JP2566705B2 - 一方向プリプレグと炭素繊維強化樹脂複合材料及びそれらの製造方法 - Google Patents

一方向プリプレグと炭素繊維強化樹脂複合材料及びそれらの製造方法

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JP2566705B2
JP2566705B2 JP4140617A JP14061792A JP2566705B2 JP 2566705 B2 JP2566705 B2 JP 2566705B2 JP 4140617 A JP4140617 A JP 4140617A JP 14061792 A JP14061792 A JP 14061792A JP 2566705 B2 JP2566705 B2 JP 2566705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方向プリプレグ及び
その製造方法と、それを用いた炭素繊維強化樹脂複合材
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維強化樹脂複合材料(以下CFR
Pと略す)は、比強度、比剛性が高いという特徴があ
り、種々の分野への適用が行なわれている。炭素繊維を
CFRPとして利用する場合、その製造はプリプレグと
呼ばれる、炭素繊維にあらかじめ未硬化状態のエポキシ
樹脂等を含浸させたシート状の中間素材を用い、これを
所定枚数積層したのち、加圧、加熱して成形する方法を
用いる場合がほとんどである。高性能のCFRPを得る
ためには、炭素繊維を一方向に配した一方向プリプレグ
が用いられる。繊維を織ったクロス材や編んだブレーダ
ー材では、繊維のうねりやそれに伴う局部的な応力集中
のために、高性能CFRPとして十分な性能を得ること
ができない。
【0003】現在CFRPに使用されている炭素繊維と
しては、ポリアクリロニトリル(PAN)繊維を原料と
して製造されるPAN系炭素繊維が主流となっている。
しかしながら、PAN系炭素繊維は原料のポリアクリロ
ニトリル繊維が高価で、しかも炭化収率が低いために必
然的に高価格なものとなっており、その用途は、航空・
宇宙関係、スポーツ・レジャー関係等の限られた分野に
なっている。
【0004】一方、炭素質ピッチを原料とするピッチ系
炭素繊維は、原料が安くしかも炭化収率が高いために、
安価に製造できるという特徴を持っている。特に原料と
してメソフェースを40%以上、好ましくは60%以上
含有するメソフェースピッチを用いたメソフェースピッ
チ系炭素繊維は、安価でしかも高性能な炭素繊維を与え
る可能性を持つものとして注目されている。一般にメソ
フェースピッチ系炭素繊維においては、原料であるメソ
フェースピッチの持つ易配向性、易黒鉛化性を利用する
ことによって容易に高配向でしかも高黒鉛化性を持つ炭
素繊維が製造でき、従って弾性率の高い繊維が製造でき
ることが知られている。例えば、特開昭49−1912
7号公報には炭素層面が3次元に発達し、黒鉛化性が高
く、また弾性率に優れるメソフェースピッチ系炭素繊維
及びその製造方法が開示されている。
【0005】しかしながらメソフェースピッチ系炭素繊
維(以下ピッチ系炭素繊維)は易黒鉛化性という特徴を
活かして高弾性率品が開発されてきているものの、高弾
性になるほどそのCFRPは圧縮強度が低くなるという
相反する性質があり、PAN系の炭素繊維のようにCF
RPの引張強度と圧縮強度のバランスが取れていない。
【0006】第15回複合材料シンポジウム講演要旨
集,105(1990)で報告されているように最近の
詳細な研究によると、ピッチ系高弾性炭素繊維を用いた
一方向CFRPの圧縮の応力−歪み線図には歪みの増加
に伴って傾きが減少する負の非線形性がある。一般に引
張弾性率400GPa 以上のピッチ系炭素繊維において
は、圧縮破断時の傾きが、初期の傾きの60%以下に減
少する。このために平板の圧縮試験では、試験片が剪断
座屈等のモードで破壊を起こし、圧縮強度及び破断歪み
が小さく測定されるものと考えられる。前記のピッチ系
炭素繊維は、現状では引張強度が2000MPa 以上に対
し、一方向CFRPの圧縮強度が800MPa 以下である
ため、構造材料として用いられるためには特性の改善が
要求されている。
【0007】炭素繊維の圧縮強度を改善する手法とし
て、ハイブリッドとよばれる、異種繊維を組み合わせる
手法がある。例えば特公平2−42098号公報には、
異なるグレード品の炭素繊維の組み合わせにより、炭素
繊維を補強して曲げ強度を向上させる例が開示されてい
るが、異種繊維の分布状況や具体的な製造方法は開示さ
れていない。前記公報によると、補強用の繊維径は大き
いほど、補強のためには有利である。
【0008】また、特開平2−292337号公報に
は、炭素繊維に、圧縮強度の高い異種繊維を一様に分散
させることにより、曲げ強度が向上することが開示され
ている。前記公報によると、圧縮強度の向上のためには
炭素繊維と異種繊維が一様に分散していることが不可欠
である。一つの層内に炭素繊維の領域と異種繊維の領域
を隣接して形成されたいわゆる層内ハイブリッドや、炭
素繊維の層と異種繊維の層とを積層して成形されたいわ
ゆる層間ハイブリッドでは、弱い繊維から順に低い破断
歪みで破断するため、圧縮強度の向上は不十分である。
【0009】従って、炭素繊維を用いてハイブリッドに
より圧縮強度を向上させるためには、太径の繊維を一様
に分散させることが不可欠であり、必然的に、一様に分
散させるために装置上や生産性の面から高価格なものに
なり、かつ太径繊維を用いるため、釣竿やゴルフシャフ
トの製造上で要求されるような薄物のプリプレグを生産
することは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繰り
返し負荷に耐え得る、圧縮強度を向上させた、安価で且
つ薄物化が可能な一方向プリプレグと、それを用いたC
FRP、及びそれらの製造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維の引張弾
性率が400GPa 以上、引張強度が2000MPa 以上
直径が4μm以上15μm以下で、且つ該繊維の束に樹
脂を含浸硬化した一方向強化複合材料の圧縮強度が10
0MPa 以上800MPa 以下のピッチ系炭素繊維Aの繊維
束と、繊維の引張弾性率が200GPa 以上、直径が炭素
繊維Aの直径よりも小さく、且つ該繊維の束に樹脂を含
浸硬化した一方向強化複合材料の圧縮強度及び圧縮破壊
歪みが炭素繊維Aの繊維束に樹脂を含浸硬化した一方向
強化複合材料よりも高ポリアクリロニトリル系炭素繊
維Bの繊維束が、隣接して配設され、樹脂が含浸されて
いる一方向プリプレグ、及びその製造方法である。さら
には、前記プリプレグを積層、成形して製造したCFR
P、及びその製造方法である。
【0012】尚、本発明で規定される繊維引張強度及び
繊維引張弾性率は、JIS R7601で規定される樹
脂含浸ストランド法により得られた値である。また、本
発明で規定される一方向強化複合材料の圧縮強度は、A
STM D3410Aで規定される所謂セラニーズ法に
従って圧縮試験を行なった結果を、繊維体積含有率60
%に換算した値である。また、圧縮破壊歪みは、圧縮試
験時に試験片に歪みゲージを貼付して測定した値であ
る。
【0013】本発明の方法によると、補強用繊維とし
て、ピッチ系炭素繊維よりも繊維径が小さい場合でも有
効に効果を発揮するため、薄物のプリプレグの製作が容
易であり、補強用として特に太径の繊維や部分接着した
繊維を予め作製する必要がない。
【0014】また、本発明の方法によると、その補強形
態としては特開平2−292337号公報に示されてい
る如く一様に分散していなくても有効に作用するだけで
なく、本発明の方法を用いた場合、一様に分散した場合
よりも物性が向上する。
【0015】一様に分散した場合よりも物性が向上する
のは、炭素繊維Aは繊維として非常に脆いため、特開平
2−292337号公報に開示されている方法によりプ
リプレグを製造した場合、繊維が損傷を受けやすいた
め、引張及び圧縮の強度特性が低下するものと考えられ
る。
【0016】本発明のプリプレグは製造上特別な装置を
必要とせず現状の装置で製造でき、且つ特別な装置を必
要としないため生産性の向上を図ることができ、さらに
は繊維に無用な損傷を与えて物性低下をきたすことがな
い。
【0017】以下、本発明のプリプレグの製造方法を、
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明による一
方向プリプレグの製造方法の概念を示す側面図である。
