μm未満、そして平均
アスペクト比5:1〜8:1である、その中の平板状臭
化銀または臭沃化銀粒子が乳剤中の合計粒子投影面積の
少なくとも50%を占める乳剤である。青色または緑色
分光増感染料を粒子表面に面へ吸着させる。これらの2
元塗布ラジオグラフィー要素はアボット(Abbott
)等の米国特許第4,425,426号明細書に記載さ
れている。
前記の平板状粒子乳剤の調製およびそれらの最適な化学
および分光増感はウィルガス(WHgus)等の米国特
許第4,434,226号、コツロン(Kofron)
等の米国特許第4,439,520号、ソルベルグ(S
olberg)等の米国特許第4.433,048号各
明細書に記載されている。これらのラジオグラフィー要
素はデインカーリン(D 1ckerson)の米国特
許第4,414,304号明細書に記載のとおりに硬化
することができる。
好ましい2元塗布ラジオグラフィー要素は、アボット(
Abbott)等の米国特許第4.425.425号お
よび第4,425,426号各明細書に記載のとおりに
測定した場合にクロスオーバー等級20%未満である要
素である。
各種の好ましいラジオグラフィー要素および増感紙対ア
センブリについて説明してきたが、以下に最適の配置を
具体的に記載する。
アセンブリA 第2図において、1つの好ましい形態は、エネルギー水
準30kev以下の低エネルギーX放射線を使用するマ
ンモグラフィー検査に使用することを目的とする場合の
アセンブリ (7)と同様のアセンブリが、下塗りポリ
 (エチレンテレフタレート)フィルム支持体(29)
 (41) (49)を使用して構成される。支持体(
29)は透明または帯青色に染色されているかのいずれ
かである。支持体(41)および(49)は黒色である
。リン光物質対バインダー重量比10:1〜25:1で
ポリ (ウレタン)バインダー中にタングステン酸カル
シウムリン光物質粒子を使用してリン光物質層(45)
および(53)を構成する。
フロントスクリーン・リン光物質層は、比較測定した場
合に、第3図の曲線Aの変調伝達因子よりも大きい変調
伝達因子を示す。フロントスクリーン・リン光物質層は
、三相電源で28kvpで動作したMOターゲット管に
よって生じるX放射線を40〜45%まで減衰すること
ができる〔ここで、参照X放射線露光はMo O,03
Bおよびポリ (メチルメタクリレート)4.5CIm
を通過してターゲット管のMoアノードから25cmに
設置したリン光物質層に到達するものとし、そして減衰
はリン光物質層から50co+で測定するものとする〕
。好ましいMTF水準を実現するためには、フロントス
クリーン・リン光物質層は好ましくは約25〜35μm
の厚さくこれがその有効厚さに相当)で、吸収剤は存在
しない。バックスクリーン・リン光物質層はそれが参照
露光の際にフロントスクリーンから受容するX放射線の
少なくとも60%を吸収するようにしである。バックス
クリーン・リン光物性行は、比較測定した場合に、第3
図の曲線Bの変調伝達因子よりも大きい変調伝達因子を
示す。ここでも、好ましいMTF水準を実現するために
は、バックリン光物質スクリーンは有効厚さにおいて6
0〜100μmであることが好ましい。各スクリーンの
オーバーコート(47)および(55)並びにカール防
止層(57)および(59)は酢酸セルロース製である
乳剤層(35)および(37)は、実質的に最適に化学
増感しであるが分光増感してない(生の吸収に依存して
青色光線を捕捉するので)、粗へ面体または非平板状不
規則性粒子臭沃化銀乳剤層である。乳剤層(35)およ
び(37)の各々とその支持体との間に追加の臭沃化銀
乳剤層(第2図には示してない)がある。これらの追加
の乳剤層は、層(35)および(37)の乳剤よりも少
なくとも0.31ogE遅い任意の比較的微細な粒子臭
沃化銀乳剤の形をとることができる。この型のラジオグ
ラフィー要素はパン・スタフイン(Van 5tapp
en)の米国特許第3,923,515号明細書に記載
されている。
アセンブリB 別の好ましい形態において、エネルギー水準30kev
以下の低エネルギーX放射線を使用するマンモグラフィ
ー検査に使用することを目的とする場合のアセンブリ 
(7)は、黒色のポリ (塩化ビニル)または祇シート
の間にサンドインチ状にはさまれており、そして下塗り
ポリ (エチレンテレフタレート)フィルム支持体(2
9) (41) (49)を使用して構成される。支持
体(29)は透明または帯青色に染色されているかのい
ずれがである。支持体(41)および(49)は青色で
あるがまたは青色染料含有層をもつ表面上に塗布されて
いる。リン光物質対バインダー重量比10:1〜25:
lでポリ (ウレタン)バインダー中にテルビウム活性
化ガドリニウムオキシスルフィドリン光物質粒子を使用
してリン光物ffJi!5 (45)および(53)を
構成する。フロントスクリーン・リン光物質層は、比較
測定した場合に、第3図の曲線Aの変調伝達因子よりも
大きい変調伝達因子を示し、好ましくは5〜10サイク
ル/■■の範囲に亘って少なくとも1.1倍を示す。
フロントスクリーン・リン光物質層は、三相電源で28
kvpで動作したMoターゲット管によって生じるX′
放射線を40〜45%まで減衰することガできる〔ここ
で、参照X放射線露光はMo 0.03mmおよびポリ
 (メチルメタクリレート)4.5cmを通過してター
ゲット管のMoアノードがら25cmに設置したリン光
物質層に到達するものとし、そして減衰はリン光物質層
から50cmで測定するものとする〕。好ましいMTF
水準を実現するためには、フロントスクリーン・リン光
物質層は好ましくは約25〜35μmの有効厚さである
。バックスクリーン・リン光物質層は、それが参照露光
の際にフロントスクリーンから受容するX放射線の少な
くとも60%を吸収するようにしてあり、そして好まし
いMTF水準を実現するためには有効厚さ60〜100
μmであることが好ましい。フロントおよびバックスク
リーンの各々の有効厚さは好ましくは実際の厚さである
 (吸収剤は存在せず)が、フロントスクリーン中でカ
ーボン0.006%までおよびバックスクリーン中でカ
ーボン0.003%までが高性能水準と適合性がある。
バックスクリーン・リン光物質層は、比較測定した場合
に、第3図の曲線Bの変調伝達因子よりも大きい変調伝
達因子を示し、好ましくは1〜10サイクル/−1の範
囲に亘って少なくとも1.1倍大きく、そして最適には
5〜lOサイクル/1mの範囲に亘って曲線Bの変調伝
達因子の少なくとも2倍である。スクリーンのオーバー
コート層(47)および(55)は酢酸セルロース製で
ある。乳剤71! (35)および(37)は、緑色光
線を吸収する分光増感染料で実質的に最適に分光増感そ
して化学増感された高アスペクト比平板状粒子臭化銀ま
たは臭沃化銀乳剤層である。厚さ0.3μm未満および
直径少なくとも0.6μmをもつ平板状粒子は平均アス
ペクト比8:lより大であり、そして合計粒子投影面禎
の50%より多くを占める。オーバーコート層(36)
および(39)はマツチング剤粒子として作用する透明
ポリマービーズを含有するゼラチン層である。ラジオグ
ラフィー要素(23)は、フッソ(Huff)等rCr
ossover andMTF Characteri
stics of a Tabular−Grain 
X−RayFilmJ −、5PIE% VOl、 4
861 Medical Imaging andIn
strun+entation ’84−、1984年
第92〜98頁に記載の、2元塗布ラジオグラフィー要
素用の単独スクリーンクロスオーバー測定法を使用する
と、クロスオーバー25%未満を示す。
ヱ立ヱjl旦 更に別の好ましい形態において、エネルギー水準30k
ev以下の低エネルギーX放射線を使用するマンモグラ
フィー検査に使用することを目的とする場合のアセンブ
リ (7)は、下塗りポリ (エチレンテレフタレート
)フィルム支持体(29) (41)(49)を使用し
て構成される。支持体(29)は透明または帯青色に染
色されているかのいずれがである。
支持体(41)および(49)は青色であるが、または
青色染料もしくは紫外線吸収剤含有層をもつ表面上に塗
布されている。支持体(41)および(49)がらの望
ましくない反射を減少させるために、像記録アセンブリ
は黒色フィルム、紙またはフオームシートの間にサンド
インチ状に挿入される。リン光物質対バインダー重量比
lO:1〜25:1でポリ (ウレタン)バインダー中
にニオブ活性もしくはツリウム活性タンタル酸イツトリ
ウムまたはルテチウムリン光物質粒子を使用してリン光
物質層(45)および(53)を構成する。フロントス
クリーン・リン光物質層は、比較測定した場合に、第3
図の曲線Aの変調伝達因子よりも大きい変調伝達因子を
示し、好ましくは5〜10サイクル/鰭の範囲に亘って
少なくとも1.1倍大きい。フロントスクリーン・リン
光物質層は、三相電源で28kvpで動作したMoター
ゲット管によって生じるX放射線を40〜45%まで減
衰することができる〔ここで、参照X放射線露光はMo
 0.0:3nおよびポリ (メチルメタクリレ−))
4.5amを通過してターゲット管のMoアノードから
25cmに設置したリン光物質層に到達するものとし、
そして減衰はリン光物質層から50C11で測定するも
のとする〕。好ましいMTF水準を実現するためには、
フロントスクリーン・リン光物質層は好ましくは約25
〜35μmの厚さくこれがその有効厚さに相当)で、吸
収剤は存在しない。しかしながら、フロントスクリーン
中のカーボン0.006%までは高性能水準と適合性が
ある。バックスクリーン・リン光物質層は、それが参照
露光の際にフロントスクリーンから受容するX放射線の
少なくとも60%を吸収するようにしてあり、そして好
ましいMTF水準を実現するためには有効厚さ60〜1
00μmであることが好ましい。有効厚さは好ましくは
実際の厚さに相当するが、高性能水準を維持しながらカ
ーボン0.003%までが存在することができる。バッ
クスクリーン・リン光物質層は、比較測定した場合に、
第3図の曲線Bの変調伝達因子よりも大きい変調伝達因
子を示し、好ましくは1〜10サイクル/fiの範囲に
亘って少なくとも1.1倍大きく、そして最適には5〜
10サイクル/鰭の範囲に亘って曲線Bの変調伝達因子
の少なくとも2倍である。スクリーンのオーバーコート
i (47)および(55)並びにカール防止層(57
)および(59)は酢酸セルロース製である。乳剤層(
35)および(37)は、青色光線を吸収する分光増感
染料で実質的に最適に分光増悪そして化学増感された薄
い中間アスペクト比平板状粒子臭化銀または臭沃化銀乳
剤層である。青色吸収性染料は、ツリウム活性化リン光
物質を使用する場合には増感剤として特に有用であり、
そしてニオブ活性化リン光物質を使用する場合には主に
クロスオーバーを減少する機能がある。厚さ0.2μm
未満の平ttli伏粒子は平均アスペクト比5:1〜8
:1であり、そして合計粒子投影面積の50%より多く
を占める。オーバーコート層(36)および(39)は
マツチング剤粒子として作用する透明ポリマービーズを
含有するゼラチン層である。ラジオグラフィー要素(2
3)はクロスオーバー25%未満を示す。
〔実施例〕
以下、実施例および比較実験によって本発明を更に詳細
に説明する。
ス土土人q逍択 緑色に発光するスクリーン対の性能を試験するために、
支持体の各側面上に緑増悪ハロゲン化恨乳剤層をもつフ
ィルム(以下、フィルムAと称する)を選んだ。
フィルムAはアボット(Abbott)等の米国特許第
4.425,425号明細四に記載の方法に従って、以
下の方法で調製した。すなわち、平均直径約1.75μ
mおよび厚さ約0.11μmの高アスペクト比平板状臭
化銀粒子を含有する乳剤層をAg 1.98g/rrr
およびゼラチン2.85 g / rdで、ポリエステ
ル支持体の各側面上に塗布した。この乳剤はセレン、イ
オウおよび金化学増惑されており、そして染料Iすなわ
ちアンヒドロ−5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,
3′−ビス(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニ
ンヒドロキシドトリエチルアミン塩70mg/Agモル
で分光増感されていた。
ゼラチン0.72 g / n?  を含有する保護オ
ーバーコートを各側面に塗布した。
緑色に発光する単独スクリーンのMTFを試験するため
に、支持体の一方の面上に塗布された緑色増感ハロゲン
化銀乳剤層(以下、フィルムBと称する)を選んだ。
フィルムBは以下の方法で調製した。平均直径約0.7
8μmの臭沃化銀粒子(沃化物1.7モル%)を含有す
る乳剤層を、Ag5.11g/mおよびゼラチン3.8
2 g / rdでポリエステル支持体上に塗布した。
この乳剤はイオウおよび金で化学増感されており、そし
て染料■すなわちアンヒドロ−5,5′−ジクロロー9
−エチル−3,3′−ビス(3−スルホプロピル)オキ
サカルボシアニンヒドロキシドトリエチルアミン塩88
mg/Agモルと、染料■すなわちアンヒドロ−5−ク
ロロ−9−エチル−5′−フェニル−3’−(3−スル
ホブチル)−3−(3−スルホプロピル)オキサカルポ
シアニンヒドロキシドドリエチルアミン塩89mg/A
gモルとで分光増悪されていた。ゼラチン0.89 g
 /イを含有する保護オーバーコートを塗布した。支持
体の反対側に、ゼラチン4.64 g 7mを含有する
ハレーション防止層を塗布した。
青色に発光するスクリーン対の性能を試験するために、
支持体の各側の面上に塗布した青色増感ハロゲン化銀乳
剤層をもつフィルム(以下、フィルムCと称する)を選
んだ。
フィルムCは以下の方法で調製した。平均直径0.72
μmの臭沃化銀粒子(沃化物3.4モル%)を含有する
乳剤層をAg2.15g/rrfおよび合成ポリマー展
開化ゼラチンビヒクル1.54g/dでポリエステル支
持体の各側の面上に塗布した。この乳剤はセレン、イオ
ウおよび金で化学的に増感されていた。
青色に発光する単独スクリーンのMTFを試験するため
に、支持体の一方の面上に塗布された青色増感ハロゲン
化銀乳剤層(以下、フィルムDと称する)を選んだ。
フィルムDは、染料Iおよび染料■を各々69■/Ag
モルの濃度で存在させたこと以外は、フィルムBと同様
にして調製した。従って、フィルムDは緑色増感されて
いるが、像形成に関しては主に生の(native)青
色感受性に依存したことに注意されたい。
】11.   リン   スクリーン 高解像スクリーンS(これは市販の高解像スクリーンの
組成および構造に相当する組成および構造をもつ)を比
較試験用に選択した。スクリーンSは、リン光物質の0
.0015重量%のカーボンを含むポリ (ウレタン)
バインダー (商品名Estane)中に、合計被覆量
約34.4mg/cnl (リン光物質被覆!32.9
nw/cn!に相当)で塗布されたGd、O,S : 
Tbリン光物質(粒度分布のピーク頻度は5μmであり
、logスケールGaussian誤差分布範囲が約2
〜20μmである)からなる。リン光物質対バインダー
比(重量)は約22=1であり、皮膜は青色染色化ポリ
エステル支持体上に形成する。前記のスクリーンは酢酸
セルロースでオーバーコートされており、そしてスクリ
ーンの背面を酢酸セルロースで塗布してカールを制御し
ている。
緑色発光性スクリーン143A4を以下の方法で調製し
た。Gd 、0□S:Tbリン光物質を粉砕し、窒素雰
囲気中で1時間800℃で再燃焼し、そして窒素雰囲気
中で徐々に冷却した。次に、5重量%カーボン分散体0
.3gとポリ (ウレタン)  (Est−ane )
の15重量%溶液47.6 gとテルビウム活性化ガド
リニウムオキシスルフィドリン光物質150 gとを混
合して、固形物80%を含む分散液を調製した。
次に、この分散液を、チタニア粒子を含有する下塗りポ
リエステル支持体上に塗布した。この皮膜を酢酸セルロ
ースでオーバーコートした。
緑色発光性スクリーン121A4を以下の方法で調製し
た。cazo□S:Tbリン光物質を粉砕し、1時間8
00℃で再燃焼して、logスケールGauss−ia
n誤差分布範囲約2〜20μmでピーク頻度5μmの粒
度の分散体を生成した。このリン光物質約200gを、
塩化メチレン92.7重量%とメタノール7.3重量%
との中の脂肪族ポリ (ウレタン)(Permutha
ne U  6366)の10%溶液約105gと混合
して、固形物約74.8%を含む分散液を調製した。次
に、この分散液を、下塗りポリエステル青色染色化支持
体上に塗布した。すべての皮膜を酢酸セルロースでオー
バーコートした。
前記のようにして調製したまたは同様に調製した緑色発
光性スクリーンの特性を第1表に示す。
それらの緑色発光性スクリーンは有効厚さについてのみ
有意に異なっているものと考えられる。リン光物質対バ
インダーの重量比はP/B比の項に記載しである。
以下余白 −色 色 リン   スクリーンの富0.“1ニオブ活
性化タンタル酸イツトリウムリン光物質約120gと、
5%カーボン分散体0.036 gを含むテトラヒドロ
フラン中のポリ (ウレタン)バインダー(Estan
e)の15重量%溶液38gとを混合した。この分散液
を次に青色染料含有の下塗りポリエステル支持体上に塗
布した。その皮膜を酢酸セルロースでオーバーコートし
た。得られたスクリーンにIAのラベルを付した。この
スクリーンの特性を第1表に示す。
ニオブ活性化タンタル酸イツトリウムリン光物質約15
0gと、塩化メチレン92.7重量%およびメタノール
7.3重量%中のポリ (ウレタン)バインダー(Pe
rmuthane)の10重量%溶液79gとを混合し
て、固形物71.4%を含む分散液を生成した。
この分散液を前記と同様に支持体上に塗布し、そしてオ
ーバーコートした。得られたスクリーンにIDのラベル
を付した。このスクリーンの特性を第1表に示す。
(v−ト余と。
−j口」L− アンモグラフィー用増感紙 143 A4   白色  12.9  31  23
  0.01   2120A2   青色  13.
6  36  33  0.0015  2134A2
   青色  17.0  40  24  0   
  19121 A4   青色  19.9  56
  36  0     1937八2  青色  2
8.0  66  24  0     1937A3
   青色  24.6  58  24  0   
  1914 At   青色  30.1  74 
 26  0     19S   青色  32.9
  79  22  0.0015  22IA   
青色  11.9  23  9  0.0015  
211ロ  青色  31.0  66  17  0
     19六 「リスク!−ン ニシカワ等の前記の文献において使用することが示唆さ
れているTrimax −2スクリーンの特性および性
能を示す目的で、2個のTrimaに一2スクリーンを
購入した。このスクリーンでは、リン光物質としてテル
ビウム活性化ガドリニウムオキシスルフィドを使用する
スフミーン:−の2 第1表に記載の各スクリーンを検査し、リン光物質含有
皮膜が低強度X放射線を減衰(attenua−tio
n) した程度を測定した。この検査は、X放射線生成
管のモリブデンアノードターゲントから25cmに各ス
クリーンを設置して実施した。管は、三相電源で28k
vpで動作した。X放射線露光はMo 0.03mmお
よびポリ (メチルメタクリレート)4、5 amを通
過してリン光物質層に到達した。減衰は、Radcal
 20X5−6Mイオンチャンバーを使用して、リン光
物質含有層から50c+Jlれて測定した。管からのX
放射線をリードアパーチュアによってコリメートさせた
。従って、ビームの円形断面積の直径は約8cfflで
あった。支持体による減衰を除去するために、リン光物
質層不在のスクリーン支持体を使用して、減衰測定を繰
返した。リン光物質層の減衰百分率は式 を使用して計算した。従って、リン光物質層を伴う場合
に、リン光物質層不在の場合と同量の放射線を検出器に
到達させることができたスクリーンの減衰は0%となる
スクリーンの減衰を第■表に示す。
143 A4          4220 A2  
        44 34 A2          54 121  八4                  
 5937 八2                 
  6737 A3          71 14 Al           71S      
      80 1 A            50 Trimax−270 以下余白 y」コシ1定 前記のトイ等のrMTF’s and Wiener 
5pectra ofRadiographic Sc
reen−Film SystemsJの方法に従って
、第1表および第■表のスクリーンのMTFを測定した
。線拡散関vi、(L S F : 1ine 5pr
eadfunction)に関する露光の3つの水準を
、トイ等が使用した2つの水準の代りに使用することに
より、前記の方法を変えて、より正確にした。更に、X
線ビームエネルギースペクトルを変えて、MOターゲソ
)X線管を使用した場合に平均的乳房を離れたX&’j
スペクトルに似せた。X線管の負荷制限により、線露光
を検量するためのセンシトメトリー露光を行なう際には
、複数露光の使用が必要であった。
測定(以下に示す)を行なうにあたり、スリット装置で
露光を決めるので、現像フィルム上の露光線はフィルム
の露光ラチチュードの内によく入る最大濃度をもつ。通
常は現像濃度1.8〜2.0の範囲内である。使用した
スリットの幅は約lOμmであった。スリット像の露光
時間を測定する場合に、逆2乗則感度計によって試験的
センシトメトリー露光を行なった。両タイプの露光の露
光時間を等しくして、フィルムの相反則不軌による誤差
を防いだ。バックスクリーン露光を行なう場合には、黒
色紙シートをスリット装置の入り目部分に対して配置し
、前記紙シートに接触する支持体をもつ1元側面フィル
ム(供試スクリーンが緑色発色性であるかまたは青色発
色性であるかによってフィルムBまたはフィルムD)そ
して最後にスクリーンのリン光物質側をフィルムの乳剤
側と接触させて配置した。別の黒色紙シートをスクリー
ン支持体の後方に配置し、続いてアセンブリを別のプラ
スチックシートおよび真空によって緊密に接触させて保
持した。
フロントスクリーン露光を行なう場合には、スリットに
対して黒色紙を、次にスクリーン(X線源に面する支持
体をもつ)、次に1元(single)塗布フィルム(
スクリーンと接触する乳剤皮膜をもつ)、次に別の黒色
紙層、そして最後に黒色プラスチック層を配置して真空
接触を維持した。その他の操作は前記と同じであった。
28kvpの三相電源で動作するタングステンターゲッ
ト管によってスリット露光を実施した。この管からのX
線は、管ウィンドーに位置するモリブデン50μmおよ
びアルミニウム0.9 m璽からなるフィルターパック
を通過した。管ウィンドーの固有濾過は0.91mアル
ミニウムのそれとほぼ同じである。スリットアセンブリ
に到達するX線ビームの分光質および従ってリン光物質
層中の各種深さにおけるエネルギー吸収は、0.03i
nモリブデンフイルターをもちそして三相電源で28k
vpで動作するモリブデンターゲットX線管で露光する
ポリ(メチルメタクリレート)4.5cmからなる疑似
模型(ファントム)からの出ロスベクトルのものと等し
い。
試験的露光を行なった後で、最終露光セットを3種の露
光水準、すなわち1×(@記と同じ)、4×(前記の水
準の4倍)および14×で行なった。3種の水準を使用
してLSFの計算における切頭(trancation
)誤差を最小にした。前記条件下でのX線強度は低かっ
たので、1×露光時間は3秒であった。4×および14
X露光を行なうために、間欠露光効果を導入する複数露
光を行なう必要があった。これらの効果を修正するため
に、3種の水準の間欠センシトメトリー露光(1: 4
 :14の比で)を行ない、全試料の曲線形状を正確に
測定した。間欠センシトメトリー露光とMTF露光との
間の時間、およびこれらの露光と処理との時間を一定に
維持した。
露光フィルムは、Kodak X−(1wat RPプ
ロセッサ、Model MeA−中において、Koda
k RP X−Omat現像液補充液、並びにKoda
k RP X−Omat定着液および現像液補充液で処
理した。
試料を処理した後、それらをPerkin−E1mer
1010Aマイクロデンシトメーターで走査した。マイ
クロデンシトメーターのピックアップスリット、照度お
よび光学は、X線像を1μmメンクリメントで測定する
ようにセットした。センシトメーター露光をX線の線に
沿って走査し、そしてすべてのデーターを磁気テープに
移した。
マイクロデンシトメーターからの磁気テープをコンピュ
ータ中に装填した。各種の成分線像を濃度から相対露光
に変換し、続いて複合LSFに併合させた。これから、
前記のトイ等の方法を使用してシステムMTFを計算し
た。
これらの測定のMTFの結果を第■表に示す。
第■表における下限フロントスクリーンMTFを第3図
に曲線Aとしてプロットした。第■表の下限バックスク
リーンMTFを第3図に曲線Bとしてプロットした。前
記の各下限は、各種のスクリーン−フィルムアセンブリ
によって生成した像を観察しそして比較した後で、専門
家が選択した。
以下余日 スクリーン・の 六 前記のスクリーン対と、2元塗布フィルム、フィルムA
またはフィルムC(スクリーン対が緑色発光性または青
色発色性であるかによる)の1つとの組合せを使用して
、フィルム試料を以下のように露光した。
28kvpおよび50m八で動作するタングステンター
ゲット管からのX放射線に、102 crnの距離から
、各スクリーン対−フィルムアセンブリを露光した。X
線は、アルミニウム1fiおよびマンモグラフィー疑似
模型または試験体(Nuclear As5−ocia
tes Division、 Victoreen+ 
Inc、、カタログ陽76−000 (1983) )
を通過してアセンブリに到達した。
露光後、フィルムをKodak X−Omat RPプ
ロセッサModel M6八讐中で、Kodak RP
 X−Omat現像液補充液およびKodak RP 
X−Omat定着液および現像液補充液を使用して処理
した。
処理フィルムの鮮鋭度は、鮮鋭度の比較を行なう訓練を
した観察者による肉眼検査によって決定した。フィルム
には数字による鮮鋭度等級をまず与えた。鮮鋭度の最も
高い像に対して等級1を付与した。鮮鋭度等級が等しい
数字の内では、フィルムを並置して比較した。並置比較
に基づき、同じ数字等級内のフィルムをアルファベット
順に配列した。最高の鮮鋭度のフィルムに等級Aを与え
た。従って、等級1のフィルムはすべて、等級2のすべ
てのフィルムよりも鮮鋭度が明らかに優れており、等級
3のすべてのフ≧ルムは等級lおよび等級2のすべての
フィルムよりも鮮鋭度が明らかに劣っている。調製しそ
して比較した中間的性質をもつ多くのスクリーンについ
ては報告していないので、アルファベント等級は連続し
ていない。
以下余白 第■− /バ。
20 A2 /20八2   44/44      
 適/適20 A2 /S      44/80  
     適/適143八4 /S      42/
80       適/適2〇八2/14^2   4
4/71       適/適34 A2 /S   
   54/80       適/適l A/ I 
D     50/85       適/適37 A
3 /S      71/80       否/適
121 A4 /S      59/80     
  否/適37八2/S      67/80   
    否/適14 八1 /14 八1      
71/71             否/適S / 
S       80/80       否/適Tr
imax−2/Trimax−270/70     
  否/適l□朋1月区度、注 IA   145   対照、ノイズが多いIB   
160   実施例 1B   150   実施例、白色支持体IC215
実施例 IC175実施例 1G   185   実施例、青色発光2A   2
00   対照、鮮鋭度が劣る2B   185   
対照、鮮鋭度が劣る28  185   対照、鮮鋭度
が劣る2C215対照、鮮鋭度が劣る 2C100対照、鮮鋭度が劣る 3160   対照、鮮鋭度が劣る 第■表から明らかなとおり、本発明の要件を満足するス
クリーン対はすべて、高水準の鮮鋭度を示し、等級Iで
表わされる。一方、対照用スクリーン対2OA2/20
A2だけが鮮鋭度等級1を受けた。
しかしながら、この対照用スクリーン対は、実施例のス
クリーン対のいずれのものよりも低い感度を示した。
更に、対照用スクリーン対20A2/20A2は、第■
表に記載の緑色発光スクリーン対のいずれのものよりも
高い像ノイズを示した。像ノイズは、ノイズパワースペ
クトル(Wignerスペクトルとも称する)測定を使
用して測定した。ノイズパワースペクトル測定法は前記
のドイクニオ等の文献に記載されている。その測定方法
はP、C,Bunch、 R,ShawおよびR,Va
n Metter 、 rsignal−to−Noi
se Measu−remenLs for a Sc
reen−Film SystemJ、Proc。
SP[E、Vol、 454.第128〜141頁に更
に具体的に記載されている。ノイズパワースペクトルデ
ータは、前記のドイクニオ等の文献に記載されていると
おり、拡散濃度に検量した。
まずまずの比較用基準を構成する各スクリーン対の単独
の代表的数値に到達する目的で、直径0.4關円形アパ
ーチュアで温度約1.1で得た均質露光および処理フィ
ルムの濃度読みの標準偏差の1000倍に相当する各ノ
イズパワースペクトルから像ノイズ数を計算した。ノイ
ズパワースペクトルからこれらのデーターを得る方法は
、J、C,DaintyおよびR,Shaw rlma
ge 5cience J Academic Pre
sssニューヨーク (1974年)第280〜281
頁に記載されている。直径0.4 龍アパーチュアを選
択する正当性は、R,Bollen rcorrela
tion between Meas−ured No
1se and its Visual Percep
tion J 、 Proc。
5PIE、 Vol、 626、第251〜258真に
よって与えられる。
第7表では、第■表の緑色発光性実施例スクリーン対と
対照用緑色発光性スクリーン対20^2/20A2との
像ノイズ(直径0.4 amアパーチュアでの標準偏差
の1000倍)を比較する。
取下金白 −」二昌仁二L− スクリーン対 フロント/バック       4JIiiL    
ン゛2〇八2/  3   11.4  実施例34^
2/  5   12.3  実施例143 A4/ 
 S    12.6  実施例、白色支持体2OA2
/14 A1  12.7  実施例20 A2/20
^2  16.0  対照比較を行なう際に、スクリー
ン143^4では白色支持体を使用したのに対し、残り
のスクリーンでは青色支持体を使用した点に特に注意さ
れたい。
白色支持体はスクリーン対143A4/Sに対して感度
の点では有利であるが鮮鋭度の点では不利である。
スクリーン対IA/IDは青色発色性リン光物質を使用
したので、他のスクリーン対測定に使用された緑色記録
フィルムであるフィルムAの代りに、青色記録フィルム
であるフィルムCを必要とした。
フィルムAとフィルムCとの間にはコントラスト特性に
差異があるので、スクリーン対IA/10の像ノイズ水
準は第7表の比較からは除外した。スクリーン対1^/
10に関して得られた像ノイズ数値は14.8であった
〔発明の効果〕
第■表および第7表から明らかなように、本発明のスク
リーン対の像鮮鋭度は、スクリーン対20A2/20A
2以外のすべての対照用スクリーン対の像鮮鋭度より優
れていた。しかしながら、スクリーン対20A2/20
^2は感度の点で本発明のスクリーン対よりも劣ってお
り、しかも像ノイズ測定値が最高であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は像形成装置の模式図であり、第2図はラジオグ
ラフィー要素およびスクリーン対のアセンブリの模式図
であり、そして第3図はフロントおよびバック増感紙に
関する最低許容可能MTF水準を示す、変調伝達因子(
MTF)対サイクル/璽1のグラフである。 1・・・柔軟組織、   3・・・露光圧縮装置、5・
・・露光グリッド、 7・・・露光記録アセンブリ、9
・・・放射線入力窓、 11・・・放射線出力窓、13
・・・低X放射線透過性の壁、 15・・・焦点、     17・・・非散乱X放射線
、19・・・散乱X放射線、21・・・羽根、23・・
・ハロゲン化銀ラジオグラフィー要素、25・・・フロ
ント増感紙、 27・・・バック増感紙、29・・・フィルム支持体、
31 、33 、43および51・・・下塗り層、35
 、37・・・ハロゲン化銀乳剤層、36 、39 、
47および55・・・オーバーコート層、41 、49
・・・スクリーン支持体、57 、59・・・カール防
止層。 以下余白 FIG、 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、大部分がエネルギー水準40kev以下であるX放
    射線に像様露光した場合に、光に対する2元塗布ハロゲ
    ン化銀ラジオグラフィー要素の像様露光を提供すること
    のできる螢光層を各々含むフロントおよびバック増感紙
    対において、 前記のフロント増感紙が第3図の参照曲線Aの変調伝達
    因子よりも大きい変調伝達因子をもち、そして三相電源
    で28kvpで動作したMoターゲット管によって生じ
    る参照X放射線露光を20〜60%まで減衰することが
    できるが、ここで参照X放射線露光はMo0.03mm
    およびポリ(メチルメタクリレート)4.5cmを通過
    して前記ターゲット管のMoアノードから25cmに設
    置した前記螢光層に達するものとし、そして減衰は螢光
    層から50cmで測定するものとし、そして 前記のバック増感紙が第3図の参照曲線Bの変調伝達因
    子よりも大きい変調伝達因子をもち、そして参照露光を
    存在するフロントおよびバック増感紙の両方で繰返した
    場合にフロント増感紙から受けたX放射線の少なくとも
    60%を減衰することができる ことを特徴とする、前記のフロントおよびバック増感紙
    対。
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