JP2566692Y2 - 防振ゴム - Google Patents

防振ゴム

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JP2566692Y2
JP2566692Y2 JP357492U JP357492U JP2566692Y2 JP 2566692 Y2 JP2566692 Y2 JP 2566692Y2 JP 357492 U JP357492 U JP 357492U JP 357492 U JP357492 U JP 357492U JP 2566692 Y2 JP2566692 Y2 JP 2566692Y2
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vibration
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Inventor
栄一 松田
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エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は防振ゴムの改良に関す
る。本考案の防振ゴムは例えば小型精密機器用の防振ゴ
ムとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すように、孔22を
設けた相手部材21に取り付けられる防振ゴム41であ
って、ゴム状弾性材製の防振ゴム本体42と、金属製の
取付部材43とよりなるものが知られている。取付部材
43は防振ゴム本体42に固着された座板部44と、座
板部44に突設され、前記孔22に差し込まれるボルト
部45と、ボルト部45に螺合されるナット46とより
なっている(実開昭62−196946号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術には次の
問題がある。 防振ゴム41を相手部材21に取り付ける際、ボル
ト部45とナット46を螺合させるためにボルト部45
側およびナット46の少なくとも一方を何度も回転させ
なければならない。このため取付作業に多大な手間と時
間が掛かる。また取付作業を自動化するのが困難であ
る。 ボルト部45側に対してナット46が別部品とな
り、よって当該防振ゴム41は複数の部品により構成さ
れている。このため部品を個別に取り扱うのが煩わし
く、また製造コストおよび取付コスト等のコスト(トー
タルコスト)が全般に高くなっている。 取付部材43がナット46を含めて全て金属製であ
るために製品重量が重い。このため製品の軽量化を欲す
る市場ニーズに応えることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、孔を設けた
相手部材に取り付けられる防振ゴムにおいて、ゴム状弾
性材製の防振ゴム本体と、樹脂製の取付部材とよりな
り、前記取付部材が前記防振ゴム本体に固着された座板
部と、前記座板部に突設され、前記孔に差し込まれる差
込み部とよりなり、前記差込み部が前記座板部側に配置
された受けブロックと、前記受けブロックに対向して配
置された押込みブロックと、前記受けブロックと前記押
込みブロックを接続した複数の接続ブロックとよりな
り、前記各ブロックが薄肉の可撓部を介して連結され、
前記受けブロックに凹部が設けられ、前記押込みブロッ
クに前記凹部に圧入される凸部が設けられ、前記差込み
部が前記凸部を前記凹部へ圧入する以前において前記孔
へ差込み可能な幅寸法を有し、圧入以後において前記孔
から抜脱不可な幅寸法を有していることを特徴とする防
振ゴムを提供する。
【0005】
【作用】取付部材の差込み部を相手部材の孔に差し込
み、差込み部の押込みブロックを受けブロックへ向けて
押し込む。押込みブロックを押し込むと差込み部の幅が
広がって相手部材に対する抜け止めとなり、また押込み
ブロックの凸部が受けブロックの凹部に圧入して抜け止
め状態がロックされる。したがって本考案によれば取付
作業が差込み部を相手部材の孔に差し込んだ後、押込み
ブロックを押し込むだけのワンタッチとなり、よって取
付作業を簡単に行なうことができる。また本考案によれ
ば部品点数が一つである。また本考案によれば取付部材
が樹脂製であるために製品重量が従来技術より軽い。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0007】図1および図2に示すように、当該防振ゴ
ム1は円柱形を呈するゴム状弾性材製の防振ゴム本体2
と、樹脂製の取付部材3とを有している。取付部材3は
防振ゴム本体2の軸方向端部(図1の上端部)に固着さ
れた円板形の座板部4と、座板部4の一面(図1の上
面)中央に突設された差込み部5とを有している。差込
み部5は複数のブロック6,7,8を有している。すな
わち、先ず、座板部4側に受けブロック6が配置され、
受けブロック6に対向して押込みブロック7が配置さ
れ、この受けブロック6と押込みブロック7を接続すべ
く図1の左右両側に複数(左右に二個ずつ)の接続ブロ
ック8が配置されている。都合六個のブロック6,7,
8はそれぞれ図2の上下方向に一定の長さを有し、互い
に平行に並べられ、かつ図1の方向からみて略「ロ」形
に並べられ、互いに隣り合うブロック6,7,8同士が
それぞれ薄肉の可撓部9を介して接続されている。六個
のブロック6,7,8に囲まれた真ん中は図2の上下方
向に貫通する空洞部10となっている。受けブロック6
に凹部11が設けられ、押込みブロック7に該凹部11
に圧入される凸部12が設けられている。凹部11の開
口縁と凸部12の根元に互いに係合して凹部11から凸
部12が抜け出るのを防止する係合凸部13と係合凹部
14が形成されている。また差込み部5は凸部12を凹
部11へ圧入する以前(図1の状態)において前記孔2
2へ差込み可能な幅寸法aを有し(a<b、但しbは孔
22の幅)、圧入以後(図3の状態)において前記孔2
2から抜脱不可な幅寸法a’を有している(a’>
b)。
【0008】上記構成の防振ゴム1を相手部材21に取
り付けるに際しては、取付部材3の差込み部5を図1の
姿勢のまま相手部材21の孔22に差し込み、次いで図
3に矢示するように差込み部5の押込みブロック7を受
けブロック6へ向けて押し込む。押込みブロック7を押
し込むと差込み部5の幅がaからa’に広がって相手部
材21に対する抜け止めとなり、また該押込みブロック
7の凸部12が受けブロック6の凹部11に圧入するた
めに抜け止め状態がロックされる。
【0009】上記構成の防振ゴム1は次の効果を奏す
る。 当該防振ゴム1を相手部材21に取り付ける取付作
業が従来技術に比べて極めて簡単である。取付に際して
回転させる部品がなく、すなわち差込み部5を相手部材
21の孔22に差し込んだ後、押込みブロック7を押し
込むだけのワンタッチの作業で取付を完了することがで
きるからである。またプッシュ式の機械さえあれば取付
作業を自動化することができる。 部品点数が一つであるあるために当該防振ゴム1の
取り扱いが従来技術に比べて簡単である。また製造コス
トおよび取付コスト等のコスト(トータルコスト)を全
般に引き下げることができる。 取付部材3を樹脂製として製品重量を従来技術より
軽くしたために製品の軽量化を欲する市場ニーズに応え
ることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。 当該防振ゴムを相手部材に取り付ける取付作業が極
めて簡単である。取付に際して回転させる部品がなく、
すなわち差込み部を相手部材の孔に差し込んだ後、押込
みブロックを押し込むだけのワンタッチの作業で取付を
完了することができるからである。またプッシュ式の機
械さえあれば取付作業を自動化することができる。 部品点数が一つであるあるために当該防振ゴムの取
り扱いが簡単である。また製造コストおよび取付コスト
等のコスト(トータルコスト)を全般に引き下げること
ができる。 取付部材を樹脂製として製品重量を従来技術より軽
くしたために製品の軽量化を欲する市場ニーズに応える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る防振ゴムの要部正面図
【図2】同防振ゴムの平面図
【図3】同防振ゴムの取付状態を示す要部正面図
【図4】従来例に係る防振ゴムの取付状態を示す正面図
【符号の説明】
1 防振ゴム 2 防振ゴム本体 3 取付部材 4 座板部 5 差込み部 6 受けブロック 7 押込みブロック 8 接続ブロック 9 可撓部 10 空洞部 11 凹部 12 凸部 13 係合凸部 14 係合凹部 21 相手部材 22 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔22を設けた相手部材21に取り付け
    られる防振ゴム1において、ゴム状弾性材製の防振ゴム
    本体2と、樹脂製の取付部材3とよりなり、前記取付部
    材3が前記防振ゴム本体2に固着された座板部4と、前
    記座板部4に突設され、前記孔22に差し込まれる差込
    み部5とよりなり、前記差込み部5が前記座板部4側に
    配置された受けブロック6と、前記受けブロック6に対
    向して配置された押込みブロック7と、前記受けブロッ
    ク6と前記押込みブロック7を接続した複数の接続ブロ
    ック8とよりなり、前記各ブロック6,7,8が薄肉の
    可撓部9を介して連結され、前記受けブロック6に凹部
    11が設けられ、前記押込みブロック7に前記凹部11
    に圧入される凸部12が設けられ、前記差込み部5が前
    記凸部12を前記凹部11へ圧入する以前において前記
    孔22へ差込み可能な幅寸法aを有し、圧入以後におい
    て前記孔22から抜脱不可な幅寸法a’を有しているこ
    とを特徴とする防振ゴム。
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