1は炭素繊維Aによる繊維束であり、2は炭素繊維Bに
よる繊維束である。炭素繊維A及び炭素繊維Bは、多数
本の単繊維をまとめた繊維束をそのまま使用することが
本発明の効果を発揮する上で望ましい。
【0018】繊維束中の炭素繊維の本数は、装置上や製
造上の都合等により選択が可能であり、一般的には、5
00本から24000本程度のものが使用される。ま
た、繊維束として用いる場合、取り扱いの都合上、サイ
ジング処理を施して集束したものが望ましい。
【0019】炭素繊維束1または炭素繊維束2を巻いた
ボビンの必要本数を、クリールスタンド8に装着する。
クリールスタンド8より解舒された炭素繊維束1及び炭
素繊維束2は、コーム7及びローラー6により一定幅に
引き揃えられる。この時、炭素繊維束1と炭素繊維束2
は一定の組み合わせを持つように配置される。
【0020】例えば図2に示されるごとく、炭素繊維束
1と炭素繊維束2は交互に揃えられる。しかし交互であ
る必要はなく、例えば図3に示されるごとく炭素繊維束
1を1条と炭素繊維束2を3条の組み合わせでもよい。
【0021】この組み合わせ方は、必要とする物性、特
に圧縮強度により、任意に選ぶことができる。繊維体積
含有率の比Rは、 R=(T1 2 )/(T2 1 )×r1/2 ……………(1) で表すことができる。ここで、T1 ,T2 はそれぞれ炭
素繊維束1及び炭素繊維束2の繊度、D1 ,D2 はそれ
ぞれ炭素繊維束1及び炭素繊維束2の比重、r1/ 2 は炭
素繊維束1の数の炭素繊維束2の数に対する比である。
Rは、繊維軸方向に必要な圧縮強度により決定される。
【0022】コーム7により揃えられた炭素繊維束1及
び2は、樹脂コート紙3を添付した後、ホットプレスロ
ーラー6を経る。これにより、樹脂コート紙3上の未硬
化のマトリックス樹脂が繊維束中に含浸される。樹脂コ
ート紙3は、あらかじめホットメルトタイプの未硬化熱
硬化性樹脂を一定厚みに離型紙等にコートしたものであ
る。
【0023】熱硬化性樹脂としては、硬化剤を混練した
エポキシ樹脂が広く用いられるが、必要であれば、硬化
剤を混練した不飽和ポリエステル樹脂や、フェノール樹
脂、ポリイミド樹脂等を用いることもできる。また、た
とえばエポキシ樹脂をポリイミド樹脂やフェノール樹
脂、ゴム成分等で変成して用いることもできる。マトリ
ックス樹脂は、使用条件により任意に選択すればよい。
【0024】ホットプレスローラー6により未硬化樹脂
が含浸した多数条の炭素繊維束は、一方向プリプレグと
してマンドレル4に巻き取られる。また、それに先だっ
て、樹脂を含浸した後のコート紙はマンドレル5に巻き
取られる。
【0025】本発明に使用される炭素繊維Aは、ピッチ
系炭素繊維であり、繊維の引張弾性率が400GPa 以
上、好ましくは450GPa 以上であり、引張強度が20
00MPa 以上、直径が4μm以上15μm以下で、且つ
該繊維の束に樹脂を含浸硬化した一方向強化複合材料の
圧縮強度が100MPa 以上800MPa 以下である。
【0026】即ち、引張弾性率が400GPa 以上のピッ
チ系炭素繊維Aは、引張強度は構造材料として用いられ
るに充分な2000MPa 以上を達成することができる
が、その場合でも、圧縮強度はそれに比べて極度に低
く、一方向CFRPの圧縮強度は800MPa 以下にしか
ならない。炭素繊維Aとしては、例えば新日本製鐵
(株)製ピッチ系炭素繊維「エノカイノスNT−50」
及び同「NT−60」などが使用できる。
【0027】このような機械的特性を示すピッチ系炭素
繊維は、応力−歪み線図において、圧縮破断時の傾きが
初期の傾きの60%以下に減少するため、後述するよう
に炭素繊維Bによって補強効果が生じる。この場合、繊
維径は4μm以上15μm以下、好ましくは7μm以上
11μm以下のものが用いられる。15μmを超える繊
維径では取り扱いの上で不利であり、例えば製造された
プリプレグはしなやかさに欠けるためゴルフシャフトや
釣竿等の製造は非常に難しい。また4μm未満の繊維径
では炭素繊維の製造が困難である。
【0028】なお、圧縮強度の下限は特に規定されるべ
きものではないが、圧縮強度があまりに低すぎた場合、
構造材料として使用されるに充分な強度まで強化される
ことができないため、ピッチ系炭素繊維Aの束に樹脂を
含浸硬化した一方向CFRPの圧縮強度が100MPa 以
上、好ましくは200MPa 以上のものが使用される。
【0029】本発明において補強の目的に使用される繊
維としては、物性のバランスの面から炭素繊維であるこ
とが望ましいが、炭素繊維Bは、その繊維束に樹脂を含
浸硬化した一方向強化CFRPの圧縮強度と圧縮破壊歪
みの両方が、炭素繊維Aの繊維束に樹脂を含浸硬化した
一方向強化CFRPよりも高いことが必要である。
【0030】この条件を満足するものであれば炭素繊維
としてとくに規定されるものではないが、現状の特性を
鑑みると、前記炭素繊維は、ポリアクリロニトリルを原
料とするPAN系炭素繊維を用いることがよい。その場
合、炭素繊維Aとの引張弾性率のバランスの面から、前
記炭素繊維の引張弾性率は200GPa 以上のものがよ
い。また、繊維径としては、直径が炭素繊維Aの直径よ
りも小さいものがよい。本発明による炭素繊維Aと炭素
繊維Bの組み合わせでは、補強用に用いられる炭素繊維
Bは、特公平2−42098号公報に示されているよう
な炭素繊維Aよりも太い繊維である必要はない。従っ
て、製造されるプリプレグがしなやかであり且つ薄物の
プリプレグを製造可能とするためには、炭素繊維Bは炭
素繊維Aよりも細いことが好ましい。また、4μm未満
のあまり細い径の炭素繊維は製造が困難である。炭素繊
維Bとしては、例えば東レ(株)製PAN系炭素繊維
「トレカT−300」及び同「M−50J」などが使用
できる。
【0031】プリプレグの製造方法としては上述の方法
のみに規定されるものではない。炭素繊維束1及び2を
組み合わせてプリプレグとするものであれば他のいずれ
の方法でも使用可能である。例えばウェット法と称され
る方法で製造可能である。これは、未硬化樹脂を溶剤に
溶解しておき、これに炭素繊維束を浸漬したのち乾燥工
程を経て樹脂を含浸させる方法である。
【0032】また、炭素繊維束の多数条を引き揃えて一
度に製造する方法ではなく、ドラムワインダーと呼ばれ
る装置を用い、炭素繊維束の1条または数条をドラムに
巻き付けることにより製造することでもよい。
【0033】本発明によるプリプレグは、積層成形する
ことによりCFRPとして製造することができる。すな
わち、本発明によるプリプレグを所定の寸法に切断後、
所定の配向角に積層し、オートクレーブ、ホットプレス
等で加熱、加圧して所望の形状に成形する。
【0034】プリプレグの積層の仕方は、特に規定され
るものではなく、設計等の都合により選択すればよい。
例えば、擬似等方性や、一方向、±45°積層等が用い
られる。但し、同一方向に2層以上を積層する場合に
は、同種の炭素繊維が重ならないように積層すること
が、強化効率の面から望ましい。
【0035】繊維強化樹脂複合材料による成形体の形状
としては、平板、円筒形状等のほか、プリプレグの積層
成形によって得られる3次元形状が挙げられる。繊維の
配向角及び厚さは、得られるCFRPの必要性能により
決定すればよい。
【0036】
【作用】本発明のプリプレグを用いてCFRPを成形す
ることにより、ピッチ系高弾性炭素繊維Aを用いた一方
向CFRPの繊維軸方向の、圧縮強度と圧縮破断歪みの
両方を高めることができる。プリプレグの薄物化が容易
に達成できる上、炭素繊維Aは、CFRP全体が圧縮破
壊するまでは破壊せずに保持されるため、繰り返し負荷
に耐えることができる。
【0037】特開平2−292337号公報に示されて
いるごとく、ハイブリッドにより圧縮強度の補強効果を
発揮するためには、繊維を一様に分布させる必要がある
が、本発明の方法によれば、一様に分布させず、繊維束
単位で各炭素繊維の領域を隣接させることによって補強
効果を発揮させることができる。
【0038】その詳細な理由は明らかではないが、以下
のように考えられる。すなわち、最近の詳細な研究によ
ると、炭素繊維Aを用いた一方向CFRPの圧縮の応力
−歪み線図には歪みの増加に伴って傾きが減少する負の
非線形性があり(例えば第15回複合材料シンポジウム
講演要旨集,105(1990))、このためにセラニ
ーズ法による平板の圧縮試験では、試験片が剪断座屈等
のモードで破壊を起こし、圧縮強度及び破断歪みが小さ
く測定されるものと考えられる。
【0039】従って、材料が本来有する圧縮破断歪みは
平板の圧縮試験で得られる値より大きいものと推定され
る。そのため、圧縮時に、炭素繊維を、圧縮強度と圧縮
破壊歪みの大きい炭素繊維で支持することにより、材料
が本来持っていた圧縮歪みを発現しやすくなるものと考
えられる。
【0040】これを図示すると、図4のようになる。図
4は、CFRPの圧縮における応力−歪み線図の一例で
ある。図4において9は炭素繊維1単味、10は炭素繊
維2単味、11は例として炭素繊維1と炭素繊維2を体
積比1:1に混合した場合(R=1)のCFRPの曲線
である。9には負の非線形性が見られる。従って、炭素
繊維1単味でのCFRPのセラニーズ法による平板の圧
縮試験では、応力1の時点で試験片の破壊に至る。この
ときの歪みは歪み1である。
【0041】一方、炭素繊維2には非線形性はあまり見
られず、応力2、歪み2の時点で破壊する。炭素繊維1
と炭素繊維2を体積比1:1に混合してCFRPにした
場合、炭素繊維1は歪み1と歪み2の間である歪み3ま
で破壊せず保持され、この時点(応力3)で炭素繊維2
が破壊し、全体の試験片が破壊するものと考えられる。
この場合、応力3は応力1と応力2の間に位置する。
【0042】炭素繊維A以外の炭素繊維にも圧縮におけ
る負の非線形性が若干認められるものの、その率は大き
くない。そのため、ハイブリッドにより圧縮強度の向上
を図る場合、補強効果がそれほど大きくない上、補強繊
維を分散させることにより炭素繊維と補強繊維の接触面
積を増やす必要があるものと考えられる。
【0043】ところが、炭素繊維Aの場合には、非線形
性が非常に大きく、その潜在的歪み量が大きいために、
補強繊維による補強効果が大きく、また、それが一様に
分散せずに繊維束単位程度で分散している場合でも、充
分な補強効果を発揮するものと考えられる。
【0044】また、繊維束単位程度で分散させる場合、
製造上、繊維に無用な損傷を与えることがないため、ハ
イブリッド化することにより却って特性が落ちるという
ことがないものと考えられる。
【0045】この場合、歪み1以上の圧縮歪みを受けた
炭素繊維Aは、歪み3において試験片全体が破壊するま
では破壊することなく保持されている。従って、歪み1
以上の圧縮歪みを受けた試験片について引張荷重をかけ
た場合でも、もとの強度、剛性を保持している。即ち、
本発明によるプリプレグを用いたCFRPは、静的な繰
り返し負荷にも耐えうるものである。
【0046】
【実施例】本実施例で示される繊維軸方向引張り弾性率
は、JIS R7601で規定される樹脂含浸ストラン
ド法により得られた値である。また、一方向強化CFR
Pの繊維軸方向圧縮強度は、ASTM D3410Aで
規定される所謂セラニーズ法に従って圧縮試験を行なっ
た結果を繊維体積含有率60%に換算した値である。ま
た、圧縮破壊歪みは、圧縮試験時に試験片に歪みゲージ
を貼付して測定した値である。
【0047】実施例1 図1の装置を用いてプリプレグを製造した。1は、繊維
軸方向引張弾性率が600GPa 、繊維軸方向引張強度が
3300MPa 、一方向CFRPの繊維軸方向圧縮強度が
525MPa 、圧縮破壊歪みが0.2%であるピッチ系炭
素繊維の3000本の繊維束であり、樹脂との接着性を
向上させるための表面処理と、サイジング処理が施され
ている。
【0048】2は、繊維軸方向引張弾性率480GPa 、
繊維軸方向引張強度が4000MPa、一方向CFRPの
繊維軸方向圧縮強度900MPa 、圧縮破壊歪みが0.5
%であるPAN系炭素繊維の6000本の繊維束であ
る。それぞれの繊維の繊維径及び比重は表1に示すとお
りである。
【0049】
【表1】
【0050】ボビンより解舒した炭素繊維束1及び2
は、コーム7により揃えた。その組み合わせは、図3に
示されるように、炭素繊維束1が1本に対し、炭素繊維
束2が3本である。すなわち、(1)式で規定されるr
1/2 が1/3である。引き揃えられた炭素繊維束には、
120℃硬化型のエポキシ樹脂を含浸して、プリプレグ
とした。得られたプリプレグは、繊維目付が150g/
2 であり、(1)式で規定される体積比Rが0.60
9であった。
【0051】得られたプリプレグを用い、一方向に16
層積層し、オートクレーブにより成形して、平板形状の
厚さ2.0mmの一方向CFRPを得た。その繊維体積含
有率は60%であった。この一方向CFRPをASTM
D3410A法に従って圧縮試験を行なったところ、
740MPa の圧縮強度と、0.4%の圧縮破壊歪みが得
られた。
【0052】これは、炭素繊維1によるCFRPよりも
41%高い圧縮強度、100%高い圧縮破壊歪みであ
り、満足な圧縮強度及び圧縮破壊歪みの向上が認められ
た。また、試験片に650MPa の応力を加えた後試験治
具より取り外したが、試験片中の炭素繊維の破断は認め
られなかった。
【0053】実施例2 実施例1のプリプレグを用い6層を±40°に配向させ
た、内径10mmのパイプをシートワインディング法によ
り成形した。肉厚は1.6mm、繊維体積含有率は60%
であった。このパイプについて捩じり試験を行なったと
ころ43.6Nmのトルクにて繊維の軸方向の圧縮破壊に
より破壊した。
【0054】比較例として、炭素繊維束1のみで作製し
たプリプレグ±40°に配向させた内径10mmのパイプ
を、シートワインディング法により成形した。肉厚は
1.6mm、繊維体積含有率は60%であった。このパイ
プについて捩じり試験を行なったところ26.6Nmのト
ルクにて繊維の軸方向の圧縮破壊により破壊した。
【0055】この2種類の積層によるパイプの捩じり剛
性はほぼ同等であった。この結果から、炭素繊維1及び
2を組み合わせてパイプを成形することにより、炭素繊
維1を単独で用いたパイプよりも大幅に(64%)捩じ
り強度の向上したパイプを得ることができた。
【0056】実施例3 実施例1と同様にしてプリプレグを製造した。1は、繊
維軸方向引張弾性率が500GPa 、繊維軸方向引張強度
が3300MPa 、一方向CFRPの繊維軸方向圧縮強度
が500MPa 、圧縮破壊歪みが0.35%であるピッチ
系炭素繊維の3000本の繊維束であり、樹脂との接着
性を向上させるための表面処理と、サイジング処理が施
されている。
【0057】2は、繊維軸方向引張弾性率が230GPa
繊維軸方向引張強度が3500MPa 、一方向CFR
Pの繊維軸方向圧縮強度が1400MPa 、圧縮破壊歪み
が1.25%であるPAN系炭素繊維の12000本の
繊維束である。それぞれの繊維の繊維径及び比重は表2
に示すとおりである。
【0058】
【表2】
【0059】その組み合わせは、図2に示されるよう
に、炭素繊維束1が1本に対し、炭素繊維束2が1本で
ある。
【0060】得られたプリプレグを用い、一方向に16
層積層し、オートクレーブにより成形して、平板形状の
厚さ2.0mmの一方向CFRPを得た。その繊維体積含
有率は60%であった。この一方向CFRPをASTM
D3410A法に従って圧縮試験を行なったところ、
800MPa の圧縮強度と、0.95%の圧縮破壊歪みが
得られた。
【0061】これは、炭素繊維1によるCFRPよりも
33%高い圧縮強度、171%高い圧縮破壊歪みであ
り、満足な圧縮強度及び圧縮破壊歪みの向上が認められ
た。また、試験片に700MPa の応力を加えたのち試験
治具より取り外したが、試験片中の炭素繊維の破断は認
められなかった。
【0062】
【発明の効果】本発明のプリプレグを用いてCFRPを
成形することにより、CFRPの繊維軸方向の圧縮強度
を高めることができる。また、そのことにより、炭素繊
維をFRPの強化繊維として使用する際の設計の自由度
が高まり、強化繊維としての炭素繊維の用途拡大に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリプレグ製造方法の概念図であ
る。
【図2】種類の異なる炭素繊維の組み合わせ方の例を示
す図であり、製造したプリプレグの断面図である。
【図3】種類の異なる炭素繊維の組み合わせ方の例を示
す図であり、製造したプリプレグの断面図である。
【図4】一方向CFRPの圧縮の応力−歪み線図であ
る。
【符号の説明】
1 ピッチ系炭素繊維 2 ピッチ系炭素繊維1より圧縮強度及び圧縮歪みの
大きい炭素繊維 3 樹脂コート紙 4 プリプレグ巻き取り用マンドレル 5 離型紙巻き取り用マンドレル 6 ホットプレスローラー 7 コーム 8 クリールスタンド 9 炭素繊維1を用いたCFRPの曲線 10 炭素繊維2を用いたCFRPの曲線 11 炭素繊維1と炭素繊維2を体積比1:1に混合し
たCFRPの曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大曽根 英男 川崎市中原区井田1618番地 新日本製鐵 株式会社 先端技術研究所内 (72)発明者 島 美樹男 君津市陽光台3−3−2−11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維の引張弾性率が400GPa 以上、引
    張強度が2000MPa 以上、直径が4μm以上15μm
    以下で、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した一方向強
    化複合材料の圧縮強度が100MPa 以上800MPa 以下
    であるピッチ系炭素繊維(A)の繊維束と、繊維の引張
    弾性率が200GPa 以上、直径が炭素繊維(A)の直径
    よりも小さく、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した
    方向強化複合材料の圧縮強度及び圧縮破壊歪みが炭素繊
    維(A)の繊維束に樹脂を含浸硬化した一方向強化複合
    材料よりも高いポリアクリロニトリル系炭素繊維(B)
    の繊維束が、隣接して配設され、樹脂が含浸されている
    ことを特徴とする一方向プリプレグ。
  2. 【請求項2】 繊維の引張弾性率が400GPa 以上、引
    張強度が2000MPa 以上、直径が4μm以上15μm
    以下で、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した一方向強
    化複合材料の圧縮強度が100MPa 以上800MPa 以下
    であるピッチ系炭素繊維(A)の繊維束と、繊維の引張
    弾性率が200GPa 以上、直径が炭素繊維(A)の直径
    よりも小さく、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した
    方向強化複合材料の圧縮強度及び圧縮破壊歪みが炭素繊
    維(A)の繊維束に樹脂を含浸硬化した一方向強化複合
    材料よりも高いポリアクリロニトリル系炭素繊維(B)
    の繊維束を、隣接して配設し、樹脂を含浸することを特
    徴とする一方向プリプレグの製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維の引張弾性率が400GPa 以上、引
    張強度が2000MPa 以上、直径が4μm以上15μm
    以下で、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した一方向強
    化複合材料の圧縮強度が100MPa 以上800MPa 以下
    であるピッチ系炭素繊維(A)の繊維束と、繊維の引張
    弾性率が200GPa 以上、直径が炭素繊維(A)の直径
    よりも小さく、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した
    方向強化複合材料の圧縮強度及び圧縮破壊歪みが炭素繊
    維(A)の繊維束に樹脂を含浸硬化した一方向強化複合
    材料よりも高いポリアクリロニトリル系炭素繊維(B)
    の繊維束が、隣接して配設され、樹脂が含浸されている
    一方向プリプレグを、積層し成形してなることを特徴と
    する炭素繊維強化樹脂複合材料。
  4. 【請求項4】 繊維の引張弾性率が400GPa 以上、引
    張強度が2000MPa 以上、直径が4μm以上15μm
    以下で、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した一方向強
    化複合材料の圧縮強度が100MPa 以上800MPa 以下
    であるピッチ系炭素繊維(A)の繊維束と、繊維の引張
    弾性率が200GPa 以上、直径が炭素繊維(A)の直径
    よりも小さく、且つ該繊維の束に樹脂を含浸硬化した
    方向強化複合材料の圧縮強度及び圧縮破壊歪みが炭素繊
    維(A)の繊維束に樹脂を含浸硬化した一方向強化複合
    材料よりも高いポリアクリロニトリル系炭素繊維(B)
    の繊維束が、隣接して配設され、樹脂が含浸されている
    一方向プリプレグを、積層して成形することを特徴とす
    る炭素繊維強化樹脂複合材料の製造方法。
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