JP2567129Y2 - 低挿入力コネクタ - Google Patents

低挿入力コネクタ

Info

Publication number
JP2567129Y2
JP2567129Y2 JP279492U JP279492U JP2567129Y2 JP 2567129 Y2 JP2567129 Y2 JP 2567129Y2 JP 279492 U JP279492 U JP 279492U JP 279492 U JP279492 U JP 279492U JP 2567129 Y2 JP2567129 Y2 JP 2567129Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cover
terminal
mating connector
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP279492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0562992U (ja
Inventor
進一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP279492U priority Critical patent/JP2567129Y2/ja
Publication of JPH0562992U publication Critical patent/JPH0562992U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567129Y2 publication Critical patent/JP2567129Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、相手側コネクタ等に小
さな力で接続可能な低挿入力コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開昭50−27980号公報
に記載された従来の低挿入力コネクタを示すものであ
る。該コネクタ80は、ヒンジ81によって回動自在に
枢着された上下ハウジング82,83と、該ハウジング
82,83を閉じ方向(矢印ハ方向)に付勢するバネ8
4と、各ハウジング82,83に装着された端子85,
85とにより構成される。
【0003】そして、上下ハウジング82,83を開
き、該端子85,85の間にバネ84の付勢力で回路基
板86の端子部87,87を挟着接続させる。しかしな
がら、上記従来の構造にあっては、端子85,87がバ
ネ84の付勢力のみによって押圧接続されているため
に、バネ84のへたり等によって接触力が低下するとい
う欠点があった。また、ハウジング82,83の後端部
にハウジング開方向(矢印ホ方向)の外力が作用した場
合に回路基板86が離脱してしまうという問題もあっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、常に一定の力で端子同士を接合させることがで
きると共に、外力が作用しても接続外れを起こすことの
ない低挿入力コネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、開放された端子収容部を有する端子収容
基板と、該端子収容基板に対向して回動自在に枢着され
るカバーとにより成る内側ハウジングと、該内側ハウジ
ングの相手コネクタ側端部を開く方向に付勢するバネ
と、該内側ハウジングを挿通収容させる外側ハウジング
とにより構成され、該内側ハウジングに係止部を設け、
該外側ハウジングに、該係止部に対する仮係止部と本係
止部とを該内側ハウジングの挿通方向に順次並べ設けた
第一の構造、並びに、開放された端子収容部を有する端
子収容基板と、該端子収容基板に対向して回動自在に枢
着されるカバーとにより成るハウジングと、該ハウジン
グの相手コネクタ側端部を閉じる方向に付勢するバネ
と、該ハウジングの他端部に回動自在に設けられ、該ハ
ウジングの相手コネクタ側端部を開いた状態で該カバー
を係止保持させ、該相手コネクタ側端部を閉じた状態で
該カバーを回動しないよう固定させる回動ロック部材と
により構成される第二の構造をそれぞれ採用する。
【0006】
【作用】上記第一の構造では、内側ハウジングの係止部
が外側ハウジングの仮係止部に係合した状態で、該内側
ハウジングの相手コネクタ側端部はバネの付勢力で開口
している。従って、相手コネクタの端子部を内側ハウジ
ングの端子収容部内に抵抗なく挿通できる。そして外側
ハウジングを押し込むことにより、内側ハウジングは該
外側ハウジング内をスライドしつつ閉じ、且つ該係止部
が本係止部に移動係合して固定され、前記端子部は該外
側ハウジングによって一定の力で挟着接続される。
【0007】第二の構造では、カバーを開いた状態で回
動ロック部材で係止させ、端部開口から相手端子部を抵
抗なく挿通させる。次いで該ロック部材を解除して、バ
ネの付勢力によりハウジングを閉じさせ、端子を相互に
接合させる。さらに該ロック部材により、カバーを閉じ
た状態で固定させ、端子同士の接合状態を保持すると共
に、外力による不意なハウジングの開きを防止する。
【0008】
【実施例】図1は、本考案に係る低挿入力コネクタの第
一実施例を示す分解斜視図、図2は同じく組立状態を示
す斜視図である。該低挿入力コネクタ1は、端子2を収
容させる合成樹脂製の端子収容基板3と、該端子収容基
板3に対向して回動自在に枢着される合成樹脂製のカバ
ー4とにより成る内側ハウジング5と、該内側ハウジン
グ5の先端方(相手コネクタ側端部)を開く方向(矢印
イ方向)に該カバー4及び該端子収容基板3を付勢する
巻バネ6と、該内側ハウジング5を挿通収容させる合成
樹脂製の外側ハウジング7とにより構成される。
【0009】該端子2は、先方に電接触用のバネ舌片
8、中間部に係止孔9をそれぞれ有し、後方に電線10
を接続させている。該端子収容基板3は、底板11に複
数の区画壁12を並列に立設して、上方及び前後端に開
口13を有する端子収容部14を形成し、該底板11の
内面に、端子2の係止孔9を係合可能な係止突起15を
設け、両側端の該区画壁12のほぼ中央にカバー枢着孔
16、後端方にバネ固定孔17をそれぞれ設け、該区画
壁12の上端に、該枢着孔16を境にして前後にテーパ
状の傾斜面12a,12bを形成し、該底板11の後端
寄り外面に係止突条18を設け、該底板11の先端外面
に停止突条19を設けてなるものである。
【0010】また、前記カバー4は、天板21の内面
に、該端子収容基板3の区画壁12に対する係合溝22
を有する端子押圧突部23を設け、該天板21の前半部
両側に、前記端子収容基板3の両側区画壁12の外面に
沿うガイド壁24を垂設し、該ガイド壁24の内面に、
前記カバー枢着孔16に対する回動軸25を突設し、該
天板21の後端方にバネ固定孔26を設け、該天板21
の後端寄り外面に、前記端子収容基板3の係止突条18
に対応して位置する係止突条27を設け、該天板21の
先端外面に停止突条28を設けてなるものである。
【0011】前記巻バネ6は、巻部30からクロス状に
脚部31を延設し、該脚部31の先端に引掛部32を折
曲形成し、該脚部31の初期開き角αを小さく設定して
なるものであり、カバー4の回動軸に該巻部30を挿通
させ、内側ハウジング5の各バネ固定孔17,26に該
引掛部32を係入した状態で、図2に示す如く、該内側
ハウジング5の先端開口13を開く方向(イ方向)に該
カバー4を開方向に付勢する。その状態で、内側ハウジ
ング5を外側ハウジング7内に挿入する。
【0012】該外側ハウジング7は、内側ハウジング挿
入用の矩形ガイド孔34を有してほぼ矩形筒状に形成さ
れ、該ガイド孔34の上下内壁に、該内側ハウジング5
の係止突条18,27に対する仮係止溝35と本係止溝
36とを内側ハウジング挿入方向に順次設け、すなわち
仮係止溝35を挿入開口寄りに、本係止突起36を電線
導出開口寄りにそれぞれ設け、外壁に、相手側雌コネク
タに対する係止アーム37を設けてなるものである。
【0013】図3は、上記低挿入力コネクタ(雄コネク
タ)1を相手側雌コネクタ39に挿入する状態を示す縦
断面図である。ここで雄コネクタ1の内側ハウジング5
は、図2にも示した如く、その係止突条18,27を外
側コネクタ7の仮係止溝35に係合させ、先端開口13
を大きく開いた状態で仮係止されており、該開口13か
ら相手雌コネクタ39のタブ端子40を無抵抗で挿入さ
せることができる。
【0014】さらに外側ハウジング7を挿入方向(矢印
ロ方向)に押し込むことにより、係止突条18,27が
仮係止溝35から離脱してガイド孔34内をスライドす
ると共に、内側ハウジング5が該ガイド孔34の開口端
部41に当接して先端開口13を徐々に閉止させ、図4
に示す如く、相手タブ端子40を端子2のバネ舌片8と
カバー4の押圧突部23との間で挟持し接続させる。そ
れと同時に係止突条18,27は本係止溝36に係合
し、且つ停止突条19が外側ハウジング7の先端に当接
して、内側ハウジング5は外側ハウジング7内で固定保
持される。
【0015】図5は、本考案に係る低挿入力コネクタの
第二実施例を示す分解斜視図、図6は、同じく組立状態
を示すものである。該低挿入力コネクタ43は、端子収
容基板44とカバー45と端子46と巻バネ47並び
に、該端子収容基板44とカバー45とを開状態で係止
させ、且つ閉状態で固定させる合成樹脂製の回動ロック
部材48とにより構成される。
【0016】該端子収容基板44は、前例同様の端子収
容部49とカバー枢着孔50とバネ固定孔51とを有
し、底板52の外面に、相手コネクタ60に対する係止
突条53を設け、両側の区画壁54の後端部に、回動ロ
ック部材48に対する枢着孔55を設けたものである。
【0017】また、該カバー45は、前例同様の端子押
圧突部56と回動軸57とバネ固定孔58とを有し、天
板59の外面に、相手コネクタ60に対する係止突条6
1を設け、該天板59の後端部内面に、該ロック部材4
8に対する係合溝62を設けたことを特徴とする。該カ
バー45と端子収容基板44とでハウジング63を構成
する。
【0018】該巻バネ47は、脚部65をV字状に開脚
させ、初期開角度αを大きく設定したものであり、巻部
66を回動軸57に、脚部65を各固定孔51,58に
それぞれ係入させた状態で、ハウジング63の先端開口
67を閉じる方向(ハ方向)にカバー45及び端子収容
基板44を付勢する。
【0019】該回動ロック部材48は、ロックバー68
の両側に耳片69を連成し、該耳片69の内面に回動軸
70を突設したものであり、該回動軸70を端子収容基
板44の枢着孔55に係入して回動自在に設けられ、ロ
ックバー68の内面68aをカバー45の後端部外面
に、また該ロックバー68の外面68bをカバー後端部
内面の係合溝62にそれぞれ係合可能としたものであ
る。
【0020】図6において該低挿入力コネクタ43の回
動ロック部材48は、ロックバー68の内面68aをカ
バー45の後端部外面に係合させ、巻バネ47の矢印ハ
方向の付勢力に抗してハウジング63の先端開口67を
大きく開かせている。この状態で相手コネクタ60のタ
ブ端子71を該開口67から端子収容部49内に無抵抗
で挿入させることができる。
【0021】該相手コネクタ60のハウジング外壁72
には、該コネクタ43の係止突条53,61に対する係
合突片73を有するロック板74,74をヒンジを介し
て回動自在に設けると共に、該外壁72に係止爪75を
突設し、該ロック板74に、該係止爪75に対する係合
孔76を設けている。
【0022】そして、両コネクタ43,60の端子4
6,71を相互に接触させた状態で、ロック部材48を
矢印ニ方向に回動してカバー45との係合を解除するこ
とにより、巻バネ47の付勢力で該カバー45の押圧突
部56を端子71上に押接させる。さらに、図7に示す
如く、該ロック部材48を今度はカバー45の係合溝6
2に係合当接させ、ハウジング63を閉止状態で固定さ
せることにより、端子同士46,71の接合状態を保持
する。次いで相手コネクタ60のロック板74,74を
回動して、係合突片73を係止突条53,61に係合さ
せ、コネクタ43の抜け出しを防止する。該ロック板7
4は係止爪75により回動外れが防止される。
【0023】
【考案の効果】以上の如くに、本考案によれば、外側ハ
ウジングや回動ロック部材によってハウジング内の端子
の接合状態を保持させるから、端子相互の経時的な電気
的接続の信頼性を向上させることができる。さらに、該
外側ハウジングや回動ロック部材によってハウジングの
不意な開きを阻止して、端子の接続外れを未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る低挿入力コネクタの第一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】同じく組立状態(仮係止状態)を示す斜視図で
ある。
【図3】同じく組立状態(仮係止状態)を示す縦断面図
である。
【図4】同じく組立状態(本係止状態)を示す縦断面図
である。
【図5】本考案に係る低挿入力コネクタの第二実施例を
示す分解斜視図である。
【図6】同じく組立状態及び相手コネクタを示す分解斜
視図である。
【図7】同じく相手コネクタとの組付状態を示す縦断面
図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,43 低挿入力コネクタ 3,44 端子収容基板 4,45 カバー 5 内側ハウジング 6,47 バネ 7 外側ハウジング 14,49 端子収容部 18,27 係止突条 35 仮係止溝 36 本係止溝 48 回動ロック部材 63 ハウジング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放された端子収容部を有する端子収容
    基板と、該端子収容基板に対向して回動自在に枢着され
    るカバーとにより成る内側ハウジングと、該内側ハウジ
    ングの相手コネクタ側端部を開く方向に付勢するバネ
    と、該内側ハウジングを挿通収容させる外側ハウジング
    とにより構成され、該内側ハウジングに係止部を設け、
    該外側ハウジングに、該係止部に対する仮係止部と本係
    止部とを該内側ハウジングの挿通方向に順次並べ設けた
    ことを特徴とする低挿入力コネクタ。
  2. 【請求項2】 開放された端子収容部を有する端子収容
    基板と、該端子収容基板に対向して回動自在に枢着され
    るカバーとにより成るハウジングと、該ハウジングの相
    手コネクタ側端部を閉じる方向に付勢するバネと、該ハ
    ウジングの他端部に回動自在に設けられ、該ハウジング
    の相手コネクタ側端部を開いた状態で該カバーを係止保
    持させ、該相手コネクタ側端部を閉じた状態で該カバー
    を回動しないよう固定させる回動ロック部材とにより構
    成されることを特徴とする低挿入力コネクタ。
JP279492U 1992-01-29 1992-01-29 低挿入力コネクタ Expired - Fee Related JP2567129Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP279492U JP2567129Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 低挿入力コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP279492U JP2567129Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 低挿入力コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0562992U JPH0562992U (ja) 1993-08-20
JP2567129Y2 true JP2567129Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=11539281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP279492U Expired - Fee Related JP2567129Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 低挿入力コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567129Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5555188B2 (ja) * 2011-01-28 2014-07-23 トヨタ紡織株式会社 コネクタ
JP2017059429A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 カードエッジコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0562992U (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5954536A (en) Connector for flat flexible circuitry
JP4351051B2 (ja) キー付きコネクタ組み立て体
JP3301329B2 (ja) コネクタ
JP3050275B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
US5160283A (en) Terminal positioning assurance device
JPH04306573A (ja) 二重ロック機構を有するコネクタ
JP3023868B2 (ja) レバー結合式コネクタ
JP2739627B2 (ja) コネクタハウジング結合機構
JP3422925B2 (ja) 電気コネクタ
JPH1126073A (ja) レバー嵌合式コネクタ
JP3401192B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
JP3341810B2 (ja) Lifコネクタ
JP3442661B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
US7344399B2 (en) Flat circuit connector
JP3132706B2 (ja) コネクタ用雌端子
JP2567129Y2 (ja) 低挿入力コネクタ
JPH08321345A (ja) コネクタハウジング
JP3327166B2 (ja) コネクタ
JP3278042B2 (ja) レバー式コネクタ
JPH11176517A (ja) 組み合わせコネクタ及び組み合わせコネクタとケーシングとの結合構造
JP2574778Y2 (ja) レバー式コネクタ
JP2595880Y2 (ja) レバー式コネクタ
JP2584996Y2 (ja) コネクタ
JPS6199287A (ja) コネクタのロツク機構
JP2002359042A (ja) ジョイントコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970603

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees