JP2563819Y2 - ワイパピボット用防水構造 - Google Patents
ワイパピボット用防水構造Info
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- JP2563819Y2 JP2563819Y2 JP1991059781U JP5978191U JP2563819Y2 JP 2563819 Y2 JP2563819 Y2 JP 2563819Y2 JP 1991059781 U JP1991059781 U JP 1991059781U JP 5978191 U JP5978191 U JP 5978191U JP 2563819 Y2 JP2563819 Y2 JP 2563819Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車のウイ
ンドシールドガラス等を払拭するワイパブレードを車体
パネル側に支持するピボットシャフトに取付けることに
よって車体パネルの内側部分を防水するのに利用される
ワイパピボット用防水構造に関する。
ンドシールドガラス等を払拭するワイパブレードを車体
パネル側に支持するピボットシャフトに取付けることに
よって車体パネルの内側部分を防水するのに利用される
ワイパピボット用防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は上記したようなピボットシャフト
に取付けて防水するワイパピボット用防水構造を例示す
るものであり、リアゲートに設けたリアウインドガラス
に取付けた場合を示している。
に取付けて防水するワイパピボット用防水構造を例示す
るものであり、リアゲートに設けたリアウインドガラス
に取付けた場合を示している。
【0003】図示するワイパピボット用防水構造に用い
られる防水部材20は、リアウインドガラス(車体パネ
ル)30の内側にギヤケース部50aを収納していると
ともに前記車体パネル30に設けたピボットシャフト挿
通孔30aから軸部50bを突出させたピボットシャフ
ト50の前記軸部50bに組付けるものであって、弾性
を有するゴムを素材とし、略帽子形状をなすものであ
る。
られる防水部材20は、リアウインドガラス(車体パネ
ル)30の内側にギヤケース部50aを収納していると
ともに前記車体パネル30に設けたピボットシャフト挿
通孔30aから軸部50bを突出させたピボットシャフ
ト50の前記軸部50bに組付けるものであって、弾性
を有するゴムを素材とし、略帽子形状をなすものであ
る。
【0004】また、図中の下方側に備えた基部20aに
は、ピボットシャフト50の軸部50bに有する外径寸
法よりも大きい内径寸法を有する円形状の開口20a1
が設けてある。
は、ピボットシャフト50の軸部50bに有する外径寸
法よりも大きい内径寸法を有する円形状の開口20a1
が設けてある。
【0005】そして、前記開口20a1の外周側には、
環状の車体パネル側係止部20a2が設けてあり、この
車体パネル側係止部20a2には、基部20aの外側か
ら開口20a1の中心に向け環状をなすものとして形成
してあって、前記ピボットシャフト挿通孔30aに有す
る内径寸法よりも大きい外径寸法を有するものとして形
成した環状溝20a3と、前記環状溝20a3の図中の
上側において基部20aの外周側に向けて鍔形状に突出
した突部20a4と、前記突部20a4の図中の下側に
おいて車体パネル30に当接するための環状当接面20
a5が備えてある。
環状の車体パネル側係止部20a2が設けてあり、この
車体パネル側係止部20a2には、基部20aの外側か
ら開口20a1の中心に向け環状をなすものとして形成
してあって、前記ピボットシャフト挿通孔30aに有す
る内径寸法よりも大きい外径寸法を有するものとして形
成した環状溝20a3と、前記環状溝20a3の図中の
上側において基部20aの外周側に向けて鍔形状に突出
した突部20a4と、前記突部20a4の図中の下側に
おいて車体パネル30に当接するための環状当接面20
a5が備えてある。
【0006】そしてまた、前記基部20aの図中の上方
側には、じゃ腹状をなし内側を前記開口20a1に連通
させた伸縮部20bが設けてあり、この伸縮部20bは
基部20aに対してピボットシャフト50の軸方向に沿
って図中の上方側および下方側に伸縮する。
側には、じゃ腹状をなし内側を前記開口20a1に連通
させた伸縮部20bが設けてあり、この伸縮部20bは
基部20aに対してピボットシャフト50の軸方向に沿
って図中の上方側および下方側に伸縮する。
【0007】そしてさらに、前記伸縮部20bの図中の
上方側には、天部20cが設けてあり、前記天部20c
の中央には、ピボットシャフト50の軸部50bに有す
る外径寸法にほぼ等しい内径寸法を有するピボットシャ
フト嵌入孔20c1が設けてある。
上方側には、天部20cが設けてあり、前記天部20c
の中央には、ピボットシャフト50の軸部50bに有す
る外径寸法にほぼ等しい内径寸法を有するピボットシャ
フト嵌入孔20c1が設けてある。
【0008】さらにまた、前記天部20cは伸縮部20
bに有する弾性反発力によりピボットシャフト50の軸
方向に沿って図中の上方側に離間した位置で支持され
る。
bに有する弾性反発力によりピボットシャフト50の軸
方向に沿って図中の上方側に離間した位置で支持され
る。
【0009】ここで、ピボットシャフト50に天部20
cのピボットシャフト嵌入孔20c1を挿通し、基部2
0aの車体パネル側係止部20a2に形成した環状溝2
0a3を車体パネル30のピボットシャフト挿通孔30
aに嵌め付けることによって、ピボットシャフト嵌入孔
20cがピボットシャフト50の軸部50bに密着した
状態で、環状溝20a3がピボットシャフト挿通孔30
aに係止し且つ車体パネル側係止部20a2に形成した
環状当接面20a5が車体パネル30に対して当接する
ので、ピボットシャフト挿通孔30aとピボットシャフ
ト50のあいだの隙間を覆って図中の上方側からの雨等
の水を車体パネル30の内側に浸入させず、車体パネル
30の内側に収納したピボットシャフト50のギヤケー
ス部50aに水が付着しないようにしている。
cのピボットシャフト嵌入孔20c1を挿通し、基部2
0aの車体パネル側係止部20a2に形成した環状溝2
0a3を車体パネル30のピボットシャフト挿通孔30
aに嵌め付けることによって、ピボットシャフト嵌入孔
20cがピボットシャフト50の軸部50bに密着した
状態で、環状溝20a3がピボットシャフト挿通孔30
aに係止し且つ車体パネル側係止部20a2に形成した
環状当接面20a5が車体パネル30に対して当接する
ので、ピボットシャフト挿通孔30aとピボットシャフ
ト50のあいだの隙間を覆って図中の上方側からの雨等
の水を車体パネル30の内側に浸入させず、車体パネル
30の内側に収納したピボットシャフト50のギヤケー
ス部50aに水が付着しないようにしている。
【0010】しかし、上記した防水部材20では、ピボ
ットシャフト嵌入孔20cが伸縮部20bを介して基部
20aからピボットシャフト50の軸方向に沿って離間
した構造であることから、ピボットシャフト50が車体
パネル30して傾斜した状態で設定してある場合、傾斜
しているピボットシャフト50に合わせて組付けると、
ピボットシャフト嵌入孔20cが基部20aからピボッ
トシャフト50の軸方向に沿って離間した状態で基部2
0aに対して変位することになり、それによって、ピボ
ットシャフト50の傾斜に対応して伸縮部20bが伸び
て車体パネル側係止部20a2の環状当接面20a5と
車体パネル側係止部20a2の環状溝20a3とが車体
パネル30に対して緩まないとは言い難く、環状当接面
20a5と環状溝20a3が車体パネル30に対して緩
んだ状態となると、水の浸入を防ぐことができなくなる
という欠点があった。
ットシャフト嵌入孔20cが伸縮部20bを介して基部
20aからピボットシャフト50の軸方向に沿って離間
した構造であることから、ピボットシャフト50が車体
パネル30して傾斜した状態で設定してある場合、傾斜
しているピボットシャフト50に合わせて組付けると、
ピボットシャフト嵌入孔20cが基部20aからピボッ
トシャフト50の軸方向に沿って離間した状態で基部2
0aに対して変位することになり、それによって、ピボ
ットシャフト50の傾斜に対応して伸縮部20bが伸び
て車体パネル側係止部20a2の環状当接面20a5と
車体パネル側係止部20a2の環状溝20a3とが車体
パネル30に対して緩まないとは言い難く、環状当接面
20a5と環状溝20a3が車体パネル30に対して緩
んだ状態となると、水の浸入を防ぐことができなくなる
という欠点があった。
【0011】また、伸縮部20bが基部20aからピボ
ットシャフト50の軸方向に沿って伸縮する構造である
ことから、ピボットシャフト嵌入孔20cは伸縮部20
bの伸縮方向に沿って移動するので、基部20aからピ
ボットシャフト嵌入孔20cまでの高さ寸法が大きくな
り、それによって、防水部材20全体の高さ寸法が大き
くなって車体パネル30側からの突出寸法が小さいピボ
ットシャフトに組付けを行うことがし難く、スペース的
に不利であるという欠点があった。
ットシャフト50の軸方向に沿って伸縮する構造である
ことから、ピボットシャフト嵌入孔20cは伸縮部20
bの伸縮方向に沿って移動するので、基部20aからピ
ボットシャフト嵌入孔20cまでの高さ寸法が大きくな
り、それによって、防水部材20全体の高さ寸法が大き
くなって車体パネル30側からの突出寸法が小さいピボ
ットシャフトに組付けを行うことがし難く、スペース的
に不利であるという欠点があった。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、傾斜したピボットシャフトに組付けると、車体パネ
ルに対して緩みが生じやすく、ピボットシャフトの軸方
向に沿って伸縮すると高さ寸法が大きくなってスペース
が無駄になる点である。
は、傾斜したピボットシャフトに組付けると、車体パネ
ルに対して緩みが生じやすく、ピボットシャフトの軸方
向に沿って伸縮すると高さ寸法が大きくなってスペース
が無駄になる点である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるワイパ
ピボット用防水構造では、車両のウインドシールドガラ
スを払拭するワイパブレードを支持するピボットシャフ
トと、ピボットシャフトが挿通されるピボットシャフト
挿通孔が形成された車体パネルと、ピボットシャフトを
回動自在に支持する小径軸部と、この小径軸部より大径
に形成され、段部により小径軸部に連設され、車体パネ
ルのピボットシャフト挿通孔に挿通された大径軸部とを
有するギヤケース部と、ゴム部材からなり、ギヤケース
部の大径軸部が挿通される開口が形成され、車体パネル
のピボットシャフト挿通孔内に配置され、車体パネルに
嵌合される環状溝が形成された車体パネル係止部と、大
径軸部に連設された小径軸部が挿通されるピボットシャ
フト嵌入孔が形成され、小径軸部に密着するとともに、
大径軸部と小径軸部との段部に当接するシャフト支持部
と、すり鉢状に形成され、車体パネル係止部とシャフト
支持部とに一体に連設され、シャフト支持部を車体パネ
ル係止部に対し弾性的に変位可能に支持する伸縮部とか
らなる防水部材を備えている構成としたことを主要な特
徴としており、傾斜したピボットシャフトに組付けた際
において、水の浸入を確実に防ぐととともに高さ寸法が
大きくならずにスペースを無駄にしないという目的を極
めて簡素な構造で実現した。
ピボット用防水構造では、車両のウインドシールドガラ
スを払拭するワイパブレードを支持するピボットシャフ
トと、ピボットシャフトが挿通されるピボットシャフト
挿通孔が形成された車体パネルと、ピボットシャフトを
回動自在に支持する小径軸部と、この小径軸部より大径
に形成され、段部により小径軸部に連設され、車体パネ
ルのピボットシャフト挿通孔に挿通された大径軸部とを
有するギヤケース部と、ゴム部材からなり、ギヤケース
部の大径軸部が挿通される開口が形成され、車体パネル
のピボットシャフト挿通孔内に配置され、車体パネルに
嵌合される環状溝が形成された車体パネル係止部と、大
径軸部に連設された小径軸部が挿通されるピボットシャ
フト嵌入孔が形成され、小径軸部に密着するとともに、
大径軸部と小径軸部との段部に当接するシャフト支持部
と、すり鉢状に形成され、車体パネル係止部とシャフト
支持部とに一体に連設され、シャフト支持部を車体パネ
ル係止部に対し弾性的に変位可能に支持する伸縮部とか
らなる防水部材を備えている構成としたことを主要な特
徴としており、傾斜したピボットシャフトに組付けた際
において、水の浸入を確実に防ぐととともに高さ寸法が
大きくならずにスペースを無駄にしないという目的を極
めて簡素な構造で実現した。
【0014】
【考案の作用】この考案に係わるワイパピボット用防水
構造において、傾斜したピボットシャフトに対して組付
けられるに際し、防水部材の開口の内周側にピボットシ
ャフトが挿通され、防水部材の車体パネル係止部の環状
溝が車体パネルのピボットシャフト挿通孔に嵌め付けら
れることによって、防水部材の伸縮部がシャフト支持部
を車体パネル係止部に対して弾性的に変位可能に支持し
て、車体パネルのピボットシャフト挿通孔から突出した
ピボットシャフトを回転自在に支持するギヤケース部の
小径軸部および大径軸部と小径軸部との段部に防水部材
のシャフト支持部が互いに回転することなく密着する。
それ故、車体パネルに対して緩みが生じにくいととも
に、傾斜したピボットシャフトによってシャフト支持部
が車体パネル係止部上に突出しないものとなる。
構造において、傾斜したピボットシャフトに対して組付
けられるに際し、防水部材の開口の内周側にピボットシ
ャフトが挿通され、防水部材の車体パネル係止部の環状
溝が車体パネルのピボットシャフト挿通孔に嵌め付けら
れることによって、防水部材の伸縮部がシャフト支持部
を車体パネル係止部に対して弾性的に変位可能に支持し
て、車体パネルのピボットシャフト挿通孔から突出した
ピボットシャフトを回転自在に支持するギヤケース部の
小径軸部および大径軸部と小径軸部との段部に防水部材
のシャフト支持部が互いに回転することなく密着する。
それ故、車体パネルに対して緩みが生じにくいととも
に、傾斜したピボットシャフトによってシャフト支持部
が車体パネル係止部上に突出しないものとなる。
【0015】
【実施例】図1および図2はこの考案に係わるワイパピ
ボット用防水構造の一実施例を示すものであり、この場
合も図3に示したものと同様にリアゲートに設けたリア
ウインドガラスに取付けた場合を示している。
ボット用防水構造の一実施例を示すものであり、この場
合も図3に示したものと同様にリアゲートに設けたリア
ウインドガラスに取付けた場合を示している。
【0016】図示するワイパピボット用防水構造に用い
られる防水部材1は、図1に示されるように、車体パネ
ル30に設けたピボットシャフト挿通孔30aから突出
したピボットシャフト50(図3に示したピボットシャ
フト50に対応。)の小径軸部50bに組付けるもので
あって、弾性を有するゴムを素材としている。ピボット
シャフト50には、ピボットシャフト50を回動自在に
支持する小径軸部50bと、この小径軸部50bより大
径に形成され、段部により小径軸部50bに連設され、
車体パネル30のピボットシャフト挿通孔30aに挿通
された大径軸部50cとがギヤケース部50aに備えら
れている。
られる防水部材1は、図1に示されるように、車体パネ
ル30に設けたピボットシャフト挿通孔30aから突出
したピボットシャフト50(図3に示したピボットシャ
フト50に対応。)の小径軸部50bに組付けるもので
あって、弾性を有するゴムを素材としている。ピボット
シャフト50には、ピボットシャフト50を回動自在に
支持する小径軸部50bと、この小径軸部50bより大
径に形成され、段部により小径軸部50bに連設され、
車体パネル30のピボットシャフト挿通孔30aに挿通
された大径軸部50cとがギヤケース部50aに備えら
れている。
【0017】図1中において中央位置には、前記ピボッ
トシャフト50の小径軸部50bに有する外径寸法にほ
ぼ等しい内径寸法を有し、短寸の円柱状開口であるピボ
ットシャフト嵌入孔2aを中央に形成したシャフト支持
部2が設けてあり、このピボットシャフト嵌入孔2aに
ピボットシャフト50の小径軸部50bを挿入すること
によってピボットシャフト嵌入孔2aが小径軸部50b
に対して回転不能な状態で密着する。
トシャフト50の小径軸部50bに有する外径寸法にほ
ぼ等しい内径寸法を有し、短寸の円柱状開口であるピボ
ットシャフト嵌入孔2aを中央に形成したシャフト支持
部2が設けてあり、このピボットシャフト嵌入孔2aに
ピボットシャフト50の小径軸部50bを挿入すること
によってピボットシャフト嵌入孔2aが小径軸部50b
に対して回転不能な状態で密着する。
【0018】また、前記シャフト支持部2の外周側に
は、伸縮部3が配設してある。
は、伸縮部3が配設してある。
【0019】前記伸縮部3には、シャフト支持部2の図
1中において外周下端2bを先端3a1としてこの先端
3a1から外周側の斜め上方に向けてすり鉢状に拡がっ
た変位体3aを有し、変位体3aの基端3a2がこの伸
縮部3の外周側に位置し後述する車体パネル係止部4に
備えた変位体連結部4aにつながっており、前記変位体
3aは前記車体パネル係止部4からシャフト支持部2の
ピボットシャフト嵌入孔2aに向けて求心方向に連設し
たものとなっている。
1中において外周下端2bを先端3a1としてこの先端
3a1から外周側の斜め上方に向けてすり鉢状に拡がっ
た変位体3aを有し、変位体3aの基端3a2がこの伸
縮部3の外周側に位置し後述する車体パネル係止部4に
備えた変位体連結部4aにつながっており、前記変位体
3aは前記車体パネル係止部4からシャフト支持部2の
ピボットシャフト嵌入孔2aに向けて求心方向に連設し
たものとなっている。
【0020】また、前記変位体3aは、前記車体パネル
係止部4に連設した基端3a2からシャフト支持部2に
連設した先端3a1までに有する弾性反発力によってシ
ャフト支持部2を前記車体パネル係止部4の内周側にお
いて支持しており、シャフト支持部2が傾斜している場
合、前記傾斜量に対応して先端3a1寄りがピボットシ
ャフト50の求心方向に向けて弾性変形し、シャフト支
持部2を傾斜した状態で支持する。
係止部4に連設した基端3a2からシャフト支持部2に
連設した先端3a1までに有する弾性反発力によってシ
ャフト支持部2を前記車体パネル係止部4の内周側にお
いて支持しており、シャフト支持部2が傾斜している場
合、前記傾斜量に対応して先端3a1寄りがピボットシ
ャフト50の求心方向に向けて弾性変形し、シャフト支
持部2を傾斜した状態で支持する。
【0021】一方、前記伸縮部3の外周側では、伸縮部
3の基端3a2が車体パネル係止部4に備えた変位体連
結部4aにつながっている。
3の基端3a2が車体パネル係止部4に備えた変位体連
結部4aにつながっている。
【0022】前記車体パネル係止部4は、略環状形をな
すものであって、前記変位体連結部4aは車体パネル係
止部4の図1中において最上部分に形成してあり、車体
パネ ル係止部4の内周側には、ピボットシャフト50の
小径軸部50bに有する外径寸法よりも大きい内径寸法
を有し、ピボットシャフト50の軸方向に沿った円柱形
状をなす開口4eが設けてある。
すものであって、前記変位体連結部4aは車体パネル係
止部4の図1中において最上部分に形成してあり、車体
パネ ル係止部4の内周側には、ピボットシャフト50の
小径軸部50bに有する外径寸法よりも大きい内径寸法
を有し、ピボットシャフト50の軸方向に沿った円柱形
状をなす開口4eが設けてある。
【0023】また、前記開口4eの外周側には、車体パ
ネル係止部4の外側から開口4eの中心に向けて凹んだ
ものとして環状に形成した環状溝4bが設けてあり、こ
の環状溝4bに有する外径寸法は車体パネル30に設け
たピボットシャフト挿通孔30aに有する内径寸法より
も大きくなっている。
ネル係止部4の外側から開口4eの中心に向けて凹んだ
ものとして環状に形成した環状溝4bが設けてあり、こ
の環状溝4bに有する外径寸法は車体パネル30に設け
たピボットシャフト挿通孔30aに有する内径寸法より
も大きくなっている。
【0024】そして、前記環状溝4bの図1中において
上方側には、外周側に向けて鍔形状に突出した突部4c
が設けてあり、この突部4cの図1中の下側には、円盤
状をなす車体パネル当接面4dが形成してある。
上方側には、外周側に向けて鍔形状に突出した突部4c
が設けてあり、この突部4cの図1中の下側には、円盤
状をなす車体パネル当接面4dが形成してある。
【0025】ここで、車体パネル30のピボットシャフ
ト挿通孔30aから傾斜した状態で突出したピボットシ
ャフト50の小径軸部50bに対して開口4eを通して
シャフト支持部2のピボットシャフト嵌入孔2aを挿着
し、車体パネル係止部4の環状溝4bを車体パネル30
のピボットシャフト挿通孔30aに嵌め付けることによ
って、シャフト支持部2のピボットシャフト嵌入孔2a
がピボットシャフト50の小径軸部50bに密着した状
態で、環状溝4bがピボットシャフト挿通孔30aに係
止し且つ車体パネル係止部4に形成した車体パネル当接
面4dが車体パネル30に対して当接するので、ピボッ
トシャフト挿通孔30aとピボットシャフト50のあい
だの隙間を覆って図中の上方側からの雨等の水を車体パ
ネル30の内側に浸入させないようになっている。
ト挿通孔30aから傾斜した状態で突出したピボットシ
ャフト50の小径軸部50bに対して開口4eを通して
シャフト支持部2のピボットシャフト嵌入孔2aを挿着
し、車体パネル係止部4の環状溝4bを車体パネル30
のピボットシャフト挿通孔30aに嵌め付けることによ
って、シャフト支持部2のピボットシャフト嵌入孔2a
がピボットシャフト50の小径軸部50bに密着した状
態で、環状溝4bがピボットシャフト挿通孔30aに係
止し且つ車体パネル係止部4に形成した車体パネル当接
面4dが車体パネル30に対して当接するので、ピボッ
トシャフト挿通孔30aとピボットシャフト50のあい
だの隙間を覆って図中の上方側からの雨等の水を車体パ
ネル30の内側に浸入させないようになっている。
【0026】そして、図1により明らかなように、車体
パネル30に対して傾斜したピボットシャフト50の小
径軸部50bにシャフト支持部2のピボットシャフト嵌
入孔2aが密着した状態で、ピボットシャフト50の傾
斜量に対応して伸縮部3の先端3a1寄りが伸縮部3の
基端3a2からピボットシャフト50の求心方向に向け
て弾性変形したものとなっており、伸縮部3によりシャ
フト支持部2を車体パネル係止部4の内周部の傾斜した
位置で支持するものとなる。
パネル30に対して傾斜したピボットシャフト50の小
径軸部50bにシャフト支持部2のピボットシャフト嵌
入孔2aが密着した状態で、ピボットシャフト50の傾
斜量に対応して伸縮部3の先端3a1寄りが伸縮部3の
基端3a2からピボットシャフト50の求心方向に向け
て弾性変形したものとなっており、伸縮部3によりシャ
フト支持部2を車体パネル係止部4の内周部の傾斜した
位置で支持するものとなる。
【0027】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わるワイパピボット用防水構造によれば、傾斜したピボ
ットシャフトに対して組付けられるに際し、防水部材の
開口の内周側にピボットシャフトが挿通され、防水部材
の車体パネル係止部の環状溝が車体パネルのピボットシ
ャフト挿通孔に嵌め付けられることによって、防水部材
の伸縮部がシャフト支持部を車体パネル係止部に対して
弾性的に変位可能に支持して、車体パネルのピボットシ
ャフト挿通孔から突出したピボットシャフトを回転自在
に支持するギヤケース部の小径軸部および大径軸部と小
径軸部との段部に防水部材のシャフト支持部が互いに回
転することなく密着する。それ故、車体パネルに対して
緩みが生じにくいとともに、傾斜したピボットシャフト
によってシャフト支持部が車体パネル係止部上に突出し
ないものとなる。よって、傾斜したピボットシャフトに
組付けた際に、車体パネル内への水の浸入を確実に防ぐ
ことができるとともに、車体パネルからの突出寸法が小
さいピボットシャフトにも容易に組付けが行えてスペー
スを無駄にすることがないという優れた効果を奏するも
のである。
わるワイパピボット用防水構造によれば、傾斜したピボ
ットシャフトに対して組付けられるに際し、防水部材の
開口の内周側にピボットシャフトが挿通され、防水部材
の車体パネル係止部の環状溝が車体パネルのピボットシ
ャフト挿通孔に嵌め付けられることによって、防水部材
の伸縮部がシャフト支持部を車体パネル係止部に対して
弾性的に変位可能に支持して、車体パネルのピボットシ
ャフト挿通孔から突出したピボットシャフトを回転自在
に支持するギヤケース部の小径軸部および大径軸部と小
径軸部との段部に防水部材のシャフト支持部が互いに回
転することなく密着する。それ故、車体パネルに対して
緩みが生じにくいとともに、傾斜したピボットシャフト
によってシャフト支持部が車体パネル係止部上に突出し
ないものとなる。よって、傾斜したピボットシャフトに
組付けた際に、車体パネル内への水の浸入を確実に防ぐ
ことができるとともに、車体パネルからの突出寸法が小
さいピボットシャフトにも容易に組付けが行えてスペー
スを無駄にすることがないという優れた効果を奏するも
のである。
【図1】この考案に係わる一実施例によるワイパピボッ
ト用防水構造に用いた防水部材の車体パネルへの組付け
状態を示す縦断側面図である。
ト用防水構造に用いた防水部材の車体パネルへの組付け
状態を示す縦断側面図である。
【図2】図1に示したワイパピボット用防水構造の外観
斜視図である。
斜視図である。
【図3】従来の防水部材の車体パネルへの組付け状態を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
1 防水部材 2 シャフト支持部 2a ピボットシャフト嵌入孔 3 伸縮部 4 車体パネル係止部 4b 環状溝4e 開口 30 車体パネル 30a ピボットシャフト挿通孔 50 ピボットシャフト50a ギヤケース部 50b 小径軸部 50c 大径軸部
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のウインドシールドガラスを払拭す
るワイパブレードを支持するピボットシャフトと、 前記ピボットシャフトが挿通される ピボットシャフト挿
通孔が形成された車体パネルと、 前記ピボットシャフトを回動自在に支持する小径軸部
と、この小径軸部より大径に形成され、段部により小径
軸部に連設され、前記車体パネルのピボットシャフト挿
通孔に挿通された大径軸部とを有するギヤケース部と、 ゴム部材からなり、前記ギヤケース部の大径軸部が挿通
される開口が形成され、前記車体パネルのピボットシャ
フト挿通孔内に配置され、前記車体パネルに嵌合される
環状溝が形成された車体パネル係止部と、前記大径軸部
に連設された小径軸部が挿通されるピボットシャフト嵌
入孔が形成され、前記小径軸部に密着するとともに、前
記大径軸部と小径軸部との段部に当接するシャフト支持
部と、すり鉢状に形成され、前記車体パネル係止部と前
記シャフト支持部とに一体に連設され、前記シャフト支
持部を前記車体パネル係止部に対し弾性的に変位可能に
支持する伸縮部とからなる防水部材を備えていることを
特徴とするワイパピボット用防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059781U JP2563819Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ワイパピボット用防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059781U JP2563819Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ワイパピボット用防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512324U JPH0512324U (ja) | 1993-02-19 |
JP2563819Y2 true JP2563819Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13123183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991059781U Expired - Fee Related JP2563819Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ワイパピボット用防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563819Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008041663A1 (de) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | Robert Bosch Gmbh | Dichtbuchse in einer Scheibenwischvorrichtung |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02143587U (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-05 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP1991059781U patent/JP2563819Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512324U (ja) | 1993-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |