JP2564442Y2 - 鳥類忌避装置 - Google Patents

鳥類忌避装置

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JP2564442Y2
JP2564442Y2 JP1993075523U JP7552393U JP2564442Y2 JP 2564442 Y2 JP2564442 Y2 JP 2564442Y2 JP 1993075523 U JP1993075523 U JP 1993075523U JP 7552393 U JP7552393 U JP 7552393U JP 2564442 Y2 JP2564442 Y2 JP 2564442Y2
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忠夫 大庭
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大庭ビルメインテナンス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、田畑や建物等に飛来す
る鳩、スズメ等の鳥類を追い払う効率の良い鳥類忌避装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、畑やベランダ等に鳥類が侵入
することや近づくことを防止するために、畑やベランダ
等の付近に鳥類忌避装置をぶら下げる等の方法により配
置していた。すなわち、従来の鳥類忌避装置として実開
平4−35783号公報には図8に示す鳥類忌避装置が
開示されている。
【0003】同図に示す鳥類忌避装置は、ひし形の平板
よりなる本体81の下方左右縁部へ、互いに反対向きに
風受翼85a、85bを、本体81と鈍角をなすように
折り曲げて形成する。さらに、本体81の回転中心線8
7上にある上方の一端に軸84aを介して紐83に回転
自在に吊持しえる回転吊具を設ける。回転吊具は、魚釣
具で用いられるよりもどし82を利用してあり、本体8
1の回転中心線87上の一端に開けた透孔81aに嵌め
た連結部材84cで、よりもどし82の片方の軸84b
を連結してある。さらに、本体81の表裏の両面に威嚇
模様の眼状紋86を施して設けると共に、リング型の磁
気体88を片面だけに1個貼着してある。
【0004】次に、その動作について説明する。よりも
どし82の他方の軸84aを、建物間や田畑に立設した
竿等の間に張った紐83等に結んで吊せば、風受翼85
a、85bに風を受けて、回転することで眼状紋86が
動いているように見え、それと同時に、局部的に変動す
る異常磁場が発生する。鳥類は、動いて見える眼状紋8
6を見、かつ、異常磁場を感じ取り、驚異を感じる。上
述に説明したように、従来例によれば、本体全体を風に
よって回転させることによって、本体の表面と裏面に施
した眼状紋86が交互に入れ替わるので、眼状紋86が
動いているように見え、鳥類に驚異を与えることが可能
である。さらに、貼着してある磁気体88が、風によっ
て本体81と共に回転することによって、変動する異常
磁場を発生させ、磁気を感じ得る鳥類を混乱させ鳥類に
驚異を与えることが可能である。このように、これら2
つの手段を併用することで、鳥類を駆除している。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、従来例の鳥
類忌避装置は、本体として一枚の平板を使用しているの
で、風がない時には、本体は回転せず、見る方向によっ
ては眼状紋が見にくくなったり、風が弱い時には、本体
が回転しにくくなって威嚇模様の動きが少なくなり、鳥
類に驚異を与える効果が低下する。本考案はこのような
状況に鑑みてなされたものであり、風が弱くても十分に
本体が回転し、また、風がないなどにより、本体は回転
しなくとも、威嚇模様が見易く、鳥獣に驚異を与える効
果を向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の考案は、中心軸を対称に放射状に配設し
た複数個の羽根体と、これら羽根体に嵌入した磁気体と
を備えた鳥類忌避装置であって、前記羽根体の表裏には
威嚇摸様が施されるとともに、当該羽根体の回転によっ
て前記磁気体の磁気力が拡散されることを特徴とする。
【0007】請求項2の考案は、前記請求項1の考案に
おいて、前記威嚇模様が、前記本体の中心部を黒色に色
分けし、前記本体の外周部を赤色に色分けし、この外周
部と前記中心部との間を黄色に色分けすると共に、前記
黄色の地の一部に黒色の地を設け、この黒色の地が中心
部からこの外周部の方向に向けて放射状に設けられてな
ることを特徴とする。
【0008】請求項3の考案は、前記請求項1の考案に
おいて、前記威嚇模様が、5個の同心円によって本体を
色分けし、この色分けを前記円の中心からこの円周に向
かって順に黄色、黒色、黄色、赤色及び黄色となして形
成されていることを特徴とする。
【0009】請求項4の考案は、前記請求項1の考案に
おいて、前記威嚇模様が、4個の同心円によって本体を
色分けし、この色分けを前記円の中心からこの円周に向
かって順に黒色、赤色、黄色、赤色となすと共に、前記
黄色の地の一部に黒色の地を設け、この黒色の地が中心
部からこの外周部の方向に向けて放射状に設けられてな
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成された請求項1の本考案で
は、本体の表裏に威嚇模様が描かれ、複数個のこの本体
が、これら各本体上の同一軸を中心にして放射状に配設
すると共に、これら各本体を相互に固定させて構成さ
れ、さらに、前記一軸を中心にして対称な位置に前記磁
気体が前記本体に貫通させて形成される。従って、鳥類
忌避装置が回転しなくとも、四方から威嚇模様が見え
る。そして、風が吹くと、鳥類忌避装置が前記一軸を中
心に回転する。その結果、鳥類は、動いて見える威嚇模
様または四方から見える威嚇模様を見、かつ、磁気が風
に揺られて周囲に異常磁場が発生し、その異常磁場を感
じ取ることによって、驚異を感じる。この異常磁場は本
体の回転により拡散されるため、より効果を増大させる
ことができる。
【0011】また、請求項2の考案では、前記威嚇模様
は、本体の中心部が黒色に色分けされ、本体の外周部が
赤色に色分けされ、この外周部と前記中心部との間が黄
色に色分けされると共に、前記黄色の地の一部に黒色の
地が設けられ、この黒色の地が中心部からこの外周部の
方向に向けて放射状に設けられるので、請求項1の考案
と同様の効果が得られる。
【0012】また、請求項3の考案では、前記威嚇模様
は、5個の同心円によって本体が色分けされ、この色分
けが前記円の中心からこの円周に向かって順に黄色、黒
色、黄色、赤色及び黄色となして形成されるので、請求
項1の考案と同様の効果が得られる。
【0013】また、請求項4の考案では、前記威嚇模様
は、4個の同心円によって本体が色分けされ、この色分
けが前記円の中心からこの円周に向かって順に黒色、赤
色、黄色、赤色とされると共に、前記黄色の地の一部に
黒色の地が設けられ、この黒色の地が中心部からこの外
周部の方向に向けて放射状に設けられるので、請求項1
の考案と同様の効果が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1、図2、図3は、本考
案の鳥類忌避装置の一実施例を示すもので、このうち図
1は斜視図、図2は正面図、図3は平面図である。これ
らの図において鳥類忌避装置1は、表裏に威嚇模様2を
施した4枚の羽根体1aを、これら各羽根体1a上の中
心軸1bを中心にして放射状に配設すると共に、これら
各羽根体1aを相互に固定させて構成し、前記羽根体1
aを前記軸1bを中心に回転可能に形成したものであ
る。すなわち、本実施例の鳥類忌避装置1は、四方から
威嚇模様2が見えるように、羽根体1aが矢羽状に立体
的に組み合わされてなる。尚この羽根体1aは4枚に限
らず、3枚、6枚等その枚数は任意である。
【0015】またこの威嚇模様2は任意であるが、本実
施例では、中心部2aに目玉となる黒色、外周部2bを
赤色、この中心部2aと外周部2bとの間の中間部2c
を黄色にそれぞれ色分けするとともに、前記中間部2c
の地の一部に中心部2aの黒色の地を設け、この中心部
2aの地が中心から外周の方向に向けて矢印模様2dを
放射状に設けて、恰かも猛禽類の目のような模様にする
ことにより、鳥を脅して近づけないようにしている。3
は羽根体1aの各面毎に前記軸1bを中心に4個づつ対
称に配置された磁気体で、鳥自身が有している生物磁気
(飛行方向を判断したり、帰巣性の道しるべとなってい
るもの)を狂わすような強い磁気を鳥が嫌うことに着目
して設けたものである。
【0016】図4、図5は前記鳥類忌避装置1の使用状
態を示す図で、このうち図4に示す鳥類忌避装置1は畑
41に使用したもので、畑41に立設させた支柱42と
支柱42との間にワイヤ43を張設するとともに、鳥類
忌避装置1上部の一端にフック状の支持具44を設け、
この支持具44にバネ等の弾性部材45の一端を掛け、
この弾性部材45の他端を、前記ワイヤ43に掛止させ
たものである。更に必要に応じて、鳥類忌避装置1の下
部に、風に吹かれると揺らいで、且つキラキラ光る金色
箔や銀色箔等の反射部材46を設けてもよい。この鳥類
忌避装置1を磁気体3の磁気力によるが、例えば5〜1
0メートル間隔でワイヤ43に係止させると、威嚇模様
2を表した羽根体1aがどの面からも見えるようにして
いるので鳥は驚いて近づかない。また磁気体3を羽根体
1aに嵌め込んでいるので異常地場を嫌う鳥はこの磁気
を感じ取りより本装置を取り付けた畑41には一層近づ
かなくなる利点がある。又わずかでも羽根体1aに風を
受けると本装置1が回転し、威嚇模様2が動いているよ
うに見せることができる。特に弾性部材45でワイヤ4
3に吊していると上下にも動き、まるで生きているよう
に見せられる。更に反射部材46でも脅かすことができ
鳥を畑41から確実に忌避でき、米、麦、果実等の作物
を守ることができる。
【0017】また図5はベランダ51に適用した例で、
ベランダの天井52にフック53を固定し、そのフック
53に弾性部材54を介して鳥類忌避装置1を吊り下げ
た例である。尚この例でも前記と同様、金色箔や銀色箔
等の反射部材54を設けることを可とする。この実施例
でも前記と同様、どの面からも見える威嚇模様2で脅
し、且つ磁気体3で忌避ことができ、もってベランダ5
1に鳥が来ることを確実に防止できる。また風で揺れる
ことにより磁性体3から発生する磁力により形成された
人工的磁場は拡散され、遠方に飛ばすことができるため
忌避効果は更に増大する。このため例えば鳩がベランダ
に下りて糞等で汚されることを防止できる。その他本考
案の装置1は、倉庫や港、船等の帆に止まるかもめ等を
忌避に利用できる。
【0018】図6、図7は威嚇模様2の他の例で、この
うち図6は5個の同心円2e〜2iを描き、中心2eを
黄色に、その後外周に向かって順次、黒色2f、黄色2
g、赤色2h、黄色2iに色分けしたものである。また
図7は4この同心円を中心部から順に黒色2j、赤色2
h、黄色2m、赤色2nとなすと共に、前記黄色2mの
地の一部に黒色21の地を設け、この黒色21の地が中
心部からこの外周部の方向に向けて星形の放射状に設け
たものである。いずれも鳩やすずめの嫌う猛禽類の目に
似た模様としたので、この威嚇模様を描いた羽根体1a
を組み合わせた忌避装置1を前記と同様、畑やベランダ
等に設置すれば上記同様の効果が得られる。尚この威嚇
模様は詳述した例だけではなく、猛禽類の目のような模
様であれば何でもよい。
【0019】
【考案の効果】上述に説明したように、本考案は、表裏
に威嚇模様を施した複数個の本体を、これら各本体上の
同一軸を中心にして放射状に配設すると共に、これら各
本体を相互に固定させて構成し、前記本体を前記一軸を
中心に回転可能とし、この一軸を中心にして対称な位置
に前記磁気体を前記本体に貫通させて形成するようにし
たので、従来品と異なりどの面からも威嚇模様が見えて
鳩等の鳥を脅かすことができる。また磁気体を設けてい
るので鳥の有する生物磁気に影響して鳥を近づけなくで
きる。更に羽根体が風に当たると容易に回転し易く吊す
と、前記威嚇模様が恰かも生きているように見せること
ができるとともに、磁気体の磁気力も拡散されるためよ
り一層忌避効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鳥類忌避装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の羽根体の正面図である。
【図3】図1の装置の平面図である。
【図4】本考案の鳥類忌避装置を田畑に用いた使用状態
を示す斜視図である。
【図5】本考案の鳥類忌避装置をベランダに用いた使用
状態を示す斜視図である。
【図6】羽根体の威嚇模様の第2の実施例を示す正面図
である。
【図7】羽根体の威嚇模様の第3の実施例を示す正面図
である。
【図8】従来の鳥類忌避装置の一例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 鳥類忌避装置 1a 根体 1b 中心軸 2 威嚇模様 3 磁気体

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸を対称に放射状に配設した複数個の
    羽根体と、これら羽根体に嵌入した磁気体とを備えた鳥
    類忌避装置であって、前記羽根体の表裏には威嚇模様が
    施されるとともに、当該羽根体の回転によって前記磁気
    体の磁気力が拡散されることを特徴とする鳥類忌避装
    置。
  2. 【請求項2】前記威嚇模様が、前記本体の中心部を黒色
    に色分けし、前記本体の外周部を赤色に色分けし、この
    外周部と前記中心部との間を黄色に色分けすると共に、
    前記黄色の地の一部に黒色の地を設け、この黒色の地が
    中心部からこの外周部の方向に向けて放射状に設けられ
    てなることを特徴とする請求項1記載の鳥類忌避装置。
  3. 【請求項3】前記威嚇模様が、5個の同心円によって本
    体を色分けし、この色分けを前記円の中心からこの円周
    に向かって順に黄色、黒色、黄色、赤色及び黄色となし
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載の鳥類
    忌避装置。
  4. 【請求項4】前記威嚇模様が、4個の同心円によって本
    体を色分けし、この色分けを前記円の中心からこの円周
    に向かって順に黒色、赤色、黄色、赤色となすと共に、
    前記黄色の地の一部に黒色の地を設け、この黒色の地が
    中心部からこの外周部の方向に向けて放射状に設けられ
    てなることを特徴とする請求項1記載の鳥類忌避装置。
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JPS6180685U (ja) * 1984-11-01 1986-05-29
JPH04127183U (ja) * 1991-05-13 1992-11-19 善彦 小原 鳥獣駆逐具

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