JPH041149Y2 - - Google Patents

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JPH041149Y2
JPH041149Y2 JP11512285U JP11512285U JPH041149Y2 JP H041149 Y2 JPH041149 Y2 JP H041149Y2 JP 11512285 U JP11512285 U JP 11512285U JP 11512285 U JP11512285 U JP 11512285U JP H041149 Y2 JPH041149 Y2 JP H041149Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、コンテナに積込まれたモルト、小麦
粉、あるいは家畜飼料等の粒粉状貨物をコンテナ
から排出する装置に係り、特にコンテナに振動を
与える機構を備えたコンテナ貨物の排出装置に関
する。
〔従来技術〕
一般に、モルト、小麦粉、あるいは家畜飼料等
の粒粉状貨物は、天井に直径50cm程度の複数個の
マンホールを有するバルクコンテナに積込まれる
のが通例であるが、一部では、ドライコンテナ内
に内装袋を装着し、この内装袋内に粒粉状貨物を
積込む試みがなされている。
ところで、バルクコンテナあるいはドライコン
テナに積込まれた粒粉状貨物を排出する場合に
は、コンテナが搭載されたトレーラをトラクタで
牽引して所定の貨物排出場所まで移動させ、トラ
クタに取付けられたハイリフトカプラ等を用いて
コンテナをトレーラごとコンテナドア側に向かつ
て下り勾配に傾斜させる方法を採るのが通例であ
る。
ところがこの方法では、貨物が粒径の極めて小
さな粉状体である場合には、コンテナを多少傾斜
させた程度では貨物を排出することができず、コ
ンテナを45度以上の高角度で傾斜させなければな
らない。
ここで、20フイート(約610cm)のコンテナの
場合には、45度以上の高角度で傾斜させることは
比較的容易であるが、40フイート(約1220cm)の
コンテナの場合には傾斜させることが容易でない
とともに、高角度で傾斜させる際に危険を伴な
い、またコンテナを傾斜させると、フロント面側
の上端部、すなわちコンテナを傾斜させた際に最
も上端となる部分が、貨物排出場所の天井面に当
接し、一定以上の高角度にコンテナを傾斜させる
ことができないという問題がある。
また、20フイート、40フイートいずれのコンテ
ナについても、仮えコンテナを45度以上の高角度
に傾斜させたとしても、必ずしも貨物を完全に排
出できるとは限らず、貨物がコンテナ内に残つて
しまつた場合には、作業員がコンテナ内に入りス
コツプ等を用いて貨物を掻き出さなければなら
ず、作業が容易でない等の問題がある。
〔考案の目的〕
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、コ
ンテナを高角度で傾斜させることなく、しかも短
時間で貨物を完全にコンテナから排出することが
できるコンテナ貨物の排出装置を提供することを
目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、コンテナが搭載されたトレーラを、
ハイリフトカプラ等の傾斜装置により後輪側に向
かつて下り勾配に傾斜させ、コンテナ内の貨物
を、コンテナ後端のドアから排出する際に用いら
れるコンテナ貨物の排出装置であつて、前記トレ
ーラの後輪が載置される振動部材と、この振動部
材に少なくとも上下方向の振動を与える加振機構
と、この加振機構を駆動する駆動源とを備え、前
記振動部材により、トレーラを介しコンテナを加
振するようにし、もつて、貨物の種類に係わら
ず、またコンテナを高角度で傾斜させることな
く、短時間で完全に貨物をコンテナから排出する
ことができるようにしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案に係るコンテナ貨物の排出装置
の一例を示す平面図、第2図は同様の正面図、第
3図は第2図の右側面図であり、この排出装置1
には、第4図に示すようにトラクタAにより牽引
されコンテナCが搭載されたトレーラBの後輪T
が載置されるようになつている。
前記排出装置1は、第1図ないし第3図、およ
び第5図ないし第8図に示すように前記トレーラ
Bの前後方向にその後輪Tの直径よりも小さな間
隔で対向する2本の回転軸2,3を備えており、
各回転軸2,3は、複数の軸受部材4を介して基
板5上の取付板6に回動自在にそれぞれ取付けら
れ、また各回転軸2,3は、第1図および第2図
に示すように長手方向中央部と両端部とがカツプ
リング7を介して分離可能となつている。
これら両回転軸2,3は、第1図ないし第3図
に示すように連動用のスプロケツト8,9および
これら両スプロケツト8,9に巻掛けられた無端
状のチエーン10を介して連動するようになつて
おり、また回転軸3には、中間軸11に軸着した
スプロケツト12に無端状のチエーン13を介し
て連動連結されるスプロケツト14が軸着されて
いる。
前記中間軸11は、第1図および第3図に示す
ように前記基板5上に取付板15を介して取付け
た軸受部材16により両端部が回転自在に支持さ
れており、この中間軸11には、前記基板5上に
設置した渦電流式の継手17aを有するモータ1
7のスプロケツト18に無端状のチエーン19を
介して連動連結されるスプロケツト20が軸着さ
れている。そしてモータ17の回転力は、その継
手17aにより所要の回転数に設定されるととも
に、前記各スプロケツト12,14,18,20
およびチエーン13,19により減速された後、
前記両回転軸2,3に伝達されるようになつてい
る。
これら両回転軸2,3を回転自在に支持する前
記軸受部材4は、第5図および第6図に示すよう
にその内部に針状コロ軸受21およびオイルシー
ル22を備えており、前記各回転軸2,3は、こ
の針状コロ軸受21を介して軸受部材4に支持さ
れ、大荷重が負荷された場合にもスムースな回転
が得られるように考慮されている。
また各回転軸2,3の両端部には、第1図およ
び第2図に示すように相隣る軸受部材4,4の間
に偏心円カム23を介して振動部材24が装着さ
れている。
すなわち、前記偏心円カム23は、第5図ない
し第10図に示すように外周面の中心O′が内周
面の中心O、すなわち回転軸2,3の中心に対し
て寸法aだけ径方向に偏心するように構成されて
おり、その内周面には軸方向のキー溝25が、ま
た軸方向端部には位置決め用の小フランジ26a
および大フランジ26bがそれぞれ形成されてい
る。そしてこの偏心円カム23は、各回転軸2,
3に設けた穴状のキー溝27に配されたキー28
を介して回転軸2,3に一体に連結されており、
回転軸2,3の回転に伴ない前記寸法aで偏心回
転するようになつている。
一方、前記振動部材24は、第5図,第7図お
よび第8図に示すように円筒状をなしており、こ
の振動部材24は、その両端に前記偏心円カム2
3を嵌入した状態で各回転軸2,3の両側端部に
周設されている。この振動部材24の内周面と各
偏心円カム23の外周面との間には、第5図およ
び第7図に示すように針状コロ軸受29およびオ
イルシール30がそれぞれ介装されており、各偏
心円カム23は、前記針状コロ軸受29を介して
振動部材24に摺接するようになつている。そし
て振動部材24は、偏心円カム23の偏心回転に
伴ない偏心動し、前記中心O周りに円形に振動す
るようになつている。
この振動部材24の長手方向中央部には、第2
図,第5図および第8図に示すように周方向の長
孔31が設けられており、この長孔31内には、
前記基板5に立設したストツパ32の先端が嵌入
されている。そしてこれにより、偏心円カム23
が回転しても振動部材24は軸廻りに回転するこ
とがないようになつている。
このように構成された各振動部材24は、各回
転軸2,3に対する軸廻りの偏心方向がすべて同
一に設定され、所要の振動部材24が振動して例
えば上死点位置に達した際には、他の振動部材2
4もすべて上死点位置に達するようになつてい
る。また回転軸2の振動部材24と回転軸3の振
動部材24との間には、第3図および第4図に示
すように両振動部材24,24に跨がつてトレー
ラBの後輪Tが載置されるようになつており、こ
れにより、振動部材24の振動がトレーラBを介
してコンテナCの後端側、すなわちコンテナCの
貨物排出側に伝達されるようになつている。
また、回転軸3における振動部材24の回転軸
2と反対側の部位には、第1図ないし第4図に示
すようにトレーラBの後輪Tを振動部材24位置
まで案内するためのスロープ33が設けられてい
る。
次に、コンテナC内の貨物の排出方法について
説明する。
貨物の排出に際しては、まず第4図に示すよう
にトラクタAをバツクさせ、トレーラBの後輪T
をスロープ33を介して振動部材24上に載置す
る。この際、後輪Tは第3図に示すように回転軸
2の振動部材24と回転軸3の振動部材24とに
より進行方向両側から支持されることになるの
で、載置状態を充分に安定させることができる。
この状態で、コンテナC後端のドア(図示せ
ず)を開くとともに、第4図に鎖線で示すように
コンテナCおよびトレーラBをドア側に向かつて
下り勾配に傾斜させる。そして、第1図および第
2図に示す排出装置1のモータ17を起動する。
すると、モータ17の回転力は各回転軸2,3に
伝達され、各回転軸2,3と一体の偏心円カム2
3が偏心回転駆動される。偏心円カム23が偏心
回転すると、第7図に示すようにこれに摺接する
振動部材24が中心O周りに円形に振動すること
になる。そしてこの振動は、トレーラBを介して
コンテナCの後端に伝達され、コンテナCの後端
が実質的に上下に振動することになる。
しかして、コンテナCを振動させることによ
り、コンテナCを傾斜させただけでは排出できな
いような貨物であつても完全かつ迅速に排出させ
ることができる。また、コンテナCをそれほど高
角度で傾斜させなくても貨物を排出することがで
き、作業に危険を伴なうことがない。
また、トラクタAをバツクさせるだけでトレー
ラBの後輪Tを排出装置1にセツトできるので、
加振装置を例えばコンテナCに直接装着する場合
等に比較して作業が極めて容易で、既存のトレー
ラBおよびコンテナCをそのまま用いることがで
き改造を要しない。
また、両回転軸2,3を駆動するモータ17に
は、渦電流式の継手17aが設けられているの
で、この継手17aの設定値を遠隔操作で調節す
ることにより、貨物の排出作業中に振動数を変化
させることができる。このため、貨物の排出状態
を見ながら最適な振動数を設定することができ
る。
また各回転軸2,3は、中央部と両端部とがカ
ツプリング7を介して連結されているので、カツ
プリング7の軸廻りの連結位置を変えることによ
り、各回転軸2,3の左右の振動部材24の位相
を相互に異ならしめることができる。またチエー
ン10の各スプロケツト8,9への巻掛け位置を
調節することにより、回転軸2側の振動部材24
と回転軸3側の振動部材24との位相を異ならし
めることもできる。
なお前記実施例では、回転軸2,3の駆動源と
して電動式のモータ17を用いる場合について説
明したが、エンジン、油圧モータ等他の駆動源を
用いても同様の効果が得られる。
第11図は本考案の他の実施例を示すもので、
各回転軸2,3に取付けた偏心円カム23によ
り、ガイド部材40にそつて上下方向にのみ移動
する振動部材41を振動させるようにしたもので
ある。
このように構成することにより、振動部材41
は偏心円カム23の偏心回転により上下に振動
し、前記実施例と同様の効果が期待できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、コンテナが搭載
されたトレーラを、ハイリフトカプラ等の傾斜装
置により後輪側に向かつて下り勾配に傾斜させ、
コンテナ内の貨物を、コンテナ後端のドアから排
出する際に用いられるコンテナ貨物の排出装置で
あつて、前記トレーラの後輪が載置される振動部
材と、この振動部材に少なくとも上下方向の振動
を与える加振機構と、この加振機構を駆動する駆
動源とを備え、前記振動部材により、トレーラを
介しコンテナを加振するようにしているので、コ
ンテナを傾斜させただけでは排出できない貨物で
あつても、完全かつ迅速に排出することができ、
またコンテナを高角度で傾斜させる必要もない。
またトレーラの後輪を直接振動部材上に載置す
るようにしているので、セツト作業が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は同様の正面図、第3図は第2図の右側面図、
第4図はコンテナ貨物の排出方法を示す説明図、
第5図は回転軸部分の要部拡大断面図、第6図は
第5図の−線断面図、第7図は第5図の−
線断面図、第8図は第5図の−線断面図、
第9図は偏心円カムを軸方向から見た詳細図、第
10図は第9図の−線断面図、第11図は本
考案の他の実施例を示す要部詳細図である。 1……排出装置、2,3……回転軸、4……軸
受部材、17……モータ、23……偏心円カム、
24,41……振動部材、28……キー、31…
…長孔、32……ストツパ、40……ガイド部
材、A……トラクタ、B……トレーラ、C……コ
ンテナ、T……後輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンテナが搭載されたトレーラを、ハイリフ
    トカプラ等の傾斜装置により、後輪側に向かつ
    て下り勾配に傾斜させ、コンテナ内の貨物を、
    コンテナ後端のドアから排出する際に用いられ
    るコンテナ貨物の排出装置であつて、前記トレ
    ーラの後輪が載置される振動部材と、この振動
    部材に少なくとも上下方向の振動を与える加振
    機構と、この加振機構を駆動する駆動源とを備
    え、前記振動部材により、トレーラを介しコン
    テナを加振することを特徴とするコンテナ貨物
    の排出装置。 (2) 加振機構を、トレーラの前後方向に所要間隔
    で対向配置され、基板上に回転自在に支持され
    て駆動源により回転駆動される一対の回転軸
    と;これら各回転軸の外周部に固定された偏心
    円カムと;から構成するとともに、振動部材
    を、前記各回転軸の外周部に装着され前記偏心
    円カムの外周面がベアリングを介し内周面に摺
    接する複数の筒体で構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のコンテナ
    貨物の排出装置。 (3) 筒体に、その軸廻りの回転を阻止するストツ
    パを設けたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載のコンテナ貨物の排出装置。
JP11512285U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH041149Y2 (ja)

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JPS6223235U JPS6223235U (ja) 1987-02-12
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