JP2564059Y2 - ドラム缶被収容物の撹拌装置 - Google Patents

ドラム缶被収容物の撹拌装置

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JP2564059Y2
JP2564059Y2 JP1991105792U JP10579291U JP2564059Y2 JP 2564059 Y2 JP2564059 Y2 JP 2564059Y2 JP 1991105792 U JP1991105792 U JP 1991105792U JP 10579291 U JP10579291 U JP 10579291U JP 2564059 Y2 JP2564059 Y2 JP 2564059Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば鋳造用塗型剤
を収容したドラム缶を横向き姿勢として、これを前、後
車輪上で回転可能とさせるドラム缶被収容物の撹拌装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】メーカーで生産された塗型剤は、通常、
ドラム缶に充填される。この充填は、ドラム缶を縦向き
としその天板に形成された注入口を通し行われる。そし
て、このドラム缶は上記充填時の姿勢のままで、トラッ
クなどによりユーザーにまで搬送される。ところで、上
記塗型剤は、一般に、溶剤たるアルコールと、粉末状の
耐火物とを混合して生成した液状混合物である。このた
め、上記搬送中やユーザーでの使用に至るまでの間に、
上記粉末が沈澱して、ドラム缶内で固液分離が生じるこ
とがある。よって、ユーザーでの使用に際しては、従
来、横軸回りに回転駆動可能な複数の回転輪を備えた撹
拌機上に、上記ドラム缶を横向き姿勢にしてセットし、
上記回転輪の駆動で、上記ドラム缶をその軸心回りに回
転させ、これによる塗型剤のドラム缶内での撹拌で、上
記固液分離を解消させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ドラム缶は
薄板鋼板で成形されたものであるため、特に、トラック
への積荷、荷下ろし時や、搬送時において外力を受ける
と、胴体の一部に容易に凹みが生じることがある。そし
て、上記のように変形したドラム缶を、前記したように
前、後車輪上に載置して、これを回転させようとする
と、ドラム缶の回転にがたつきが生じて、前、後車輪に
無駄な負荷が与えられ、この結果、上記各車輪が損傷し
たり、無意味な騒音が生じるおそれがある。
【0004】
【考案の目的】この考案は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、前、後車輪上でドラム缶を回転させ
て、このドラム缶内の被収容物の撹拌を行う場合に、ド
ラム缶が変形していたとしても、このドラム缶から上記
前、後車輪に無駄な負荷が与えられないようにして、こ
れら車輪の損傷を防止し、かつ、上記前、後車輪とドラ
ム缶との間で無意味な騒音が生じないようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの考案の特徴とするところは、前、後車輪上にドラ
ム缶を載置させて回転させるようにした場合において、
上記ドラム缶とほぼ同軸上で、このドラム缶の外周面に
リングを着脱自在に取り付け、同上リングを上記車輪の
外周面に対応させて設け、このリングを金属製のリング
フレームと、このリングフレームの内周面に取り付けら
れて上記ドラム缶の外周面に圧接する弾性体とで構成し
た点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。前、
後車輪23,24上にドラム缶1を載置させて、このド
ラム缶1をその軸心回りに回転させるようにした場合に
おいて、ドラム缶1とほぼ同軸上で、このドラム缶1の
外周面にリング51を着脱自在に取り付け、同上リング
51を上記車輪の外周面に対応させて設け、このリング
51を金属製のリングフレーム52と、このリングフレ
ーム52の内周面に取り付けられて上記ドラム缶1の外
周面に圧接する弾性体53とで構成してある。
【0007】このため、ドラム缶1の外周面に凹みなど
の変形があるとしても、これに、上記弾性体53が圧接
して弾性変形することにより、上記変形が吸収され、リ
ングフレーム52はドラム缶1のほぼ軸心上に位置し
て、その外周面がほぼ真円に保たれることとなる。よっ
て、前、後車輪23,24上にリング51を介してドラ
ム缶1を載置させ、かつ、このドラム缶1を回転させる
ときには、リング51の外周面が上記前、後車輪23,
24の外周面を円滑に転動して、ドラム缶1がその軸心
回りにがたつきなく回転させられることとなる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。図1において、符号1はドラム缶で、このドラム缶
1はJIS Z 1601に準拠するものである。このドラム缶1
は円筒状の胴体2と、この胴体2を縦向きとしてみたと
き、この胴体2の上縁に巻き締めによって取り付けられ
る天板3と、同上胴体2の下縁に巻き締めによって取り
付けられる地板4とで構成され、5は上巻き締め部、6
は下巻き締め部となっている。また、上記胴体2には上
下一対のビード7,8が形成されている。
【0009】上記天板3にはソケット状の注入、排出口
10と、換気口11とが取り付けられ、上記注入、排出
口10を通してドラム缶1に被収容物12が注入、排出
可能とされている。上記被収容物12は、例えば塗型剤
で、これは溶剤と粉末状耐火物の液状混合物である。ま
た、上記注入、排出口10と換気口11には第1、第2
プラグ13,14が着脱自在にねじ止めされている。
【0010】図1から図6において、16は撹拌機で、
この撹拌機16は、上記ドラム缶1を水平な横向き姿勢
に載置させて、その軸心回りに回転可能とさせるもので
ある。なお、説明の便宜上、各図中矢印Frを前方と
し、左右とは上記前方に向っての方向をいうものとす
る。
【0011】上記撹拌機16は作業面17上に設置され
る基台18を有している。この基台18上には前、後支
軸19,20がそれぞれ軸受21により軸心回りに回動
自在に支承されている。上記前支軸19には左右一対の
前車輪23,23が取り付けられ、上記後支軸20には
左右一対の後車輪24,24が取り付けられている。上
記前車輪23と後車輪24は、それぞれゴム製のタイヤ
25と、これら各タイヤ25の外側面側に取り付けられ
る金属製の鍔26とで構成され、前記ドラム缶1は前後
左右の4つのタイヤ25上に載置されている(図1図
示、かつ、図2、図3、および図5中二点鎖線と、符号
1aで図示)。
【0012】図3において、上記基台18上には電動機
28と減速機29とが取り付けられ、これらによって、
後支軸20を介し後車輪24,24が回転駆動させられ
るようになっている。そして、この駆動により、各タイ
ヤ25上のドラム缶1aは、図2中矢印Aで示すように
その軸心回りに回転させられ、ドラム缶1a内の被収容
物12の撹拌が行われる。この場合、上記各鍔26は、
各タイヤ25上の所定位置にドラム缶1を位置決めし
て、このドラム缶1がタイヤ25上で芯ずれしたり、タ
イヤ25上から落下することを防止する。
【0013】図2から図5において、上記各タイヤ25
上にドラム缶1を載置させる載置装置31が設けられて
いる。上記載置装置31は、上記縦向きのドラム缶1
を、撹拌機16の前方で左右方向に搬送させるローラ式
の横持ちコンベア32を備えている。この横持ちコンベ
ア32は、被収容物12を製造したメーカーから運ばれ
てきた縦向きのドラム缶1を、その姿勢のままで載置さ
せて、図3と図4中矢印Bで示すように搬送する(図2
から図4中一点鎖線と、符号1bで図示)。
【0014】上記ドラム缶1bを撹拌機16の前方で9
0°転倒させて横向き姿勢にさせる転倒コンベア33が
設けられている。この転倒コンベア33は上記横持ちコ
ンベア32の左端に連なるローラ式の受入コンベア34
を備えている。この受入コンベア34の左端にはストッ
パ35が立設され、このストッパ35は上記受入コンベ
ア34上を左方に進むドラム缶1aが所定位置にまで来
たとき、このドラム缶1aがそれ以上に左方に移動する
ことを阻止する。
【0015】一方、前記作業面17上には支持台37が
立設され、この支持台37には軸心が前後に延びる枢支
軸38が支承されている。そして、この枢支軸38に上
記受入コンベア34とストッパ35とが一体的に支持さ
れ、上記枢支軸38回りに回動自在とされている。ま
た、上記枢支軸38を所定角度に回動させる電動機39
が上記支持台37に取り付けられ、この電動機39は制
御装置40によって電気、電子的に制御される。
【0016】上記電動機39の駆動により、受入コンベ
ア34とストッパ35とを、図3と図4中矢印Cで示す
ように90°回動させ、受入コンベア34を縦向きにす
る一方、ストッパ35を横向き姿勢にさせると、ドラム
缶1は上記ストッパ35上に載置された状態で、横向き
姿勢となる(図2から図4中二点鎖線と、符号1cで図
示)。
【0017】上記の場合、横向き姿勢のドラム缶1c
は、図4で示すように左右タイヤ25,25の中央に位
置し、かつ、横向き姿勢とされたストッパ35の上面は
各タイヤ25の上面とほぼ同じ高さとなっている。
【0018】上記横向き姿勢のストッパ35の後方に
は、これに連なるように供給台41が設けられている。
そして、上記ストッパ35上のドラム缶1cは手動、も
しくは空気圧シリンダ式のプッシャー(図示せず)によ
り、図2と図3中矢印Dで示すように後方に押されて、
上記供給台41上を通り前後タイヤ25,25間に供給
される。
【0019】前後タイヤ25,25間で、ドラム缶1を
昇降させる昇降手段46が設けられている。この昇降手
段46は空気圧式の左シリンダ42と右シリンダ43と
を備えている。これら左シリンダ42と右シリンダ43
とは左右の前後タイヤ25,25間に配設され、これら
各シリンダ42,43も前記制御装置40によって制御
される。上記各シリンダ42,43は前記基台18に支
持され、これらの伸縮動作によって左昇降台44と右昇
降台45が個別に昇降するようになっている。
【0020】上記したようにストッパ35上からドラム
缶1cが前後タイヤ25,25間に供給されるときに
は、これに先立って、図2中二点鎖線で示すように、左
シリンダ42と右シリンダ43の伸長動作により、左昇
降台44と右昇降台45が各タイヤ25の上面よりも少
し下がった同じ高さに位置させられる。この状態で、上
記ドラム缶1cが供給されると、これは、前後タイヤ2
5,25と、各昇降台44,45により形成された凹所
に嵌り込み、同上各昇降台44,45上に載置される
(図2と図5中二点鎖線と、符号1dで図示)。なお、
これら各昇降台44,45にドラム缶1dが載置される
ときの衝撃は、各シリンダ42,43における空気が圧
縮されることによって吸収される。
【0021】上記状態から、各シリンダ42,43が縮
小動作して、図2中実線で示すように各昇降台44,4
5が下降すれば、上記ドラム缶1dは各タイヤ25上に
載置される(図1図示、かつ、図2、図3、および図5
中二点鎖線と、符号1aで図示)。つまり、ドラム缶1
を各タイヤ25上へ設置することが衝撃なく行われる。
そして、この状態で、前記したようにドラム缶1aの回
転が可能とされる。
【0022】上記ドラム缶1aの回転による被収容物1
2の撹拌が終了して、この被収容物12を排出させよう
とするときには、前記注入、排出口10を開き、上記被
収容物12を排出させる。この際、上記注入、排出口1
0の下方に予めペール管などの容器48を置いておき、
これに上記のように排出される被収容物12を受け取ら
せる。
【0023】上記各タイヤ25上で、上記ドラム缶1a
の地板4側を上昇させて、このドラム缶1aを傾斜可能
とさせる傾動手段47が設けられている。この傾動手段
47は、上記制御装置40、左シリンダ42、および左
昇降台44で構成されている。
【0024】そして、上記被収容物12の排出の終了時
に、上記傾動手段47により上記ドラム缶1の地板4側
を上昇させて傾斜させ(図6中一点鎖線と、符号1eで
図示)、注入、排出口10がドラム缶1内の最下端に近
づくようにすれば、ドラム缶1内の被収容物12のほぼ
全量が排出されて、残量の発生が防止される。
【0025】即ち、上記ドラム缶1を傾斜させるのは、
従来のような手作業ではなく、傾動手段47によったの
であり、しかも、これは撹拌機16上に載置したままで
行われる。よって、ドラム缶1から被収容物12を排出
させる場合に、残量が発生することを防止する作業が容
易にできることとなる。なお、上記排出の開始時から、
もしくはその途中からドラム缶1の地板4側を上昇させ
てもよく、このようにすれば、注入、排出口10を通し
ての被収容物12の排出が速やかに行われる。
【0026】更に、上記したようにドラム缶1eの地板
4側を上昇させたとき、同上ドラム缶1eの天板3側は
右側の前後タイヤ25,25間に嵌り込んでいるため、
上記ドラム缶1eが前後に位置ずれを生じることは防止
される。また、同上ドラム缶1eが右方に位置ずれしよ
うとすることも鍔26,26によって防止され、このよ
うにして、ドラム缶1eに所望の傾斜姿勢が得られるこ
ととなっている。また、上記ドラム缶1eが傾斜させら
れているときには、制御装置40により、電動機28の
駆動ができないようインターロックされている。
【0027】図2と図5において、上記被収容物12の
排出が完了すれば、各シリンダ42,43の伸長動作に
より、各昇降台44,45が図中一点鎖線で示すように
各タイヤ25の上面とほぼ同じ高さまで上昇させられ、
これに伴いドラム缶1が上昇させられる(図2と図5中
一点鎖線と、符号1fで図示)。
【0028】上記撹拌機16の後方には、各タイヤ25
の上面とほぼ同じ高さに、送り出しコンベア49が設け
られている。そして、手動、もしくは空気圧シリンダ式
のプッシャー(図示せず)に押された上記各昇降台4
4,45上のドラム缶1fは、図2中矢印Eで示すよう
に上記送り出しコンベア49上を通って次工程に送り出
される。
【0029】図1と図7において、前記したようにドラ
ム缶1を回転させる場合に、このドラム缶1とほぼ同軸
上で、このドラム缶1の外周面に左右一対のリング5
1,51が着脱自在に取り付けられている。これら各リ
ング51は、前、後車輪23,24の各タイヤ25の外
周面に対応するよう設けられている。
【0030】上記リング51は、金属製のリングフレー
ム52と、このリングフレーム52の内周面に接着剤に
より取り付けられて上記ドラム缶1の外周面に圧接する
弾性体53とで構成されている。上記の場合、弾性体5
3は周方向複数のゴム製パッドで構成され、また、リン
グフレーム52は一対の半円状分割体55,55で構成
されている。また、これら両分割体55,55の一端同
士はヒンジ56により互いに枢支され、他端同士は連結
具57により着脱自在に連結されている。
【0031】上記リング51は前記した上巻き締め部5
とビード7の間、および下巻き締め部6とビード8の間
の胴体2にそれぞれ取り付けられており、この取り付け
は、図7中仮想線で示すように両分割体55,55を開
いて行う。そして、前記したように、前、後車輪23,
24上にドラム缶1を載置させて、このドラム缶1をそ
の軸心回りに回転させるとき、上記ドラム缶1の外周面
に凹みなどの変形があるとしても、これに、上記弾性体
53が圧接して弾性変形することにより、上記変形が吸
収され、リングフレーム52はドラム缶1のほぼ軸心上
に位置して、その外周面がほぼ真円に保たれることとな
る。
【0032】よって、前、後車輪23,24の各タイヤ
25上にリング51を介してドラム缶1を載置させ、か
つ、このドラム缶1を回転させるときには、リング51
の外周面が上記各タイヤ25の外周面を円滑に転動し
て、ドラム缶1がその軸心回りにがたつきなく回転させ
られることとなる。また、この際、ドラム缶1から各タ
イヤ25に与えられる衝撃は、これら各タイヤ25と、
弾性体53の弾性変形によって吸収される。
【0033】なお、上記ヒンジ56と連結具57は、タ
イヤ25から左右に偏位しており、これら両者が干渉し
合うことは防止されている。
【0034】図8において、上記鍔26の外縁部の左右
側面のうちタイヤ25側の面は、このタイヤ25側に向
かうテーパ面50となっている。そして、タイヤ25上
で回転するドラム缶1が左右に偏位して、例えばその上
巻き締め部5が図中仮想線で示すようにテーパ面50に
乗り上げたときには、この上巻き締め部5は、その自重
によって上記テーパ面50上を下方に移動させられ、こ
れにより、ドラム缶1が左右所定位置に位置決めされる
ようになっている。
【0035】上記したように上巻き締め部5がテーパ面
50に乗り上げたとき、この上巻き締め部5はテーパ面
50上を転動しながら下方に移動させられる。このた
め、これら両者間の相互摩擦はころがり摩擦であって、
その摩擦力は小さくて済む。よって、ドラム缶1の回転
時における上巻き締め部5や下巻き締め部6の摩耗損傷
は小さく抑えられる。
【0036】なお、以上は図示の例によるが、横持ちコ
ンベア32や転倒コンベア33は、それらのローラを電
動機で回転駆動させるようにしてもよい。また、ストッ
パ35や供給台41は、ローラ式やチェーン式のコンベ
アとしてこれらを電動機で駆動させるようにしてもよ
い。更に、昇降手段46の左シリンダ42や右シリンダ
43は、油圧式であってもよく、電動駆動式のねじジャ
ッキであってもよい。
【0037】
【考案の効果】この考案によれば、前、後車輪上にドラ
ム缶を載置させて、このドラム缶をその軸心回りに回転
させるようにした場合において、ドラム缶とほぼ同軸上
で、このドラム缶の外周面にリングを着脱自在に取り付
け、同上リングを上記車輪の外周面に対応させて設け、
このリングを金属製のリングフレームと、このリングフ
レームの内周面に取り付けられて上記ドラム缶の外周面
に圧接する弾性体とで構成したため、ドラム缶の外周面
に凹みなどの変形があるとしても、これは弾性体の弾性
変形により吸収され、リングフレームはドラム缶のほぼ
軸心上に位置して、その外周面がほぼ真円に保たれる。
よって、前、後車輪上にリングを介してドラム缶を載置
させ、かつ、このドラム缶を回転させるときには、リン
グの外周面が上記前、後車輪の外周面を円滑に転動し
て、ドラム缶がその軸心回りにがたつきなく回転させら
れることとなる。この結果、ドラム缶が変形していたと
しても、このドラム缶から上記前、後車輪に無駄な負荷
が与えられることは防止され、これらの損傷が防止され
る。また、上記リングは前、後車輪上を円滑に回転する
ことから、これらの間における無意味な騒音の発生も防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラム缶を撹拌機上に載置させた正面図であ
る。
【図2】全体側面図である。
【図3】全体平面図である。
【図4】図2の4‐4線矢視図である。
【図5】昇降手段と傾動手段の正面図である。
【図6】撹拌機と傾動手段の正面図である。
【図7】図1の7‐7線矢視断面図である。
【図8】前車輪上のドラム缶の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶 2 胴体 12 被収容物 16 撹拌機 23 前車輪 24 後車輪 51 リング 52 リングフレーム 53 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前、後車輪上にドラム缶を載置させ、上
    記車輪の回転駆動により上記ドラム缶をその軸心回りに
    回転させるようにしたドラム缶被収容物の撹拌装置にお
    いて、 上記ドラム缶とほぼ同軸上で、このドラム缶の外周面に
    リングを着脱自在に取り付け、同上リングを上記車輪の
    外周面に対応させて設け、このリングを金属製のリング
    フレームと、このリングフレームの内周面に取り付けら
    れて上記ドラム缶の外周面に圧接する弾性体とで構成し
    たドラム缶被収容物の撹拌装置。
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