JP2566167B2 - スポーク打出し装置のスポーク案内装置 - Google Patents

スポーク打出し装置のスポーク案内装置

Info

Publication number
JP2566167B2
JP2566167B2 JP1274453A JP27445389A JP2566167B2 JP 2566167 B2 JP2566167 B2 JP 2566167B2 JP 1274453 A JP1274453 A JP 1274453A JP 27445389 A JP27445389 A JP 27445389A JP 2566167 B2 JP2566167 B2 JP 2566167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spoke
groove
groove portion
spokes
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1274453A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03176202A (ja
Inventor
敬明 菱川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araya Industrial Co Ltd
Original Assignee
Araya Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araya Industrial Co Ltd filed Critical Araya Industrial Co Ltd
Priority to JP1274453A priority Critical patent/JP2566167B2/ja
Publication of JPH03176202A publication Critical patent/JPH03176202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566167B2 publication Critical patent/JP2566167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、ハブのスポーク穴にスポークを挿入する装
置等に使用されるスポークの案内装置、特に、スポーク
打出し装置におけるスポーク案内装置に関するものであ
り、横倒し状態で供給されたスポークをこのスポークの
軸線方向に移動させる際に、その頭部が確実に直立姿勢
となるようにするものである。
[従来技術及び課題] ハブのつば部にスポークを挿入する装置の内、ハブを
その軸部が水平姿勢となるように支持して各スポークを
挿入するようにしたものが、公表特許公報:昭58−5009
44号公報に提案されている。
このものは、それまでの自重による方式のものに比べ
て両方のつば部に同時にスポークを挿入できる利点があ
る。この水平支持式のスポーク挿入装置では、第10図に
示すように、ハブ(1)を水平に支持し、スポーク
(S)を前記ハブ(1)の両側に配設した打出し装置
(2)によってハブ(1)のつば部(10a)(10b)に形
成したスポーク穴(11)(12)に、その側方から挿入す
るものである。そして、この側方からのスポーク(S)
の挿入を可能にするためにその挿入方向を同図に示すよ
うに特殊に設定するとともに、前記各打出し装置は、対
応するスポーク穴との関係位置が適正に設定された時点
で動作するようにしてあり、「位置決め打出し動作」
を繰り返すことにより、ハブのスポーク穴に自動的にス
ポーク(S)が挿入される。
そして、このスポークの打出し装置(2)は、公表特
許公報:昭58−500991号公報に提案されており、このも
のでは、第11図のように、ノズル(N)とホルダ(C)
とが一体に構成され、このホルダ(C)に上方に開放す
る溝部(3)を具備させると共にこの溝部(3)に、ス
ポーク(S)を先端側に押出す推進手段を具備させ、こ
の溝部(3)をベース(B)に進退自在に装備させてい
る。
この従来のものでは、ホルダ(C)に受入れられたス
ポーク(S)が、所定のタイミングで動作する前記推進
手段によって、溝部(3)に沿って基端部から先端のノ
ズル(N)に向って移動されるとともに、このとき、溝
部(3)がベース(B)に対して一定ストローク前進し
た状態に維持され、ハブ(1)のつば部のスポーク穴に
対向近接した状態で溝部(3)内のスポーク(S)が自
動的に前記スポーク穴に挿入されることとなる。
従って、スポーク穴と打出し装置(2)とが位置決め
状態にセットされて所定の関係位置に置かれ且ホルダ
(C)にスポーク(S)が受入れられる度に前記動作が
繰り返されることとなり、つば部のスポーク穴のそれぞ
れにスポーク(S)が各別に且自動的に挿入されること
となる。
ところが、この従来のものでは、前記打出し装置
(2)からのスポークの打出しの際に打出しミスが生じ
易い。
これは、スポーク供給装置から前記溝部(3)にスポ
ークを1本ずつ供給するときに、供給ミスが生じるから
であり、しかも、この供給時に溝部(3)に受入れられ
たスポーク(S)の頭部が倒立状態となることがあるか
らである。つまり、この従来のものでは、前記頭部が正
確に正立した状態で且スポーク(S)全体が水平姿勢に
維持された状態で前記溝部(3)に投入されないかぎ
り、スポーク(S)が溝部(3)に適正姿勢に収容され
ないからである。
また、特公昭57−12684号公報に開示のスポーク案内
装置は、垂直に立設するシュート内を自重によりスポー
クを自然落下させ、落下中にカム面によりスポークの屈
曲した頭部の方向を変えるものであるが、同公報の第3
欄第5行ないし7行の記載及びその第5図に見られるよ
うに、シュート8の断面は扁平の円形をなしている。と
ころで、スポークにはその屈曲した頭部の端部にスポー
クの径よりも大きな径のフランジが形成されているの
で、上記の断面偏平円形のシュート8では、フランジ以
外の屈曲する頭部の部分ではそのスポークとの間に空隙
が生じることとなる。従って、自然落下により導く場合
には問題にならないが、本発明のように圧力空気で推進
させる場合には、屈曲する頭部のスポークとシュート側
壁間の空隙の部分で空気漏れが生じて充分な押出力が働
かず、かつ、漏れた圧力空気で先端側のスポークの軸が
スポークとの上記空隙間で揺り動かされてびびりを生
じ、スポーク先端が一定方向に定まらなくなり、ハブの
つばのスポーク穴へのスポークの挿入が困難になるなど
の不都合が生じることとなる。
本発明は、かかる点に閑雅みてなされたものであり、
『スポーク(S)を溝部(3)に受け入れ、このスポー
ク(S)を圧力空気による推進装置により前記溝部
(3)に沿って軸線方向に押出すようにしたスポーク打
出し装置』において、溝部(3)へのスポーク(S)の
供給ミスを防止し且圧力空気による推進装置によるスポ
ーク移送時の移送ミスを防止することをその課題とす
る。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段
は、屈曲頭部(H)を有するスポーク(S)を溝部
(3)に受入れ、このスポーク(S)を圧力空気による
推進装置により前記溝部(3)に沿って軸線方向にノズ
ル(N)から押出すようにしたスポーク打出し装置にお
いて、スポーク(S)を水平状態で供給するシュート
(61)の出口の下方に且つこの出口と平行に前記溝部
(3)を配設し、溝部(3)上面の側方から開閉自在に
進退する蓋板(30)を溝部(3)上面に配設し、前記シ
ュート(61)からスポーク(S)が投入された時点でそ
の屈曲頭部(H)を収容する第一溝部(3a)と、これに
対してスポーク(S)の移送方向下流側に位置する第二
溝部(3b)と、下流端に位置する第三溝部(3c)とから
前記溝部(3)を構成し、前記第三溝部(3c)の断面形
状を係合フランジ(F)を上にして直立した屈曲頭部
(H)の輪郭に倣う形状とする通過孔(35)に形成し、
第二溝部(3b)の底部は前記第三溝部(3c)の底部と同
じ高さで連続すると共にこの第二溝部(3b)の両側壁が
下流側に向かって上向きから横向きに変化して前記第三
溝部(3c)の側壁に連続する傾斜面(32)、(32)又は
傾斜曲面とすると共にその上流端では当該溝部(3)の
底部に一致させ、第一溝部(3a)の底部を前記傾斜面
(32)、(32)又は傾斜曲面の上流側の端縁に連続し且
つ上流端側に向かって滑らかに降下する傾斜底部(33)
とすると共にその溝幅中心から側壁までの前記傾斜底部
(33)の横幅を屈曲頭部(H)の長さよりも大きく設定
し、前記三者の溝部(3)の横幅中心をスポーク(S)
の移動軌跡に一致させ、第三溝部(3c)の後端の直立壁
(W)に圧力空気の吐出口(31)を配設し、ノズル
(N)の先端を常時閉塞状態に付勢する閉塞板(37)を
配設し、且つ溝部(3)を具備するホルダ(C)の先端
に設けた連結筒部(G)に軸方向に摺動自在のノズル
(N)の基端部を外嵌したことである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
シュート(61)から所定のタイミングでスポーク
(S)が溝部(3)に投入されると、このスポーク
(S)は水平状態で前記溝部(3)に投入される。この
とき、溝部(3)に投入されたスポーク(S)の屈曲頭
部(H)の姿勢は定まっていないが、この投入時の投入
方向と溝部(3)の軸線とは一致しているから、又、第
一溝部(3a)の横幅は他の溝部のそれよりも大きく屈曲
頭部(H)の約二倍に設定されていることから、スポー
ク(S)の屈曲頭部(H)の姿勢の如何に関わらず、全
体が確実に溝部(3)に収容される。
スポーク(S)が溝部に受け入れられると、溝部
(3)内下部に設けたスポーク検知センサー(S2)によ
りスポーク(S)の投入が検知され、その出力信号によ
りエアーシリンダー(34)が駆動され、溝部(3)上面
の側方から蓋板(30)が前進して溝部(3)上面を閉じ
る。そして、圧力空気による駆動装置が駆動してスポー
ク(S)が下流側に移送されるが、屈曲頭部(H)が正
立状態にない場合には、この移送経路において前記屈曲
頭部(H)が第一溝部(3a)の傾斜底部(33)から滑ら
かに連続する第二溝部(3b)の傾斜面(32)、(32)又
は傾斜曲面によって第三溝部(3c)の断面と一致する姿
勢、つまり正立姿勢に姿勢制御される。この姿勢制御の
ときには、スポーク(S)の軸部は溝部(3)の底部に
接して載った状態で上下に移動することがなく、このス
ポーク(S)の軸部を中心にして屈曲頭部(H)のみが
旋回する態様でその姿勢が変化するから、スポーク
(S)の軸部の移動軌跡は溝部(3)の軸方向の直線に
維持され上下に変化することはない。
なお、第一溝部(3a)の傾斜底部(33)は下流端から
上流端に向かって滑らかに降下する形状に設定されてい
るから、スポーク(S)が溝部(3)に投入されてハブ
との係合フランジ(F)を具備する屈曲頭部(H)が第
一溝部(3a)に収容されたときにスポーク(S)の軸部
の高さが第二、第三溝部(3b)、(3c)に収容されてい
る軸部の高さとが一致し、スポーク(S)の打出しに伴
う移動の際、屈曲頭部(H)の先端の前記フランジ
(F)がスポークの軸部を中心にして前記正立状態にな
るまで滑らかに移動する。
さらに、第三溝部(3c)の断面形状が係合フランジ
(F)を上にして直立した屈曲頭部(H)の輪郭に倣う
形状の通過孔(35)に形成されており屈曲頭部(H)と
第三溝部(3c)の通過孔(35)の間隙が殆どなく、上記
のとおり蓋板(30)により溝部(3)上面が閉じられ、
且つノズル(N)が常時閉塞状態に付勢された閉塞板
(37)でとじられているので、屈曲頭部(H)の後方か
ら圧力空気により推進するとき空気が漏れることなくス
ポークが効率よく打出される。また、スポーク(S)の
軸部の振動によるびびりが生じることがない。
また、溝部(3)を具備するホルダ(C)の先端に設
けた連結筒部(G)に軸方向に摺動自在であるノズル
(N)の基端部を外嵌しているので、スポークをハブの
つばのスポーク穴に挿入するとき、ノズル(N)を伸ば
してハブ(1)に近接させることにより投入が的確にで
き、またスポーク(S)を装着したハブ(1)をスポー
ク挿入装置から容易に取出すことができる。
[効果] 本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
スポーク(S)の屈曲頭部(H)の姿勢の如何に関わ
らず、シュート(61)から投入されるスポーク(S)が
確実に溝部(3)に投入されるから、スポーク(S)の
供給ミスを防止できる。
スポーク(S)を溝部(3)内で移送するとき、その
軸部の移動軌跡は直線方向に維持され上下に変化するこ
とはないから、溝部(3)内に収容されたスポーク
(S)の移送ミスが防止できる。
さらに、スポーク(S)を圧力空気で打出すときに溝
部(3)内での空気の漏れが防止でき、また、スポーク
(S)の軸部の振動によるびびり現象が防止できる。
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図〜第9図に基いて説明す
る。
この実施例でも、既述従来のものと同様に、ハブ
(1)のつば部に形成され且外側からスポーク(S)が
挿入されるスポーク穴(11)と、逆につば部の内側から
スポーク(S)が挿入されるスポーク穴(12)とのそれ
ぞれに対応するように各打出し装置(2)がハブ(1)
の外側に配設されている。
つまり、第8図に示すように、水平姿勢に支持したハ
ブ(1)のつば部(10a)のスポーク穴(11)にはハブ
(1)の左側に設置した第1打出し装置(2a)によって
スポーク(S)が押込まれ、スポーク穴(12)にはハブ
(1)の右側に設置した第2打出し装置(2b)によって
スポーク(S)が挿入される。他方のつば部(10b)の
スポーク穴(11)にはハブ(1)の右側に設置した第3
打出し装置(2c)によってスポーク(S)が挿入され、
スポーク穴(12)にはハブ(1)の左側に設置した第4
打出し装置(2d)によってスポーク(S)が挿入され
る。そして、これらの挿入方向が相互に交叉しないよう
にするとともにスポーク(S)の挿入軌跡及びその延長
線が反対側のつば部に接触しないように前記打出し装置
の姿勢が設定されている。
これにより、水平姿勢に支持固定されたつば部(10
a)(10b)のスポーク穴(11)(12)には、各スポーク
穴に適合した状態にスポーク(S)が各別に挿入できる
こととなる。
尚、前記打出し装置によるスポーク挿入に際しては、
各打出し装置からのスポーク挿入軌跡をスポーク穴(1
1)(12)に一致させる必要があり、この実施例では、
つば部と摩擦伝動させた駆動ローラをステッピングモー
タ(SM)によって回転駆動し、つば部に配設されたスポ
ーク穴と一致した時点で、位置検出装置(40)からの出
力信号により前記ステッピングモータ(SM)を停止させ
るとともに、前記位置検出装置(40)を、エアーシリン
ダ(4)によって検知位置から退避位置に退避させるよ
うにした位置決め装置を具備させてある。
つぎに、各打出し装置は第1図〜第9図のような構成
であり、溝部(3)を具備するホルダ(C)はこの打出
し装置のフレームに固定されると共に、このホルダ
(C)の先端にはノズル(N)を進退自在に外嵌させた
連結筒部(G)が連設されており、連結筒部(G)とホ
ルダ(C)との間には往復駆動手段としてのエアーシリ
ンダ(38)が介装されている。
前記ホルダ(C)は、上方に開放する溝部(3)を具
備する構成で打出し装置へのスポーク供給装置(6)の
シュート(61)に続いてその下方に配設され、前記溝部
の開放部はこのシュート(61)の下流端と一致し、この
開放部の長さは、スポーク(S)の長さよりも長くなっ
ている。
そして、この実施例では、推進装置を空気圧式として
あり、空気圧によるスポークの圧送効率を高めるため
に、このホルダ(C)の溝部(3)には、開閉自在の蓋
板(30)が設けられており、この蓋板(30)は、開放部
を閉塞した閉塞位置からその側方に退避した退避位置ま
での間で進退するように構成されている。
前記シュート(61)は傾斜面に沿ってスポーク(S)
を自重によって落下させるもので、傾斜面の横幅はスポ
ーク(S)の長さよりも僅かに小さく設定されており、
スポーク(S)は、屈曲頭部(H)が傾斜面の端縁から
突出した状態で、このシュート(61)の上面をその軸線
が略水平となった姿勢で落下する。尚、シュート(61)
の下端の対向部には、第3図のように、案内板(62)が
あることから、前記落下の際に、スポーク(S)が確実
に溝部(3)に案内される。ここで、前記溝部(3)は
シュート(61)からスポーク(S)が投入された時点で
その屈曲頭部(H)を収容する第一溝部(3a)と、その
下流側(スポーク(S)の移送方向下流側)に位置する
第二溝部(3b)と、下流端に位置する第三溝部(3c)と
からなり、この第三溝部(3c)は、第5図のように、ス
ポーク(S)の屈曲頭部(H)が直立した姿勢で通過で
きる断面形状となる。つまり、その深さは屈曲頭部
(H)の高さよりも僅かに大きく、溝幅はスポーク
(S)の線径よりも僅かに大きく、さらに上部は係合フ
ランジ(F)の径よりも僅かに幅広になっている。
この上流側の第二溝部(3b)は、第4図のように、そ
の両側壁が上向きの傾斜面(32)となっており、この傾
斜面(32)の上流側の端縁は略水平となり下流端では直
立側壁となっている。つまり、この傾斜面(32)は水平
面から直立面に滑らかにねじれている。前記傾斜面(3
2)の上流側の端縁とこの区間の溝部(3)の底部とは
同一線上にあり、その上流側に同図のように第一溝部
(3a)が形成されている。この第一溝部(3a)の幅は上
記屈曲頭部(H)の長さの二倍よりも大きく設定され、
外観的には略矩形の凹陥部となっている。この第一溝部
(3a)の底部は、下流端(第二溝部(3b)側の端部)か
ら上流端に向って滑らかに降下し、且、一方の側縁から
他方の側縁に向って滑らかに傾斜する傾斜底部(33)と
なっている。そして、この傾斜底部(33)の端部の直立
壁(軸線に直角な壁面)に圧力空気の吐出口(31)が開
口する。この吐出口(31)には空気圧源からの圧力空気
回路が接続され、この回路には電磁制御式の開閉弁
(V)が挿入されている。そして、この開閉弁によって
前記吐出口(31)から圧力空気の吐出が制御される。
前記構成の溝部(3)を形成したホルダ(C)の上面
は一様な平面に構成され、この上面をスライドするよう
に蓋板(30)とこの上面部とが、スポーク(S)の移送
経路に対して直角方向にすすみ対偶している。
この蓋板(30)な矩形の板状体で、一対のエアーシリ
ンダ(34)(34)によって往復駆動される。尚、このエ
アーシリンダ(34)(34)が既述の蓋板駆動手段として
機能する。
上記構成の溝部(3)を具備するホルダ(C)の先端
側には連結筒部(G)が連設され、この連結筒部(G)
は、第7図のような断面形状の通過孔(35)を具備する
丸軸となっている。そして、この連結筒部(G)にはノ
ズル(N)の基端部が摺動自在に外嵌する。前記ノズル
(N)における前記嵌合部よりも先端側には前記連結筒
部(G)と同様の通過孔(35)が形成されているが、こ
の通過孔(35)の入口部(36)は第2図のようにその側
壁部及び底部が上流側に向かって滑らかに拡大する傾斜
面部となっている。そして、ノズル(N)の先端側では
前記通過孔(35)の上半部が切り欠かれて開放し、この
開放部の基端面が上流側に向って上向きとなる傾斜面と
なっており、この傾斜面に常時閉鎖状態に付勢された閉
塞板(37)が設けられ、この閉塞板(37)の下端部から
は通過孔(35)の下半部が開口している。
上記構成のノズル(N)は、ホルダ(C)に取付けた
エアーシリンダ(38)の出力軸と連結されており、この
エアーシリンダ(38)の出力に応じてノズル(N)が進
退する。これは、スポーク挿入完了後にスポークを装着
したハブ(1)をスポーク挿入装置から取出せるように
するためであり、このノズル(N)は、1つのハブがセ
ットされると所定の操作により、進出位置に維持され、
スポーク挿入完了後に初期位置に復帰移動せしめられる
ものである。
この実施例では、上記各エアーシリンダ及び吐出口
(31)への空気圧回路に挿入した開閉弁(V)が共に制
御手段(5)によって制御されるようになっており、こ
の制御手段(5)としてはマイクロコンピュータを使用
している。
そして、このマイクロコンピュータによる制御を可能
にするために、所要部分には、センサが配設され、これ
からの出力信号を前記マイクロコンピュータに入力さ
せ、各エアーシリンダは前記マイクロコンピュータから
の出力信号に応じてその出力軸が一定ストローク進出し
又は後退する動作を行う。
そして、このマイクロコンピュータによって以下のよ
うな動作が連続的に進行する。
先ず、このプログラムの実行に先立って、エアーシリ
ンダ(38)が正駆動してノズル(N)が一定ストローク
進出せしめられると共に、ハブ(1)の位置決め動作が
進行する。このとき溝部(3)には、スポーク(S)が
受入れられていないから、蓋板(30)は開放状態となっ
ている。その後、スポーク供給装置(6)によってシュ
ート(61)から一つのスポーク(S)が溝部(3)に受
入れられると、スポーク検知センサ(S2)がこれを検知
して、このときの出力によってエアーシリンダ(34)が
正駆動状態となり、完全に溝部(3)の開放部を閉塞す
る位置にまで蓋板(30)が移動せしめられる。完全開放
位置に移動すると、蓋板閉塞検知センサ(S3)の出力信
号によってエアーシリンダ(34)の正駆動が停止され
る。その後、開閉弁(V)が開弁して吐出口(31)から
圧力空気が吐出されて、この吐出圧力によりスポーク
(S)がノズル(N)の先端側に移送され且ノズル
(N)の先端からスポーク(S)が吐出されてハブ
(1)のつば部のスポーク穴にスポーク(S)が押込ま
れる。
このとき、スポーク(S)が通過検知センサ(S1)の
配設部を通過した時点で、これからの出力信号によって
エアーシリンダ(34)の逆駆動により溝部(3)が初期
位置に復帰せしめられると同時に開閉弁(V)が閉弁さ
れる。
以上の一連の動作が完了すると、一つのスポーク
(S)が所定のスポーク穴に挿入されることとなり、こ
の工程完了後では、蓋板(30)が開放状態に復帰され
て、開放検知センサ(S4)の出力によりエアーシリンダ
(34)が停止し、次のスポーク挿入工程に入れることと
なる。
なお、通常はハブの位置決め装置が付加されているこ
とから、この位置決め装置が前記スポーク挿入後に動作
して、打出し装置のノズル(N)と未挿入のスポーク穴
とが正確に一致した時点で上記一連の動作が繰り返され
る。つまり、位置決め動作スポーク挿入動作がこの順
序で繰り返されて、各スポーク穴にスポーク(S)が挿
入されることとなるのである。
特に、この実施例では、第一溝部(3a)の傾斜底部
(33)が一方の側縁から他方の側縁に向って傾斜する平
面となっているから、シュート(61)から供給されたス
ポーク(S)の屈曲頭部(H)が極端な姿勢、つまり、
前記屈曲頭部が倒立状態で溝部(3)に投入されたとし
ても、前記傾斜平面の作用によって最終的には横倒し状
態に収容される。投入後に前記屈曲頭部(H)が横滑り
するからである。従って、推進装置によるスポーク
(S)の移送開始時に屈曲頭部(H)が第二溝部(3b)
から第三溝部(3c)に向う間に円滑に姿勢制御されるこ
ととなる。又屈曲頭部(H)が倒立状態のままに維持さ
れる不都合もない。
尚、このことは、この第一溝部(3a)の底部が、第9
図のように、中央が頂部となり、その両側に向って降下
する傾斜面又は傾斜曲面となる構成としても同様の効果
を発揮する。この場合、中央の頂部の高さを他の底部に
一致させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜視図,第2図はノズル
(N)の部分の断面図,第3図は溝部(3)とシュート
(61)との関係を説明する説明図,第4図は溝部(3)
の要部の斜視図,第5図はX−X断面図,第6図はY−
Y断面図,第7図はZ−Z断面図,第8図はスポーク挿
入装置全体の概略説明図,第9図は第一溝部(3a)の他
の例の説明図,第10図及び第11図は従来例の説明図であ
り、図中, (1)……ハブ (S)……スポーク (3)……溝部 (3a)……第一溝部 (3b)……第二溝部 (3c)……第三溝部 (61)……シュート (32)……傾斜面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈曲頭部(H)を有するスポーク(S)を
    溝部(3)に受入れ、このスポーク(S)を圧力空気に
    よる推進装置により前記溝部(3)に沿って軸線方向に
    ノズル(N)から押出すようにしたスポーク打出し装置
    において、スポーク(S)を水平状態で供給するシュー
    ト(61)の出口の下方に且つこの出口と平行に前記溝部
    (3)を配設し、溝部(3)上面の側方から開閉自在に
    進退する蓋板(30)を溝部(3)上面に配設し、前記シ
    ュート(61)からスポーク(S)が投入された時点でそ
    の屈曲頭部(H)を収容する第一溝部(3a)と、これに
    対してスポーク(S)の移送方向下流側に位置する第二
    溝部(3b)と、下流端に位置する第三溝部(3c)とから
    前記溝部(3)を構成し、前記第三溝部(3c)の断面形
    状を係合フランジ(F)を上にして直立した屈曲頭部
    (H)の輪郭に倣う形状とする通過孔(35)に形成し、
    第二溝部(3b)の底部は前記第三溝部(3c)の底部と同
    じ高さで連続すると共にこの第二溝部(3b)の両側壁が
    下流側に向かって上向きから横向きに変化して前記第三
    溝部(3c)の側壁に連続する傾斜面(32)(32)又は傾
    斜曲面とすると共にその上流端では当該溝部(3)の底
    部に一致させ、第一溝部(3a)の底部を前記傾斜面(3
    2)、(32)又は傾斜曲面の上流側の端縁に連続し且つ
    上流端側に向かって滑らかに降下する傾斜底部(33)と
    すると共にその溝幅中心から側壁までの前記傾斜底部
    (33)の横幅を屈曲頭部(H)の長さよりも大きく設定
    し、前記三者の溝部(3)の横幅中心をスポーク(S)
    の移動軌跡に一致させ、第三溝部(3c)の後端の直立壁
    (W)に圧力空気の吐出口(31)を配設し、ノズル
    (N)の先端を常時閉塞状態に付勢する閉塞板(37)を
    配設し、且つ溝部(3)を具備するホルダ(C)の先端
    に設けた連結筒部(G)に軸方向に摺動自在のノズル
    (N)の基端部を外嵌したスポーク打出し装置のスポー
    ク案内装置。
JP1274453A 1989-10-20 1989-10-20 スポーク打出し装置のスポーク案内装置 Expired - Fee Related JP2566167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1274453A JP2566167B2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スポーク打出し装置のスポーク案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1274453A JP2566167B2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スポーク打出し装置のスポーク案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03176202A JPH03176202A (ja) 1991-07-31
JP2566167B2 true JP2566167B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=17541905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1274453A Expired - Fee Related JP2566167B2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スポーク打出し装置のスポーク案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566167B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712684A (en) * 1980-06-27 1982-01-22 Sharp Corp Detector for viscosity
FR2510451A1 (fr) * 1981-08-03 1983-02-04 Carminati Julien Distributeur de rayons de roues a rayons pour machine a rayonner

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03176202A (ja) 1991-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4940240B2 (ja) ファスナー供給方法と装置
US5964393A (en) Rivet feed apparatus
US4852376A (en) Lockbolt installation tool with cartridge feed
US20070289354A1 (en) Method And Apparatus For Feeding Fasteners To A Processing Device
US20060112561A1 (en) Ball given quantity supply apparatus and method and apparatus for assembling ball screw apparatus
JP2649020B2 (ja) リベット用フィーダ装置
US20070114259A1 (en) Multi-blow pneumatic hand tool for inserting t-nuts
JP2566167B2 (ja) スポーク打出し装置のスポーク案内装置
JPH09239169A (ja) 縫製用ボタン取付ミシンへのボタン自動供給装置
KR960014739B1 (ko) 은폐된 지퍼용 슬라이더 삽입장치와 은폐된 지퍼마무리 기계
JP6400973B2 (ja) いなり寿司製造方法と製造装置
US4834153A (en) Automatic drilling and dowelling apparatus
JPH03202233A (ja) スポーク打出し方法及びこれを実施する装置
US5143572A (en) Dowel shooting apparatus
US5088359A (en) Fastener nose piece feeder
US6588576B1 (en) Methods of and device for feeding fastening elements
US4835845A (en) Parts applicator for slide fasteners
KR980000518A (ko) 사격용 탄환 공급 장치
CA1084651A (en) Fastener emplacement mechanism
JPH10151581A (ja) 締結装置
JPH05246530A (ja) 丸物棒状ワークの搬送装置
JPH04101923A (ja) チップ状ワークの自動供給装置
JPH0694094B2 (ja) スポークの整列方法及びスポーク整列装置
KR19980703528A (ko) 바늘 부착 봉합실 제조 방법 및 그 장치
JPH0196898U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees