JP2565845B2 - 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材 - Google Patents

塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材

Info

Publication number
JP2565845B2
JP2565845B2 JP6093007A JP9300794A JP2565845B2 JP 2565845 B2 JP2565845 B2 JP 2565845B2 JP 6093007 A JP6093007 A JP 6093007A JP 9300794 A JP9300794 A JP 9300794A JP 2565845 B2 JP2565845 B2 JP 2565845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipe joint
covering
vinyl chloride
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6093007A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07280162A (ja
Inventor
隆生 蔦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIROSHIMA JOSUI JUGEN
Original Assignee
HIROSHIMA JOSUI JUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIROSHIMA JOSUI JUGEN filed Critical HIROSHIMA JOSUI JUGEN
Priority to JP6093007A priority Critical patent/JP2565845B2/ja
Publication of JPH07280162A publication Critical patent/JPH07280162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565845B2 publication Critical patent/JP2565845B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニール管を用い
た排水管路の管継手部分の水漏れを迅速簡単に補修する
ための、塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層建築物の内部や、地中の下水本管に
連結するまでの排水管路には塩化ビニール管が多く使用
されるが、この塩化ビニール排水管路は温度変化により
伸縮して、管と管継手との接合部分や管継手自体に亀裂
が生じたり接着が外れて水漏れが生じる場合がある。
【0003】従来、塩化ビニール排水管路の水漏れの修
理は、一旦水を止めて水漏れしている管継手部分を切り
取って、新たな管および管継手を用いて接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした排水管路の中
途を補修する場合、管を軸心方向に移動させることがで
きなくて、管継手に管を差し込んで接着することが不可
能な場合が多く、さらに狭い場所での作業となるため作
業性が悪くて補修に多大の時間を必要とし、その間水が
一切使用できないため極めて不便な状態が生じること
と、補修費用も高価となるといった問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来の問題点を
解消して、水漏れ部分を切り取ることなく、従って水を
止める必要がなく迅速容易に補修作業が行える塩化ビニ
ール排水管路の管継手部補修用被覆部材を提供するこに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
のこの発明は、塩化ビニール排水管路の管継手と、この
管継手に続く管の所定長さを外側から覆うための、直径
方向を2つ割りした塩化ビニール製の補修用被覆部材で
あって、管継手被覆部の内寸法を上記管継手の外周との
間に接着剤塗布のためのやや大きい隙間が形成される寸
法とし、この管継手被覆部に続く管被覆部の内半径を管
半径より僅かに大くするとともに、この管被覆部の内周
にパッキン溝を設け、さらに開口端部を除く側縁部にフ
ランジを形成し、このフランジに多数の結合ねじ孔と位
置決め手段を設けてなる塩化ビニール排水管路の管継手
部補修用被覆部材である。
【0007】
【作用】水漏れする管継手部の外側を本発明補修用被覆
部材で覆い、管と補修用被覆部材との間はパッキンで水
漏れを止め、被覆部材と既存の管継手は接着剤で固着
し、左右一対の被覆部材同士のフランジ接合面は接着剤
により接着して密封することで被覆部材の外には水を漏
らさないようにするものである。
【0008】
【実施例】以下この発明を、例示図面を参照として詳細
説明する。図1は本発明管継手部補修用の塩化ビニール
成型品よりなる被覆部材の左右一対のものの片側を内側
から見た正面図で、径違いT用のものを例として示して
いる。図2は図1の被覆部材の左右一対を組み合わせた
使用状態のA−A断面、図3は同じくB−B断面を示
し、図4はパッキンの一例を示している。
【0009】図1において、(1)は管継手被覆部で、
排水管路の径違いTに対応する部分であって、径違いT
の半径より1〜2mm大きい内半径を持って横断面が半
円形樋型に凹入しており、長さ方向を熱膨張収縮代等を
見込んで径違いTの長さより10〜20mm長くしてあ
る。
【0010】(2)は管被覆部で、管継手被覆部の3箇
所の開口部に続いて設けられ、管の半径より0.2〜
0.3mm大きい内半径として管外径との間に僅かの隙
間が形成され、長さはほぼ管継手への管の差し込み長さ
と同じ長さ程度とし、半円形樋型に凹入している。
【0011】この管被覆部(2)には、内側に1又は2
本のパッキン溝(3)が円周方向に所定の幅と深さをも
って形成され、このパッキン溝(3)には円周方向を等
分割した位置に放射状に貫通するパッキン押しねじ孔
(4)が設けてあって、図2に示す如くそれぞれにパッ
キン押しねじ(5)が螺合されている。
【0012】(6)はフランジで、管被覆部の端部を除
く周辺に形成され、多数の結合ねじ孔(7)が設けら
れ、適宜の場所に左右を合わせるための一方のピンと他
方の孔とからなる位置決め手段(8)が設けてある。上
記結合ねじ孔(7)は、図2に示す如く左右一対の一方
はバカ孔で他方はタッピンねじ(9)の立て込みにより
めねじが形成される少し小径の下孔としてある。また、
位置決め手段(8)は一方が突出、他方が凹入の所謂イ
ンロー方式のものであってもよい。
【0013】図2、図3及び図4において、(10)は
パッキン、(11)は既存の管、(12)は同じく既存
の管継手、(13)は接着剤を示す。上記の補修用被覆
部材は、一般の管継手や管より肉厚に製作して強度を持
たせるものである。
【0014】以上で構成の説明を終わり、続いて使用方
法を説明する。水漏れのある塩化ビニール排水管路の管
継手(12)と、これに続く管(11)の外周を清掃
し、管(11)の外周にグリースを塗り、その上からリ
ング状にして一箇所が切離されている図4に示す柔軟性
のパッキン(10)を切れ目(10a)を開いて管の外
周に嵌め、続いて管継手(12)の外周に水の中でも使
用可能なエポキシ系接着剤(13)を塗布する。
【0015】続いて、本発明管継手部補修用被覆部材の
フランジ(6)面に上記エポキシ系接着剤を塗布して水
漏れ部分の両側から当て、パッキン溝(3)にパッキン
(10)を嵌めて覆い、位置決め手段(8)を嵌合した
後フランジ(6)面を当接させて多数のタッピンねじ
(9)で結合すると、未硬化状態の接着剤(13)が管
継手被覆部(1)の内周で押されて管継手(12)の外
周と管継手被覆部(1)との隙間に充填され、この管継
手被覆部(1)と管継手(12)とが一体的に接着さ
れ、フランジ(6)面も接着される。
【0016】続いて、パッキン押しねじ(5)を締め込
んでパッキン(10)を管(11)の外周に押しつけて
水漏れを止める。この時パッキン押しねじ(5)にも接
着剤を塗布して使用すれば、パッキン押しねじ孔(4)
からの水漏れを防止し、パッキン押しねじ(5)の弛み
止めが果たせる。
【0017】そして、漏れる水は管(11)と管被覆部
(2)との間をシールするパッキンと、補修用被覆部材
のブランジ(6)面の接着とにより、被覆部材の外に漏
れることはなくなる。さらに管(12)とパッキン(1
0)の間は管の外周にグリースが塗布されているので、
管の膨張収縮時にパッキン(10)との間で滑つて伸縮
することができる。
【0018】図1において、下部のみパッキン溝(3)
を2本としたのは、管が垂直の場合に排水管路から漏れ
た水が補修用被覆部材の内部空間の下部に溜まって、下
側のパッキンから漏れやすいので、重複して漏れを防ぐ
ためである。
【0019】なお、排水管路の水を止めることができる
場合は、管継手の端部付近で管を切断して、この切り口
から管の外径にパッキン(10)に代えてOリングをは
めて使用することも可能であり、この場合は管の切目が
排水管路の熱膨張収縮を吸収することとなって排水管路
の他の部分の亀裂を防止することができる効果が得られ
る。
【0020】上記実施例では管継手の径違いTに対応す
るものを示したが、例えばソケットの如き他の管継手に
ついても同様であり、種々の管継手及び管径に対応する
複数種のものを製作して適応するものを用いる。
【0021】また、水漏れ部分が管(11)と管継手
(12)の一端部の継ぎ目部分の1箇所のみの場合(此
の場合が一番多い)は、本発明補修用被覆部材を必要な
部分のみ切断し切離して、管継手(12)の外周と管継
手被覆部(1)とを接着剤により完全に密着することで
補修することができ、例えば図1に示す径違いT用の場
合3個に分割してそれぞれ対応する箇所に利用できて経
済的である。
【0022】この本発明の補修用被覆部材を使用した場
合、従来1〜3時間を要していた補修時間が30分以内
で完了するとともに、補修部は管継手と補修用被覆部材
が接着により一体となって強度が増すものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したこの発明に係わる塩化ビニ
ール排水管路の管継手部補修用被覆部材によれば、排水
管路の管継手及びその付近の管を外側から覆って密封す
る構成としたことにより、管の切断を必要としないため
排水を止めることなく管継手の周りの水漏れを短時間で
簡単に補修でき、しかも狭い場所での補修工事が可能と
なり、かつ補修費用の低減を果たすことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明管継手部補修用の径違いT用の被
覆部材の左右一対のものの片側を内側から見た正面図で
ある。
【図2】図2は図1のA−A断面を、左右一対を組み合
わせた使用状態で示した図である。
【図3】図3は同じく図1のB−B断面を、左右一対を
組み合わせた使用状態で示した図である。
【図4】図4はパッキンの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 管継手被覆部 2 管被覆部 3 パッキン溝 6 フランジ 7 結合ねじ孔 8 位置決め手段 10 パッキン 11 管 12 管継手 13 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニール排水管路の管継手と、該管
    継手に続く管の所定長さを外側から覆うための、直径方
    向を2つ割りした塩化ビニール製の補修用被覆部材であ
    って、管継手被覆部の内寸法を上記管継手の外周との間
    に接着剤塗布のためのやや大きい隙間が形成される寸法
    とし、該管継手被覆部に続く管被覆部の内半径を管半径
    より僅かに大くするとともに、該管被覆部の内周にパッ
    キン溝を設け、さらに開口端部を除く側縁部にフランジ
    を形成し、該フランジに多数の結合ねじ孔と位置決め手
    段を設けたことを特徴とする塩化ビニール排水管路の管
    継手部補修用被覆部材。
JP6093007A 1994-04-05 1994-04-05 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材 Expired - Lifetime JP2565845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6093007A JP2565845B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6093007A JP2565845B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07280162A JPH07280162A (ja) 1995-10-27
JP2565845B2 true JP2565845B2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=14070343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6093007A Expired - Lifetime JP2565845B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565845B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07280162A (ja) 1995-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3826521A (en) Glued replacement unit for repairing ruptured pipe
EP0194034B1 (en) Pipe repair clamp
US4260181A (en) Pipe coupling
US4013309A (en) Repair kit for plastic pipe
US8608179B2 (en) Leak proof pipe connections and leak proofing pipe connections
IE62593B1 (en) Secondary containment system and method
US20080246276A1 (en) Sump Wall Penetration Fitting
US8579296B2 (en) Water systems
WO1991000471A1 (en) Pipe joint mechanism having high maintainability
CA1137136A (en) Method and apparatus for forming plastic lined couplings in lined pipe
EP0069098B1 (en) Tubular connector
JP6807427B2 (ja) 既設配管の漏洩試験治具
JP2565845B2 (ja) 塩化ビニール排水管路の管継手部補修用被覆部材
US20210108754A1 (en) Tapping Saddle Assembly and Method for Establishing, Repairing, or Sealing Off a Connection Between Two Pipes
JPH0669574U (ja) 鋳鉄管のメカニカル継手
JP6497929B2 (ja) 配管接続方法及び配管継手装置
JPH047437Y2 (ja)
KR200380676Y1 (ko) 가스관 연결장치
CA1155273A (en) Method and apparatus for forming plastic lined couplings in lined pipe
JPS643896Y2 (ja)
JP3003786U (ja) 内部止水バンド
JPH0131835Y2 (ja)
JP2534078Y2 (ja) 断熱二重管
JPH05272684A (ja) 分岐管接続用管継手
CA2660250C (en) Internal pipe seal