JP2566401B2 - ブルド−ザのエンジン出力制御方法 - Google Patents
ブルド−ザのエンジン出力制御方法Info
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- JP2566401B2 JP2566401B2 JP62068110A JP6811087A JP2566401B2 JP 2566401 B2 JP2566401 B2 JP 2566401B2 JP 62068110 A JP62068110 A JP 62068110A JP 6811087 A JP6811087 A JP 6811087A JP 2566401 B2 JP2566401 B2 JP 2566401B2
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- Japan
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- engine
- output
- engine output
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブルドーザに搭載されたエンジンの出力を
制御する方法に関する。
制御する方法に関する。
ブルドーザは、車体にブレードやリッパーの土工機を
装着すると共に、車体に搭載したエンジンの出力側をパ
ワーラインを介して履帯を駆動するスプロケットに連結
したものであり、そのエンジンの出力特性はブレードに
よる押土前進作業機に見合うように設定されているのが
通常である。つまり、押土前進作業時には大きなけん引
力を必要とするからエンジンの出力特性は大きな出力が
得られように設定している。
装着すると共に、車体に搭載したエンジンの出力側をパ
ワーラインを介して履帯を駆動するスプロケットに連結
したものであり、そのエンジンの出力特性はブレードに
よる押土前進作業機に見合うように設定されているのが
通常である。つまり、押土前進作業時には大きなけん引
力を必要とするからエンジンの出力特性は大きな出力が
得られように設定している。
一方、ブルドーザの後進走行時にはより速く走行する
ことが押土前進作業時のサイクルタイムを短くして効率
を向上できるが、エンジンの出力特性が押土前進作業時
に見合うように設定されているから後進走行時の速度を
あまり速くできないので押土前進作業時のサイクルタイ
ムをあまり短くできずに効率を向上できない。
ことが押土前進作業時のサイクルタイムを短くして効率
を向上できるが、エンジンの出力特性が押土前進作業時
に見合うように設定されているから後進走行時の速度を
あまり速くできないので押土前進作業時のサイクルタイ
ムをあまり短くできずに効率を向上できない。
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした
ブルドーザのエンジン出力制御方法を提供することを目
的とする。
ブルドーザのエンジン出力制御方法を提供することを目
的とする。
本発明は、車体1にブレード2を装着すると共に、車
体1に設けたエンジン4の出力側を履帯6駆動用のスプ
ロケット5に連結したブルドーザにおいて、 前記エンジン4の出力を制御する電子制御ガバナ7
と、 この電子制御ガバナ7に制御指令を出力してエンジン
出力特性を大出力トルクカーブA、高回転出力トルク力
カーブEに切換えるエンジンコントローラ15とを備え、 前進走行時には大出力トルクカーブAに沿ってエンジ
ン出力を制御し、後進走行時には高回転出力トルクカー
ブEに沿ってエンジン出力を制御するようにしたことを
特徴とするブルドーザのエンジン出力制御方法である。
体1に設けたエンジン4の出力側を履帯6駆動用のスプ
ロケット5に連結したブルドーザにおいて、 前記エンジン4の出力を制御する電子制御ガバナ7
と、 この電子制御ガバナ7に制御指令を出力してエンジン
出力特性を大出力トルクカーブA、高回転出力トルク力
カーブEに切換えるエンジンコントローラ15とを備え、 前進走行時には大出力トルクカーブAに沿ってエンジ
ン出力を制御し、後進走行時には高回転出力トルクカー
ブEに沿ってエンジン出力を制御するようにしたことを
特徴とするブルドーザのエンジン出力制御方法である。
本発明によれば、前進走行時にはエンジン出力が大出
力トルクカーブに沿って制御されるので、前進押土作業
を効率良く行なえるし、後進走行時にはエンジン出力が
高回転トルクカーブに沿って制御されるので、後進走行
速度が速くなって前進押土作業時のサイクルタイムを短
かくして効率を向上できる。
力トルクカーブに沿って制御されるので、前進押土作業
を効率良く行なえるし、後進走行時にはエンジン出力が
高回転トルクカーブに沿って制御されるので、後進走行
速度が速くなって前進押土作業時のサイクルタイムを短
かくして効率を向上できる。
ブルドーザは第2図に示すように、車体1にブレード
2とリッパー3を装着すると共に、エンジン4の出力側
を図示しないパワーラインを介してスプロケット5に連
結し、このスプロケット5で履帯6を駆動するようにし
てある。
2とリッパー3を装着すると共に、エンジン4の出力側
を図示しないパワーラインを介してスプロケット5に連
結し、このスプロケット5で履帯6を駆動するようにし
てある。
前記エンジン4は第1図に示すように、電子制御ガバ
ナ7を備えた燃料噴射ポンプ8より燃料が供給されて出
力が制御されるようにしてあると共に、電子制御ガバナ
7はコントロールラック9をシリンダ10で往復動自在と
し、そのシリンダ10の圧力室10aに油圧源11の圧油をコ
ントロール弁12で供給するようにし、さらにコントロー
ララック9の位置を検出する差動トランスより成るセン
サー13を設けてあり、主コントロールレバー14の操作量
に応じてエンジンコントロール15よりコントロール弁12
に制御信号を出力してシリンダ10の圧力室10aに圧油を
供給してコントロールラック9を往復動し、その位置を
センサー13で検出してエンジンコントローラ15にフィー
ドバックして入力された操作量に見合う位置となるよう
にしてある。
ナ7を備えた燃料噴射ポンプ8より燃料が供給されて出
力が制御されるようにしてあると共に、電子制御ガバナ
7はコントロールラック9をシリンダ10で往復動自在と
し、そのシリンダ10の圧力室10aに油圧源11の圧油をコ
ントロール弁12で供給するようにし、さらにコントロー
ララック9の位置を検出する差動トランスより成るセン
サー13を設けてあり、主コントロールレバー14の操作量
に応じてエンジンコントロール15よりコントロール弁12
に制御信号を出力してシリンダ10の圧力室10aに圧油を
供給してコントロールラック9を往復動し、その位置を
センサー13で検出してエンジンコントローラ15にフィー
ドバックして入力された操作量に見合う位置となるよう
にしてある。
前記エンジンコントローラ15はエンジン出力特性記憶
部16を備え、このエンジン出力特性記憶部16には複数の
エンジン出力特性、つまり、エンジン出力トルクカーブ
が記憶され、選択スイッチ17よりの選択信号でいずれか
1つのエンジン出力特性を読み出して前記主コントロー
ルレバー14の操作量に応じてそのエンジン出力特性とな
るように制御動作する。
部16を備え、このエンジン出力特性記憶部16には複数の
エンジン出力特性、つまり、エンジン出力トルクカーブ
が記憶され、選択スイッチ17よりの選択信号でいずれか
1つのエンジン出力特性を読み出して前記主コントロー
ルレバー14の操作量に応じてそのエンジン出力特性とな
るように制御動作する。
例えば、第3図に示すように押土前進作業に見合う大
出力トルクカーブA、リッピング作業に見合う第1、第
2、第3小出力トルクカーブB,C,D、後進走行作業に見
合う高回転出力トルクカーブEが記憶され、選択スイッ
チ17は標準位置I、第1、第2、第3リッピング位置I
I,III,IV、後進走行位置Vに切換えられるようになり、
エンジンコントローラ15は選択スイッチ17よりの選択信
号と変速機コントローラ18よりの速度段信号とでエンジ
ン出力特性記憶部16よりいずれか1つのエンジン出力カ
ーブを読み出しする。
出力トルクカーブA、リッピング作業に見合う第1、第
2、第3小出力トルクカーブB,C,D、後進走行作業に見
合う高回転出力トルクカーブEが記憶され、選択スイッ
チ17は標準位置I、第1、第2、第3リッピング位置I
I,III,IV、後進走行位置Vに切換えられるようになり、
エンジンコントローラ15は選択スイッチ17よりの選択信
号と変速機コントローラ18よりの速度段信号とでエンジ
ン出力特性記憶部16よりいずれか1つのエンジン出力カ
ーブを読み出しする。
すなわち、下記の表のように読み出しする。
一方、第4図に示すように大出力トルクカーブAの時
のけん引力は前進1速でfA、後進2速でrAとなり、第
1、第2、第3小出力トルクカーブB,C,Dの時のけん引
力は前進1速でfB,fC,fDとなると共に、高速回転出力ト
ルクカーブEの時のけん引力は後進2速でrEとなる。
のけん引力は前進1速でfA、後進2速でrAとなり、第
1、第2、第3小出力トルクカーブB,C,Dの時のけん引
力は前進1速でfB,fC,fDとなると共に、高速回転出力ト
ルクカーブEの時のけん引力は後進2速でrEとなる。
このようであるから、前進1速でリッピング作業する
時には車速が押土前進作業の時よりも遅くなり、デクセ
ルペダルによるエンジン出力低下操作をすることなくし
て履帯滑り発生を防止でき、さらにはエンジン回転数
(車速)変化によるけん引力の変化率を小さくできるか
らデクセルペダルによるファインコントロール性を向上
でき、しかも3段階に切換えできるから岩盤の硬さに応
じたリッピング作業ができる。
時には車速が押土前進作業の時よりも遅くなり、デクセ
ルペダルによるエンジン出力低下操作をすることなくし
て履帯滑り発生を防止でき、さらにはエンジン回転数
(車速)変化によるけん引力の変化率を小さくできるか
らデクセルペダルによるファインコントロール性を向上
でき、しかも3段階に切換えできるから岩盤の硬さに応
じたリッピング作業ができる。
また、後進2速で後進操向する際には押土前進作業の
時よりエンジン回転数が速くなって車速が速くなり、押
土作業のサイクルタイムを短縮して効率を向上できる。
後進1速で後進走行する際にも同様である。
時よりエンジン回転数が速くなって車速が速くなり、押
土作業のサイクルタイムを短縮して効率を向上できる。
後進1速で後進走行する際にも同様である。
なお、エンジン出力トルクカーブをサイドカット作
業、整地作業、軟岩の押土作業に見合うように設定し、
その作業を実施する際に選択スイッチでそのエンジン出
力トルクカーブに切換えるようにしても良い。
業、整地作業、軟岩の押土作業に見合うように設定し、
その作業を実施する際に選択スイッチでそのエンジン出
力トルクカーブに切換えるようにしても良い。
前進走行時にはエンジン出力が大出力トルクカーブに
沿って制御されるので、前進押土作業を効率良く行なえ
るし、後進走行時にはエンジン出力が高回転トルクカー
ブに沿って制御されるので、後進走行速度が速くなって
前進押土作業時のサイクルタイムを短かくして効率を向
上できる。
沿って制御されるので、前進押土作業を効率良く行なえ
るし、後進走行時にはエンジン出力が高回転トルクカー
ブに沿って制御されるので、後進走行速度が速くなって
前進押土作業時のサイクルタイムを短かくして効率を向
上できる。
第1図は本発明に係る方法を実施する装置の一例を示す
説明図、第2図はブルドーザの概略正面図、第3図はエ
ンジン出力特性の図表、第4図はけん引力の図表であ
る。
説明図、第2図はブルドーザの概略正面図、第3図はエ
ンジン出力特性の図表、第4図はけん引力の図表であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】車体1にブレード2を装着すると共に、車
体1に設けたエンジン4の出力側を履帯6駆動用のスプ
ロケット5に連結したブルドーザにおいて、 前記エンジン4の出力を制御する電子制御ガバナ7と、 この電子制御ガバナ7に制御指令を出力してエンジン出
力特性を大出力トルクカーブA、高回転出力トルク力カ
ーブEに切換えるエンジンコントローラ15とを備え、 前進走行時には大出力トルクカーブAに沿ってエンジン
出力を制御し、後進走行時には高回転出力トルクカーブ
Eに沿ってエンジン出力を制御するようにしたことを特
徴とするブルドーザのエンジン出力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62068110A JP2566401B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ブルド−ザのエンジン出力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62068110A JP2566401B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ブルド−ザのエンジン出力制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63235631A JPS63235631A (ja) | 1988-09-30 |
JP2566401B2 true JP2566401B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13364270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62068110A Expired - Fee Related JP2566401B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ブルド−ザのエンジン出力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566401B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2767125B2 (ja) * | 1989-04-13 | 1998-06-18 | 株式会社加藤製作所 | 特殊車両用エンジンにおける燃料供給量コントロール装置 |
JP2520771B2 (ja) * | 1990-07-18 | 1996-07-31 | 株式会社小松製作所 | 積み込み作業車両の制御方法及び装置 |
JP5731047B2 (ja) * | 2014-06-05 | 2015-06-10 | ヤンマー株式会社 | エンジン装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57171037A (en) * | 1981-04-15 | 1982-10-21 | Diesel Kiki Co Ltd | Electronic governor system for internal-combustion engine |
JPS5970851A (ja) * | 1982-10-18 | 1984-04-21 | Caterpillar Mitsubishi Ltd | 油圧補機装備車輌の用途別負荷に対応した運転指令装置 |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP62068110A patent/JP2566401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57171037A (en) * | 1981-04-15 | 1982-10-21 | Diesel Kiki Co Ltd | Electronic governor system for internal-combustion engine |
JPS5970851A (ja) * | 1982-10-18 | 1984-04-21 | Caterpillar Mitsubishi Ltd | 油圧補機装備車輌の用途別負荷に対応した運転指令装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63235631A (ja) | 1988-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |