JP2002001570A - レーザ加工方法およびその装置 - Google Patents

レーザ加工方法およびその装置

Info

Publication number
JP2002001570A
JP2002001570A JP2000192189A JP2000192189A JP2002001570A JP 2002001570 A JP2002001570 A JP 2002001570A JP 2000192189 A JP2000192189 A JP 2000192189A JP 2000192189 A JP2000192189 A JP 2000192189A JP 2002001570 A JP2002001570 A JP 2002001570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas passage
passage
nozzle
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000192189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4221540B2 (ja
Inventor
Ryoji Nakagawa
良治 中川
Takeji Maeda
武治 前田
Seiichi Nakamura
聖一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000192189A priority Critical patent/JP4221540B2/ja
Publication of JP2002001570A publication Critical patent/JP2002001570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4221540B2 publication Critical patent/JP4221540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 保護シート5で保護されている被加工物
3に向けて、第1ガス通路6と第2ガス通路7とからガ
スを噴射しながら被加工物3を切断加工する。第2ガス
通路7のガスの圧力は、第1ガス通路6のガスの圧力よ
りも高圧としてある。また、第2ガス通路に供給したガ
スが第1ガス通路に逆流するような異常を検出するため
に流量計17や圧力計18を備えた異常検出手段16を
備えており、異常検出時には第2ガス通路へのガスの供
給を停止させる。 【効果】 正常な切断時には、第2ガス通路7からのガ
スは、保護シート5の縁部5Aを母材4に向けて押し付
けながら切断箇所3Aに流動するため、縁部5Aがめく
れ上がるのを防止する。また切断不良部3A’が生じる
と第2ガス通路7から第1ガス通路6へガスが逆流する
ようになるが、異常検出手段16はこれを防止するの
で、スパッタが集光レンズFLに付着するのを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工方法およ
びその装置に関し、より詳しくは、表面を保護シートで
覆った被加工物に対するレーザ加工方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面に保護シートを貼付した被加
工物にレーザ光線を照射して、所要の形状に切断加工す
る方法は知られている。このような従来のレーザ加工方
法においては、切断加工位置にアシストガスを噴射しな
がらレーザ光線を照射して被加工物を所要の形状に切断
するようにしている。そのため、従来のレーザ加工方法
において、保護シートが上面となるように被加工物を支
持して切断加工を行うと、切断加工中に切断加工位置に
吹き付けられるアシストガスによって、既に切断された
位置の保護シートがはがれてめくれ上がり、それがタッ
チセンサに接触して切断不良が生じるという欠点が指摘
されていた。そこで、さらにこのような欠点を解消する
様にしたレーザ加工方法が提案されている(例えば、特
開平2−295688号公報、特開平7−241688
号公報)。すなわち、上記特開平2−295688号公
報の加工方法においては、平坦面と凸面とを有する特殊
な集光レンズを介してレーザ光線を被加工物に照射する
ようにしている。これにより、上記集光レンズの平坦面
によって集光されたレーザ光線によって保護シートが溶
融して蒸発し、それと同時に集光レンズの凸面によって
集光されたレーザ光線によって保護シートが覆っている
内方側の母材を切断加工するようにしている。他方、特
開平7−241688号公報の加工方法においては、被
加工物にレーザ光線を照射して先ず保護シートを母材の
表面に焼き付けて、その後の切断加工時に保護シートが
剥離しないようにする。このようにして保護シートを母
材の表面に焼き付けてから母材に対して出力の高いレー
ザ光線を照射して必要な切断加工を行うようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した前
者の加工方法(特開平2−295688号公報)におい
ては、特殊な集光レンズを備えた加工ヘッドが必要にな
るために、レーザ加工に要するコストが高くなるという
欠点があった。他方、上述した後者の加工方法(特開平
7−241688号公報)においては、切断加工が終了
した後に、当初に母材の表面に焼き付けた保護シートを
引き剥す際に保護シートがはがれにくいという欠点があ
った。本発明は上述した事情に鑑み、保護シートがめく
れ上がることを防止しながらレーザ加工を行なうことが
できるレーザ加工方法およびその装置を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に記載
された発明のレーザ加工方法は、内方側に配置されてレ
ーザ光線が通過する内側ノズルと、この内側ノズルを囲
繞して設けた外側ノズルと、内側ノズルの内部空間によ
って形成した第1ガス通路と、内側ノズルの外周部と外
側ノズルの内周部との間となる空間部に形成した第2ガ
ス通路と、第1ガス通路および第2ガス通路にガスを供
給するガス供給源とを備え、表面に保護シートを貼付し
た被加工物を上記保護シートが上面となるように支持し
て、上記第1ガス通路および第2ガス通路を介して被加
工物にガスを噴射しながら被加工物にレーザ光線を照射
して、該被加工物を所要の形状に切断加工するようにし
たレーザ加工方法であって、上記第2ガス通路に供給す
るガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガスの圧
力よりも高圧として、第2ガス通路から噴射されたガス
の一部が被加工物の切断溝を介して該被加工物の下方側
に抜けるように、上記両ガス通路に供給するガスの圧力
を調整し、さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第
1ガス通路に逆流するような異常を検出したら、該第2
ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とする
ものである。
【0005】また請求項3の発明のレーザ加工装置は、
内方側に配置されてレーザ光線が通過する内側ノズル
と、この内側ノズルを囲繞して設けた外側ノズルと、内
側ノズルの内部空間によって形成した第1ガス通路と、
内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部との間となる
空間部に形成した第2ガス通路と、この第2ガス通路に
供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガ
スの圧力よりも高圧として第1ガス通路と第2ガス通路
とにガスを供給することが可能なガス供給源と、さらに
上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流
するような異常を検出したら第2ガス通路へのガスの供
給を停止させる異常検出手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0006】上述した本発明方法および本発明装置によ
れば、切断加工中において、第2ガス通路のガスの圧力
は、それよりも内方側となる第1ガス通路のガスの圧力
よりも高圧となる。そのため、第1ガス通路から噴射さ
れるガスは、レーザ光線によって切断された被加工物の
切断溝を通って下方に流れる。他方、第2ガス通路から
噴射されるガスは、一部が内方側に流れて上記切断溝を
通って下方に流れ、そのほかは外方側にむけて拡散する
ように流れることになる。そのため、保護シートにおけ
る切断溝の隣接位置となる縁部が第2ガス通路から噴射
されるガスによって被加工物の母材の表面に押し付けら
れることになる。したがって、切断加工時に切断した保
護シートの縁部がめくれ上がることを防止することがで
きる。このように、切断が良好なときはノズルから噴射
されるガスは切断溝より被加工物下部へ通過するが、放
電不良やプログラムの設定ミスなどによって切断不良が
発生した場合には、切断溝が成形されないことがある。
この場合には、高圧に設定された第2通路からのガスが
被加工物に反射されて低圧に設定された第1通路内に、
すなわち内側ノズル内に侵入するようになり、その際、
切断部分に発生したスパッタも上記のガスとともに内側
ノズル内に侵入してしまうので、該スパッタがレーザ加
工装置内の集光レンズに付着し、集光レンズを汚すとい
う問題点が生じる。しかるに、本発明方法においては、
上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流
するような異常を検出したら、該第2ガス通路へのガス
の供給を停止させるので、スパッタが内側ノズル内に侵
入して集光レンズに付着するのを防止することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1において、レーザ加工装置の加工ヘッ
ド1は図示しない可動フレームに取り付けられており、
この加工ヘッド1の内部の上方側にレーザ光線Lを集光
する集光レンズFLを設けている。加工ヘッド1は、鉛
直下方に向けて支持されるとともに、この加工ヘッド1
における下端部にノズル2を取り付けている。上記加工
ヘッド1の下方側に図示しない加工テーブルを設けてあ
り、この加工テーブル上に板状の被加工物3を水平に載
置している。本実施例の被加工物3は、板状をしたステ
ンレス製の母材4と、この母材4の表面(上面)の全域
に貼付したビニール製の保護シート5とから構成してい
る。本実施例では、保護シート5が上方側となるように
被加工物3を加工テーブル上に支持して、被加工物3に
切断加工を施すようにしている。レーザ加工装置は図示
しないレーザ発振器を備えており、このレーザ発振器か
ら発振されたレーザ光線Lは、図示しない複数の反射鏡
によって加工ヘッド1に導かれた後、集光レンズFLに
よって集光されてからノズル2の下端開口を介して被加
工物3に照射されるようになっている。
【0008】加工ヘッド1を取り付けた図示しない可動
フレームは、図示しない昇降機構によって昇降可能とな
っており、また、この可動フレームと加工テーブルとは
水平面において相対移動できるようになっている。本実
施例のノズル2は、内方側に位置する円筒状の内側ノズ
ル2Aと、この内側ノズル2Aを囲繞して設けた円筒状
の外側ノズル2Bとから構成している。上記内側ノズル
2Aおよび外側ノズル2Bの下方部分は、下端側が縮径
されたテーパ状に形成している。特に、外側ノズル2B
は内方の加工位置近傍を指向するように設置するのがよ
い。内側ノズル2Aの内部空間を第1ガス通路6として
あり、この内側ノズル2Aと外側ノズル2Bとの間の環
状の空間を第2ガス通路7としている。また、レーザ加
工装置は、アシストガス(窒素)のガス供給源11を備
えており、このガス供給源11は第1導管12を介して
上記加工ヘッド1の第1ガス通路6に接続している。こ
の第1導管12に第1レギュレータ13Aと第1電磁開
閉弁13Bを設けてあり、この第1電磁開閉弁13Bの
作動は図示しない制御装置によって制御されるようにな
っている。
【0009】また、アシストガスのガス供給源11は、
第2導管14を介して上記第2ガス通路7にも接続して
いる。第2導管14に第2レギュレータ15Aと第2電
磁開閉弁15Bを設けてあり、この第2電磁開閉弁15
Bの作動も図示しない制御装置によって制御されるよう
になっている。なお、第1ガス通路6に供給するガスの
ガス供給源11と第2ガス通路7に供給するガスのガス
供給源11とを別々に設けても良く、この場合、両ガス
通路6、7に供給するガスの種類を異ならせても良い。
加工ヘッド1から被加工物3にレーザ光線Lを照射して
切断加工を行う時には、制御装置が第1電磁開閉弁13
Bおよび第2電磁開閉弁15Bを開放させるので、第1
導管12および第1ガス通路6を介して内側ノズル2A
の下端開口から被加工物3の切断加工箇所3Aにアシス
トガスが噴射される。また、これと同時に、第2導管1
4および第2ガス通路7とその下端開口を介して、被加
工物3における加工箇所3Aの隣接位置にアシストガス
が供給されるようになっている。なお、第1ガス通路6
および第2ガス通路7に供給されるアシストガスの圧力
は、上記第1レギュレータ13Aおよび第2レギュレー
タ15Aによりそれぞれ適宜調整することができる。
【0010】次に、上記第1レギュレータ13Aの上流
側には、上記第2ガス通路7に供給したガスが第1ガス
通路6に逆流するような異常な状態が生じたときにそれ
を検出する異常検出手段16を設けている。本実施例に
おける異常検出手段16として流量計17を用いてお
り、該流量計17は、第1導管12から分岐させた分岐
管12’に取り付けてある。この流量計17を取り付け
た分岐管12’は、また第1導管12へと合流するよう
になっている。なお、上記流量計17からの信号は、上
述した図示しない制御装置に入力されるようになってい
る。また流量計17を設置する場所は、ガス供給源11
と内側ノズル2Aの先端との間で流量を測ることができ
る任意の位置でよく、さらに流量計17の種類によって
は流量計17を第1導管12からの分岐管12’ではな
く、第1導管12に直接設けてもよい。
【0011】以上の構成において、上記制御装置は切断
加工を行うに際して、第2ガス通路7に供給するアシス
トガスの圧力を、第1ガス通路6に供給するアシストガ
スの圧力よりも高圧となるように、両電磁開閉弁13
B、15Bを制御する。既に上述したように、本実施例
においては、保護シート5が上方となるように被加工物
3を加工テーブル上に支持して所要の形状に切断加工を
行うようにしている。したがって、切断加工中において
は、第1ガス通路6から噴射されるアシストガスの圧力
よりも第2ガス通路7から噴射されるアシストガスのほ
うが高圧となっており、レーザ光線Lによる加工箇所
(切断溝)3Aの隣接位置となる保護シート5の縁部5
A、5Aの近傍に向けて上方側から第2ガス通路7内の
アシストガスが噴射されることになる。ここで、両ガス
通路6、7から加工箇所(切断溝)3Aに噴射されるガ
スの流れを拡大して示したものが図2である。この図2
に示すように、内側ノズル2Aから噴射されるガスG1
は、レーザ光線Lによって切断された被加工物3の加工
箇所3Aを通って下方に流れていく。他方、外側ノズル
2Bから噴射されたガスG2は、内側ノズル2Aから噴
射されるガスG1よりも高圧なので、その一部が内方側
に流れて上記加工箇所3Aを通って下方に流れていき、
そのほかは外方側にむけて拡散するように流れていく。
これにより、保護シート5の縁部5A、5Aが母材4に
むけて強く押し付けられるので、縁部5A,5Aがめく
れ上がることを良好に防止することができる。
【0012】次に図3に示すように、上述した正常なレ
ーザ加工中に、何らかの原因で加工箇所3Aが完全に成
形されない切断不良部3A’が発生した場合には、内側
ノズル2Aより噴射されたガスG1および外側ノズル2
Bから噴射されたガスG2の一部が上記切断不良部3
A’によって反射されるようになる。このとき、外側ノ
ズル2Bより噴射されるガスG2の圧力のほうが内側ノ
ズル2Aより噴射されるガスG1の圧力に比べて高いの
で、外側ノズル2BからのガスG2は、ガスG1を押し
戻して第1ガス通路6内へと侵入するようになる。する
と、ガスG2が第1ガス通路6内に侵入することによ
り、第1ガス通路6内および第1導管12内のガスの流
量は切断が良好に行われていたときに比べて減少するよ
うになる。図示しない制御装置は、流量計17によって
第1導管12内における流量が所定値よりも低下したこ
とを検出したら、第1電磁開閉弁13Bを閉鎖させて第
2ガス通路7へのガスの供給を停止させるとともに、レ
ーザ光線Lの照射を停止させる。次に、所定の時間例え
