JPH02255288A - レーザ溶接部位の検査方法 - Google Patents

レーザ溶接部位の検査方法

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JPH02255288A
JPH02255288A JP1076450A JP7645089A JPH02255288A JP H02255288 A JPH02255288 A JP H02255288A JP 1076450 A JP1076450 A JP 1076450A JP 7645089 A JP7645089 A JP 7645089A JP H02255288 A JPH02255288 A JP H02255288A
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JP
Japan
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nozzle
welding
temp
laser light
thermocouple
Prior art date
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Pending
Application number
JP1076450A
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English (en)
Inventor
Kazuo Azuma
東 和男
Takao Iwai
岩井 孝雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH02255288A publication Critical patent/JPH02255288A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ溶接における溶け込み不良を検査する
ブ〕法に関し、とくに薄鋼板の突合せ部位の溶け込み不
良を自動で検知するようにした検査方法に関する。
[従来の技術] 本発明に関連する先行技術として、たとえば特開昭58
−50190号公報、特開昭59−97788号公報が
知られている。前者は、レーザビーム等を用いた被加工
物の切断状態を検査する方法について開示しており、後
者は加工部位の温度を検出する温度検出器からの出力に
基づいてレーザ出力を制御する装置について開示してい
る。
ところで、レーザ光を利用して薄鋼板の突合せ部位を溶
接する溶接作業の場合は、突合せ部位の溶け込みが十分
であるか否を判断するために、裏面ビードの状態を検査
することか行なわれている。
この裏面ビードの検査は、溶接した鋼板を反転し、作業
者による目視検査または特殊な装置を用いてビートの裏
波形状を自動検査する方法か採用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしなから、上記の検査方法では、溶接の完了後に裏
面ビードの検査を行なわなければならないため、溶接作
業工程とは別に独立した検査1祷が必要となる。また、
作業者による目視検査の場合は、欠陥個所を見落すおそ
れがあり、自動検査の場合は、検査装置の導入のために
多額の設備投資を行なわなければならないという問題が
おる。
本発明は、上記の問題に肴目し、溶接時におけるノズル
先端部での温度変化を検知することにより、独立した検
査工程を必要とすることなく、しか・bビードの裏波形
状を検出するのような高価な装置を用いることなく、薄
鋼板の突合せ部位の溶け込み不良を自動で検知すること
が可能な検査方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本発明に係るレーザ溶接部位の検査方法
は、′薄鋼板の突合せ部位をレーザ光を利用して溶接す
るに際し、前記突合せ部位の溶け込み不Qを、前記レー
ザ光を照射するノズルの先端に設けられた温度センサか
らの出力に基づいて検知する方法からなる。
[作  用] このようなレーザ溶接部位の検査方法においては、溶け
込み不良が生じる時は、照射されたレーザ光が被溶接物
である薄鋼板によってノズル側に反則され、ノズルの先
端の温度が上昇する。すなわち、溶(プ込み不良が発生
する原因の一つは、レーザ光の焦点が被溶接物から外れ
るためであり、この焦点か外れている状態では、突合せ
部位を十分溶融さゼることかできす、照射されたレー昏
ア光の一部がノズル側に反射してしまう。したがって、
溶け込み不良の状態では、ノズル先端の温度が著しく上
昇し、この温度変化を温度セン4)によって検知するこ
とにより、間接的に溶け込み不良発生の有無の判定が可
能となる。
このように、本発明では、溶接作業と同時に溶け込み不
良の検査が可能となるので、検査工程が不要となる。ま
た、温度センサの出力に基づいて溶け込み不良の有無が
判定可能となるので、従来のような高価な裏ビード検出
装置も不要となる。
[実施例] 以下に、本発明に係るレーザ溶接部位の検査方法の望ま
しい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第7図は、本発明の一実施例を示している
。第1図は、本発明を実/l!Iするために用いられる
シー11溶接装置を示している。図中、1はレーザ加工
装置のノズルを示しており、ノズル1内にはレーザ光り
を収束させるためのレンズ2が配置されている。ノズル
1は、先端にいくにしたがって縮径するテーパ状に形成
されている。ノズル1のレンズ2より下方には、ノズル
内にシールドガスとしてのアルゴンガスを流入させるた
めのガス流入口3が設けられている。ノズル1内に流入
したアルゴンガスは、ノズル1の先端から薄鋼板5.6
の突合せ部位に向けて噴出されるようになっている。
ノズル1の先端部7は耐熱部材から構成されており、先
端部7の下端面には、温度セン9としての熱電対8が取
付けられている。熱電対8は周知の通り温度変化により
起電力が変化するものであり、この熱電対8の起電力は
制御手段9に入力されるようになっている。制御手段9
は、熱電対8からの起電力の変化を常時監視するもので
あり、起電力が所定の値を越えた時に、突合せ部位の溶
け込み不良があったと判定する機能を41している。
つぎに、レーザ溶接部位の検査方法について説明する。
R8rA板のレーザ溶接をするにあたっては、まず一方
の薄鋼板5の端面と他の薄鋼板6の端面とが当接され、
レーザ光りの焦点Fは、薄鋼板5.6の突合せ部位に向
けられる。つまり、レーザ光りの焦点Fと溶接線との位
置合せが行なわれる。この状態では、レーザ光りの焦点
Fは、薄鋼板5.6の板厚内に位置するように調整され
る。
薄鋼板5.6の位置決めが完了すると、突合せ部位に向
けてレーザ光りが照射され、突合せ部位はレーザ光りに
よって溶融される。第2図は、突合せ部位がレーデ光1
−によって溶接される状態を示しており、この場合、突
合せ部位に照射されたレーザ光1−のうち約2割程度が
溶融部Mを通過し、裏面側に抜けるようになっている。
つまり、十分な溶接強度を得るためには、レーザ光りの
一部が突合せ部位を透過させることか必要であり、この
ことは、従来から良く知られている。
しかし、レンズ2の汚れに起因するレンズの熱変形やレ
ーザ装置等の設備上の不具合にJ:す、レーザ光りの焦
点「が第3図および第4図に示すように、薄鋼板5.6
の板厚の範囲から外れてしょうことかある。第3図は、
レンズ2の熱変形により突合せ部位よりも手前に焦点F
が位置した場合であり、この状態では突合せ部位の溶融
形状M。
は、上面部のみが良く溶けたワインカップ状となり、裏
ビードは形成されない。第4図は、同様にレンズ2の熱
変形により突合せ部位よりも後方に焦点E:が位置した
場合であり、この場合の溶融形状M2も上面部のみが良
く溶けたワインカップ状となり、裏ビードは形成されな
い。
第3図および第4図では、レーザ光l−の一部が突合せ
部位を透過しないので、ノズル1側に反射するレーザ光
り、が増加し、熱電対8が取イ」けられているノズル1
の先端は著しく加熱される。
突合せ部位の溶け込み不良は、レーザ光りの焦点Fの位
置ずれのみではなく、シールドガスの流量が不足した場
合も発生する。第4図は、アルゴンガスの流量が不足し
た状態においてレーザ溶接を行なっている状態を示して
いる。この場合は、アルゴンガスによる冷却が不十分と
なり、レーザ光付近の温度が高くなりすぎ、溶融部M3
から条間のプラズマPが発生する。そのため、このプラ
ズマPによる熱輻剣Hが増加し、ノズル1の先端が第3
図の場合と同じように著しく加熱される。
なd″3、プラズマPが発生すると、このプラズマPに
よってレーザー光りが吸収されてしまい、溶け込み不良
となることが知られている。
溶接中は、ノズル1の温度は熱電対8によって測温され
、この温度に対応する熱起電力が制御手段9に人力され
る。制御手段9は熱電対8からの起電力を温度に変換し
、この温度の変化に呈づいて溶け込み不良の有無の判定
がなされる。
第6図は、第7図に示す′薄鋼板5.6の突合せ部位を
レーザ溶接した場合にaフいて、熱電対8によって測温
されたノズル1先喘の温度変化を示している。第6図に
示すように、ノズル1の表面温度は、たとえば500℃
を基準にして3個所だけ大ぎく突出している。この基準
値下0より突出する湿度T、は溶接部W、に対応するも
のであり、温度T2は溶接部W2に対応するものである
。また、温度−「3は溶接部W3に対応するものである
。すなわち、温度下、では溶接部W、は溶Cノ込み不良
となり、裏ビードWは形成されない。同様に温度1’2
、−r 3に対応する溶接部W全、Waも溶け込み不良
となり、裏ビードWは形成されない。
このように、ノズル1の先端の温度が一定の基準を越え
l、:場合は、溶け込み不良と判定され、溶接の終了と
同時に制御手段9によって警報が発せられる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るレーザ溶接部位の検
査方法によるときは、突合せ部位の溶け込み不良を、レ
ーザ光を照射するノズルの先端に設けられた温度センサ
からの出力に基づいて検知するようにしたので、溶接作
業と同時に溶け込み不良の自動検査が可能となり、溶接
完了俊に行なわれていた検査工程を廃止することができ
る。
その結果、目視検査のように不良個所を見落すおそれも
なくなり、かつ検査のための薄鋼板の移送も解消するこ
とができる。
また、温度センサの出力に基づいて溶け込み不良の有無
が判定可能となるため、従来のように高価イf裏ビード
検出装置も不要となり、検査コストの低減をはかること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるレーtア加工装置の要部断
面図、 第2図は第1図の装置を用いて行なわれるレーザ溶接の
正常時の断面図、 第3図ないし第5図は第1図の装置を用いて行なわれる
レーザ溶接の異常時の断面図、第6図は第1図における
ノズルの?5Pf34変化を示す特性図、 第7図は第6図に対応する薄鋼板の突合せ部位の溶接状
態を示す平面図、 でおる。 1・・・・・・・・・・・・ノズル 5.6・・・・・・薄鋼板 8・・・・・・・・・・・・温度センサとしての熱電対
9・・・・・・・・・・・・制御手段 L・・・・・・・・・・・・レーザ光 [・・・・・・・・・・・・レーザ光の焦点第 図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、薄鋼板の突合せ部位をレーザ光を利用して溶接する
    に際し、前記突合せ部位の溶け込み不良を前記レーザ光
    を照射するノズルの先端に設けられた温度センサからの
    出力に基づいて検知することを特徴とするレーザ溶接部
    位の検査方法。
JP1076450A 1989-03-30 1989-03-30 レーザ溶接部位の検査方法 Pending JPH02255288A (ja)

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JP1076450A JPH02255288A (ja) 1989-03-30 1989-03-30 レーザ溶接部位の検査方法

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JPH02255288A true JPH02255288A (ja) 1990-10-16

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JP (1) JPH02255288A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05337662A (ja) * 1992-06-04 1993-12-21 Miyachi Technos Kk 溶接良否判定方法及び装置
US6423926B1 (en) * 2000-11-16 2002-07-23 Joseph K. Kelly Direct-metal-deposition (DMD) nozzle fault detection using temperature measurements

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05337662A (ja) * 1992-06-04 1993-12-21 Miyachi Technos Kk 溶接良否判定方法及び装置
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