JP2564167B2 - 包装用箱並びに該箱に用いる粘着剤及び包装用箱の連結方法 - Google Patents

包装用箱並びに該箱に用いる粘着剤及び包装用箱の連結方法

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JP2564167B2 JP63074776A JP7477688A JP2564167B2 JP 2564167 B2 JP2564167 B2 JP 2564167B2 JP 63074776 A JP63074776 A JP 63074776A JP 7477688 A JP7477688 A JP 7477688A JP 2564167 B2 JP2564167 B2 JP 2564167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は包装用箱、並びに該箱に用いる連結剤及び
包装用箱の連結方法に係り、特に包装用箱の輸送中の荷
崩れを防止する包装用箱、並に該箱に用いる連結剤、及
び包装用箱の連結方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばカンビールを収容するダンボール箱はそ
の複数個をパレットの上に並列積層して、パレットごと
トラック或いは貨車に積載して出荷されている。
前記パレットには、通常1パレットに86箱のダンボー
ル箱が積載されているが、これをトラック等に積載して
輸送する場合に、カーブ、急ブレーキ、路上条件等によ
ってパレット上のダンボール箱が横すべり、跳ね上り等
をして荷崩れをしてしまい、到着先ではパレット上のダ
ンボール箱を揃えなければ荷降しができないというのが
実情である。
従ってパレット上のダンボール箱が荷崩れしないよう
にするために紐がけをしたり、網がけをしたり、或い
は、箱の1面当り4ケ所に接着剤を塗布して隣接するダ
ンボール箱同士を接着させておく手段も講じられて来
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記紐がけについてみると、荷崩れしないようにする
ためには、かなりきつく締めなければならず、箱がつぶ
れたり、紐がけする手間とそれを解く手間がかかるとい
う難点があった。
また接着剤を用いるものにあっては、接着剤のコスト
が一箱当り1円50銭ほどかかるほかに、接着剤によって
箱同士を接着しているので、1箱ずつ分離しようとする
と印刷してある表紙の接着剤を塗着した附近が剥がれて
破れるため、問屋から小売店へ渡る段階で商品の美観を
損うという大きな難点があった。
この発明は上記問題点に鑑みて印刷表面が破損するこ
となく、接着強度は強いが分離しやすく、美観を損うこ
とのない包装用箱を提供することを目的として開発され
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は前記問題点を解決し目的を達成するため
に、 (1)箱の外表面に箱を連結する連結剤層が所望状に形
成され、該連結剤層は、熱可塑性合成樹脂とその可塑剤
を主成分とするエマルジョンタイプの液状樹脂が硬化し
たもので、60℃以上の加熱により粘着性を生じ恒温で硬
化し、連結剤層同士の連結は衝撃により分離する特性の
あることを特徴とする包装用箱。
(2)ベース剤としての熱可塑性合成樹脂エマルジョン
に、連結剤層同士を粘着させる60℃以上の温度で軟化し
て粘着性が生じる熱可塑性合成樹脂とその可塑剤とを混
和して成り、該連結剤は、箱への塗布時にエマルジョン
タイプの液状で、塗布後は恒温で硬化して連結剤層とな
り、該連結剤層を60℃以上で加熱すると粘着性を生じ、
爾後は恒温で硬化し、連結剤層同士の連結は衝撃により
分離する特性を有することを特徴とする包装箱連結用連
結剤。
(3)熱可塑性合成樹脂とその可塑剤を混和したエマル
ジョンタイプの液状樹脂であり、塗布後は恒温で硬化す
るとともに、60℃以上で加熱すると粘着性を生じる特性
のある連結剤を、包装用箱の上下面に塗布して連結剤層
を形成しておき、該包装用箱に商品を詰装後、前記連結
剤層を60℃以上に加熱して連結剤層表面に粘着性を発生
させ、その状態で該包装用箱を所定場所に複数個積層し
て、上下の連結剤層を粘着させ、粘着しあう連結剤層を
恒温下に硬化させて連結固定させ、該連結し合う連結剤
層を介して各包装用箱を連結させることからなり、該連
結剤層を介した箱の連結状態は箱への衝撃によつて連結
剤層の分離で解除されることを特徴とする包装用箱の連
結方法。
という手段を講じた。
〔作用〕
前記包装用箱の連結剤はバインダーとしてのエマルジ
ョンタイプのベース剤に、連結剤層同士を一時的に接着
するための熱可塑性合成樹脂が可塑剤と共に混和されて
いる液状なので、段ボール紙に商品に関する印刷をする
段階でローラ等によって塗着させると、短時間で乾燥し
て、手を触れてもベタつかないように常温において硬化
して連結剤層が形成される。
段ボール紙を箱用サイズに切断して、商品箱詰の段階
で箱に組立られて商品が箱詰されると、箱の封印がされ
る。
その直後に箱はベルトコンベヤを介してパレットまで
運ばれるが、その過程で、例えば熱風を連結剤層に吹き
つけて60℃以上に加熱すると、該連結剤層は主成分が熱
可塑性合成樹脂と可塑剤なので、その表面が熱溶融して
表面に粘着性が発生する。
しかして該粘着性を有する連結剤層同士が接するよう
に複数の包装用箱をパレット上に並列積層させると、包
装用箱同士が粘着性を有する連結剤層を介して粘着され
る。粘着性を有していた連結剤層が経時的に室温まで冷
却されると硬化して、前記粘着状態は硬化によつて完全
な連結結合となる。
従ってこの積層包装用箱をパレットごとトラックに積
載して段ボ−一箱入りの商品を運搬しても、運搬中の震
動等によっては箱同士の接着による連結が解除されるこ
とがなく、すなわち、荷崩れしないため、到着地におい
てパレットごと包装用箱の商品を効率よく降すことがで
きる。
連結された包装用箱を小分けするときには、上から順
に箱を一個ずつ持ちあげるだけで分離させることができ
る。これは連結剤層の基部は箱紙に強力に付着している
状態であるが、主成分の合成樹脂が硬くてもろく、かつ
連結剤層が薄いものであり、箱紙に付着している状態は
化学的変化により硬化しているのに、連結剤層の表面は
界面現象によりもともと接着性が弱く、熱により溶融し
て粘着し硬化したことにより収縮して接着しているた
め、引張り強度が弱く、歪、横衝動等に対しては容易に
剥離されるものである。
前記、連結剤層表面の界面現象というのは、地球の引
力による表面張力の現象で、すなわち、液状の連結剤を
塗布すると、重力の関係で内部の分子は上下での作用が
あり接着力が十分に発現されるが、表層部の分子は、表
面は空気と接触し、下面のみ下の分子の作用を受けるこ
とから表層部の接着力は内部の接着力よる劣る。従って
液状連結剤を箱に塗布すると、その時点で連結剤の箱へ
の接着力に対して、表層の接着力は劣つており、それが
硬化する。その硬化した連結剤層を熱で溶融して粘着性
を発現させると、再度の界面現象が生じ、内部の粘着力
よりも表層の粘着力の方が劣つているから、この表層同
士を粘着させて硬化させても、通常では連結している
が、衝撃を与えると箱への接着力よりも弱い連結をして
いる上下の連結剤層の連結部分が分離するものである。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は連結剤層の形成工程を示す概略図である。第
1図において、符号5はコンベヤ、6は印刷ローラ、7
は連結剤塗着ローラ、8はカッタである。
包装用箱1を形成するための段ボール紙2は自動的に
コンベヤ5によって印刷ローラ6へと連続的に供給さ
れ、印刷ローラ6によって商品に関する表示(商標,数
量,社名その他)がカラー印刷3される。
次いで、連結剤塗着ローラ7によって段ボール紙2の
所望位置に後で詳述する連結剤が10g/m2程度に層状4に
塗着される。この所望位置は箱のどの位置にどのように
塗布するかをあらかじめ設定し、その設定に合わせて連
結剤塗着ローラ7面に転写面として凸設されていて、そ
の転写面に付着した連結剤が段ボール紙2表面に転写さ
れるものであるから、形も位置も任意に設定することが
できる。この場合の転写面は、箱として組立てた上下面
の全域としたが1部分でもよい。
しかして前記連結剤塗着ローラ7を離れた段ボール紙
2はカッタ8の下方へと移送されるので、その過程で先
に塗着形成された連結剤層4は室温により自然乾燥し
て、60℃以上に加温されない限り粘着性を発生せず、そ
の表面はサラッとした感触を持ち続ける。
次に、段ボール紙2はカッタ8によって所定の箱用の
サイズに切断されて、梱包工程へと回送される。この箱
用サイズは例えばカンビール,ウーロン茶,カンジュー
ス等商品によって大きさが異なるものである。
上記のように加工された段ボール紙2は、例えばこれ
がビール会社へ納入されると、ビール会社ではこの段ボ
ール紙2を機械的に包装用箱1として組立てた後、コン
ベヤで移動させながらカンビールを箱詰し、該箱1を封
印する。そして封印された包装用箱1は第3図に示すよ
うに、箱1の上面と下面に連結剤層4,4が形成された状
態であるが、これは第4図に示すようにコンベヤ9によ
って横転状となってパレット10の方へと移送される。
しかしてこの移送途次適所には、前記コンベヤ9の末
端縁部の両側相当部分に、ヒータ11,11が図示の如く配
設されている。該ヒータ11,11が例えば遠赤外線ヒータ
であれば、250〜300℃の放熱が可能なので、通過する包
装用箱1の外表面を効果的に加熱することができる。例
えば前記コンベヤ9が1秒間に1ケース移送するものと
して、連結剤層4が90℃で粘着性を発生できるときには
前記した250〜300℃の温度が必要であるが、熱ローラ等
による直接接触方式を採用すればより一層低温であって
もよいことはいうまでもない。
以上のようにして、連結剤層4表面に粘着性の発生し
ている包装用箱1はコンベヤ9の移行とともに順次パレ
ット10上に移送され、該パレット10上に並列積層され
る。かくしてワンパレット当り10個8段で80個1ロット
となり、各包装用箱1…は上下関係において粘着性が発
生している連結剤層4,4…同士が粘着し合って連結され
る。
しかしてこの状態は、経時(5分前後)と共に連結剤
層4…が室温によって冷却されると、上記積層包装用箱
は相互に粘着面で一体に粘着し合ったまま連結剤層4…
はもはやこの時点での粘着性は消失し、硬化することに
よつて結合する。
従ってその状態で80個の包装用箱1…を載せたパレッ
ト10ごとトラックに搭載して、工場から各地方の営業所
倉庫へ運ばれてストックされたり、更にはパレットごと
問屋へと回送される。
この運搬時において、パレット10上の包装用箱1…は
上下関係が連結剤層4…の結合により一体に連結されて
いるために、輸送中の震動によっても包装用箱1の個々
が跳ね上ったり、横すべりしたり、回転等による荷崩れ
を起すことがないので、トラックから降ろす時にはすぐ
にパレット10ごと降ろすことができる。
前記連結剤層4は印刷インキと同じような液状の物を
塗着させて形成されるものなので、層4の厚さは極めて
薄いものである。その薄い連結剤層4,4同士が一体に硬
化接着した状態では、包装用箱1の横すべりは生じな
い。すなわち層4,4の接着力は包装用箱1の横すべり力
に耐える。また包装用箱1の跳ね上りについても、箱内
商品の単独跳ね上りがあろうとも、箱1そのものの上下
各外表面がその上下面に当接する他の箱の下面及び上面
(いずれも外表面)にぞれぞれ一体に接着されているた
めに運搬中剥離の生じることがないものである。
しかして、包装用箱1の単体を分離させるときには、
上方から順次箱1を手で持ちあげるだけで連結剤層4,4
部分が上下の接着面からバリバリと簡単に剥離させるこ
とができる。これは、箱1の表紙と連結剤層4との関係
おいては、連結剤の特に柔軟性物質が紙中に浸透して強
固に分子の架橋反応により接着しているが、対向し合う
箱1,1同士の連結剤層4,4間においては、熱によって溶融
した主成分の熱可塑性合成樹脂分が機械的に結合し、そ
の層の厚味も薄く、硬くてもろいことから歪や引張強度
に弱くて剥離しやすいためである。
前記連結剤層4…を形成する連結剤は次のような条件が
必要である。
(1)液体で毒性がなく、箱への塗布加工性がよいこ
と、 (2)速乾性であり、常温で粘性がなく印刷面にもなじ
みやすいこと、 (3)60℃以上の温度で粘着性が発生すること、 (4)連結剤層同士を接着させた状態でカンビール等の
包装用箱の運搬条件下で連結剤層同士が剥離しない接着
力を有すること、 (5)包装用箱を手で持ちあげるだけで下底面に当接す
る下の包装用箱との連結剤層同士の連結が分離できて印
刷面の剥離が生じないこと、 以上のような条件を満足させるために、この発明にお
いては次のような素材を選択した。
すなわち、連結剤層4を形成する連結剤として液状の
物が要求されるので、 (A)箱に対する接着剤、並に凝固剤としてのベース剤
として、熱可塑性合成樹脂エマルジョンを使用する。こ
れにエチレン・サク酸ビニルの共重合体エマルジョンの
EVAエマルジョンが選択された。
この樹脂は凝集強度が大きく加工性にすぐれていて、
60℃〜70℃で軟化するが、サク酸ビニル分は一般に10〜
40%含有させてあり、ビニル分が少ないと硬度が硬くな
り、多いとゴム状を呈してくる。本発明においては粘性
は好ましくないので、サク酸ビニルは少量の方が好まし
く、15%のものを選択した。
(B)次に60℃以上の加熱で粘着性が生じる熱可塑性合
成樹脂として選択したスチレン誘導体から成る熱可塑性
合成樹脂は、60℃以上の加熱によって粘着性が生じ、常
温において硬化し剥離しやすくするための素材である。
スチレン系の樹脂は低温での強度の低下が少ないの
で、冬期においても接着性に影響が生じないし、60℃以
上の比較的低い温度で軟化して粘着性が生じ、固形物は
もろいという特色を有している。
スチレン誘導体としては、スチレンの他にα−メチル
スチレン,β−メチル(以下スチレンを省略する),o−
メチル,m−メチル,p−メチル,α,βジメチル,2,4−ジ
メチル,2,5−ジメチル,3,4−ジメチル,p−エチル,o−ビ
ニル,m−ビニル,p−ビニル,p−イソプロピル,p−η−ブ
チル,p−t−ブチル,p−シクロヘキシル,p−メトキシ,p
−エトキシ,p−フルキシ,p−クロル,p−ブロム,p−アミ
ノ,p−シアノ等がある。
これらの中で、90℃前後の熱で熱着性が生じるものを
選定する。この温度は例えば日本における気温としては
52℃という記録もあり、夏期における炎天下での箱の温
度上昇並びに水の沸点等を考慮したもので例えばポリス
チレンを用いる。
(C)前記可塑剤としてはフタル酸系可塑剤,2塩基酸エ
ステル系,無機酸エステル系,グリコールエステル系,
脂肪酸エステル系,エポキシ脂肪酸エステル系,重合体
可塑剤,炭化水素系,ロジン酸エステル,脂肪酸誘導
体,脂肪属ケトン類などがある。ビニル系樹脂、スチレ
ンゴム系樹脂にはフタル酸ジ−2−エチルヘキシルエス
テル(DOP),フタル酸ジブチルエステル(DBP)等が一
般に用いられる可塑剤である。
またビニルとよく混和し熱安定,耐寒性,耐老化性に
すぐれているのはフタル酸メチルオレイルエステルであ
る。
この発明における60℃以上の温度により粘着性の生じ
る連結剤層4のように、箱に塗布して乾燥硬化後の層4
表面が常温では粘着性はないが、60℃以上の加熱によっ
て粘着性が生じ、これが常温によって冷却された後も、
かなりの期間接着性を持続するこの種の接着剤は通常デ
ィレイドタック接着剤と称されている。この発明に於て
は、使用目的から、日本における気温、特に夏期温のよ
うに高温となると搬送系の温度、例えばパレットの温
度、地面と倉庫などによる輻射熱、トラック車体並に排
気の温度等の温度に依って粘着性が生じることを避ける
ため60℃以上の範囲に設定しているものである。
これらの接着剤の態様は公知のように、ベース樹脂エ
マルジョンの中に結晶性の固体可塑剤が分散されている
もので、この固体可塑剤を高温で溶融することによっ
て、可塑剤がポリマーに溶け込みポリマーを軟化させて
粘着性が賦与されるという性状を示す。
前記固体可塑剤の主なものとその融点(℃)を示せば
表1の通りである。
表 1 主な固体可塑剤 融点(℃) フタル酸ジフェニル フタル酸ジヘキシル 56 フタル酸ジシクロヘキシル 63〜65 フタル酸ジヒドロアビエチル 65 イソフタル酸ジメチル 66〜67 安息香酸スクロース 98 二安息香酸エチレングリコール 70 三安息香酸トリメチロールエタン 73 四安息香酸ペンタエリトリット 95 八酢酸スクロース 89 クエン酸トリシクロヘキシル 57 n−シクロヘキシル−p−トルエンスルホンアミド 86 この表1に示すように固体可塑剤の融点は60℃以上を
要するので、常温に於てはこの固体可塑剤が溶融せず、
当然ながら連結剤層は粘着性が生じない。
以上述べたようにこの発明においては目的に合わせて
上記の素材を適宜組合わせる。
例えば1例として次のような配合をした。
EVAエマルジョン 100部 スチレン系樹脂 20部 可塑剤(DBP) 25部 これをよく混合し、第4図に示すような装置により印
刷面3を有する段ボール紙2の包装用箱1を上下面とな
る部分にベタ塗りして連結剤層4を形成した。
この連結剤層4は速乾性であるため、第1図における
カッタ8の下部に至るまでに乾燥してしまい、カツタ8
に付着することがなかった。この段ボール紙2を包装用
箱1として組立てた後常法によりカンビールを詰めて封
印し、この箱1の複数個の、上下各面をそれぞれ遠赤外
線ヒータを介して約300℃をもって加熱したら連結剤層
4に粘着性が生じた。従ってこれら包装用箱1…をパレ
ット10上に並列8段積層してトラックに積載後該トラッ
クを運転してこれに、横ゆれ、急ブレーキ等による震動
を加えたが、荷崩れを起すことがなかった。またこれと
は別にパレットに並列積層した積荷を40度に傾斜させた
がこの場合も個々に分離することなく全体が転倒するに
至った。次いでパレット上の包装用箱を上部の箱から順
次持ちあげて取り出したが、取り出した時に何の抵抗も
なく簡単に分離取り出すことができて、箱の外表面、特
に印刷部分などに剥離によるメクレや傷跡などの発生は
一切認められなかった。
前記素材の配合割合は一例であって、これに限定され
るものではなく、包装用箱に商品を詰めた全体重量の軽
重によって接着性を変化させるため適宜変化させること
ができる。
例えば、 EVAエマルジョン 100部に対して スチレン系合成樹脂 5〜40部 この場合の可塑剤 15〜40部 の範囲で適宜配合し、加工に適した濃度に調整するため
に水を加えることができる。
この発明における連結剤の熱可塑性樹脂エマルジョン
は熱可塑性合成樹脂を包装用箱に接着するためのバイン
ダとしてのものであるから、EVAエマルジョンに限ら
ず、エチレンサク酸共重合体エマルジョン、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合物エマルジョン、そ
の他合成樹脂のエマルジョン、水溶性接着剤、水溶性バ
インダ等の中から加工性がよいものを選択する。
60℃以上の温度で粘着性を生じる熱可塑性合成樹脂と
しては、スチレン誘導体から成る合成樹脂に限らず、酢
酸ビニル、塩化ビニル、ポリアクリル系、アクリル系、
ポリビニル化合物、ポリオレフィン系重合物等を用いる
ことができるが本発明においては箱と箱の結合を箱の用
紙を損傷させることなく分離させる目的から、粘性が低
くもろい性質ものものを選定することが好ましい。
これら熱可塑性合成樹脂の前記エマルジョン100部に
対する配合割合は5〜45部とし、これはエマルジョンに
含まれる樹脂分の量を越えない範囲とし、かつその量の
20%を下らない量で調整するのが好ましい。すなわち量
が多いときにはエマルジョンのバインダ能力が低下し、
また少なすぎるときには包装用箱の連結力が低下するた
めである。
前記60℃以上の温度で粘着性が生じる連結剤層4の形
成剤としてのディレイドタック接着剤の簡単な成分組成
は、 濃度50%Kポリ酢酸ビニルエマルジョン 100部 フタル酸ジシクロヘキシル 50部 とを混合して24時間混練したものがあり、これを塗付し
て低温乾燥後、75℃〜100℃で加熱すると活性化して粘
着性が生じ、接着性は数時間持続するので、その間に箱
と箱とを接着させて連結剤層4の硬化をまてば、搬送中
の荷崩れは生じない。
また、前記エマルジョンの種類並に樹脂濃度、可塑剤
の種類を変えると、活性化の温度が変化する。例えば、
次のような成分組成による変化がみられる。
インデン樹脂 45重量部 エチルセルロース 10 〃 フタル酸ジフエニル 45 〃 アミン分散剤 6 〃 水 170 〃 以上の素材を翌混練した後に、ポリメタクリル酸ブチ
ルエマルジョン(濃度50%)10重量部を加えて撹拌す
る。前記アミン分散剤はステアリン酸1部、アピエチン
酸ダイマー40%を含むロジン1部、2−エチル2−アミ
ノプロパノール1部、水3部からなるものである。
この連結剤を段ボールに塗付して連結剤層4を形成し
乾燥後、加熱した場合、粘着性が出始めるのは60℃から
であり、67℃で完全に活性化される。またこの成分を、 インデン樹脂 45重量部 エチルセルロース 50 〃 フタル酸ジフエニル 50 〃 ポリメタクリン酸ブチルエマルジョン 20 〃 のように変化させると、粘着性の生じる温度は、71℃に
なり、75℃で完全に接着するというように、活性化の温
度を変化させることができる。
前記固体可塑剤を分散液にする一般的な方法として
は、重量比で、 フタル酸ジシクロフヘキシル 40 % ポリオキシエチレン(5モル) アルキルフェノール(Texofor fx−43(Glovers chemic
als) 2 % ポリビニルアルコール(ケン化度88%)の水溶液38 %
水 20 % をボールミルで16時間混練することによって安定した分
散液を得ることができる。
また固体可塑剤を溶融して水中に乳化した後に樹脂エ
マルジョンと混合する方法もあり、一般的には、 フタル酸ジシクロヘキシル 5 重量部 重合ロジンを95℃で溶融し 5.3 〃 エタノールアミンの3.3%水溶液 28.6 〃 セルロースエーテル0.18 〃 中に乳化フタル酸ジシクロヘキシル26 〃 を溶融し、上の乳化液に加えて、 乳化ポリメタクリル酸ブチルエマルジョン(濃度50%)
16重量部と混合することができる。
ロジン誘導体としては他に、水添ロジン、ロジンのペ
ンタエリトリットエステル、樹脂酸のダイマーなどが使
用できる。
溶融した固体可塑剤中にエマルジョンを分散させる一
般的なものとしては、 フタル酸ジシクロヘキシル 58重量部 四安息香酸ペンタエリトリット 7重量部 三安息香酸グリセリドを135℃に加熱して溶解させたも
の 43重量部 ビニルピロリドン−アクリル酸エチル(60:40) 50重量
部 にコポリマーエマルジョン(濃度40%)を49℃に加熱し
上記溶融物中に徐々に加える。
実 験 例 前記各ディレイドタック接着剤をこの発明の段ボール
箱用に適合させるための実験例を次に示す。
(1) 組成 アクリル系樹脂(アクリロニトリル−スチレン,35:65)
45重量部 ロジン系樹脂(アビエス油) 10 〃 フタル酸ジシクロヘキシル 40 〃 水 160 〃 分散剤 6 〃 消泡剤(イソオクチルアルコール) 4 〃 珪酸粉(クラッキング防止剤) 5 〃 (2) 性状 外観 乳白色液状 不揮発分 54〜62% pH 8〜11 粘度 700〜950cps (ブルックフィールド型粘度計,60rpm,25℃) 上記組成の連結剤をローラ印刷方法で段ボール箱の上
面と底面に当る部分に2cm幅間隔の斜線状になるよう
に、段ボール紙に0.9〜1.2g/cm2の層厚に塗着し、常温
で一日間の通風乾燥をし連結剤層4形成した。この段ボ
ール箱にビールカンを詰めた状態で連結剤層4に熱風20
0℃で10秒間の加熱(表層面到達温度80〜105℃)をして
粘着性を発現させ、両段ボール箱の連結剤層4を互いに
粘着させた。これを25℃の室内に10分間放置したら、連
結剤層4の粘着部が硬化して両連結剤層4は互いに結合
接着された。該接着後の段ボール箱2組を、 A.40℃の室内に10日間,25℃の室内に7日間、 B.5℃の室内に10日間,25℃の室内に7日間、 おいて、それぞれ45度に傾斜させたが、滑落,,剥離は見
られなかった。
また上記段ボール箱を250サイクル/分間、振幅50mm
で振動を10分間与えたが、上下の箱の剥離はなかつた。
しかして、段ボール箱は重積状態で上部の箱を両手で
持って強く前方へ押しながら上に持ち上げることにより
容易に分離させることができた。
前記ディレイドタックタイプの連結剤層4は、固体可
塑剤が微粒子結晶として入っているため、白濁色を呈し
ているが、加熱により固体可塑剤結晶が容易に溶融する
ことに依って白濁色は消滅する。ただし、加熱後に長期
間放置しておく場合に塗付層が再度乳白色化することが
あるが、それを防止するためには、連結剤層内の固体可
塑剤結晶を完全に溶融するようにすればよく、実験上で
は融点の高い可塑剤を選び高温度で十分に溶融させ、ま
た可塑剤の必要量を超えないようにすると白濁化しな
い。
なお、前記連結剤の中には艶出剤,着色剤等を混入さ
せることができ、また連結剤層4はベタ塗りでなく模様
状、縞状等に形成することができる。
〔発明の効果〕
上記のように構成されたこの発明においては次のよう
なすぐれた効果を有している。
(1)包装用箱は、その表面に60℃以上の加熱によって
粘着性の生じる連結剤層が形成されているので、通常の
状態では通常の箱と変らないが、運搬するに当ってパレ
ットに積層する段階で、該連結剤層を60℃以上の温度で
加熱すると粘着性が生じるため、この包装用箱を積層さ
せた場合連結剤層同士が粘着し合い、気温による温度低
下に伴って連結剤層は硬化して箱同士を接着連結させ
る。従って、パレットごとトラックに積載して搬送して
も荷崩れが生じない効果があり、その結果、到着地にお
いて、パレットごと積荷を簡単にかつ能率的に荷降しさ
せることができる効果がある。
(2)連結剤層は常温粘着性でなく、60℃以上の温度で
加熱しなければ粘着性が生じないため、連結剤層を厚く
しなくても加熱すれば接着作用効果があり、材料費等の
コストが低減できる効果がある。
(3)上下の連結剤層は熱溶融により接着し合った接合
面から容易に分離させることができるために、積層結合
体から上下の箱を個別に分離が簡単であり、かつ印刷面
を剥離損傷させることがないため、商品包装の美観を損
うことがないという効果がある。
(4)連結剤は加工性のよい水性エマルジョンをベース
として、これに60℃以上の温度で粘着性の生じる熱可塑
性合成樹脂を分散混和させているので、水溶性樹脂は熱
可塑性合成樹脂を包装用箱に効率よく薄く接着させる効
果を有しており、熱可塑性合成樹脂は60℃以上の温度で
加熱されたときに粘着性を生じて相手方と接着し、温度
低下に伴って硬化結合するため、包装用箱に塗付して使
用するときには搬送中の荷崩れを防止させることができ
る効果がある。
しかして該連結剤層同士の結合は、その中に含有され
ている熱可塑性合成樹脂間の熱溶融接合なので、接合面
の剥離性にすぐれているため、包装用箱同士の接合にお
いて包装用箱単体間の分離時には小さな引張力によって
これを剥離させることができ、包装用箱の印刷面を損う
ことがない効果がある。
(5)包装用箱の連結方法においてはパレット上に積層
させる直前に連結剤層を60℃以上の温度で加熱するだけ
で粘着性が生じるため、そのまま積層させるだけで複数
の包装用箱を簡単に連結させることができ、その結果、
搬送中の荷崩れを防止させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例に係り、第1図は連結剤層の形
成工程を示す装置の側面図、第2図は包装用箱の一部拡
大断面図、第3図は包装用箱の斜視図、第4図は包装用
箱の連結剤層を加熱する工程を示す装置の平面図であ
る。 1……包装用箱、2……段ボール紙、 3……印刷面、4……連結剤層、 5,9……コンベヤ、6……印刷ローラ、 7……連結剤塗着ローラ、8……カッタ、 10……パレット、11……ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−30854(JP,A) 特開 昭48−54145(JP,A) 特開 昭62−138543(JP,A) 特開 昭60−118777(JP,A) 実開 昭57−143114(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空箱の外表面に、箱を積載時に加熱して連
    結する連結剤層が所望状に塗布形成され、該連結剤層
    は、熱可塑性合成樹脂とその可塑剤を主成分とするエマ
    ルジョンタイプの液状樹脂が硬化したもので粘着性がな
    く、60℃〜105℃の加熱により可塑剤の作用で連結剤層
    に接着性を生じて、箱同士を重ねたとき恒温で上下の連
    結剤層が1体に接着硬化結合し、連結剤層同士の接着結
    合は箱に対する衝撃により1体の連結剤層の接着面から
    分離する特性のあることを特徴とする包装用箱。
  2. 【請求項2】ベース剤として熱可塑性合成樹脂エマルジ
    ョンに、60℃〜105℃の熱で可塑剤が活性化されて接着
    性が生じる熱可塑性合成樹脂とその可塑剤を混和して成
    るエマルジョンタイプの液状連結剤であり、包装箱表面
    に塗布後は恒温で硬化して粘性のない硬質の連結剤層と
    なり、60℃〜105℃の加熱により可塑剤が活性化されて
    接着性を生じて連結剤層同士を接着し、恒温下で1体に
    接着硬化結合した連結剤層同士は、包装用箱に対する衝
    撃で接着面から分離する特性を有することを特徴とする
    包装用箱連結用連結剤。
  3. 【請求項3】熱可塑性合成樹脂とその可塑剤を混和した
    エマルジョンタイプの液状樹脂であり、箱表面に塗布後
    は恒温で硬化して粘性のない硬質の層となり、表面到達
    温度60℃〜105℃の加熱で可塑剤が作用して接着性の生
    じる特性のある連結剤層を、あらかじめ空の包装用箱の
    上下面に塗布して硬質の連結剤層を形成しておき、該包
    装用箱に商品を詰装後、前記連結剤層に、表面到達温度
    60℃〜105℃の加熱で可塑剤を作用させて接着性を生じ
    させ、その状態で該包装用箱を所定場所に複数個積層し
    て上下の連結剤層同士を恒温で1体に接着硬化連結させ
    ることからなり、該連結剤層同士を介した箱の連結状態
    は箱の衝撃によって連結剤層同士の接着面から分離解除
    されることを特徴とする包装用箱の連結方法。
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