ば1秒が経過したら、引き続き第2電磁開閉弁15Bを
閉鎖させて第1ガス通路6へのガスの供給を停止させ
る。このように、第1電磁開閉弁13Bを閉鎖させてか
ら第2電磁開閉弁15Bを閉鎖させるのは、仮に第1電
磁開閉弁13Bと第2電磁開閉弁15Bとを同時に閉鎖
した場合には、閉鎖後の第2ガス通路7内に残存するガ
ス圧によって、外側ノズル2Bから噴射されるガスが第
1ガス通路6内に逆流する虞があるためである。このよ
うに、異常検出手段16は、切断不良部3A’が発生し
た場合等のように第2ガス通路7に供給したガスが第1
ガス通路6に逆流するような異常を検出したら、該第2
ガス通路へのガスの供給を停止させるので、その逆流に
より切断部分に発生したスパッタが逆流するガスととも
に内側ノズル2A内に侵入して集光レンズFLを汚して
しまうことを防止することができる。
【0013】なお、上記実施例では、内側ノズル2Aと
外側ノズル2Bとの間の空間の全域を第2ガス通路7と
していたが、次のような構成であってもよい。つまり、
図4に水平断面図で示すように、ノズル2内の下方側の
位置に内側ノズル2Aと外側ノズル2Bの間の空間を閉
鎖するように板状部材21を設ける。そして、この板状
部材21に、内側ノズル2Aを囲繞して複数の貫通孔2
1aを穿設しても良い。このような実施例においても、
第1ガス通路6から噴射されるアシストガスを囲繞し
て、被加工物3にむけて第2ガス通路7の下端部からア
シストガスを噴射することができる。また、上記実施例
では、被加工物3の母材4として板状のステンレスを用
いたが、母材4の表面に保護シート5を貼付した被加工
物3であれば、本発明を適用して切断加工することがで
きる。そのうえ、被加工物3に保護シート5を用いてい
ない場合は本実施例のような設定をする必要がなく、第
2ガス通路7へのガスの供給を停止するか、もしくは第
2ガス通路7内のガスの圧力を第1ガス通路6のガスの
圧力と同じに設定すればよい。さらに、上述した実施例
は、タッチセンサを備えていないレーザ加工装置によっ
て本発明を実施した場合を説明したが、被加工物3の表
面に接触するタッチセンサを備えたレーザ加工装置を用
いても良い。また、上記実施例においては、同一のガス
供給源11から両ガス通路6、7内に窒素を供給するよ
うにしていたが、被加工物3の材質に応じて両ガス通路
6、7内に供給するガスの種類を異ならせても良い。
【0014】さらに、異常検出手段16としては流量計
17に限定されるものではなく、図1の想像線で示すよ
うに、内側ノズル2A内に圧力計18を設けてもよい。
この場合には、圧力計18は内側ノズル2Aの先端に近
接した位置に設けることが望ましい。そして圧力計18
を用いた異常検出手段16においては、該異常検出手段
16は第1ガス通路6内のガス圧力を検出するようにな
り、そのガス圧力が所定値を越えたら、第2ガス通路6
へのガスの供給を停止させるようになる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、切断加
工時に切断した保護シートの縁部がめくれ上がることを
防止できるとともに、切断不良等の原因で第2ガス通路
に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常な
状態が生じたら、異常検出手段によって第2ガス通路へ
のガスの供給を停止させることができるので、その逆流
による集光レンズの汚染を防止することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面正面図。
【図2】上記図1の要部におけるガスの流れを示す拡大
断面図。
【図3】切断不良の状態を示す部分断面正面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すノズルの水平断面
図。
【符号の説明】
1 加工ヘッド 2 ノズル 2A 内側ノズル 2B 外側ノズル 3 被加工物 4 母材 5 保護シート 6 第1ガス通路 7 第2ガス通路 11 ガス供給源 12 第1導管 13B 第1電磁開閉
弁 14 第2導管 15B 第2電磁開閉
弁 16 異常検出手段 17 流量計 18 圧力計
フロントページの続き (72)発明者 中村 聖一 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 Fターム(参考) 4E068 AE00 CA18 CD15 CH02 CH05 CH08 CJ01 DB14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方側に配置されてレーザ光線が通過す
    る内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側
    ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1
    ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部
    との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、第1ガ
    ス通路および第2ガス通路にガスを供給するガス供給源
    とを備え、 表面に保護シートを貼付した被加工物を上記保護シート
    が上面となるように支持して、上記第1ガス通路および
    第2ガス通路を介して被加工物にガスを噴射しながら被
    加工物にレーザ光線を照射して、該被加工物を所要の形
    状に切断加工するようにしたレーザ加工方法であって、 上記第2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガ
    ス通路に供給するガスの圧力よりも高圧として、第2ガ
    ス通路から噴射されたガスの一部が被加工物の切断溝を
    介して該被加工物の下方側に抜けるように、上記両ガス
    通路に供給するガスの圧力を調整し、 さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路
    に逆流するような異常を検出したら、該第2ガス通路へ
    のガスの供給を停止させることを特徴とするレーザ加工
    方法。
  2. 【請求項2】 上記第2ガス通路へのガスの供給を停止
    させるのと同時にレーザ光線の照射を停止させ、さらに
    一定時間経過後に第1ガス通路へのガスの供給を停止さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方
    法。
  3. 【請求項3】 内方側に配置されてレーザ光線が通過す
    る内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側
    ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1
    ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部
    との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、この第
    2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路
    に供給するガスの圧力よりも高圧として第1ガス通路と
    第2ガス通路とにガスを供給することが可能なガス供給
    源と、さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガ
    ス通路に逆流するような異常を検出したら第2ガス通路
    へのガスの供給を停止させる異常検出手段とを備えるこ
    とを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 上記異常検出手段は上記第1ガス通路内
    へのガス供給量を検出し、そのガス供給量が所定値より
    も低下したら、第2ガス通路へのガスの供給を停止させ
    ることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 上記異常検出手段は上記第1ガス通路内
    のガス圧力を検出し、そのガス圧力が所定値を越えた
    ら、第2ガス通路へのガスの供給を停止させることを特
    徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 上記異常検出手段は、上記第2ガス通路
    へのガスの供給を停止させるのと同時にレーザ光線の照
    射を停止させ、さらに一定時間経過後に第1ガス通路へ
    のガスの供給を停止させることを特徴とする請求項3な
    いし請求項5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
JP2000192189A 2000-06-27 2000-06-27 レーザ加工方法およびその装置 Expired - Fee Related JP4221540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192189A JP4221540B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 レーザ加工方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192189A JP4221540B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 レーザ加工方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001570A true JP2002001570A (ja) 2002-01-08
JP4221540B2 JP4221540B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=18691356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000192189A Expired - Fee Related JP4221540B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 レーザ加工方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4221540B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251345A (ja) * 2005-06-27 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工方法およびレーザ加工ヘッド
WO2013005616A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 小池酸素工業株式会社 レーザ切断方法及びレーザ切断装置
CN103394806A (zh) * 2013-08-06 2013-11-20 深圳市大族激光科技股份有限公司 激光焊接方法及溢流保护装置
JP2014061551A (ja) * 2014-01-15 2014-04-10 Canon Inc レーザ加工装置
WO2019142239A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱電機株式会社 レーザ加工装置
WO2020178890A1 (ja) * 2019-03-01 2020-09-10 三菱電機株式会社 レーザ加工装置及び方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251345A (ja) * 2005-06-27 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工方法およびレーザ加工ヘッド
JP2011251344A (ja) * 2005-06-27 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工方法およびレーザ加工ヘッド
WO2013005616A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 小池酸素工業株式会社 レーザ切断方法及びレーザ切断装置
JP2013013919A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Koike Sanso Kogyo Co Ltd レーザ切断方法及びレーザ切断装置
CN103394806A (zh) * 2013-08-06 2013-11-20 深圳市大族激光科技股份有限公司 激光焊接方法及溢流保护装置
JP2014061551A (ja) * 2014-01-15 2014-04-10 Canon Inc レーザ加工装置
WO2019142239A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱電機株式会社 レーザ加工装置
WO2020178890A1 (ja) * 2019-03-01 2020-09-10 三菱電機株式会社 レーザ加工装置及び方法
DE112019006808T5 (de) 2019-03-01 2021-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Laserbearbeitungsvorrichtung und Verfahren
DE112019006808B4 (de) 2019-03-01 2022-11-17 Mitsubishi Electric Corporation Laserbearbeitungsvorrichtung und Verfahren

Also Published As

Publication number Publication date
JP4221540B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2396243A1 (en) Dispenser operation verification apparatus and verification method
JP2002001570A (ja) レーザ加工方法およびその装置
WO2015052764A1 (ja) ワーク着座検出装置及びその調整方法
JP4846330B2 (ja) 工作機械のワーク密着状態確認装置
JPH0327889A (ja) レーザ加工機の加工ヘッド
JP4366534B2 (ja) レーザ加工方法
JP4791392B2 (ja) 加工治具
WO2019116573A1 (ja) 工作機械の主軸装置
KR101245927B1 (ko) 쿨런트 침입방지가 가능한 공작물 밀착 확인 장치
KR200164249Y1 (ko) 레이저 가공장치
JP2006007280A (ja) レーザ加工機の加工ヘッド
JP4304808B2 (ja) レーザ加工方法
JP3386357B2 (ja) レーザ加工機におけるアシストガスの圧力調整装置
JPH11353032A (ja) 冷却ガスの漏洩検出機構および検出方法
JPH09266157A (ja) 縮小投影露光方法およびその装置
US20040025790A1 (en) Apparatus for supplying cooling gas in semiconductor device manufacturing equipment
JP2002090199A (ja) ガスメータおよび流路遮断制御方法
JPS6049876A (ja) スポツト溶接機のスポツト部分の酸化防止装置
JPH02255288A (ja) レーザ溶接部位の検査方法
JP2003019525A (ja) 鋏め装置の着座検出機構及びその検出方法
JP2542041Y2 (ja) 抵抗溶接スポットガンのチップ抜け検出装置
JP4438607B2 (ja) 流路の閉塞検査方法およびその装置
JPH0451273B2 (ja)
JPH08118158A (ja) 放電加工機の火災防止方法及びその装置
KR20000017243U (ko) 반도체 에치 엠 디 에스 도포장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081022

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4221540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees