JPH0562881U - 反射型光電スイツチ - Google Patents

反射型光電スイツチ

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JPH0562881U
JPH0562881U JP271692U JP271692U JPH0562881U JP H0562881 U JPH0562881 U JP H0562881U JP 271692 U JP271692 U JP 271692U JP 271692 U JP271692 U JP 271692U JP H0562881 U JPH0562881 U JP H0562881U
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JP
Japan
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lens body
light
shield
package
condenser lens
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Pending
Application number
JP271692U
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English (en)
Inventor
博 水野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光出力のS/N比を向上させ、集光レンズ位
置を精度良く保つ。 【構成】 レンズ体をキャップ15に組み込むときの回
転防止用の位置決め突起を設けてレンズ体をキヤツプ1
5に精度良く位置決めする。遮蔽体20を設け、発光素
子11からの乱反射光が受光素子12に入るのを防ぎ、
光出力のS/N比を向上させる。遮蔽体20をレンズ体
と一体成形し、受発光素子間に先端面を当て、形状の簡
略化、製造組立の容易化、組立誤差を低くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発光素子と受光素子が同一パツケージ内に配置された反射型光電ス イツチに関し、ファクトリーオートメーション(FA)で銅素線(最小径50μ m)の検出や、オフィスオートメーション(OA)での微小スリツト等の有無検 出など、微小物体検出用として用いられる。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の光電スイツチの構造を示す図である。図示の如く、この光電ス イツチは、発光素子1(レーザ、λ=780nm)と受光素子2(フオトダイオ ード:PD)が、同一キヤツプ3のパツケージ4内に配置された反射型のもので ある。
【0003】 この光電スイツチは、発光素子1より放射された光が、集光レンズ5を通り、 検出物体6で反射され、PD側の集光レンズ7を通り、受光素子2に入射し、検 出物体6の有無の信号を得るよう構成される。なお、図中、8はステムである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術において、検出物体6の有無を判別する場合、集光レンズ5で集 光された光が、検出物体6で反射し、反射光をPD側のレンズ7を通りPD2に 入れる。PD2には、検出物体6がきたときの反射光が入り、PD2の光出力が 図7のように変動する。
【0005】 しかし、この場合、図7から明らかなように、発光素子1からの乱反射光9が 、PD2に入り、光出力のS/N比が悪くなる。
【0006】 また、レンズ5,7をキヤツプ3に固定する場合、従来方式ではキヤツプ3に レンズ5,7を挿入して固定していたため、取付ける際、レンズ5,7の回転や 傾きの位置ずれが生じていた。
【0007】 本考案では、光出力のS/N比を向上させることを目的とする。さらに、本考 案は、レンズ位置を精度良く保つことも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案による課題解決手段は、図1,2,3の如く、同一パツケージ13内に 並置された受発光素子11,12と、該両素子11,12の前面に設けられた集 光レンズ体19と、前記両素子間の乱反射防止用の遮蔽体20とを備え、前記遮 蔽体20は、前記集光レンズ体19の略中央部に一体成形され前記受発光素子間 に先端面20aが当接する突起部20bに、遮光性材料20cが施されてなるも のである。
【0009】 請求項2による課題解決手段は、パツケージ13に集光レンズ体19を位置決 めするための位置決め手段21が設けられ、該位置決め手段21は、パツケージ 13の前端部の内側または集光レンズ体の前面のうちの一方に形成された係合凹 部22と、該凹部22に係合するようパツケージ13の前端部の内側または集光 レンズ体19の前面のうちの他方に一体形成された突起23,24とから構成さ れたことである。
【0010】
【作用】
上記課題解決手段において、レンズ体19に遮蔽体20があるから、発光素子 11からの光のうち、乱反射して受光素子12側へ向かう光は、遮蔽体20によ って遮断される。
【0011】 また、組み立て時に、レンズ体19をパツケージ13に固定する場合、係合凹 部22に突起23,24を挿入する。そうすれば、レンズ体19の回転が防止で き、レンズ体19を精度良くパツケージ13に位置決めできる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0013】 本実施例では、発光素子11と受光素子12が同一パツケージ13内に配置さ れている。
【0014】 パッケージ13は、ステム14と、キャップ15とを備えている。
【0015】 発光素子11および受光素子12の前面には、発光側集光レンズ16と、受光 側集光レンズ17とが、支持板18に一体的に形成されて集光レンズ体19が構 成される。この集光レンズ体19は、透明なアクリル樹脂製のものであって、両 レンズ16と17との間に、両素子間の乱反射防止用の遮蔽体20が設けられて いる。この遮蔽体20は、集光レンズ体19の略中央部に一体成形され受発光素 子間に先端面20aが当接する突起部20bに、遮光性材料20c(黒色塗料) が施されてなる。
【0016】 このレンズ体19をキャップ15に取り付ける際に、レンズ体19が回転する のを防止するための位置決め手段21が設けられる。この手段21は、キャップ 15の前端部の内側に受発光素子側が開放するよう形成された係合凹部22と、 該凹部22に係合するようレンズ体19の前面に一体形成された一対のピン状の 突起23,24とから構成される。集光レンズ16と17とでは、その曲率も違 うため、前記突起23,24の径も異なるように設定しており、これにより、レ ンズ16,17を誤って設置することのないよう考慮している。
【0017】 上記構成において、発光素子11より放射された光が、集光レンズ16を通り 、検出物体6で反射され、受光側の集光レンズ17を通り、受光素子12に入射 し、検出物体6の有無の信号を得る。このときの受光素子12の光出力は図5の ように変動する。
【0018】 このとき、遮蔽体20があるため、発光素子11からの乱反射光(ノイズ)は 遮断されるので、受光側で光電変換するとき、ノイズ成分を考慮した演算をする 必要がない。
【0019】 なお、遮蔽体20を受発光素子側に接着または一体成形した場合、その先端部 は、集光レンズ体19の略中央部の曲面に合う形状にする必要があり、複雑にな る。これに対し、遮蔽体20をレンズ体19に一体成形すれば、その先端は平面 のまま受発光素子間に当接するだけでよいので、形状の簡略化、製造組み立ての 容易化、組み立て誤差の低減を図れる。
【0020】 さらに、組み立て時に、レンズ体19をキヤツプ15に固定するとき、キヤツ プ15の係合凹部22にレンズ体19の位置決め突起23,24を挿入する。
【0021】 このとき、突起23,24の径が異なっているので、曲率の異なる受発光レン ズ16,17を誤って設置することがなくなる。また、孔状の係合凹部22にピ ン状の突起23,24を嵌入するため、レンズ体19がキャップ15に対して回 転することがなくなり、レンズ16,17を精度良くキヤツプ15に位置決めで きる。
【0022】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0023】 たとえば、上記実施例では、係合凹部をパツケージ側に形成し、突起を集光レ ンズ体側に形成したが、これとは逆に、係合凹部を集光レンズ体側に、突起をパ ツケージ側に形成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、請求項1記載の考案によると、レンズ体に遮蔽 体があるから、発光素子から乱反射して光が遮断され、受光側へ入ることを防止 でき、光電変換後の演算処理が容易に行える。
【0025】 また、遮蔽体をレンズ体に一体成形しているので、遮蔽体の先端は平面でよく 、遮蔽体を受発光素子側に接着または一体成形した場合に比べて、形状の簡略化 でき、製造が容易である。
【0026】 さらに、遮蔽体の先端は平面のまま受発光素子間に当接するだけでよいため、 組み立てが容易となり、組み立て誤差の低減が図れる。
【0027】 また、請求項2記載の考案によると、レンズをパツケージに組み立てるときの 回転防止用の突起を設けているので、レンズをパツケージ等に精度良く位置決め できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の光電スイツチの構造図
【図2】レンズ体の側面図
【図3】レンズ体の正面図
【図4】位置決め手段の拡大図
【図5】受光素子の受光量と物体との関係を示す図
【図6】従来の光電スイツチの構造図
【図7】従来の受光素子の受光量と物体との関係を示す
【符号の説明】
11 発光素子 12 受光素子 13 パッケージ 14 ステム 15 キャップ 16 発光側集光レンズ 17 受光側集光レンズ 18 支持板 19 レンズ体 20 遮蔽体 21 位置決め手段 22 係合凹部 23,24 突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一パツケージ内に並置された受発光素
    子と、 該両素子の前面に設けられた集光レンズ体と、 前記両素子間の乱反射防止用の遮蔽体とを備え、 前記遮蔽体は、前記集光レンズ体の略中央部に一体成形
    され前記受発光素子間に先端面が当接する突起部に、遮
    光性材料が施されてなることを特徴とする反射型光電ス
    イツチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパツケージに集光レンズ
    体を位置決めするための位置決め手段が設けられ、 該位置決め手段は、 パツケージの前端部の内側または集光レンズ体の前面の
    うちの一方に形成された係合凹部と、 該凹部に係合するようパツケージの前端部の内側または
    集光レンズ体の前面のうちの他方に一体形成された突起
    とから構成されたことを特徴とする反射型光電スイツ
    チ。
JP271692U 1992-01-29 1992-01-29 反射型光電スイツチ Pending JPH0562881U (ja)

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