JP2562976B2 - 流体圧エレベータ装置 - Google Patents

流体圧エレベータ装置

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JP2562976B2 JP2047236A JP4723690A JP2562976B2 JP 2562976 B2 JP2562976 B2 JP 2562976B2 JP 2047236 A JP2047236 A JP 2047236A JP 4723690 A JP4723690 A JP 4723690A JP 2562976 B2 JP2562976 B2 JP 2562976B2
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博 牛田
行洋 瀧川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、流体圧エレベータに係り、さらに詳しく
は、該エレベータの走行を制御する装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 第3図は特開昭64−22773号公報に開示された従来の
油圧エレベータの制御装置の一例を示す説明図である。
図において、(1)はかご、(2)は駆動される油圧に
応じて支持しているかご(1)を昇降させるジヤッキ、
(3)は油圧ポンプ、(4)は油圧ポンプ(3)を駆動
するモータ、(5)は油圧用の油タンク、(6)は流体
切換弁、(7)は第1の流体通路、(8)は第2の流体
通路、(9)はリリーフ弁である。
上記のような構成の油圧エレベータにおいて、かご
(1)の上昇時には、モータ(4)による油圧ポンプ
(3)の駆動により、タンク(5)よりの油を第1,第2
の流体通路(7),(8)を経てジヤッキ(2)へ送給
し、停止時には、流体切換弁(6)を閉止してかご
(1)を所定の停止位置に保持する。下降時には、流体
切換弁(6)を開口するとともに、かご(1)の自重に
よる圧力でジヤッキ(2)内の油を第1,第2の流体通路
(7),(8)を経て還流させるようにして、かご
(1)の走行を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の油圧エレベータでは、かご(1)
を走行させるためにはモータ(4)による油圧ポンプ
(3)の駆動が必要であり、この駆動に要するエネルギ
効率は、モータ(4)と油圧ポンプ(3)のそれぞれの
効率の積となるが、消費するエネルギに対する出力エネ
ルギの効率が低く、また、モータ(4)及び油圧ポンプ
(3)の駆動時における騒音が大きいなどの問題があっ
た。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、エレベータ走行に要するエネルギー効率が優
れ、かつ走行時の駆動音が静粛な流体圧エレベータ装置
を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る流体圧エレベータ装置は、かごを支持
しているジャッキへの流体量を増減してかごを昇降させ
るエレベータにおいて、ジャッキに連結された流体通路
に充填された導電性流体と、上記流体通路に装着され、
かご走行中は弁を開放しており、かご停止時には弁を全
閉してジャッキ内の上記導電性流体の圧力を保持する流
体切換弁と、流体切換弁の反ジャッキ側の流体通路に装
着され、上記導電性流体の移送方向に直交する直流電流
路を形成する一対の正負電極、及び上記導電性流体の移
送方向と直流電流路とにそれぞれ直交する磁束を形成さ
せる直流電磁コイルからなり、かごを起動する際、上記
流体切換弁との間の流体通路内の導電性流体圧がジャッ
キ内の導電性流体圧と均衡になるように上記正負電極間
に直流電流を流し、その後に上記流体切換弁の弁が開放
されたときは、かごの走行方向に応じて上記直流電流値
を増減してジャッキ内へ流入あるいはジャッキから流出
する上記導電性流体の圧力を変化させる電磁駆動装置と
を備えたものである。
[作用] この発明においては、流体通路に装着された流体切換
弁は、かご走行中は弁を開放しているが、かご停止時に
は弁を全閉してジャッキ内の導電性流体の圧力を保持す
る。電磁駆動装置は、かごを起動する際、流体切換弁と
の間の流体通路内の導電性流体圧がジャッキ内の導電性
流体圧と均衡になるように正負電極間に直流電流を流
し、その後に流体切換弁の弁が開放されたときは、かご
の走行方向に応じて直流電流値を増減してジャッキ内へ
流入あるいはジャッキから流出する導電性流体の圧力を
変化させる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例による流体圧エレベータ
装置の制御系の説明図である。図において、(1),
(2),(5)〜(9)は従来例を示した第3図におけ
る同符号の部分と同一又は相当部分であり、(10)はタ
ンク(5)と流体切換弁(6)との間に設けられた電磁
駆動装置である。
第2図は第1図における電磁駆動装置(10)及びその
近傍の構成を示す断面図である。図において、(11),
(12)は流体通路(7),(8)内に充填された磁性液
体、水などの導電性流体(14)に直流電流を流すための
プラス電極及びマイナス電極である。(13)は流体通路
(7),(8)の外周に設けられた電磁コイル、(15)
はプラス電極(11)よりマイナス電極(12)へ流れる直
流電流、(16)は電磁コイル(13)に流れる直流電流、
(17)は直流電流(15),(16)の作用によって流れる
導電性流体(14)の方向を示す。
上記のような構成の流体圧エレベータ装置において、
かご(1)を上昇させる場合、電磁コイル(13)に流れ
る直流電流(16)によってこの電流の流れ方向と直交す
る方向に生じる磁束と、導電性流体(14)中をプラス電
極(11)からマイナス電極(12)へ流れる上記磁束に直
交した直流電流(15)とにより、磁束密度と直流電流
(15)の値及び導電性流体(14)の透磁率に応じた力
が、フレミング左手の法則によって導電性流体(14)に
作用する。そこでまず、電極(11),(12)間を流れる
直流電流(15)の値を徐々に増加させて導電性流体(1
4)への作用力を漸増させ、流体切換弁(6)を介して
ジヤッキ(2)へ導電性流体(14)を圧送する。この導
電性流体(14)の圧送量は、プラス電極(11)よりマイ
ナス電極(12)へ流れる電流(15)に比例して増大し、
かご(1)の上昇を加速させて所定の高速運転に至る。
かご(1)の停止位置に近づくと、上記電流(15)を
漸減し、流体通路(7),(8)内の導電性流体(14)
の流体を減少させてかご(1)の減速を行い、停止位置
において電流(15)をしゃ断するとともに、流体切換弁
(6)を全閉状態にすることにより、かご(1)は所定
の停止位置に保持される。
次に、かご(1)を下降させる場合は、まず、ジヤッ
キ(2)内の圧力と流体通路(8)内の圧力が均衡する
ように、プラス電極(11)とマイナス電極(12)間に流
れる電流(15)の値が設定されるとともに、流体切換弁
(6)が開放状態となる。さらに、上記電流(15)の値
を徐々に減少させてゆくと、かご(1)の自重によるジ
ヤッキ(2)内の圧力が、フレミング左手の法則によっ
て作用している導電性流体(14)への作用力に打ち勝
ち、導電性流体(14)はタンク(5)へ還流し始めてか
ご(1)が下降する。そして、かご(1)の上昇時と逆
に上記電流(15)値を減少させるとかご(1)が加速
し、停止位置に近づくと電流(15)値の減少度を漸減し
てゆき、停止位置で電流(15)をしゃ断するとともに流
体切換弁(6)を全閉状態にすることによって、かご
(1)は停止位置に保持される。なお、上記実施例では
かご(1)の速度を調整するのに電極(11),(12)間
に流れる直流電流(15)の値を変化させる例を示した
が、電磁コイル(13)に流れる電流を変化させて電磁コ
イル(13)に生ずる磁束の強さを変化させても同様の効
果が得られることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、かごの自重
に抗して流体圧により上昇させるジヤッキとタンクとの
間に設けられた流体通路に導電性流体を充填し、この流
体通路に電磁駆動装置を設けてフレミング左手の法則に
基づいた磁束とこれに直交する電流とによって導電性流
体を駆動し、この駆動力の増減によってジヤッキに対す
る流体圧を変化させるように構成したので、機械的な駆
動手段がないためにエネルギ効率が良く、駆動時の騒音
を大幅に低減できるという効果が得られている。またか
ごが起動する際、流体切換弁との間の流体通路内の流体
圧がジャッキ内の流体圧と均衡にたるようにしたので、
流体切換弁が開いてもかごが急に下がるということがな
くなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による流体圧エレベータの
制御装置の説明図、第2図は第1図における磁性駆動装
置の模式図、第3図は従来の流体圧エレベータの制御装
置例を示す説明図である。 図において、(1)はかご、(2)はジヤッキ、
(7),(8)は流体通路、(10)は電磁駆動装置、
(11)はプラス電極、(12)はマイナス電極、(13)は
電磁コイル、(14)は導電性流体、(15),(16)は電
流、(17)は電流(15),(16)の作用によって流れる
導電性流体(14)の方向である。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧川 行洋 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機株式 会社稲沢製作所内 (72)発明者 下秋 元雄 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機株式 会社稲沢製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−132882(JP,A) 特開 平1−214255(JP,A) 特開 昭63−266203(JP,A) 特開 平1−222649(JP,A) 特公 昭64−311(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かごを支持しているジャッキへの流体量を
    増減してかごを昇降させるエレベータにおいて、 ジャッキに連結された流体通路に充填された導電性流体
    と、 上記流体通路に装着され、かご走行中は弁を開放してお
    り、かご停止時には弁を全閉してジャッキ内の上記導電
    性流体の圧力を保持する流体切換弁と、 該流体切換弁の反ジャッキ側の流体通路に装着され、上
    記導電性流体の移送方向に直交する直流電流路を形成す
    る一対の正負電極、及び上記導電性流体の移送方向と直
    流電流路とにそれぞれ直交する磁束を形成させる直流電
    磁コイルからなり、かごを起動する際、上記流体切換弁
    との間の流体通路内の導電性流体圧がジャッキ内の導電
    性流体圧と均衡になるように上記正負電極間に直流電流
    を流し、その後に上記流体切換弁の弁が開放されたとき
    は、かごの走行方向に応じて上記直流電流値を増減して
    ジャッキ内へ流入あるいはジャッキから流出する上記導
    電性流体の圧力を変化させる電磁駆動装置と を備えたことを特徴とする流体圧エレベータ装置。
  2. 【請求項2】上記電磁駆動装置は、かごを起動する際、
    上記流体切換弁との間の流体通路内の導電性流体圧がジ
    ャッキ内の導電性流体圧と均衡になるように上記電磁コ
    イルから磁束を発生させ、その後に上記流体切換弁の弁
    が開放されたときは、かごの走行方向に応じて上記電磁
    コイルの磁束の強さを増減してジャッキ内へ流入あるい
    はジャッキから流出する上記導電性流体の圧力を変化さ
    せることを特徴とする請求項1記載の流体圧エレベータ
    装置。
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JPS63266203A (ja) * 1987-04-20 1988-11-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 導電性流体を用いた微小駆動機構
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JPH01214255A (ja) * 1988-02-22 1989-08-28 Mitsubishi Electric Corp 流体移送装置

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