JP2565332B2 - 磁気感熱記録紙の製造方法 - Google Patents

磁気感熱記録紙の製造方法

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JP2565332B2
JP2565332B2 JP62104630A JP10463087A JP2565332B2 JP 2565332 B2 JP2565332 B2 JP 2565332B2 JP 62104630 A JP62104630 A JP 62104630A JP 10463087 A JP10463087 A JP 10463087A JP 2565332 B2 JP2565332 B2 JP 2565332B2
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雅俊 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気感熱記録紙の製造方法に関するもので
ある。特に、ストライプ状の磁気記録層が設けられた磁
気記録層の面の隠蔽性、平滑性が優れ、磁気記録層表面
に形成した隠蔽層に直接可視情報を印刷することができ
る磁気感熱記録紙の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
ストライプ状の磁気記録層が設けられた磁気感熱記録
紙は、磁性粉末による茶褐色、暗黒色の色調によつて、
ストライプ状の磁気記録層上には、可視情報を印刷する
ことが出来ず、磁気記録層面への可視情報量の盛込みに
制約を受けている。また、ストライプ状の磁気記録層に
より磁気ヘツドとの接触によるスペースロスが生じ、平
滑性の良い磁気感熱記録紙が要求されている。
本発明は、ストライプ状の磁気記録層面上への可視情
報の記録の可能性について検討した結果、比較的塗被量
の少ないアルミ塗被層を設けるだけで磁気記録層の茶褐
色を隠蔽することが出来、同時に、平滑性が優れ、磁気
記録特性を何等阻害することなく、しかも、自動販売機
を想定した発券テストにも何等支障のないことを見出
し、完成させたものである。
すなわち、本発明は、原紙の一方の面に、発色性ロイ
コ染料、該発色性ロイコ染料を熱時発色させる顕色剤と
接着剤とを主成分とする感熱塗料を塗被し、乾燥して感
熱記録層を設け、原紙の他方の面には、磁性粉末と接着
剤とを主成分とする磁性塗料をストライプ状に塗被し、
乾燥してストライプ状の磁気記録層を設け、さらに、該
ストライプ状の磁気記録層上に、アルミニユーム粉末と
接着剤とを主成分とする水性アルミ塗料を3〜8g/m2
塗被量で塗被し、乾燥してアルミ塗被層を設けたことを
特徴とする磁気感熱記録紙の製造方法である。
以下、本発明の技術的事項について詳述する。
先づ、原紙としては、坪量40〜300g/m2の上質紙、加
工原紙等を使用することが出来るが、特に限定はされな
い。
原紙上に設けられるストライプ状の磁気記録層は、熱
転写フイルム方式、印刷方式あるいは塗被方式等でもつ
て設けられる。その一例として磁性塗料を用いる塗被方
式について記すと次の通りである。すなわち、磁性粉末
と接着剤とを主成分とし、磁性粉末としては、r−酸化
鉄、コバルトで変性したr−酸化鉄、酸化クローム、バ
リウムフエライト等を使用することが出来る。また、接
着剤としては、ポリビニルアルコールのような水溶性接
着剤やスチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタアク
リレート・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン
・メチルメタアクリレート共重合体、アクリル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂等のラテックスエマルジョンあるいは
ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂
等を使用することが出来る。そして、これら磁性粉末と
接着剤とを主成分とする磁性塗料は、水性系あるいは有
機溶剤系のいづれかで調製され供されるが、水性系の方
が経済的で好ましい。有機溶剤としては、トルエン、キ
シレン、ブタノール等を使用することが出来る。
かくして調製される磁性塗料は、ロールコーター、グ
ラビアコーター、コンマコーター、ナイフコーター等で
原紙上にストライプ状に塗被、乾燥され、ストライプ状
の磁気記録層は設けられる。磁気記録層のストライプ
は、4〜20mm巾で、適宜間隔を置いて設けられる。
本発明においては、ストライプ状の磁気記録層が設け
られた磁気記録層面上には、アルミニユーム粉末と接着
剤とを主成分とする水性アルミ塗料を塗被、乾燥し、ア
ルミ塗被層を設け、この層に直接印刷性を付与すること
を特徴とするものである。
磁気記録層面上にアルミ塗被層を設けるあたり調製さ
れる水性アルミ塗料に供されるアルミニユーム粉末は、
酸化され易く、金属光沢を消失し易いためにペースト状
に加工されたアルミペースト顔料が使用される。そし
て、アルミペースト顔料には、リーフイングタイプとノ
ンリーフイングタイプがあるが、本発明ではいずれも使
用することが出来る。その組成は、通常ステアリン酸、
ミネラルスピリツト等の添加剤をアルミニユーム箔と共
にボールミル等の粉砕機により任意の粒径に加工され
る。
本発明の水性アルミ塗料は、このようなアルミペース
ト顔料と接着剤とを主成分とし、この外に添加剤あるい
は塗料調整剤等を配合したものである。接着剤として
は、カゼイン、デンプン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビ
ニルアルコール等の水溶性接着剤やスチレン・ブタジエ
ン共重合体、スチレン・ブタジエン・メチルメタアクリ
レート共重合体、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポ
リエステル樹脂等のラテックスエマルジョンあるいは合
成樹脂エマルジョンを使用することが出来る。
添加剤としては、一般のクレーコーテイング用水性顔
料塗料に使用されている増粘剤、分散剤、消泡剤、潤滑
剤、着色剤等を使用することが出来、いずれも必要に応
じて使用すれば良い。
アルミペースト顔料、接着剤、その他添加剤等よりな
る水性アルミ塗料は、pHを7の中性になるように調整す
ることが肝要である。しかし、酸性又はアルカリ性にな
る場合には、ポリビニルアルコールやガゼイン等を添加
して保護コロイドをつくつてからエマルジヨン類を添加
すれば中性にならなくても使用出来る。
このようなアルミペースト顔料および接着剤を主成分
とする水性アルミ塗料は、紙の水性コーテイング法にお
いて通常使用されている各種ミキサーで充分に分散させ
て調製される。その際、添加剤として、分散剤、滑剤、
着色剤、耐水化剤、消泡剤、塗料粘度調整剤等を適宜配
合すれば良い。
かくして調製された水性アルミ塗料は、エアーナイフ
コーター、ブレードコーター、ロールコーター、グラビ
アコーター等で原紙上に設けられたストライプ状の磁気
記録層上に塗被し、乾燥されアルミ塗被層は設けられ
る。そして、アルミ塗被層を平滑にするためにスーパー
キヤレンダー、グロスキヤレンダー等で処理すると印刷
性をより向上させることが出来、効果的である。
アルミ塗被層は、磁気記録層の磁気特性を低下させな
いようにすることが必要で、水性アルミ塗料の塗被量
は、2〜10g/m2で、好ましくは3〜8g/m2で、磁気特性
の低下は、全く認められなかった。
特に、本発明のアルミ塗被層の場合には、比較的少量
の塗被量でもつて磁気記録層の茶褐色を隠蔽することが
出来、しかも印刷性は勿論のことアルミニユーム粉末が
有する特有の金属光沢をも付与することが出来、外観を
美麗に変化させることが出来る。
このように磁気記録層およびアルミ塗被層が設けられ
た原紙の他方の面には、発色性ロイコ染料、該発色性ロ
イコ染料を熱時発色させる顕色剤および接着剤を主成分
とする感熱塗料を塗被し、乾燥して感熱記録層を設ける
ことにより本発明の磁気感熱記録紙の製造方法による磁
気感熱記録紙は得られる。
感熱記録層の発色性ロイコ染料、顕色剤および接着剤
は、感熱記録紙の製造において一般的に使用されている
ものを適宜選択して適用することが出来る。もて、感熱
塗料を調製するにあたり、その他の助剤についても同様
である。そして、感熱記録層上には、耐可塑剤性、耐薬
品性等を付与するために必要に応じて保護層を設けるこ
とによりそれなりの効果を発現させることも出来る。
本発明の磁気感熱記録紙の製造方法による磁気感熱記
録紙は、磁気記録層をストライプ状に設けるもので、こ
れによって高価な磁気塗料を磁気記録に対して必要な部
分にだけ塗被してコストダウンを計ることができ、ま
た、ストライプ状の磁気記録層面上に少量の塗被量のア
ルミ塗被層を設けることによって、磁気記録層の茶褐
色、暗黒色の色相を隠蔽して美麗な外観が得られ、磁気
記録層面上に特殊な印刷インキを用いることなしに、一
般の紙の印刷に用いる印刷インキによって可視情報の印
刷を可能にし、記録情報量を多くすることができる。し
かも、アルミ塗被層により磁気記録層面の平滑性が改善
され、磁気ヘツドとのスペースロスがなく磁気出力特性
には、全く影響がなく、発券適性を有する磁気感熱記録
紙を得ることが出来る。
さらに、実施例によって本発明を説明する。
実施例1 磁気塗料配合組成 重量部 r−酸化鉄 100 ポリビニルアルコール 30 スチレン・ブタジエンラテックス 20 メラミン・ホルムアルデヒド樹脂 5 水性アルミ塗料配合組成 重量部 アルミペーストAW−600(ノンリーフイングタイプ)100 ポリビニルアルコール 20 スチレン・ブタジエンラテックス 50 分散剤 3 上記磁気塗料配合組合で水性磁気塗料を調製し、坪量
157g/m2の加工原紙に巾6.5mm、間隔54mmでストライプ状
に塗被し、永久磁石で配向後乾燥し、ストライプ状の磁
気記録層を設けた。次いで、上記水性アルミ塗料配合組
成の水性アルミ塗料を調製し、磁気記録層面上に塗被、
乾燥し、塗被量が3g/m2のアルミ塗被層を設けた。さら
に、下記配合組成で感熱塗料を調製し、原紙の他方の面
に塗被し、乾燥して塗被量が8g/m2の感熱記録層を設
け、続いて、該感熱記録層上に塗被量が2g/m2の保護層
を設け、本発明の磁気感熱記録紙の製造方法による磁気
感熱記録紙を得た。
感熱塗料配合組成 重量部 A液(15%)発色性ロイコ染料(新日曹社製PSD−150)
30 ポリビニルアルコール(5%液) 400 炭酸カルシウム 20 B液(10%) 重量部 ビスフエノールA 20 ステアリン酸 5 ポリビニルアルコール(5%水溶液) 400 AえきおよびB液を各々、アトライターで5時間拡は
ん分散し、下記割合で混合し感熱塗料を調製した。
混合割合 重量部 A液 20 B液 100 ポリビニルアルコール(5%) 10 メラミン・ホルムアルデヒド樹脂 1 保護層配合組成 重量部 ポリビニルアルコール(5%) 10 メラミン・ホルムアルデヒド樹脂 1 実施例2 実施例1と同様にし、下記水性アルミ塗料配合組成で
塗被量が5g/m2のアルミ塗被層を設け、本発明の磁気感
熱記録紙の製造方法による磁気感熱記録紙を得た。
水性アルミ塗料配合組成 重量部 アルミペースト0500M(リーフイングタイプ) 100 分散剤 3 カゼイン 10 アンモニア 1 カルボキシ変性メチルメタアクリレート・ブタジエンラ
テツクス 50 実施例3 実施例1と同様にし、下記水性アルミ塗料配合組成で
塗被量が8g/m2のアルミ塗被層を設け、本発明の磁気感
熱記録紙の製造方法による磁気感熱記録紙を得た。
水性アルミ塗料配合組成 重量部 アルミペーストAW−100(ノンリーフイングタイプ)100 分散剤 5 ポリビニルアルコール 3 ソープレスアクリルエマルジヨン 60 比較例 実施例1において、ストライプ状の磁気記録層を設け
ただけの磁気記録紙を比較用とした。
各実施例および比較例で得られた磁気感熱記録紙につ
いて品質試験を行った。品質試験の結果は、次表の通り
で、本発明の磁気感熱記録紙の製造方法による磁気感熱
記録紙は、磁気記録面上にアルミ塗被層を設けても磁気
特性を全く損なうことなく、隠蔽性の優れた磁気記録層
を得ることができ、印刷性を付与することができた。そ
して、発券適性にも何等支障なく、本発明の磁気感熱記
録紙の製造方法による磁気感熱記録紙は満足の行くもの
であることが判る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原紙の一方の面に、発色性ロイコ染料、該
    発色性ロイコ染料を熱時発色させる顕色剤と接着剤とを
    主成分とする感熱塗料を塗被し、乾燥して感熱記録層を
    設け、原紙の他方の面には、磁性粉末と接着剤とを主成
    分とする磁性塗料をストライプ状に塗被し、乾燥してス
    トライプ状の磁気記録層を設け、さらに、該ストライプ
    状の磁気記録層上に、アルミニユーム粉末と接着剤とを
    主成分とする水性アルミ塗料を3〜8g/m2の塗被量で塗
    被し、乾燥してアルミ塗被層を設けたことを特徴とする
    磁気感熱記録紙の製造方法。
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JPS56134316A (en) * 1980-03-19 1981-10-21 Hitachi Maxell Ltd Colored magnetic sheet
JPS5910317B2 (ja) * 1980-05-01 1984-03-08 株式会社リコー 感熱記録型磁気券紙

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