JP2564505Y2 - レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置 - Google Patents
レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置Info
- Publication number
- JP2564505Y2 JP2564505Y2 JP6709793U JP6709793U JP2564505Y2 JP 2564505 Y2 JP2564505 Y2 JP 2564505Y2 JP 6709793 U JP6709793 U JP 6709793U JP 6709793 U JP6709793 U JP 6709793U JP 2564505 Y2 JP2564505 Y2 JP 2564505Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- circulation pump
- retort sterilizer
- hot water
- ejection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、包装された食品や医
薬品を加熱殺菌するレトルト殺菌装置に関し、詳しくは
レトルト殺菌装置の流水循環ポンプ制御装置に関するも
のである。
薬品を加熱殺菌するレトルト殺菌装置に関し、詳しくは
レトルト殺菌装置の流水循環ポンプ制御装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】レトルト殺菌においては、包装された食
品や医薬品にまんべんなく熱水を注ぎ、均一な温度で殺
菌処理する必要がある。従来、熱水を注水する流水循環
ポンプは定格電圧のもとで一定運転され、水圧が所定圧
力に達すると圧力センサー等により検出して制御し、流
水循環ポンプを定速運転して所定圧力で流水量を維持す
るようにしている。この場合、流水循環ポンプは定速連
続運転状態になり、殺菌槽の噴出管の噴出口から噴出す
る熱水または冷却水の水圧は一定でほぼ同じ状態に散布
され、その散布パターンが固定してしまい、棚板トレー
上の食品や医療品の配置によっては、それぞれの食品や
医療品にまんべんなく当たらなり、包装された食品や医
療品に温度むらを生じて均一な加熱殺菌処理ができなか
ったり、処理後の冷却が遅れて取り出すのに時間がかか
り、生産性を損なう不具合が発生していた。
品や医薬品にまんべんなく熱水を注ぎ、均一な温度で殺
菌処理する必要がある。従来、熱水を注水する流水循環
ポンプは定格電圧のもとで一定運転され、水圧が所定圧
力に達すると圧力センサー等により検出して制御し、流
水循環ポンプを定速運転して所定圧力で流水量を維持す
るようにしている。この場合、流水循環ポンプは定速連
続運転状態になり、殺菌槽の噴出管の噴出口から噴出す
る熱水または冷却水の水圧は一定でほぼ同じ状態に散布
され、その散布パターンが固定してしまい、棚板トレー
上の食品や医療品の配置によっては、それぞれの食品や
医療品にまんべんなく当たらなり、包装された食品や医
療品に温度むらを生じて均一な加熱殺菌処理ができなか
ったり、処理後の冷却が遅れて取り出すのに時間がかか
り、生産性を損なう不具合が発生していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、噴出口から噴出する熱水
または冷却水の水圧を変動することにより熱水または冷
却水の噴出パターンを変え、殺菌槽内の載置棚トレー上
の食品や医療品にまんべんなく熱水または冷却水がかか
るようにし、包装された食品や医療品の温度むらを解消
し殺菌効果の均一化を図ることを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、噴出口から噴出する熱水
または冷却水の水圧を変動することにより熱水または冷
却水の噴出パターンを変え、殺菌槽内の載置棚トレー上
の食品や医療品にまんべんなく熱水または冷却水がかか
るようにし、包装された食品や医療品の温度むらを解消
し殺菌効果の均一化を図ることを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、レトルト殺菌装置に循環ポンプのポンプ電動機を回
転数制御する周波数変換器とシーケンサーを設け、前記
ポンプ電動機をシーケンシャルに周波数変換器を介して
回転数制御し、噴出口から噴出する熱水または冷却水の
水圧を変えるようにした。
に、レトルト殺菌装置に循環ポンプのポンプ電動機を回
転数制御する周波数変換器とシーケンサーを設け、前記
ポンプ電動機をシーケンシャルに周波数変換器を介して
回転数制御し、噴出口から噴出する熱水または冷却水の
水圧を変えるようにした。
【０００５】
【作用】上記の構成により、循環ポンプのポンプ電動機
をシーケンサーのプログラムにより周波数変換器を介し
て周波数制御することにより循環ポンプの出力をシーケ
ンシャルに高低に変動させ、レトルト殺菌装置の噴出口
から噴出する熱水または冷却水の水圧を変え、交互に高
圧流水または低圧流水にすることにより、熱水または冷
却水の到達する位置を遠近に変動させ、棚板トレー上の
包装された食品や医療品にまんべんなく流水がかかるよ
うにして、対象とする食品や医療品の温度むらを解消し
て殺菌効果の均一化を図ることができる。
をシーケンサーのプログラムにより周波数変換器を介し
て周波数制御することにより循環ポンプの出力をシーケ
ンシャルに高低に変動させ、レトルト殺菌装置の噴出口
から噴出する熱水または冷却水の水圧を変え、交互に高
圧流水または低圧流水にすることにより、熱水または冷
却水の到達する位置を遠近に変動させ、棚板トレー上の
包装された食品や医療品にまんべんなく流水がかかるよ
うにして、対象とする食品や医療品の温度むらを解消し
て殺菌効果の均一化を図ることができる。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は本考案の殺菌槽の断面と構成を示すブ
ロック図で、殺菌槽５内には両側に対向して奥行方向に
平行に伸びる複数の噴出管１０が設けられ、各噴出管１
０には内側にむけて複数の噴出口が設けられ、循環ポン
プ４から吐出管１１を通じて加圧された熱水または冷却
水が複数の噴出管１０に均一に送られ、両側の噴出管１
０の間に引き出し可能に設置した載置棚９の包装された
食品または医療品８に注ぐようにし、食品または医療品
を熱水により加熱殺菌し、または冷却水により冷却する
ようにしている。食品または医療品８に注がれ熱交換し
た流水は殺菌槽５の底部で回収され、戻り管１２により
切換え弁１３を介して熱水タンク１４または冷水タンク
１５に回収され、所定温度に戻った状態で循環ポンプ４
に戻る経路で繰り返し殺菌槽５内を循環する。
説明する。図１は本考案の殺菌槽の断面と構成を示すブ
ロック図で、殺菌槽５内には両側に対向して奥行方向に
平行に伸びる複数の噴出管１０が設けられ、各噴出管１
０には内側にむけて複数の噴出口が設けられ、循環ポン
プ４から吐出管１１を通じて加圧された熱水または冷却
水が複数の噴出管１０に均一に送られ、両側の噴出管１
０の間に引き出し可能に設置した載置棚９の包装された
食品または医療品８に注ぐようにし、食品または医療品
を熱水により加熱殺菌し、または冷却水により冷却する
ようにしている。食品または医療品８に注がれ熱交換し
た流水は殺菌槽５の底部で回収され、戻り管１２により
切換え弁１３を介して熱水タンク１４または冷水タンク
１５に回収され、所定温度に戻った状態で循環ポンプ４
に戻る経路で繰り返し殺菌槽５内を循環する。
【０００７】循環ポンプ４はポンプ電動機３に連結され
て駆動され、ポンプ電動機３はシーケンサー２にあらか
じめ設定されたプログラムに従い、周波数変換器１を介
してシーケンシャルに回転数制御され、循環ポンプ４の
吐出圧力を所定の範囲内で変動させるようにしている。
て駆動され、ポンプ電動機３はシーケンサー２にあらか
じめ設定されたプログラムに従い、周波数変換器１を介
してシーケンシャルに回転数制御され、循環ポンプ４の
吐出圧力を所定の範囲内で変動させるようにしている。
【０００８】循環ポンプ４の吐出圧力を所定の高圧と低
圧の範囲に変動させると、噴出口から噴出する熱水また
は冷却水は高圧流水７または低圧流水６となってその範
囲で変動して噴出され、流水の到達距離が遠近に変動
し、対象とする載置棚９の包装された食品または医療品
８の全体にに注がれ、食品または医療品８をむらなく加
熱または冷却することができる。
圧の範囲に変動させると、噴出口から噴出する熱水また
は冷却水は高圧流水７または低圧流水６となってその範
囲で変動して噴出され、流水の到達距離が遠近に変動
し、対象とする載置棚９の包装された食品または医療品
８の全体にに注がれ、食品または医療品８をむらなく加
熱または冷却することができる。
【０００９】
【考案の効果】以上のように本考案においては、殺菌槽
の噴出管の噴出口から噴出する流水の水圧を所定の高圧
と低圧に範囲に変動させることにより、熱水または冷却
水の噴出到達距離を変えて対象とする包装された食品ま
たは医薬品に注ぐことにより、均一にすみずみまで注ぐ
ことができ、食品または医薬品をむらなく加熱殺菌する
ことができ、また冷却水を散布冷却することにより、殺
菌された食品または医薬品を早く取り出すことができ食
品または医薬品の殺菌処理工程を効率よく行うことがで
き、コストダウンを計ることができる。
の噴出管の噴出口から噴出する流水の水圧を所定の高圧
と低圧に範囲に変動させることにより、熱水または冷却
水の噴出到達距離を変えて対象とする包装された食品ま
たは医薬品に注ぐことにより、均一にすみずみまで注ぐ
ことができ、食品または医薬品をむらなく加熱殺菌する
ことができ、また冷却水を散布冷却することにより、殺
菌された食品または医薬品を早く取り出すことができ食
品または医薬品の殺菌処理工程を効率よく行うことがで
き、コストダウンを計ることができる。
【図１】本考案の殺菌槽の断面と構成を示すブロック図
である。
である。
１ 周波数変換器 ２ シーケンサー ３ ポンプ電動機 ４ 循環ポンプ ５ 殺菌槽 ６ 低圧流水 ７ 高圧流水 ８ 食品または医療品 ９ 載置棚 １０ 噴出管 １１ 吐出管 １２ 戻り管 １３ 切換え弁 １４ 熱水タンク １５ 冷水タンク
Claims (1)
- 【請求項１】 殺菌槽内に複数の噴出管を配設し、該噴
出管に設けた複数の噴出口から循環ポンプにより熱水を
噴出して包装された食品や医療品に注ぎ殺菌処理してな
るレトルト殺菌装置において、上記レトルト殺菌装置に
循環ポンプのポンプ電動機を回転数制御する周波数変換
器とシーケンサーを設け、前記ポンプ電動機をシーケン
シャルに周波数変換器を介して回転数制御し、噴出口か
ら噴出する熱水または冷却水の水圧を変えることを特徴
とするレトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6709793U JP2564505Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6709793U JP2564505Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730094U JPH0730094U (ja) | 1995-06-06 |
| JP2564505Y2 true JP2564505Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=13335047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6709793U Expired - Lifetime JP2564505Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2564505Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP6709793U patent/JP2564505Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0730094U (ja) | 1995-06-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4576792A (en) | Method for heat treatment of articles and arrangement for carrying out the method | |
| US20210059281A1 (en) | Facility for thawing or tempering frozen food products | |
| RU2685182C1 (ru) | Уничтожение микроорганизмов с использованием падения давления и нагрева | |
| US5546854A (en) | Apparatus for heating and sterilizing food | |
| US5310566A (en) | Method of ensuring constant product quality and safety when tailback conditions occur in pasteurizers | |
| JP2564505Y2 (ja) | レトルト殺菌装置における循環ポンプ制御装置 | |
| JP2003072716A (ja) | 加圧加熱方法および加圧加熱装置 | |
| EP3195733B1 (en) | Machine for making and dispensing liquid or semi-liquid food products and recirculation method | |
| JPH07502899A (ja) | 生鮮食品の処理方法及び処理装置 | |
| US20130004638A1 (en) | Pasteurizer with controlled sprayer output | |
| SK161195A3 (en) | Method of cooling and subsequent final treatment of foodstuffs | |
| JP2562349Y2 (ja) | 流水式レトルト殺菌装置の流水噴出口構造 | |
| JP3056930B2 (ja) | レトルト殺菌方法 | |
| RU2222202C2 (ru) | Способ получения частиц из пищевого материала, в частности шоколада, и предназначенное для этого устройство | |
| JPH0819386A (ja) | 容器内容物の殺菌方法及びその装置 | |
| JP3379825B2 (ja) | 含気食品調理殺菌機の除水機構 | |
| JPH07135940A (ja) | シャワー式レトルト殺菌装置 | |
| JP2562134Y2 (ja) | 熱水噴流式殺菌装置 | |
| JPH0347648Y2 (ja) | ||
| CN217547166U (zh) | 一种节能型循环喷淋杀菌机 | |
| CN218942178U (zh) | 一种热超声波均质巴氏杀菌机 | |
| JP2747791B2 (ja) | 食品加熱殺菌機 | |
| JP2004054569A (ja) | 容器入り飲料の加熱装置及びこれを用いた自動販売機 | |
| JPH0325787Y2 (ja) | ||
| JP4212298B2 (ja) | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971014 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |