JP2566631Y2 - 高所作業車のレベリング装置 - Google Patents
高所作業車のレベリング装置Info
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- JP2566631Y2 JP2566631Y2 JP1992046681U JP4668192U JP2566631Y2 JP 2566631 Y2 JP2566631 Y2 JP 2566631Y2 JP 1992046681 U JP1992046681 U JP 1992046681U JP 4668192 U JP4668192 U JP 4668192U JP 2566631 Y2 JP2566631 Y2 JP 2566631Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】車両上に旋回自在に旋回台を備
え、起伏自在にブームをこの旋回台に設け、ブームの先
端にブームの起伏角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直
維持部材を設け、この鉛直維持部材を介して作業台を取
付けた高所作業車のレベリング装置に関するものであ
る。
え、起伏自在にブームをこの旋回台に設け、ブームの先
端にブームの起伏角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直
維持部材を設け、この鉛直維持部材を介して作業台を取
付けた高所作業車のレベリング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2、図4および図5に基いて説明す
る。高所作業車は、車両1にアウトリガ2を備え、作業
時にはアウトリガ2によって車両1を水平に支持する。
車両1上には旋回自在に旋回台3を備え、この旋回台3
に起伏シリンダ4によって自在に起伏作動されるととも
に伸縮シリンダ6によって自在に伸縮駆動されるブーム
5を設けるとともに、ブーム5の先端にブーム5の起伏
角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直維持部材7を設
け、この鉛直維持部材7を介して作業台8を取付けてい
る。鉛直維持部材7は、車両を水平に設置した状態で、
車両に対して垂直になるよう当初から調整されているも
のである。レベリング装置は、鉛直維持部材7と、旋回
台3とブーム5基端部の適所間を結ぶ下部レベリングシ
リンダ11と、ブーム5先端部と鉛直維持部材7の適所間
を結ぶ上部レベリングシリンダ12と、下部レベリングシ
リンダ11と上部レベリングシリンダ12の各油室を接続す
る接続油路13、14と、その一端を給排油路21、22(実用
新案登録請求の範囲でいう油圧源)に接続しその他端を
接続油路13、14に接続した供給油路15、16と、および供
給油路15、16と給排油路21、22の接続点に位置した選択
弁17、18とから構成している。給排油路21、22には、主
切換弁23から圧油が供給されるよう接続されており、主
切換弁23は、手動および電磁弁24、25を用いたリモコン
操作が可能に構成されている。
る。高所作業車は、車両1にアウトリガ2を備え、作業
時にはアウトリガ2によって車両1を水平に支持する。
車両1上には旋回自在に旋回台3を備え、この旋回台3
に起伏シリンダ4によって自在に起伏作動されるととも
に伸縮シリンダ6によって自在に伸縮駆動されるブーム
5を設けるとともに、ブーム5の先端にブーム5の起伏
角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直維持部材7を設
け、この鉛直維持部材7を介して作業台8を取付けてい
る。鉛直維持部材7は、車両を水平に設置した状態で、
車両に対して垂直になるよう当初から調整されているも
のである。レベリング装置は、鉛直維持部材7と、旋回
台3とブーム5基端部の適所間を結ぶ下部レベリングシ
リンダ11と、ブーム5先端部と鉛直維持部材7の適所間
を結ぶ上部レベリングシリンダ12と、下部レベリングシ
リンダ11と上部レベリングシリンダ12の各油室を接続す
る接続油路13、14と、その一端を給排油路21、22(実用
新案登録請求の範囲でいう油圧源)に接続しその他端を
接続油路13、14に接続した供給油路15、16と、および供
給油路15、16と給排油路21、22の接続点に位置した選択
弁17、18とから構成している。給排油路21、22には、主
切換弁23から圧油が供給されるよう接続されており、主
切換弁23は、手動および電磁弁24、25を用いたリモコン
操作が可能に構成されている。
【0003】高所作業車は、通常の作業時には選択弁1
7、18を図5に示すように給排油路21、22と伸縮シリン
ダ6への油路を連通し、給排油路21、22と供給油路15、
16との間を閉じている。主切換弁23を手動操作あるいは
電磁弁24、25を用いてリモコン操作をすると、圧油は、
給排油路21、22および選択弁17、18を通過して伸縮シリ
ンダ6に供給される。伸縮シリンダ6が駆動され、ブー
ム5が伸縮作動する。起伏シリンダ4が駆動された場合
には、ブーム5の起伏作動により下部レベリングシリン
ダ11の取付けられた旋回台3とブーム5基端部の適所間
の距離が変化するので、下部レベリングシリンダ11は伸
縮作動され、接続油路13、14を通じて下部レベリングシ
リンダ11と上部レベリングシリンダ12との間で圧油が給
排される。上部レベリングシリンダ12の伸縮作動によ
り、ブーム5と鉛直維持部材7との角度が、ブーム5の
起伏角度の変化に対応してブーム5の起伏作動と反対方
向に同角度だけ変化し、鉛直維持部材7は鉛直を維持す
る。
7、18を図5に示すように給排油路21、22と伸縮シリン
ダ6への油路を連通し、給排油路21、22と供給油路15、
16との間を閉じている。主切換弁23を手動操作あるいは
電磁弁24、25を用いてリモコン操作をすると、圧油は、
給排油路21、22および選択弁17、18を通過して伸縮シリ
ンダ6に供給される。伸縮シリンダ6が駆動され、ブー
ム5が伸縮作動する。起伏シリンダ4が駆動された場合
には、ブーム5の起伏作動により下部レベリングシリン
ダ11の取付けられた旋回台3とブーム5基端部の適所間
の距離が変化するので、下部レベリングシリンダ11は伸
縮作動され、接続油路13、14を通じて下部レベリングシ
リンダ11と上部レベリングシリンダ12との間で圧油が給
排される。上部レベリングシリンダ12の伸縮作動によ
り、ブーム5と鉛直維持部材7との角度が、ブーム5の
起伏角度の変化に対応してブーム5の起伏作動と反対方
向に同角度だけ変化し、鉛直維持部材7は鉛直を維持す
る。
【0004】清掃等のメインテナンスのために作業台8
を転倒させた後や、長期間に渡って放置し作業台8が水
平位置からずれた場合、および傾斜地作業で止むを得ず
作業台を水平位置からずらした場合には、作業台8のレ
ベリング調整が必要である。この作業台8のレベリング
調整時には、選択弁17、18を図5に示すポジションと反
対側に切換え、給排油路21、22と伸縮シリンダ6への油
路の間を閉じ給排油路21、22と供給油路15、16とを連通
させる。供給油路15、16が給排油路21、22と連通してい
るので、主切換弁23を手動操作あるいは電磁弁24、25を
用いてリモコン操作をすると、圧油は、給排油路21、22
と、選択弁17、18および供給油路15、16を通過して接続
油路13、14に供給される。起伏シリンダ4は作動しない
ため、下部レベリングシリンダ11の取付けられた旋回台
3とブーム5基端部の適所間の距離が変化しないので、
下部レベリングシリンダ11は伸縮作動しない。そこで供
給された圧油は、上部レベリングシリンダ12の油室に供
給され、伸縮作動により鉛直維持部材7の傾きを変化さ
せる。鉛直維持部材7の傾きが変化すると、これに取付
けられた作業台8も傾きが変化するので、作業台8の傾
きを監視しておいて、水平位置がでたときに主切換弁23
を中立に戻せばよい。そして選択弁17、18を図5に示す
ポジションに戻せばレベリング調整作業は完了する。
を転倒させた後や、長期間に渡って放置し作業台8が水
平位置からずれた場合、および傾斜地作業で止むを得ず
作業台を水平位置からずらした場合には、作業台8のレ
ベリング調整が必要である。この作業台8のレベリング
調整時には、選択弁17、18を図5に示すポジションと反
対側に切換え、給排油路21、22と伸縮シリンダ6への油
路の間を閉じ給排油路21、22と供給油路15、16とを連通
させる。供給油路15、16が給排油路21、22と連通してい
るので、主切換弁23を手動操作あるいは電磁弁24、25を
用いてリモコン操作をすると、圧油は、給排油路21、22
と、選択弁17、18および供給油路15、16を通過して接続
油路13、14に供給される。起伏シリンダ4は作動しない
ため、下部レベリングシリンダ11の取付けられた旋回台
3とブーム5基端部の適所間の距離が変化しないので、
下部レベリングシリンダ11は伸縮作動しない。そこで供
給された圧油は、上部レベリングシリンダ12の油室に供
給され、伸縮作動により鉛直維持部材7の傾きを変化さ
せる。鉛直維持部材7の傾きが変化すると、これに取付
けられた作業台8も傾きが変化するので、作業台8の傾
きを監視しておいて、水平位置がでたときに主切換弁23
を中立に戻せばよい。そして選択弁17、18を図5に示す
ポジションに戻せばレベリング調整作業は完了する。
【0005】このようなレベリング調整作業をするとき
には、まずアウトリガ2によって車両1を水平に支持
し、つぎに目視で作業台8の水平を確認する必要から、
作業台8を地面に近い位置に位置させる必要があり、レ
ベリング調整作業のための準備作業が煩雑である。ま
た、主切換弁23は旋回台3に位置し、作業台8はブーム
5の先端に位置しているものであるから、旋回台3から
作業台8の水平を確認することは不可能である。そこで
オペレータは主切換弁23を操作しては作業台8の位置ま
で歩いて行って作業台8が水平の状態になっているかど
うか確認する作業を繰返すか、あるいはオペレータと確
認者の二人による作業をする必要があり、レベリング調
整作業自体が煩雑である。
には、まずアウトリガ2によって車両1を水平に支持
し、つぎに目視で作業台8の水平を確認する必要から、
作業台8を地面に近い位置に位置させる必要があり、レ
ベリング調整作業のための準備作業が煩雑である。ま
た、主切換弁23は旋回台3に位置し、作業台8はブーム
5の先端に位置しているものであるから、旋回台3から
作業台8の水平を確認することは不可能である。そこで
オペレータは主切換弁23を操作しては作業台8の位置ま
で歩いて行って作業台8が水平の状態になっているかど
うか確認する作業を繰返すか、あるいはオペレータと確
認者の二人による作業をする必要があり、レベリング調
整作業自体が煩雑である。
【0006】これらの問題を解決するものとして、ブー
ムが格納位置にあることを検出するブーム格納検出装
置、作業台が水平であることを検出するレベリング検出
装置を設けて、レベリング調整作業を自動化したものが
知られている。(実公昭57-33040号)
ムが格納位置にあることを検出するブーム格納検出装
置、作業台が水平であることを検出するレベリング検出
装置を設けて、レベリング調整作業を自動化したものが
知られている。(実公昭57-33040号)
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このようにレベリング
調整作業を自動化したものは、それ以前の技術の、 レベリング調整作業をするときには、まずアウトリガ
2によって車両1を水平に支持し、つぎに目視で作業台
8の水平を確認する必要から、作業台8を地面に近い位
置に位置させる必要があり、レベリング調整作業のため
の準備作業が煩雑である、 主切換弁23は旋回台3に位置し、作業台8はブーム5
の先端に位置しているものであるから、旋回台3から作
業台8の水平を確認することは不可能であり、そこでオ
ペレータは主切換弁23を操作しては作業台8の位置まで
歩いて行って作業台8が水平の状態になっているかどう
か確認する作業を繰返すか、あるいはオペレータと確認
者の二人による作業をする必要があり、レベリング調整
作業自体が煩雑である、という問題点を解決しているも
のの、次のような問題点があった。
調整作業を自動化したものは、それ以前の技術の、 レベリング調整作業をするときには、まずアウトリガ
2によって車両1を水平に支持し、つぎに目視で作業台
8の水平を確認する必要から、作業台8を地面に近い位
置に位置させる必要があり、レベリング調整作業のため
の準備作業が煩雑である、 主切換弁23は旋回台3に位置し、作業台8はブーム5
の先端に位置しているものであるから、旋回台3から作
業台8の水平を確認することは不可能であり、そこでオ
ペレータは主切換弁23を操作しては作業台8の位置まで
歩いて行って作業台8が水平の状態になっているかどう
か確認する作業を繰返すか、あるいはオペレータと確認
者の二人による作業をする必要があり、レベリング調整
作業自体が煩雑である、という問題点を解決しているも
のの、次のような問題点があった。
【0008】それは、第一には、高所作業が終わりブー
ムが格納位置になったことを検出したとき、作業台が水
平であることを検出していないと、オペレータの意思に
関係なく、自動的にレベリング調整作動してしまうから
である。オペレータが意図していないときに突然レベリ
ング調整作動してしまうと、オペレータは不安を感じ
る。第二には、傾斜地での作業において、一箇所での高
所作業が終わると次の箇所に車両を移動させ高所作業を
するという繰返し作業をする場合、ブームが格納位置に
なると自動的にレベリング調整作動してしまうと、高所
作業に掛かる度に所望のバケット角度にしなければなら
なく、操作が煩雑となって作業の非効率化を招く。
ムが格納位置になったことを検出したとき、作業台が水
平であることを検出していないと、オペレータの意思に
関係なく、自動的にレベリング調整作動してしまうから
である。オペレータが意図していないときに突然レベリ
ング調整作動してしまうと、オペレータは不安を感じ
る。第二には、傾斜地での作業において、一箇所での高
所作業が終わると次の箇所に車両を移動させ高所作業を
するという繰返し作業をする場合、ブームが格納位置に
なると自動的にレベリング調整作動してしまうと、高所
作業に掛かる度に所望のバケット角度にしなければなら
なく、操作が煩雑となって作業の非効率化を招く。
【0009】本考案は、むやみにレベリング調整作動が
されないようにし、オペレータの不安を取除くととも
に、作業の効率化を計れる高所作業車のレベリング装置
を提供することを課題とするものである。
されないようにし、オペレータの不安を取除くととも
に、作業の効率化を計れる高所作業車のレベリング装置
を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の高所作業車のレ
ベリング装置は、車両上に旋回自在に旋回台を備え、こ
の旋回台にブームを起伏自在に設け、ブームの先端にブ
ームの起伏角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直維持部
材を設け、この鉛直維持部材を介して作業台を取付けた
高所作業車のレベリング装置であって、旋回台とブーム
基端部の適所間を結ぶ下部レベリングシリンダ、ブーム
先端部と鉛直維持部材の適所間を結ぶ上部レベリングシ
リンダ、下部レベリングシリンダと上部レベリングシリ
ンダの各油室を接続する接続油路、およびこれらの接続
油路にその一端を接続しその他端を油圧源に接続して圧
油を供給する供給油路を備え、作業台のレベリング調整
時には供給油路から適量の圧油を接続油路に供給し作業
台のレベリング調整をするようにしたものにおいて、ブ
ームが格納位置にあることを検出するブーム格納検出装
置、作業台が水平であることを検出するレベリング検出
装置、レベリング修正作動を選択する選択スイッチ、供
給油路の中間に電磁式のシャットオフ弁を設けて、ブー
ム格納検出装置によってブームの格納を検出するととも
にレベリング検出装置により作業台が水平であることを
検出していないときに、選択スイッチによりレベリング
