JP2566246C - - Google Patents

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JP2566246C
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レジウール・コートル
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【発明の詳細な説明】 本発明の分野 本発明は安定で濃厚な液体洗剤組成物に関し、この組成物は水で希釈すること
ができしかも得られた希釈組成物の粘度は消費者を満足させるに十分な程に高く
、然るに濃厚な組成物の粘度は該組成物を容器に注入させ得るに十分な程に低い
ようなものである。 本発明の背景 本発明の目的は、洗剤組成物であって約90重量%までの表面活性物質を好まし
くは含有でき、しかもその容量の数倍の水で希釈して使用者にとって満足し得る
粘度をもつ最終組成物を調製できる洗剤組成物を製造することである。 実際上、高粘度の希釈組成物は、同じ濃度の活性物質を有するが低粘度の組成
物よりも更に有効であると消費者にとっては思われる。今日まで、満足し得る粘
度をもつ希釈組成物を調製することを目的とした時は、最初に得られる濃厚組成
物の粘度は余りにも高すぎてそれを工業的に用いることはできなかった。 本発明の別の目的は、使用者が水で希釈した際に安定で粘稠な澄明組成物を与 える澄明な洗剤組成物を製造することである。解決すべき問題は尋常ではなく何
故ならば、希釈は使用者によって行なわれ従って制御し得ない状態で行なわれる
からである。即ち、洗剤組成物の希釈は種々の量の水で行なわれ、特にこの水は
水道水であり、地方に応じてこの水はより硬質であるか又はより軟質であること
ができ、種々のイオンを含有し得るものである。また水温も変化でき、0〜20℃
の間にあり得る。希釈を行なうフラスコは何れかの性状を有することができ、種
々の形状を有するガラス又はプラスチック瓶であり得る。即ち、これらの希釈条
件は、洗剤組成物を装入した容器の撹拌及び形状又は性状の場合と同様に、希釈
水の温度、量及び品質が厳密に制御された工業用の希釈とは完全に異なっている
。本発明の組成物は多目的液体として用いるのが好ましく特に皿洗いに用いるの
が好ましい。 フランス特許第1,462,001号明細書は洗剤組成物を記載しており、この組成物
は(A)アルキルベンゼンスルホン酸又はアルキルトルエンスルホン酸の水溶性低
級アルカノールアミン塩(但しアルキル基は8〜18個の炭素原子を含有する)と、(
B)少なくとも8個の炭素原子を含有する脂肪族アルコール又はアルキル基が5〜1
8個の炭素原子を含有するアルキルフェノールのエトキシル化及び/又はプロポ
キシル化エーテルである非イオン性表面活性剤と、(C)脂肪酸のアルキル基が10
〜15個の炭素原子を含有するモノ−、ジ−又はトリ−エタノールアミンの脂肪酸
アミドと、水とポリホスフェート並びにメチルセルロース及びナトリウムカルボ
キシメチルセルロースとを含有している。 アルキルベンゼンスルホン酸及びアルキルトルエンスルホン酸のアルカノール
アミン塩は、セルロース誘導体の存在下に表面活性剤と脂肪酸アルカノールアミ
ドとの混合物にアルカノールアミンを最後に添加することにより形成される。即
ちこれらの塩は種々の化合物を混合した時にその場で形成される。 しかしながら、これらの組成物は希釈することを意図するものではないので濃
厚な組成物の粘度に関連する希釈組成物の粘度は重要ではない。 フランス特許第1,501,661号明細書は、前記形式の表面活性剤化合物(B)にジエ
タノールアミンを添加し、アルキルベンゼンスルホン酸又はアルキルトルエンス
ルホン酸を注加してジエタノールアミンを中和し、次いでエタノールアミン脂 肪酸アミドを添加することからなる、液体の濃厚な洗剤組成物の製造法を記載し
ている。 このフランス特許によると、アルキルベンゼン又はアルキルトルエンスルホン
酸塩の形成はその場での中和により実施され、即ち洗剤組成物の種々の成分が混
合されつつある時に実施される。更には、製造した組成物を水で希釈して 50〜6
5%の活性物質を含有する組成物を与える時には、該組成物はゲルを形成する。 欧州特許出願77,674号明細書(特開昭58−79099号明細書に対応する)はアミド
ベタインと、有機又は無機塩と、水と、0.25〜15重量%の量で存在する陰イオン
性表面活性剤とを含有してなる組成物を記載している。この欧州特許出願に記載
された目的は水溶液に5〜25重量%のアミドベタインを添加することにより濃厚
な水溶液を製造することである。製造した組成物は澄明であるか又は不透明であ
ることができ且つゲル状物又はペースト状物であり得る。これらの組成物は比較
濃度を有し、50〜70%の水を含有する。 欧州特許出願第88,612号明細書は、希釈することができしかもコプラとポリエ
ーテルとから誘導したエタノールアミンの50重量%以上即ち非イオン性表面活性
剤の50%以上を含有する 90 重量%以上の洗剤物質を含有する液体の洗剤組成物
を記載している。しかしながら、これらの組成物は中位の清浄化活性を有し、何
故ならば非イオン性表面活性剤の清浄化活性は陰イオン性表面活性剤のそれより
も弱いからである。更に、これらの組成物は該組成物を濃稠化させる塩を含有し
ない三元混合物であり、何故なら塩は沈殿する傾向があるからである。 英国特許第1,164,854号明細書はアルキルベンゼンスルホネートのアンモニウ
ム又はアミン塩と、エトキシル化アルコールと2価又は3価金属の塩例えば硫酸
マグネシウムとを含有する洗剤組成物を記載している。しかしながら、30%の活
性物質を含有する組成物の粘度は塩濃度の関数として制御することができず、15
%の活性物質にまで希釈した組成物は濁っている。 本発明の別の目的は、希釈することができしかも活性物質の全量に基づいて50
重量%以上の陰イオン性表面活性剤を含有する澄用で濃厚な液体組成物を提供す
るものである。 フランス特許第2,156,825号明細書はアルコキシル化アルコールサルフェート の水性濃厚液を記載しており、その粘度は乳酸、グリセリン酸、酒石酸又はクエ
ン酸の如き化合物によって低下され、該化合物によりゲルを形成することなく水
性濃厚液を希釈させ得る。 フランス特許第2,304,665号明細書(米国特許第4,003,857号明細書に対応する)
はオレフィンスルホネートを含有する組成物に関し、該組成物に酸塩を添加して
濃厚組成物の粘度を低下させる。このフランス特許は更にオレフィンスルホネー
トと酸塩とのこれらの混合物の希釈組成物に関する。所望ならば、この組成物の
粘度を上昇させる目的のため、アルカノールアミドを希釈組成物に添加させ得る
。 即ち、このフランス特許は陰イオン性表面活性剤と塩とを含有する濃厚組成物
あるいは非イオン性表面活性剤を添加した希釈組成物を記載している。 フランス特許第2,343,804号明細書(特開昭52−125509号明細書に対応する)は
ポリエトキシル化非イオン性表面活性剤と組成物の清浄性を増大させる役割の酸
とを含有する組成物を記載している。 米国特許第4,092,273号明細書は、低温でのゲル形成に反作用する薬剤を含有
する洗剤組成物を記載している。この薬剤は二酸塩である。 フランス特許第2,106,927号明細書は洗浄剤と酸とセルローエーテルを基剤
とする増粘剤とを含有するスケール除去組成物を記載している。 今般驚くべきことには且つ文献によって予期されることとは反対に、本発明者
は、水で希釈し得る澄明で濃厚な洗剤組成物を製造することができた。水での希
釈により認め得る程に大きく低下されていない粘度を有し且つ反対に濃厚組成物
に可溶性の酸又はこれの塩を添加することにより所望に応じて濃厚組成物の粘度
に関して制御さえし得る粘度を有する希釈組成物が製造され、前記組成物は非イ
オン性表面活性剤の量より多い量で陰イオン性表面活性剤を含有しており、更に
は希釈組成物は澄明である。 本発明の要約 かくして本発明は、水で希釈して粘稠な希釈組成物を与える濃厚で注入可能
な澄明な液体洗剤組成物であって、該組成物を使用者が水に稀釈した後に粘稠な 組成物を与えるために (a) 少なくとも1種の陰イオン性表面活性剤40.8〜70重量%と、 (b) なくとも1種の粘度調節用の表面活性剤(b1)であって、C8〜C20脂肪酸
と次式: (式中、R1及びR2は同じでも異なっていてもよく、Hであるか又は1個以上のO
H基で置換されたC1〜C4アルキル基である)で表わされるアミンとのアミド;飽
和アルキル又はアルケニル連鎖を有する1官能価又は多官能価の酸のアミド(但
し、該アミドはオキシエチレン化又はオキシプロピレン化されていてもよい);
次式: 〔式中、R3は8〜20個の炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり
、R4は基 -(CH2)z- 又は -CH2-CH(OH)-(CH2)z- であり、x及びyは同じでも異
なっていてもよく、それぞれ0〜5の整数であり、zは1〜5の整数である〕で
表わされるアルキルベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有する)で表わされるアルキルスルホ
ベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有し、nは1〜6の整数である)で表
わされるアルキルアミノベタイン;次式: (式中、R3、R4、x、y及びnは前記の意義を有する)で表わされるアルキルア
ミノスルホベタイン;次式: (式中、R3、R4、x、y及びnは前記の意義を有する)で表わされるアルキルア
ミドスルホベタイン;並びに1〜100個のエチレンオキシド基及び/又はプロピ
レンオキシド基を有するポリエトキシル化及び/又はポリプロポキシル化アルキ
レンポリオールと脂肪酸とのエステル(但し、前記脂肪酸は8〜20個の炭素原子
を含有するものであり、前記ポリオールは1,2-エタンジオール、1,2-プロパンジ
オール、1,2-ブタンジオール、グリセロール、ソルビタン及びグルコースから選
ばれる)からなる群から選ばれる表面活性剤(b1)11.9〜20重量%と、次の一般式
: A−C (I) (式中、Aは1〜8個の炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニオン、
ヒドロキシル基と1〜8個の炭素原子とを有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニ
オン、並びに硫酸イオン、チオ硫酸イオン、重クロム酸イオン及びオルトリン酸
イオンからなる群から選ばれるアニオンであり;Cは水素であるか又はナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、アンモニウムイオン、アルカノ
ールアンモニウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン及び銅イオンからなる
群から選ばれるカチオンである)で表わされる酸又はその塩(b2)の少なくとも1
種0.5〜20重量%との組み合わせと、 (c) 水 との混合物からなること前記表面活性剤(a)と前記表面活性剤(b1)の合計量(a
+b1)が53.55〜90重量%であること及び非イオン性表面活性剤の全量に対する陰
イオン性表面活性剤の全量の比率が1より大きいことを特徴とする、濃厚で 注入可能な澄明な液体洗剤組成物に関する。 また、前記の組成物は追加成分として (d) 少なくとも1種の非水性溶剤、 (e) 流動性付与用の非イオン性表面活性剤、 (f) 少なくとも1種のハイドロトロープ、及び/又は (g) pH調節用の酸 を含有していてもよい。 希釈前の組成物の場合に、高濃度を達成するのを意図する場合には、乳酸、乳
酸アンモニウム又はプロピオン酸アンモニウムの如き酸又はその塩が選択される
粘剤の表面活性剤(b1)はコプラジエタノールアミド(すなわち、ヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド又は分子中に平均して55個のエチレンオキシド(EO)を含有
するエトキシル化プロピレングリコールジオレエートであるのがより好ましい 発明の好ましい陰イオン性表面活性剤(a)はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム又はアルキルアミン又はアルカノールアミンサルフェート又は
スルホネート;8〜22個の炭素原子をもつアルキル連鎖を有するサルフェート又
はスルホネートである。 本発明の組成物で用いられる陰イオン性表面活性剤の例は、ナトリウム、マグ
ネシウム、アンモニウム、カリウム、アルキルアミン又はアルカノールアミンサ
ルフェート(8〜18個の炭素原子を含有するアルコールを硫酸化することにより製
造した);ナトリウム、マグネシウム、モノ−、ジ−又はトリエタノールアミン
又はアルキルアミン、アルキルベンゼン−又はアルキルトルエンスルホネート(
但し、アルキル基は8〜18個の炭素原子をもつ分岐鎖又は直鎖脂肪族連鎖である)
;ナトリウム又はマグネシウム(例えば)パラフィンスルホネート及びアルケニル
スルホネート及びヒドロキシアルカンスルホネート(但し、アルキル基又はアル
ケニル基は10〜20個の炭素原子を含有する)、及び例えば牛脂油又はヤシ油から
誘導した又は合成により製造したアルキル(C10〜C20)エーテルサルフェートで
ある。 陰イオン性表面活性剤の例はナトリウム、トリエタノールアミン及びアンモニ
ウムラウリルエーテルサルフェート及びナトリウムパラフィンスルホネート(但
し、アルキル連鎖は13〜15個の炭素原子を含有する)である。分子中に平均して 2.2個のエチレンオキシドを含有するアルキルエーテルサルフェート(但しアルキ
ル連鎖は12〜14個の炭素原子を含有し、例えば70%のC12と30%のC14とを含有
する)が特に選択される。 陰イオン性表面活性剤(a)は1〜3個のアルキロール基を含有するアミン、好ま
しくはモノエタノールアミンで中和したアルキルベンゼンスルホン酸(但し、ア
ルキル連鎖は10〜12個の炭素原子を含有する)であるのが好ましく、この表面活
性剤は濃厚組成物にわずかに低い粘度を与え、非水性溶剤の割合を減少させるこ
とができ、従って濃厚組成物中により高い割合の活性物質を導入させ得る。 本発明の必須の特徴は40重量%以上の活性物質を含有する溶液中で陰イオン性
表面活性剤又は陰イオン性表面活性剤の混合物が濃厚組成物中に沈殿される塩を
形成し得るイオンを十分に少なく含有するように選択するのが必要であることが
見出された。本発明の濃厚組成物は明らかに+5℃以下でしかも0℃以下でさえあ
る曇り点及び曇り消失点を有するのが実際上望ましい。一般に、0.5重量%以下
の塩化ナトリウムと2重量%以下の硫酸ナトリウムとを含有する陰イオン性表面
活性剤を選択する。 本発明の別の特徴は安定なスルホン酸例えばアルキルベンゼンスルホン酸を濃
厚組成物の製造前に中和することであり、この中和によりスルホン酸を、40%又
は60%又は80%の活性物質を含有する組成物の如く20%の活性物質を含有する組
成物中で用いることができる。この中和はエタノール及び10〜12個の炭素原子の
アルキル基を含有するエトキシル化アルコール好ましくは5個のEOを含有するエ
トキシル化アルコールの存在下にモノエタノールアミンを用いて行なうのが好ま
しい。選択した塩基での中和は沈殿を防止する程十分に可溶性である化合物を製
造する。 本発明の非水性溶剤はアルコール、グリコール、グリコールエーテル、ケトン
及びこれらの混合物から選ばれ、好ましくは例えばイソプロパノール、エタノー
ル及びこれの混合物から選ばれる。本発明の組成物中の非水性溶剤の量は0重量
%から10重量%である。最も高度に濃厚な組成物ではアルコールの量は10重量%
以下である。 所望ならば、本発明の組成物は濃厚組成物をより流動性とさせる役割の非イオ ン性表面活性剤を含有できる。エトキシル化脂肪アルコール、エトキシル化アル
キルフェノール、所望ならばエトキシル化した脂肪酸のアルカノールアミド及び
これの混合物を選ぶのが好ましい。挙げ得るエトキシル化脂肪アルコールの例は
1から100個のEOを含有する脂肪酸C10〜C18アルコールである。5個のEOを含
有するC10〜C12脂肪族アルコールを選ぶのが好ましい。 本発明によると、所望ならば本発明の組成物は芳香剤を可溶化する表面活性剤
例えば分子中に平均して20個のEOを含有するポリエトキシル化ソルビタンモノオ
レエート、芳香剤、着色料及び防腐剤を含有できる。非イオン性表面活性剤の全
量は陰イオン性表面活性剤の全量よりも少ないのが好ましい。何故ならば、本発
明の溶液は洗剤であり、清浄化は陰イオン性表面活性剤によって主として付与さ
れるからである。濃厚組成物中の非イオン性表面活性剤の全量は0重量%〜45重
量%である。 所望ならば添加し得るハイドロトロープは例えばキシレンスルホネート、トル
エンスルホネート、エチルベンゼンスルホネート、イソプロピルベンゼンスルホ
ネート、n-アミルサルフェート及びn-ヘキシルサルフェートのナトリウム、カリ
ウム又はアンモニウム塩、尿素及びこれらの混合物である。組成物中のハイドロ
トロープの量は0〜5重量%である。 本発明によると、塩基性媒質中で分解し得る前記の酸又は塩(b2)例えば乳酸ア
ンモニウムを用いる時には、濃厚溶液のpHを調節する酸を添加してpHが大体5〜7
であり得るようにする。例えば本発明の組成物は硫酸を含有する。 本発明は更に粘度V1の濃厚組成物を水で希釈することにより製造した希釈組成
物の粘度V2を調節する方法に関する。本発明の濃厚組成物は硬質又は可撓性の容
器に導入するように意図され、従ってこれらの容器に注ぎ入れるか注ぎ出し得る
ものでなければならない。それ故に粘度V1はNo.2回転子を用いて12回転/分でブ
ルックフィールド粘度計で測定すると大体800mPa s(センチポイズ)以下であり、
好ましくは大体500mPa s以下であるように粘度V1を制御しなければならない。
更には、希釈組成物は主婦にとって許容できる粘度を有するのが好ましく、粘度
V2は50mPa sより大きいのが好ましく、より好ましくは大体150mPa sより大きく
、あるいは大体300mPa sの程度の粘度でさえあり得る。 この粘度調節の目的のために、所望ならば少なくとも1種の非イオン性表面活
性剤と混合した少なくとも1種の陰イオン性表面活性剤に対して、少なくとも1
種の非イオン性、両性又は双性イオン性表面活性剤と酸又はその塩との組合わせ
よりなる粘度調節剤を添加することにより濃厚組成物の粘度V1及び希釈組成物の
粘度V2をを調節し、このようにして希釈組成物の粘度は可溶性の前記の酸又は塩
(b2)の割合の関数として上昇し次いで低下するものである。 添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。図面は希釈組成物及び濃厚組成
物の粘度の変化を示す図表である。横軸は可溶性塩の割合(%)を示し、それぞれ
濃厚組成物中及び希釈組成物中の塩の割合(%)を示している。縦軸は組成物の粘
度を示す。連続線として示した曲線は、粘度調節剤として前記の組合わせ(b)
の前記の酸又はその塩(b2)として次の塩: 硫酸マグネシウム(×で示した) 燐酸カリウム(+で示した) 硫酸アンモニウム(△で示した) プロピオン酸アンモニウム(○で示した) 乳酸ナトリウム(□で示した) 乳酸アンモニウム(▽で示した) を含有する濃厚組成物の粘度の変化を示している。破線で示した曲線は希釈組成
物の粘度の変化を示す。塩の重量%に応じて、粘度調節剤の重量%に応じて且つ
希釈率(2〜6倍)に応じて、粘度V1濃厚組成物について得られ、粘度V2が希釈組成
物について得られ、これらの粘度は制御し得る。 実施例を参照して本発明を説明するが、これに限定されるものではなく本発明
が如何に実際に実施し得るか理解されるものであろう。 但し書きがなければ、割合(%)は全組成の重量%で与えてあり、濃厚組成物は
4倍に希釈する。次の略号を用いる: EO エチレンオキシド、PO プロピレンオキシド、ABS アルキルベンセン
スルホネート、PS パラフィンスルホネート、AES アルキルエーテルサルフェ
ート、NI 非イオン性、DEA ジエタノールアミン、TEA トリエタノールアミン 比較例1 次の成分: 15%のヤシ油アミドベタイン 5%の硫酸ナトリウム 2.4%のナトリウムα−オレフィンスルホネート 100%にする必要量の水 を含有する混合物を調製した(特開昭58−79099号明細書及びこれに対応する欧州
特許出願第77,674号の例3C)。 この組成物は2600mPa sの粘度を有し、比較的低濃度の組成物であり17%の活
性物質を含有する。活性物質の割合を増大させたとき、即ちナトリウム、α−オ
レフィンスルホネートの割合を増大させたとき、粘度は下降し、満足な粘度の希
釈組成物は調製されなかった。 実施例1 トリエタノールアミンで中和した(C10〜C12)アルキルベンゼンスルホン酸の製
造 トリエタノールアミン(約528g)を1000gのアルキルベンゼンスルホン酸に少量
ずつ注ぎ、該混合物を大体50℃に冷却した。5EOでエトキシル化したC10〜C12
ルコールである非イオン性表面活性剤及びエタノール即ち約195gのエトキシル化
アルコールと約220gのエタノールとを同時に交互に注入した。反応混合物は中和
が進むにつれて緑がかった褐色から淡黄色に変化した。最終pHは約7である。 73〜77重量%の濃度のトリエタノールアミンABS組成物が得られた。 比較例2 40%の陰イオン性活性物質を含有する組成物を調製した。この組成物用に次の
成分: トリエタノールアミンで中和したABS 30 % エトキシル化(C10〜C12)アルキル(5個のEOを含む) 4.5% ナトリウムPS(93%の濃度のパラフィンスルホネート) 2 % ナトリウムLES(ラウリルエーテルサルフェート) 8 % アミドベタイン 4 % エトキシル化コプラジエタノールアミド(5個のEOを含む) 3.4% NaCl 2.25% EtOH 1.75% 水 100%にする必要量 を含有する混合物を調製した。 塩である塩化ナトリウムは水及びアルコールに十分な可溶ではなく数時間後
には分離した。 実施例2 次の成分: トリエタノールアミンで中和したABS 32.3 % エトキシル(C10〜C12)アルコール(5個のEO) 5.2 % ナトリウムAES 8.5 % コプラジエタノールアミド 12.75% 乳酸アンモニウム 6 % 1M H2SO4溶液 5 % EtOH 3 % 水 100%にする必要量 を含有する本発明の組成物を製造した。 硫酸を撹拌しながら中和ABSに注ぎ、続いてエタノール及びコプラアミドを添
加し最後に乳酸アンモニウム次いでナトリウムAESを添加した。得られた組成物
は澄明で淡色の黄土色であり、40%の陰イオン性活性物質と18%の非イオン性活
性物質とを含有し、その粘度は初日で130mPa sであり2日目で470mPa sであり、
その色は淡黄色であった。 曇り点は0℃であり、曇り消失点は+2℃であった。 この組成物は次の点で注目に値する: (イ)ABSは処方前に中和され、この中和により何れか他の処方に用いられ得る 中和ABSを製造でき、何故ならABSはその場で中和されないからである。(ロ)希釈
組成物は濃厚組成物の粘度より高い度を有する。(ハ)濃厚組成物は60%の活性
物質を含有する。(ニ)濃厚組成物及び希釈組成物は透明である。(ホ)アルコール
量は低く、この低含量によりポリ塩化ビニルテトラパックにアルコールによる損
傷を与えることなく濃厚組成物をテトラパックに装入し得る。 実施例3 次の成分の組成物を製造した(%は組成物の重量について重量基準で与えてあ
る): エタノール及び「ラウロパル(Lauropal)02〜05」(Witco社により製造され5個 のEOを含むC10〜C12アルコールである)の存在下にモノエタノールアミンで中和 したアルキルベンゼンスルホン酸(但しアルキル連鎖は10〜12個の炭素原子を含 有する) 45.6% 中和したアルキルベンゼンスルホン酸と共に導入したのも含めて「ラウロパル 02〜05」 27% 平均して2.2個のEOでエトキシル化され且つ硫酸化された脂肪アルコール (C12〜C14)であるナトリウムLES 7% Goldschmidt社により製造されしかも平均して55個のEOを含有するポリエト キシル化プロピレングリコールジオレエート40%と水20%とポリプロピレング リコール40%とよりなる化合物である「アンチル(Antil)141」液 8% 乳酸アンモニウム 3.8% 中和したアルキルベンゼンスルホン酸と共に装入したのも含めてエタノール 5.7% 水 100%にする必要量 乳酸アンモニウムは乳酸をアンモニアガス又は溶液で中和することにより製造
される。 この要領で製造した本発明の濃厚組成物は250mPa sの粘度を有した。この組成
物250mlを750mlの水例えば水道水で希釈したときには、300mPa sの粘度を有する
希釈組成物が得られた。これらの組成物は澄明で沈着物を有しない。これ らの組成物の曇り点は−5℃以下にあり−9℃に降下する。 実施例 次の成分の組成物を製造した:表I参照 本実施例はコプラジエタノールアミドと組み合わせて40%及び60%の活性物質
を含有する濃厚組成物の曇り点を低下させ得る55個のEO含有ポリエトキシル化プ
ロピレングリコールジオレエートの影響を示している。曇り点を降下させる表面
活性剤は粘度を調節する表面活性剤の0〜55重量%である。 注:用いた成分の量は100%物質の処方物の%で表してあるが但しH2SO4の場合に
は1M溶液の処方物の%で表し、アンチル141Lの場合には用いた如き化合物の処方
物の%で表してある。 アンチル141Lを添加すると組成物の曇り点を降下させることが認められている
。 実施例 約40%の陰イオン性表面活性剤を含めて60%の活性物質(全ての表面活性剤)を
含有する洗剤組成物を製造した。 陰イオン性活性物質の割合=42.1% 非イオン性活性物質の割合=18.3% 組成物中の塩の種類及び量を変化させた。種々の塩を用いて次の結果が得られ
た。乳酸ナトリウム 溶解度:濃厚組成物では5.5%以降にわずかな沈殿が見られ、10%で混濁 し、不透明となった。乳酸アンモニウム 溶解度:濃厚組成物において12%以上である。 硫酸マグネシウム 溶解度:濃厚組成物中で約7%以降で混濁した。燐酸カリウム 溶解度:濃厚組成物中で4%以降でわずかな沈殿が見られ、6%後には有意 な程に大きい沈殿が見られ8%ではかなり沈殿した。硫酸アンモニウム 溶解度:濃厚組成物では5%以降で塩析現象が見られた。プロピオン酸アンモニウム 溶解度:濃厚組成物では10%より高い塩の溶解度を示した。粘度曲度は第 1図に示してある。 実施例 約80%の活性物質を含有する濃厚組成物を製造した。 全活性物質の割合=79.6% 陰イオン性活性物質=50.5% 非イオン性活性物質=29.1% 濃厚組成物及び希釈組成物の粘度を種々の塩の含有量の関数として研究した。 結果を次の表に示す。 種々の塩の含有量の関数として濃厚組成物及び希釈組成物の粘度 塩を含有しない濃厚組成物の粘度=262mPa s 塩を含有しない希釈組成物の粘度=664mPa s 溶解度:濃厚液中で2%のクエン酸アンモニウムで混濁が見られた。 溶解度:濃厚液は2%のMgSO4で混濁した。 溶解度:濃厚組成物では6%の塩を用いると希釈組成物で混濁が見ら れた。 溶解度:濃厚組成物で8%の塩を用いると希釈組成物に混濁が見られた。 実施例 80%の活性物質を含む濃厚組成物の希釈 希釈を主婦が行なうときには、用いた濃厚組成物の量、希釈フラスコの容積等
の誤りを容易にしてしまう。それ故希釈組成物の物性を顕著に変えることなく希
釈の場合にかなり広い誤差領域を斟酌することが重要である。 注:アンチル141Lは用いた如き生成物として表す。 希 釈 注:希釈は冷水道水を用いて手で振盪しながら行なった。 これらの組成物では広範囲の希釈誤差に絶え得ることが見出された
【図面の簡単な説明】 図面は希釈組成物及び濃厚組成物の変化を示す図表である。横軸は可溶性塩の
割合(%)を示し、縦軸は組成物の粘度を示す。実践は濃厚組成物の粘度変化、破
線は希釈組成物の粘度変化を示す。 図中×は硫酸マグネシウム、+は燐酸カリウム、△は硫酸アンモニウム、○は
プロピオン酸アンモニウム、□は乳酸ナトリウム、▽は乳酸アンモニウムを表す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 で希釈して粘稠な希釈組成物を与え得る濃厚で注入可能な澄
    明な液体洗剤組成物であって、該組成物を使用者が水に希釈した後に粘稠な組成
    物を与えるために、 (a) 少なくとも1種の陰イオン性表面活性剤40.8〜70重量%と、 (b) なくとも1種の粘度調節用の表面活性剤(b1)であって、C8〜C20脂肪酸
    と次式: (式中、R1及びR2は同じでも異なっていてもよく、Hであるか又は1個以上の0
    H基で置換されたC1〜C4アルキル基である)で表わされるアミンとのアミド;飽
    和アルキル又はアルケニル連鎖を有する1官能価又は多官能価の酸のアミド(但
    し、該アミドはオキシエチレン化又はオキシプロピレン化されていてもよい);
    次式: 〔式中、R3は8〜20個の炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり
    、R4は基-(CH2)z-又は-CH2-CH(OH)-(CH2)z-であり、x及びyは同じでも異なっ
    ていてもよく、それぞれ0〜5の整数であり、zは1〜5の整数である〕で表わ
    されるアルキルベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有する)で表されるアルキルスルホベ
    タイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有し、nは1〜6の整数である)で表
    わされるアルキルアミノベタイン;次式: (式中、R3、R4、x、y及びnは前記の意義を有する)で表わされるアルキルア
    ミノスルホベタイン;次式: (式中、R3、R4、x、y及びnは前記の意義を有する)で表わされるアルキルア
    ミドスルホベタイン;並びに1〜100個のエチレンオキシド基及び/又はプロピ
    レンオキシド基を有するポリエトキシル化及び/又はポリプロポキシル化アルキ
    レンポリオールと脂肪酸とのエステル(但し、前記脂肪酸は8〜20個の炭素原子
    を含有するものであり、前記ポリオールは1,2-エタンジオール、1,2-プロパンジ
    オール、1,2-ブタンジオール、グリセロール、ソルビタン及びグルコースから選
    ばれる)からなる群から選ばれる表面活性剤(b1)11.9〜20重量%と、次の一般式
    : A−C (I) (式中、Aは1〜8個の炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニオン、
    ヒドロキシル基と1〜8個の炭素原子とを有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニ
    オン、並びに硫酸イオン、チオ硫酸イオン、重クロム酸イオン及びオルトリン酸
    イオンからなる群から選ばれるアニオンであり;Cは水素であるか又はナトリウ
    ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、アンモニウムイオン、アルカノ
    ールアンモニウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン及び銅イオンからなる
    群から選ばれるカチオンである)で表される酸又はその塩(b2)の少なくとも1
    0.5〜20重量%との組合わせ と、 (c) 水 との混合物からなること前記表面活性剤(a)と前記表面活性剤(b1)の合計量(a+
    b1)が53.55〜90重量%であること及び非イオン性表面活性剤の全量に対する陰イ
    オン性表面活性剤の全量の比率が1より大きいことを特徴とする、濃厚で注入可
    能な澄明な液体洗剤組成物。 【請求項2】 追加成分として (d) 少なくとも1種の非水性溶剤、 (e) 流動性付与用の非イオン性表面活性剤、 (f) 少なくとも1種のハイドロトロープ及び/又は (g) pH調節用の酸 を含有してなり、表面活性剤を少なくとも40重量%含有し且つ濃厚組成物の曇り
    点を降下させる役割のある前記陰イオン性表面活性剤(a)であって沈澱可能な塩
    を形成し得るイオンを含有せず且つ予め中和されている陰イオン性表面活性剤(a
    )の少なくとも1種からなる粘度調節性表面活性剤を最大で50重量%含有し、前
    記表面活性剤(a)と前記表面活性剤(b1)と前記非イオン性表面活性剤(e)との合計
    量(a+b1+e)が90重量%を越えず、非イオン性表面活性剤の全量に対する陰イオン
    性表面活性剤の全量の比率が1より大きいものである請求項1記載の組成物。 【請求項3】 粘度調節用の表面活性剤(b1)はコプラジエタノールアミド(す
    なわち、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド)、次式: (式中、R3は10〜16個の炭素原子を有する飽和アルキル基であり、R4は基-CH2-
    CH(OH)-CH2-であり、x及びyは同じでも異なっていてもよく、それぞれ0〜5
    の整数であり、nは1〜6の整数である)で表されるアミドスルホベタイン及
    び分子中に平均して55個のエチレンオキシドを含有するエトキシル化プロピレン
    グリコールジオレエートの中から選ばれるものである請求項1記載の組成物。 【請求項4】 粘度調節用の非イオン性表面活性剤の混合物であって、55個の
    エチレンオキシドを含有するポリエトキシル化プロピレングリコールジオレエー
    トとコプラジエタノールアミドとから形成される混合物を含有する請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項5】 前記の表面活性剤(a)はアルキルアリールスルホン酸(但し、そ
    のアルキル連鎖は8〜18個の炭素原子を有するものである)であって1〜3個の
    ヒドロキシアルキル基を有するアミンで中和されているものである請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項6】 前記の表面活性剤(a)はエタノール及びC10〜C12アルキル基
    と5個のエチレンオキシドとを含有するエトキシル化アルコールの存在下にモノ
    エタノールアミンで中和された(C8〜C14)アルキルベンゼンスルホン酸である
    請求項5記載の組成物。 【請求項7】 前記の表面活性剤(a)は少なくとも0.5重量%の塩化ナトリウム
    を含有するものである請求項6記載の組成物。 【請求項8】 前記の表面活性剤(a)は硫酸ナトリウムを2重量%以下の量で
    含有するものである請求項7記載の組成物。 【請求項9】 少なくとも1種の陰イオン性表面活性剤(a)と少なくとも1種
    の粘度調節用の表面活性剤(b1)との混合物53.55〜90重量%と、溶解した塩(b2)0
    .5〜20重量%と、アルコール系溶剤0〜10重量%とを含有するか、または少なく
    とも1種の陰イオン性表面活性剤(a)と少なくとも1種の粘度調節用の表面活性
    (b1)との混合物53.55〜90重量%と、溶解した塩(b2)0.5〜20重量%と、アルコ
    ール系溶剤0〜10重量%と、酸とを含有し、残部は水である請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の組成物。 【請求項10】 少なくとも1種の陰イオン性表面活性剤(a) 40.8〜70重量%
    と、少なくとも1種の粘度調節用の表面活性剤(b1) 11.9〜20重量%と、溶解し
    た塩(b2) 0.5〜20重量%と、流動性付与用の非イオン性表面活性剤0〜45重量%
    と、アルコール系溶剤0〜10重量%とを含有し、残部は水である請求項9記載の
    組成物。 【請求項11】 モノエタノールアミン(C10〜C12)アルキルベンゼンスルホ
    ネ ート45重量%と、ナトリウムラウリルエーテルサルフェート7重量%と、55個の
    エチレンオキシドを含有するプロピレングリコールジオレエート3重量%と、プ
    ロピレングリコール3重量%と、5個のエチレンオキシドを含有するエトキシル
    化(C10〜C12)アルコール27重量%と、乳酸アンモニウム4重量%と、エタノー
    ル6重量%とを含有し、残部は水である請求項9又は10記載の組成物。 【請求項12】 モノエタノールアミン(C10〜C12)アルキルベンゼンスルホ
    ネート34重量%と、5個のエチレンオキシドを含有するエトキシル化(C10〜C1
    2)アルコール5重量%と、2.2個のエチレンオキシドを含有するナトリウム(C12
    〜C14)アルキルエーテルサルフェート8.5重量%と、コプラジエタノールアミド
    11.9重量%と、55個のエチレンオキシドを含有するエトキシル化プロピレングリ
    コールジオレエート1.2重量%と、プロピレングリコール1.2重量%と、乳酸アン
    モニウム3.5重量%と、1M硫酸溶液5重量%と、エタノール2重量%とを含有
    し、残部は水である請求項10又は11記載の組成物。 【請求項13】 濃厚な液体洗剤組成物の粘度V1と、水を添加することにより
    得られる希釈組成物の粘度V2とを調節する方法において、少なくとも1種の陰イ
    オン表面活性剤(a)に対して、少なくとも1種の粘度調節用の表面活性剤(b1)
    であって、C8〜C20脂肪酸と次式: (式中、R1及びR2は同じでも異なっていてもよく、Hであるか又は1個以上のO
    H基で置換されたC1〜C4アルキル基である)で表わされるアミンとのアミド;飽
    和アルキル又はアルケニル連鎖を有する1官能価又は多官能価の酸のアミド(但
    し、該アミドはオキシエチレン化又はオキシプロピレン化されていてもよい);
    次式: 〔式中、R3は8〜20個の炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり
    4は基-(CH2)z-又は-CH2-CH(OH)-(CH2)z-であり、x及びyは同じでも異なって
    いてもよく、それぞれ0〜5の整数であり、zは1〜5の整数である〕で表わさ
    れるアルキルベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有する)で表わされるアルキルスルホ
    ベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有、nは1〜6の整数である)で表
    わされるアルキルアミノベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有する)で表わされるアルキルアミノ
    スルホベタイン;次式: (式中、R3、R4、x及びyは前記の意義を有する)で表わされるアルキルアミド
    スルホベタイン;並びに1〜100個のエチレンオキシド基及び/又はプロピレン
    オキシド基を有するポリエトキシル化及び/又はポリプロポキシル化アルキレン
    ポリオールと脂肪酸とのエステル(但し、前記脂肪酸は8〜20個の炭素原子を含
    有するものであり、前記ポリオールは1,2-エタンジオール、1,2-プロパンジオー
    ル、1,2-ブタンジオール、グリセロール、ソルビタン及びグルコースから選ばれ
    る)からなる群から選ばれる表面活性剤(b1)と、次の一般式: A−C (I) (式中、Aは1〜8個の炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニオン、
    ヒドロキシル基と1〜8個の炭素原子とを有する飽和又は不飽和脂肪族酸のアニ
    オン、並びに硫酸イオン、チオ硫酸イオン、重クロム酸イオン及びオルトリン酸
    イオンからなる群から選ばれるアニオンであり;Cは水素であるか又はナトリウ
    ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、アンモニウムイオン、アルカノ
    ールアンモニウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン及び銅イオンからなる
    群から選ばれるカチオンである)で表わされる酸又はその溶解した塩(b2)との組
    合わせから形成される粘度調節剤を添加するか、あるいは該粘度調節剤と流動性
    付与用の非イオン性表面活性剤(e)との混合物を添加することからなり、この添加
    において洗剤組成物中における前記の酸又はその塩の量を増大させることにより
    希釈組成物の粘度を低下させるか又は該希釈組成物の粘度を上昇させた後に低下
    させる ことを特徴とする液体洗剤組成物の粘度調節法。

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