JP2565813Y2 - コンクリート型枠用補助金具 - Google Patents

コンクリート型枠用補助金具

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JP2565813Y2
JP2565813Y2 JP1993026706U JP2670693U JP2565813Y2 JP 2565813 Y2 JP2565813 Y2 JP 2565813Y2 JP 1993026706 U JP1993026706 U JP 1993026706U JP 2670693 U JP2670693 U JP 2670693U JP 2565813 Y2 JP2565813 Y2 JP 2565813Y2
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捷也 鈴木
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株式会社エヌ・エス・ピー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリートの細部
を成形する技術に係り、詳しくは、型枠とは別に用意し
た細部成形用の型ピースを型枠に取り付けるための補助
金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、布基礎コンクリートにおいて
は、図36に示すように、本体部31の側面上部にタイ
ルを貼るための凹部32を成形することがある。また、
図37に示すように、建物台33の防水対策として、本
体部31の側面上部に水きり34を設ける場合もある。
こうした細部の成形に際し、従来は、図38に示すよう
に、凸部35を一体的に備えた専用型枠36を使用して
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、専用型枠3
6を使用すると、これを他に転用できないばかりでな
く、細部の寸法形状に応じて多種類の専用型枠36を用
意する必要があり、総じて、型枠の枚数が増え、取扱い
が煩雑になるという問題点があった。
【0004】そこで、この考案の課題は、通常の型枠を
使用してコンクリートの細部を容易に成形できるととも
に、部品点数を低減して脱着作業を容易に行い、安価に
製造できる型枠用補助金具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案の補助金具は、型枠に着脱自在に装着さ
れるブラケットの前記型枠に載置される載置部の一端
に、細部成形用の型ピースを型枠の成形面との間で挟着
する挟着部を形成するとともに、前記載置部の他端部に
スリットと前記型枠の背面と対向する案内部を形成し、
前記スリットに対し前記案内部に案内されてブラケット
を型枠に締め付けて前記挟着部に挟着力を付与するくさ
部材を挿通して構成される。
【0006】
【作用】上記構成の補助金具を使用する場合には、通常
の型枠にブラケットを装着し、その挟着部と成形面との
間に型ピースを介装する。この状態で、ブラケットを
リット及び案内部に案内されたくさび部材により型枠に
締め付けると、型ピースが成形面と挟着部との間に強固
に挟着保持される。こうすれば、専用型枠を使用しなく
ても、コンクリートの細部を容易に成形できる。又、ブ
ラケットの脱着作業はくさび部材により容易に行うこと
ができ、部品点数を低減して製造を容易に行い製品を安
価に提供することができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案を布基礎コンクリート型枠用
の補助金具に具体化した第一実施例を図1〜図23に基
づいて説明する。図1に示すように、本実施例の型枠1
は平坦な成形面2を備え、この成形面2によって布基礎
コンクリートの本体部3が成形される。成形面2の上端
部には型枠1とは別に用意された木製の長尺材からなる
型ピース4が接合され、この型ピース4により水きり5
が本体部3の側面上部に成形される。そして、型ピース
4を型枠1に取り付けるために複数の補助金具6が使用
される。
【0008】図2〜図19に示すように、補助金具6は
型枠1に着脱自在に装着されるブラケット8を備えてい
る。ブラケット8は金属板を折り曲げて形成され、型ピ
ース4を成形面2との間で挟着する挟着部9と、型枠1
の上端面に載置される載置部10と、型枠1の外側にお
いて斜め内側へ垂下するL字形の案内部11とを備えて
いる。挟着部9には型ピース4に食い込む尖鋭突起12
が設けられている。載置部10には屈曲部13aを備え
たスリット13が透設されている。案内部11の下端に
はガイド溝14がスリット13の真下に位置するように
切欠形成されている。
【0009】前記スリット及びガイド溝14には、くさ
部材としてのくさび板16が挿通されている。くさび
板16の外側縁には、案内部11の内面に摺接する傾斜
面17が形成されている。くさび板16の中央部には、
傾斜面17と平行な直線上に案内凸部18及びこの案内
凸部18とは反対側へ突出した上下一対の抜止凸部1
9,20が設けられている。
【0010】案内凸部18は屈曲部13aを通過可能な
断面形状で突設され(図19参照)、この部分でのみく
さび板16が斜め上下に移動する。抜止凸部19,20
は円弧状に突設され、くさび板16の下限及び上限位置
を決定する(図3,18参照)。これにより、くさび板
16はブラケット8に分離不能に結合されて、くさび作
用によりブラケット8を型枠1に締め付け、挟着部9に
挟着力を付与できるように構成されている。
【0011】上記のように構成した第一実施例の補助金
具6を使用する場合には、通常の型枠1の上端にブラケ
ット8を装着し、挟着部9と成形面2との間に型ピース
4を介装する。この状態で、くさび板16をハンマー等
で打ち込み、ブラケット8を型枠1に締め付けると、型
ピース4が成形面2と挟着部9との間に強固に挟着保持
される。この時、くさび板16はガイド溝14に挿通さ
れ、その外側縁に形成されている傾斜面17が、同じ角
度で斜め内側に垂下する案内部11の内面に摺接してい
るので、ハンマー等で打ち込んでもぐらついたりするこ
とがなく、真っ直ぐに降下する。その後、2枚の型枠1
の間にコンクリートを打設すれば、本体部3と同時に水
きり5が成形される。そして、型ピース4は挟着部9の
尖鋭突起12が型ピース4に食い込んで確実に係止され
ているので、打設時の衝撃で位置ずれしたり外れたりす
るおそれがない。
【0012】したがって、第一実施例の補助金具6を使
用すれば、従来の専用型枠を使用しなくても、水きり5
を容易に成形することができる。また、水きり5の寸法
形状が変わった場合、或いは、タイル貼り用の凹部32
(図36参照)を成形する場合には、それに応じた型ピ
ース4を同じ補助金具6を用いて型枠1に取り付けるこ
とができる。その結果、用意する型枠の枚数を削減でき
て、その取扱いが大変容易になる。特に、くさび板16
がブラケット8に分離不能に結合されているから、補助
金具6を一物品として容易に取扱いできるという利点も
ある。
【0013】次に第一実施例の補助金具6の別例を図2
0〜23に基づいて説明する。この別例の補助金具6に
おいては、挟着部9には尖鋭突起12に替えて折曲突片
15が設けられている。折曲突片15は、図20のよう
に挟着部9の下端両角部を内側に折曲してもよいし、図
21のように挟着部9の左右両端に切り込みを設け、そ
の上下部分を内側に折曲してもよい。又、折曲突片15
は、図22のように挟着部9の中央部に倒立T字状に切
り込みを設けても、図23のように挟着部9の中央両端
に対向するL字状に切り込みを設けても形成可能であ
る。折曲突片15は尖鋭突起12同様型ピース4に食い
込み、型ピース4を確実に係止するので、型ピース4が
打設時の衝撃で位置ずれしたり外れたりするおそれがな
い。
【0014】次に、この考案を布基礎コンクリート型枠
用の補助金具に具体化した第二実施例を図24〜図35
に基づいて説明する。第二実施例の補助金具6は、主
に、締付部材としてのくさび板16の形状、及び、それ
をブラケット8に結合する構造において第一実施例と相
違している。なお、第一実施例と同一または相当する部
材には図面に同一の符号が付されている。
【0015】ブラケット8においては、スリット13が
載置部10に直線状に形成され、案内部11が下方へ直
角に折り曲げられている。くさび板16の傾斜面17
は、第一実施例とは逆に、内側縁に円弧状に形成されて
いる。くさび板16の中央部には案内孔23が上下に延
びるように透設され、その下端に係止部24が設けられ
ている。
【0016】載置部10の上面には結合部材26がスリ
ット13を横切る状態で固着され、その中央部には垂下
片27がスリット13と直交する孔28(図24参照)
を介して下方へ突出するように折り曲げられている。そ
して、くさび板16は結合部材26を介してブラケット
8に分離不能に結合され、垂下片27により上下に移動
案内されて、傾斜面17のくさび作用でブラケット8を
型枠1に締付けて、挟着部9に挟着力を付与するように
構成されている。なお、補助金具6の背面図は正面図と
左右対象である。
【0017】したがって、この第二実施例の補助金具6
によっても、第一実施例と同様、型ピース4を成形面2
と挟着部9との間に強固に挟着保持して、水きり5また
は凹部32を容易に成形することができる。特に、傾斜
面17が円弧状に形成されているので、くさび板16を
下側から軽く叩くだけで、補助金具6を型枠1から簡単
に取り外しできるという利点がある。
【0018】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、次に例示するように、各部の形状並びに
構成を適宜に変更して具体化することも可能である。 (1)くさび部材として棒状のくさびを使用すること (2)くさび部材をブラケットに対し分離可能に設ける
こと。 (3)本体部3の側面に切欠、模様、ネーム、マーク等
の細部を成形する型ピースを上記実施例の補助金具6を
用いて型枠1に取り付けること。 (4)布基礎コンクリート以外の各種コンクリート成形
品の細部成形用に本考案の補助金具を適用すること。
【0019】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、型枠に対し着脱自在なブラケットに挟着部とくさび
部材とを設けて構成したので、通常の型枠に型ピースを
確実に取り付けて、コンクリートの細部を容易に成形で
きるとともに、ブラケットの脱着作業をくさび部材によ
り容易に行うことができ、部品点数を低減して製造を容
易に行い製品を安価にできるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による第一実施例の補助金具を使用状
態で示す断面図である。
【図2】図1の補助金具の斜視図である。
【図3】図1の補助金具の正面図である。
【図4】図1の補助金具の背面図である。
【図5】図1の補助金具の平面図である。
【図6】図1の補助金具の底面図である。
【図7】図1の補助金具の右側面図である。
【図8】図1の補助金具の左側面図である。
【図9】図1の補助金具のブラケットを示す平面図であ
る。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】図1の補助金具のくさび板を示す正面図であ
る。
【図12】図11のくさび板の平面図である。
【図13】図11のくさび板の底面図である。
【図14】図11のくさび板の右側面図である。
【図15】図11のB−B線断面図である。
【図16】図11のC−C線における端面図である。
【図17】図11のD−D線断面図である。
【図18】図1の補助金具においてくさび板を上限位置
で示す正面図である。
【図19】図18のE−E線断面図である。
【図20】この考案による第一実施例の別例の補助金具
を示す斜視図である。
【図21】この考案による第一実施例の別例の補助金具
を示す斜視図である。
【図22】この考案による第一実施例の別例の補助金具
を示す斜視図である。
【図23】この考案による第一実施例の別例の補助金具
を示す斜視図である。
【図24】この考案による第二実施例の補助金具を示す
斜視図である。
【図25】図24の補助金具の正面図である。
【図26】図24の補助金具の平面図である。
【図27】図24の補助金具の底面図である。
【図28】図24の補助金具の右側面図である。
【図29】図24の補助金具の左側面図である。
【図30】図24の補助金具のブラケットを示す平面図
である。
【図31】図30のF−F線断面図である。
【図32】図30のG−G線断面図である。
【図33】図24の補助金具のくさび板を示す正面図で
ある。
【図34】図33H−H線断面図である。
【図35】図24の補助金具においてくさび板を上限位
置で示す断面図である。
【図36】凹部が成形された布基礎コンクリートの断面
図である。
【図37】水きりが成形された布基礎コンクリートの断
面図である。
【図38】従来の型枠を示す断面図である。
【符号の説明】
1…型枠、2…成型面、4…型ピース、6…補助金具、
8…ブラケット、9…挟着部、10…載置部、11…案
内部、13…スリット、16…くさび部材としてのくさ
び板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠に着脱自在に装着されるブラケット
    の前記型枠に載置される載置部の一端に、細部成形用の
    型ピースを型枠の成形面との間で挟着する挟着部を形成
    するとともに、前記載置部の他端部にスリットと前記型
    枠の背面と対向する案内部を形成し、前記スリットに対
    し前記案内部に案内されてブラケットを型枠に締め付け
    前記挟着部に挟着力を付与するくさび部材を挿通した
    ことを特徴とする型枠用補助金具。
JP1993026706U 1992-10-01 1993-05-21 コンクリート型枠用補助金具 Expired - Fee Related JP2565813Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034823U (ja) * 1973-07-26 1975-04-14
JPS59168451U (ja) * 1983-04-26 1984-11-10 ナショナル住宅産業株式会社 基礎型枠

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