JP2563512Y2 - 荷役作業用アタッチメント装置 - Google Patents
荷役作業用アタッチメント装置Info
- Publication number
- JP2563512Y2 JP2563512Y2 JP1993030478U JP3047893U JP2563512Y2 JP 2563512 Y2 JP2563512 Y2 JP 2563512Y2 JP 1993030478 U JP1993030478 U JP 1993030478U JP 3047893 U JP3047893 U JP 3047893U JP 2563512 Y2 JP2563512 Y2 JP 2563512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic cylinder
- oil chamber
- attachment device
- valve
- attachment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばフォークリフト
トラック等の走行体に着脱可能であって、複動油圧シリ
ンダにより駆動される荷役作業用アタッチメント装置に
関する。
トラック等の走行体に着脱可能であって、複動油圧シリ
ンダにより駆動される荷役作業用アタッチメント装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、走行体101に着脱可能なアタ
ッチメント本体102を備える荷役作業用アタッチメン
ト装置の油圧回路を示し、その走行体101に設けられ
たポンプ103とタンク104とに切り換えバルブ10
6を介しアタッチメント駆動用複動油圧シリンダ105
が接続される。そのバルブ106は、そのポンプ103
と油圧シリンダ105の伸長用油室105aとを接続す
ると共にそのタンク104と油圧シリンダ105の収縮
用油室105bとを接続する伸長位置と、そのポンプ1
03と収縮用油室105bとを接続すると共にそのタン
ク104と伸長用油室105aとを接続する収縮位置
と、中立位置とに切り換え可能である。そのポンプ10
3と切り換えバルブ106との間において、走行体10
1にリリーフバルブ108が設けられている。
ッチメント本体102を備える荷役作業用アタッチメン
ト装置の油圧回路を示し、その走行体101に設けられ
たポンプ103とタンク104とに切り換えバルブ10
6を介しアタッチメント駆動用複動油圧シリンダ105
が接続される。そのバルブ106は、そのポンプ103
と油圧シリンダ105の伸長用油室105aとを接続す
ると共にそのタンク104と油圧シリンダ105の収縮
用油室105bとを接続する伸長位置と、そのポンプ1
03と収縮用油室105bとを接続すると共にそのタン
ク104と伸長用油室105aとを接続する収縮位置
と、中立位置とに切り換え可能である。そのポンプ10
3と切り換えバルブ106との間において、走行体10
1にリリーフバルブ108が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のようなアタッチ
メント装置において、その駆動用油圧シリンダ105が
伸長時に過大な負荷を受けて座屈するのを防止すること
が必要な場合がある。この場合、その伸長用油室105
aの油圧が設定値以上になると走行体101に設けられ
たリリーフバルブ108を開くようにすることで、座屈
防止を図ることが考えられる。
メント装置において、その駆動用油圧シリンダ105が
伸長時に過大な負荷を受けて座屈するのを防止すること
が必要な場合がある。この場合、その伸長用油室105
aの油圧が設定値以上になると走行体101に設けられ
たリリーフバルブ108を開くようにすることで、座屈
防止を図ることが考えられる。
【0004】しかし、油圧シリンダ105の座屈を防止
する上で必要なリリーフバルブ108の設定圧は、アタ
ッチメント装置の種類により異なる。そのため、走行体
101に取り付けられたアタッチメント装置102を異
なる種類のものに交換する場合、リリーフバルブ108
の設定圧を変更する手間が必要で作業能率を低下させる
という問題がある。
する上で必要なリリーフバルブ108の設定圧は、アタ
ッチメント装置の種類により異なる。そのため、走行体
101に取り付けられたアタッチメント装置102を異
なる種類のものに交換する場合、リリーフバルブ108
の設定圧を変更する手間が必要で作業能率を低下させる
という問題がある。
【0005】そこで、図9に示すように、その油圧シリ
ンダ105の伸長用油室105aとタンク104とを接
続する油路110を設け、この油路110のアタッチメ
ント本体102側に、伸長用油室105aの油圧が設定
圧以上になると開くリリーフバルブ109を設け、この
リリーフバルブ109の設定圧をアタッチメント装置に
固有の値にすることが考えられる。しかし、この場合は
油圧シリンダ105の伸長用油室105aとタンク10
4とを接続する油路110を構成する配管は、アタッチ
メント本体102だけでなく走行体101にも設ける必
要があり、また、アタッチメント装置を走行体101に
着脱する際は油圧シリンダ105と切り換えバルブ10
6との間の油路を構成する配管の着脱だけでなく、その
リリーフバルブ109を設ける油路110を構成する配
管の着脱も別途行なう必要があり、作業能率を低下させ
てしまう。
ンダ105の伸長用油室105aとタンク104とを接
続する油路110を設け、この油路110のアタッチメ
ント本体102側に、伸長用油室105aの油圧が設定
圧以上になると開くリリーフバルブ109を設け、この
リリーフバルブ109の設定圧をアタッチメント装置に
固有の値にすることが考えられる。しかし、この場合は
油圧シリンダ105の伸長用油室105aとタンク10
4とを接続する油路110を構成する配管は、アタッチ
メント本体102だけでなく走行体101にも設ける必
要があり、また、アタッチメント装置を走行体101に
着脱する際は油圧シリンダ105と切り換えバルブ10
6との間の油路を構成する配管の着脱だけでなく、その
リリーフバルブ109を設ける油路110を構成する配
管の着脱も別途行なう必要があり、作業能率を低下させ
てしまう。
【0006】本考案は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる荷役作業用アタッチメント装置を提供する
ことを目的とする。
ことのできる荷役作業用アタッチメント装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、走行体に着脱
可能なアタッチメント本体と、その走行体に設けられた
ポンプとタンクとに切り換えバルブを介し接続される複
動油圧シリンダとを備え、そのバルブは、そのポンプと
油圧シリンダの伸長用油室とを接続すると共にそのタン
クと油圧シリンダの収縮用油室とを接続する伸長位置
と、そのポンプと収縮用油室とを接続すると共にそのタ
ンクと伸長用油室とを接続する収縮位置とに切り換え可
能な荷役作業用アタッチメント装置において、そのアタ
ッチメント本体に、その油圧シリンダの伸長用油室と収
縮用油室とを接続するバイパス路が設けられ、このバイ
パス路に、その伸長用油室の油圧が設定値以上になると
開くリリーフバルブと、その収縮用油室からリリーフバ
ルブへの圧油の流れを規制するチェックバルブとが設け
られていることを特徴とする。
可能なアタッチメント本体と、その走行体に設けられた
ポンプとタンクとに切り換えバルブを介し接続される複
動油圧シリンダとを備え、そのバルブは、そのポンプと
油圧シリンダの伸長用油室とを接続すると共にそのタン
クと油圧シリンダの収縮用油室とを接続する伸長位置
と、そのポンプと収縮用油室とを接続すると共にそのタ
ンクと伸長用油室とを接続する収縮位置とに切り換え可
能な荷役作業用アタッチメント装置において、そのアタ
ッチメント本体に、その油圧シリンダの伸長用油室と収
縮用油室とを接続するバイパス路が設けられ、このバイ
パス路に、その伸長用油室の油圧が設定値以上になると
開くリリーフバルブと、その収縮用油室からリリーフバ
ルブへの圧油の流れを規制するチェックバルブとが設け
られていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の構成によれば、アタッチメント装置の
駆動用複動油圧シリンダの座屈防止用リリーフバルブ
は、アタッチメント本体に設けられるので、そのリリー
フバルブの設定圧はアタッチメント装置に固有の値にで
き変更調節する必要はない。その油圧シリンダの伸長用
油室と収縮用油室とを接続するバイパス路に座屈防止用
リリーフバルブを設けることで、その伸長用油室は座屈
防止用リリーフバルブが開くと切り換えバルブを介しタ
ンクに接続される。よって、その伸長用油室とタンクと
を接続する専用の油路を走行体に設ける必要がなく、ア
タッチメント装置を走行体に着脱する際も油圧シリンダ
と切り換えバルブとの間の配管を着脱するだけでよく別
途配管の着脱作業は不要になる。また、その収縮用油室
から座屈防止用リリーフバルブへの圧油の流れをチェッ
クバルブにより規制することで、その油圧シリンダの収
縮時に圧油が座屈防止用リリーフバルブから漏れるのを
防止できる。
駆動用複動油圧シリンダの座屈防止用リリーフバルブ
は、アタッチメント本体に設けられるので、そのリリー
フバルブの設定圧はアタッチメント装置に固有の値にで
き変更調節する必要はない。その油圧シリンダの伸長用
油室と収縮用油室とを接続するバイパス路に座屈防止用
リリーフバルブを設けることで、その伸長用油室は座屈
防止用リリーフバルブが開くと切り換えバルブを介しタ
ンクに接続される。よって、その伸長用油室とタンクと
を接続する専用の油路を走行体に設ける必要がなく、ア
タッチメント装置を走行体に着脱する際も油圧シリンダ
と切り換えバルブとの間の配管を着脱するだけでよく別
途配管の着脱作業は不要になる。また、その収縮用油室
から座屈防止用リリーフバルブへの圧油の流れをチェッ
クバルブにより規制することで、その油圧シリンダの収
縮時に圧油が座屈防止用リリーフバルブから漏れるのを
防止できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
する。
【0010】図5、図6は、走行体の一例として示すフ
ォークリフトトラック1であって、前後車輪2、3に支
持される車体4と、この車体4の前部に油圧シリンダ1
1を介し前後揺動可能に取り付けられた第1マスト5
と、この第1マスト5に油圧シリンダ12を介し昇降可
能に取り付けられた第2マスト6と、この第2マスト6
にチェーン13を介し昇降可能に取り付けられたフォー
クサポート7と、このフォークサポート7に油圧シリン
ダ(図示省略)を介し左右移動可能に取り付けられた一
対のフォーク8とを有する。その車体4にポンプとタン
クとを有する油圧装置が内蔵され、そのポンプから送り
出される圧油により上記各油圧シリンダ11、12が駆
動される。
ォークリフトトラック1であって、前後車輪2、3に支
持される車体4と、この車体4の前部に油圧シリンダ1
1を介し前後揺動可能に取り付けられた第1マスト5
と、この第1マスト5に油圧シリンダ12を介し昇降可
能に取り付けられた第2マスト6と、この第2マスト6
にチェーン13を介し昇降可能に取り付けられたフォー
クサポート7と、このフォークサポート7に油圧シリン
ダ(図示省略)を介し左右移動可能に取り付けられた一
対のフォーク8とを有する。その車体4にポンプとタン
クとを有する油圧装置が内蔵され、そのポンプから送り
出される圧油により上記各油圧シリンダ11、12が駆
動される。
【0011】図1〜図4は、荷役作業用アタッチメント
装置の一例として示す電線ドラム等の引き寄せ用アタッ
チメント装置21に関し、そのフォークリフトトラック
1に着脱可能なアタッチメント本体22と、前記車体4
に内蔵されたポンプとタンクとに後述の切り換えバルブ
を介し接続される一対の複動油圧シリンダ30とを有す
る。
装置の一例として示す電線ドラム等の引き寄せ用アタッ
チメント装置21に関し、そのフォークリフトトラック
1に着脱可能なアタッチメント本体22と、前記車体4
に内蔵されたポンプとタンクとに後述の切り換えバルブ
を介し接続される一対の複動油圧シリンダ30とを有す
る。
【0012】そのアタッチメント本体22は、前記一対
のフォーク8が挿入される一対の通孔25aが形成され
たフレーム25を有し、そのフレーム25はフォーク8
にピン等を介し着脱可能とされる。そのフレーム25に
ブロック26が上下に回転可能に取り付けられ、そのブ
ロック26に第1アーム27が前後に揺動可能に取り付
けられ、その第1アーム27に第2アーム28が前記複
動油圧シリンダ30の一方を介し左右移動可能に取り付
けられ、その第2アーム28に第3アーム29が前記複
動油圧シリンダ30の他方を介し左右移動可能に取り付
けられ、その第3アーム29に引っ掛けロッド31が取
り付けられている。その一方の油圧シリンダ30のシリ
ンダチューブ30′は第1アーム27に取り付けられ、
伸縮ロッド30″は第2アーム28に取り付けられてい
る。その他方の油圧シリンダ30のシリンダチューブ3
0′は第2アーム28に縦軸まわりに揺動可能に取り付
けられ、その油圧シリンダ30の伸縮ロッド30″は第
3アーム29に縦軸まわりに揺動可能に取り付けられて
いる。
のフォーク8が挿入される一対の通孔25aが形成され
たフレーム25を有し、そのフレーム25はフォーク8
にピン等を介し着脱可能とされる。そのフレーム25に
ブロック26が上下に回転可能に取り付けられ、そのブ
ロック26に第1アーム27が前後に揺動可能に取り付
けられ、その第1アーム27に第2アーム28が前記複
動油圧シリンダ30の一方を介し左右移動可能に取り付
けられ、その第2アーム28に第3アーム29が前記複
動油圧シリンダ30の他方を介し左右移動可能に取り付
けられ、その第3アーム29に引っ掛けロッド31が取
り付けられている。その一方の油圧シリンダ30のシリ
ンダチューブ30′は第1アーム27に取り付けられ、
伸縮ロッド30″は第2アーム28に取り付けられてい
る。その他方の油圧シリンダ30のシリンダチューブ3
0′は第2アーム28に縦軸まわりに揺動可能に取り付
けられ、その油圧シリンダ30の伸縮ロッド30″は第
3アーム29に縦軸まわりに揺動可能に取り付けられて
いる。
【0013】上記アタッチメント装置21の油圧シリン
ダ30を伸長し、第3アーム29を電線ドラム等の内周
孔に挿入し、引っ掛けロッド31を電線ドラム等の端面
に引っ掛け、油圧シリンダ30を収縮させることで、電
線ドラム等を引き寄せることができる。
ダ30を伸長し、第3アーム29を電線ドラム等の内周
孔に挿入し、引っ掛けロッド31を電線ドラム等の端面
に引っ掛け、油圧シリンダ30を収縮させることで、電
線ドラム等を引き寄せることができる。
【0014】図1は、上記アタッチメント装置21の油
圧回路を示し、フォークリフトトラック1に設けられた
ポンプ40とタンク41とに切り換えバルブ42を介し
アタッチメント駆動用複動油圧シリンダ30が接続され
る。その切り換えバルブ42はフォークリフトトラック
1に取り付けられ、図2に示すように、そのポンプ40
と油圧シリンダ30のテール側の伸長用油室30aとを
接続すると共にそのタンク41と油圧シリンダ30のキ
ャップ側の収縮用油室30bとを接続する伸長位置と、
図3に示すように、そのポンプ40と収縮用油室30b
とを接続すると共にそのタンク41と伸長用油室30a
とを接続する収縮位置と、図1に示す中立位置とに切り
換え可能である。図4にも示すように、その切り換えバ
ルブ42と油圧シリンダ30とを接続する配管50a、
50b、50c、50dは、カップラー51a、51b
を介し着脱可能とされ、アタッチメント装置21をフォ
ークリフトトラック1に着脱する際に同時に着脱され
る。その切り換えバルブ42と油圧シリンダ30との間
には油圧シリンダ30の伸縮速度の減速用絞り弁53が
介在する。また、本実施例では、そのアタッチメント装
置21をフォークリフトトラック1から取り外した状態
では、その切り換えバルブ42は前記一対のフォーク8
の一方を左右に駆動する油圧シリンダに接続され、その
油圧シリンダに過負荷が作用した場合に開くリリーフバ
ルブ55が、ポンプ40と切り換えバルブ42との間に
介在する。
圧回路を示し、フォークリフトトラック1に設けられた
ポンプ40とタンク41とに切り換えバルブ42を介し
アタッチメント駆動用複動油圧シリンダ30が接続され
る。その切り換えバルブ42はフォークリフトトラック
1に取り付けられ、図2に示すように、そのポンプ40
と油圧シリンダ30のテール側の伸長用油室30aとを
接続すると共にそのタンク41と油圧シリンダ30のキ
ャップ側の収縮用油室30bとを接続する伸長位置と、
図3に示すように、そのポンプ40と収縮用油室30b
とを接続すると共にそのタンク41と伸長用油室30a
とを接続する収縮位置と、図1に示す中立位置とに切り
換え可能である。図4にも示すように、その切り換えバ
ルブ42と油圧シリンダ30とを接続する配管50a、
50b、50c、50dは、カップラー51a、51b
を介し着脱可能とされ、アタッチメント装置21をフォ
ークリフトトラック1に着脱する際に同時に着脱され
る。その切り換えバルブ42と油圧シリンダ30との間
には油圧シリンダ30の伸縮速度の減速用絞り弁53が
介在する。また、本実施例では、そのアタッチメント装
置21をフォークリフトトラック1から取り外した状態
では、その切り換えバルブ42は前記一対のフォーク8
の一方を左右に駆動する油圧シリンダに接続され、その
油圧シリンダに過負荷が作用した場合に開くリリーフバ
ルブ55が、ポンプ40と切り換えバルブ42との間に
介在する。
【0015】そのアタッチメント装置駆動用油圧シリン
ダ30の伸長時における座屈を防止するため、アタッチ
メント本体22に、油圧シリンダ30の伸長用油室30
aと収縮用油室30bとを接続するバイパス路61が設
けられ、このバイパス路61に、その伸長用油室30a
の油圧が設定値以上になると開く座屈防止用リリーフバ
ルブ60が設けられている。その座屈防止用リリーフバ
ルブ60が開く設定圧力は、フォークリフトトラック1
に設けられた前記リリーブバルブ55が開く設定圧力よ
りも小さく、アタッチメント装置駆動用油圧シリンダ3
0が伸長時に座屈しないように定められている。また、
そのバイパス61路において、その収縮用油室30bか
ら座屈防止用リリーフバルブ60への圧油の流れを規制
するため、その座屈防止用リリーフバルブ60と収縮用
油室30bとの間にチェックバルブ63が設けられ、そ
の油圧シリンダ30の収縮時に圧油が座屈防止用リリー
フバルブ60から漏れるのを防止している。なお、その
油圧シリンダ30の収縮時において、フォークリフトト
ラック1に設けられたリリーブバルブ55が開く設定圧
力が作用しても、その油圧シリンダ30やチェックバル
ブ63等は破損しない強度を有する。
ダ30の伸長時における座屈を防止するため、アタッチ
メント本体22に、油圧シリンダ30の伸長用油室30
aと収縮用油室30bとを接続するバイパス路61が設
けられ、このバイパス路61に、その伸長用油室30a
の油圧が設定値以上になると開く座屈防止用リリーフバ
ルブ60が設けられている。その座屈防止用リリーフバ
ルブ60が開く設定圧力は、フォークリフトトラック1
に設けられた前記リリーブバルブ55が開く設定圧力よ
りも小さく、アタッチメント装置駆動用油圧シリンダ3
0が伸長時に座屈しないように定められている。また、
そのバイパス61路において、その収縮用油室30bか
ら座屈防止用リリーフバルブ60への圧油の流れを規制
するため、その座屈防止用リリーフバルブ60と収縮用
油室30bとの間にチェックバルブ63が設けられ、そ
の油圧シリンダ30の収縮時に圧油が座屈防止用リリー
フバルブ60から漏れるのを防止している。なお、その
油圧シリンダ30の収縮時において、フォークリフトト
ラック1に設けられたリリーブバルブ55が開く設定圧
力が作用しても、その油圧シリンダ30やチェックバル
ブ63等は破損しない強度を有する。
【0016】上記構成によれば、アタッチメント装置2
1の駆動用複動油圧シリンダ30の座屈防止用リリーフ
バルブ60は、アタッチメント本体22に設けられてい
るので、そのリリーフバルブ60の設定圧はアタッチメ
ント装置21に固有の値にでき変更調節する必要はな
い。また、その座屈防止用リリーフバルブ60は、その
油圧シリンダ30の伸長用油室30aと収縮用油室30
bとを接続するバイパス路61に設けられているので、
その伸長用油室30aは座屈防止用リリーフバルブ60
が開くと切り換えバルブ42を介しタンクに接続され
る。よって、その伸長用油室30aとタンク41とを接
続する専用の油路をフォークリフトトラック1に設ける
必要がなく、アタッチメント装置21をフォークリフト
トラック1に着脱する際もアタッチメント装置駆動用油
圧シリンダ30と切り換えバルブ42とを接続する配管
50a、50b、50c、50dを着脱するだけでよく
別途配管の着脱作業は不要になる。
1の駆動用複動油圧シリンダ30の座屈防止用リリーフ
バルブ60は、アタッチメント本体22に設けられてい
るので、そのリリーフバルブ60の設定圧はアタッチメ
ント装置21に固有の値にでき変更調節する必要はな
い。また、その座屈防止用リリーフバルブ60は、その
油圧シリンダ30の伸長用油室30aと収縮用油室30
bとを接続するバイパス路61に設けられているので、
その伸長用油室30aは座屈防止用リリーフバルブ60
が開くと切り換えバルブ42を介しタンクに接続され
る。よって、その伸長用油室30aとタンク41とを接
続する専用の油路をフォークリフトトラック1に設ける
必要がなく、アタッチメント装置21をフォークリフト
トラック1に着脱する際もアタッチメント装置駆動用油
圧シリンダ30と切り換えバルブ42とを接続する配管
50a、50b、50c、50dを着脱するだけでよく
別途配管の着脱作業は不要になる。
【0017】本考案は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、図7はフォーク8に対し横軸72中心に
揺動するクランプ71を有するポールPの運搬用アタッ
チメント70であって、そのクランプ71を揺動させる
複動油圧シリンダ73を有する。このような電線ドラム
等の引き寄せ用以外の荷役作業用アタッチメント装置の
油圧シリンダ73の座屈防止用にも本考案は適用でき
る。また、フォークリフトトラック以外の走行体に着脱
される荷役作業用アタッチメント装置にも本考案は適用
できる。
ない。例えば、図7はフォーク8に対し横軸72中心に
揺動するクランプ71を有するポールPの運搬用アタッ
チメント70であって、そのクランプ71を揺動させる
複動油圧シリンダ73を有する。このような電線ドラム
等の引き寄せ用以外の荷役作業用アタッチメント装置の
油圧シリンダ73の座屈防止用にも本考案は適用でき
る。また、フォークリフトトラック以外の走行体に着脱
される荷役作業用アタッチメント装置にも本考案は適用
できる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、荷役作業用アタッチメ
ント装置が着脱される走行体の配管構成を圧油の漏れを
生じさせることなく簡素化できると共に着脱作業を能率
良く行なうことができる。
ント装置が着脱される走行体の配管構成を圧油の漏れを
生じさせることなく簡素化できると共に着脱作業を能率
良く行なうことができる。
【図1】本考案の実施例に係るアタッチメント装置の中
立時の油圧回路図
立時の油圧回路図
【図2】本考案の実施例に係るアタッチメント装置の伸
長時の油圧回路図
長時の油圧回路図
【図3】本考案の実施例に係るアタッチメント装置の収
縮時の油圧回路図
縮時の油圧回路図
【図4】本考案の実施例に係るアタッチメント装置の斜
視図
視図
【図5】本考案の実施例に係るフォークリフトトラック
の側面図
の側面図
【図6】本考案の実施例に係るフォークリフトトラック
の部分平面図
の部分平面図
【図7】本考案の変形例に係るアタッチ装置の構成説明
図
図
【図8】従来例に係るアタッチメント装置の油圧回路図
【図9】比較例に係るアタッチメント装置の油圧回路図
1 フォークリフトトラック 21 荷役作業用アタッチメント装置 22 アタッチメント本体 30 複動油圧シリンダ 30a 伸長用油室 30b 収縮用油室 40 ポンプ 41 タンク 42 切り換えバルブ 60 座屈防止用リリーフバルブ 61 バイパス路
Claims (1)
- 【請求項1】 走行体に着脱可能なアタッチメント本体
と、その走行体に設けられたポンプとタンクとに切り換
えバルブを介し接続される複動油圧シリンダとを備え、
そのバルブは、そのポンプと油圧シリンダの伸長用油室
とを接続すると共にそのタンクと油圧シリンダの収縮用
油室とを接続する伸長位置と、そのポンプと収縮用油室
とを接続すると共にそのタンクと伸長用油室とを接続す
る収縮位置とに切り換え可能な荷役作業用アタッチメン
ト装置において、そのアタッチメント本体に、その油圧
シリンダの伸長用油室と収縮用油室とを接続するバイパ
ス路が設けられ、このバイパス路に、その伸長用油室の
油圧が設定値以上になると開くリリーフバルブと、その
収縮用油室からリリーフバルブへの圧油の流れを規制す
るチェックバルブとが設けられている荷役作業用アタッ
チメント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030478U JP2563512Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 荷役作業用アタッチメント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030478U JP2563512Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 荷役作業用アタッチメント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682099U JPH0682099U (ja) | 1994-11-25 |
JP2563512Y2 true JP2563512Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=12304960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993030478U Expired - Fee Related JP2563512Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 荷役作業用アタッチメント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563512Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540298U (ja) * | 1991-10-30 | 1993-05-28 | 株式会社小松製作所 | ハンドリング装置のクランプ力調整機構 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP1993030478U patent/JP2563512Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
発明協会公開技報公技番号83−3290 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682099U (ja) | 1994-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6609622B2 (en) | Bulldozer/pipelayer combination | |
EP1619159A2 (en) | Boom hoist cylinder crane | |
JPH02282192A (ja) | 移動式クレーンの変位抑制装置 | |
FR2513979A1 (fr) | Grue extensible pour charges lourdes | |
US10378184B2 (en) | Load sensing hydraulic system for a working machine | |
US20190169009A1 (en) | Power lift | |
JP2563512Y2 (ja) | 荷役作業用アタッチメント装置 | |
US4995469A (en) | Operator's station mounting arrangement and method | |
US6494330B1 (en) | Variable length crane jib with automatic balancing | |
JP3271036B2 (ja) | クレーン車の転倒防止装置 | |
JPH0958980A (ja) | マスト機構 | |
KR20020050637A (ko) | 측면 하적이 가능한 덤프트럭의 하적 장치 | |
JP3206622B2 (ja) | フォークリフトのラム | |
WO1990005814A1 (en) | Shock absorbing device for a mobile machine | |
US6595329B1 (en) | Forklift truck with a lifting device | |
JP3418802B2 (ja) | クレーン車のアウトリガ装置 | |
WO1998017873A1 (en) | Vibration dampening apparatus for mobile machines | |
JP2000170709A (ja) | 油圧作業機の制御弁装置 | |
JPS6211912Y2 (ja) | ||
CA2286949C (en) | Bulldozer/pipelayer combination | |
JPS6216478Y2 (ja) | ||
JPH0712400Y2 (ja) | 荷役用油圧回路 | |
JPH09208194A (ja) | フォークリフトの油圧配管装置 | |
JP2000255241A (ja) | ホイール式クレーンの油圧サスペンション装置 | |
SU1191330A1 (ru) | Саморазгружающеес транспортное средство |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971014 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |