JP2565943Y2 - 塗料攪拌機の塗料浸入防止装置 - Google Patents

塗料攪拌機の塗料浸入防止装置

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JP2565943Y2
JP2565943Y2 JP1620792U JP1620792U JP2565943Y2 JP 2565943 Y2 JP2565943 Y2 JP 2565943Y2 JP 1620792 U JP1620792 U JP 1620792U JP 1620792 U JP1620792 U JP 1620792U JP 2565943 Y2 JP2565943 Y2 JP 2565943Y2
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JP
Japan
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paint
stirring
tank
stirring shaft
motor
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JP1620792U
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English (en)
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JPH0567371U (ja
Inventor
仁徳 塩田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エア圧送式塗料撹拌
機等において、撹拌軸を伝わって撹拌モータ側へ塗料が
浸入することを防止するための塗料浸入防止装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、エア圧送式の塗料撹拌機としては、
例えば図3に示すものがある。この塗料撹拌機では、塗
料が収容されたタンクaの上部に、撹拌軸bが挿通する
モータ取付けステイcを介して撹拌モータdが設置され
ており、この撹拌モータdにより、タンクa内に挿入さ
れた撹拌軸bを回転させて、該撹拌軸bの下端に取付け
られた撹拌羽根eによりタンクa内の塗料を撹拌できる
ようになっている。
【0003】また、タンクa内には減圧弁fで設定され
たエア圧が供給されていて、このエア圧によりタンクa
内の塗料を、塗料吸込み濾過器gにより濾過させた後、
管路hを経て塗装機iへ圧送するようになっている。更
に、タンクaを構成するモータ取付けステイcと撹拌軸
bとの間隙部jにはV型パッキンkが収容されていて、
このV型パッキンkをパッキン押lにより締め込むこと
により、撹拌軸bとパッキンkのクリアランスを調整し
て、攪拌モータd側への塗料の浸入を防止するようにな
っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の塗
料撹拌機では、撹拌中に撹拌軸bを伝わってタンクa
(モータ取付けステイc)と撹拌軸bとの間隙部jから
パッキンkの内側に浸入した塗料が撹拌軸bとパッキン
kとの間で固まり、撹拌モータdの回転力では撹拌羽根
eを回転させることができなくなって、塗料の濃度が安
定しなくなるという問題点があった。
【0005】この考案は前記従来の課題を解決するため
になしたもので、塗料が撹拌モータ側へ浸入することを
確実に防止できる塗料撹拌機の塗料浸入防止装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、タンクに取付けられた撹拌モータによ
り該タンクに挿入された撹拌軸を回転させて該撹拌軸に
取付けられた撹拌羽根によりタンク内の塗料を撹拌する
ようにした塗料撹拌機において、前記撹拌軸の撹拌モー
タとタンクとの間に設けられたパッキンよりも下方にグ
リース収容部を取付けたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、撹拌軸を伝わって撹拌モータ
側へ移動した塗料はグリース収容部内のグリースに混入
し、パッキンによって撹拌モータ側への浸入は阻止さ
れ、かつグリースに混入した塗料はパッキン内で固まら
ない。しかも、浸入したグリースは撹拌軸の潤滑剤とし
て働き、撹拌軸は円滑に回転する。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1及び図2を
参照して詳述する。
【0009】図1は塗料撹拌機を示す断面図、図2は図
1中の塗料浸入防止装置を示す拡大断面図である。
【0010】これらの図において1は塗料を収容した密
閉構造のタンクで、このタンク1の上部には該タンク1
を貫通して設けたモータ取付けステイ2を介して撹拌モ
ータ3が取付けられている。
【0011】上記撹拌モータ3には、タンク1を構成す
る前記モータ取付けステイ2内を挿通してタンク1内へ
挿入された撹拌軸4が接続されており、この撹拌軸4の
下端にはタンク1内の塗料を撹拌する撹拌羽根(図示せ
ず)が取付けられている。また、タンク1内には減圧弁
5を介して供給されたエア圧により加圧されていて、こ
れによってタンク1内の塗料が塗料吸込み濾過器(図示
せず)により濾過された後、管路6を経て塗装機7へ圧
送されるようになっている。更に、モータ取付けステイ
2の内部には、該モータ取付けステイ2の内周部と撹拌
軸4の外周部との間をシールしてタンク1内の気密を保
持するパッキン8が挿入されている。このパッキン8を
パッキン押え9を締め込むことにより、撹拌軸4とパッ
キン8との間のクリアランスが調整できるようになって
いる。前記タンク1内の上部には、塗料が撹拌軸4を伝
わってタンク1(モータ取付けステイ2)と撹拌軸4と
の間隙部10に浸入することを防止するための塗料侵入
防止装置11が設けられている。
【0012】この塗料浸入防止装置11は、撹拌軸4の
撹拌モータ3側の端部に止めねじ12でグリース収容部
の受け皿13を固定したものである。受け皿13は図2
に示すように円板状をしていて、上面にグリース溜め1
3aが形成されていると共に、下面の中央部には、撹拌
軸4に固定するボス13bが突設されており、このボス
bは、止めねじ12を螺挿するねじ孔13cが突設され
ている。そして、受け皿13のグリース溜め13a内に
は、図2の破線に示す位置までグリース14が収容され
ている。受け皿13は、タンク1内に突出するモータ取
付けステイ2の下端開口が受け皿13内のグリース14
に浸るまで移動されて、止めねじ12の締め付けにより
撹拌軸4に取付けられている。
【0013】以上の構成において、撹拌モータ3により
撹拌軸4を回転させて、撹拌羽根によりタンク1内の塗
料を撹拌していると、塗料の一部は撹拌軸4を伝わって
撹拌軸4と受け皿13のボス13bとの隙間から該受け
皿13内に収容されたグリース14に混入し、パッキン
8によって攪拌モータ3側への浸入は阻止され、かつグ
リース14内に入った塗料はパッキン8内で固化しな
い。しかも、浸入したグリース14は撹拌軸4の潤滑剤
として働くため、撹拌軸4は円滑に回転する。
【0014】
【考案の効果】以上の通りこの考案は、撹拌軸の撹拌モ
ータとタンクとの間に設けられたパッキンよりも下方に
グリース収容部を取付けたから、塗料撹拌中に塗料の一
部が撹拌軸を伝わってパッキン内に浸入しても、グリー
スに混入した塗料は固化しない。しかも、塗料とともに
浸入したグリースが撹拌軸の潤滑剤として働く。このた
め、攪拌中の攪拌軸の円滑な回転を確保でき、また再始
動が容易となる。従って、均一撹拌の効果として安定し
た濃度の塗料が塗装機へ供給できるようになり、塗装品
質の向上が図れると共に、モータ負荷の軽減が図れ、か
つ、パッキンの摩耗の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である塗料浸入防止装置が
取付けられた塗料撹拌機を示す断面図である。
【図2】図1に示す塗料浸入防止装置の受け皿(グリー
ス収容部)を示す拡大断面図である。
【図3】従来の塗料撹拌機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 モータ取付けステイ 3 撹拌モータ 4 撹拌軸 8 パッキン 10 間隙部 13 受け皿(グリース収容部) 14 グリース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクに取付けられた撹拌モータにより
    該タンク内に挿入された撹拌軸を回転させて該撹拌軸に
    取付けられた撹拌羽根によりタンク内の塗料を撹拌する
    ようにした塗料撹拌機において、前記撹拌軸の撹拌モー
    タとタンクとの間に設けられたパッキンよりも下方にグ
    リース収容部を取付けたことを特徴とする塗料撹拌機の
    塗料侵入防止装置。
JP1620792U 1992-02-20 1992-02-20 塗料攪拌機の塗料浸入防止装置 Expired - Lifetime JP2565943Y2 (ja)

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JP1620792U JP2565943Y2 (ja) 1992-02-20 1992-02-20 塗料攪拌機の塗料浸入防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0567371U JPH0567371U (ja) 1993-09-07
JP2565943Y2 true JP2565943Y2 (ja) 1998-03-25

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