JP2565659B2 - 情報処理システムで異なるバス・アーキテクチャの間の正確かつ完全な通信を提供する方法および装置 - Google Patents
情報処理システムで異なるバス・アーキテクチャの間の正確かつ完全な通信を提供する方法および装置Info
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- G06F13/4004—Coupling between buses
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的には情報処理シ
ステムに関し、具体的には、情報処理システム中の2つ
の異なるバス・アーキテクチャに接続された構成要素と
周辺装置の間のデータ通信が、一方のバス・アーキテク
チャに適合された装置または構成要素から異なるバス・
アーキテクチャに適合された装置または構成要素へのも
のであるときに完全で正確なものになるようにする方法
および装置に関する。
ステムに関し、具体的には、情報処理システム中の2つ
の異なるバス・アーキテクチャに接続された構成要素と
周辺装置の間のデータ通信が、一方のバス・アーキテク
チャに適合された装置または構成要素から異なるバス・
アーキテクチャに適合された装置または構成要素へのも
のであるときに完全で正確なものになるようにする方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムは通常、主要構成要素
として中央演算処理装置(CPU)を有する。中央演算
処理装置は、システム中のすべての通信を方向付けし、
情報処理システムによって実行されるすべてのコマンド
の調和をはかる。情報処理システムは通常、バスと呼ば
れる物理接続装置のネットワークも有する。このネット
ワークは、CPUを任意の数の周辺装置および構成要素
に接続して、CPUが該周辺装置および構成要素と通信
できるようにする。
として中央演算処理装置(CPU)を有する。中央演算
処理装置は、システム中のすべての通信を方向付けし、
情報処理システムによって実行されるすべてのコマンド
の調和をはかる。情報処理システムは通常、バスと呼ば
れる物理接続装置のネットワークも有する。このネット
ワークは、CPUを任意の数の周辺装置および構成要素
に接続して、CPUが該周辺装置および構成要素と通信
できるようにする。
【0003】情報処理システムで使用される1つのタイ
プのバスはCPUローカル・バスである。CPUローカ
ル・バスはシステム・バスとも呼ばれ、CPUをシステ
ム・メモリやメモリ制御装置など、情報処理システムの
主要構成要素に直接接続するために特別に設計されてい
る。CPUローカル・バスは高性能バスである。これ
は、該バスに接続されたCPUと他の構成要素の間のデ
ータ転送を該バスが高速で実行し、複数のデータ転送を
同時に処理できることを意味する。情報処理システムで
使用される他のタイプのバスは、周辺バスである。周辺
バスは、入出力装置(I/O)やグラフィクス・パッケ
ージなどの周辺装置を情報処理システムに接続するよう
に設計されている。周辺バスは通常、該バスをCPUロ
ーカル・バスに接続するホスト・ブリッジを介して、情
報処理システムのCPUおよび残りの主要構成要素に接
続されている。
プのバスはCPUローカル・バスである。CPUローカ
ル・バスはシステム・バスとも呼ばれ、CPUをシステ
ム・メモリやメモリ制御装置など、情報処理システムの
主要構成要素に直接接続するために特別に設計されてい
る。CPUローカル・バスは高性能バスである。これ
は、該バスに接続されたCPUと他の構成要素の間のデ
ータ転送を該バスが高速で実行し、複数のデータ転送を
同時に処理できることを意味する。情報処理システムで
使用される他のタイプのバスは、周辺バスである。周辺
バスは、入出力装置(I/O)やグラフィクス・パッケ
ージなどの周辺装置を情報処理システムに接続するよう
に設計されている。周辺バスは通常、該バスをCPUロ
ーカル・バスに接続するホスト・ブリッジを介して、情
報処理システムのCPUおよび残りの主要構成要素に接
続されている。
【0004】各タイプのバスは、それに接続された異な
る装置および構成要素の間のデータ転送を行うためにそ
れ自体が使用する異なる1組の標準プロトコルまたは規
則を有する。これらのプロトコルはバスに組み込まれ、
バスの「アーキテクチャ」と呼ばれる。あるバス・アー
キテクチャ・タイプを構成できる様々なプロトコルに
は、バスによって認識されるデータ列のビット長、異な
る信号がローのときにイネーブルされるかそれともハイ
のときにイネーブルされるか、バス上のデータが1本の
線上で多重化されるかそれとも複数の線上で並列に送信
されるか、あるタイプのデータが受け入れられず情報処
理システムに誤動作または「クラッシュ」を発生させる
かどうかなどがある。
る装置および構成要素の間のデータ転送を行うためにそ
れ自体が使用する異なる1組の標準プロトコルまたは規
則を有する。これらのプロトコルはバスに組み込まれ、
バスの「アーキテクチャ」と呼ばれる。あるバス・アー
キテクチャ・タイプを構成できる様々なプロトコルに
は、バスによって認識されるデータ列のビット長、異な
る信号がローのときにイネーブルされるかそれともハイ
のときにイネーブルされるか、バス上のデータが1本の
線上で多重化されるかそれとも複数の線上で並列に送信
されるか、あるタイプのデータが受け入れられず情報処
理システムに誤動作または「クラッシュ」を発生させる
かどうかなどがある。
【0005】CPUローカル・バスと周辺バスのバス・
アーキテクチャは通常異なる。アーキテクチャが異なる
と、周辺バスに接続された周辺装置と、CPUローカル
・バスに接続されたシステムのCPUまたは他の構成要
素との間でデータを転送しなければならないときに通信
上の問題が発生する。そのようなデータ転送には異なる
バス・アーキテクチャが関与するので、第1のバス・ア
ーキテクチャから転送されるデータが、第2のバス・ア
ーキテクチャが使用可能または認識可能な形でないこと
がある。
アーキテクチャは通常異なる。アーキテクチャが異なる
と、周辺バスに接続された周辺装置と、CPUローカル
・バスに接続されたシステムのCPUまたは他の構成要
素との間でデータを転送しなければならないときに通信
上の問題が発生する。そのようなデータ転送には異なる
バス・アーキテクチャが関与するので、第1のバス・ア
ーキテクチャから転送されるデータが、第2のバス・ア
ーキテクチャが使用可能または認識可能な形でないこと
がある。
【0006】したがって、あるバス・アーキテクチャか
ら他のバス・アーキテクチャに転送されるデータを「変
換する」装置および方法が必要である。2つの異なるバ
ス・アーキテクチャの間で転送されるデータを変換する
ために使用されるハードウェアおよび論理機構は通常、
2つの異なるバスを接続するためのブリッジに含まれ
る。したがって、CPUローカル・バスと周辺バスを接
続するホスト・ブリッジは、2つのバスの間での通信を
変換し、2つのバスの間でデータが認識可能に転送され
るようにする論理機構およびハードウェアを含まなけれ
ばならない。
ら他のバス・アーキテクチャに転送されるデータを「変
換する」装置および方法が必要である。2つの異なるバ
ス・アーキテクチャの間で転送されるデータを変換する
ために使用されるハードウェアおよび論理機構は通常、
2つの異なるバスを接続するためのブリッジに含まれ
る。したがって、CPUローカル・バスと周辺バスを接
続するホスト・ブリッジは、2つのバスの間での通信を
変換し、2つのバスの間でデータが認識可能に転送され
るようにする論理機構およびハードウェアを含まなけれ
ばならない。
【0007】CPUローカル・バスと周辺バスのバス・
アーキテクチャの1つの違いは、それらのバス上で転送
される非連続データの存在に対するそれぞれのバスの対
応である。非連続データは、イネーブルされていないデ
ータのバイトによって分離された、イネーブルされたデ
ータのバイトから構成されている。イネーブルされてい
ない、すなわち認識できないディスエーブルされたデー
タは無視すべきであり、特定のデータ転送時に転送して
はならない。これらの周辺バスに接続されたあるタイプ
の周辺バスおよび装置は、誤動作を発生させずに非連続
データを送信することができる。これに対し、CPUロ
ーカル・バス上で非連続データを送信すると、情報処理
システムがクラッシュし、あるいは重大な誤動作を起こ
す可能性がある。
アーキテクチャの1つの違いは、それらのバス上で転送
される非連続データの存在に対するそれぞれのバスの対
応である。非連続データは、イネーブルされていないデ
ータのバイトによって分離された、イネーブルされたデ
ータのバイトから構成されている。イネーブルされてい
ない、すなわち認識できないディスエーブルされたデー
タは無視すべきであり、特定のデータ転送時に転送して
はならない。これらの周辺バスに接続されたあるタイプ
の周辺バスおよび装置は、誤動作を発生させずに非連続
データを送信することができる。これに対し、CPUロ
ーカル・バス上で非連続データを送信すると、情報処理
システムがクラッシュし、あるいは重大な誤動作を起こ
す可能性がある。
【0008】周辺バス・アーキテクチャとCPUローカ
ル・バス・アーキテクチャの他の違いは、CPUローカ
ル・バスは異なるビット長のデータを認識可能に送信で
きるが、周辺バスはデータ転送に関して1つの標準ビッ
ト長に制限されることである。したがって、CPUロー
カル・バスは様々なビット長のデータを送受信するよう
に設計された構成要素と互換性がある。たとえば、長さ
が8ビットのデータ列しか送受信しない構成要素は、C
PUローカル・バスに接続されるとデータを送受信でき
るようになる。同様に、16ビットまたは32ビットの
構成要素も、CPUローカル・バスをデータ送信に使用
することができる。様々なビット長のデータ転送に適応
するCPUローカル・バスの能力を動的バス・サイジン
グと呼ぶ。
ル・バス・アーキテクチャの他の違いは、CPUローカ
ル・バスは異なるビット長のデータを認識可能に送信で
きるが、周辺バスはデータ転送に関して1つの標準ビッ
ト長に制限されることである。したがって、CPUロー
カル・バスは様々なビット長のデータを送受信するよう
に設計された構成要素と互換性がある。たとえば、長さ
が8ビットのデータ列しか送受信しない構成要素は、C
PUローカル・バスに接続されるとデータを送受信でき
るようになる。同様に、16ビットまたは32ビットの
構成要素も、CPUローカル・バスをデータ送信に使用
することができる。様々なビット長のデータ転送に適応
するCPUローカル・バスの能力を動的バス・サイジン
グと呼ぶ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、周辺バス
は32ビットなどの標準ビット長のデータ列の送信に制
限される。したがって、特定の周辺バス上で送信される
データの標準ビット長と異なるビット長のデータだけを
転送して受け入れるCPUローカル・バスに接続された
構成要素は、ある種のデータ変換の介入なしに、周辺バ
スに接続された周辺装置と通信することができない。
は32ビットなどの標準ビット長のデータ列の送信に制
限される。したがって、特定の周辺バス上で送信される
データの標準ビット長と異なるビット長のデータだけを
転送して受け入れるCPUローカル・バスに接続された
構成要素は、ある種のデータ変換の介入なしに、周辺バ
スに接続された周辺装置と通信することができない。
【0010】したがって、本発明の目的は、CPUロー
カル・バス上で送信すべきデータが非連続データかどう
かを判定し、そうである場合、CPUローカル・バスが
誤動作を起こさないように前記非連続データを連続デー
タで置換する方法および装置を提供することである。
カル・バス上で送信すべきデータが非連続データかどう
かを判定し、そうである場合、CPUローカル・バスが
誤動作を起こさないように前記非連続データを連続デー
タで置換する方法および装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、周辺バスに接続され
た装置と、該周辺バスのアーキテクチャでの標準データ
・ビット長と異なるデータ・ビット長向けに設計された
CPUローカル・バスに接続された構成要素の間のデー
タ転送を変換する方法および装置を提供することであ
る。
た装置と、該周辺バスのアーキテクチャでの標準データ
・ビット長と異なるデータ・ビット長向けに設計された
CPUローカル・バスに接続された構成要素の間のデー
タ転送を変換する方法および装置を提供することであ
る。
【0012】本発明の他の目的は、CPUローカル・バ
スを周辺バスに接続するホスト・ブリッジを備えたハー
ドウェアでこれらの方法および装置を提供することであ
る。
スを周辺バスに接続するホスト・ブリッジを備えたハー
ドウェアでこれらの方法および装置を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、CPU
ローカル・バス上で送信すべきデータが非連続データか
どうかを判定し、そうである場合、CPUローカル・バ
スが誤動作を起こさないように前記非連続データを連続
データで置換する、CPUローカル・バスを周辺バスに
接続するホスト・ブリッジ内のハードウェア論理機構が
提供される。本発明のハードウェアはまた、アーキテク
チャによって標準長のデータ列に制限された周辺バス
と、動的バス・サイジングを可能にするCPUローカル
・バスの間のデータ転送を変換する。
ローカル・バス上で送信すべきデータが非連続データか
どうかを判定し、そうである場合、CPUローカル・バ
スが誤動作を起こさないように前記非連続データを連続
データで置換する、CPUローカル・バスを周辺バスに
接続するホスト・ブリッジ内のハードウェア論理機構が
提供される。本発明のハードウェアはまた、アーキテク
チャによって標準長のデータ列に制限された周辺バス
と、動的バス・サイジングを可能にするCPUローカル
・バスの間のデータ転送を変換する。
【0014】メモリ制御装置28は、メモリ・サイクル
がそれに向けられる間、そのメモリ・サイクルに応答す
る。しかし、メモリ・サイクルがメモリ制御装置28に
向けられない場合、情報はS(システム)バス16上に
送られる。PCIバス22は、PCIと呼ばれる新しい
バス・アーキテクチャを備えている。主PCIバス22
は、高性能バスである。すなわち、主PCIバス22
は、比較的短時間に大量のデータ転送、すなわち毎秒最
大120メガバイトのデータ転送を行う。PCIバスが
このように高レベルの性能を達成するのは、1つには、
これをSバス14などの他の高速バスに直接リンクする
ことができ、したがってCPU24または他のSバス装
置14と主PCI装置18の間で高速データ転送が提供
できるからである。実際に、ある種のグラフィクス・パ
ッケージなどいくつかの高集積度装置を操作するには、
PCIバス22などの高性能バスを介してSバスなどの
システム・バスに直接リンクする必要がある。
がそれに向けられる間、そのメモリ・サイクルに応答す
る。しかし、メモリ・サイクルがメモリ制御装置28に
向けられない場合、情報はS(システム)バス16上に
送られる。PCIバス22は、PCIと呼ばれる新しい
バス・アーキテクチャを備えている。主PCIバス22
は、高性能バスである。すなわち、主PCIバス22
は、比較的短時間に大量のデータ転送、すなわち毎秒最
大120メガバイトのデータ転送を行う。PCIバスが
このように高レベルの性能を達成するのは、1つには、
これをSバス14などの他の高速バスに直接リンクする
ことができ、したがってCPU24または他のSバス装
置14と主PCI装置18の間で高速データ転送が提供
できるからである。実際に、ある種のグラフィクス・パ
ッケージなどいくつかの高集積度装置を操作するには、
PCIバス22などの高性能バスを介してSバスなどの
システム・バスに直接リンクする必要がある。
【0015】また、PCIバス・アーキテクチャは、接
続された周辺装置を操作するのに「グルー・ロジック
(付加的な論理回路)」を必要としない。他のバス用の
グルー・ロジックは通常、周辺装置とバスの中間に設置
されたデコーダ、バッファ、ラッチなどの様々なハード
ウェア構成要素から構成される。
続された周辺装置を操作するのに「グルー・ロジック
(付加的な論理回路)」を必要としない。他のバス用の
グルー・ロジックは通常、周辺装置とバスの中間に設置
されたデコーダ、バッファ、ラッチなどの様々なハード
ウェア構成要素から構成される。
【0016】主PCIバス22は33MHzの同期クロ
ック信号に基づいて動作し、PCIバスを介して送信さ
れるデータの文字列は長さ32ビットである。PCIバ
ス上の32ビット・データ列をダブル・ワード(DWO
RD)と呼ぶ。ダブルワードはそれぞれ8ビットのデー
タから成る4バイトずつに分割される。
ック信号に基づいて動作し、PCIバスを介して送信さ
れるデータの文字列は長さ32ビットである。PCIバ
ス上の32ビット・データ列をダブル・ワード(DWO
RD)と呼ぶ。ダブルワードはそれぞれ8ビットのデー
タから成る4バイトずつに分割される。
【0017】PCIバスによって搬送されるアドレス情
報およびデータ情報は1つの信号に多重化される。多重
化によってアドレス線とデータ線を別々にする必要がな
くなり、そのためPCI環境で必要とされる信号数は、
他のバス・アーキテクチャよりも少なくなる。PCIバ
ス・アーキテクチャで必要とされる信号の数は45ない
し47であるが、標準の非多重化バスでは通常この2倍
必要である。したがって、信号の数が減るので、PCI
バスにリンクされた装置をサポートするのに必要なピン
の数もそれに対応する量だけ少なくなる。したがって、
PCIアーキテクチャは、集積度の高いデスクトップ・
コンピュータ・システムに特に適合している。
報およびデータ情報は1つの信号に多重化される。多重
化によってアドレス線とデータ線を別々にする必要がな
くなり、そのためPCI環境で必要とされる信号数は、
他のバス・アーキテクチャよりも少なくなる。PCIバ
ス・アーキテクチャで必要とされる信号の数は45ない
し47であるが、標準の非多重化バスでは通常この2倍
必要である。したがって、信号の数が減るので、PCI
バスにリンクされた装置をサポートするのに必要なピン
の数もそれに対応する量だけ少なくなる。したがって、
PCIアーキテクチャは、集積度の高いデスクトップ・
コンピュータ・システムに特に適合している。
【0018】PCIバス・アーキテクチャの構造および
動作の詳細な説明は、例えば1922年6月22日発行
の"Peripheral Component Interconnect (PCI) Revisio
n 1.0 Specification"と、1992年11月1日発行
の"Preliminary PCI System Design Guide"revision 0.
6と、1992年11月6日発行の"Peripheral Compone
nt Interconnect (PCI) Add-in Board/Connector Adden
dum"(草案)等に記載されている。これらの文献はすべ
て、PCI Special Interest Groupから発行されたもので
ある。
動作の詳細な説明は、例えば1922年6月22日発行
の"Peripheral Component Interconnect (PCI) Revisio
n 1.0 Specification"と、1992年11月1日発行
の"Preliminary PCI System Design Guide"revision 0.
6と、1992年11月6日発行の"Peripheral Compone
nt Interconnect (PCI) Add-in Board/Connector Adden
dum"(草案)等に記載されている。これらの文献はすべ
て、PCI Special Interest Groupから発行されたもので
ある。
【0019】システム10中の主PCI装置18は主P
CIバス22を介して相互に通信する。主PCI装置は
それ自体がSバス上に常駐するSバス装置であるPCI
ホスト・ブリッジ20によって、CPU、キャッシュお
よびメモリ複合体12、ならびにSバス16上に常駐す
る他のSバス装置14と通信する。PCIホスト・ブリ
ッジ20はこのとき、S(システム)バス16と主PC
Iバス22の間のインタフェースとして働き、これら2
本のバスとこれらのバス上に常駐する周辺装置の間の有
効な通信手段を提供する。
CIバス22を介して相互に通信する。主PCI装置は
それ自体がSバス上に常駐するSバス装置であるPCI
ホスト・ブリッジ20によって、CPU、キャッシュお
よびメモリ複合体12、ならびにSバス16上に常駐す
る他のSバス装置14と通信する。PCIホスト・ブリ
ッジ20はこのとき、S(システム)バス16と主PC
Iバス22の間のインタフェースとして働き、これら2
本のバスとこれらのバス上に常駐する周辺装置の間の有
効な通信手段を提供する。
【0020】PCIホスト・ブリッジ20は、CPU
(プロセッサ)24または他のSバス装置14が、主P
CI装置18またはそれに接続された装置に直接アクセ
スできるようにするための低待ち時間相互接続機構であ
る。PCIホスト・ブリッジ20は、主PCI装置また
はそれに接続された装置がベースシステム・メモリ32
に迅速かつ直接にアクセスできるようにする高性能経路
も提供する。さらに、PCIホスト・ブリッジ20は、
Sバス16と主PCIバス22の間でデータを転送でき
るように、これらのバスの間のインタフェースを提供す
るのに必要なすべてのハードウェアを提供する。
(プロセッサ)24または他のSバス装置14が、主P
CI装置18またはそれに接続された装置に直接アクセ
スできるようにするための低待ち時間相互接続機構であ
る。PCIホスト・ブリッジ20は、主PCI装置また
はそれに接続された装置がベースシステム・メモリ32
に迅速かつ直接にアクセスできるようにする高性能経路
も提供する。さらに、PCIホスト・ブリッジ20は、
Sバス16と主PCIバス22の間でデータを転送でき
るように、これらのバスの間のインタフェースを提供す
るのに必要なすべてのハードウェアを提供する。
【0021】主PCIバス22は、PCI互換性のある
様々な装置をサポートすることができる。図3に示すよ
うに、これらの装置にはグラフィクス制御装置72、シ
リアルSCSI(小型コンピュータ・システム・インタ
フェース)制御装置74、PCMCIA制御装置76、
標準バス(たとえば、ISAまたはMICRO CHA
NNEL("MC−A"))ブリッジ78、およびPCI
2次ブリッジ80が含まれる。ただし、図3に示す主P
CIバスに接続された装置は、PCIバス・アーキテク
チャを、したがってここに開示する構成を実施するシス
テムの一例にすぎず、いかなる点でも本発明を制限する
ものではない。
様々な装置をサポートすることができる。図3に示すよ
うに、これらの装置にはグラフィクス制御装置72、シ
リアルSCSI(小型コンピュータ・システム・インタ
フェース)制御装置74、PCMCIA制御装置76、
標準バス(たとえば、ISAまたはMICRO CHA
NNEL("MC−A"))ブリッジ78、およびPCI
2次ブリッジ80が含まれる。ただし、図3に示す主P
CIバスに接続された装置は、PCIバス・アーキテク
チャを、したがってここに開示する構成を実施するシス
テムの一例にすぎず、いかなる点でも本発明を制限する
ものではない。
【0022】グラフィクス制御装置72は通常、該制御
装置72がビデオ・フレームをバッファできるようにす
るVRAM82の形のメモリ機能を備えており、PCI
バス・アーキテクチャによってサポートされた既知のど
んなグラフィクス・パッケージをも制御することができ
る。SCSI74は、SCSIバス86に接続されたS
CSI装置84と主PCIバス22との間のインタフェ
ースとして働き、PCIバス・アーキテクチャによって
サポートされるどんなSCSI装置をも制御することが
できる。PCMCIA制御装置76は、カード・スロッ
ト88に接続され、該スロット88を制御する。
装置72がビデオ・フレームをバッファできるようにす
るVRAM82の形のメモリ機能を備えており、PCI
バス・アーキテクチャによってサポートされた既知のど
んなグラフィクス・パッケージをも制御することができ
る。SCSI74は、SCSIバス86に接続されたS
CSI装置84と主PCIバス22との間のインタフェ
ースとして働き、PCIバス・アーキテクチャによって
サポートされるどんなSCSI装置をも制御することが
できる。PCMCIA制御装置76は、カード・スロッ
ト88に接続され、該スロット88を制御する。
【0023】標準バス・ブリッジ78は、標準(たとえ
ばMC−AまたはISA)バス92に接続された入出力
装置90と主PCIバス22の間のインタフェースとし
て働く。MC−Aバージョンの標準バス・ブリッジ78
のアーキテクチャは、IBMに譲渡された以下の関連諸
出願の主題となっている。
ばMC−AまたはISA)バス92に接続された入出力
装置90と主PCIバス22の間のインタフェースとし
て働く。MC−Aバージョンの標準バス・ブリッジ78
のアーキテクチャは、IBMに譲渡された以下の関連諸
出願の主題となっている。
【0024】2次PCI装置94は、2次PCIバス9
6を介してPCI2次ブリッジ80に接続されている。
任意の数の識別されない2次PCI装置94を2次PC
Iバス96に接続することができる。PCI2次ブリッ
ジ80は、2次PCIバス96に接続された任意の数の
PCI装置94と主PCIバス22の間のインタフェー
スとして働く。
6を介してPCI2次ブリッジ80に接続されている。
任意の数の識別されない2次PCI装置94を2次PC
Iバス96に接続することができる。PCI2次ブリッ
ジ80は、2次PCIバス96に接続された任意の数の
PCI装置94と主PCIバス22の間のインタフェー
スとして働く。
【0025】コンピュータ・システム10全体に他のP
CIバスが存在しなくても、PCIバス・アーキテクチ
ャと互換性のある任意の数の周辺装置を主PCIバス2
2上に配置することができる。すなわち、PCIバス9
6の他に、同数の別々のPCI2次ブリッジ80を介し
て主PCIバス22に接続された任意の数の2次PCI
バスによって、任意の数のPCI周辺装置を主PCIバ
ス22に接続することができる。各2次PCIバスに
は、PCI2次ブリッジを介して任意の数の追加PCI
バスを接続することもでき、これらの「3次」PCIバ
スには、さらに別のPCIバスを様々な組合せで接続す
ることができる。同様に、各PCIバスには、任意の数
のPCI装置を接続することができる。2つのPCIバ
スの間の各接続は、ブリッジ80と同じPCI2次ブリ
ッジを介して行わなければならない。
CIバスが存在しなくても、PCIバス・アーキテクチ
ャと互換性のある任意の数の周辺装置を主PCIバス2
2上に配置することができる。すなわち、PCIバス9
6の他に、同数の別々のPCI2次ブリッジ80を介し
て主PCIバス22に接続された任意の数の2次PCI
バスによって、任意の数のPCI周辺装置を主PCIバ
ス22に接続することができる。各2次PCIバスに
は、PCI2次ブリッジを介して任意の数の追加PCI
バスを接続することもでき、これらの「3次」PCIバ
スには、さらに別のPCIバスを様々な組合せで接続す
ることができる。同様に、各PCIバスには、任意の数
のPCI装置を接続することができる。2つのPCIバ
スの間の各接続は、ブリッジ80と同じPCI2次ブリ
ッジを介して行わなければならない。
【0026】さらに、PCIホスト・ブリッジ20と同
じ複数のブリッジをSバス16によって駆動することが
できる。次いで、これらのホスト・ブリッジそれぞれ
に、任意の数のPCIバス、ブリッジおよび装置をシス
テム10の設計者が希望する配列で接続することができ
る。したがって、システム10のPCIバス・アーキテ
クチャから成る部分を、様々な対等組合せおよび階層組
合せで配列された複数のバスとPCI周辺装置(以下で
は、一般的にPCIネットワークと呼ぶ)から構成する
ことができる。
じ複数のブリッジをSバス16によって駆動することが
できる。次いで、これらのホスト・ブリッジそれぞれ
に、任意の数のPCIバス、ブリッジおよび装置をシス
テム10の設計者が希望する配列で接続することができ
る。したがって、システム10のPCIバス・アーキテ
クチャから成る部分を、様々な対等組合せおよび階層組
合せで配列された複数のバスとPCI周辺装置(以下で
は、一般的にPCIネットワークと呼ぶ)から構成する
ことができる。
【0027】また、情報処理システム10の代替構成で
は、Sバス16がなく、したがって、ホスト・ブリッジ
20は主PCIバス22をCPIローカル・バス34に
直接接続している。この構成では、どのSバス装置14
もCPUローカル・バス34に直接接続することができ
る。Sバス16とCPUローカル・バス34は同じアー
キテクチャを使用して動作するので、本発明は、下記で
説明するように、図1、2、および3に示した好ましい
実施例と同じ機能を実行する。
は、Sバス16がなく、したがって、ホスト・ブリッジ
20は主PCIバス22をCPIローカル・バス34に
直接接続している。この構成では、どのSバス装置14
もCPUローカル・バス34に直接接続することができ
る。Sバス16とCPUローカル・バス34は同じアー
キテクチャを使用して動作するので、本発明は、下記で
説明するように、図1、2、および3に示した好ましい
実施例と同じ機能を実行する。
【0028】図4を参照すると、主PCIバス22に接
続された周辺装置への2つの連続する書込みサイクル中
の様々なPCIバス信号のタイミング図が示されてい
る。この周辺装置は、グラフィクス制御装置72でも、
標準バス・ブリッジ78でも、PCIバスから駆動でき
る他の周辺装置でもよい。同様に、図4に示した書込み
サイクルは典型的なPCIバス書込みサイクルであり、
主PCIバス22に特有のものではない。これらの書込
みサイクルは、2次PCIバス96上の書込みサイクル
でも、PCIネットワーク中の他のPCIバス上での書
込みサイクルでもよい。
続された周辺装置への2つの連続する書込みサイクル中
の様々なPCIバス信号のタイミング図が示されてい
る。この周辺装置は、グラフィクス制御装置72でも、
標準バス・ブリッジ78でも、PCIバスから駆動でき
る他の周辺装置でもよい。同様に、図4に示した書込み
サイクルは典型的なPCIバス書込みサイクルであり、
主PCIバス22に特有のものではない。これらの書込
みサイクルは、2次PCIバス96上の書込みサイクル
でも、PCIネットワーク中の他のPCIバス上での書
込みサイクルでもよい。
【0029】クロック信号(CLOCK)は、PCIネ
ットワーク上でのすべての通信用のタイミングを提供す
る。CLOCKはあらゆるPCI装置およびすべてのP
CI2次ブリッジへの入力である。CLOCKは同期式
である。すなわち、PCIアーキテクチャ中のすべての
通信信号が、少なくとも1クロックの持続時間を有し、
どのコマンドまたはデータ転送も少なくとも1クロック
の期間にわたって実行される。図4中の信号は、縦の破
線によって個々の「クロック」に分けられている。各破
線は、1クロック持続時間の始めとその直前のクロック
持続時間の終りを表す。各線上の信号は、クロック信号
の立上りエッジ上でサンプルされ、あるいはクロック信
号の立上りエッジ上でそのクロックに関して有効な意味
を有する。
ットワーク上でのすべての通信用のタイミングを提供す
る。CLOCKはあらゆるPCI装置およびすべてのP
CI2次ブリッジへの入力である。CLOCKは同期式
である。すなわち、PCIアーキテクチャ中のすべての
通信信号が、少なくとも1クロックの持続時間を有し、
どのコマンドまたはデータ転送も少なくとも1クロック
の期間にわたって実行される。図4中の信号は、縦の破
線によって個々の「クロック」に分けられている。各破
線は、1クロック持続時間の始めとその直前のクロック
持続時間の終りを表す。各線上の信号は、クロック信号
の立上りエッジ上でサンプルされ、あるいはクロック信
号の立上りエッジ上でそのクロックに関して有効な意味
を有する。
【0030】フレーム信号(FRAME)は、PCIバ
スに接続されたPCI2次ブリッジまたは周辺装置によ
って使用され、該ブリッジまたは周辺装置が、そのバス
に接続された他のPCI2次ブリッジまたは周辺装置に
対する通信サイクルまたはアクセスを開始することを示
す。アクセスを開始する周辺装置またはPCI2次ブリ
ッジをマスタと呼ぶ。アクセス先の装置または構成要素
をスレーブと呼ぶ。PCIバス・アーキテクチャでは、
多数の信号は、高電圧から低電圧にドライブされると
き、すなわち「ロー」にドライブされるとき、イネーブ
ルされあるいは活動化される。FRAMEはそれらの信
号の1つである。したがって、第2のクロックに示した
ようにマスタがFRAMEをローにドライブするとき、
マスタは、アクセスを開始していることをスレーブに示
す。
スに接続されたPCI2次ブリッジまたは周辺装置によ
って使用され、該ブリッジまたは周辺装置が、そのバス
に接続された他のPCI2次ブリッジまたは周辺装置に
対する通信サイクルまたはアクセスを開始することを示
す。アクセスを開始する周辺装置またはPCI2次ブリ
ッジをマスタと呼ぶ。アクセス先の装置または構成要素
をスレーブと呼ぶ。PCIバス・アーキテクチャでは、
多数の信号は、高電圧から低電圧にドライブされると
き、すなわち「ロー」にドライブされるとき、イネーブ
ルされあるいは活動化される。FRAMEはそれらの信
号の1つである。したがって、第2のクロックに示した
ようにマスタがFRAMEをローにドライブするとき、
マスタは、アクセスを開始していることをスレーブに示
す。
【0031】イニシエータ準備完了信号(IRDY)
も、ローになると活動化され、マスタがデータ転送の開
始の準備ができていることを示す。したがって、マスタ
は、読取りサイクル中にデータを受け入れ、あるいは書
込みサイクル中にスレーブにデータを転送する準備がで
きたとき、IRDYをローにドライブする。
も、ローになると活動化され、マスタがデータ転送の開
始の準備ができていることを示す。したがって、マスタ
は、読取りサイクル中にデータを受け入れ、あるいは書
込みサイクル中にスレーブにデータを転送する準備がで
きたとき、IRDYをローにドライブする。
【0032】ターゲット準備完了信号(TRDY)は、
ローに活動化され、スレーブがデータ転送の開始の準備
ができたことを示す。したがって、スレーブは、読取り
サイクル中にマスタからデータを受け入れ、あるいは書
込みサイクル中にマスタにデータを転送する準備ができ
たとき、TRDYをローにドライブする。
ローに活動化され、スレーブがデータ転送の開始の準備
ができたことを示す。したがって、スレーブは、読取り
サイクル中にマスタからデータを受け入れ、あるいは書
込みサイクル中にマスタにデータを転送する準備ができ
たとき、TRDYをローにドライブする。
【0033】アドレス/データ信号(AD)は、データ
転送のターゲットのレジスタのアドレスと、転送すべき
データとを1本の線上で多重化して送る。アドレス情報
は、アドレス・フェーズ中に、マスタがFRAMEをア
サートする際に、マスタによってAD上でドライブされ
る。アドレス・フェーズの後のデータ・フェーズ中に、
アクセスが書込みサイクルかそれとも読取りサイクルか
に応じてマスタまたはスレーブがデータを提供し、該デ
ータは次いで、アドレス・フェーズの後にAD線上でド
ライブされる。アドレス・フェーズは1クロックの持続
時間を有し、データ・フェーズは少なくとも1クロック
であるが、データ転送がバースト転送であり、あるいは
スレーブのTRDYのアサートが遅延する場合は、1ク
ロックより多くなることがある。
転送のターゲットのレジスタのアドレスと、転送すべき
データとを1本の線上で多重化して送る。アドレス情報
は、アドレス・フェーズ中に、マスタがFRAMEをア
サートする際に、マスタによってAD上でドライブされ
る。アドレス・フェーズの後のデータ・フェーズ中に、
アクセスが書込みサイクルかそれとも読取りサイクルか
に応じてマスタまたはスレーブがデータを提供し、該デ
ータは次いで、アドレス・フェーズの後にAD線上でド
ライブされる。アドレス・フェーズは1クロックの持続
時間を有し、データ・フェーズは少なくとも1クロック
であるが、データ転送がバースト転送であり、あるいは
スレーブのTRDYのアサートが遅延する場合は、1ク
ロックより多くなることがある。
【0034】コマンド/バイト・イネーブル信号(C/
BE)は、1本の線上で多重化されたPCIバス・コマ
ンドとバイト・イネーブル信号を提供する。バス・コマ
ンドは、マスタがFRAMEをアサートする際およびア
ドレス・フェーズ中にマスタによってAD上でアサート
される。バス・コマンドは、マスタがどちらのタイプの
アクセスを開始しているかに応じて、読取りコマンドで
も書込みコマンドでもよい。
BE)は、1本の線上で多重化されたPCIバス・コマ
ンドとバイト・イネーブル信号を提供する。バス・コマ
ンドは、マスタがFRAMEをアサートする際およびア
ドレス・フェーズ中にマスタによってAD上でアサート
される。バス・コマンドは、マスタがどちらのタイプの
アクセスを開始しているかに応じて、読取りコマンドで
も書込みコマンドでもよい。
【0035】バイト・イネーブル信号は、AD上でのデ
ータ転送時にC/BE上に存在する。バイト・イネーブ
ル信号は、識別番号0ないし3を有する4つのビットに
含まれる。これら4つのビットがすべてローに活動化さ
れるとき(2進値の0)は、AD上で転送中のデータの
4つのバイトすなわち32個のビットがすべてイネーブ
ルされ、転送時にそれらのバイトが書き込まれることを
示す。4つのビットのうちの1つがハイ(2進値1)で
あるとき、PCIバス上で転送中の4バイト・データの
うちの1つのバイトがディスエーブルされる。
ータ転送時にC/BE上に存在する。バイト・イネーブ
ル信号は、識別番号0ないし3を有する4つのビットに
含まれる。これら4つのビットがすべてローに活動化さ
れるとき(2進値の0)は、AD上で転送中のデータの
4つのバイトすなわち32個のビットがすべてイネーブ
ルされ、転送時にそれらのバイトが書き込まれることを
示す。4つのビットのうちの1つがハイ(2進値1)で
あるとき、PCIバス上で転送中の4バイト・データの
うちの1つのバイトがディスエーブルされる。
【0036】図4に示した簡単な書込み動作時の様々な
PCIバス信号の機能は以下のとおりである。
PCIバス信号の機能は以下のとおりである。
【0037】第2のクロック中に、マスタはFRAME
をローにドライブする。これは、マスタがスレーブへの
アクセスを開始することを意味する。IRDYおよびT
RDYは、第2のクロック中にターンアラウンド・サイ
クルにある。
をローにドライブする。これは、マスタがスレーブへの
アクセスを開始することを意味する。IRDYおよびT
RDYは、第2のクロック中にターンアラウンド・サイ
クルにある。
【0038】この時点で、マスタは、AD線上でのアク
セスのターゲットであるスレーブ中のレジスタのアドレ
スを提供する。同時に、マスタによってC/BE線上で
書込みコマンドが生成される。
セスのターゲットであるスレーブ中のレジスタのアドレ
スを提供する。同時に、マスタによってC/BE線上で
書込みコマンドが生成される。
【0039】第3のクロックに移ると、FRAMEが非
アサートされる。これは、アクセスを完了する準備がで
きたことを意味する。マスタはこのとき、IRDY線の
制御を得ており、該線をローにドライブして、データを
スレーブに転送する準備ができていることを示す。スレ
ーブもTRDY線の制御を得ており、該線をローに活動
化して、アドレス情報をスレーブ自体内のレジスタのア
ドレスとして既に復号し、そのレジスタでデータを受け
入れる準備ができたことを示す。したがって、第3のク
ロックで、データはAD線上でマスタから、スレーブの
復号されたレジスタへ転送される。
アサートされる。これは、アクセスを完了する準備がで
きたことを意味する。マスタはこのとき、IRDY線の
制御を得ており、該線をローにドライブして、データを
スレーブに転送する準備ができていることを示す。スレ
ーブもTRDY線の制御を得ており、該線をローに活動
化して、アドレス情報をスレーブ自体内のレジスタのア
ドレスとして既に復号し、そのレジスタでデータを受け
入れる準備ができたことを示す。したがって、第3のク
ロックで、データはAD線上でマスタから、スレーブの
復号されたレジスタへ転送される。
【0040】アドレス・フェーズの後に、データ・フェ
ーズが開始すると、マスタはデータがイネーブルされた
かどうかを示すバイト・イネーブル信号をC/BE線上
でアサートする。4つのビットのうちの1つ以上がハイ
の場合、AD線上の対応するデータ・バイトはイネーブ
ルされない。
ーズが開始すると、マスタはデータがイネーブルされた
かどうかを示すバイト・イネーブル信号をC/BE線上
でアサートする。4つのビットのうちの1つ以上がハイ
の場合、AD線上の対応するデータ・バイトはイネーブ
ルされない。
【0041】第4のクロック中は、別の書込みクロック
が開始されているので、タイミング図が繰り返される。
この第2の書込みサイクルは同じマスタでも異なるマス
タでも開始することができる。同様に、書込みサイクル
のターゲットは、同じスレーブでもまったく異なるスレ
ーブでもよい。
が開始されているので、タイミング図が繰り返される。
この第2の書込みサイクルは同じマスタでも異なるマス
タでも開始することができる。同様に、書込みサイクル
のターゲットは、同じスレーブでもまったく異なるスレ
ーブでもよい。
【0042】PCIバスに接続された様々な装置の間の
競合の危険をなくすために、第2の書込みサイクルが開
始される前に、各線はターンアラウンド・サイクルを通
過しておく。ターンアラウンド・サイクルおよび競合の
詳細な説明については、本発明と同時に出願されIBM
に譲渡された"METHOD AND APPARATUS FOR PROVIDINGBAC
K-TO-BACK DATA TRANSFERS IN AN INFORMATION HANDLIN
G SYSTEM HAVING A MULTIPLEXED BUS"と題する、関連出
願を参照されたい。
競合の危険をなくすために、第2の書込みサイクルが開
始される前に、各線はターンアラウンド・サイクルを通
過しておく。ターンアラウンド・サイクルおよび競合の
詳細な説明については、本発明と同時に出願されIBM
に譲渡された"METHOD AND APPARATUS FOR PROVIDINGBAC
K-TO-BACK DATA TRANSFERS IN AN INFORMATION HANDLIN
G SYSTEM HAVING A MULTIPLEXED BUS"と題する、関連出
願を参照されたい。
【0043】ここで、図5を特に参照すると、ある読取
りサイクルと別の読取りサイクルの始めのタイミング図
が示されている。第2のクロックで、マスタはFRAM
Eをローにアサートする。FRAMEは、第2のクロッ
クで1クロック信号だけローのままになる。というの
は、これが単一データ・フェーズ転送だからである。マ
スタによってAD上にアドレス情報も供給され、読取り
コマンドが第2のクロックでC/BE線上で送信され
る。
りサイクルと別の読取りサイクルの始めのタイミング図
が示されている。第2のクロックで、マスタはFRAM
Eをローにアサートする。FRAMEは、第2のクロッ
クで1クロック信号だけローのままになる。というの
は、これが単一データ・フェーズ転送だからである。マ
スタによってAD上にアドレス情報も供給され、読取り
コマンドが第2のクロックでC/BE線上で送信され
る。
【0044】第3のクロック・シーケンスで、AD線は
ターンアラウンド・サイクルに入らなければならない。
なぜなら、スレーブが、マスタが読取りを要求したデー
タを提供するために、第4のクロック信号中にAD線の
制御を得る必要があるからである。このターンアラウン
ド・サイクルは、AD線に対するマスタとスレーブの間
の競合をなくすために必要である。マスタは、第3のク
ロックでIRDYをローにアサートし、要求されたデー
タを読み取る準備ができたことを示す。第3のクロック
信号で、マスタはC/BE線上でバイト・イネーブル信
号もアサートする。
ターンアラウンド・サイクルに入らなければならない。
なぜなら、スレーブが、マスタが読取りを要求したデー
タを提供するために、第4のクロック信号中にAD線の
制御を得る必要があるからである。このターンアラウン
ド・サイクルは、AD線に対するマスタとスレーブの間
の競合をなくすために必要である。マスタは、第3のク
ロックでIRDYをローにアサートし、要求されたデー
タを読み取る準備ができたことを示す。第3のクロック
信号で、マスタはC/BE線上でバイト・イネーブル信
号もアサートする。
【0045】第4のクロック信号で、スレーブはAD線
上でデータを提供し、TRDYをアサートする。バイト
・イネーブル信号は依然として、PCIマスタによって
C/BE線上でアサートされている。第4のクロックで
IRDY信号が依然としてローなので、読み取るべきデ
ータがスレーブからマスタに転送される。
上でデータを提供し、TRDYをアサートする。バイト
・イネーブル信号は依然として、PCIマスタによって
C/BE線上でアサートされている。第4のクロックで
IRDY信号が依然としてローなので、読み取るべきデ
ータがスレーブからマスタに転送される。
【0046】PCIに接続されたマスタが、CPUロー
カル・バスまたはシステム・バスに接続された構成要素
または装置、たとえばDMA制御装置やシステム・メモ
リに向けたデータ転送を実行する必要があるとき、2ス
テップ手順を使用しなければならない。第1のステップ
では、PCIバスをCPUバスまたはシステム・バスに
接続するホスト・ブリッジが、PCIバス上でのデータ
転送のスレーブになる。第2のステップでは、ホスト・
ブリッジがCPUローカル・バスまたはシステム・バス
上での読取りサイクルまたは書込みサイクルのマスタに
なり、データ転送のターゲットである装置または構成要
素が、CPUローカル・バスまたはシステム・バス上で
のこの特定のデータ・トランザクションのスレーブにな
る。
カル・バスまたはシステム・バスに接続された構成要素
または装置、たとえばDMA制御装置やシステム・メモ
リに向けたデータ転送を実行する必要があるとき、2ス
テップ手順を使用しなければならない。第1のステップ
では、PCIバスをCPUバスまたはシステム・バスに
接続するホスト・ブリッジが、PCIバス上でのデータ
転送のスレーブになる。第2のステップでは、ホスト・
ブリッジがCPUローカル・バスまたはシステム・バス
上での読取りサイクルまたは書込みサイクルのマスタに
なり、データ転送のターゲットである装置または構成要
素が、CPUローカル・バスまたはシステム・バス上で
のこの特定のデータ・トランザクションのスレーブにな
る。
【0047】たとえば、グラフィクス制御装置72がD
MA制御装置40を書込みサイクルのターゲットにする
場合、PCIホスト・ブリッジ20が主PCIバス22
上での書込みサイクルのスレーブになる。次いで、書込
みサイクル中に書き込むべきデータがホスト・ブリッジ
20に転送される。次いで、ホスト・ブリッジ20が、
DMA制御装置40を書込みサイクルのスレーブまたは
ターゲットとして、Sバス16上での書込みサイクルの
マスタになる。次いで、Sバス16上での書込みサイク
ル中に、データが再び、ホスト・ブリッジ20からDM
A制御装置40に転送される。読取りサイクルは、ホス
ト・ブリッジ20がPCIバス22上での読取りサイク
ルのスレーブになり、次いでSバス16上での読取りサ
イクルのマスタになってSバス16からPCIバス22
へのデータ転送を完了する、同様な2ステップ手順で動
作する。
MA制御装置40を書込みサイクルのターゲットにする
場合、PCIホスト・ブリッジ20が主PCIバス22
上での書込みサイクルのスレーブになる。次いで、書込
みサイクル中に書き込むべきデータがホスト・ブリッジ
20に転送される。次いで、ホスト・ブリッジ20が、
DMA制御装置40を書込みサイクルのスレーブまたは
ターゲットとして、Sバス16上での書込みサイクルの
マスタになる。次いで、Sバス16上での書込みサイク
ル中に、データが再び、ホスト・ブリッジ20からDM
A制御装置40に転送される。読取りサイクルは、ホス
ト・ブリッジ20がPCIバス22上での読取りサイク
ルのスレーブになり、次いでSバス16上での読取りサ
イクルのマスタになってSバス16からPCIバス22
へのデータ転送を完了する、同様な2ステップ手順で動
作する。
【0048】さらに、Sバス16上のマスタは、PCI
バス22上の装置へのデータ転送を開始する場合、まず
ホスト・ブリッジ20をスレーブとして使用しなければ
ならない。次いで、ホスト・ブリッジ20がPCIバス
22上でのデータ転送のマスタになる。
バス22上の装置へのデータ転送を開始する場合、まず
ホスト・ブリッジ20をスレーブとして使用しなければ
ならない。次いで、ホスト・ブリッジ20がPCIバス
22上でのデータ転送のマスタになる。
【0049】PCIネットワーク中のPCI2次ブリッ
ジ80より下のPCIバスに接続された装置と、CPU
ローカル・バス34またはSバス16に接続された構成
要素の間のデータ転送は、データが最終的にホスト・ブ
リッジに20転送されるまで、ネットワークを相互に接
続するPCI2次ブリッジとの間で連続データ転送を実
行することによって完了しなければならない。PCI2
次ブリッジ80が転送すべきデータをもつと、特定の転
送が書込みサイクルである場合、上述の2ステップ手順
を使用して、PCI2次ブリッジ80をPCIバス22
上のマスタとして使用し、かつホスト・ブリッジ20を
PCIバス22上でのスレーブおよびSバス16上での
マスタとしてデータ転送を完了する。
ジ80より下のPCIバスに接続された装置と、CPU
ローカル・バス34またはSバス16に接続された構成
要素の間のデータ転送は、データが最終的にホスト・ブ
リッジに20転送されるまで、ネットワークを相互に接
続するPCI2次ブリッジとの間で連続データ転送を実
行することによって完了しなければならない。PCI2
次ブリッジ80が転送すべきデータをもつと、特定の転
送が書込みサイクルである場合、上述の2ステップ手順
を使用して、PCI2次ブリッジ80をPCIバス22
上のマスタとして使用し、かつホスト・ブリッジ20を
PCIバス22上でのスレーブおよびSバス16上での
マスタとしてデータ転送を完了する。
【0050】Sバス16とPCIバス22の間のデータ
転送は、それらのバスが異なるバス・アーキテクチャを
有するため、2ステップで完了しなければならない。C
PUローカル・バス34とSバス16のバス・アーキテ
クチャは同じである。CPUローカル・バス34および
Sバス16のバス・アーキテクチャでは、PCIバス・
アーキテクチャと異なり、データおよびアドレス情報は
多重化されず、別々の線上で送信される。これらの線上
のデータおよびアドレス情報の文字列は長さ32ビット
である。
転送は、それらのバスが異なるバス・アーキテクチャを
有するため、2ステップで完了しなければならない。C
PUローカル・バス34とSバス16のバス・アーキテ
クチャは同じである。CPUローカル・バス34および
Sバス16のバス・アーキテクチャでは、PCIバス・
アーキテクチャと異なり、データおよびアドレス情報は
多重化されず、別々の線上で送信される。これらの線上
のデータおよびアドレス情報の文字列は長さ32ビット
である。
【0051】CPUローカル・バス・アーキテクチャ
は、PCIバス・アーキテクチャのバイト・イネーブル
信号と同じ機能を実行するバイト・イネーブル線をも
つ。したがって、CPUローカル・バス・アーキテクチ
ャのバイト・イネーブル信号は長さ4ビットであり、デ
ータ線上のデータの特定のバイトがイネーブルされてい
るかそれともイネーブルされていないかを示す。
は、PCIバス・アーキテクチャのバイト・イネーブル
信号と同じ機能を実行するバイト・イネーブル線をも
つ。したがって、CPUローカル・バス・アーキテクチ
ャのバイト・イネーブル信号は長さ4ビットであり、デ
ータ線上のデータの特定のバイトがイネーブルされてい
るかそれともイネーブルされていないかを示す。
【0052】CPUローカル・バス34およびSバス1
6は、PCIバス22からのCLOCK信号をタイミン
グ信号として使用する。CPUローカル・バス34およ
びSバス16上の各タイミング信号の持続時間をバス・
サイクルと呼ぶ。
6は、PCIバス22からのCLOCK信号をタイミン
グ信号として使用する。CPUローカル・バス34およ
びSバス16上の各タイミング信号の持続時間をバス・
サイクルと呼ぶ。
【0053】PCIバス・アーキテクチャと異なり、C
PUローカル・バス34およびSバス16のデータおよ
びアドレス情報は別々の線上で送信される。したがっ
て、データ転送のターゲットであるスレーブがアドレス
線上で送信されたアドレスに応答すると、データ転送を
CPUローカル・バス上で1バス・サイクルで完了する
ことができる。いくつかの32ビット・データ列のバー
スト転送時に、スレーブが第1の転送に肯定応答する
と、その後のデータ転送をそれぞれ単一のバス・サイク
ルで完了することができる。マスタはデータ転送時に、
CPUローカル・バス上でバイト・イネーブル信号を生
成する。
PUローカル・バス34およびSバス16のデータおよ
びアドレス情報は別々の線上で送信される。したがっ
て、データ転送のターゲットであるスレーブがアドレス
線上で送信されたアドレスに応答すると、データ転送を
CPUローカル・バス上で1バス・サイクルで完了する
ことができる。いくつかの32ビット・データ列のバー
スト転送時に、スレーブが第1の転送に肯定応答する
と、その後のデータ転送をそれぞれ単一のバス・サイク
ルで完了することができる。マスタはデータ転送時に、
CPUローカル・バス上でバイト・イネーブル信号を生
成する。
【0054】図4を参照すると、第2ないし第4のクロ
ックに示した書込みサイクルの最終ターゲットが、Sバ
ス16に接続された構成要素である場合、ホスト・ブリ
ッジ20が、PCI書込みサイクルが向けられるスレー
ブとなる。したがって、ホスト・ブリッジ20は、第2
のクロックで送信されたアドレスに応答して、第3のク
ロックで送信されたデータをその1つの内部レジスタで
受信する。このアドレスも、その1つの内部レジスタに
記憶されることになる。
ックに示した書込みサイクルの最終ターゲットが、Sバ
ス16に接続された構成要素である場合、ホスト・ブリ
ッジ20が、PCI書込みサイクルが向けられるスレー
ブとなる。したがって、ホスト・ブリッジ20は、第2
のクロックで送信されたアドレスに応答して、第3のク
ロックで送信されたデータをその1つの内部レジスタで
受信する。このアドレスも、その1つの内部レジスタに
記憶されることになる。
【0055】次いでホスト・ブリッジ20は、Sバス1
6の制御を得ると、マスタとして働き、Sバス16上で
書込みサイクルを生成する。ホスト・ブリッジ20は第
1のバス・サイクル中に、PCI書込みサイクル中に受
信した同じアドレス情報およびバイト・イネーブル信号
をSバス16上のそれぞれの線上に転送する。適当なス
レーブがアドレス情報に応答し、この応答の後の次のバ
ス・サイクル中にアドレス線上でデータが転送される。
6の制御を得ると、マスタとして働き、Sバス16上で
書込みサイクルを生成する。ホスト・ブリッジ20は第
1のバス・サイクル中に、PCI書込みサイクル中に受
信した同じアドレス情報およびバイト・イネーブル信号
をSバス16上のそれぞれの線上に転送する。適当なス
レーブがアドレス情報に応答し、この応答の後の次のバ
ス・サイクル中にアドレス線上でデータが転送される。
【0056】読取りサイクルまたは書込みサイクル中の
PCIバス上のデータは非連続データである。非連続デ
ータとは、32ビット・データ列内のデータのうちのイ
ネーブルされた2つ以上のバイトが、イネーブルされて
いないデータのバイトによって分離されているものであ
る。バイト・イネーブル信号の4つのビットは、データ
がディスエーブルされているかどうか、したがって非連
続データかどうかを示す。表1には、4つのバイト・イ
ネーブル・ビットの可能な各2進組合せと、各組合せが
非連続データを示すかどうかを示す。
PCIバス上のデータは非連続データである。非連続デ
ータとは、32ビット・データ列内のデータのうちのイ
ネーブルされた2つ以上のバイトが、イネーブルされて
いないデータのバイトによって分離されているものであ
る。バイト・イネーブル信号の4つのビットは、データ
がディスエーブルされているかどうか、したがって非連
続データかどうかを示す。表1には、4つのバイト・イ
ネーブル・ビットの可能な各2進組合せと、各組合せが
非連続データを示すかどうかを示す。
【表1】
【0057】CPUローカル・バス34とSバス16の
アーキテクチャが単一のデータ転送内で非連続であるデ
ータを転送するときは必ず、情報処理システムで誤動作
が発生する。したがって、ホスト・ブリッジ20は、デ
ータが非連続データかどうかを判定して、そうである場
合は非連続データを連続データに変換しないかぎり、デ
ータをPCIバス22からSバス16上に送信すること
ができない。本発明を実施するハードウェアはこのタス
クを実行する。
アーキテクチャが単一のデータ転送内で非連続であるデ
ータを転送するときは必ず、情報処理システムで誤動作
が発生する。したがって、ホスト・ブリッジ20は、デ
ータが非連続データかどうかを判定して、そうである場
合は非連続データを連続データに変換しないかぎり、デ
ータをPCIバス22からSバス16上に送信すること
ができない。本発明を実施するハードウェアはこのタス
クを実行する。
【0058】下記で説明する本発明で非連続データを連
続データに変換するための方法は、PCIバス22上で
の単一の非連続データ転送を、Sバス16上での2つ以
上の連続データ転送に分離することによるものである。
たとえば、主PCIバス22に接続されたマスタからの
非連続データがバイト・イネーブル値0110を有し、
マスタがこのデータを、Sバス16に接続されたスレー
ブに書込み中の場合、ホスト・ブリッジ20内に含まれ
る本発明のハードウェアは、それぞれバイト・イネーブ
ル値1110および0111を含む2つの書込みサイク
ルをSバス16上で生成する。これら2つの書込みサイ
クルのアドレスおよびデータは同じになる。これによっ
て、データのイネーブルされた第1および第4のバイト
は転送され、データのディスエーブルされた第2および
第3のバイトは転送されなくなる。
続データに変換するための方法は、PCIバス22上で
の単一の非連続データ転送を、Sバス16上での2つ以
上の連続データ転送に分離することによるものである。
たとえば、主PCIバス22に接続されたマスタからの
非連続データがバイト・イネーブル値0110を有し、
マスタがこのデータを、Sバス16に接続されたスレー
ブに書込み中の場合、ホスト・ブリッジ20内に含まれ
る本発明のハードウェアは、それぞれバイト・イネーブ
ル値1110および0111を含む2つの書込みサイク
ルをSバス16上で生成する。これら2つの書込みサイ
クルのアドレスおよびデータは同じになる。これによっ
て、データのイネーブルされた第1および第4のバイト
は転送され、データのディスエーブルされた第2および
第3のバイトは転送されなくなる。
【0059】本発明は同時に、CPUローカル・バスま
たはシステム・バスに接続された8ビット装置または1
6ビット装置と、32ビット長の文字列のデータしか転
送しないPCIバスに接続された装置の間での通信の問
題に対処し解決する。本発明では、この場合も、PCI
バス上の32ビット転送をCPUローカル・バスまたは
システム上の複数のデータ転送に分解することによって
この問題を解決する。
たはシステム・バスに接続された8ビット装置または1
6ビット装置と、32ビット長の文字列のデータしか転
送しないPCIバスに接続された装置の間での通信の問
題に対処し解決する。本発明では、この場合も、PCI
バス上の32ビット転送をCPUローカル・バスまたは
システム上の複数のデータ転送に分解することによって
この問題を解決する。
【0060】たとえば、主PCIバス22に接続された
マスタからの書込みサイクルが、8ビット文字列のデー
タしか受け入れないSバス16に接続されたスレーブに
向けられる場合、すべてのデータがイネーブルされてい
ると仮定して、マスタからの32ビット・データ列をS
バス16上での4つの書込みサイクルに分割しなければ
ならない。4つの転送それぞれのバイト・イネーブル信
号は、データのバイトがスレーブに転送されるときに変
更される。Sバス16上での第1の書込みのバイト・イ
ネーブル信号は、データの4つのバイトがすべてイネー
ブルされていることを示す0000になる。しかし、ス
レーブが8ビット装置なので、データの最下位バイトだ
けがスレーブによって受信される。したがって、データ
の最下位バイトはすでにスレーブに転送されているの
で、本発明によれば、ホスト・ブリッジ20中でバイト
・イネーブル信号0001を有する第2の書込みサイク
ルが生成される。連続書込みサイクルでデータの各バイ
トが転送されるにつれて、第3の書込みサイクルのバイ
ト・イネーブル値は0011に、第4の書込みサイクル
のバイト・イネーブル信号は0111に変わる。
マスタからの書込みサイクルが、8ビット文字列のデー
タしか受け入れないSバス16に接続されたスレーブに
向けられる場合、すべてのデータがイネーブルされてい
ると仮定して、マスタからの32ビット・データ列をS
バス16上での4つの書込みサイクルに分割しなければ
ならない。4つの転送それぞれのバイト・イネーブル信
号は、データのバイトがスレーブに転送されるときに変
更される。Sバス16上での第1の書込みのバイト・イ
ネーブル信号は、データの4つのバイトがすべてイネー
ブルされていることを示す0000になる。しかし、ス
レーブが8ビット装置なので、データの最下位バイトだ
けがスレーブによって受信される。したがって、データ
の最下位バイトはすでにスレーブに転送されているの
で、本発明によれば、ホスト・ブリッジ20中でバイト
・イネーブル信号0001を有する第2の書込みサイク
ルが生成される。連続書込みサイクルでデータの各バイ
トが転送されるにつれて、第3の書込みサイクルのバイ
ト・イネーブル値は0011に、第4の書込みサイクル
のバイト・イネーブル信号は0111に変わる。
【0061】下記の表2に、スレーブのビット・サイズ
および特定のデータ転送のバイト・イネーブル信号に応
じて、単一のデータ転送の後にCPUローカル・バスま
たはシステム・バス上の追加バス転送が必要であるかど
うかを示す。この表は、次のデータ転送のバイト・イネ
ーブル値も示す。
および特定のデータ転送のバイト・イネーブル信号に応
じて、単一のデータ転送の後にCPUローカル・バスま
たはシステム・バス上の追加バス転送が必要であるかど
うかを示す。この表は、次のデータ転送のバイト・イネ
ーブル値も示す。
【表2】 下記で説明する本発明では、たとえばホスト・ブリッジ
20などのホスト・ブリッジのハードウェア中でこの表
を実施する。
20などのホスト・ブリッジのハードウェア中でこの表
を実施する。
【0062】ここで図6を参照すると、ホスト・ブリッ
ジ20内の本発明のバイト・イネーブル制御ハードウェ
ア100の図が示されている。ハードウェア100は、
PCIバス22のC/BE線に接続された第1のラッチ
・レジスタ102と、第2のラッチ・レジスタ104と
を含む。ラッチ・レジスタ104は5入力マルチプレク
サ106に接続されている。ラッチ・レジスタ104
は、それを2入力マルチプレクサ110に接続するため
の出力線108を有する。
ジ20内の本発明のバイト・イネーブル制御ハードウェ
ア100の図が示されている。ハードウェア100は、
PCIバス22のC/BE線に接続された第1のラッチ
・レジスタ102と、第2のラッチ・レジスタ104と
を含む。ラッチ・レジスタ104は5入力マルチプレク
サ106に接続されている。ラッチ・レジスタ104
は、それを2入力マルチプレクサ110に接続するため
の出力線108を有する。
【0063】ラッチ・レジスタ102および104はそ
れぞれ、4ビットのデータを保持し、1つのクロック信
号の4ビット値をラッチして保持する能力を有する。ラ
ッチ・レジスタ102は、PCIバス22のC/BE線
から、特定のデータ転送用の4ビットのバイト・イネー
ブル信号を受け取り、Sバス16上でその特定のデータ
転送が完了するまでその信号をラッチしておく。
れぞれ、4ビットのデータを保持し、1つのクロック信
号の4ビット値をラッチして保持する能力を有する。ラ
ッチ・レジスタ102は、PCIバス22のC/BE線
から、特定のデータ転送用の4ビットのバイト・イネー
ブル信号を受け取り、Sバス16上でその特定のデータ
転送が完了するまでその信号をラッチしておく。
【0064】ラッチ・レジスタ104はマルチプレクサ
106から4ビットの出力信号を受け取り、マルチプレ
クサ106が他の出力信号を生成するまでこの値を保持
する。ラッチ・レジスタ104は、現在の4ビット値を
線108上でのマルチプレクサ110の第2の入力に出
力する。ラッチ・レジスタ104からの出力をlatched
byte valid(L_BV)と呼ぶ。
106から4ビットの出力信号を受け取り、マルチプレ
クサ106が他の出力信号を生成するまでこの値を保持
する。ラッチ・レジスタ104は、現在の4ビット値を
線108上でのマルチプレクサ110の第2の入力に出
力する。ラッチ・レジスタ104からの出力をlatched
byte valid(L_BV)と呼ぶ。
【0065】マルチプレクサ106は、PCIバス22
とSバス16の両方上のデータ・フェーズの状況に応じ
てその出力上でドライブすべきものとしてその内部選択
論理機構が選択する1ないし5の番号の付いた5つの入
力を有する。これらの入力はそれぞれ4ビット値であ
る。マルチプレクサ106は、ホスト・ブリッジ20の
ハードウェアを介してこれらのバス上でのデータ転送の
状況を受け取る。マルチプレクサ106にその5つの入
力をそれぞれ選択させる、PCIバス22およびSバス
16上のデータ・フェーズの状況は以下のとおりであ
る。
とSバス16の両方上のデータ・フェーズの状況に応じ
てその出力上でドライブすべきものとしてその内部選択
論理機構が選択する1ないし5の番号の付いた5つの入
力を有する。これらの入力はそれぞれ4ビット値であ
る。マルチプレクサ106は、ホスト・ブリッジ20の
ハードウェアを介してこれらのバス上でのデータ転送の
状況を受け取る。マルチプレクサ106にその5つの入
力をそれぞれ選択させる、PCIバス22およびSバス
16上のデータ・フェーズの状況は以下のとおりであ
る。
【0066】第1の入力−ホスト・ブリッジ20が最初
にPCIバス22上の読取りデータ転送に応答し、かつ
Sバス16上でのデータ転送が完了しており、他のデー
タ転送を開始する準備ができているときに選択される。
第1の入力は常に、2進値"1111"である。
にPCIバス22上の読取りデータ転送に応答し、かつ
Sバス16上でのデータ転送が完了しており、他のデー
タ転送を開始する準備ができているときに選択される。
第1の入力は常に、2進値"1111"である。
【0067】第2の入力−PCIバス22上で書込みデ
ータ転送が開始するとき、Sバス16上で対応する書込
みデータ転送を完了するのに必要なSバス16上での第
1のバス・サイクルが開始する前に選択される。第2の
入力は、PCIバス22のC/BE線からの4ビットの
バイト・イネーブル値である。
ータ転送が開始するとき、Sバス16上で対応する書込
みデータ転送を完了するのに必要なSバス16上での第
1のバス・サイクルが開始する前に選択される。第2の
入力は、PCIバス22のC/BE線からの4ビットの
バイト・イネーブル値である。
【0068】第3の入力−Sバス16上で完了すべきデ
ータ転送が、PCIバス22から開始された書込み動作
であり、Sバス16上での転送のバス・サイクルが完了
したばかりのときに選択される。
ータ転送が、PCIバス22から開始された書込み動作
であり、Sバス16上での転送のバス・サイクルが完了
したばかりのときに選択される。
【0069】第4の入力−Sバス16上で完了すべきデ
ータ転送が読取り動作であり、Sバス16上での転送の
バス・サイクルが完了したばかりのときに選択される。
ータ転送が読取り動作であり、Sバス16上での転送の
バス・サイクルが完了したばかりのときに選択される。
【0070】第5の入力−Sバス16上のどのバス・サ
イクルでも選択され、そのバス・サイクルが完了するま
で維持される。この入力は、ラッチ・レジスタ104の
出力からフィードバックされる。
イクルでも選択され、そのバス・サイクルが完了するま
で維持される。この入力は、ラッチ・レジスタ104の
出力からフィードバックされる。
【0071】マルチプレクサ110は、PCIバス22
によって開始されたデータ転送が読取り動作かそれとも
書込み動作かに応じて、その出力上でドライブすべきも
のとして選択する2つの入力を有する。これらの入力は
それぞれ長さ4ビットである。第1の入力はPCI読取
りデータ転送時に選択され、第2の入力はPCI書込み
データ転送時に選択される。マルチプレクサ110は、
ホスト・ブリッジ20のハードウェアを介して、PCI
バス22とSバス16の両方上でのデータ転送の状況を
監視する。
によって開始されたデータ転送が読取り動作かそれとも
書込み動作かに応じて、その出力上でドライブすべきも
のとして選択する2つの入力を有する。これらの入力は
それぞれ長さ4ビットである。第1の入力はPCI読取
りデータ転送時に選択され、第2の入力はPCI書込み
データ転送時に選択される。マルチプレクサ110は、
ホスト・ブリッジ20のハードウェアを介して、PCI
バス22とSバス16の両方上でのデータ転送の状況を
監視する。
【0072】マルチプレクサ110の出力は、Sバス1
6上の次のバス・サイクル中に転送すべきデータのバイ
ト・イネーブルが非連続データであるかどうかを検出す
る、非連続データ検出器114に接続されている。検出
器114は、上述の表1の機能を提供するハードウェア
論理機構の機能ブロックの組合せである。したがって、
検出器114は、次のバス・サイクル中に転送すべきデ
ータが非連続データかどうかを判定し、データが実際に
非連続データの場合に出力線116上で2進"1"を生成
する。検出器114の出力をNCと呼ぶ。
6上の次のバス・サイクル中に転送すべきデータのバイ
ト・イネーブルが非連続データであるかどうかを検出す
る、非連続データ検出器114に接続されている。検出
器114は、上述の表1の機能を提供するハードウェア
論理機構の機能ブロックの組合せである。したがって、
検出器114は、次のバス・サイクル中に転送すべきデ
ータが非連続データかどうかを判定し、データが実際に
非連続データの場合に出力線116上で2進"1"を生成
する。検出器114の出力をNCと呼ぶ。
【0073】マルチプレクサ110の出力の4つのビッ
トはまた、それぞれ線118、120、および122上
の3つの別々の信号に分割される。2つの下位ビット、
すなわち0および1の識別番号を有するビットは、線1
24に接続された線118上で出力され、線124はさ
らにSバス16に接続されている。識別番号2を有する
マルチプレクサ110の出力のビットは線120上に出
力され、第1の2入力ORゲート126への入力にな
る。識別番号3を有するマルチプレクサ110の出力の
ビットは線122上に出力され、第2の2入力ORゲー
ト128への入力になる。
トはまた、それぞれ線118、120、および122上
の3つの別々の信号に分割される。2つの下位ビット、
すなわち0および1の識別番号を有するビットは、線1
24に接続された線118上で出力され、線124はさ
らにSバス16に接続されている。識別番号2を有する
マルチプレクサ110の出力のビットは線120上に出
力され、第1の2入力ORゲート126への入力にな
る。識別番号3を有するマルチプレクサ110の出力の
ビットは線122上に出力され、第2の2入力ORゲー
ト128への入力になる。
【0074】検出器114のNC出力も、ORゲート1
26および128に入力される。ORゲート126およ
び128の出力は線124に接続されている。
26および128に入力される。ORゲート126およ
び128の出力は線124に接続されている。
【0075】線124は、2つのORゲート126およ
び128の出力を組み合わせる、Sバス16への4ビッ
ト信号PBEを送信する。これらのビットは、マルチプ
レクサ110の出力に含まれ、0および1の番号が付い
ている。この4ビット信号はSバス16上での現在のバ
ス・サイクル用のバイト・イネーブル信号であり、常に
連続データになる。
び128の出力を組み合わせる、Sバス16への4ビッ
ト信号PBEを送信する。これらのビットは、マルチプ
レクサ110の出力に含まれ、0および1の番号が付い
ている。この4ビット信号はSバス16上での現在のバ
ス・サイクル用のバイト・イネーブル信号であり、常に
連続データになる。
【0076】検出器114からのNC出力は、第3の2
入力ORゲート130にも入力される。ORゲート13
0への他方の入力は線134を介してバイト・イネーブ
ル生成装置132に接続されている。生成装置132か
らの線134上への出力をBSZと呼ぶ。ORゲート1
30は、ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに
接続されたBCと呼ばれる出力を有する。
入力ORゲート130にも入力される。ORゲート13
0への他方の入力は線134を介してバイト・イネーブ
ル生成装置132に接続されている。生成装置132か
らの線134上への出力をBSZと呼ぶ。ORゲート1
30は、ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに
接続されたBCと呼ばれる出力を有する。
【0077】生成装置132は、上述の表2を生成する
機能を提供する既知の論理ハードウェアの一機能ブロッ
クである。したがって、生成装置132は、PCIバス
22によって開始された特定のデータ転送を完了するの
にSバス16上で別のバス・サイクルが必要かどうかを
判定し、その転送用のバイト・イネーブル信号を提供す
る。生成装置132からの出力は、データ転送の出力先
であるスレーブが8ビット装置かそれとも16ビット装
置かに依存する。
機能を提供する既知の論理ハードウェアの一機能ブロッ
クである。したがって、生成装置132は、PCIバス
22によって開始された特定のデータ転送を完了するの
にSバス16上で別のバス・サイクルが必要かどうかを
判定し、その転送用のバイト・イネーブル信号を提供す
る。生成装置132からの出力は、データ転送の出力先
であるスレーブが8ビット装置かそれとも16ビット装
置かに依存する。
【0078】生成装置132は、BS8およびBS16
と呼ばれる2つの入力線を介してSバス16に接続され
ている。BSZ信号、BS8信号、およびBS16信号
は、値0または1を有する単一ビット2進信号である。
データ転送が向けられるSバス16に接続されたスレー
ブは、データ転送の完了に応答すると、それ自体が8ビ
ット装置かそれとも16ビット装置かに応じて、それぞ
れBS8またはBS16上で2進信号を送信する。8ビ
ット装置でも16ビット装置でもない場合、BS8およ
びBS16の値は1である。BS8またはBS16が値
0を有する場合、スレーブはそれぞれ8ビット装置また
は16ビット装置であり、生成装置132は線134上
でBSZの値として2進1を生成する。
と呼ばれる2つの入力線を介してSバス16に接続され
ている。BSZ信号、BS8信号、およびBS16信号
は、値0または1を有する単一ビット2進信号である。
データ転送が向けられるSバス16に接続されたスレー
ブは、データ転送の完了に応答すると、それ自体が8ビ
ット装置かそれとも16ビット装置かに応じて、それぞ
れBS8またはBS16上で2進信号を送信する。8ビ
ット装置でも16ビット装置でもない場合、BS8およ
びBS16の値は1である。BS8またはBS16が値
0を有する場合、スレーブはそれぞれ8ビット装置また
は16ビット装置であり、生成装置132は線134上
でBSZの値として2進1を生成する。
【0079】NC信号またはBSZ信号が値1を有する
場合、ORゲート130はBC信号としてハイ値を生成
する。ハイBC信号は、現在のデータ転送を完了するの
に少なくとももう1つのバス・サイクルが必要であるこ
とを、ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに示
す。
場合、ORゲート130はBC信号としてハイ値を生成
する。ハイBC信号は、現在のデータ転送を完了するの
に少なくとももう1つのバス・サイクルが必要であるこ
とを、ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに示
す。
【0080】生成装置132は、Sバス16上での現在
のバス・サイクル用のバイト・イネーブル信号である、
線124からの他の入力を有する。生成装置132は、
現在のバイト・イネーブル値に基づいて次のバス・サイ
クル用のバイト・イネーブル値を生成する。
のバス・サイクル用のバイト・イネーブル信号である、
線124からの他の入力を有する。生成装置132は、
現在のバイト・イネーブル値に基づいて次のバス・サイ
クル用のバイト・イネーブル値を生成する。
【0081】生成装置132は、線136上で出力され
るNBEと呼ばれる第2の出力を有する。NBEは4ビ
ット値である。NBEは次のバス・サイクル用のバイト
・イネーブル信号の値を与えられ、あるいはスレーブが
8ビット装置または16ビット装置であるので、PCI
バス22によって開始されたデータ転送を完了するのに
これ以上Sバス16上でのバス・サイクルが必要とされ
ない場合には、値"1111"を有する。
るNBEと呼ばれる第2の出力を有する。NBEは4ビ
ット値である。NBEは次のバス・サイクル用のバイト
・イネーブル信号の値を与えられ、あるいはスレーブが
8ビット装置または16ビット装置であるので、PCI
バス22によって開始されたデータ転送を完了するのに
これ以上Sバス16上でのバス・サイクルが必要とされ
ない場合には、値"1111"を有する。
【0082】NBE信号は、2入力排他ORゲート(X
OR)138と2入力反転排他ORゲート(NXOR)
140への一方の入力である。XORゲート138とN
XORゲート140への他方の入力は、線142を介し
てXORゲート138およびNXORゲート140に接
続された、線124からのSバス16上での現在のバス
・サイクル用のバイト・イネーブル信号の値である。
OR)138と2入力反転排他ORゲート(NXOR)
140への一方の入力である。XORゲート138とN
XORゲート140への他方の入力は、線142を介し
てXORゲート138およびNXORゲート140に接
続された、線124からのSバス16上での現在のバス
・サイクル用のバイト・イネーブル信号の値である。
【0083】XORゲート138の出力は、第4の2入
力ORゲート144の一方の入力に接続されている。N
XORゲート140の出力は、2入力ANDゲート14
6の一方の入力に接続されている。ORゲート144と
ANDゲート146への他方の入力は、線148を介し
てフィードバックされるラッチ・レジスタ104の出力
である。ORゲート144の出力は、マルチプレクサ1
06の第3の入力に接続されている。ANDゲート14
6の出力はマルチプレクサ106の第4の入力に接続さ
れている。
力ORゲート144の一方の入力に接続されている。N
XORゲート140の出力は、2入力ANDゲート14
6の一方の入力に接続されている。ORゲート144と
ANDゲート146への他方の入力は、線148を介し
てフィードバックされるラッチ・レジスタ104の出力
である。ORゲート144の出力は、マルチプレクサ1
06の第3の入力に接続されている。ANDゲート14
6の出力はマルチプレクサ106の第4の入力に接続さ
れている。
【0084】ラッチ・レジスタ104からの出力は、線
148を介して第2の2入力NXORゲート150、4
入力ANDゲート152、および比較機構154にも接
続されている。ANDゲート152の4つの入力は、ラ
ッチ・レジスタ104からのL_BV信号の4つのビッ
トである。ANDゲート152の出力はホスト・ブリッ
ジ20内の他のハードウェアに出力され、PCIバス2
2によって開始された書込みサイクルがいつSバス16
上で完了したかを示す。この出力はW_DONEと呼ば
れ、活動化されると2進1になる。
148を介して第2の2入力NXORゲート150、4
入力ANDゲート152、および比較機構154にも接
続されている。ANDゲート152の4つの入力は、ラ
ッチ・レジスタ104からのL_BV信号の4つのビッ
トである。ANDゲート152の出力はホスト・ブリッ
ジ20内の他のハードウェアに出力され、PCIバス2
2によって開始された書込みサイクルがいつSバス16
上で完了したかを示す。この出力はW_DONEと呼ば
れ、活動化されると2進1になる。
【0085】NXORゲート150への他方の入力はラ
ッチ・レジスタ102の出力である。この場合も、この
出力はPCIバス22上で開始されたデータ転送からの
バイト・イネーブル信号の値である。この値は、Sバス
16上でデータ転送が完了するまで一定のままである。
NXORゲートの出力は、マルチプレクサ110の第1
の入力に接続されている。
ッチ・レジスタ102の出力である。この場合も、この
出力はPCIバス22上で開始されたデータ転送からの
バイト・イネーブル信号の値である。この値は、Sバス
16上でデータ転送が完了するまで一定のままである。
NXORゲートの出力は、マルチプレクサ110の第1
の入力に接続されている。
【0086】ラッチ・レジスタ102からの出力は比較
機構154にも接続されている。比較機構154はこの
値を、線148を介して受け取ったL_BV値と比較す
る。これら2つの値が等しいとき、比較機構154は、
ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに接続され
た出力上で2進1を生成する。この出力はR_DONE
と呼ばれ、PCIバス22によって開始された読取りデ
ータ転送がいつSバス16上で完了したかを示す。
機構154にも接続されている。比較機構154はこの
値を、線148を介して受け取ったL_BV値と比較す
る。これら2つの値が等しいとき、比較機構154は、
ホスト・ブリッジ20内の他のハードウェアに接続され
た出力上で2進1を生成する。この出力はR_DONE
と呼ばれ、PCIバス22によって開始された読取りデ
ータ転送がいつSバス16上で完了したかを示す。
【0087】ハードウェア100の動作は、PCIバス
22(PCIマスタ)に接続されたマスタによって開始
されたデータ転送が読取り転送かそれとも書込み転送か
に応じて異なる。読取り転送時の動作では、PCIマス
タがPCIバス22上でSバス16をターゲットとする
読取りサイクルを開始し、ホスト・ブリッジ20がスレ
ーブとして応答する。PCIマスタからのバイト・イネ
ーブル信号がラッチ102内にラッチされ、比較機構1
54およびNXORゲート150に入力される。
22(PCIマスタ)に接続されたマスタによって開始
されたデータ転送が読取り転送かそれとも書込み転送か
に応じて異なる。読取り転送時の動作では、PCIマス
タがPCIバス22上でSバス16をターゲットとする
読取りサイクルを開始し、ホスト・ブリッジ20がスレ
ーブとして応答する。PCIマスタからのバイト・イネ
ーブル信号がラッチ102内にラッチされ、比較機構1
54およびNXORゲート150に入力される。
【0088】Sバス16上での読取り転送がまだ開始し
ていないので、マルチプレクサ106は4ビット2進
値"1111"である第1の入力を出力する。この値は次
いで、ラッチ・レジスタ104内にラッチされ、線14
8上でL_BV信号としてNXOR150に出力され
る。
ていないので、マルチプレクサ106は4ビット2進
値"1111"である第1の入力を出力する。この値は次
いで、ラッチ・レジスタ104内にラッチされ、線14
8上でL_BV信号としてNXOR150に出力され
る。
【0089】NXORゲート150は次いで、ラッチ・
レジスタ102にラッチされたPCIバス22からのバ
イト・イネーブル信号とL_BVの値の反転排他OR組
合せに基づいて4ビットの出力値を生成する。現在の転
送が読取り動作なので、マルチプレクサ110は、デー
タ転送全体にわたってマルチプレクサ110自体の出力
上でドライブすべきNXORゲート150からの出力を
選択する。
レジスタ102にラッチされたPCIバス22からのバ
イト・イネーブル信号とL_BVの値の反転排他OR組
合せに基づいて4ビットの出力値を生成する。現在の転
送が読取り動作なので、マルチプレクサ110は、デー
タ転送全体にわたってマルチプレクサ110自体の出力
上でドライブすべきNXORゲート150からの出力を
選択する。
【0090】検出器114は次いで、マルチプレクサ1
10からの出力が非連続かどうかを判定し、そうである
場合は出力信号NCを値2進1にドライブすることによ
って該信号を線116上で活動化する。NCが活動化さ
れると、ORゲート126および128の出力はハイに
なり、線124上のPBE信号のビット番号2および3
を論理1にする。したがって、PBEは常に連続データ
になる。上述のように、PBEのビット番号0および1
の値は、マルチプレクサ110の出力のビット番号0お
よび1にすぎない。
10からの出力が非連続かどうかを判定し、そうである
場合は出力信号NCを値2進1にドライブすることによ
って該信号を線116上で活動化する。NCが活動化さ
れると、ORゲート126および128の出力はハイに
なり、線124上のPBE信号のビット番号2および3
を論理1にする。したがって、PBEは常に連続データ
になる。上述のように、PBEのビット番号0および1
の値は、マルチプレクサ110の出力のビット番号0お
よび1にすぎない。
【0091】PBE信号は次いで、線124上で現在の
バス・サイクル用のバイト・イネーブル信号としてSバ
ス16に送信される。読取り転送の出力先であるSバス
16に接続されたスレーブは、データ転送に肯定応答す
るとき、BS8線またはBS16線上で2進0を生成
し、スレーブ自体がそれぞれ8ビット装置または16ビ
ット装置であることを示すことができる。生成装置13
2は、BS8、BS16、およびPBE信号の値に基づ
いて、上述の表2に従って線136上でNBE信号を生
成する。
バス・サイクル用のバイト・イネーブル信号としてSバ
ス16に送信される。読取り転送の出力先であるSバス
16に接続されたスレーブは、データ転送に肯定応答す
るとき、BS8線またはBS16線上で2進0を生成
し、スレーブ自体がそれぞれ8ビット装置または16ビ
ット装置であることを示すことができる。生成装置13
2は、BS8、BS16、およびPBE信号の値に基づ
いて、上述の表2に従って線136上でNBE信号を生
成する。
【0092】BS8またはBS16が2進0にイネーブ
ルされ、データ転送を完了するのにSバス16上でもう
1つのバス・サイクルが必要であると生成装置132が
判定した場合、生成装置132は線134上でBSZ信
号として2進ハイ信号を生成する。これによって、OR
ゲート130は、データ転送を完了するのにもう1つの
バス・サイクルが必要であることをホスト・ブリッジ2
0内の他のハードウェアに示すBCのハイ信号を生成す
る。同様に、検出器114が線116でNCのハイ値を
生成する場合、ORゲート130は、BCを、データ転
送を完了するのにもう1つのバス・サイクルが必要であ
ることを示す2進ハイ値にドライブする。
ルされ、データ転送を完了するのにSバス16上でもう
1つのバス・サイクルが必要であると生成装置132が
判定した場合、生成装置132は線134上でBSZ信
号として2進ハイ信号を生成する。これによって、OR
ゲート130は、データ転送を完了するのにもう1つの
バス・サイクルが必要であることをホスト・ブリッジ2
0内の他のハードウェアに示すBCのハイ信号を生成す
る。同様に、検出器114が線116でNCのハイ値を
生成する場合、ORゲート130は、BCを、データ転
送を完了するのにもう1つのバス・サイクルが必要であ
ることを示す2進ハイ値にドライブする。
【0093】NBE信号が生成されると、線142から
のPBE信号と共にNXORゲート140に入力され
る。NXORゲート140によって出力される4ビット
2進値は、ラッチ・レジスタ104の出力のフィードバ
ック信号と共にANDゲート146に入力される。AN
Dゲート146はこれら2つの信号に対して論理AND
演算を実行し、マルチプレクサ106の第4の入力に接
続された結果を出力する。この転送が読取りデータ転送
であり、Sバス16上でのデータ転送の第1のバス・サ
イクルが完了しているので、マルチプレクサ106は出
力上でドライブすべき第4の入力を選択する。
のPBE信号と共にNXORゲート140に入力され
る。NXORゲート140によって出力される4ビット
2進値は、ラッチ・レジスタ104の出力のフィードバ
ック信号と共にANDゲート146に入力される。AN
Dゲート146はこれら2つの信号に対して論理AND
演算を実行し、マルチプレクサ106の第4の入力に接
続された結果を出力する。この転送が読取りデータ転送
であり、Sバス16上でのデータ転送の第1のバス・サ
イクルが完了しているので、マルチプレクサ106は出
力上でドライブすべき第4の入力を選択する。
【0094】マルチプレクサ106からのこの新しい出
力はラッチ・レジスタ104内にラッチされ、次のL_
BV信号になる。この新しいL_BV信号に対してプロ
セスが繰り返される。
力はラッチ・レジスタ104内にラッチされ、次のL_
BV信号になる。この新しいL_BV信号に対してプロ
セスが繰り返される。
【0095】PCIバス22のC/BE線からのバイト
・イネーブル信号によって示されるすべてのデータが転
送されるまで、L_BVの新しい値のそれぞれについて
このプロセスが引き続き繰り返される。これが行われる
とき、L_BV値はPCIバス22からのバイト・イネ
ーブル信号に等しくなる。これらの信号は共に、常に比
較機構154に入力され、それらの信号が等しいとき、
比較機構154は、R_DONEをハイに活動化して、
データ転送が完了したことをSバス16およびホスト・
ブリッジ20に示す。これが行われるとき、Sバス16
に接続されたスレーブからすべてのデータが読み取られ
る。
・イネーブル信号によって示されるすべてのデータが転
送されるまで、L_BVの新しい値のそれぞれについて
このプロセスが引き続き繰り返される。これが行われる
とき、L_BV値はPCIバス22からのバイト・イネ
ーブル信号に等しくなる。これらの信号は共に、常に比
較機構154に入力され、それらの信号が等しいとき、
比較機構154は、R_DONEをハイに活動化して、
データ転送が完了したことをSバス16およびホスト・
ブリッジ20に示す。これが行われるとき、Sバス16
に接続されたスレーブからすべてのデータが読み取られ
る。
【0096】書込み転送時のバイト・イネーブル・ハー
ドウェア100の動作は、いくつかの点で読取り転送時
の動作とは異なる。PCIバス22に接続されたマスタ
はまず、Sバス16をターゲットとする書込みサイクル
を開始する。PCIバス22からのバイト・イネーブル
信号はマルチプレクサ106の第2の入力に入力され
る。データ転送の第1のバス・サイクルがSバス16上
で開始されておらず、かつこの動作が読取り動作なの
で、マルチプレクサ106は出力上でドライブすべき第
2の入力上の信号を選択する。したがって、ラッチ10
4はPCIバス22からのバイト・イネーブル信号の値
をラッチし、これらの信号はL_BVの値になる。
ドウェア100の動作は、いくつかの点で読取り転送時
の動作とは異なる。PCIバス22に接続されたマスタ
はまず、Sバス16をターゲットとする書込みサイクル
を開始する。PCIバス22からのバイト・イネーブル
信号はマルチプレクサ106の第2の入力に入力され
る。データ転送の第1のバス・サイクルがSバス16上
で開始されておらず、かつこの動作が読取り動作なの
で、マルチプレクサ106は出力上でドライブすべき第
2の入力上の信号を選択する。したがって、ラッチ10
4はPCIバス22からのバイト・イネーブル信号の値
をラッチし、これらの信号はL_BVの値になる。
【0097】この転送が書込み転送なので、マルチプレ
クサ110は出力上でドライブすべき第2の入力上の信
号を選択する。この信号はL_BVである。L_BVは
次いで、検出器114に出力され、線118、120、
および122上に分割される。検出器114ならびにO
Rゲート126および128は、読取り動作に提供する
のと同じ機能を提供する。すなわち、Sバス16上でP
BE信号を生成して、該信号が連続データになるように
する。同様に、生成装置132、BS8、およびBS1
6は、読取り転送の場合と同様に動作してNBE信号を
生成し、ORゲート130はBC信号を生成する同じ機
能を提供する。
クサ110は出力上でドライブすべき第2の入力上の信
号を選択する。この信号はL_BVである。L_BVは
次いで、検出器114に出力され、線118、120、
および122上に分割される。検出器114ならびにO
Rゲート126および128は、読取り動作に提供する
のと同じ機能を提供する。すなわち、Sバス16上でP
BE信号を生成して、該信号が連続データになるように
する。同様に、生成装置132、BS8、およびBS1
6は、読取り転送の場合と同様に動作してNBE信号を
生成し、ORゲート130はBC信号を生成する同じ機
能を提供する。
【0098】生成装置132がNBE信号を生成する
と、該信号はPBE信号と共に、線136を介してXO
Rゲート138に入力される。XORゲート138はP
BE信号およびNBE信号に対して排他OR演算を実行
し、結果をORゲート144の入力に出力する。ORゲ
ート144は、フィードバック線148を介して、L_
BV信号である入力信号も受け取る。ORゲート144
は、それに入力された2つの信号に対してOR演算を実
行し、結果をマルチプレクサ106の第3の入力に出力
する。
と、該信号はPBE信号と共に、線136を介してXO
Rゲート138に入力される。XORゲート138はP
BE信号およびNBE信号に対して排他OR演算を実行
し、結果をORゲート144の入力に出力する。ORゲ
ート144は、フィードバック線148を介して、L_
BV信号である入力信号も受け取る。ORゲート144
は、それに入力された2つの信号に対してOR演算を実
行し、結果をマルチプレクサ106の第3の入力に出力
する。
【0099】現在のデータ転送が書込み動作であり、S
バス16上でのデータ転送の第1のバス・サイクルが完
了しているので、マルチプレクサ106は出力上で送信
すべき第3の入力上の信号を選択する。マルチプレクサ
番号106の出力がラッチ・レジスタ104内にラッチ
され、L_BVの新しい値になる。
バス16上でのデータ転送の第1のバス・サイクルが完
了しているので、マルチプレクサ106は出力上で送信
すべき第3の入力上の信号を選択する。マルチプレクサ
番号106の出力がラッチ・レジスタ104内にラッチ
され、L_BVの新しい値になる。
【0100】L_BVのこの新しい値は次いでマルチプ
レクサ110の第2の入力に入力され、プロセス全体が
繰り返される。プロセスは、L_BVの値が"1111"
に等しい2進値をもつようになるまで繰り返される。こ
のようになると、すべてのデータがPCIバス22か
ら、Sバス16に接続されたスレーブに転送されたこと
になる。
レクサ110の第2の入力に入力され、プロセス全体が
繰り返される。プロセスは、L_BVの値が"1111"
に等しい2進値をもつようになるまで繰り返される。こ
のようになると、すべてのデータがPCIバス22か
ら、Sバス16に接続されたスレーブに転送されたこと
になる。
【0101】L_BVが"1111"に等しくなると、A
NDゲート152がW_DONEを活動化する。これ
は、データ転送が完了したことをSバス16および該バ
ス16に接続されたスレーブに示す。
NDゲート152がW_DONEを活動化する。これ
は、データ転送が完了したことをSバス16および該バ
ス16に接続されたスレーブに示す。
【0102】"0100"に等しいPCIバス22からの
バイト・イネーブル信号が8ビット・スレーブに出力さ
れる書込み動作時のハードウェア100の動作の一例を
以下に示す。
バイト・イネーブル信号が8ビット・スレーブに出力さ
れる書込み動作時のハードウェア100の動作の一例を
以下に示す。
【0103】バイト・イネーブル信号"0100"がマル
チプレクサ106の第2の入力に送信される。マルチプ
レクサ106は、これと同じ信号をラッチ・レジスタ1
04に出力し、該レジスタ104は"0100"に等しい
L_BV信号を出力する。マルチプレクサ110はこの
信号を入力して検出器114に出力する。
チプレクサ106の第2の入力に送信される。マルチプ
レクサ106は、これと同じ信号をラッチ・レジスタ1
04に出力し、該レジスタ104は"0100"に等しい
L_BV信号を出力する。マルチプレクサ110はこの
信号を入力して検出器114に出力する。
【0104】検出器114は、L_BVが非連続データ
であると判定し、NCとして信号1を出力する。NCが
1に等しいので、ORゲート126および128は線1
24上のPBEを"1100"に等しくする。この信号は
Sバス16上で、第1のバス・サイクル用のバイト・イ
ネーブル信号として送信される。
であると判定し、NCとして信号1を出力する。NCが
1に等しいので、ORゲート126および128は線1
24上のPBEを"1100"に等しくする。この信号は
Sバス16上で、第1のバス・サイクル用のバイト・イ
ネーブル信号として送信される。
【0105】書込みが出力されるスレーブはBS8上の
ロー信号で応答し、該信号によって生成装置132はN
BE信号"1101"を生成する。これは、第1のバス・
サイクル中に、PBE信号のビット番号0に対応するデ
ータだけが転送されたからである。生成装置132はB
SZもハイにする。BSZとハイNC信号とによって、
ORゲート130は、少なくとももう1つのバス・サイ
クルが転送を完了する必要があることを示すハイ信号を
BC上で生成する。
ロー信号で応答し、該信号によって生成装置132はN
BE信号"1101"を生成する。これは、第1のバス・
サイクル中に、PBE信号のビット番号0に対応するデ
ータだけが転送されたからである。生成装置132はB
SZもハイにする。BSZとハイNC信号とによって、
ORゲート130は、少なくとももう1つのバス・サイ
クルが転送を完了する必要があることを示すハイ信号を
BC上で生成する。
【0106】PBEおよびNBEはXORゲート138
に入力される。XORゲート138は排他OR演算を実
行し、"0001"に等しい出力を生成する。ORゲート
144は次いで、XORゲートからの出力とラッチ10
4からのフィードバック値を入力としてOR演算を実行
する。この演算の結果は"0101"である。"0101"
はマルチプレクサ106の第3の入力に送られ、マルチ
プレクサ106からラッチ・レジスタ104に出力され
る。これで、この値がL_BV用の値になる。
に入力される。XORゲート138は排他OR演算を実
行し、"0001"に等しい出力を生成する。ORゲート
144は次いで、XORゲートからの出力とラッチ10
4からのフィードバック値を入力としてOR演算を実行
する。この演算の結果は"0101"である。"0101"
はマルチプレクサ106の第3の入力に送られ、マルチ
プレクサ106からラッチ・レジスタ104に出力され
る。これで、この値がL_BV用の値になる。
【0107】したがって、"0101"はマルチプレクサ
110の第2の入力を介して検出器114に送られ、検
出器114は再び、この値が非連続データであると判定
して、NCを1に等しくする。これによって、ORゲー
ト126および128ならびに線118は、Sバス16
上での第2のバス・サイクル用の"1101"に等しいP
BEを線124上で生成する。また、NC信号によっ
て、ORゲート130は、BC信号をイネーブルして、
データ転送を完了するのにさらにもう1つのバス・サイ
クルが必要であることをホスト・ブリッジ20に示す。
第2のバス・サイクル中に、バイト・イネーブル信号P
BEのビット番号2に対応するデータのバイトがスレー
ブに転送される。
110の第2の入力を介して検出器114に送られ、検
出器114は再び、この値が非連続データであると判定
して、NCを1に等しくする。これによって、ORゲー
ト126および128ならびに線118は、Sバス16
上での第2のバス・サイクル用の"1101"に等しいP
BEを線124上で生成する。また、NC信号によっ
て、ORゲート130は、BC信号をイネーブルして、
データ転送を完了するのにさらにもう1つのバス・サイ
クルが必要であることをホスト・ブリッジ20に示す。
第2のバス・サイクル中に、バイト・イネーブル信号P
BEのビット番号2に対応するデータのバイトがスレー
ブに転送される。
【0108】スレーブは再び、BS8上でロー信号で応
答する。したがって、生成装置132は表2に従って、
BSZ信号を活動化せずに線136上でNBE信号"1
111"を生成する。
答する。したがって、生成装置132は表2に従って、
BSZ信号を活動化せずに線136上でNBE信号"1
111"を生成する。
【0109】この値は、PBEの値と共にXORゲート
138に入力される。したがって、XORゲート138
は出力"0010"を生成し、該出力はフィードバック線
148を介して、L_BVの現在の値と共にORゲート
144に入力される。ORゲート144は、"0111"
に等しい値をマルチプレクサ106の第3の入力に出力
することによって応答する。この値がL_BVの新しい
値になる。
138に入力される。したがって、XORゲート138
は出力"0010"を生成し、該出力はフィードバック線
148を介して、L_BVの現在の値と共にORゲート
144に入力される。ORゲート144は、"0111"
に等しい値をマルチプレクサ106の第3の入力に出力
することによって応答する。この値がL_BVの新しい
値になる。
【0110】検出器114は、L_BVの新しい値が連
続データであると判断し、NCをイネーブルしない。し
たがって、L_BVの値は単に、ORゲート126およ
び128の影響を受けず、PBEの新しい値として線1
24上に送られる。次いで、PBEの現在の値、すなわ
ち"0111"に等しいバイト・イネーブル信号によって
データ転送を完了する第3のバス・サイクルがSバス1
6上で生成される。
続データであると判断し、NCをイネーブルしない。し
たがって、L_BVの値は単に、ORゲート126およ
び128の影響を受けず、PBEの新しい値として線1
24上に送られる。次いで、PBEの現在の値、すなわ
ち"0111"に等しいバイト・イネーブル信号によって
データ転送を完了する第3のバス・サイクルがSバス1
6上で生成される。
【0111】スレーブはBS8を活動化することによっ
て応答する。しかし、生成装置132はBSZ信号を活
動化せず、再び線136上でNBE用の値"1111"を
生成する。XORゲート138およびORゲート144
によって実行される論理演算の最終出力は現在"111
1"であり、マルチプレクサ106の第3の入力に入力
され、ラッチ・レジスタ104に出力される。したがっ
て、L_BVの値は"1111"になり、これによってA
NDゲート152は、データ転送を終了するW_DON
Eのハイ信号を生成する。
て応答する。しかし、生成装置132はBSZ信号を活
動化せず、再び線136上でNBE用の値"1111"を
生成する。XORゲート138およびORゲート144
によって実行される論理演算の最終出力は現在"111
1"であり、マルチプレクサ106の第3の入力に入力
され、ラッチ・レジスタ104に出力される。したがっ
て、L_BVの値は"1111"になり、これによってA
NDゲート152は、データ転送を終了するW_DON
Eのハイ信号を生成する。
【0112】上述の例が読取りデータ転送であった場
合、PBE用の同じバイト・イネーブル値がSバス16
上でのバス・サイクルに使用される。しかし、上述のよ
うに、これらの値は異なる方法で導かれる。これは、ハ
ードウェア100中の書込み「論理経路」ではなく読取
り「論理経路」が使用されるからである。
合、PBE用の同じバイト・イネーブル値がSバス16
上でのバス・サイクルに使用される。しかし、上述のよ
うに、これらの値は異なる方法で導かれる。これは、ハ
ードウェア100中の書込み「論理経路」ではなく読取
り「論理経路」が使用されるからである。
【0113】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【0114】(1)中央演算処理装置と、前記中央演算
処理装置に接続されたシステム・バスと、周辺装置をそ
れ自体に接続するための周辺バスと、前記システム・バ
ス上で送信すべきデータ列が非連続データ列かどうかを
検出し、前記データ列が非連続データ列の場合、前記デ
ータを前記システム・バス上で送信する前に、前記デー
タ列を複数の連続データ列に変換しておく論理ネットワ
ークを有する、前記システム・バスを前記周辺バスに接
続するためのホスト・ブリッジとを備えることを特徴と
する情報処理システム。 (2)前記論理ネットワークが前記ホスト・ブリッジ内
のハードウェアであることを特徴とする、上記(1)に
記載の情報処理システム。 (3)前記論理ネットワークが、前記データ列を送受信
するシステム・バスに接続されたスレーブのビット・サ
イズに基づいて前記データ列用の複数のイネーブル信号
を生成する、生成装置を含むことを特徴とする、上記
(1)に記載の情報処理システム。 (4)前記論理ネットワークが、書込み転送時に前記デ
ータ列を前記複数の連続データ列に変換するための第1
の論理経路と、読取り転送時に前記データ列を前記複数
の連続データ列に変換するための第2の論理経路とを含
むことを特徴とする、上記(3)に記載の情報処理シス
テム。 (5)前記論理ネットワークが、前記第1の論理経路ま
たは前記第2の論理経路を選択するための少なくとも1
つのマルチプレクサを含むことを特徴とする、上記
(4)に記載の情報処システム。 (6)前記イネーブル信号が、書込み転送時には前記第
1の論理経路によって、かつ読取り転送時には前記第2
の論理経路によって、前記複数の連続データ列を得るよ
うに処理されることを特徴とする、上記(5)に記載の
情報処理システム。 (7)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴とす
る、上記(1)に記載の情報処理システム。 (8)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴とす
る、上記(1)に記載の情報処理システム。 (9)前記周辺バスに接続された周辺装置が、前記シス
テム・バス上で前記データ列の前記送信を開始すること
を特徴とする、上記(1)に記載の情報処理システム。 (10)複数の前記連続データ列がそれぞれ、前記連続
データ列と前記システム上のバス・サイクルが1対1で
対応するように前記システム上で連続的に送信されるこ
とを特徴とする、上記(1)に記載の情報処理システ
ム。 (11)情報処理システムにおいて、周辺バスに接続さ
れた周辺装置とシステム・バスに接続された構成要素の
間で非連続データを転送する方法であって、中央演算処
理装置を提供するステップと、前記中央演算処理装置に
接続されたシステム・バスを提供するステップと、周辺
装置をそれ自体に接続するための周辺バスを提供するス
テップと、前記システム・バスを前記周辺バスに接続す
るステップと、前記システム・バス上で送信すべきデー
タ列が非連続データ列かどうかを検出するステップと、
前記データが非連続データの場合、前記データ列を複数
の連続データ列に変換するステップと、前記システム・
バス上で前記複数の前記連続データ列をそれぞれ送信す
るステップとを含むことを特徴とする方法。 (12)前記連続データ列を送信または受信するシステ
ム・バスに接続されたスレーブのビット・サイズに基づ
いて前記連続データ列のそれぞれ用のイネーブル信号を
生成する追加ステップを含むことを特徴とする、上記
(11)に記載の方法。 (13)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴と
する、上記(11)に記載の情報処理システム。 (14)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴と
する、上記(11)に記載の情報処理システム。 (15)情報処理システムにおいてシステム・バスを周
辺バスに接続するためのホスト・ブリッジであって、前
記システム・バスから前記周辺バスに、あるいは前記周
辺バスから前記システム・バスに転送すべきデータ列が
非連続データ列かどうかを判定するための検出器と、前
記データ列を複数の連続データ列に変換し、システム・
バスの連続サイクル中に前記システム・バス上で前記連
続データ列を送信するための論理ネットワークと、前記
データ列の転送でのスレーブである前記情報処理システ
ムの構成要素のビット・サイズに基づいて前記複数の連
続データ列のそれぞれ用のイネーブル信号を得るための
生成装置とを備えることを特徴とするホスト・ブリッ
ジ。 (16)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴と
する、上記(14)に記載のホスト・ブリッジ。 (17)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴と
する、上記(14)に記載のホスト・ブリッジ。
処理装置に接続されたシステム・バスと、周辺装置をそ
れ自体に接続するための周辺バスと、前記システム・バ
ス上で送信すべきデータ列が非連続データ列かどうかを
検出し、前記データ列が非連続データ列の場合、前記デ
ータを前記システム・バス上で送信する前に、前記デー
タ列を複数の連続データ列に変換しておく論理ネットワ
ークを有する、前記システム・バスを前記周辺バスに接
続するためのホスト・ブリッジとを備えることを特徴と
する情報処理システム。 (2)前記論理ネットワークが前記ホスト・ブリッジ内
のハードウェアであることを特徴とする、上記(1)に
記載の情報処理システム。 (3)前記論理ネットワークが、前記データ列を送受信
するシステム・バスに接続されたスレーブのビット・サ
イズに基づいて前記データ列用の複数のイネーブル信号
を生成する、生成装置を含むことを特徴とする、上記
(1)に記載の情報処理システム。 (4)前記論理ネットワークが、書込み転送時に前記デ
ータ列を前記複数の連続データ列に変換するための第1
の論理経路と、読取り転送時に前記データ列を前記複数
の連続データ列に変換するための第2の論理経路とを含
むことを特徴とする、上記(3)に記載の情報処理シス
テム。 (5)前記論理ネットワークが、前記第1の論理経路ま
たは前記第2の論理経路を選択するための少なくとも1
つのマルチプレクサを含むことを特徴とする、上記
(4)に記載の情報処システム。 (6)前記イネーブル信号が、書込み転送時には前記第
1の論理経路によって、かつ読取り転送時には前記第2
の論理経路によって、前記複数の連続データ列を得るよ
うに処理されることを特徴とする、上記(5)に記載の
情報処理システム。 (7)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴とす
る、上記(1)に記載の情報処理システム。 (8)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴とす
る、上記(1)に記載の情報処理システム。 (9)前記周辺バスに接続された周辺装置が、前記シス
テム・バス上で前記データ列の前記送信を開始すること
を特徴とする、上記(1)に記載の情報処理システム。 (10)複数の前記連続データ列がそれぞれ、前記連続
データ列と前記システム上のバス・サイクルが1対1で
対応するように前記システム上で連続的に送信されるこ
とを特徴とする、上記(1)に記載の情報処理システ
ム。 (11)情報処理システムにおいて、周辺バスに接続さ
れた周辺装置とシステム・バスに接続された構成要素の
間で非連続データを転送する方法であって、中央演算処
理装置を提供するステップと、前記中央演算処理装置に
接続されたシステム・バスを提供するステップと、周辺
装置をそれ自体に接続するための周辺バスを提供するス
テップと、前記システム・バスを前記周辺バスに接続す
るステップと、前記システム・バス上で送信すべきデー
タ列が非連続データ列かどうかを検出するステップと、
前記データが非連続データの場合、前記データ列を複数
の連続データ列に変換するステップと、前記システム・
バス上で前記複数の前記連続データ列をそれぞれ送信す
るステップとを含むことを特徴とする方法。 (12)前記連続データ列を送信または受信するシステ
ム・バスに接続されたスレーブのビット・サイズに基づ
いて前記連続データ列のそれぞれ用のイネーブル信号を
生成する追加ステップを含むことを特徴とする、上記
(11)に記載の方法。 (13)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴と
する、上記(11)に記載の情報処理システム。 (14)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴と
する、上記(11)に記載の情報処理システム。 (15)情報処理システムにおいてシステム・バスを周
辺バスに接続するためのホスト・ブリッジであって、前
記システム・バスから前記周辺バスに、あるいは前記周
辺バスから前記システム・バスに転送すべきデータ列が
非連続データ列かどうかを判定するための検出器と、前
記データ列を複数の連続データ列に変換し、システム・
バスの連続サイクル中に前記システム・バス上で前記連
続データ列を送信するための論理ネットワークと、前記
データ列の転送でのスレーブである前記情報処理システ
ムの構成要素のビット・サイズに基づいて前記複数の連
続データ列のそれぞれ用のイネーブル信号を得るための
生成装置とを備えることを特徴とするホスト・ブリッ
ジ。 (16)前記周辺バスがPCIバスであることを特徴と
する、上記(14)に記載のホスト・ブリッジ。 (17)前記周辺バスが多重化バスであることを特徴と
する、上記(14)に記載のホスト・ブリッジ。
【0115】
【発明の効果】したがって、情報処理システム中の異な
るバス・アーキテクチャの間で正確かつ完全な通信を提
供する方法および装置が提供される。
るバス・アーキテクチャの間で正確かつ完全な通信を提
供する方法および装置が提供される。
【図1】複数のバスを含む情報処理システムの概略図で
ある。
ある。
【図2】複数のバスを含む情報処理システムの概略図で
ある。
ある。
【図3】複数のバスを含む情報処理システムの概略図で
ある。
ある。
【図4】PCIバス上での2つの連続書込みサイクルの
タイミング図である。
タイミング図である。
【図5】PCIバス上での2つの連続読取りサイクルの
タイミング図である。
タイミング図である。
【図6】ホスト・ブリッジ内のバイト・イネーブル制御
ハードウェアの論理図である。
ハードウェアの論理図である。
16 Sバス 20 PCIホスト・ブリッジ 22 PCIバス 34 CPUローカル・バス 40 DMA制御装置 72 グラフィクス制御装置 80 PCI2次ブリッジ 100 ハードウェア 102 ラッチ・レジスタ 106 マルチプレクサ 114 検出器 116 出力線 126 ORゲート 132 バイト・イネーブル生成装置 138 2入力排他ORゲート 140 2入力反転排他ORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−91263(JP,A) 特開 平5−12197(JP,A) 特開 平5−128051(JP,A)
Claims (17)
- 【請求項1】中央演算処理装置と、 前記中央演算処理装置に接続されたシステム・バスと、 周辺装置をそれ自体に接続するための周辺バスと、 前記システム・バス上で送信すべきデータ列が非連続デ
ータ列かどうかを検出し、前記データ列が非連続データ
列の場合、前記データを前記システム・バス上で送信す
る前に、前記データ列を複数の連続データ列に変換して
おく論理ネットワークを有する、前記システム・バスを
前記周辺バスに接続するためのホスト・ブリッジとを備
えることを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項2】前記論理ネットワークが前記ホスト・ブリ
ッジ内のハードウェアであることを特徴とする、請求項
1に記載の情報処理システム。 - 【請求項3】前記論理ネットワークが、前記データ列を
送受信するシステム・バスに接続されたスレーブのビッ
ト・サイズに基づいて前記データ列用の複数のイネーブ
ル信号を生成する、生成装置を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 【請求項4】前記論理ネットワークが、書込み転送時に
前記データ列を前記複数の連続データ列に変換するため
の第1の論理経路と、読取り転送時に前記データ列を前
記複数の連続データ列に変換するための第2の論理経路
とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の情報処理
システム。 - 【請求項5】前記論理ネットワークが、前記第1の論理
経路または前記第2の論理経路を選択するための少なく
とも1つのマルチプレクサを含むことを特徴とする、請
求項4に記載の情報処システム。 - 【請求項6】前記イネーブル信号が、書込み転送時には
前記第1の論理経路によって、かつ読取り転送時には前
記第2の論理経路によって、前記複数の連続データ列を
得るように処理されることを特徴とする、請求項5に記
載の情報処理システム。 - 【請求項7】前記周辺バスがPCIバスであることを特
徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。 - 【請求項8】前記周辺バスが多重化バスであることを特
徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。 - 【請求項9】前記周辺バスに接続された周辺装置が、前
記システム・バス上で前記データ列の前記送信を開始す
ることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システ
ム。 - 【請求項10】複数の前記連続データ列がそれぞれ、前
記連続データ列と前記システム上のバス・サイクルが1
対1で対応するように前記システム上で連続的に送信さ
れることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理シス
テム。 - 【請求項11】情報処理システムにおいて、周辺バスに
接続された周辺装置とシステム・バスに接続された構成
要素の間で非連続データを転送する方法であって、 中央演算処理装置を提供するステップと、 前記中央演算処理装置に接続されたシステム・バスを提
供するステップと、 周辺装置をそれ自体に接続するための周辺バスを提供す
るステップと、 前記システム・バスを前記周辺バスに接続するステップ
と、 前記システム・バス上で送信すべきデータ列が非連続デ
ータ列かどうかを検出するステップと、 前記データが非連続データの場合、前記データ列を複数
の連続データ列に変換するステップと、 前記システム・バス上で前記複数の前記連続データ列を
それぞれ送信するステップとを含むことを特徴とする方
法。 - 【請求項12】前記連続データ列を送信または受信する
システム・バスに接続されたスレーブのビット・サイズ
に基づいて前記連続データ列のそれぞれ用のイネーブル
信号を生成する追加ステップを含むことを特徴とする、
請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】前記周辺バスがPCIバスであることを
特徴とする、請求項11に記載の方法。 - 【請求項14】前記周辺バスが多重化バスであることを
特徴とする、請求項11に記載の方法。 - 【請求項15】情報処理システムにおいてシステム・バ
スを周辺バスに接続するためのホスト・ブリッジであっ
て、 前記システム・バスから前記周辺バスに、あるいは前記
周辺バスから前記システム・バスに転送すべきデータ列
が非連続データ列かどうかを判定するための検出器と、 前記データ列を複数の連続データ列に変換し、システム
・バスの連続サイクル中に前記システム・バス上で前記
連続データ列を送信するための論理ネットワークと、 前記データ列の転送でのスレーブである前記情報処理シ
ステムの構成要素のビット・サイズに基づいて前記複数
の連続データ列のそれぞれ用のイネーブル信号を得るた
めの生成装置とを備えることを特徴とするホスト・ブリ
ッジ。 - 【請求項16】前記周辺バスがPCIバスであることを
特徴とする、請求項15に記載のホスト・ブリッジ。 - 【請求項17】前記周辺バスが多重化バスであることを
特徴とする、請求項15に記載のホスト・ブリッジ。
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