修正作動を選択すると、シャットオフ弁が連通状態にな
り供給油路から接続油路に圧油が供給されるようにブー
ム格納検出装置、レベリング検出装置、選択スイッチ、
およびシャットオフ弁を関連付けて構成した。
ベリング装置は、車両上に旋回自在に旋回台を備え、こ
の旋回台にブームを起伏自在に設け、ブームの先端にブ
ームの起伏角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直維持部
材を設け、この鉛直維持部材を介して作業台を取付けた
高所作業車のレベリング装置であって、旋回台とブーム
基端部の適所間を結ぶ下部レベリングシリンダ、ブーム
先端部と鉛直維持部材の適所間を結ぶ上部レベリングシ
リンダ、下部レベリングシリンダと上部レベリングシリ
ンダの各油室を接続する接続油路、およびこれらの接続
油路にその一端を接続しその他端を油圧源に接続して圧
油を供給する供給油路を備え、作業台のレベリング調整
時には供給油路から適量の圧油を接続油路に供給し作業
台のレベリング調整をするようにしたものにおいて、ブ
ームが格納位置にあることを検出するブーム格納検出装
置、作業台が水平であることを検出するレベリング検出
装置、レベリング修正作動を選択する選択スイッチ、供
給油路の中間に電磁式のシャットオフ弁を設けて、ブー
ム格納検出装置によってブームの格納を検出するととも
にレベリング検出装置により作業台が水平であることを
検出していないときに、選択スイッチによりレベリング
修正作動を選択すると、シャットオフ弁が連通状態にな
り供給油路から接続油路に圧油が供給されるようにブー
ム格納検出装置、レベリング検出装置、選択スイッチ、
およびシャットオフ弁を関連付けて構成した。
【0011】
【作用】作業台8のレベリング調整作業が必要と判断し
たときに、ブーム5を格納位置に格納し、選択スイッチ
でレベリング修正作動を選択すると、ブーム格納検出装
置によりブーム5が格納位置にあることを検出されてい
るとともにレベリング検出装置により作業台が水平であ
ることを検出していないので、電磁弁24あるいは25が励
磁され主切換弁23が切換えられる。圧油は、給排油路21
あるいは22(実用新案登録請求の範囲でいう油圧源)
と、シャットオフ弁と、供給油路15あるいは16および接
続油路13あるいは14を通過して、下部レベリングシリン
ダ11および上部レベリングシリンダ12の油室に供給さ
れ、上部レベリングシリンダ12の伸縮作動により鉛直維
持部材7の傾きを変化させ、作業台8の傾きを変化させ
る。作業台8の水平位置がでると、レベリング検出装置
がこれを検出するので、電磁弁24あるいは25が励磁され
なくなり、主切換弁23は中立に戻る。これでレベリング
調整作業は完了する。
たときに、ブーム5を格納位置に格納し、選択スイッチ
でレベリング修正作動を選択すると、ブーム格納検出装
置によりブーム5が格納位置にあることを検出されてい
るとともにレベリング検出装置により作業台が水平であ
ることを検出していないので、電磁弁24あるいは25が励
磁され主切換弁23が切換えられる。圧油は、給排油路21
あるいは22(実用新案登録請求の範囲でいう油圧源)
と、シャットオフ弁と、供給油路15あるいは16および接
続油路13あるいは14を通過して、下部レベリングシリン
ダ11および上部レベリングシリンダ12の油室に供給さ
れ、上部レベリングシリンダ12の伸縮作動により鉛直維
持部材7の傾きを変化させ、作業台8の傾きを変化させ
る。作業台8の水平位置がでると、レベリング検出装置
がこれを検出するので、電磁弁24あるいは25が励磁され
なくなり、主切換弁23は中立に戻る。これでレベリング
調整作業は完了する。
【0012】
【実施例】図1〜図4に基いて説明する。従来の技術の
説明に置いて説明し用いた符号1〜8、11〜18、21〜25
は、同義であるので、説明を省略し以下の説明に用い
る。31はブームレスト、32はブーム格納検出装置、33は
レベリング検出装置、34はカム、35、36はリミットスイ
ッチ、37は選択スイッチ、38、39はシャットオフ弁、4
0、41はリリーフ弁である。
説明に置いて説明し用いた符号1〜8、11〜18、21〜25
は、同義であるので、説明を省略し以下の説明に用い
る。31はブームレスト、32はブーム格納検出装置、33は
レベリング検出装置、34はカム、35、36はリミットスイ
ッチ、37は選択スイッチ、38、39はシャットオフ弁、4
0、41はリリーフ弁である。
【0013】ブームレスト31は、車両1が走行する際に
ブーム5が所定の格納位置から移動したり揺れたりしな
いようにブーム5を支持するように構成されており、ブ
ーム格納検出装置32は、ブームレスト31の上端部に設け
られ、ブーム5がブームレスト31に格納支持されている
場合には接点を閉じて格納を検出するようになってい
る。レベリング検出装置33は、鉛直維持部材7にカム34
を固定しブーム5の先端にリミットスイッチ35、36を取
付けて構成してあり、ブーム5に対して鉛直維持部材7
が所定の角度にある場合にはカム34のドグにリミットス
イッチ35および36のローラが乗上げてリミットスイッチ
35および36の接点を開いて所定の角度にあることを検出
するようにしている。所定の角度とは鉛直維持部材7が
車両1の水平面と垂直になるときに、鉛直維持部材7の
ブームレスト31に格納支持されたブーム5に対する角度
をいう。所定の角度からはずれている場合には、リミッ
トスイッチ35、36のいずれか一方がドグからはずれ、い
ずれの方向にはずれているか検出できるように構成され
ている。選択スイッチ37は、レベリング調整作業をする
ときに操作し、接点を閉じるようにしており、シャット
オフ弁38、39は、選択弁17、18と並列に、給排油路21、
22(実用新案登録請求の範囲でいう油圧源)と供給油路
15、16を接続し、通常時には回路を遮断し励磁時には連
通するようにしている。リリーフ弁40、41は、接続油路
13、14にそれぞれ接続され、下部レベリングシリンダ11
あるいは上部レベリングシリンダ12の各油室から接続油
路13、14に排出された余剰油をタンク回路に逃がすもの
である。
ブーム5が所定の格納位置から移動したり揺れたりしな
いようにブーム5を支持するように構成されており、ブ
ーム格納検出装置32は、ブームレスト31の上端部に設け
られ、ブーム5がブームレスト31に格納支持されている
場合には接点を閉じて格納を検出するようになってい
る。レベリング検出装置33は、鉛直維持部材7にカム34
を固定しブーム5の先端にリミットスイッチ35、36を取
付けて構成してあり、ブーム5に対して鉛直維持部材7
が所定の角度にある場合にはカム34のドグにリミットス
イッチ35および36のローラが乗上げてリミットスイッチ
35および36の接点を開いて所定の角度にあることを検出
するようにしている。所定の角度とは鉛直維持部材7が
車両1の水平面と垂直になるときに、鉛直維持部材7の
ブームレスト31に格納支持されたブーム5に対する角度
をいう。所定の角度からはずれている場合には、リミッ
トスイッチ35、36のいずれか一方がドグからはずれ、い
ずれの方向にはずれているか検出できるように構成され
ている。選択スイッチ37は、レベリング調整作業をする
ときに操作し、接点を閉じるようにしており、シャット
オフ弁38、39は、選択弁17、18と並列に、給排油路21、
22(実用新案登録請求の範囲でいう油圧源)と供給油路
15、16を接続し、通常時には回路を遮断し励磁時には連
通するようにしている。リリーフ弁40、41は、接続油路
13、14にそれぞれ接続され、下部レベリングシリンダ11
あるいは上部レベリングシリンダ12の各油室から接続油
路13、14に排出された余剰油をタンク回路に逃がすもの
である。
【0014】ブーム格納検出装置32はバッテリに接続さ
れ、選択スイッチ37はブーム格納検出装置32に直列に接
続されている。シャットオフ弁38と電磁弁24は並列に接
続されたうえでリミットスイッチ35と直列に接続され、
シャットオフ弁39と電磁弁25は並列に接続されたうえで
リミットスイッチ36と直列に接続されている。リミット
スイッチ35とリミットスイッチ36は、選択スイッチ37の
後段で並列に接続されている。
れ、選択スイッチ37はブーム格納検出装置32に直列に接
続されている。シャットオフ弁38と電磁弁24は並列に接
続されたうえでリミットスイッチ35と直列に接続され、
シャットオフ弁39と電磁弁25は並列に接続されたうえで
リミットスイッチ36と直列に接続されている。リミット
スイッチ35とリミットスイッチ36は、選択スイッチ37の
後段で並列に接続されている。
【0015】作動について説明する。通常作業時には、
ブーム5がブームレスト31に格納支持されてなく接点が
開いているか、選択スイッチ37の接点が開いているかで
あるため、バッテリからレベリング検出装置33に給電さ
れることがない。そこでシャットオフ弁38、39にも給電
されることがないので、シャットオフ弁38、39は図1の
ポジションにあり、給排油路21、22と供給油路15、16を
遮断している。選択弁17、18は、図1のポジションであ
り給排油路21、22を伸縮シリンダ6の油路へ連通させ供
給油路15、16には閉じているので、主切換弁23を操作す
ると、圧油は給排油路21、22、選択弁17、18を通過して
伸縮シリンダ6に供給され、伸縮シリンダ6が伸縮駆動
される。起伏シリンダ4が駆動された場合には、ブーム
5の起伏作動により下部レベリングシリンダ11の取付け
られた旋回台3とブーム5基端部の適所間の距離が変化
するので、下部レベリングシリンダ11は伸縮作動され、
接続油路13、14を通じて下部レベリングシリンダ11と上
部レベリングシリンダ12との間で圧油が給排される。上
部レベリングシリンダ12の伸縮作動により、ブーム5と
鉛直維持部材7との角度が、ブーム5の起伏角度の変化
に対応してブーム5の起伏作動と反対方向に同角度だけ
変化し、鉛直維持部材7は鉛直を維持する。以上のよう
に通常の作動が行われる。
ブーム5がブームレスト31に格納支持されてなく接点が
開いているか、選択スイッチ37の接点が開いているかで
あるため、バッテリからレベリング検出装置33に給電さ
れることがない。そこでシャットオフ弁38、39にも給電
されることがないので、シャットオフ弁38、39は図1の
ポジションにあり、給排油路21、22と供給油路15、16を
遮断している。選択弁17、18は、図1のポジションであ
り給排油路21、22を伸縮シリンダ6の油路へ連通させ供
給油路15、16には閉じているので、主切換弁23を操作す
ると、圧油は給排油路21、22、選択弁17、18を通過して
伸縮シリンダ6に供給され、伸縮シリンダ6が伸縮駆動
される。起伏シリンダ4が駆動された場合には、ブーム
5の起伏作動により下部レベリングシリンダ11の取付け
られた旋回台3とブーム5基端部の適所間の距離が変化
するので、下部レベリングシリンダ11は伸縮作動され、
接続油路13、14を通じて下部レベリングシリンダ11と上
部レベリングシリンダ12との間で圧油が給排される。上
部レベリングシリンダ12の伸縮作動により、ブーム5と
鉛直維持部材7との角度が、ブーム5の起伏角度の変化
に対応してブーム5の起伏作動と反対方向に同角度だけ
変化し、鉛直維持部材7は鉛直を維持する。以上のよう
に通常の作動が行われる。
【0016】作業台8が水平位置からずれ、作業台8の
レベリング修正作業をする時には、ブーム5をブームレ
スト31に格納していることを確認し、選択スイッチ37を
押す。レベリング検出装置33は、リミットスイッチ35、
36のローラのいずれか一方がドグからはずれ、いずれの
方向にはずれているか検出している。以下、リミットス
イッチ35のローラがドグからはずれているものとして説
明する。リミットスイッチ35の接点が閉じられ電磁弁24
およびシャットオフ弁38へ通電可能になっており、ブー
ム格納検出装置32の接点と選択スイッチ37の接点とも閉
じているので、バッテリから電磁弁24およびシャットオ
フ弁38へ通電され、どちらも図1と反対のポジションに
切換わり、連通状態になる。そこで主切換弁23のスプー
ルのポジションが左側に切換わり、圧油は、給排油路2
1、供給油路15を通過して、接続油路13に供給される。
起伏シリンダ4は作動しないため、下部レベリングシリ
ンダ11の取付けられた旋回台3とブーム5基端部の適所
間の距離が変化しないので、下部レベリングシリンダ11
は伸縮作動しない。そこで供給された圧油は、上部レベ
リングシリンダ12の伸側油室に供給され、伸作動により
鉛直維持部材7の傾きを変化させる。このとき上部レベ
リングシリンダ12の縮側油室から排出された圧油は、接
続油路14に接続されたリリーフ弁41によってタンク回路
に逃がされる。主切換弁23からの圧油は給排油路21、2
2、選択弁17、18を通過して伸縮シリンダ6の縮側油室
にも通じているが、格納状態では伸縮シリンダ6が全縮
しているので、伸縮シリンダ6が作動することはない。
レベリング修正作業をする時には、ブーム5をブームレ
スト31に格納していることを確認し、選択スイッチ37を
押す。レベリング検出装置33は、リミットスイッチ35、
36のローラのいずれか一方がドグからはずれ、いずれの
方向にはずれているか検出している。以下、リミットス
イッチ35のローラがドグからはずれているものとして説
明する。リミットスイッチ35の接点が閉じられ電磁弁24
およびシャットオフ弁38へ通電可能になっており、ブー
ム格納検出装置32の接点と選択スイッチ37の接点とも閉
じているので、バッテリから電磁弁24およびシャットオ
フ弁38へ通電され、どちらも図1と反対のポジションに
切換わり、連通状態になる。そこで主切換弁23のスプー
ルのポジションが左側に切換わり、圧油は、給排油路2
1、供給油路15を通過して、接続油路13に供給される。
起伏シリンダ4は作動しないため、下部レベリングシリ
ンダ11の取付けられた旋回台3とブーム5基端部の適所
間の距離が変化しないので、下部レベリングシリンダ11
は伸縮作動しない。そこで供給された圧油は、上部レベ
リングシリンダ12の伸側油室に供給され、伸作動により
鉛直維持部材7の傾きを変化させる。このとき上部レベ
リングシリンダ12の縮側油室から排出された圧油は、接
続油路14に接続されたリリーフ弁41によってタンク回路
に逃がされる。主切換弁23からの圧油は給排油路21、2
2、選択弁17、18を通過して伸縮シリンダ6の縮側油室
にも通じているが、格納状態では伸縮シリンダ6が全縮
しているので、伸縮シリンダ6が作動することはない。
【0017】作業台8の水平位置がでると、鉛直維持部
材7のブーム5に対する角度が所定角度になるため、レ
ベリング検出装置33のリミットスイッチ35のローラは、
カム34のドグに乗上げてリミットスイッチ35の接点を開
く。このときリミットスイッチ36のローラもカム34のド
グに乗上げたままであるため、電磁弁25およびシャット
オフ弁39へは通電されないまま、電磁弁24およびシャッ
トオフ弁38への通電が止まり励磁されなくなる。そこで
主切換弁23のスプールは中立に戻り、鉛直維持部材7の
作動が止まる。これでレベリング調整作業は完了したの
で、選択スイッチ37を元に戻せばよい。
材7のブーム5に対する角度が所定角度になるため、レ
ベリング検出装置33のリミットスイッチ35のローラは、
カム34のドグに乗上げてリミットスイッチ35の接点を開
く。このときリミットスイッチ36のローラもカム34のド
グに乗上げたままであるため、電磁弁25およびシャット
オフ弁39へは通電されないまま、電磁弁24およびシャッ
トオフ弁38への通電が止まり励磁されなくなる。そこで
主切換弁23のスプールは中立に戻り、鉛直維持部材7の
作動が止まる。これでレベリング調整作業は完了したの
で、選択スイッチ37を元に戻せばよい。
【0018】このように、本願考案の高所作業車のレベ
リング装置によれば、選択スイッチ37を設けたことによ
り、オペレータの意思を関与させているので、オペレー
タの意図しないときにレベリング調整作動が行われオペ
レータが不安を感じたり、レベリング角度を変えなくて
よいときにレベリング調整作動が行われるといった問題
点を解消できるのである。
リング装置によれば、選択スイッチ37を設けたことによ
り、オペレータの意思を関与させているので、オペレー
タの意図しないときにレベリング調整作動が行われオペ
レータが不安を感じたり、レベリング角度を変えなくて
よいときにレベリング調整作動が行われるといった問題
点を解消できるのである。
【0019】選択スイッチ37は、レベリング修正作業を
選択した時に投入しレベリング調整作業が完了すると元
に戻すものとして説明したが、選択スイッチ37を一度押
すと選択スイッチ37は戻ってもレベリング調整作業が完
了するまでに自己保持回路が働いているようにしてもよ
い。
選択した時に投入しレベリング調整作業が完了すると元
に戻すものとして説明したが、選択スイッチ37を一度押
すと選択スイッチ37は戻ってもレベリング調整作業が完
了するまでに自己保持回路が働いているようにしてもよ
い。
【0020】ブーム格納検出装置32は、ブームレスト31
の上端部に接点を設けたものとして説明したが、ブーム
起伏角度検出器の信号がブーム5をブームレスト31に格
納した場合と同一起伏角度になったことを検出するもの
としてもよい。
の上端部に接点を設けたものとして説明したが、ブーム
起伏角度検出器の信号がブーム5をブームレスト31に格
納した場合と同一起伏角度になったことを検出するもの
としてもよい。
【0021】実用新案登録請求の範囲でいう油圧源とし
て、伸縮シリンダ6への給排油路21、22を利用するもの
として説明したが、専用の油圧回路を用いてもよいこと
はもちろんである。
て、伸縮シリンダ6への給排油路21、22を利用するもの
として説明したが、専用の油圧回路を用いてもよいこと
はもちろんである。
【0022】以上の説明において、リミットスイッチ35
のローラがドグからはずれているものとして説明した
が、逆方向にたまたま傾いていたとすると、リミットス
イッチ36のローラがドグからはずれる。するとリミット
スイッチ35のローラがドグからはずれている場合と逆方
向に主切換弁23が切換わり、上部レベリングシリンダ12
の縮側油室に供給されて鉛直維持部材7の傾きを変化さ
せるが、伸縮シリンダ6には伸側油室に供給されて伸縮
シリンダ6が伸長する。作業台8のレベリング修正だけ
を行おうとしているときに他の部分が作動すると、その
作動により損傷が発生しないでもない。
のローラがドグからはずれているものとして説明した
が、逆方向にたまたま傾いていたとすると、リミットス
イッチ36のローラがドグからはずれる。するとリミット
スイッチ35のローラがドグからはずれている場合と逆方
向に主切換弁23が切換わり、上部レベリングシリンダ12
の縮側油室に供給されて鉛直維持部材7の傾きを変化さ
せるが、伸縮シリンダ6には伸側油室に供給されて伸縮
シリンダ6が伸長する。作業台8のレベリング修正だけ
を行おうとしているときに他の部分が作動すると、その
作動により損傷が発生しないでもない。
【0023】この点を解決するにはブーム5の相互間を
機械的にロックしてもよいが、レベリング修正作業を簡
単確実にするとともにこの点をも回路上で解決したの
が、図3に示す実施例である。図1の選択弁17、18の代
わりに、通常時には回路を連通し励磁時には遮断するシ
ャットオフ弁42、43を備えている。そしてシャットオフ
弁42はシャットオフ弁38と、シャットオフ弁43はシャッ
トオフ弁39と同時に切換わるように接続されている。そ
こでレベリング修正作業時には、シャットオフ弁42ある
いはシャットオフ弁43が励磁され、伸縮シリンダ6への
油路が給排油路21、22と遮断されるため、伸縮シリンダ
6が作動しないで、上部レベリングシリンダ12によるレ
ベリング修正作業ができるのである。
機械的にロックしてもよいが、レベリング修正作業を簡
単確実にするとともにこの点をも回路上で解決したの
が、図3に示す実施例である。図1の選択弁17、18の代
わりに、通常時には回路を連通し励磁時には遮断するシ
ャットオフ弁42、43を備えている。そしてシャットオフ
弁42はシャットオフ弁38と、シャットオフ弁43はシャッ
トオフ弁39と同時に切換わるように接続されている。そ
こでレベリング修正作業時には、シャットオフ弁42ある
いはシャットオフ弁43が励磁され、伸縮シリンダ6への
油路が給排油路21、22と遮断されるため、伸縮シリンダ
6が作動しないで、上部レベリングシリンダ12によるレ
ベリング修正作業ができるのである。
【0024】
【考案の効果】ブーム格納検出装置、レベリング検出装
置、選択スイッチ、電磁式のシャットオフ弁を設けて、
選択スイッチによりレベリング修正作動を選択すると、
レベリング修正作動が完了するよう関連付けて構成した
ため、レベリング調整作業をするために準備作業をする
必要がなく、またレベリング調整作業自体も旋回台で操
作をしては作業台の位置まで歩いて行って作業台が水平
の状態になっているかどうか確認する作業も繰返さない
でよいのはもちろん、不意のレベリング調整作動がされ
ないのでオペレータが不安を抱くことがなく、またむや
みなレベリング調整作動がされないので作業の効率化に
寄与する効果の大きいものである。
置、選択スイッチ、電磁式のシャットオフ弁を設けて、
選択スイッチによりレベリング修正作動を選択すると、
レベリング修正作動が完了するよう関連付けて構成した
ため、レベリング調整作業をするために準備作業をする
必要がなく、またレベリング調整作業自体も旋回台で操
作をしては作業台の位置まで歩いて行って作業台が水平
の状態になっているかどうか確認する作業も繰返さない
でよいのはもちろん、不意のレベリング調整作動がされ
ないのでオペレータが不安を抱くことがなく、またむや
みなレベリング調整作動がされないので作業の効率化に
寄与する効果の大きいものである。
【図1】本考案の高所作業車のレベリング装置を示す説
明図である。
明図である。
【図2】レベリング検出部を示す説明図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す説明図である。
【図4】高所作業車を示す説明図である。
【図5】従来の高所作業車のレベリング装置を示す説明
図である。
図である。
5 ブーム 7 鉛直維
持部材 8 作業台 12 上部レ
ベリングシリンダ 13、14 接続油路 15、16 供給油
路 21、22 給排油路 32 ブーム
格納検出装置 33 レベリング検出装置 37 選択ス
イッチ 38、39 シャットオフ弁
持部材 8 作業台 12 上部レ
ベリングシリンダ 13、14 接続油路 15、16 供給油
路 21、22 給排油路 32 ブーム
格納検出装置 33 レベリング検出装置 37 選択ス
イッチ 38、39 シャットオフ弁
Claims (1)
- 【請求項1】 車両上に旋回自在に旋回台を備え、この
旋回台にブームを起伏自在に設け、ブームの先端にブー
ムの起伏角度に係わりなく鉛直を維持する鉛直維持部材
を設け、この鉛直維持部材を介して作業台を取付けた高
所作業車のレベリング装置であって、 旋回台とブーム基端部の適所間を結ぶ下部レベリングシ
リンダ、ブーム先端部と鉛直維持部材の適所間を結ぶ上
部レベリングシリンダ、下部レベリングシリンダと上部
レベリングシリンダの各油室を接続する接続油路、およ
びこれらの接続油路にその一端を接続しその他端を油圧
源に接続して圧油を供給する供給油路を備え、作業台の
レベリング調整時には供給油路から適量の圧油を接続油
路に供給し作業台のレベリング調整をするようにしたも
のにおいて、 ブームが格納位置にあることを検出するブーム格納検出
装置、作業台が水平であることを検出するレベリング検
出装置、レベリング修正作動を選択する選択スイッチ、
供給油路の中間に電磁式のシャットオフ弁を設けて、ブ
ーム格納検出装置によってブームの格納を検出するとと
もにレベリング検出装置により作業台が水平であること
を検出していないときに、選択スイッチによりレベリン
グ修正作動を選択すると、シャットオフ弁が連通状態に
なり供給油路から接続油路に圧油が供給されるようにブ
ーム格納検出装置、レベリング検出装置、選択スイッ
チ、およびシャットオフ弁を関連付けて構成したことを
特徴とする高所作業車のレベリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046681U JP2566631Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 高所作業車のレベリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046681U JP2566631Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 高所作業車のレベリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061397U JPH061397U (ja) | 1994-01-11 |
JP2566631Y2 true JP2566631Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12754127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992046681U Expired - Fee Related JP2566631Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 高所作業車のレベリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566631Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4982394U (ja) * | 1972-11-07 | 1974-07-17 | ||
KR20050101351A (ko) * | 2003-02-27 | 2005-10-21 | 히다치 겡키 가부시키 가이샤 | 유압 작업기의 유압 제어 장치 |
CN116906386A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-10-20 | 临工重机股份有限公司 | 一种工程机械控制系统 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321073Y2 (ja) * | 1980-08-01 | 1988-06-10 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP1992046681U patent/JP2566631Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH061397U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |