JP2564704Y2 - 抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置 - Google Patents
抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置Info
- Publication number
- JP2564704Y2 JP2564704Y2 JP1991072450U JP7245091U JP2564704Y2 JP 2564704 Y2 JP2564704 Y2 JP 2564704Y2 JP 1991072450 U JP1991072450 U JP 1991072450U JP 7245091 U JP7245091 U JP 7245091U JP 2564704 Y2 JP2564704 Y2 JP 2564704Y2
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- Japan
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- chip
- cooling water
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、抵抗溶接スポット
ガンのチップ抜け検出装置に係る。
ガンのチップ抜け検出装置に係る。
【0002】
【従来の技術】 抵抗溶接スポットガンは、ロボット等
により溶接作業がおこなわれる。スポットガン先端のシ
ャンクに取り付けられる電極チップは、溶着等により抜
けることがある。チップ抜けを知らずに溶接作業を継続
すると、溶接品質不良や、スポットガンの破損、スポッ
トガンからチップへ更にスポットガンへと送られる冷却
水の漏れの原因となる。
により溶接作業がおこなわれる。スポットガン先端のシ
ャンクに取り付けられる電極チップは、溶着等により抜
けることがある。チップ抜けを知らずに溶接作業を継続
すると、溶接品質不良や、スポットガンの破損、スポッ
トガンからチップへ更にスポットガンへと送られる冷却
水の漏れの原因となる。
【0003】そこで、従来、抵抗溶接スポットガンのチ
ップ抜け検出装置が試みられている。すなわち、図5に
図示されるようなスポットガン51からチップ52、5
2へ冷却水を送る給水パイプ53、53と、チップ5
2、52を冷却した冷却水をチップ52から排出する排
水パイプ54との圧力差を水圧検出センサー55で検知
することでチップ抜けを検知する装置が試みられた。同
装置は、チップ52がスポットガン51から抜けると冷
却水はそこからもれ、排水パイプ54側に冷却水は十分
送水できず、他方給水パイプ53側では変わらず送水さ
れる。そのため、同装置は、チップ抜け時には排水パイ
プ54側の水圧は、給水パイプ53側の水圧より低くな
ることに着目したチップ抜け検出装置である。
ップ抜け検出装置が試みられている。すなわち、図5に
図示されるようなスポットガン51からチップ52、5
2へ冷却水を送る給水パイプ53、53と、チップ5
2、52を冷却した冷却水をチップ52から排出する排
水パイプ54との圧力差を水圧検出センサー55で検知
することでチップ抜けを検知する装置が試みられた。同
装置は、チップ52がスポットガン51から抜けると冷
却水はそこからもれ、排水パイプ54側に冷却水は十分
送水できず、他方給水パイプ53側では変わらず送水さ
れる。そのため、同装置は、チップ抜け時には排水パイ
プ54側の水圧は、給水パイプ53側の水圧より低くな
ることに着目したチップ抜け検出装置である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述
の装置では、送水パイプと排水パイプとの圧力差はさほ
ど大きくなく、また冷却水は排水パイプ側で逆流するこ
とがあり、そのため感度をあげてチップ抜けを検知しよ
うとすると誤作動を起こす課題を有した。
の装置では、送水パイプと排水パイプとの圧力差はさほ
ど大きくなく、また冷却水は排水パイプ側で逆流するこ
とがあり、そのため感度をあげてチップ抜けを検知しよ
うとすると誤作動を起こす課題を有した。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は、
【0006】スポットガン先端に取り付けられるチップ
と、冷却水をチップに送る給水パイプと、チップを冷却
した冷却水をチップから排水する排水パイプと、パイプ
状プラスチックスからなりパイプ内の一端側に設けられ
る小径部と小径部の反チップ側に連続して設けられる大
径部とを有し排水パイプに設置される弁パイプと、大径
部と小径部との境に設置される回転軸と、小径部よりも
大きな面からなり、大径部の小径部との境に回転軸に一
端を取り付けられて回転軸を回転中心として回転するこ
とで小径部を開閉自在とする金属製バタフライバルブ
と、バタフライバルブが小径部を開状態とする位置をと
ったときにバタフライバルブが存在する位置に設置され
る、磁性体を検知する検出センサーとからなり、チップ
が正常に設置されている場合は、バタフライバルブの自
由端は反チップ方向に冷却水により移動され、検出セン
サーに近接し検出センサーは金属製からなるバタフライ
バルブの存在を感知し、チップが抜けた場合は、排水パ
イプ内は、逆流状態となり、冷却水はチップ側へと流
れ、バタフライバルブの自由端はチップ方向に冷却水に
より移動され検出センサーから離れることを特徴とする
抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置、
と、冷却水をチップに送る給水パイプと、チップを冷却
した冷却水をチップから排水する排水パイプと、パイプ
状プラスチックスからなりパイプ内の一端側に設けられ
る小径部と小径部の反チップ側に連続して設けられる大
径部とを有し排水パイプに設置される弁パイプと、大径
部と小径部との境に設置される回転軸と、小径部よりも
大きな面からなり、大径部の小径部との境に回転軸に一
端を取り付けられて回転軸を回転中心として回転するこ
とで小径部を開閉自在とする金属製バタフライバルブ
と、バタフライバルブが小径部を開状態とする位置をと
ったときにバタフライバルブが存在する位置に設置され
る、磁性体を検知する検出センサーとからなり、チップ
が正常に設置されている場合は、バタフライバルブの自
由端は反チップ方向に冷却水により移動され、検出セン
サーに近接し検出センサーは金属製からなるバタフライ
バルブの存在を感知し、チップが抜けた場合は、排水パ
イプ内は、逆流状態となり、冷却水はチップ側へと流
れ、バタフライバルブの自由端はチップ方向に冷却水に
より移動され検出センサーから離れることを特徴とする
抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置、
【0007】を提供する。
【0008】
【作用】 チップが正常に設置されている場合は、冷却
水の流れはチップ側から排水側をとる。そのため、バタ
フライバルブの自由端は反チップ方向に冷却水により移
動され、検出センサーに近接し検出センサーは金属製か
らなるバタフライバルブの存在を感知する。
水の流れはチップ側から排水側をとる。そのため、バタ
フライバルブの自由端は反チップ方向に冷却水により移
動され、検出センサーに近接し検出センサーは金属製か
らなるバタフライバルブの存在を感知する。
【0009】チップが抜けると排水パイプ内には、他方
のチップの排水系路から廻り込む冷却水により逆流状態
となり、冷却水はチップ側へと流れる。するとバタフラ
イバルブの自由端はチップ方向に冷却水により移動され
検出センサーからはなれ、検出センサーはバタフライバ
ルブの存在を感知しなくなる。そのため、チップ抜けを
生じていることが検知される。同時に、バタフライバル
ブは小径部をふさぐことになるため更なる冷却水の逆流
を防止する。
のチップの排水系路から廻り込む冷却水により逆流状態
となり、冷却水はチップ側へと流れる。するとバタフラ
イバルブの自由端はチップ方向に冷却水により移動され
検出センサーからはなれ、検出センサーはバタフライバ
ルブの存在を感知しなくなる。そのため、チップ抜けを
生じていることが検知される。同時に、バタフライバル
ブは小径部をふさぐことになるため更なる冷却水の逆流
を防止する。
【0010】
【実施例】 この考案の実施例の概略図をあらわす図
1、一部拡大断面をあらわす図2、図3、同図3AA断
面をあらわす図4にしたがって説明する。
1、一部拡大断面をあらわす図2、図3、同図3AA断
面をあらわす図4にしたがって説明する。
【0011】11はスポットガンである。12、12
は、スポットガン11の両極をそれぞれ構成するシャン
クである。シャンク12、12の先端にはそれぞれチッ
プ13、13がとりつけられる。
は、スポットガン11の両極をそれぞれ構成するシャン
クである。シャンク12、12の先端にはそれぞれチッ
プ13、13がとりつけられる。
【0012】14、14は冷却水をチップに送る給水パ
イプである。給水パイプ14は水源(図示せず)から、
チップ13に連結される。15は、チップ13を冷却し
た冷却水をチップ13から排水する排水パイプである。
16は、給水パイプ14への冷却水の給水を制御する給
水バルブである。17は、排水パイプ15に取り付けら
れる逆流防止弁である。
イプである。給水パイプ14は水源(図示せず)から、
チップ13に連結される。15は、チップ13を冷却し
た冷却水をチップ13から排水する排水パイプである。
16は、給水パイプ14への冷却水の給水を制御する給
水バルブである。17は、排水パイプ15に取り付けら
れる逆流防止弁である。
【0013】21は、水流検出装置の弁パイプである。
水流検出装置の弁パイプ21は、各チップ13に対応す
る排水パイプ15に、逆流防止弁17の上流に設置され
る。水流検出装置の弁パイプ21は、弁パイプ21と、
回転軸25と、バタフライバルブ24とからなる。
水流検出装置の弁パイプ21は、各チップ13に対応す
る排水パイプ15に、逆流防止弁17の上流に設置され
る。水流検出装置の弁パイプ21は、弁パイプ21と、
回転軸25と、バタフライバルブ24とからなる。
【0014】弁パイプ21は、パイプ状プラスチックス
からなる。弁パイプ21内の一端側には、排水パイプ1
5と同径の小径部23が設けられる。小径部23のチッ
プ13の反対側に連続して小径部23の径より大径の大
径部22が設けられる。弁パイプ21は、排水パイプ1
5の途中に設置される。25は回転軸であり、大径部2
2と小径部23との境に設置される。24は、バタフラ
イバルブであり、小径部23よりも大きな面からなる金
属製の板状体からなる。バタフライバルブ24は、大径
部22の小径部23との境に回転軸25に一端を取り付
けられて回転軸25を回転中心として回転することで小
径部23を開閉自在とする。31は、磁性体を検知する
検出センサーである。検出センサー31は、図2に図示
されるようにバタフライバルブ24が小径部23を開状
態とする位置をとったときにバタフライバルブ24が存
在する位置に設置される。
からなる。弁パイプ21内の一端側には、排水パイプ1
5と同径の小径部23が設けられる。小径部23のチッ
プ13の反対側に連続して小径部23の径より大径の大
径部22が設けられる。弁パイプ21は、排水パイプ1
5の途中に設置される。25は回転軸であり、大径部2
2と小径部23との境に設置される。24は、バタフラ
イバルブであり、小径部23よりも大きな面からなる金
属製の板状体からなる。バタフライバルブ24は、大径
部22の小径部23との境に回転軸25に一端を取り付
けられて回転軸25を回転中心として回転することで小
径部23を開閉自在とする。31は、磁性体を検知する
検出センサーである。検出センサー31は、図2に図示
されるようにバタフライバルブ24が小径部23を開状
態とする位置をとったときにバタフライバルブ24が存
在する位置に設置される。
【0015】41は、制御部であり、各水流検出装置2
1、21、給水バルブ16に接続される。42は警告灯
である。
1、21、給水バルブ16に接続される。42は警告灯
である。
【0016】チップ13が正常に設置されている場合
は、図2に図示されるように冷却水の流れはチップ12
側から排水側をとる。そのため、バタフライバルブの自
由端は反チップ方向に冷却水により移動され、検出セン
サー31に近接し検出センサーは金属製からなるバタフ
ライバルブの存在を感知する。
は、図2に図示されるように冷却水の流れはチップ12
側から排水側をとる。そのため、バタフライバルブの自
由端は反チップ方向に冷却水により移動され、検出セン
サー31に近接し検出センサーは金属製からなるバタフ
ライバルブの存在を感知する。
【0017】チップ13がワークに溶着するなどして、
シャンク12から抜けると排水パイプ15内の冷却水は
逆流し、冷却水はチップ13側へと流れる。すると、図
3に図示されるようにバタフライバルブ24の自由端は
チップ13方向に冷却水により移動され検出センサー3
1から離れ、検出センサー31はバタフライバルブ24
の存在を感知しなくなる。そのため、チップ抜けを生じ
ていることがが検知される。同時に、バタフライバルブ
24は小径部23をふさぐことになるため更なる冷却水
の逆流を防止する。
シャンク12から抜けると排水パイプ15内の冷却水は
逆流し、冷却水はチップ13側へと流れる。すると、図
3に図示されるようにバタフライバルブ24の自由端は
チップ13方向に冷却水により移動され検出センサー3
1から離れ、検出センサー31はバタフライバルブ24
の存在を感知しなくなる。そのため、チップ抜けを生じ
ていることがが検知される。同時に、バタフライバルブ
24は小径部23をふさぐことになるため更なる冷却水
の逆流を防止する。
【0018】検出センサー31がバタフライバルブ24
の不存在を感知した旨の信号を受領することで、チップ
抜けを制御部41は感知する。
の不存在を感知した旨の信号を受領することで、チップ
抜けを制御部41は感知する。
【0019】逆流防止弁17の作動により、冷却水のさ
らなる逆流は防止される。
らなる逆流は防止される。
【0020】制御部41では、チップ抜け信号受領後給
水バルブ16を閉じる旨の信号を給水バルブ16に伝送
し、給水バルブ16を閉じさせるとともに、警告灯42
を点灯させる。更に、スポットガンを作動させるロボッ
トの制御系に信号を伝送し、ロボットの作動を停止させ
る。
水バルブ16を閉じる旨の信号を給水バルブ16に伝送
し、給水バルブ16を閉じさせるとともに、警告灯42
を点灯させる。更に、スポットガンを作動させるロボッ
トの制御系に信号を伝送し、ロボットの作動を停止させ
る。
【0021】
【考案の効果】 この考案の抵抗溶接スポットガンのチ
ップ抜け検出装置では、チップが抜けた状態で次打点を
加圧・溶接しない為、溶接品質不良の発生を未然に防止
するとともに、シャンク等スポットガンの破損を防止す
ることが可能となる。又、冷却水の過剰な流出を防止出
来る為、被溶接材(製品)や設備の水害を最小限にする
ことが可能となる。
ップ抜け検出装置では、チップが抜けた状態で次打点を
加圧・溶接しない為、溶接品質不良の発生を未然に防止
するとともに、シャンク等スポットガンの破損を防止す
ることが可能となる。又、冷却水の過剰な流出を防止出
来る為、被溶接材(製品)や設備の水害を最小限にする
ことが可能となる。
【図1】 この考案の実施例の概略図
【図2】 この考案の実施例の一部各大断面図
【図3】 この考案の実施例の一部各大断面図
【図4】 図2のAA断面図
【図5】 従来例の概略図
11 スポットガン 13 チップ 14 給水パイプ 15 排水パイプ 21 弁パイプ 22 大径部 23 小径部 24 バタフライバルブ 25 回転軸 31 検出センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 スポットガン先端に取り付けられるチッ
プと、冷却水をチップに送る給水パイプと、チップを冷
却した冷却水をチップから排水する排水パイプと、パイ
プ状プラスチックスからなりパイプ内の一端側に設けら
れる小径部と小径部の反チップ側に連続して設けられる
大径部とを有し排水パイプに設置される弁パイプと、大
径部と小径部との境に設置される回転軸と、小径部より
も大きな面からなり、大径部の小径部との境に回転軸に
一端を取り付けられて回転軸を回転中心として回転する
ことで小径部を開閉自在とする金属製バタフライバルブ
と、バタフライバルブが小径部を開状態とする位置をと
ったときにバタフライバルブが存在する位置に設置され
る、磁性体を検知する検出センサーとからなり、チップ
が正常に設置されている場合は、バタフライバルブの自
由端は反チップ方向に冷却水により移動され、検出セン
サーに近接し検出センサーは金属製からなるバタフライ
バルブの存在を感知し、チップが抜けた場合は、排水パ
イプ内は、逆流状態となり、冷却水はチップ側へと流
れ、バタフライバルブの自由端はチップ方向に冷却水に
より移動され検出センサーから離れることを特徴とする
抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072450U JP2564704Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072450U JP2564704Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518778U JPH0518778U (ja) | 1993-03-09 |
JP2564704Y2 true JP2564704Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=13489650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991072450U Expired - Fee Related JP2564704Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564704Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55180237U (ja) * | 1979-06-13 | 1980-12-24 | ||
JPS61188235U (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-22 | ||
JPH0238186U (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-14 | ||
JP3070870U (ja) * | 2000-02-09 | 2000-08-15 | 坂本文具株式会社 | ゲ―ム機能を備えた下敷き |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP1991072450U patent/JP2564704Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0518778U (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |