JP2567526Y2 - 光学式センサ - Google Patents

光学式センサ

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JP2567526Y2
JP2567526Y2 JP1992090770U JP9077092U JP2567526Y2 JP 2567526 Y2 JP2567526 Y2 JP 2567526Y2 JP 1992090770 U JP1992090770 U JP 1992090770U JP 9077092 U JP9077092 U JP 9077092U JP 2567526 Y2 JP2567526 Y2 JP 2567526Y2
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隆之 今井
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サンクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、センサの検出部を構成
する導光部材と、投光素子及び受光素子との間を光ファ
イバにて連結するようにした光学式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のセンサとして、例えば液面セン
サがある。これは、図6に示すように導光部材として例
えば石英製の光ファイバからなる検出用光ファイバ1を
有しており、その検出用光ファイバ1の下端が円錐状に
磨かれてプリズム部2が形成されている。また、この検
出用光ファイバ1の上端は平坦面となるように磨かれ、
ここに投光用光ファイバ3と受光用光ファイバ4とが突
き合わせ状態で連結され、両ファイバ3,4の他端には
投光素子及び受光素子(図示せず)が設けられている。
【0003】上記構成において、投光素子から投射され
た光は投光用光ファイバ3を通って検出用光ファイバ1
に入射する。このとき、液面が検出用光ファイバ1のプ
リズム部2に達していない場合には、プリズム部2は大
気と接しているから、ここで全反射して図6(A)に示
すように検出用光ファイバ1内を逆に戻り、受光用光フ
ァイバ4を通って受光素子に入射する。しかし、液面が
上昇して検出用光ファイバ1のプリズム部2が液体に浸
されるようになると、プリズム部2において全反射が行
われなくなるため、同図(B)に示すように、投光用光
ファイバ3からの光は検出用光ファイバ1のプリズム部
2から液中に入射するようになり、結局、検出用光ファ
イバ1から受光用光ファイバ4に戻らず、受光素子に入
射しなくなる。これにて、液面が検出用光ファイバ1の
プリズム部2まで達したことが検出されるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、投光用及び
受光用の両光ファイバ3,4は、検出用光ファイバ1の
端面にできるだけ密着するように配置されるが、それで
も両者間に僅かなエアギャップが生ずることは避け得な
い。このようなエアギャップが発生すると、図7に誇張
して示すように、投光用光ファイバ3からの光が検出用
光ファイバ1の端面において反射し、その反射光が受光
用光ファイバ4に入射してしまうことがある。これで
は、S/N比が悪くなり、正確な液面検出ができなくな
るという問題を生ずる。
【0005】なお、かかる反射による悪影響を避けるた
めに、図8に示すように光ファイバを使用せず、レンズ
5とハーフミラー6とによって光学系を構成するものも
提供されている。しかし、これでは微妙な光軸調整が必
要になる上に、全体の大形化及びコストアップを招くと
いう問題がある。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされ、従っ
て、その目的は、低コストで、光ファイバと導光部材と
の間の光の反射を抑えることによりS/N比を高くして
正確な検出を行うことができる光学式センサを提供する
ところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の光学式センサ
は、センサの検出部を構成する導光部材と、一端面が投
光素子又は受光素子に連結され他端面が導光部材の非検
出側端部に突き合わせ状態に連結された投光用光ファイ
バ及び受光用光ファイバとを有し、投光素子からの光を
投光用光ファイバを介して導光部材に案内すると共に、
導光部材からの検出光を受光用光ファイバを介して受光
素子に入射させるようにしたものにおいて、導光部材は
非検出側端部に互いに反対方向に傾斜する一対の斜面部
を有し、導光部材と投光用光ファイバ及び受光用光ファ
イバとは互いに軸芯方向が一致した状態で各斜面部に投
光用光ファイバ及び受光用光ファイバの夫々が対向配置
されているところに特徴を有する。
【0008】
【作用】投光素子からの光は投光用光ファイバを通って
導光部材に案内され、さらに、その導光部材を通って検
出光となり、受光用光ファイバに入射する。この投光素
子からの光は、その一部が導光部材の投光用光ファイバ
との突き合わせ面で反射光となっても、突き合わせ面に
形成した斜面部によって受光用光ファイバから離れる側
に向けられるので、その反射光が受光用光ファイバに入
射することはない。しかも、投光用と受光用の両光ファ
イバの端面がいずれも導光部材の斜面部に対向するよう
に構成されているから、両光ファイバのうちどちらの一
方の光ファイバを投光素子に連結しても、導光部材での
反射光が他方の光ファイバに戻る心配がなく、両光ファ
イバを区別せずに導光部材に組み付けることができる。
【0009】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の光学式セン
サによれば、導光部材に向けて投射された光が反射して
受光素子に入射することを防止できるから、S/N比を
向上させることができ、もって正確な検出を行うことが
できるようになるという優れた効果を奏する。しかも、
両光ファイバを区別することなく導光部材に組み付ける
ことができるから組付性がよい。
【0010】
【実施例】以下本考案を液面センサに適用した一実施例
について図1ないし図5を参照して説明する。本実施例
においては、センサの検出部を構成する導光部材として
は例えば石英製の検出用光ファイバ11を利用してい
る。この検出用光ファイバ11の先端は例えば90度の
角度をなす円錐状に研磨されてプリズム部12とされ、
遮光性の外被13にて覆った状態で、基端側が例えばス
テンレス製の接続筒14の下端側から挿入されて接着剤
により固定されている。
【0011】一方、上記接続筒14の上端には、外被1
7を被せた2本の光ファイバ15,16が挿入され、接
着剤21によって固定されている(図4参照)。一方
は、投光素子18に連結された投光用光ファイバ15で
あり、他方は受光素子19に連結された受光用光ファイ
バ16である。そして、各光ファイバ15,16の先端
は、接続筒14内にて検出用光ファイバ11の端面と突
き合わせ状態となっており、投光素子18からの光を投
光用光ファイバ15を通して検出用光ファイバ11に投
射すると共に、検出用光ファイバ11から戻される検出
光を受光用光ファイバ16を通して受光素子19に入射
させるようにしている。
【0012】さて、上記検出用光ファイバ11のうち上
端部に位置する突き合わせ面には、図2に拡大して示す
ように左右両側に外周側が下降傾斜する斜面部20a,
20bが形成されている。そして、図2に示すように投
光用及び受光用の各光ファイバ15,16の端面は、そ
れらの軸線に垂直な平坦面をなし、それらが各斜面部2
0a,20bにそれぞれ対向している。なお、上記斜面
部20a,20bの傾斜角度は、検出用光ファイバ11
の軸線に垂直な面に対して45度以下とすることが望ま
しい。
【0013】上記構成において、投光素子18から投射
された光は、投光用光ファイバ15を通って検出用光フ
ァイバ11内に入射する。ここで、液面が未だ検出用光
ファイバ11のプリズム部12を浸す高さまで達してい
ない場合には、検出用光ファイバ11内に入射した光
は、図5(B)に示すようにプリズム部12にて全反射
して戻り、検出光として受光用光ファイバ16を通って
受光素子19に入射する。ところが、液面がプリズム部
12を浸す高さに達すると、プリズム部12における反
射が行われなくなるため、図5(A)に示すように投光
素子18からの光が液中に入射することになり、検出光
が受光素子19までほとんど到達しなくなる。これに
て、受光素子19への入射光量を測定することによっ
て、液面が検出用光ファイバ11のプリズム部12まで
達したか否かを検出することができるのである。
【0014】ところで、投光素子18からの光が投光用
光ファイバ15を通って検出用光ファイバ11内に入射
するとき、一部は検出用光ファイバ11の端面にて反射
することがある。しかし、本実施例では、検出用光ファ
イバ11の端面には外周側に向かって傾く斜面部20
a,20bが形成されているため、ここで反射しても、
反射光は外側に向かい、受光用光ファイバ16に入射す
ることがない。従って、投光素子18からの光がプリズ
ム部12を経ることなく直接に受光素子19に入射する
ことが未然に防止され、S/N比を大きく高めることが
できて正確な液面検出が可能になる。
【0015】なお、上述のように投光用光ファイバ15
からの光が検出用光ファイバ11の端面において反射し
て受光用光ファイバ16に入射することを防止するに
は、本来、検出用光ファイバ11のうち投光用光ファイ
バ15に対向する部分においてのみ傾斜面を形成すれば
足る。しかし、特に本実施例では、検出用光ファイバ1
1の端面に2つの斜面部20a,20bを設けるように
した。これにて、組立時に投光用及び受光用の両光ファ
イバ15,16を区別することなく組立を行うことがで
き、その作業が簡単になる。
【0016】本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限
定されるものではなく、例えば次のような変形が可能で
ある。
【0017】(イ)上記実施例では、光ファイバ11を
センサの検出部を構成する導光部材として利用するよう
にしたが、導光部材は光ファイバに限らず、ガラス製或
いは透明プラスチック製の導光ブロックにて構成しても
よい。
【0018】(ロ)上記実施例では、光ファイバ11の
先端にプリズム部12を形成して液面センサとして利用
できるようにしたが、これに限らず、例えば導光部材の
先端部に空隙部を形成し、この空隙部を光が透過するよ
うに構成し、その透過光量に応じて検出動作を行う光学
式センサに適用することもできる。要するところ、本考
案は導光部材に光ファイバから光を入射させる構成の光
学式センサに広く適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図
【図2】同じく要部の拡大断面図
【図3】図1の III−III 線に沿う断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図
【図5】液面検出時の様子を示す断面図
【図6】従来の液面センサを示す側面図
【図7】従来の液面センサにおける不具合を説明する拡
大側面図
【図8】従来の異なる例を示す側面図
【符号の説明】
11…検出用光ファイバ(導光部材) 15,16…光ファイバ 18…投光素子 19…受光素子 20a,20b…斜面部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−67946(JP,A) 特開 昭54−89680(JP,A) 特開 平2−276947(JP,A) 特開 平2−145944(JP,A) 特開 昭55−4573(JP,A) 特開 昭62−28643(JP,A) 特開 平3−134543(JP,A) 特開 昭63−111443(JP,A) 特開 平2−170039(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサの検出部を構成する導光部材と、
    一端面が投光素子又は受光素子に連結され他端面が前記
    導光部材の非検出側端部に突き合わせ状態に連結された
    投光用光ファイバ及び受光用光ファイバとを有し、前記
    投光素子からの光を前記投光用光ファイバを介して前記
    導光部材に案内すると共に、前記導光部材からの検出光
    を前記受光用光ファイバを介して前記受光素子に入射さ
    せるようにしたものにおいて、 前記導光部材は前記非検出側端部に互いに反対方向に傾
    斜する一対の斜面部を有し、前記導光部材と前記投光用
    光ファイバ及び前記受光用光ファイバとは互いに軸芯方
    向が一致した状態で前記各斜面部に前記投光用光ファイ
    バ及び前記受光用光ファイバの夫々が対向配置されてい
    ることを特徴とする光学式センサ。
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JPH0267946A (ja) * 1988-09-02 1990-03-07 Minolta Camera Co Ltd 反射情報測定装置

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